13860◯市 長(小美濃安弘君) さこうもみ議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
まず大きな1点目、摂食障害の知識普及、早期発見、相談等の支援についてでございます。
1の1点目、市内の16歳以下の摂食障害の子どもの人数についての御質問であります。摂食障害だったことがある児童生徒もいるとは伺っておりますが、摂食障害を抱える子どもの全体数の把握は難しい状況でございます。
次に、大きな1点目の2と4と6につきましては、関連する質問なので、一括してお答えをさせていただきます。
摂食障害に関する市の取組の状況でございますが、摂食障害は心の健康に関する問題の一つと認識しております。ストレスや悩みは人により様々で、これらが心身の健康に与える影響も人により様々であるため、心の健康については、市民こころの健康相談室をはじめとする庁内各分野の相談窓口や、医療機関等の関係機関との連携により、悩みを抱える人それぞれの状況に合わせながら、総合的に対応することが重要であると考えております。市では摂食障害に特化した連携や相談支援などは行ってはおりませんが、摂食障害の対応については、このような総合的な対応の中でなされているものと認識をしております。また、学齢期や、痩せ志向による過度のダイエットなどの課題が出てきやすい時期でもあり、摂食障害につながりかねないほか、その後の健康への影響も出るため、健康な食生活を送る必要性についての啓発等も併せて行っていく必要があると考えております。
続きまして、大きな1点目の5点目です。摂食障害と自殺に関する市の認識や取組に関する質問であります。御指摘のとおり、摂食障害も自殺の背景にある病気の一つとして認識をしております。市の自殺対策において摂食障害に特化した取組は行っておりませんが、摂食障害のある方が希死念慮を抱いた場合は、総合的な相談窓口、あるいは摂食障害の原因となった個別的な事象に関する相談窓口から、適切な支援につながっていくものと認識をしております。
7点目です。ユースクリニックの設置についての御質問です。ユースクリニックについては、若者が自身の心身の健康について相談してもらう窓口として、また、若者に心身の健康に関する普及啓発を行う場として有用な場の一つであると認識をしております。引き続き東京都、近隣自治体等の情報収集を行いながら、ユースクリニックに限らず、若者が心身の健康について相談しやすい窓口や、行政から若者に対する情報発信の機会について検討してまいりたいと思います。
次に、大きな2点目です。防災避難所運営におけるアクセシビリティのさらなる充実等についてということに対する1点目の質問です。
避難所における多言語、やさしい日本語の表記については、避難所内の表記について、日本語、やさしい日本語、英語、中国語の4言語で表記した掲示物を各避難所に配備する方向で検討を進めております。先日行われました総合防災訓練においては、試行的に、避難所、受付、トイレ、立入禁止、使用禁止といった掲示物を4言語で表記し、検証を行いました。その結果、表示があまり目立たなかったことが反省点として挙げられたため、掲示物に枠線を入れる、イラストやピクトグラムを加えるといった改善方法について、今後検討を進めてまいります。
次に、2点目です。総合防災訓練についての御質問です。昨年度からの改善点といたしましては、災害時の飲料水確保のため昨年度導入した非常用浄水器の機器訓練を実施し、訓練参加者に実際の機器の運用状況などを見ていただきました。訓練を通し、防災関係機関との連携や、発災から避難所開設までの一連の流れを確認することができました。今後は訓練参加者からのアンケート結果などを参考に、引き続き、訓練内容の改善を検討してまいります。
次に、3点目です。避難所運営の手引きについての御質問です。避難所運営の手引きは、避難所が開設された場合に起こり得ると予想される問題や対応例を示し、住民の方が対応を考える際の一助となることを目的に作成しています。コロナ禍ということもあり、令和3年度から4年度までの各避難所での訓練等が実施できておりませんでしたが、令和5年度からは各避難所での訓練を再開しています。各避難所で実施している訓練の中で見つかった課題は、引き続き、避難所運営組織の皆様との協議の中で御意見を伺いながら、必要に応じて手引きの改編も含め、検討を行ってまいります。
次に、4点目です。避難所受付における非言語コミュニケーションについての御質問です。多言語対応の指さしボードにつきましては、自治体国際化協会のホームページに公開されているツールを活用し、各避難所に配備する方向で検討を進めています。多言語対応の指さしボードには日本語も記載されているので、障害などの理由で会話が困難な方とのコミュニケーションにも応用できるものと考えています。
次に、5点目です。避難所利用登録票の外国語版の作成の検討状況についてであります。避難所利用者登録票については、外国語が分からない避難所運営スタッフもどこに何が書かれているか理解できる内容である必要があるため、登録票そのものを多言語化するのではなく、登録票の書き方や記入例の外国語版を作成する方向で検討を進めております。
他の質問に関しましては、選挙管理委員会より答弁いたします。