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令和6年第3回定例会

9月5日(木曜日)

令和6年第3回定例会
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13346◯市 長(小美濃安弘君)  蔵野恵美子議員の一般質問にお答えをいたします。
 大きな1点目、家庭用携帯トイレの購入費助成、全戸配布をはじめとした災害対策についてでございます。
 大きな1点目の1点目です。家庭用災害トイレの普及についての御質問であります。様々なイベントや訓練、講話などの機会を通じて啓発を行ってまいりました。令和6年度につきましては、武蔵野水防・防災フェスタをはじめ、地域で訓練や講話等を行った自主防災組織など23団体に対し、啓発用の携帯トイレを配布し、啓発を進めております。また、携帯トイレの解説を含む防災啓発動画を作成し、市報やチラシなどを通じて周知を行っております。引き続き、動画を活用した防災講話など、効果的な啓発方法について研究してまいります。
 2点目です。携帯トイレの備蓄割合の評価についての御質問です。令和3年10月に実施した市民防災意識調査以降、家庭での備蓄割合は把握をしておりませんが、目標値に向けた普及啓発活動を継続的に進めております。引き続き、家庭用携帯トイレの備蓄だけではなく、避難所や公園に設置される災害用トイレも含め、災害時のトイレについて総合的に検討を進めてまいります。
 3点目です。家具転倒防止金具等購入費補助事業の普及の見通しについてであります。御質問の中で配布ということで御質問いただいたと思いますが、今回は配布ではなくて、購入費の補助事業ということでございますので、それを前提に前置きをさせていただきまして御答弁させていただきます。
 本事業は、既に家具転倒防止対策を実施している世帯も含めた全世帯を対象としております。本事業の目的の一つは、本事業をきっかけとして、市民の皆様に、今後30年以内に70%の確率で発生する可能性が指摘されている首都直下地震に対して自ら備えるという防災意識を持っていただくことにございます。今後につきましては、事業の進捗等も踏まえながら、事業展開及び普及についての検討を進めてまいります。
 次に4点目です。家庭用簡易トイレ、携帯トイレの購入費助成及び全戸配布の予算化についての御質問であります。災害時のトイレについては、家庭用だけではなく、避難所や公園に設置される災害用トイレも含め、全体的に検討する必要があると考えております。災害時に備えた各家庭での備蓄については自助が原則でございますが、周知啓発をはじめとして、自助を促す手法についても検討してまいります。
 5点目です。市長の選挙公報にペットの同行避難という記載があったが、具体的にどのような取組を考えているのかということであります。御案内のとおり、ペットを飼われている方につきましては、災害時には自宅でペットとの生活が継続できるよう、可能な限り在宅避難をしていただき、自宅が危険な場合などのやむを得ない場合は避難所へペットと同行避難することを基本方針として御案内をしています。毎年、総合防災訓練では、東京都獣医師会と連携して同行避難訓練を実施しているほか、昨年度は避難所運営組織の方々の御意見もいただきながら、ペット同行避難受入れのための飼い主などの具体的な行動マニュアルとして、武蔵野市ペット同行避難マニュアルを作成したとともに、市民周知用の分かりやすいパンフレットも動物病院等で配架させていただきました。このように、市ではペットの同行避難のための様々な取組を行っておりますが、ペットの飼い主の皆様への周知啓発はまだ十分とは言えないため、さらに力を入れて取り組んでまいりたいと考えております。
 次に6点目です。日本獣医生命科学大学との災害時の連携についてです。日本獣医生命科学大学とは現在、連携強化に向けて検討を進めているところです。なお、災害時における連携については重要性を認識しており、今後、具体的な連携内容について先方と協議をしていきたいと考えております。
 続きまして、大きな3点目です。ベンチ設置事業の進捗と今後の展望についてでございます。
 1点目、ベンチの設置数に関する御質問です。2016(平成28)年から2023(令和5)年にかけて歩道などの道路内に設置したベンチは27基です。なお、市がこれまでに道路内に設置した総数は265基となっております。
 2点目です。ベンチに関する見解及び今後の展望についての御質問であります。私もよく高齢者の方から、ベンチが欲しい、道路にベンチができないだろうかという御要望を受けることがございます。ベンチは、高齢者などの外出時の休憩施設、駅前市有地などの人が集まる空間において滞留スペースなど、安全・安心で快適に移動できるまちとしての魅力向上に資する必要な施設であると認識をしております。そのため、これまでも一定の幅員を要する歩道──これは先ほど御案内がありましたとおり、歩道幅員が3メートル以上でございますが──そのほか道路に面する公園等のスペースに設置をしてまいりました。引き続き、設置スペースが確保できる歩道等には、積極的に設置をしてまいります。また、基準に満たない歩道部、例えば歩道幅員が3メートル未満の歩道におきましても、道路に面する公園などへの設置も視野に入れ、状況を見ながら判断をしてまいります。
 他の質問に関しましては、教育部長より答弁をいたします。