検索条件なし

令和6年第4回定例会

12月4日(水曜日)

令和6年第4回定例会
  • 日程
  • マッチ
    発言
  • 発言
  • マッチ
    箇所

0箇所マッチ

13681◯選挙管理委員会事務局長(平之内智生君)  それでは、山崎たかし議員より御質問のありました、項番2について、選挙管理委員会よりお答えいたします。選挙管理委員会委員長に代わりまして事務局長より答弁いたしますことについて、御了承くださいますようお願い申し上げます。
 それでは、5つの御質問について順にお答えいたします。
 1番目、衆議院議員選挙、東京都議会議員補欠選挙の広報の状況についてとの御質問の中で、お尋ねの選挙のお知らせのポスターにつきましては、市内にある市広報掲示板47か所に貼り出すほか、市内3大学、市関連施設、図書館、市政センター、コミュニティセンターに配布し、今までと同じような啓発を行っているところでございます。
 次に広報車の使用でございますが、これまでは選挙当日にだけ行っていました、広報車による投票参加の呼びかけでございますけれども、先日の東京都議会議員補欠選挙では、期日前投票期間により期日前投票所が開設している点や、期日前投票の利用を案内する放送を行っているところでございます。
 3点目の広報戦略アドバイザーからの意見を聞く機会でございますが、今回の秋の2つの選挙では、急遽の選挙でありましたので、意見を聞く機会はございませんでしたが、今後につきましては選挙のチラシ等について、関係課とも調整をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 大きな2番目の御質問で、選挙カーの音量対策について、候補者に音を小さくしたほうがよい施設等の一覧を渡すことができないかとの御質問でございます。公職選挙法では、学校及び病院、診療所その他の療養施設の周辺においては、静穏を保持するよう努めなければならないという形にされておりまして、騒音などの規定は定められてはおりません。ただし、市民等から連絡があった場合には、候補者の事務所等に連絡をし、静穏保持をお願いしてきたところでございます。
 お尋ねの一覧のお渡しにつきましては、選挙管理委員会として様々な施設の情報を全て網羅的に持っているわけではございませんので、静穏の保持の配慮についてのお願いを立候補受付や事前審査時などでどのように御案内できるかも含めて、研究してまいりたいと考えております。
 3点目でございます。候補者全員が一堂に会して政策やビジョンを述べ合い、有権者が聞く機会をということで、選挙に関心を持つ機会の工夫との御質問でございます。こちらの一堂に会してという部分でございますが、こちらにつきましては、公職選挙法では、選挙運動のためにする演説会は、この法律の規定により行う個人演説会、政党演説会及び政党等演説会を除くほか、いかなる名義をもってするを問わず、開催することができないとなっております。そのため、選挙期間中において実施することは困難だと考えてございます。ただ、実際に選挙に関心を持つ機会の工夫としましては、現在、投票の木曜日に三駅の駅頭啓発を行ってございますが、これらも含めまして研究をしてまいりたいと考えてございます。
 4点目の武蔵野市では電子投票についてどのように研究し、調査し、今後どのように考えているかでございます。電子投票については、開票の迅速化、無効投票がなくなるなどのメリットもありますが、デメリットの部分では、導入する自治体が少なく、コストが下がらなかったことや、電子投票におけるセキュリティの課題や、選挙機器のトラブルによって選挙の執行に多大な影響を与えるなどが指摘されております。また実際に投票機器のトラブルにより、選挙そのものが無効になってしまったこともあり、電子投票は普及せず、事業者の撤退もあり、電子投票を実施する自治体はゼロとなっておりました。
 そのような中、大阪府四條畷市において、市長選挙及び市議会議員補欠選挙で電子投票を実施する旨の報道がありました。選挙管理委員会では、これまでの経緯もあり、電子投票の導入にはかなり高いハードルがあると考えておりましたが、今回の四條畷市の選挙の状況を踏まえながら、今後は、電子投票におけるデメリットとされるコスト面、セキュリティ面、機器トラブル等の件のほか、電子投票の対象になっていない点字投票、不在者投票、郵便投票などの取扱いなど、注視をしていきたいと考えております。
 最後、5番目の質問、投票済証に武蔵野市に関係するアニメや漫画を使うことができないかとの御質問でございます。投票済証の発行には公職選挙法で規制があるわけではないため、様々な自治体から独自のデザインなどが出てきております。一方でセンキョ割などのサービスなどに用いられることから、さきの衆議院選挙などでは投票済証がネットオークションに出品されることが報道され、投票済証の位置づけを含め、その取扱いなど、慎重にならざるを得ない点も指摘されております。
 武蔵野市の投票済証は、今回の東京都議会議員補欠選挙で5回目を迎えました。デザインには、毎年夏に募集を行っている明るい選挙ポスターコンクールの応募作品の中から、会長賞や委員長賞など、上位入賞した作品をデザインに採用しており、少しずつではありますが、認知は広がっているものと感じております。デザインが過度になっていくと、ネットオークションへの出品など、投票済証の発行趣旨から外れていくことにもつながりかねないため、選挙管理委員会としましては、現在のデザイン入り投票済証の形態を変えずに進めていきたいと考えているところでございます。
 以上です。