13874◯19番(橋本しげき君) 再質問します。
(1)の2)のところで、避難所1人当たりの面積、2人当たり3.3平方メートルと、スフィア基準に照らすと密になっているということが実態としてあると。今後その改善について、物理的な問題もあるので、なかなかいろいろとすぐということにならないかもしれないけども、どういうことをやっていくべきだというふうに思っているのかお聞きしておきたいと思います。
それから(2)の避難所の生活環境については、段ボールベッドがこの間言われているのですが、これも業者のほうでも作っている業者もあって、供給のいろいろな仕組みもあると思うのです。これについて、どのようにそれを普及していく考えがあるのか、改めてお聞きしたいと思います。
それから、(3)の避難所の食事についてなのですが、できるだけ栄養のある食事をと思っているわけなのですが、4日目以降は炊き出しという計画になっているわけです、武蔵野市の計画では。避難所の運営は被災者自らやる、それから市の職員ももちろん入る、結局自らで運営するということになるので、炊き出しも結局そういうことになるのだろうと思うのです。そのときに、それを適切に運営していくということがどうやって確保されるのか。つまり、いろいろな災害の例を見ると、炊き出しで食中毒が起こってしまったというのがあるわけです。それから、炊き出しをやっていると余震が起こって、火事の危険が起こると、火を使っていますから。そういうことも含めて安全性の問題もあるので、やはりそういうのもどうやって担保していくのかというのが大事だと思いますけど、その点についてどう考えるのか、お聞きしたいと思います。
それから(4)の避難所のトイレについても、スフィア基準からいうと恐らく足りないと思うので、そこら辺をどう考えるのか、お聞きしたいと思います。
それから(5)の福祉避難所では、これは福祉避難所に必要な人がきちんと避難できるのかということなのですけども、最初に一般の学校避難所にまず行くわけです。そこで振り分けられるので、直接福祉避難所に行ければ一番いいのだけども、一旦普通の避難所に行ってから行くということになると、それだけ手順が入ると。そうすると、福祉避難所に行く人というのは、やはりそういうことを求められる人だから福祉避難所に最終的に入るということになるのだけども、そういう方が普通の避難所を経由して行くということになると大変なわけです。そこら辺をもう少し改善できないのか。
それから、東日本大震災のときは、仙台市の福祉避難所52施設中、結局26施設しか機能しなかったと言われています。それは福祉避難所も被災しているから、受入れ体制が実はなかなか大変と。それから福祉避難所に勤めている職員の方も、交通が麻痺してしまって自分の職場に行けないと。結局、福祉避難所というのは指定されたのだけども、それが実際はあまり機能しなかったということも起こっていると。この辺りどういうふうな対策を考えているのかというのをお聞きしたいと思います。
それから、(8)で欧米の避難所との比較について聞いて、日本の避難所の改善が必要ということを言っているのですが、武蔵野市避難所運営の手引きというのがあります。この手引では、いろいろ具体的なことが当然書かれているのですけども、手引の最初のほうに何て書いてあるかというと、「避難所では快適性は望めず、暑さや寒さにも耐えなければなりません」、もう耐えろと書いてあるわけです。そういうことでいいのかと思います。避難所で我慢するのは当たり前という考え方では、やはり健康を害すると、命の危険を招くと思うのですが、その辺りどういうふうに認識されているのかお聞きします。