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令和6年第3回定例会

9月5日(木曜日)

令和6年第3回定例会
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13321◯教育部長(真柳雄飛君)  私からは、大きな2番、子ども議会で出た意見や要望を取り入れることについての部分をお答えします。
 まず、1番目の荷物の重量の実態と改善の状況についてのお尋ねです。新学期最初の登校日の荷物が多く重たいという御指摘はこれまでもいただいており、先日の子ども議会においても子どもの声として、生徒の荷物が重いという訴えがあったことは把握をしております。荷物の重量の改善につきましては、他の議員にもお答えをしたとおりなのですが、もう早速校長会で、そういう意見があったということは共有させていただいております。実効性のある軽量化の取組を進めるよう、指示をしているところでございます。また教育委員会としても、実態を把握するためにヒアリングを行うということ、これも昨日、他の議員の質問の中でお答えをしたとおりでございます。
 次に2番目のところです。学習者用コンピューターの利用の頻度や質について違いがあることについての実態と課題についてでございますけれども、令和6年度の全国学力・学習状況調査によりますと、全学年までに受けた授業で、パソコンやタブレットなどのICT機器をどの程度使用しましたかという質問に対して、小学校はほぼ毎日が45.2%と、これは全国平均よりも20%程度高かったです。日常的な活用が定着していると。
 一方中学校ではほぼ毎日が20.7%と、全国平均より10%程度低い状況となっております。令和4年は9.5%だったので、活用自体は以前より進んでいますけれども、まだ十分とは言い難いというふうに考えております。この件につきましては、先日の定例の教育委員会でも報告をさせていただいております。今後校長会をはじめ、学校に周知、改善するよう、指示をしていきたいというふうに思っております。
 教育委員会としても、学習者用コンピューターの活用推進のために、夏季休業中に学習者用コンピューターの活用研修を開催しております。また今年度からは教員のICTの活用指導力等の実態調査の中で、ほとんど活用ができないというふうに回答した教員については、悉皆でその研修を受講するなど、教員の指導力の底上げを行っているということでございます。
 先ほど壇上で、2年生でも持ち帰りというような話がちょっと出ておりましたけれども、確かに学校で必要に応じて実施をしているところはあるということです。その学校ごとの工夫の中で、一つの取組としてやっていると。3年生に向けて、少し練習で持ち帰っているというようなこともあるようでございます。
 次、3番目のALTの固定化を解消するための取組や、他校で授業を受けることについてでございますけれども、まず教科学習の目標に基づいて考えることが重要と考えます。外国語は学習指導要領の解説に、育成を目指す資質、能力として、簡単な情報や考えなどを理解したり、表現したり、伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質、能力が示されております。
 ALTの配置もその達成のための取組の一つでございます。ALTの配置は学校が希望する派遣の曜日や授業時間数などを鑑み、毎年派遣元が配置を調整しております。子ども議会で寄せられた要望は、派遣元のほうと今後共有していきたいというふうに考えております。また子ども議会で出た、オンライン活用を含め、他校との交流のアイデアについては、様々な文化を知るという視点から各校に紹介させていただきまして、今後の事業改善の手だてとして、その可能性を各校で研究していけるようにしていきたいというふうに思っております。
 4番目の子ども議会で出た意見で、第四期学校教育計画に取り入れてほしいとの質問についてでございます。子どもの意見を取り入れることは重要であるというふうに考えております。小・中学生に計画の簡単版を配布し、今意見募集を行っているところです。子ども議会で出た主な意見、要望についても、学校教育計画については計画の策定の審議会に今、諮問している最中でございますので、その審議会のほうに報告をしてまいりたいと考えております。
 以上です。