13152◯13番(さこうもみ君) ありがとうございます。本当に各園いろいろな工夫をして対応してくださっているのだなということがよく分かりました。多分、それぞれ翻訳のアプリとかいろいろあるので、皆さんいろいろ使っていると思うのですが、そこに対して、例えば市が、翻訳ツールを皆さん使うので、手書きだと翻訳ツールが使いづらいので、なるべく書類とかお便りというのは、パソコンで打ったものであれば、印刷で渡しても翻訳ツールが割とスムーズに使えるので、手書きは避けたほうがいいですよみたいな、共通してアナウンスすべき情報というのは必ずあると思いますので、そういったところで市が介入していくというのが必要になるのではないかなと思います。
保護者会等への通訳の派遣に関しても、保育園の努力、保護者の方が情報を知っていて、使いたいですと言ってくださったら使えるという形になっているかなと思いますので、こういうサービスは使えるよねというところを、どの保育園も共通して情報を持てるように、情報提供というところをぜひしていっていただきたいと思いますので、こちらはよろしくお願いいたします。要望です。
最後に、母語の支援のところで、これはちょっと答弁漏れかなと思っていて、母語学習の重要性に対する市の認識について伺いますというところを最後伺っていて、ここがもしお答えいただけるようであればお願いします。
これもちょっと一例御紹介したいのですけれども、これは県の事業なので、ちょっとサイズが違うのですが、愛知県の事例として、母語教育の支援事業というのを、NPOが受託して主体としてやっているものなのですけれども、母語学習のサポートブックというのを作って、今でも県のホームページでずっと掲載をしています。内容がどんなものかというと、母語は大切ですという母語の重要性について説明をしていたりですとか、子どもの母語を育てるために家庭でどんなことをしているかというのを外国人保護者50人に聞き取りをした実践事例を紹介したりですとか、母語教室が県内でどこにあるかという情報ですとか、あと、実際に自分が母語教室をつくって運営してみませんかみたいなことまで書いてあるようなものです。母語教育というのを学校の中でもやるというのは、実際難しいとはもちろん思います。ただ、母語が重要なのだということを保護者にきちんと伝えていくことというのがまず第一歩ではないかなと思います。
先ほど御紹介した有識者会議の中でも、速やかに実施すべきこととして提案されているのが、就学促進のための就学説明会や親子の日本語教育等の機会を活用し、外国人児童生徒等保護者に対し、継続的な母語習得の重要性を伝えたり、母文化に触れるような取組を進めるというふうに書いていて、家庭の中では母語をきちんと使ってくださいみたいなことは、お伝えすることが可能かなと思います。この神奈川が出している保育園向けのものでも、お子さんが日本語がしゃべれるようになってきたとしても、無理に家庭で日本語を使うように指示を出したり絶対にしないでください、家庭の中で母語がこれまで使われていたのであればそれを使ってくださいというふうに、ダブルリミテッドになってしまうのが一番困るので、それを避けるような対応をしてくださいというのは、こっちの冊子にも書いてあるような内容なので、ぜひ、まず伝えるというところから始めていただきたいと思います。先ほどの答弁漏れのところと併せて御見解を伺えればと思います。お願いします。