13350◯15番(蔵野恵美子君) まだ議論が足りていないということなのだけれども、結構前から不登校児の増加は言われて、議会でも言われてきていることですし、フリースクールというのも市内にはありましたよね。なので、これ、今東京都が動き出しているから注目を浴びているというのもあるのだけれども、やはりもう少し早急に通所型という部分に関してのサポートを考える、どういった形で本市ではやっていくのかというのは、もう具体的に考えなければいけない時期になっていると思います。300人に対して、満席ではないから2施設でいいのかという、そこの部分だって、その施設に合っているか合っていないかと、いろいろなお子さんがいる中で、民間を選んでいる方もいると思うのです。なので、そういったことも含めて、本市ではどういう形にするのか、全校に設置するのか、それとも民間にある程度任せる形にするのかとか、そういったことをしていかないと、もう今のお子さんたちがそういった機会を失ってしまうということにもつながりますから、こういった子どもに関することは、あまり悠長に構えていないで、やはり少し前のめり程度でもいいと思うのですけども、進めていただきたいと思います。改めて見解を伺います。
続いて、リュックの重量軽量化についてなのですけれども、令和5年度の予算委員会において、会派の資料請求においてランドセルの重量について資料請求しましたけども、重量については個人差があるため平均値を出すことができない、重量軽減に関わる対応についてということで資料を出していただきました。そこでは学習者用コンピューター導入後の学校の取組例として、小学校では算数科と国語科の持ち物以外は全て教室に置いてよい、中学校では、家庭学習に必要なもの以外は全ての教材を教室に置いてもよいとする学校が増えているとありました。要するに、数年前からある程度、置き勉が認められているということです。
しかしながら、先日の子ども議会で複数の学校からリュックの軽量化に関する意見が出ていたということは、置き勉が認められていても、効果的な軽量につながっていない、それでもリュックが重いということだと思うのです。子ども議会を受けて、具体的にリュックを軽くするにはどうしたらいいか、これは踏み込んで考えなければならない段階にあると受け止めました。
そのためには、生徒側でも意見がありましたけれども、軽くするための環境整備が必要であると考えます。そこでまず、ロッカーはある程度拡大しているとはおっしゃっていましたけど、子ども議会でも大きくしてほしいというような意見は出ていました。そこら辺どうなのか、実際本当に足りているのかということと、あとやはり教科書のデジタル化の科目を増やすということを真剣に考えないと、教科書に関してはもう、やはりテスト前とかは持ち帰りますし、勉強したいとなると、どうしてもそんなに軽量化につながっていないのではないかというふうに思っていますので、教科を限ってデジタル化を導入しているということだけれども、その科目を拡大するということに関しての意見を伺いたいと思います。
それと水筒、これも重くなっている一つの原因だと思うのですけれども、例えば部活をやっている子なんかは水筒を2本持っていくとか、そういうことも出てきているのだと思うのです。なので、やはりこれは全校に冷水機とか給水機を置くことで、小型の水筒を持っていけば、くみ替え、補充ができるというような体制になりますから、これも軽量化につながる具体的な対策だと思うのです。学校建て替えに向けてそういったことも考えていただきたいのですけれども、それまでの間も一時的にそういったものを設置できないのかどうか、見解を伺いたいと思います。