21069○出席委員(9名)
深 田 貴美子 君 三 島 杉 子 君 道 場 ひでのり君
きくち 由美子 君 宮 代 一 利 君 浜 田 けい子 君
さこう も み 君 藪 原 太 郎 君 川 名 ゆうじ 君
○欠席委員
な し
○出席説明員
小美濃市長 荻野副市長 大塚都市整備部長
高橋まちづくり調整担当部長
○出席事務局職員
菅原事務局長 村瀬事務局次長
○事 件
(1) 経過報告
(2) 今後の運営について
21070 ○午前10時00分 開 会
【深田委員長】 ただいまより外環道路特別委員会を開会いたします。
初めに、傍聴についてお諮りいたします。定員の範囲内で傍聴の申込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
21071【深田委員長】 異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
日程第1、経過報告を議題といたします。
執行部側より経過報告をお願いします。
21072【高橋まちづくり調整担当部長】 それでは、配付資料に従いまして、前回委員会からの主な動きについて経過報告のほうをさせていただきます。
1、外環本線についてでございますが、9月13日に第30回東京外環トンネル施工等検討委員会の開催結果が議事概要として公表され、東名ジャンクションHランプ、Aランプ及び中央ジャンクションBランプシールドトンネル工事の再発防止対策及び地域の安全・安心を高める取組を踏まえた工事の状況等について、そして東名ジャンクションは、地中拡幅部工事の施工計画及び地域の安全・安心を高める取組について示されてございます。
同日に「トンネル工事の安全・安心確保の取組み」の令和6年9月改訂版が公表され、また、地盤改良体造成作業中の気泡発生の情報提供を受け、9月17日にそれに伴うモニタリング結果について報告を受けております。
次に、10月31日に東京外かく環状道路環境モニタリング調査結果(夏季令和6年6月〜8月)が公表されまして、測定結果が環境基準等を上回った箇所がなかったことを確認してございます。
11月5日に、外環大泉側本線シールドトンネルについて、スクリューコンベヤーの一部変状確認により、掘進一時停止が公表されております。設備について安全上問題がないこと、地表面の安全性を損なう事象ではないことが示されています。
また、11月8日に沿線都区市の部長級の会議が開催され、現在の外環事業の現状等の報告及び意見交換等を行ってございます。
次に、前回委員会での確認事項についてでございますが、前々回8月の委員会での確認事項も含めまして御報告のほうをさせていただきます。
まず、8月委員会での確認事項からです。
路面下空洞調査について、具体的な調査範囲、進め方、時期についてでございます。路面下空洞調査は、今後掘進する区間の安全を確認するため、公道を対象に、車載型レーダー、ハンディ型地中レーダーを用いて路面下空洞調査を実施し、掘進前及び掘進後に路面下に空洞がないか調査するもので、各自治体と事業者が連携して実施している。調査範囲につきましては、家屋事前調査の範囲と同様に、トンネルの端からおおむね45メートルの範囲を基本と聞いてございます。また、調査の作業量等から実施範囲や時期等を決めており、調査の実施に当たりましては、対象範囲にお住まいの皆様へお知らせすると聞いてございます。
次に、添加材の界面活性剤について、地下水への影響や対応についてでございます。界面活性剤につきましては、地下水の水質汚濁防止に係る環境基準等の関係基準等に適合するものを使用しており、今後も関係基準等に適合するものを使用していくと聞いてございます。また、界面活性剤は十分希釈して使用しており、地下水の水質等周辺等への影響はないと聞いてございます。また、今後も掘進に伴う各計測値の施工状況等のモニタリングを行いながら、細心の注意を払い安全に掘進していくとのことです。
続きまして、界面活性剤の主成分の公表についてでございます。界面活性剤の主成分は、第23回東京外環トンネル施工等検討委員会資料において、本線トンネル南行き大泉南工事ではポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、本線トンネル北側大泉南工事におきましてはアルキルエーテル硫酸エステル塩であることが公表されているとのことです。
家屋調査及び補償に対する対象ですとか内容、基準についてでございます。工事により建物等に損害が生じた場合は、その原状回復に要する費用を負担するなど適切に対応しているとのことです。また、補償は、公共用地の取得に伴う損失補償基準要綱及び公共事業に係る工事の施工に起因する地盤変動により生じた建物等の損害等に係る事務処理要領に基づき実施すると聞いてございます。
7月11日の気泡発生についてホームページで公表していない理由、また、酸素濃度を計測しなかった理由についてでございます。気泡発生につきましては、11月5日のホームページで公表したとのことです。また、気泡の発生を確認したのが短時間であり、酸素濃度計測前に気泡の発生が止まったと聞いてございます。
東名ジャンクションHランプシールドトンネルのテールシールの変状についての確認方法、公表までの期間についてでございます。東名ジャンクションHランプシールドトンネルのテールシールの変状につきましては、143Rの掘進以降、下側テールクリアランスの拡大が確認されたことから、テールシール内の異物の挟まり等を想定し、掘進を一時停止し、実施した清掃作業の中で確認したとのことです。なお、テールクリアランスの管理値や実測値等は、マシンの仕様、機能等によりそれぞれ設定されるものであり、公表することで受注者側の権利、競争上の地位、その他正当な利益を害するおそれがあるため、公表していないとのことです。また、変状が確認され、その後の部品の交換作業の実施に当たりましては、周辺にお住まいの皆様へ速やかにお知らせしたと聞いてございます。
外環工事に起因してインフラに影響が出た場合について協定を結ぶ必要性、他の自治体の確認等についてでございます。事業者からは、当該事業によりインフラに影響が出た場合に関しての他自治体との協定は結んでいないとのことです。
次に、9月委員会での確認事項からです。
東名ジャンクション工事における土留め壁の変状状況についてでございます。東名ジャンクション工事の事業用地内において、ランプ函体構築作業を行うために設置している土留め壁の変状及び土留め壁背面の地表面の変状を確認したと聞いてございます。
土留め壁等の変状の原因、現在の状況についてでございます。台風10号に伴う大雨による影響により、土留め壁等で変状を確認したものと聞いてございます。安全のため、近隣の世田谷区道の通行止めを行い、9月7日から迂回路の利用を開始しているとのことです。引き続き安全を確保しながら応急対応等の作業を実施していると聞いてございます。
今後の工事の進め方についてでございます。大雨による土留め壁等の変状を速やかに把握し、安全確保のための対応を直ちに講じるために、監視体制を強化し、気象予測に基づいて速やかに現場点検を行うなどの監視を実施していくと聞いてございます。
避難方式について、現在の検討状況、進捗についてでございます。避難方式につきましては、横連絡坑方式、床版下方式、独立避難路方式等を検討しており、現在や事故発生時の対応等について関係機関と協議を重ねている状況であると聞いてございます。
スプリンクラーの設置計画についてでございます。道路トンネル非常用施設設置基準などの指針に基づき検討しており、関係機関と協議を実施している状況とのことです。
環境モニタリング調査の地下水の結果において、杉並区で水位計の電源が落ちた原因、計測できない期間が1週間にもわたるが問題ないのかというところです。杉並区立荻窪中学校に設置した水位計において、5月16日から21日までの期間で発生したデータの欠測の原因については、水位計の電源系統の不具合によるものであり、5月22日にバッテリーを交換することで復旧したと聞いてございます。なお、データの欠測期間においては、近隣の都立善福寺公園に設置した水位計のデータから当該エリア付近の状況を把握しており、特に問題はないとのことです。
外環国道事務所のホームページ、東京リングステップとNEXCOも含めたホームページ、外環プロジェクトの情報を出す役割分担についてでございます。外環プロジェクトのホームページにつきましては、主に各工事の進捗状況に関する情報を掲載しており、東京リングステップのホームページにつきましては、それに限らず、外環事業全般の情報を掲載すると聞いてございます。
三鷹市と世田谷区の停電について、原因及び対応についてでございます。停電の原因は、東京電力が管理している防護管に巻かれていた電線ケーブルが外環事業地内に存する三鷹市管理の樹木の幹に長年接触しており、今回の風で揺られて防護管が破損したことで漏電したと聞いてございます。応急の対応といたしまして、東京電力が停電当日に防護管を交換し、今後、東京電力が電線ケーブルと樹木の幹との離隔を取る工事を実施する予定とのことです。
家屋調査についてです。他自治体で事業者がカメラを貸し出して対応した事例があるかとのことです。家屋調査において、寝室等調査員に入られたくない部屋があると地域にお住まいの方からお申し出いただいた場合、調査員からお住まいの方へカメラを貸し出し、撮影していただく対応をしているとのことです。
続きまして、2、外環の2についてでございます。
中間まとめ(案)についての意見集約を引き続き行ってございます。具体的には、10月3日、17日、24日、11月7日に意見集約した中間まとめ(案)の確認作業を、住民構成員、事務局である東京都及び市合同で行っている状況です。
また、11月21日にむさしの地区外環問題協議会の方々と市長が面会する予定となってございます。
報告は以上になります。
21073【深田委員長】 それでは、経過報告についての質疑に入ります。
21074【さこう委員】 よろしくお願いします。御丁寧にまず、報告ありがとうございます。資料も手元に配付いただいて、より理解ができるようになって、とても助かります。ありがとうございます。
まず、9月13日の気泡発生について伺います。気泡発生について、我々議員はポスティングをしていただいて内容を確認したのですけれども、この内容について、外環プロジェクトのウェブサイトには掲載がないと認識をしています。これまで気泡が発生した際や、地表に何か変化があったとか、そういうときは、基本的に我々がポスティングしていただいたものと同じような報告の資料というのはウェブサイトに掲載をされてきたと思うのですけれども、今回のこの9月13日の気泡について、ウェブサイトの記載がなかったことについては、理由、背景などを御存じでしょうか。
21075【高橋まちづくり調整担当部長】 9月13日の気泡発生についてでございます。経過報告の中で、沿線都区市の打合せのほうが開催されておりまして、その中の資料の中で、11月5日付で、「地盤改良体造成作業中の気泡発生に伴うモニタリング結果について」ということで資料のほうが示されております。こちらについて、記憶が定かではないのですけども、ホームページに掲載されているのかなと認識してございます。基本的には、気泡発生から、令和6年の1月24日に入間川で発生した気泡の発生原因、今後の対応についてということで情報提供のほうがされているかと思います。今後の対応についてということで、3番の2)なのですけれども、発生した気泡酸素濃度を計測するため、監視員が簡易の酸素濃度計測機を携帯し、気泡発生が確認された場合は周辺の酸素濃度を計測します。次のポチで、計測結果について掲示板等でお知らせしますということで、これまでも、まずは掲示板で速報版をお出しして、その後、簡易調査結果についてホームページで公表すると認識してございます。
21076【さこう委員】 ありがとうございます。すみません、その後で出た結果というのは、この外環プロジェクトのニュースのところに載っていますか。私だけ見つけられない──すみません、ちょっと私が確認ができていないのかもしれないので、後で確認をしてみます。
掲示板での掲示というのがありますというところは、9月12日に発生した気泡についても掲示板での掲載があったということは、地域の方がおっしゃっていたところで確認はしているのですけれども、気泡が発生した際など、これまで入間川のときとかは、随時情報のウェブ上への掲載というのもあったと思うので、その近隣住民の方はもちろん掲示板でリアルに確認することができますが、例えば武蔵野市でこれから工事が始まるとか、関連する人で掲示板を、例えば実際に気泡が発生した場所から遠いところに住んでいる方がやはり確認ができないので、きちんと随時情報というのはウェブに載せていただきたいというところは要望をいただければと思いますので、よろしくお願いします。
あと、安全・安心の取組の改訂版が出たというところの中身のところでちょっと確認をしたいのですけれども、この冊子の緊急事態が発生したときの対応フローみたいなところがとても丁寧に掲載をしてくださっていて、電話をここにしてくださいみたいなところも載っていて、緊急時に近隣の住民の方にどうやってお知らせをするかというところが13ページに載っていて、これは基本的に、本当に局地的な範囲の場合は緊急事象発生箇所周辺へ戸別訪問等でお知らせというふうに書いていて、在宅している方に避難を呼びかけるイメージかなと思っているのですけれども、本当にその場所にいる方に今すぐ避難してくださいというアナウンスであればそれでいいのかなとは思うのですけれども、例えば、平日の日中とかに何かが起こった場合というのは、在宅していない方というのもかなり多いのかなと思っていて、そういう方たちには、緊急事態が発生したということについてどのようにアナウンスをする予定なのかなというところが、もし分かればお伺いをいたします。
21077【高橋まちづくり調整担当部長】 緊急時の対応についてでございますが、今委員から御紹介のありましたフローに沿って、まずは事業者の責任におきまして、広報ですとか連絡体制に沿ってやっていくものと捉えてございます。ちょっと細かい平日、休日云々というところまでは、意見交換のほうはしたことはないのでございますが、本市におきましては、令和4年12月16日に行政報告をさせていただいております緊急時における市の対応についてということで、事業者の役割、市の役割を一定整理のほうをさせていただいております。今後、武蔵野市に近づいてくるということもございますので、こちらの市の対応も含めて事業者とは連携しながら、具体的な対応というのは詰めていきたいと思ってございます。
21078【さこう委員】 ありがとうございます。特に平日の日中だと、子どもだけ家にいて、親は働きに行っていていないという家庭が多かったり、状況は様々かなと思いますので、やはり子どもだけで在宅しているときで何かあったというときに親にどう連携を取るかみたいなところはかなり重要かなと思っていますので、そういう点も含めて、今後細かいところ、市域内に入ってくる前に御確認いただければと思います。
以上です。
21079【宮代委員】 おはようございます。私からも深く感謝を申し上げます。ついにこの資料が出てきて、やはり非常に説明を受けている間でも、文字を見ながらだと、いろいろな事柄が自分たちの中に入ってくるなというのを実感しています。これからこの特別委員会はこういった形で進めさせていただきたいというふうに強く希望いたします。
さてですが、前々からBバイCの件についてずっと質問を続けてきていますが、経過報告の中になかなか顔を出してこないのですけれども、今どんな状況になっているか、まず教えていただきたいと思います。
21080【高橋まちづくり調整担当部長】 BバイCについてなのですけれども、これまでの委員会の中でも質疑のほうをさせていただいた状況から、まだ具体的な情報については国のほうから示されていない状況でございます。
21081【宮代委員】 何かやはりどうしてもなし崩し感を払拭できないです。このまま押し切られるのだろうなという雰囲気が流れてしまっていて、非常に私としては、私としてはというか、大変不満であります。
それに対してもうちょっと、同じ流れの中にある武蔵野市としての関係性というか、要するにこれは、もう陥没の事故を起こしてしまったので、その起こしてしまった前提でいろいろなものを見なければいけなくなっていて、例えば今日の報告の一番最初にあった路面下の空洞調査をとうとうやるわけです。もしかすると、やらなければいけない数だとか、何か所あるかとかということについて、この陥没事故が起こっていなかったときと起こった後については、きっと全体の計画は変化しているのではないのかなというふうにちょっと想像されるのです。やはりより綿密にやらなければいけなくなったりとか、そういったことが増えている。要するに、自分の足元に入ってきたときの市民に対する負荷というのが変化をしたというふうに私には感じられます。要するに、一番最初のこのプロジェクトの始まりは大深度だから、もうそれは影響がないからいいのですよというふうにしてこの話をつくり上げてきた。しかしそれはもう崩れてしまった。この崩れてしまったためにどれぐらいの負荷が増えているのか。例えば、先ほどの説明のところがよく分からなかったのですけど、連携してという御説明をいただくわけです、事業者と市が連携をして。この連携をするというのは、市としてはどの部分をやるのか。例えばそういったことについての検討であったりとか、事業者とのすり合わせみたいなことというのはある程度進んできているのかもしれない。分かることがあれば、今の時点での情報を提供していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
21082【高橋まちづくり調整担当部長】 陥没が起こった前と後に対するそういった負荷というような大きな視点でございますが、今宮代委員が例示していただきました路面下空洞調査におきましては、実際に先ほど経過報告のほうをさせていただきました対象範囲ですとか、そういった部分につきましては変わっていないのかなという認識をしてございます。調査の方法につきましても、基本的には、計画線から45メートルの範囲の中で、空洞を掘進前、掘進後に確認をしているというところで、そこも変わっていないのかなと思ってございます。
連携等につきましては、武蔵野市のほうでも、5年に一遍ですか、地域を分けて空洞調査のほうは行ってございますので、そういった市が持っている情報提供の在り方ですとか、あと、過去、市のほうで空洞の実績があれば、そういったところの情報共有ですとか、あとは、まだ具体的な調整のほうは行ってございませんが、実際にどういった区間をどういった方式でやっていくかというところの細かいところにつきましては、今後調整のほうをしていきたいですし、そういった意味の連携と考えてございます。
21083【宮代委員】 分かりました。今いただいた説明の中で、市が持っているデータがあったら、それは提供しましょうと、そういう連携をしますというふうな御説明だったというふうに理解しました。この部分については、もともと、この外環にかかわらず、路面下というのは調査をするものだと、もともと本来市としてやるべきことをやって、そのデータは活用できるものなら活用しましょうと、この部分は私は全く異存ないので、それでいいと思いますが、今、我々の武蔵野市の足元に入ってきたために、ふだんやらなかったはずのことがプラスアルファで何か生じていることがあるのではないのかなというふうに考えるのです。例えば気泡調査であったりとか、そういったものを目視でやるために監視員をつけたりしているような話、今までも説明をいただいたりもしているのですけれども、こういったプラスアルファで起こっていることで市が連携をしている部分というのは、何かそういう作業というか、そういう仕事というのはあるのかないのかということについて教えてください。
21084【高橋まちづくり調整担当部長】 今御例示いただきました気泡の発生につきましては、外環本線に起因する地盤改良工事に伴う気泡発生ということで、基本的には事業者責任の中で、こういった体制を取っているものと考えてございます。具体的にこれに関して市の連携というところは、今ちょっとお話しいただいた中では、事業者責任でやっているのかなと捉えているところでございます。
21085【宮代委員】 私自身ももうちょっと勉強しなければいけないと思うのですけど、そもそもこの事業全体として、誰、どこからお金が出ているのかという話ですよね、まず大本として。事故を起こしたら、普通事業者責任といったら、事業者側が負担をして、それは逆に補償まで事業者がやるべきところって、普通の民間の仕事だったらそのはずで、今、例えば一番大きなのは国かな、国との間で予算的にどんなふうになっているのか。事故が起きた後に、予算をもう1回国が組み直して、結局のところ、事業者は自分の負担をしていなくてどんどん公金が流れ込んでいるという、そういう構図になっていないのかどうかをちょっともう1回、お話が大き過ぎるのかもしれないけど、それを確認したいです。これはもしかすると、今日今すぐこれに答えは出ないのかもしれない。
なぜこの話を、前回も私したと思うのですけど、これから市は、幾ら使う、使わなければいけなくなるのですかということをぜひ問いたいです。なぜ我々は、自分の足元に入ってきたために、それを受け入れる、受容をすることを言わば強制的に押しつけられているというふうに私は感じています。特に、事故が起こったためにそういった不安が生じているために、そもそもお金には換算できない負荷が市民には加わってきているのだということは間違いないことですし、ましてや、今後お金として我々市税から何か持ち出しになることはないのかどうかということを最終的には知りたいです。そんなことまで我々はしなければいけないのか。
それで、この話は最初に戻ってきてBバイCの問題になるわけです。国民全部がメリットを受容するからこの事業をやりましょうという説明があって、だから、関係している各自治体も協力をしましょう。場合によっては、何がしかの市税を我々はそこに協力というか、どういう理屈で我々は負荷を受けるのかよく理解できないところもあるのです。なので、そこをもう少し明確に説明をできるように、国をはじめ事業者もきちんとやってほしいなというふうに私は考えています。
なので、今日このまますぐには答えが出ないとしても、行く行くまた同じ質問をしなければいけなくなるのです。近づけば近づくほど市が負担しなければいけないものは何なのか。皆さんのお仕事もそうですよね。ここでまず特別委員会を開いていること自体が人的な負荷がかかっているわけですし、それがましてやフィールドで、現場で人の手が使われるとしたら、それは我々の武蔵野市の全体の行政の中の人件費を取られているわけです。それがどの程度の負荷を武蔵野市に対して与えるのかということの評価をぜひやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
21086【高橋まちづくり調整担当部長】 先ほど来の地盤補修に関わる件ですとか、あと気泡発生に関する、外環本線に関しまして様々な事象が起きている状況で、情報提供のほうをさせていただいている状況です。今宮代委員がおっしゃったような本線シールドトンネル工事に関わる様々な事象における、今後、本市もそうですけれども、住民の方の安全・安心を勝ち取っていただかなければならないそういった方策ですとか、調査ですとか、そういったものは当然事業者責任としてやっていくものと捉えておりますので、そこが不十分なところを市が費用を出してというところは全く考えてございません。安全・安心を勝ち取るために、こういった広報ですとか、調査ですとか、必要なものについては求めていきたいと思ってございます。
21087【宮代委員】 ぜひ市としてのストーリーを、喜んで引き受けているわけではなくなってしまいましたよということも含めて、だから最初のBバイCの話をしているわけで、そういった話合いというか、言わば協議というか、事業者とも、それから例えば国であったりとかという、そういうもう一つの公共、我々はその下にいるので、でも、なぜか我々は負荷を受け入れなければいけないという、この状況に対するストーリーをもう少し酌み上げて、市民に対してそういった側面の説明もできるようにしていく必要があるのではないかなというふうに考えているということを今日はお伝えします。
これは、近づけば近づくほど、ずっとこの話をし続けなければいけないので、何とか頑張って解決して、最終的には少なくとも国からBバイCに関する見解を取り付けるぐらいのことまではやっていかないと、やはりどこまでもなし崩しで我々が我慢させられているというスタイルになってしまっているというふうに感じるので、そこを、今日はちょっとお伝えしているところまでにして、質問の形にはしないので、今後の議論がこういうふうに展開するよということをお伝えして、私の今日の質問は終わらせていただきたいと思います。
21088【藪原委員】 ちょっと1点だけお聞きしたいことがあります。最初に説明していただいた界面活性剤の成分、ちょっと難しい名前だったので、私も聞き取れてはいないのですけども、2種類あったと思うのです。これがトンネルの方向で使い分けられているのですけれども、これは別のものが使われているというのは何か理由があるのかというのは分かりますか。
21089【高橋まちづくり調整担当部長】 南行きと北行きの種類が違うというのは、確認のほうはしていませんが、恐らく地盤の種類によって適正なものを使っているものと考えてございます。
21090【藪原委員】 分かりました。そうすると、南行きと北行きだと、それぞれ大泉とか東名のほうから掘り進んでいるから、そういう意味でまだ地盤が違うわけで、例えば隣同士になるときあたりなんかは多分恐らく同じような地盤になるわけだから、それは地盤を見ないと分かりませんけど、そういう意味ですよね。北側の地質と南側の地質が異なるから、現在では北行きと南行きで違う界面活性剤が使われているのではないかという御推察ということでよろしいでしょうか。
21091【高橋まちづくり調整担当部長】 そのように考えておりますが、確認のほうはさせていただきたいと思います。
21092【浜田委員】 丁寧な説明、本当にありがとうございました。1点、11月5日のシールドトンネルについてのところで、スクリューコンベヤーの一部が変状の確認が取れたということなのですけど、こういうことって度々あるのでしょうかという、どうして分かったのかということと、掘進は今一時停止をして、掘進の再開に当たっては改めてお知らせしますということなのですけれども、その辺の状況が分かれば教えていただきたいなと思いました。
21093【高橋まちづくり調整担当部長】 大泉側本線の北行きシールドトンネルについてでございます。状況について確認してございまして、10月22日、掘進中にスクリューコンベヤーの不具合が確認されて、その後点検を行った結果、スクリューコンベヤーの部材であるスクリューシャフトとモーターの接合部において、スクリューシャフトの抜け出しを確認したと聞いてございます。トンネルやシールドマシンの設備については安全上問題がないこと、及び施工データに異常はなく、地表面の安全性を損なう事象ではないことを有識者に確認しており、保全措置を実施しつつ、部材の点検や補修作業を行うと聞いているところでございます。
今後の見通しについては未定となってございまして、これまでというところでございますが、外環事業では同様の事象は確認されていないと聞いてございます。
21094【浜田委員】 ありがとうございます。確認されていない、初めてということでよろしいですか。安心・安全性を損なう事象ではないことを確認していただいているのはもちろんなのですけれども、初めての事象なので、今後こういうこともあるのかなと思いますし、そこは目視で分かるということなのですよね、この説明のところでも、この写真で接合部分の抜け出し状況ということで、目視で確認して分かるということなのですよね。目視でもし分からなかったらどうなのかって、ちょっと意地悪な質問ですけれど、どうなるのかという部分も確認したいと思っています。
それと、前回の確認事項で、三鷹市と世田谷区の停電における原因と対応ということで御説明いただきました。それはよく分かったのですが、今回もこの騒音・振動のモニタリングについての調査結果ということでいただいているのですけれど、ずっとちょっと気になっているのが、騒音・振動のところで、平均値、基準値が、例えば騒音だったら70と書いているのですけれど、その部分で69、68という数字が出ているのです。70に達していないからいいということなのでしょうけど、69まで来ているという部分では、あともう少しで70になるという部分では、どうなのかなというふうにいつも思っていたのですけれど、それも確認したいと思っています。
外環のホームページを見ましたら、11月15日の振動・騒音測定の結果のお知らせって載っているのですけれど、そこに新しい計測の結果が載っているのですが、騒音レベルがこの場所のところで、停止中最大70となっているのです。この停止中最大70というのと、掘進中最大69、その辺、停止していて70というのはどういうことなのかなと思っているのですが、その辺、状況とかは分かりますでしょうか。
21095【高橋まちづくり調整担当部長】 まず、事象について初めてなのかというところでございますが、先ほど申しましたように、外環事業で同様の事象は確認されていないと返答がございますので、初めての事象だったと認識してございます。
確認方法なのですけれども、当時の状況が詳細に分かってございませんので、何とも申し上げられないのですが、こういった管理値があるのか、そういったところはどういった確認の仕方をしたのかというのはちょっと聞いてみたいと思います。
また、振動・騒音による基準値ですけれども、その辺も個別具体の、今委員からおっしゃられた詳細については把握してございませんので、聞いてみたいと思ってございます。
21096【道場委員】 今の件なのです。この11月5日の報告というか、これは所管のほうから報告があった後にすぐ、どういうことなのという話でお電話でも問合せしたのですけども、共有しておかないとなと思ったので。これは何かすごく幼稚な、幼稚なというか、稚拙なというか、これはよく考えてみると、よく考えるというか、考えなくても分かることなのだけど、これって一体何をやっているのだというレベルの事故というか、と思うのです。図まで書いてあるわけだから、しっかりこれを読めば分かるのです。簡単に言うと、私何でも難しいことを簡単に考えるようにしているのですけど、ワインの栓を抜くときに、負荷を間違えて引っこ抜いたら全部抜けてしまったという話ではないですか、簡単に言えば。これはすごく分かりやすいわけです。要するに、こんなことって起きるのという話です。掘っていったものを運ぶコンベヤーには当然負荷がかかるわけです。その負荷の計算をして、軸との接合部の強度とかを恐らく計算しているのだと思うのです。それで、実際、想定以上にかかったのでしょう、抜けてしまったわけだから。これって何かすごくお粗末な事故のように私は受け止めるのです。これだってお金がかかるわけだし、工事は止まるわけだし、一体何をやっているのだという話です、一言で言えば。これに対して、この報告があって、クレームとはあれだけれども、何かこう発信をされているか、御確認ください。
21097【高橋まちづくり調整担当部長】 この事象の公表が行われてから、私のほうからも、先ほど説明しました現状ですとか、あと、これまで同じような事象が起こったことがあるのかですとか、あと、スクリューコンベヤーの管理状況ですとか、想定される原因ですとか、そういったところを問合せしてございますが、先ほど答弁しましたように、管理をどうやっていたかというところが具体的に示されていないということと、あと、想定される原因についても今現在調査中ということで、一度報告のほうが行われてございます。
経過報告のほうでもさせていただきました、せんだっての11月8日の沿線都区市の打合せの部長級の会議の中では、これに限らず、現在調査中の状況というのは議題には上がってございますが、まだその途中段階でございますので、公表するレベルにないような状況でございます。ですので、まだ公にはされていませんが、現在こういったことを考えているというような事業者と沿線都区市の打合せというのは11月8日にあったということでございます。
21098【道場委員】 調査の途中だから、タイミングとしていつかは発信する機会があるわけです。今はまだそれが出ていないから言えないのかもしれないのですけど。とにかくこうやって、写真まであるけど、抜け出しとか、そういう言葉自身がすごく、何かわざわざ写真書いてあるけど、これは本当に稚拙なエラーだと思うのです。ですから、お願いしますよ、こういうのは言うタイミングが来たときにはしっかり言ってください。何かやはり、まあヒューマンエラーは必ずあるのだけれども、そのやはり度合いがあって、あまりにも幼稚過ぎるような、プロフェッショナルとして注意が欠けるようなこういうことは、やはりしっかりと言っていかなければならないと思うのです。どうでしょう、私が異常に興奮してそういうことを言っているわけですか。どう思われていますか。やはり発信すべきだと思われると思うのですが、一応御確認ください、そこに関しては。
21099【高橋まちづくり調整担当部長】 11月8日の沿線都区市の部長級の会議では、今、道場委員から御紹介のあった事象以外にも、先ほど議題に上がりました土留め壁の事象ですとか、あと、気泡のことですとか、今起こっている事象についての説明ですとか、意見交換ですとかさせていただいたところです。
私のほうから発言させていただいた内容を御紹介しますと、これまで住民の方ですとか、議会の方ですとか、やり取りしている中で、当日の会議の事象もそうなのですけれども、昨今では、広島市ですとか、あと、リニアの関係の事象でシールド工事自体の不安や疑念が以前よりさらに高まっている、それは議会の皆様も市民の皆様も思っているところというのは伝えさせていただいております。そこで非常に大事になってくるのが、適時適切な時期での情報提供、こちらが非常に大事になってくるところで、これまでの公表資料では、状況や安全性に対する表現が曖昧であったり、不十分であったり、あと、時期がちょっとというようなところもございますので、そういったところはよくよく事業者として認識して今後やっていってもらいたいというのは伝えているところでございます。
以上です。
21100【道場委員】 やはり表現を丁寧にされているようなのですけど、やはりおかしいところはおかしいとはっきり言っていただかないと、やはり人の不安、実際いろいろなことが起きているので、それが最終的には大事故になってしまったりしているところもあるわけであって、やはり言うことはきちんと言っておかないと駄目です。そら見たかということになってしまったら大変なことなので、とにかく今回のこれに関しては、あまりにもひどい幼稚なことだったので、表現を丁寧にされている、一応そういう何か注意喚起というか、されているようなので、そこは分かりましたけど、もっと強く言っていただかないと、住民感情というか市民感情もありますから、そこは代表として、市民の方々の代弁者としてもお願いいたします。これは要請ということでお願いいたします。
以上です。
21101【川名委員】 まずは今回、事前にこの資料を提出していただきましてありがとうございます。また、これまでの委員会でいろいろ出された疑問とか質問に対しても回答を得られて、このことは感謝したいと思います。
今日1つ質問したいのは、外環道路とは直接は関係ないのですけども、9月に広島でやはりシールドトンネルが原因となった道路陥没事故が起きました。これはまだ原因が究明されていないので何とも言いようがないのですけれども、シールドトンネルのマシンの中に泥水が入ってきたというかなりショッキングな事象だったと思うのです。これは、原因究明の最中なのですけども、市としても関心を持っていただいて、今回の外環道路工事にも、何かしらの改善点がもしかしたら出てくるかもしれないと思っていますので、市としても関心を持っていって、当然していると思っていますけども、それを持っているかということと、今回の外環道路の事業者も、この広島のことには関心を持ってもらって、その情報というのですか、原因が反映できるものなら反映していくべきと思っていますけれども、この点を伝えていただけるのかということをまず確認をさせていただきたいと思います。
21102【高橋まちづくり調整担当部長】 広島市で起こりました陥没事象についてでございます。当然、委員から御紹介のございましたシールド内部というところもございまして、市のほうとしても、まだ調査中というところではございますが、広島市で出している、公表されている資料ですとか、あと、報道されている資料などは収集のほうをしていまして、原因が何かしらの形で出てくると思うのですけども、その関連につきましては事業者にも伝えていきたいと思ってございます。
この件につきましては、先ほども申しました11月8日の沿線都区市の部長級の会議でも話題に上りまして、事業者としても当然注視しています。原因が分かり次第、外環トンネル工事に同様な原因が起こり得るですとか、そういった可能性があるのであれば、当然そういった事象も踏まえて検討していくという体制になろうかと思いますし、事業者のほうも注視してそういったところは今考えていると聞いているところでございます。
21103【川名委員】 分かりました。広島の今回のものというのは、シールドトンネルの中に泥水が入ってきたという本来はあり得ない話ですので、原因については注目していただいて、反映できるところはぜひ反映するようにしていただきたいと思います。
もう一つ確認です。これまでの委員会でもいろいろ指摘があったと思うのですけれども、同様なことが武蔵野市内で起きた場合に、道路陥没が起きて、今回は20世帯以上の方々が避難するということになっています。起きてほしくはないのですけども、起きた場合に、市としての対応策、これまでも質問あったと思うのですが、再確認をさせていただきたいと思います。要は、事業者任せというか、事業者が責任を取るのは当然ですけども、事業者任せというふうにはいかないし、市としてもそれは早急な対応をしなくてはいけないと思っていますが、現状でもし不幸にして起きてしまった場合の対応策はどうなっているかということを再確認させていただきたいと思います。
もう1点、外環の2のほうの中間のまとめでいろいろ協議が進んでいると思っていますけれども、今後いつまでぐらいに完成できるのかという見通しがもし現状で分かっているようでしたら、この点についての御説明もお願いいたします。
21104【高橋まちづくり調整担当部長】 広島市と同様な事象が起きた場合の事業者の対応ですとか市の取組に関するところかと思います。他の委員からもあったかもしれませんが、原因による対応というのは、まず一義的に事業者責任になるかと思います。それは、先ほどのトンネル工事の安全・安心確保の取組の中でもフロー化されて、事業者の責任分担部分というのは当然あるわけでございまして、これに従ってやっていくものと考えてございます。
ただ、当然一義的にそういった形で事業者がやるのでございますが、本市におきましても、市の対応という形で令和4年の12月16日に行政報告のほうをさせていただきまして、整理する事項ですとか、あと、それぞれの初動体制ですとか、暫定集合場所ですとか、そういったところのまとめというのをさせていただいております。まだ具体的にこういったすり合わせというのはしていないような状況でございますが、当然、一義的に事業者に対応していただきながら、住民の方々への対応についても市ができるところというのは、こういった市の取組も含めてやっていくことかなと思っているところでございます。(「中間まとめ」と呼ぶ者あり)すみません。外環の2の中間のまとめの今後の取りまとめ状況ということでございますが、まだ今の段階では、今の取りまとめ状況に注力している状況で、いつまで取りまとめるというところはまだ示されている状況ではございません。
21105【川名委員】 中間のまとめにはなるべく早めにまとめができるよう、市としても御尽力いただきたいと思います。
避難のことなのですけれども、広島の話を聞いていくと、陥没の起こった周辺30メートル、50メートルに対しても避難指示というのですか、そういうことが出ているということを考えていると、事業者がそこまですぐできるのかと考えると、やはり市がある程度リードしていかないと難しいですし、避難しろといってもどこに避難するのだという話も出てくると思います。そうすると、一般的には公共施設に避難するとかという話になってきますので、あってはならないことですけども、もし起きてしまった場合に、ではどこに避難するのだというより詳細なことも今後検討していっていただきたいと思いますが、この点はいかがでしょうか。
21106【高橋まちづくり調整担当部長】 まず、外環の2の中間の取りまとめ案につきましては、冒頭報告のほうもさせていただきましたが、今、住民構成員の方の中に東京都、市のほうも入って、適宜確認作業のほうを進めてございます。そういった中で、なるべく早くまとめたいというのは住民の方、東京都、市も同様でございますので、注力してやっていきたいと思ってございます。
あと、具体的な市の緊急時の取組でございますが、先ほど申しましたように、大きな枠組みとして、市の対応についてということでこちらまとめさせていただいています。大きな枠組みですので、今後こういった住民の方々への周知ですとか、あと、避難に対する、コミセンの方だとかが御協力してつくって出していただいたものですので、そういった周知ですとか、こちらに明記されています暫定集合場所みたいなことも記載がございまして、市に相談や開設要請等があった場合には、指定した市所有の公共施設を暫定集合場所とするというような明記もございますので、具体的なそういった、この中身を発展させた形で今後やっていく必要があるのかなと考えているところでございます。
21107【きくち委員】 詳細な報告ありがとうございます。
1つお伺いしたいのですけども、ホームページ等を見ると、オープンハウスはもう今後予定していないということになっているのですが、いよいよだんだん武蔵野市のほうへも近づいてくるというので、多分遠い先のことかなというふうに思っている地域の方々が、やはり足元に近づいてくるということで、先ほどから出ているように、よりいろいろな意味で精神的にも負担になっている部分があるのですが、その辺の地域の方のさらにそういうことが具体的になることによっての疑問とか、もしものときの安全とか、今言った避難のこととか、本当に万が一なのだと思うのですけども、あと補償についてとか、そういうことについて、本当に身に迫るということについての疑問点に対する、御質問に対するお答え方法とか、そういうことに対しては市のほうではどのように対応するかと、あと、外環のほうのオープンハウス、それは武蔵野市で5月28日に本宿小学校であったのが最後なのですが、それ以降何か予定されているかどうかというのを、具体的にもし分かれば教えていただきたいと思います。
21108【高橋まちづくり調整担当部長】 事業者が事業に対する広報の部分でオープンハウスのほうが5月28日になされたところでございます。事業者としては、進捗に合わせて定期的にこういったオープンハウスをやりたいというような意向がございますので、まだ具体的にオープンハウスに対する予定というのは示されてはおりませんが、私どももそういった情報提供というのはしていただきたい、また、事業者もそういったことはやっていきたいというような御返事をいただいていますので、ちょっとまだ具体的には示されていませんが、そういった意向であるということは確認してございます。
それと、オープンハウスに絡めまして、地域の方々のそういった御不安ですとか、いろいろな具体的な補償みたいなお話もございましたが、そこにつきましてはこれまでも御答弁のほうをさせていただいておりますが、これまでの事業者が行っているオープンハウス等を併用したちょっと意見交換という形ではなくて、武蔵野市に掘進が入ってくる前に具体的に説明会方式という形で、そういった方式で住民の方々に安全・安心をしていただくための方策をしていただきたいというのは、11月8日の沿線都区市の部長級の会議の中でも改めて事業者のほうに発言のほうはさせていただいているところでございます。
21109【三島委員】 幾つかお願いします。
まず本当に資料と様々今までの部分について聞いてくださってありがとうございます。報告ありがとうございます。
また、外環の2について初めにお話を伺いますけれども、経過報告で、住民構成員と都と市が確認作業を合同で始められたとのことで、ありがとうございます。ちょっと確認で、まだ途中になっている、すり合わせ中ということなのですけれども、市長や議会の要望書や意見書についての記述を載せるような要望はしてくださっていると何回か御返答いただいているのですけれども、概要版の案はまだ示されていないということでよろしいのでしょうか、確認させていただきます。見込みとしては、言うのは難しいかもしれませんが、何か載る方向で行くのではないかなとか、ちょっとその辺の見込みがあれば伺います。
21110【高橋まちづくり調整担当部長】 中間のまとめの案の市と議会の動きについてですけれども、先ほど、地域構成員の方々と東京都と市のほうで合同で作業を行っている中で、今具体的に中身の7章の話し合いの会での主な意見についてというところを注力しているところでございまして、今ありました市と議会の動きについて内容を盛り込んでいただきたいという市の要望のほうは伝えてございますが、まだそこについての東京都の案というのは示されていない状況です。あと、概要版についても示されていない状況です。
21111【三島委員】 まだ示されていないのですが、一緒にやっていく中でも言ってくださっているということだと思うのですけれども、7章の話合いのまとめの意見のところ、とても大事なので、よろしくお願いします。
それで、見込みというのはちょっと言うのは難しいということですか。
21112【高橋まちづくり調整担当部長】 まだ時期については、発言するのはちょっと難しい状況です。
21113【三島委員】 ではちょっと時期ではなくて見込みというのは、ごめんなさい、載るかどうかの見込みなのですけれども、その辺もちょっと難しいということで。でも、ぜひうまく載っていけるようによろしくお願いします。
では、本線のほうについて行きます。様々聞いてくださったのですが、その中で、家屋調査について確認してくださって、事情がある方、機械を借りて撮ったものも同じように扱っていただけるということで確認してくださってありがとうございます。武蔵野市でもそういう方はいらっしゃると思いますので、そういうことができるのだということをぜひ、聞かないと分からないのではなくて、そういう方法もあるのだよということもうまく伝えていただいて、家屋調査したかったけどできなかったということにならないようによろしくお願いします。
広島の陥没事故について、先ほども沿線都区市の会で話題になったということでお話もいただきました。反映についても話してくださいましたが、リニア新幹線の町田の気泡と水噴出について、泥水式ということで方式が違うようなのですけれども、でも、気泡材を使っているというところは結局一緒かなというところで、その辺についても何か話題が出ているようでしたら、町田の気泡と水の噴出について、ちょっとこんなことが出ていたということがありましたらお願いします。
21114【高橋まちづくり調整担当部長】 すみません、外環の2の中間のまとめの、先ほど私、時期について答弁しましたけれども、市と議会の動きを入れていただきたいというのは市のほうでも要望していますので、そこの見込みと言われるとちょっと答弁しづらいのですけれども、要望のほうは引き続き、今合同で確認していますので、していきたいと思ってございます。
あと、リニアに関することでございます。先ほど広島市のお話を申し上げましたが、広島市の陥没と同様に、沿線都区市の打合せ会の少し前にリニアの事象が起こってございますので、そちらについても、今回の外環工事と関連するといいますか、そういった事象になるのかというところは、沿線都区市としても非常に注視しているところで、事業者のほうにも問合せのほうをしてございます。
そういった中で、広島市の陥没事象も同じですが、リニアのこの事象も現在まだ調査中ということでございますので、そういった中で調査結果が出てきて、今回の外環事業にも関連することであれば、当然事業者として対策なりなんなりというのは考えていかなければならないというのは、御報告のほうがあったところでございます。
21115【三島委員】 リニアの気泡のことなどについても、そのように反映もしていくという方向での話がされているということでよかったですが、よろしくお願いします。
ちょっと関連して、入間川でその後気泡が出ているのが、9月12、13、17、10月1日、18日、24日、11月1日とずっと気泡が発生しているのです。こちらはシールドマシンということではなくて地盤改良造成作業中ですけれども、これだけずっと出ている、その後7回発生しているという確認がされていて、そこについてホームページにはこんな表の形で出ていて、前みたいに一々の詳しくがちょっと出方が違ってきてしまっているかなと思って、その辺についてもう少し沿線都区市の会などで説明があったのかを伺いたいのと、この気泡のところの酸素濃度がもうずっと21.0、21.0と全部同じ数字で21.0%なのです。その酸素濃度を測るための気泡の収集の仕方がそこがちょっと気になっていて、町田の先ほど言ったリニアのところでも、何か出されたものは21%だとか18%の酸素濃度を出されているのだけれども、住民の方が何か少し中のほうまで入れて気泡だけを取るようにしたら、もっと低い酸素濃度だったというような話もあります。工事自体はちょっと別のものですけれども、酸素濃度の安全を確認するというときに、その採取方法というのはとても、道路から出ているものの採取って難しいかもしれないのですけれども、とても大事だし、酸素濃度の安全を確認するというのは本当に大事なことだなと。道路から出ている、薄まってしまっているならいいけど、それがどこかの家の地下だとか、そういうところで出ていたら本当に危ないということで、世田谷のときには調べることもします。今回も、不安な方は調べますかみたいに言っているのだけれども、でも、なかなかそこがうまくいかないところもあるのかなというふうに思っていますが、採取方法などについても、入間川のその後ずっと続けて出ているものについて確認などはしていただいているでしょうか。何か説明ありましたか、伺います。
21116【高橋まちづくり調整担当部長】 地盤改良体造成作業中の気泡発生に伴うモニタリング結果ということで11月5日に公表されている資料については、先ほどの沿線都区市の部長級の会議の中でも資料のほうで示されてございます。この中で、委員がちょっと今おっしゃられました酸素濃度の値についてですとか、あと、採取方法ですとか、そういったところの詳しい説明というのは、その会議の中ではございませんでした。この資料に関する説明だけというところです。
先ほどもちょっと答弁申し上げましたが、基本的には、事業者としては、発生原因と今後の対応ということで令和6年1月24日にお示ししている3番の今後の対応、2番の酸素濃度の計測、これに従って情報提供及び調査のほうはしていると認識してございます。ですが、委員から、採取方法ですとか、あと数値が同じような数値を示しているですとか、今そういった御意見をいただきましたので、その辺については事業者のほうに伝えていきたいと思ってございます。
21117【三島委員】 ありがとうございます。事業者のほうにも採取方法なども含めて確認して伝えていってください。よろしくお願いします。
別のことに行きます。Hランプシールドについても聞いてくださってありがとうございます。先ほどの報告の中で、143リングの掘進以降にテールクリアランス、何か値が変わって確認できたのだということだったのですけれども、その辺りは企業秘密、ちょっと言い方が違ったかもしれませんが、ちょっと公表できないということだったかなと思うのですけれども、ちょっとよく分からないのが、9月10日に施工等検討委員会があって、様々報告の資料が出されています。Hランプシールドトンネルも出ています。Hランプシールドトンネルの、やはり様々データは載っけてくださっているのですけれども、330リングのところで、例えば19ページなどを見ると、何か値が裏込め材の注入率が何だかすごく変な、本当にここ何かあったのではないのというようなデータになっている。そこの説明はここに書いてあるのですけれども、その肝腎の143リングのところで変なのがあったよというところは、これは150から先になってしまっているので、そういう表が全く、図というのでしょうか、グラフが出ていない状況で、ここに出せている、ふだんのときのグラフは出せるのだけれども、143リングのところで何か問題があったような数値のところのデータというかグラフは出せないのか、ちょっとその辺がよく分からないのですけれども、そこまでの説明をされてはいないのかなと思うのですけれども、何でこれは150から先だけになっているのかも含めて聞いていただければいいかなと思いますが、何かもう少し説明聞いていらっしゃいますか。先ほどもありましたけれども、もう少し詳しく。
21118【高橋まちづくり調整担当部長】 事業者に確認している内容につきましては、先ほど私が報告事項で説明させていただいたとおりです。委員から今御意見のありましたリングごとの公表の仕方ですとか、その辺、個別具体には聞いてございませんので、再度そこは聞いてみたいと思います。
21119【三島委員】 よろしくお願いします。出てきた9月10日のものに150リングから先しかデータがないのです。その前の部分、150から前が、ちょっと前のにあるのか確認していないのですけれども、私、330で何か問題があったのかなと勝手に思い込んで読んでしまっていたので、143リングのところで問題が発生したということで、150から前の部分がこの前の検討委員会のものに出ているのか、その辺も含めて確認をしていただいて、この前の部分のデータもしっかり公表してほしいということも伝えていただければと思います。
次に行きます。外環ジャーナルについて、ホームページに出すものと外環ジャーナルに載っけるものと、ちょっと内容が違うのだということが今までもありましたが、先ほどもあったのですけれども、ちょっと聞き落としていたら申し訳ありません。前回の委員会のときに、もう少しで外環ジャーナルが出されそうな話をちらっとされたかなと思うのですけれども、まだ結局出ていないのですが、そこについていつ頃みたいなことが、もしお聞きのことがあったら教えてください。
21120【高橋まちづくり調整担当部長】 前回委員会の中でも外環ジャーナルについてのやり取りのほうをさせていただきまして、それの重要性ですとか、定期発行ですとか、事業者には伝えさせていただいているところです。ただ、まだ次回発行については示されていないという状況です。
21121【三島委員】 分かりました。
別のことに行きます。調布の陥没地域の地盤補修工事の現場、先ほど言ったように気泡がまだ続けて出ているような状況もありますけれども、その陥没地域の一帯に市長とか市の担当の方は行かれましたか。ちょっとそこを伺います。地表のほうです。中のトンネルではなくて地表のほうを見に行かれたりはされていますか、伺います。
21122【高橋まちづくり調整担当部長】 市のほうでは行ってございません。
21123【三島委員】 市長はいかがですか──同じですね、ごめんなさい。市のほうと一緒ですね。
片方は本当に止まっている、今先ほどの大泉側からのグリルドのほうは止まっているような状況ですけれども、本当にシールドマシンがどんどん武蔵野市に近づいてきています。既に大泉の掘削開始地点からいうと、距離の半分を既に超えている状況です。先ほど別の委員もおっしゃっていましたけれども、地上に影響がないと言っていた大深度地下法の前提がもう崩れている。陥没事故後も事故や問題が、先ほども初めて起こったというベルトコンベヤーの状況でまだ原因が分からないのか、すごく簡単なことで単純なひど過ぎることなのか、普通あり得ないようなことが起こったのか分かりませんけれども、そんなことも頻繁に起こっている中で、本当に安全・安心というふうに言えるのか。一旦事故が起きてしまったときには、地盤補修でまちや人々の生活が本当に元に戻るのか。ぜひ、調布の方には言い方はちょっと難しくて申し訳ない思いもあるのですけれども、今の地上の様子を見に行っていただきたいなと思います。武蔵野市の住宅街や学校や幼稚園の本当にすぐ脇や下を本当に掘らせていいのかを地上のまちの様子を見て考えていただきたいなと思います。お答えをお願いします。
21124【高橋まちづくり調整担当部長】 調布の事象につきましては、様々な情報提供の中で、市のほうとしても、武蔵野市としても同様なことが起こり得るということで注視しているところでございます。現場を視察するですとか、そういった具体的なところにつきましては、各自治体の御事情、また、住民の方の心情等ございますので、御意見として賜りたいと思います。
21125【三島委員】 そうですね、もしかしたら個人的に行かれているなんていうこともあるのかもしれませんが、なかなか事情などもあるかもしれませんけれども、それぞれがちょっと見ていただくこともしていただければいいかなと思っています。
ちょっと戻ります。外環の2のほうについてです。以前、しかるべきタイミングで市長も意見を、市としても意見を述べていくような──今までも述べていらしたと思いますけど──旨、御答弁いただいていたかと思うのですけれども、中間のまとめ、まだいつになるか分からないところですが、中間のまとめを受けたあたりのタイミングで市長として何らか表明するようなことを求めたいと思いますけど、その辺は御見解いかがでしょうか。
21126【高橋まちづくり調整担当部長】 中間のまとめの出た後についての市としてのというところでございますが、中間のまとめの内容というところがまだ具体的に出てきていない状況ですので、まずはその内容を確認してからと思っているところでございます。
21127【三島委員】 分かりました。しかるべきタイミングでと以前おっしゃっていたしかるべきタイミングがいつなのかなって、本線のほうも含めてかなと思うのですけども、どうぞよろしくお願いします。
以上です。
21128【深田委員長】 これにて質疑を終わります。
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21129【深田委員長】 日程第2、今後の運営についてを議題といたします。
まず、本特別委員会の委員定数についてでございます。
現状、本特別委員会の委員定数は9名となっております。これまで全ての会派から本特別委員会に所属することができるように、原則の8名から9名に定員を変更しておりましたが、会派比率の変更に伴い、8名に戻しても全ての会派が本特別委員会に所属できるようになりましたので、委員定数を9名から8名に変更することを提案いたしますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
21130【深田委員長】 「異議なし」との声がございますので、さよう決定させていただきます。
次に、その他の運営についてはいかがいたしましょうか。
(「正副一任」と呼ぶ者あり)
21131【深田委員長】 「正副一任」という声がございますが、よろしゅうございますか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
21132【深田委員長】 さよう決定させていただきます。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日の外環道路特別委員会を閉会いたします。
○午前11時20分 閉 会