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令和6年第4回定例会

12月6日(金曜日)

令和6年第4回定例会
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13862◯選挙管理委員会事務局長(平之内智生君)  それでは、さこうもみ議員より御質問のありました項番3について、選挙管理委員会よりお答えいたします。選挙管理委員会委員長に代わりまして事務局長より答弁いたしますことについて、御了承くださいますようお願い申し上げます。
 それでは、1番目、点字投票用紙の設置についてです。武蔵野市では、期日前投票所も含めて、市内全ての投票所で点字投票用紙を用意しています。また、点字投票に必要となる点字器も全ての投票所で用意しております。
 2番目、投票に手助けが必要な人が投票所で受けられる様々な支援についてです。武蔵野市では、全ての投票所で受けられるサービスとして、設備や物品の面では車椅子、車椅子用記載台、老眼鏡、ルーペ、文鎮などを用意しています。また、耳や言葉の不自由な方向けのものとしましては、筆談用紙の設置、コミュニケーションボード、投票用紙記入補助具などの用意をしています。また、代理投票という制度もあり、こちらも御案内し、実際に運用もしているところでございます。
 3番目、投票の支援について、それぞれの支援やツールの利用状況についてですが、ルーペや文鎮など支援ツールの実績は、市役所期日前投票所でもあり、目にもしておりますが、実際に利用したとの報告が上がってきているのは投票用紙記入補助具の利用でございます。こちらは衆議院、都議会議員補欠選挙の2つの選挙では、延べ9か所の当日投票所と、期日前投票所3か所での実績がありました。
 4番目、投票支援カードについての導入の経緯、利用状況、今後の利用の促進の取組についてでございます。これまで選挙管理委員会では、コミュニケーションボードの周知案内から支援ツールへの誘導を行うというような形で行っておりましたけれども、実際に支援ツールの利用を自ら申し出るのが難しい状況を目の当たりにする中で、他区市でも導入されている投票支援カードを活用することで、よりスマートな支援につなげ、投票のハードルをさらに下げることができるのではないかと考え、先日の東京都議会議員補欠選挙より導入いたしました。
 ただし、ホームページやXなど、SNSでの案内でございましたので、さきの選挙では投票支援カードの活用事例はございませんでした。今後は、イラストの活用や、チェックボックスへの記入だけで済むよう、より使いやすい書式の検討を進めるほか、導入自治体へのヒアリングを通して、より活用が進む方法を検討し、投票のハードルを下げていけるよう努力していきたいと考えております。
 5番目、投票支援カードなど、必要な人に情報を届けるための広報や、施設などへの周知ということでございますけれども、投票支援カードや支援ツールの広報は、まだホームページやSNSを中心とした広報にとどまっております。特に投票支援カードは、導入時期が11月の都議会議員補欠選挙からだったこともあり、十分周知ができていない状況であったと反省をしております。今後は先進自治体へのヒアリングを行いながら、また、ホームページやチラシを用いた分かりやすい広報にしていくための検討とともに、その周知方法について検討し、関係部署や施設への周知を図ってまいりたいと考えております。
 6番目、投票所までの移動に困難がある人を対象とした様々な移動の支援の拡充について、市の取組や検討状況という御質問についてです。選挙における移動支援サービスは、主に地方圏における投票所の削減等に伴う措置としての送迎サービスを導入している事例が多く、都市圏においての導入事例は少ないこともあり、選挙管理委員会としては、移動支援サービスの導入はこれまで検討してこなかったということでございます。都市圏における移動サービスは、市民からの問合せに福祉サービスを行っている移動支援等を御案内している事例が多いのが特徴です。実際に期日前投票にレモンキャブを利用している市民がいらっしゃることや、高齢者だけの世帯からのお問合せもあることから、今後は、選挙管理委員会として独自のサービスの導入は難しいと考えておりますが、移動サービスの選挙での活用等について改めて確認をし、選挙管理委員会のホームページなどでも御案内できるかどうか検討していきたいと考えております。
 以上です。