13124◯市 長(小美濃安弘君) ムーバスの赤字に関しての考え方という御質問でございます。来年ちょうど吉祥寺から北東路線がスタートをしてから来年でちょうど30年になります。私もよく覚えているのですけども、平成7年11月26日だったか27日だったか、吉祥寺駅からムーバスがスタートしたときに、ちょうど式典に参列をさせていただいておりましたので、本当によく覚えております。当時、ムーバスは、1人の女性が駅まで歩くのが大変だということで、1通の手紙から──東循環、失礼しました、東循環バスです──1通の手紙からつくられた交通体系だというふうに記憶をしておりますが、これはそういう状況から生まれたバスなので、福祉サービス、市民サービスのためのバスという形でスタートしたバスだと思っております。その理念は今までも同じだと思っております。なので、赤字だから路線をなくしてしまうとかという考えでは私はない。これは市民サービスの一環だとするならば、やはり一定の費用負担はするべきなのだろう、このように思っておりますので、先ほど申し上げました補助金を支出し、市民の足をしっかりと確保していく、これがムーバスの事業であるというふうに考えています。
また、加えての質問で、レモンキャブが子育て世代に使えないというのは、私も本当に不徳の致すところでございまして、だからといって、すぐタクシーチケットかということはもう少し議論が必要なのかなというふうに思っています。この件につきましては、今、第六期長期計画・第二次調整計画の議論のテーマの一つとなっておりますので、策定委員の先生方の議論も注視しつつ、また様々研究検討していきたいなというふうに思っています。