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令和6年 総務委員会

11月11日(月曜日)

令和6年 総務委員会
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46 発言

16182○出席委員(7名)
   与 座   武 君    さこう も み 君    道 場 ひでのり君
   菅   源太郎 君    藪 原 太 郎 君    橋 本 しげき 君
   下 田 ひろき 君

○欠席委員
   な   し

○出席説明員
   小美濃市長        伊藤副市長        荻野副市長
   毛利市民活動担当部長

○出席事務局職員
   菅原事務局長       村瀬事務局次長

○事     件
   (1) 調査事項(行政報告)について

与座武
与座武
自由民主・市民クラブ現職

16183                               ○午前10時00分 開 会
【与座委員長】  ただいまより総務委員会を開会いたします。
 初めに、傍聴についてお諮りいたします。定員の範囲内で傍聴の申込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

与座武
与座武
自由民主・市民クラブ現職

16184【与座委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
 本日は、継続審査案件がありませんので、直ちに行政報告に入ります。
 1つ目、令和6(2024)年度武蔵野市民意識調査報告書【速報版】について、御報告をお願いいたします。

16185【毛利市民活動担当部長】  このたび、令和6年度武蔵野市民意識調査報告書速報版ができましたので、御説明をいたします。A4判1枚の概要から御覧ください。
 1番、調査の経緯と目的でございます。市民意識調査は、市民の皆様の市政に対する考えを伺い、現在行っている事業などの満足度のほか、新たな行政課題や多様な市民ニーズを把握することを目的として、現在、市政アンケートと隔年で実施をしております。今回の調査結果は、第六期長期計画・第二次調整計画を含めた今後の市政全般に関する基礎資料として活用してまいります。
 2番の調査項目でございます。調査項目は記載のとおりですが、前回、令和4年度は、新型コロナウイルス感染症に関する項目、また、平和・多文化共生に関する項目等がございましたので、これらの17項目がなくなって、平成30年度までと同様の17項目で実施をいたしました。
 3番、調査設計でございます。調査対象は武蔵野市に居住する満18歳以上の方で、無作為抽出で4,000人に調査票を郵送配布しております。調査時期は本年6月27日から7月26日でしたが、これは六長二調の策定に合わせて、例年より1か月早い日程となっております。回収は返信用封筒による郵送とウェブを併用し、7月16日にはお礼を兼ねた勧奨通知を送っております。なお、前回、令和4年度は勧奨通知をしておりません。
 4番、回収結果でございます。回収結果については、4,000通発送したうち1,735件を回収し、回収率は43.4%で、前回よりは6.7ポイント高くなっております。また、全回収のうち、ウェブ回収は38.8%、こちらは前回よりも1.6ポイント高くなりました。
 5番、調査速報でございます。こちらについては主な部分を御説明しますので、冊子の調査報告書のほうを御覧ください。
 まず、回答者の属性、3ページになります。性別でございますけれども、女性が54.8%で、女性の回答が多くなっております。なお、今回の調査から、選択肢に、それまでの男性、女性、その他に加え、回答しないという項目を追加いたしました。その結果、前回までその他が0.5%程度あったものがなくなり、無回答も5%程度ありましたけれども、そちらも減っております。今後のアンケート等でも参考になるのかなというふうに思っているところでございます。
 また、2の年齢別では、50歳代、60歳代が多くなっております。
 次に、6ページをお願いいたします。8番の居住年数についてです。こちらは20年以上の方が45.1%と高く、次は1〜5年未満で13.3%となっております。
 また、7ページのほうの10番の住宅の種類ですが、36.4%が戸建ての持家、次いで26.4%がマンション等の集合住宅の借家でございました。これらも前回も同じ傾向でございました。
 次に、各調査項目に入ります。8ページをお願いいたします。定住のきっかけ、それから、問2の生活環境の評価ですが、多くの項目で前回とほぼ同様の傾向が見られております。
 10ページをお願いいたします。問3の定住の意向ですが、住み続けたい、市内の他地域へ移りたいを合わせて、80%の方が定住をしたいとしております。
 11ページのほうの問3−1、定住意向の理由としては、交通の便がよい、買物が便利、公園が整備され、緑が多いが、前回と同様に60%以上の回答を得ています。
 次のページ、12ページをお願いいたしまして、一方で、問3−2、転出の意向でございますが、こちらは武蔵野市以外のところに移りたいと回答した方に理由を伺っております。こちらは、家賃や生活費が高いが36.5%と最も高く、次いで、買物が不便が18.8%でした。前回と比べると、家賃や生活費が高いは同じく1位でしたが、ポイントとしては今回8.2ポイント下がっており、2位以降も多くの項目で順位の変動がございました。前々回と前回でも変動が多い項目でして、コロナ禍での行動等の変化の影響があるのかなというふうにも捉えているところでございます。
 次に13ページ、問4、市、地域への関心度でございます。こちらは、非常に関心がある、ある程度関心があるを合わせると、市全体、地域について、ともに80%を超えております。
 飛びまして、16ページをお願いいたします。問5−2、近隣との交際がない理由でございます。こちらも前回までと順位は変わっておりませんが、仕事などで留守にすることが多く、近所の人と会う機会がないが前回から6ポイント増加し、一方で、新型コロナウイルス感染症の影響で外出が減ったは11ポイントほど減っているところでございます。
 次に、17ページの問8、地域への誇り・愛着でございます。こちらは、感じている、やや感じているを合わせると、市全体、地域ともに80%を超えております。
 次に、18ページをお願いいたします。問9の困っていること・不安なことです。老後に関することが48.6%と最も高く、前回より5ポイント増加もしております。また、2位の、自分や家族の病気や健康、介護のこと、6位の、犯罪や防犯に関することも、前回と順位は同じですが、前回より5ポイント近く増加をしております。
 次に、20ページをお願いいたします。問12は、市の情報の入手状況についてです。十分に得られている、必要な情報は得られているを合わせると、74.9%でした。
 次に21ページ、問13に、知りたい市政情報とありますけれども、こちらは保健・医療が50.3%と高く、次いで、福祉、税金と続いています。
 次の22ページには、年代別に集計をしておりまして、保健・医療や福祉は中高年齢層、また、税金や子育て・教育は30代、40代のニーズがあるように見えております。
 23ページです。問14、広報媒体の認知状況・市政情報の入手手段は、今回は新たに選択肢に、フェイスブックやX、LINE等のところになりますけれども、そこにインスタグラムを追加いたしております。また、男女平等推進情報誌「まなこ」も加えております。知っていて、利用しているは市報が66.7%と最も高く、次いで、市役所や市政センターなどが42.5%、市のホームページが38.1%でした。一方で、知らないが5割を超える広報媒体が大変多くあるのかなという印象を受けております。
 また、24ページには年代別の集計をしておりますけれども、市報は幅広い年齢層に知られており、60代、70代では70%を超えております。また、市のホームページは40歳代から60歳代の方が他の年齢よりも高くなっているということが分かります。
 次に、25ページをお願いいたします。問15、市の施策の満足度・重要度でございます。これは各項目について、満足度では、満足、ある程度満足、あまり満足していない、不満足、分からないを、重要度では、重要、ある程度重要、あまり重要でない、重要でないをそれぞれ選択をしていただく形で回答をいただいております。また、今回、六長二調に合わせまして、この満足度の表でいいますと、10番の武蔵境のまちづくり、11番、吉祥寺のまちづくり、18番、三鷹駅北口のまちづくり、23番、学校施設、25番、高齢者の生きがいづくり支援を新たな項目として追加をしております。この結果では、満足度は、ごみ、交通・道路が6割を超え、文化・学習・スポーツ、健康づくり、緑化・水辺空間、上・下水道も上位に入っております。重要度は、上・下水道、安全対策、災害対策、ごみ、交通・道路が9割を超え、上位になっております。
 30ページをお願いいたします。これは先ほどの満足度・重要度の結果を基に市民のニーズを一定の法則で得点化をしたものとなります。ニーズ得点につきましては、この見方としては、重要だとは思っているけれども満足もしていないというような見方をしていただければいいかなというふうに思っております。こちらは、トップは自転車対策、2位が行財政改革、3位が災害対策で、前回も順位は同様でございました。
 32ページに、こちらをプロット図に落としたものがございます。これでいいますと、上段の左側が、ニーズが高いもの、だけれども、あまり満足はしていないというもの、また、右側は、重要かつ満足をして、ニーズが満たされているものというふうに見ていただければというふうに思っております。
 33ページになります。問16、市政の現状や問題点は、全体として、今の武蔵野市政はうまくいっているが、そう思うと、ややそう思うを合わせると、65.5%と過半数を超えており、前回調査から3ポイントほど上がっております。
 最後、34ページをお願いいたします。問17、武蔵野市の将来像でございますが、治安がよく災害に強い安全なまちが、前回同様、トップでしたが、前回よりも8.9ポイント増加をしております。
 速報版についての御説明は以上となります。なお、市民意識調査につきましては、11月15日号市報に速報版として簡単な結果を掲載いたしまして、今後、クロス集計や自由記入などを含めた最終的な報告書は2月に作成、公表する予定でおります。また、クロス集計等の分析を行う中で、計画策定、また、施策の検討等の参考にしてまいります。
 以上で御説明を終わります。

与座武
与座武
自由民主・市民クラブ現職

16186【与座委員長】  ありがとうございました。
 報告が終わりました。これより質疑に入ります。

菅源太郎
菅源太郎
立憲民主ネット現職

16187【菅委員】  よろしくお願いします。
 まず、回収率に関して、前々回よりは低くなりましたが、前回より高くなって、前々回の報告のときの会議録を見ますと、何かID番号がついた関係で前回は督促ができなくて下がってしまったと。今回は、今御説明があったように、督促といいますか、再勧奨したので上がったということですが、そのIDのところは今回は懸念がなくなったという御説明をいただけますか。

16188【毛利市民活動担当部長】  前回の調査のときには、調査票を送る際に、封筒と調査票をセットでお送りするのですが、調査票と封筒にそれぞれ付番をしておりまして、その番号と、また、こちらのウェブ回答をするときのID番号というのが大変似通った番号がついておりまして、いわゆるランダムな数字ではなかったところがあって、それですと、もしかすると、実際には名簿を破棄してしまうのですが、名簿が残っていたりすると誰がこれを回答したのかが分かるのではないかというような懸念の声をいただきまして、そういったこともありまして、勧奨通知のほうは行わなかったということがございます。今回は、その辺の不安について、分からないように工夫をいたしましたので、その点で勧奨通知も送っております。勧奨通知については、送ることで2%ぐらいの回収率というのは見込めるというふうに言われておりますので、そちらによって実施をしております。

菅源太郎
菅源太郎
立憲民主ネット現職

16189【菅委員】  ありがとうございました。前々回は51.6ですので、前々回に比べると下がっておりますが、前回より上がったのはよかったと思います。
 それからもう1点、これはまだ速報版ですので、内容のほうはあまり大きくは立ち入りませんが、今回、市の施策に対する満足度・重要度のところで、六長二調の策定の論点が主に反映されているのだと思います。吉祥寺のまちづくり、それから、高齢者、そうしたところが加えられていますが、子育て世代の移動支援は子ども・子育て支援のところに含まれると考えて、わざわざ立てなかったのか。それから、武蔵境と三鷹のまちづくりも吉祥寺に合わせて今回項目を立てていますが、ちょっとその2点について御説明いただけますか。

16190【毛利市民活動担当部長】  子育て世代の移動支援については、大変具体的過ぎてしまうということがありまして、それを全世代に対してこの意識調査の中で聴くというのがあまりバランスがよくないのではないかというようなことで、大きく含めているところがございます。
 また、武蔵境、三鷹駅北口のまちづくりについては、先ほど委員もおっしゃったように、吉祥寺だけを載せると、やはりバランスが悪いということで、それぞれについて聞いているというところでございます。

菅源太郎
菅源太郎
立憲民主ネット現職

16191【菅委員】  ありがとうございました。
 最後に1点。この市民意識調査と、市政アンケートを、今、交互に隔年で実施していると思います。これについてはいろいろな議論がこの議会でもなされているかと思います。今日はもちろん意識調査の行政報告だということは分かっているのですが、市政アンケートについては見直すというようなことも答弁などでも触れられていますので、もしそちらの見直しの状況が今進行しているのであれば教えてください。あるいは、この市政アンケートをもし廃止するというようなことになった場合には、市民意識調査を毎年やるのか、その辺りも何か今検討していることがあれば教えてください。

16192【毛利市民活動担当部長】  市政アンケートにつきましては、回収率が6%とか7%とかそのぐらいいでして、実際、統計としてはあまり、意味がないとまでは言わないのですけれども、精緻ではないというところが課題だと思っておりますので、そこについては何らか改善をしていきたいというふうに思っております。その改善の内容としてはまだ検討中ではございますけれども、従来の方式にこだわらずに、もう少しスピーディに市民の満足度等が把握できるようなものを実施したいというふうに思っているところでございます。また、一方で、市民意識調査につきましては、本来はこれを毎年かけていければ一番いいのかもしれないのですが、費用、手間等も含めて、かかってくるということがございますので、あまりフットワークよくできないという部分がございますので、今後の見直しの中では、この市民意識調査についてはやはり計画策定等の年を重点的に実施して、今後は七長の行政評価の、例えば項目との連動ですとか、そういったところについて検討していく予定でございます。それと、あわせて、それを補うような形で今までの市政アンケートについて何らか別の方法の調査ができればというふうに考えているところでございます。

下田ひろき
下田ひろき
会派に属さない議員現職

16193【下田委員】  数点聞きたいのですけど、今回、ごみの満足度が前回の74.5ポイントから67.4ポイントに下がっているというような結果なのですけど、この下がった理由とか、そこら辺の見解とか考え、どのような市民の考えでこのように下がってしまったかというのはいろいろと調査やそういったものをしているのかというのをまずお聞かせください。

16194【毛利市民活動担当部長】  今回、速報値ですので、なかなかそこまで分析ができていないというのが現状でございますけれども、今後、自由記入欄等も含めて評価をしていくべきとは思っております。前回は恐らくごみ袋の不足の問題があったりですとか、そういったことも影響しているのかなというふうに思っているところでございます。

下田ひろき
下田ひろき
会派に属さない議員現職

16195【下田委員】  分かりました。前回はごみ袋の、いろいろと市民の皆様に不便をかけてしまったというのもあったりとか、ペットボトルも隔週になって、そういったものももちろん多少影響はしているのだと思いますので、自由記述のところを、市民の声というのをしっかりと聞いて、反映していただきたいなというふうに要望させていただきます。
 あとは、自転車対策というような部分で、やはりニーズがあるけど、そこまで満足していないというのは、もちろん放置自転車はそうなのですけど、自転車のルールというのも、私自身も、道路交通法が改正されて、なかなか熟知というか、あっ、そうなのだというようなことも多々あったりとかする中だったりとか。都心部とかだと、今、モペットという、電動自動車ではない、モーターで走るような自転車も道路交通法で改めて改正されて、取締り対象になっている中で、非常に自転車対策というのは、スマホをしながら走っているのもやはり見ますし、市民からも陳情などが出ている中で、そこら辺はしっかりと対策を今後予算をつけてでもやっていくべきだと思いますが、見解を教えていただければと思います。

16196【毛利市民活動担当部長】  自転車対策自体についてはちょっと所管外になりますし、今回の結果について所管のほうには情報提供をして対応していただくということになるのですけれども、自由記入欄等で、まだ数値としては集計しておりませんけれども、やはり走行マナーの問題ですとか、自転車専用レーンの希望ですとか、そういった内容は多いのかなというふうには捉えているところでございます。

下田ひろき
下田ひろき
会派に属さない議員現職

16197【下田委員】  最後になるのですけど、武蔵野市の将来像というような部分で、行政サービス、人工知能やICT関連技術などを取り入れた先進都市というふうな部分があります。やはり10年先、20年先という視野を持って行政運営、新しい技術に対しては積極的にチャレンジしていくべきだと思います。やはり自動運転バスだったりですとか、そういった自動運転というような部分だったりとか、そういった未来像をしっかりと10年後、20年後に見据えて、先日もニュースで富士吉田市が富士山まで行く自動運転バスを運行させるだったりとか、あと、自動運転のレベル方法も、認可を取って、山梨の何とか市なのですけど、もう実際にやるのだというような自治体もあって、武蔵野市は交通状況が様々違うかもしれませんけど、そういう時代にもなりつつありますので、そこら辺は、もちろん注視するというふうに計画には書いてあるとは思うのですけど、実際チャレンジしてやっていってほしいと市長に要望させていただきます。よろしくお願いします。
 以上です。

橋本しげき
橋本しげき
日本共産党武蔵野市議団現職

16198【橋本委員】  回収率の話が先ほどもありましたが、前回と比べては、勧奨通知を送ったということの違いで上がっているというところが一つあると。それから、2020年のときは51.6%ですが、そこと比べると、今回2024年は8.2%減っています。そこはどう見るのかをお聞きしたいと思います。

16199【毛利市民活動担当部長】  前々回、令和2年でございますけれども、令和2年の夏に実施をしておりまして、このときは新型コロナウイルスでまさに皆さんお家にいらっしゃったということと、新型コロナ対策に関しての調査も随分項目に入れておりましたので、そういったことでの回答が多かったのかなというふうに捉えているところでございます。

橋本しげき
橋本しげき
日本共産党武蔵野市議団現職

16200【橋本委員】  分かりました。
 それから、今、新型コロナウイルスの話がありまして、この回答は隔年でやっていますけど、コロナ禍を経ているわけです。先ほど、例えば16ページの問5−2、近隣との交際がない理由というところで、コロナのときとの数値の違いについて触れられていたと思うのです。この調査全体において、コロナを経て変化がどのように見られるのかということについてはどう考えているかをお聞きします。

16201【毛利市民活動担当部長】  調査結果自体はあまり前回と比べて大きな差がないというふうに、統計というのはよくできたものだなというふうに思うのですけれども、そういうふうに思っているところでございます。ただ、この調査から断言できるものというのはないのかなというふうに思うのですが、先ほどの外出の機会ですとか、あと、回答者の属性の、例えば7ページのところに世帯収入とございますけれども、こういったところでの、これも数値としては大変僅差になるのですけれども、前回と比べて収入額が増えている層、減っている層みたいなところはございますので、今後、なかなかここから分析も難しいかもしれないのですが、例えばクロスをかけていく中で、何か傾向が見られるかとか、そういった一つの着眼点にはなるかなというふうに思っているところでございます。

橋本しげき
橋本しげき
日本共産党武蔵野市議団現職

16202【橋本委員】  分かりました。
 それから、12ページの問3−2、転出意向の理由というところで、これは武蔵野市以外のところへ移りたいと回答した85人の方に転出意向の理由を伺ったと。これを見て、数値が大きく変わっているところがあるわけです。家賃や生活費が高いというところは、前回、2年前は44.7%だったのが、今回36.5%に減っているし、一方、その下の買物が不便というのは9.2%から18.8%に増えている。ほかも数値が変わっているところがあります。これは85人の方の数字、母集団が85人なので、統計的にどれだけ受け止めたらいいのかなと思うのですけど、そこら辺も含めて、この違いはどういうふうに考えるのですか。

16203【毛利市民活動担当部長】  委員おっしゃるとおりでして、やはり4,000件送った中の85件ですので、そこに関しては誤差の範囲にもなり得るのかなとも思っておりますので、こちらについてはあまり数字としては大きくないというところを踏まえた上で見る必要があるというふうには思っております。

橋本しげき
橋本しげき
日本共産党武蔵野市議団現職

16204【橋本委員】  その上で、この変化について、今のところ、何か考えていることはありますか。

16205【毛利市民活動担当部長】  これも令和4年度との比較ということになりますので、令和4年度、また、令和2年度の調査に関しては、やはりコロナ禍であったということが従来のこの意識調査の傾向を大きく変えているところかなというふうには思いますので、今そこまで分析はできておりませんけれども、30年までの調査と比較してどのように変わったかとか、そういった確認は必要かなというふうに思っているところでございます。

橋本しげき
橋本しげき
日本共産党武蔵野市議団現職

16206【橋本委員】  分かりました。
 それから、最後に、このA4の説明にも書いてありますが、最初の1の調査の経緯と目的というところで4行目のところに、「第六期長期計画・第二次調整計画の策定を含めた、市政全般に関する基礎資料として活用します」と。第六期長期計画・第二次調整計画は、今、議論されている途中ですけども、今回の調査結果、今日は報告書の速報版です。その後に詳細なものをつくると。それと計画の策定とはスケジュール的には十分な時間を取っていけるものなのでしょうか。策定委員会がこのデータをどう活用するかという、策定委員会の意向とか、それを見る人のいろいろな視点とかがあると思いますから、どこに注目するかというのはそれぞれあるかも分からないのだけども、その議論の過程の中でこのデータがどのようにうまく生かされていくのかについてお聞きしたいと思います。

16207【毛利市民活動担当部長】  実際に、この速報版の、また概要版みたいな形で、10月22日に策定委員会のほうでは御報告はしているところでございますけれども、そのときは特に御質問等は出てはおりません。これから六長二調のほうもパブコメをかけているところでございますけれども、そういったものと併せて、また、こちらの調査の自由記入等も含めて、例えば、今回論点にしているものの裏づけになるものであったりとか、また、大きく傾向が違うと感じられるもの等があった場合に、そこを参考にしていくというような使い方になろうかというふうに思っております。

藪原太郎
藪原太郎
立憲民主ネット現職

16208【藪原委員】  私からは1点だけお聞きしたいのですけど、4ページに婚姻状況を調査する項目があると思います。その選択肢に、例えば武蔵野市の場合はパートナーシップ制度があるのですが、それは選択肢にはやはり入らないのでしょうかというのをお聞きしたいです。

16209【毛利市民活動担当部長】  ありがとうございます。その下の家族構成ですとか、その後の、誰に相談をしますかというような項目では、前回から事実婚とかパートナーを含むというような記載をしておりますけれども、婚姻状況については、従来、実際の法に基づく婚姻を調査してまいりましたので、ちょっとそこの記載までは、今、御質問いただいて、確かにと思ったようなところがございますので、今後ちょっとそこについてどういう形で記載をするのか、しないのかということは検討してまいりたいというふうに思います。

藪原太郎
藪原太郎
立憲民主ネット現職

16210【藪原委員】  分かりました。もしかすると無回答の中に含まれている可能性もあるかと思いますので、制度そのものが武蔵野市にある以上は、やはりいろいろと市政に生かしていく必要があるかと思うので、その辺はぜひ御検討をお願いします。
 以上です。

道場ひでのり
道場ひでのり
自由民主・市民クラブ現職

16211【道場委員】  おはようございます。今回は速報版ということなので、中身にはほとんどまだ触れられない状態かなと思うのですけど、結局、行政を進める中、我々も、議会のほうでも、どういう方がどういう意識を持って生活をされているかということをつかまないと、しっかりと反映できないから、こういう作業はすごく大事です。簡単に言えば、いわゆるマーケティングです。どういうような人たちが。例えば、農業をしているところでは農業のこと、商業なら商業とか、いろいろなことがある。その構成をしっかり理解しないと、我々のやっていくことが見当違いになってしまう。だから、これはすごく大事なことだと思うのですが、内容はともかくとして、まず1ページ目の、さっきから回収の話で、過去2回の話と合わせてあって、要は2年ごとにやっているわけです。時代背景というのはやはり必ずあって、先ほどからもあるように、コロナが大きくて、その影響がいろいろなものに影響していると。そういうバイアスが、圧力がかかっているということは意識していただきたいと思います。これは私のほうからのちょっとしたアドバイスです。
 それと、2ページにある区分けなのですけれども、これは実は会派で委員会が始まる前に委員長とも話していたのですけど、もうちょっと配慮があってもいいのではないかと。3地区に分ける。要するに、中央線の串刺しの3つの駅でやるわけですけれども、人流というか、動線があります。例えば、駅に近い人は、物理的というか、地理的に近い順で分けてもいいのだけれども、南北。南はないとしても、北に離れていると、公共インフラの影響、例えばバスの路線とか、そういうものに大きく影響されるものです。これはまさにマーケティングの話で、そうすると、北町をこのまま吉祥寺地域にしていいのかとか、これは東西で全然違うわけです。まさにバスが南北に走っているわけであって。おまけに、関前にしてもそうだと思いますし、こういうものがあると。それと、もう一つ大きいのは、この後のほうに、人間関係がどうなっているかというアンケートのところに、学校のこととかが出てくるのです。要するに、子どもの教育の関係で付き合いができていくと。そうなると、学校区に関してもあるわけです。例えば、具体的に言えば、私の住んでいる御殿山というのは、吉祥寺本町に井之頭小学校はありますけど、1丁目は当然、吉祥寺に近い。でも、2丁目はほぼ三鷹。でも、私は2丁目の一番東ですから、吉祥寺なのです。この辺はやはりもうちょっと細かくやるべきだと思います。交通インフラとか、学校の区分とか、そういうことに関しては、まず、どうお考えか、お答えください。

16212【毛利市民活動担当部長】  区分については、これは今、経年変化を見る上で、従来この区分で行っておりますので、この区分で掲載をしておりますけれども、先ほど委員おっしゃられたように、例えば関前地域は、恐らく意識としては皆さん三鷹なのではないかなというふうにも感じますので、報告書の中で今まで取ってきたものの区分を変えるというのはなかなか簡単に判断できない部分はあるかと思いますが、一方で、クロスはいろいろなかけ方ができますので、それぞれの居住していらっしゃる地域によってクロスをかけて、その中で、先ほどおっしゃられたような学校への意識の違いがあるかとか、交通インフラへの意識の違いがあるかとか、そういった見方はしていけるというふうに思っております。クロス集計をかけますのはこれからでございますので、今の御意見も参考にさせていただければと思います。

道場ひでのり
道場ひでのり
自由民主・市民クラブ現職

16213【道場委員】  要するに、これから、本物と言ったらあれだけど、本体のものができてくるわけだから、それをお願いしたかったので、あえて言ったわけです。サンプルはもともと、これを変えると比較できなくなるから、当然それはサンプルとして、標本としてそれでいいのですけれども、時代によって見方が必ず変わる。そういうこともあるから、セグメント、角度を変えて捉えていただきたいというのが御理解いただいたようで、お願いいたします。
 それから、分析の方法なのですけど、いろいろな部署の人が絡んだ、何か特別なタスクをつくったほうが私はいいと思うのですけれども、どういう形で分析を進められるか、ざっくりでいいのですけれども、お答えいただけますか。

16214【毛利市民活動担当部長】  実際にはそこも今課題であるというふうには思っておりまして、今まではその集計結果について各課に送付をして、各課が判断するような形を取っておりましたけれども、今回、六長二調もありますので、そこのクロス集計等のデータが出たところでまた庁内には周知をして、そこで会議体をつくるかどうかはまた検討いたしますけれども、もう少し細やかに見られるようにはしてまいりたいと思います。

道場ひでのり
道場ひでのり
自由民主・市民クラブ現職

16215【道場委員】  では、理事者にお聞きします。所管のところでは、今、部長はそういうことでおっしゃられたのですけれども、まさに多様性であって、同じ部署の人たちというか、一つの部署の人たちが一つのサンプルに対してやっていても、大体答えは出てきてしまったりするわけです。そうすると、いろいろな、それこそエンジニアとかそういう人、いわゆる理系の人がいたり、現場の人がいたり、そういうほうがクロスをかけるときに切り口に対してはすごくいい意見が、気づかなかったことが出るのです。まさに多様性であって。そういうことに関しては、庁内でチームをつくるかどうかというのは当然部長の判断ではできないところなのですけども、その辺はどうリードされるか、お答えいただけますか。

16216【伊藤副市長】  道場委員が言われたとおり、課題としては、庁内横断的な横串を刺さなければいけない課題というのが多々出てきているという状況は、もう10年ぐらい前からそのような議論をしております。言われるとおり、この調査をどのように分析していくかについては七長に向けてまたしっかり議論していきたいと思います。

道場ひでのり
道場ひでのり
自由民主・市民クラブ現職

16217【道場委員】  前向きなお答えで大変安心いたしました。
 これは最後になりますが、20ページ。これはやはりこういうものなのだなと思ったのです。市政に関する情報提供などについてとあるのですけど、一番多いのが、十分ではないが必要な情報は得られている。この十分ではない、これはどっちにでも取れるのです。これが困るわけです。十分でないと言ったらネガティブだけど、必要な情報は取られている、これはポジティブなのです。これをどうやって少なくするかというのは大事なところだと私は思っておりますので、どうでしょう。どう捉えていらっしゃいますか。十分ではないなのか、もしくは必要な情報を得られているか。これに関してどう捉えておられるか。中身は今、触れませんけど、どういう感情的なものがあるか、お答えいただけますか。

16218【毛利市民活動担当部長】  ここの十分か、十分ではないかというのは、割と主観的なところもございますので、そこについてはやはりこの結果の読み解き方というのは難しいなというふうに思っておりますし、その方にとって、どんな情報がどのぐらい来たらそれで得ていると感じられるのかというところは難しいかなと思うのですが、十分ではないという方がいらっしゃる限りは、また、あまり得られていないという方がいらっしゃる限りは、やはり広報というのは際限ないところはございますけれども、周知には努めていかなければいけないのだろうというふうには考えております。

道場ひでのり
道場ひでのり
自由民主・市民クラブ現職

16219【道場委員】  大分意地悪な質問をして恐縮だったと思うのですが、これは結構やはり大事だと思うのです。恐らく、受け側の市民の人たちも、何が十分かというのは分からないのだと思うのです。一応調べれば出てくるなという程度で。だから、どうやってプッシュ的に行くか、情報は十分あるなという満足感を達成してもらうかというのが大事だと思うので、一つの永続的な命題だと思うのですけど、これに関しては苦労しながら頑張ってください。我々がこうやって、政治の世界も同じなので、全く同じなので、恐らく十分ではないけど頑張っているとかよく言われるので、ぜひ頑張ってください。これは要請です。
 以上です。

さこうもみ
さこうもみ
無所属むさしの現職

16220【さこう委員】  よろしくお願いします。
 さっき藪原委員が聞いてくださったところがちょっと私も同様に気になっていて、4ページの4の婚姻状況と5の家族構成のところで、まず1個目が、先ほどの回答で、婚姻状況というのは基本的に法律婚を指すということだったかなと思うのですけれども、その後の家族構成のところでは、配偶者の中に「(事実婚含む)」という記載があって、その後の質問項目とかでも配偶者というものの中には「事実婚含む」という記載があるので、結婚していますかの質問が事実婚を含むのか含まないのかみたいなものが、自分が事実婚だと、どう丸をしていいかが結構難しくなるなと思っていて、そこが、別に深く考えずに丸をしてくださいということに現状はなっているのかなとは思うのですけれども、若干不親切かなと思っていて、どのようになりますでしょうか。

16221【毛利市民活動担当部長】  すみません、ちょっと先ほどの答弁は間違えておりまして、おわびもいたしますけれども、実際の調査票では、婚姻状況のところについては、「あなたは現在結婚していますか(事実婚、パートナー含む)」として、丸一つとしておりますので、この回答の結果については、事実婚、パートナーも含む。事実婚、パートナーの方は現在結婚しているとの結婚に当てはまるというふうになっております。大変失礼いたしました。

さこうもみ
さこうもみ
無所属むさしの現職

16222【さこう委員】  ありがとうございます。そこに事実婚とパートナーが含まれているということで、理解できました。それは、婚姻状況の確認としては、含むというところで質問するのがいいのかなと思っているのですけれども、恐らく、事実婚は別ですが、同性のパートナーと暮らしている方というのは分けて集計をしたほうが、どんな困り事があるのかとか、クロス集計をするときに必要な情報が取れたりだとか、ここが困り事なのだなみたいなところが見えたりするところはあるのかなと思っていて、そこはどのようにお考えでしょうかというところと、あと、家族構成のところで、これも同じ質問で、基本的に今は何世帯同居かというところしか聞いていないと思うのですけれども、シングルでお子さんを育てている方というのは、2世代世帯、自分と子とか、自分と親というところに丸をつけると思うので、両親と自分とか、夫婦がいて子どもがいるという世帯が多分一緒になると思うのですけれども、そこを分けるというのはこれまで検討されたりとかというのはあるのでしょうか。

16223【毛利市民活動担当部長】  家族構成のところはなかなか悩ましくて、誰から見てどうかというようなところを整理した結果が今回これなのですけれども、ただ、細かく、多分ひとり親の方のほうが困り事が多いのではないかとかそういったことはあろうかと思うのですが、4,000件のうちであまりここを細分化してしまいますと、逆にそれぞれの母数が少なくなってしまうというところで、例えば、今回も18歳、19歳というのは区分としては分けているのですけれども、母数としては大変少ないので、全員がイエスにすれば100%になってしまうとか、そういった統計上の難しさがございますので。また、マイノリティの方ほど、やはり細分化したことによって丸がつけにくくなるということがあろうかとも思いますので、ちょっとそこは課題であるかなというふうには思っております。

さこうもみ
さこうもみ
無所属むさしの現職

16224【さこう委員】  ありがとうございます。おっしゃるとおり、件数がそこまで多くない調査なので、難しい部分は確かにあるかなと思いつつも、やはり属性によって困り事が非常に多いところというのはあると思うので、ほかの調査も含めて、そこはきちんとニーズを広くつかむというところはやっていっていただきたいなと思っています。
 あと、最後にもう1個だけ、調査方法のところで、過去は訪問で取っていたところから郵送に変えて、ウェブで回答できるようにしてと、結構だんだん時代に合わせて変えてきていると思っているのですけれども、今、市民の方にランダムに送るという方法が基本的に郵送しかないというところなのかなと思っているのですけれども、今後、可能性として、例えば郵送ではなくて、LINEとかウェブの通知とか、オンラインで取るというようなことは。ただ、市民かどうかの確認というのが難しくなるというところがあって、今の状況だとなかなか難しいのかなとは思ってはいるのですけれども、今後、検討の可能性というのはあるのでしょうか。

16225【毛利市民活動担当部長】  この市民意識調査については、やはり市民、住民登録をしていらっしゃる方というのが前提になりますので、恐らく郵送の方法を取らざるを得ないのかなというふうに思っております。ただ、やはり郵送だからこそ反応していただけない方というのもいらっしゃるのかなと思ったりもしますので、今後、先ほどの属性による困り事みたいなこともあるのですけれども、この市民意識調査の隙間を埋めるような形の調査について、多様な方法を使ってできないかということを、今、見直しの中で考えているところでございます。

さこうもみ
さこうもみ
無所属むさしの現職

16226【さこう委員】  ありがとうございます。今おっしゃっていただいたように、家に郵送で届くものだと回答しづらい内容というのもあるのかなと思っていて、ウェブ上でもう少し簡易に答えられるものですとか、そういうものも今後あわせて、これとは別のものになると思いますが、検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

与座武
与座武
自由民主・市民クラブ現職

16227【与座委員長】  よろしいですか。これにて質疑を終わります。
 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
 本日の総務委員会を閉会いたします。
                               ○午前10時49分 閉 会