3082○出席委員(6名)
道 場 ひでのり君 東 山 あきお 君 落 合 勝 利 君
木 崎 剛 君 本 間 まさよ 君 西園寺 みきこ 君
○欠席委員
な し
○出席説明員
松下市長 恩田副市長 荻野都市整備部長
福田まちづくり調整担当部長
○出席事務局職員
清野事務局長 村瀬事務局次長
○事 件
(1) 調査事項(行政報告)について

道場ひでのり
3083 ○午前10時00分 開 会
【道場委員長】 ただいまより建設委員会を開会いたします。
初めに、傍聴についてお諮りいたします。定員の範囲内で傍聴の申込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

道場ひでのり
3084【道場委員長】 異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
本日は、継続審査案件がありませんので、直ちに行政報告に入ります。
三鷹駅北口交通環境基本方針(案)に関する意見募集の実施について、報告をお願いいたします。
3085【高橋まちづくり推進課長】 それでは、私のほうから、三鷹駅北口交通環境基本方針(案)に関する意見募集の実施について報告いたします。
まず、A4縦の資料をお願いいたします。まず、1の方針策定の経緯です。平成29年に策定いたしました三鷹駅北口街づくりビジョンで描いたまちの実現に向けて取組を進め、令和4年度には、三鷹駅北口交通環境基本方針の策定に向けた考え方を基に、地域の方々と様々な形で意見交換を行い、意向を取りまとめ、このたび、これらを踏まえた方針(案)がまとまりましたので、意見募集を実施するものです。なお、当該方針は歩行者を中心とするにぎわいのある駅周辺への再整備を目指していく上での方針とし、今後も地域の方々との対話を重ねながら検討を深めてまいります。
それでは、次に、三鷹駅北口交通環境基本方針(案)について説明いたします。お手元のA4横の資料をお願いいたします。ページをおめくりいただき、2ページが目次となっており、大きく6つの構成として、記載の内容で取りまとめております。
3ページをお願いいたします。1、交通環境基本方針とはということで、(1)基本方針の位置づけですが、三鷹駅街づくりビジョンで描く目指すべきまちの姿「住む人、働く人が集い、心地よく過ごす街」の実現に向けた取組のうち、主に交通環境の視点で課題とその解決方法として取りまとめを行っております。(2)では、目標時期として、現在進めています三鷹駅北口地区補助幹線道路の完成後、おおむね2030年代の再整備を目指しております。
4ページをお願いいたします。三鷹通りの東側、補助幹線道路の南側の赤色斜線内が本方針の対象範囲となります。
5ページをお願いいたします。上段に背景を記し、それを踏まえて、目的を定めています。左側に三鷹駅北口の状況を、右側には全国的な動向を示しています。1)では、三鷹駅北口の主な利用者は通勤・通学を目的とした移動経路となっていること、2)では、補助幹線道路が完成することで駅前の自動車が抑制され、交通環境が変化すること、3)では、地域公共交通の増加や通過車両による交通ふくそうが発生していること、4)、5)は全国的な動向として、地域活性化・にぎわいづくり、脱炭素社会、交通安全といった様々な観点から、ウォーカブルなまちづくりが進められていること、コロナ禍をきっかけに身近な生活空間で過ごすことが増え、空間の質的な向上が重要視されていることと整理しております。こうした観点から、補助幹線道路の整備による交通環境の変化を契機として、交通課題の解決と併せて、ライフスタイルや価値観の変化に対応した歩行者中心のまちづくりを進めると目的を定めております。
6ページは、街づくりビジョンに掲げる目指すべきまちの姿を記しております。
7ページをお願いいたします。交通上の主な問題点を、駅前広場と、次のページ、駅周辺(対象エリア)に区分し、整理しています。駅前広場では、東側から西側へ通過交通の流入、一般車乗降スペースがないことでの右側停車、バスの正着ができず利用者乗降の負担、タクシー、福祉車両の不十分な乗降環境、車両動線のふくそうや歩車動線の交錯など、改めて問題点を整理しております。
8ページでは、駅周辺の対象エリアの問題点として、放射状に広がる4路線、桜通り、中央大通り、かたらいの道、中町新道において、主に歩行者の交通量と幅員構成のアンバランス、多数の路上駐停車を掲げ、その他、桜通りでは玉川上水の緑・親水空間や桜並木を生かした滞留空間の不足、自転車駐車場としては、借地であることから土地利用の転換により閉鎖される可能性に言及しております。
9ページでは、三鷹駅北口におけるまちづくりに生かす地域資源・特性を示しています。
11ページをお願いいたします。ここからが交通環境基本方針となります。まず、駅周辺における交通環境の将来像ですが、右の図にありますとおり、地域資源・特性としての交通利便性や住宅需要など7項目をよく踏まえた上で、交通結節機能の確保を大前提に、歩行・滞留環境の向上から歩行者中心のまちづくりへつなげ、乗換え中心の空間から、人が集い交流する駅まち空間へ改変していくとしてございます。
12ページをお願いいたします。交通環境の取組方針としては、駅前広場を点、駅周辺道路を線、エリア一帯を面として整理しております。
13ページをお願いいたします。ここから、取組1から6まで各取組ごとに取組内容と期待される効果を示し、その後に、検討の進め方という形で取りまとめています。
取組1では、駅前広場の拡張と2ロータリー化により、地域公共交通の高い利便性を維持しながらの歩行者のための通行・滞留空間の拡充や、一般車両や福祉車両の安心・安全な乗降環境の確保などについて効果を示しています。
14ページ上段、右側になりますが、現状の駅前広場と、2ロータリー化案、西拡張案と北東拡張案を併記し、マル、バツ、三角でそれぞれの項目で評価しております。下段には考えられる事業手法を示し、地権者にまちづくりへ協力いただく形と、地権者がまちづくりに直接参加する形を示し、主な特徴等を記載しております。
15ページをお願いいたします。取組2の交通体系の再編、道路空間の再配分により、歩行者と地域公共交通の利便性や安全性の向上、また、歩行空間の充実及び滞留空間の創出など、効果を示しています。また、公共交通優先化や歩行者専用化、車両幅員を狭めた歩行空間を充実させる取組など、道路ごとの役割に応じた取組例を記載しております。
17ページをお願いいたします。取組3として、自動車関係として、歩行者中心のまちづくりを進めるため、路上の駐停車の実態をよく把握した上で、地域のルール等の検討、多くの関係者と共通認識の下、進めるとしています。
19ページをお願いいたします。取組4では、自転車の関係として、外縁部への駐輪場の整備、自転車走行空間の維持、押し歩き等の安全利用啓発など、取組の一例を示しています。
20ページをお願いいたします。取組5では、沿道のまち並み誘導として、沿道の方々や様々な主体の方が共通認識の下、沿道施設と歩行空間をつなぐ中間領域の創出や、低層階での滞留・交流を促す機能の誘導などについて記載しております。
取組6では、景観・文化資源の価値を踏まえた柔軟な検討、次世代への継承として、文化資源の価値を再認識した上で、多様な当事者の参加の下、検討を進めることについて整理しています。
21ページで、今後の進め方となりますが、今年度末に交通環境基本方針を策定し、令和6年以降、街づくりビジョンの改定作業に入ります。同時に、地権者合意や事業手法、経済性など民間事業者の動向も注意しながら、引き続き、市民周知、社会実験を重ね、丁寧に進めていく予定でございます。令和8年に街づくりビジョンを改定し、おおむね2030年代の再整備へつなげていく予定でございます。
A4縦の資料にお戻りください。3のパブコメの実施期間は、令和5年11月17日から令和5年12月1日までの2週間を予定しております。
4の今後の予定ですが、パブコメ期間中の11月19日、20日には、オープンハウスを開催いたします。その後、年明け、1月に庁内委員会、アドバイザー委員会を開催し、令和6年3月に方針策定、公表を予定しております。
説明は以上になります。

道場ひでのり
3086【道場委員長】 報告が終わりました。これより質疑に入ります。

西園寺みきこ
3087【西園寺委員】 おはようございます。よろしくお願いします。
北口の交通環境基本方針ということで、まず、ウォーカブルであったり、空間をきちんと確保していったりという大きな方向性は、本当にぜひお願いしたいなと思っております。これから50年後とかを考えた場合には、空間をきちんと確保して、歩行者の方が楽しめる、そういう空間も大事だし、これから先、新しい交通手段、手法が出てくるということにも備えなければいけないのかなというふうに感じて読ませていただきました。
質問といたしましては、まず1つ、先日、自転車の駐輪場の件で御報告をいただいたところなのですけれども、今回の話でいうと19ページ、整備・適正配置ということなので、これは新たに新設していくということが想定されているのかなと思うのですが、その辺をちょっとお聞かせ願いたいというふうに思います。そこからお願いします。
3088【栗林交通企画課長】 駐輪場を今後新設していくのかということでございます。現時点におきましては、これは三駅共通なのですけれども、適地といいましょうか、なかなか土地がない中で新設をしていくというのは難しいかなと思います。そうすると、今の既存の駐輪場の中でどう工夫をしていくのか。具体的には、中1は12月から工事が始まりますが、そちらのことで立体化、暫定的にはなりますけど、そういったようなことになろうかと思います。ただし、様々な機会があろうかと思いますので、当然、例えば、これまで駐輪場整備ということで民間と協力ということの中ではタワーズ駐輪場とか、あと、最近でありますとシティハウス武蔵野地下公共駐輪場とか、そういったような機会を捉えていきながら、民間とも連携できるところはしながらやっていきたい、このように考えているところでございます。
以上です。

西園寺みきこ
3089【西園寺委員】 ありがとうございます。基本は、三鷹の北口に関しても、これをこっちに移す、これをこっちに移す、それで民間の方に御協力いただきながら、吉祥寺のイーストエリアでもそういう方法を取ってきた、その中で今いろいろ御意見が出ているというところだと思うのですけど、それと同じようなスキームを想定されているということでいいのですか。つまり、ここに新しいものをどんと造りますとかということが、今、なかなかできにくい。したがって、これをこっちに移したり、民間の方の開発に合わせて御協力いただくとか、そういうことを組み合わせながら、一言でちょっと言いにくいようなことになってしまうのだけれども、全体として、一体的に適正化を目指すというか、最適化を目指すというか、そういう手法で。例えば、昔のように、ここに新しいものがどんとできますよという単純な話ではないというか、そういう理解でよろしいですか。そこをちょっとお聞かせください。
3090【栗林交通企画課長】 原則的には、三駅それぞれに特徴があろうかと思います。ただ、基本的な考え方は、三駅に共通しているのは、駅中心については多分ウォーカブルなまちづくりを進めていくということが前提にあるのかと思います。ただ、先ほども申し上げたとおりで、土地はなかなか難しい中でこういったものは難しいのですけれども、適地というものがございます。遠くに持っていっても、使われないところに造ってもしようがないので、適地を考えていきながら、これは民間とも協力しながら適正配置を考えていきたいというふうには考えているところでございます。

西園寺みきこ
3091【西園寺委員】 ありがとうございます。これは市民の方にも御質問いただく件があるので、2つほどお聞きしたいのですが、今回のエリアの中に三鷹の市政センターがあるわけです。あそこは、言ってみれば、低利用と言えなくもないところなのかなと思います。あそこは、建蔽率とかそういう条件からいって、もっと高いものを建てられるというか、容積は使える場所なのですかということが1つ。それからもう一つとして、今回のエリアでいうと、桜通りの一番左下のところの角に通りかかりますと、ベニヤ板に落書きが書いてある場所がございます。駐輪場の一番西寄りの角のところです。桜通りの北側でございます。そういう場所があるのですが、ベニヤ板でお店が全部張ってあって黒いペンキの落書きがある場所が、あれはどうなっているのかということでよく質問を受けるのですけれども、あそこについて何かお聞きできることはありますか。
3092【高橋まちづくり推進課長】 1点目の御質問で、西側街区についてかと思います。14ページにもお示ししていますとおり、西側につきましては、低利用地や高経年の建物とかというような状況がございます。用途地域は商業地域でございますので、高さに関しては50メートルという形で建てられるという形です。
2点目の、ベニヤでというところは民間の土地で、低利用地の中で現状そういった形になっているという状況かと思います。申し訳ございません。ちょっと詳しいことは分からないです。

西園寺みきこ
3093【西園寺委員】 ありがとうございます。そうすると、市政センターの区画というか、あそこは、言ってみれば種地というのですか、武蔵野市が持っている市有地でありますから、交通とは直接関係ないけど、今回の三鷹駅の北口のまちづくりという面では、いろいろ使い方が想定されるというか、それは大きな一つの財産になるという認識でよろしいのですか。そこをちょっとお聞かせください。
それから、別な質問ですが、今回は交通のことがメインになっていると思うのですが、私の立場から、やはり水と緑ということもちょっとお聞きしておきたいなと。今日、環境部はおいでになっていないようですが、桜通りのところの、駅の下を通っている上水の空間というのは、何かもっと使えるというか、もっといいものにできると思うのです。今回もちょっと絵は描いてあったようなのですが、その点についてもう少しお聞かせ願いたいなと思っています。同時に、非常にあそこは樹木が鬱蒼としていて、暗いという御指摘もありました。それがまた特徴でもあると思うのですけども、樹木管理のことについてももう少しお聞かせ願えたらと思います。お願いします。
3094【高橋まちづくり推進課長】 まず、1点目の西側街区の市政センターの土地についてでございます。市政センターの土地以外にも西側街区に市で持っている土地がございまして、事業手法にもよるのですけれども、例えば、西側街区を、14ページにお示ししました地権者にまちづくりへ協力いただく手法という形で進んだ場合に、この中でも手法はいろいろあるのですけれども、市も一地権者としてそういった土地で共同してまちづくりを進めるですとか、そういった可能性についてはありますので、委員がおっしゃられるとおり、種地としての役割というのはあるのかなと思っているところでございます。
あと、玉川上水、桜通りについてでございます。15ページのほうに、具体的な取組の一例ということで、桜通りを歩行者専用化することで玉川上水の緑と一体となった歩行空間が形成されますということで、こちらは昨年、研究会の中でも多数意見をいただいておりまして、景観資源としての玉川上水を生かしたまちづくり、道路づくりをお願いしたいというのは御意見としても伺っていますので、こういった形で今回方針のほうを示させていただいております。ただ、交通環境の再編となりますと、大きな形になりますので、あくまで目指すという形ですけれども、玉川上水と一体になった桜通りというのは、高さの関係ですとかいろいろありますけれども、そういった親水空間をイメージした、16ページにありますような歩行者優先の専用化の道路を目指していきたいと思ってございます。
あと、管理の部分につきましては、数年前ですけれども、玉川上水の樹木が育って、かなり暗いような状況という形で、東京都のほうに剪定をしていただいたという経緯があって、その後も、管理については東京都西部公園のほうになりますので、適正な管理はしていただいているのかなと思っているところでございます。

西園寺みきこ
3095【西園寺委員】 ありがとうございます。桜通りについては、歩行者専用道路にするという方向性はもう大体固まっているというふうに理解してよろしいのですか。だとすると、あそこでスクールバスが止まっていますよね。あれはどうなりますか。そこだけお聞かせください。
3096【高橋まちづくり推進課長】 歩行者専用化を目指していきたいということです。ただし、先ほども申し上げましたが、交通環境の再編となると、大きな面的な交通環境が変わるわけですから、どういったところにしわ寄せが来るとか、どういった問題が出てくるのかというのは今後の検証になります。今後の検証におきましては、社会実験ですとかそういったことを行ってまいりますので、分かりませんが、場合によっては、完璧な歩行者優先化というよりは、桜通りでしわ寄せの部分、こういったところは多少持ってもらうですとか、そういったものは全体の面的なバランスの中で社会実験を踏まえて考えていくことなのかなと思ってございます。
それと、スクールバスにつきましては、実は今、交通環境のいろいろな課題が出ている中で、拡張が必要という形をこの方針の中でも打ち出させていただいています。その中で、ウォーカブルなまちを目指すということで、歩行者の空間も取っていかなくてはいけないという中では、スクールバスについては、公共交通を上から順番に並べていきますと、民間のそういったバスになりますので、再編の中ではそういった面積はなかなか生み出すのが難しいのかなと捉えています。今の状況についてはスクールバスの運営の学校にもお伝えしていまして、別な方法ですとか、そういったものは検討していただきたいというような形で情報のほうはお伝えしているところでございます。

西園寺みきこ
3097【西園寺委員】 分かりました。今後について大変期待しながら、見守っていきたいと思います。
私からは以上です。

木崎剛
3098【木崎委員】 おはようございます。よろしくお願いします。
今の委員がおっしゃっていただいたところでいうと、玉川上水の辺りのことは私も気にしていたところです。それで、以前からなかなかあそこがうまく使えないという話で御提案をしたことがあるのは、玉川上水の中まで入る出入口というのですか、あれが、今あるのは真ん中辺りなのです。駅側の一番端っこに人が通れる道を造るだけでかなりぐるっと回れるので、違うのではないですかというお話をさせていただいたことがあります。そういうようなことも含めて今後検討していただけるということでよろしいのかどうか。
それともう一つ、併せて申し上げると、駅の西側の玉川上水の南側は三鷹市になるかと思います。そういう意味では、これからこういうことをやりますというような話は三鷹市との協議もしっかりとできているのか。一緒にやっていこうとかどうだとかという辺りについてはいかがなのでしょうか。
3099【高橋まちづくり推進課長】 まず、玉川上水の出入りの形です。真ん中辺りでということですけれども、以前委員のほうからそういったお話というのは私も記憶しておりまして、あそこは昔、用地買収されていないときに、歩道が狭いような状況の中で、平成29年ぐらいだったと思うのですけれども、用地のほうが取得できまして、あそこの歩道空間を確保しております。たしか、その時期ぐらいに御提案があったのかなと記憶しているのですけれども、実は、あそこの玉川上水の部分だけではないのですけれども、今の交通体系の中で、これまでも申し上げていますが、駅広の交通課題というのは解消できないのかという検討をする中で、あそこの用地買収ができた中で、今できることはないかというのは検討した経緯がございますが、高さの関係ですとか、いろいろな課題がありまして、ちょっとそこはいじれないというような結論に至った経緯がございます。今委員からありましたように、通りとしてのしつらえですとか、そういったことはトータルで考えていきたいと思っていますので、いろいろな可能性は今後そういった路線として考えていきたいと思っています。親水できるような、歩行者と一体となるような親しまれるような空間としてやっていきたいと思ってございます。
2点目の三鷹市との連携のところでございます。これもちょっと以前の委員会で答弁した覚えもあるのですが、三鷹市は三鷹市で再開発の計画をお持ちになっておりまして、実はアドバイザーの先生からも、三鷹駅の北口は武蔵野市、南口は三鷹市だけれども、三鷹駅として大きな青写真を持って、それぞれどういった動きの中でやっていくのかというのは情報共有のほうは大事だよというようなお話をいただいておりまして、昨年度よりいろいろなそういった情報交換はさせていただいています。こういった交通環境、玉川上水だけではなくて、こういった武蔵野市の動きはお伝えしていますし、三鷹のほうでもいろいろな情報を頂いているというような状況でございます。

木崎剛
3100【木崎委員】 ありがとうございます。三鷹市とは、駅と線路を挟めば、北側には三鷹市の一部が入っている部分があって、今申し上げた部分があります。逆に言えば、武蔵野市も、三鷹駅の南側に玉川上水の北側、ロータリーの出入口に接している部分があるということを考えると、やはり一緒になって、一定の、三鷹駅としてのしつらえがうまくマッチするような形になるのがいいなというふうに私は思っていますので、ぜひこれからも三鷹市とはしっかりと情報共有、情報交換をしながら、よりよい駅周辺のまちづくりになるようにしていただきたいと思います。
ちょっと順番があれになってしまったのですけど、そういう意味で言うと、自転車の駐輪場なども、三鷹は大丈夫ですよというふうになったとき、ないしは武蔵野は大丈夫ですよというふうになったとしても、周りで考えると、いや、こっちに行こう、あっちに行こうというのはあり得ますので、その辺りの情報共有もしっかりとやっていただかないと、いや、武蔵野はしっかりやってできているはずなのだけど、なぜか、いっぱいになっているよとかどうだとかということも、この先、考えられる話なのだろうなと思っています。要は、ぎりぎりでやっていこうよという話になってしまうと、お互いに問題が出るので、そこはお互いにゆとりを持ってできるぐらいにしましょうよとかどうだとかというようなことも含めて考えていただければと思います。三鷹市との件についてはその辺りだけです。
それで、今お話を聞きながら、ああ、そうかというのもあったのですけども、西側のエリア。先ほどもあったとおり、場合によっては市の所有している土地は種地になり得るみたいな話がありましたけども、既に一部の西側のところでは大きな開発でマンションが建ち、そこの下には自転車駐輪場を設けていただいたというのがあります。この先、もう一つ同じ事業者さんが新たに工事をされると思いますが、あそこについても一定の御協力がいただけるのかなとか、プラスで言えば、まだ手がついていない、先ほど少し御紹介があったところなども、やはり事業者としっかりと協議をしながら進めていかないと、うまく、よい駅前空間が確保できないのかなというのがあります。そういう意味では、今回は交通環境基本方針ということですけども、まちづくり全体を考えたときにも、そういう事業者さんと共にしっかりとお話をしながらやってきたということの経緯は分かるのですけども、市がイニシアチブを取りながら前へ進めていくという考えでいいのかどうか。要は、今、2種類の方法がありますというのが出ています。それで考えると、考え方として、市はどっちでもいいのですよみたいな話になっているのか、そうではなくて、市としてはしっかりとコミットしながらやっていくのだという気持ちをお持ちでやられているのかどうか、確認をさせてください。
3101【高橋まちづくり推進課長】 まず、1点目の最初のお話のところです。事業者のほうの1期工事として、マンションの建設が終了しまして、今、もう人が入って、住んでいるような状況かと思います。2期工事のお話かと思いますが、そちらにつきましては、数年空けるというようなことを聞いてございます。ただ、当然、規模的にはかなり大きな計画になってございますので、そちらはそちらで、まちづくり条例に従って、駐輪だけではなくて、まちの空間として、いろいろな形で協議のほうはしていこうかなと思ってございます。
後段の、大きな意味での市政センターの土地ですとか西側街区についての御質問です。こちらにつきましては、今回方針のほうで示させていただいておりますとおり、14ページの上の図になりますけれども、西側の特徴として、低利用地や高経年建物を含む形ということで理解をしております。北東側ということで、低利用地の占める割合が高いということで、ここは今、駐車場になってございますけれども、それ以外は比較的新しい建物が建っておりますので、今回、方針の中では、西側街区と北東街区ということで、両論併記という形でお示しさせていただいております。あくまで両論併記ということですので、今後、事業の優位性ですとか、経済性ですとか、いろいろな検証を行いながら決めていきたいと思ってございます。先ほど私が申しましたのは、可能性論として、西側街区を事業手法として使っていく場合については、市も土地を持っていますので、一地権者としてそういった形で一緒にまちづくりをやっていく可能性があるということで答弁のほうをさせていただきました。

木崎剛
3102【木崎委員】 分かりましたというか、今お話を聞いていて、最初のほうの、今行われた事業者さんが第1期工事、第2期工事は数年空けるという話になると、補助幹線の工事とかがそのまま影響を受けるのかなと思ったのですけども、その辺りはどうなのでしょうか。私たちとしては補助幹線はできるだけ速やかに造ってもらいたいのだけども、その辺りは事業者さんの考えがおありだからなかなか難しいのは分かるのですけど、その辺りのところを御協力はいただけないのかなとかというところはどうでしょうかということが1つ。
あと、今、私は、西側だけではなくて、北東側であろうが、これは市がしっかりとコミットしているのは分かっているのですけども、考え方として、地域にお任せという形ではなくて、しっかりと市が先頭に立ってリードしてこの事業を進めていくのだということでよろしいですかという確認をしたかったのです。西側だけの話ではなくて、全体としてどうなのだというところを改めてお聞きしておきたいと思います。
それと、これは今さらなのかもしれないのですけれども、現状から、基本的には2ロータリー制で行きたいのだということで御提案があって、2種類のパターンが考えられると。西側を拡張できるのか、北東側を拡張できるのかによって、こういう形が考えられるのではないかということでしたけども、それで先ほどあった桜通りには車が入らない形を基本的にこの形でも検討されていて、そうなってくると、私もスクールバスについてはどうなるのかなというのはちょっと疑問があったものですから、そこはお聞きをしておきたかったなというところなのです。1つ、15ページにある絵だけを見ると、イメージ図なのであれなのですけど、では、タクシー事業者もバスと同じようにセンターまで入ってこれるのかとか、そうなってくると、このスペースで全部が足りるのかと。今と同じように、中央大通りのところについては、時間帯によってはタクシーがばっと並んでしまうみたいなことが考えられるのではないかなというのがあるのですけど、その辺りは、これはまだイメージ図だからしようがないのかもしれないですけども、検討の中でどういうお考えがあるのかということ。
それともう一つは、これは考え方としては一般車両になるかと思うのですけども、東側から一般車両が入ってきて、そのまま東側に抜けなさいという形になっています。これは形としては分かるのですけど、これ以外の方法はないのかなというのがちょっとあったのです。具体的に言うと、この先、これはいろいろなことをやって、もし東側を拡張するとなると、いろいろな意味で今のロータリーの東側にある場所も多少の影響を受けて、建て替えなのかどうなのか分からないですけど、何かしらがあるとすると、線路脇の通路になるのか、道路になるのか、あそこを使うという方法はないのかなと。あそこを大きく回してしまうという考え方もできるのかなというふうに思ったのです。それのほうがルートとしては車は回りやすいですよねというふうに考えるとどうですかとか、逆から入るとかも含めて、いろいろな方法があるのかなというのをちょっと考えたのですけど、そういう検討はなかったのかなと。ないしは、なかったのだとすると、少し考えてみてもいいのではないですかというふうに思いますけれども、この辺りの御見解をいただきたいと思います。
3103【高橋まちづくり推進課長】 何点か御質問のほうにお答えします。まず、補助幹線道路についてです。今、事業者のほうで、2期工事は一定期間を与えるという中で、当然、あそこは三鷹補助幹線道路の16メートルに接するところですので、用地買収に御協力いただく形になります。今、建物がある状態ですので、2期工事が今後どういった形で計画されて、どの程度空けるのかですとか、あと、我々が用地買収に入る時期ですとか、もしくは、場合によっては、御協力いただけるのであれば、これは分からないですけども、先に拡幅できるのかですとか、そういったものは事業者の事業スキームですとか御協力にかかってくると思いますので、時期ですとか、そういった相談をする中身とかというのは、今もやっていますけれども、今後もよく調整とかお話合いのほうはさせていただきたいと思ってございます。
あと、西側街区に限らず、事業の進め方というのは市のほうでというお話の中で、当然そのとおりでございます。三鷹の北口に関する再整備という形で、市がイニシアチブを取って、いろいろな事業手法を検討しながら、先ほども申しましたとおり、三鷹ビジョンで示す「住む人、働く人が集い、心地よく過ごす街」ということで、計画に基づいて進めていく事業と思ってございます。
イメージ図の広場の中の、例えばタクシープールが入るのかとか、そういったお話でございます。あくまでイメージパースで描いています。実際に必要となる面積は、敷地条件ですとか、乗降場ですとか、あと、タクシープールにつきましては、事業者のほうから、今少し離れたところにあって、ショットガン方式というのですけど、そんな可能性みたいなものも研究会の中でお話をいただいていますので、条件によっていろいろ変わってくると思っています。ですので、その辺はいろいろ配慮しながら、可能性については、どれだけ面積が必要なのかとかというのはよくよく積み上げながら今後やっていくべきなのかなと思ってございます。
2ロータリー化したときの、一般車の、木崎委員の今の御提案です。大きな考えの中では、西から来た一般車は東側に回り込むような形になったりですとか、東側で受ける交通の影響というのですか、それは当然大きいことかと考えていますので、そこがどこまで影響するのかですとか、影響を受け過ぎる場合についてはどこかでそれを解消しなくてはいけませんので、そういったことは考えていかなくてはいけないのかなとは思っています。先ほど言った東側の建物もみたいなお話のところはちょっと私は分かりかねるのですけれども、基本的には、今、14ページでお示しした「東」と書いてあるところにつきましては、比較的築年数の浅い建物になってございますので、そこの事業協力ですとかそういったところは今考えてございませんので、今考えられるところは、今お示ししているような検討という状況でございます。

木崎剛
3104【木崎委員】 お答えをいただいて、ありがとうございます。一般車両なので、どうなるのかが分からない、どれぐらいどう変わってくるか分からないというのは、私も、それはそうだろうなと思って、駅に立ったりもしていて見ていると、その時々によって全然違うのであれなのですけども、可能性だけは捨てないでもらいたいなというふうに思っています。これが最適解であれば、それは最終的にははっきりそういうふうになると思うので全然構わないのですけども、可能性というか、考え方としては残しながら、では、どうするのだと。この先で言えば、芸能劇場はどうするのだとか、そういうような話とも場合によってはリンクしてくる話があり得るのかもしれない。そのときにどうするのだとかというのもあるのだろうなと。これはいろいろな頭の体操レベルかもしれないのですけども、そういうものも含めてお考えをいただければなというふうに思います。
それで、もう一つ、先ほど自転車の話をしましたけども、現状で言うと、ウォーカブルなというのは一定理解はするところです。前にもお答えをいただいて、自転車の駐輪場は本来であればエリア内から外側がいいのだということなのですけど、それが現状、場所もないので、ある意味、できない。そうなってくると、今の中町の1、2の駐輪場の部分が、今回、片側、一部が2階建てになる。それによって一定と言いたいところなのだけども、それはあくまでも数的には最終的にそんなに変わらないのだということから考えると、ここはさらに手を入れていくということがもう既に検討されているのか、ないしは今後検討しなければいけないというふうにマストの形になっているのか。要は、現状、場所がないのであれば、何らかの形を考えて、低利用のままで本当にいいのですかという話になってくると思うのですけども、この辺りは交通環境基本方針の案の中の一部として考えられているのかどうかもお伺いしておきたいと思います。
3105【栗林交通企画課長】 こちらにつきましては、6月に行政報告をさせていただいております。まず一義的には、立体化することによって整備目標台数は超えていくと。かつ、中央大通り西側にあります借地が何件かございますけれども、それが閉鎖されたとしても、これで当面の間大丈夫であるということでございます。ただ、将来的なことにつきましては、先ほど西園寺委員のほうにお話しさせていただきましたけれども、様々な機会がある中で、例えば、民間開発に伴って、どちらかというと方向的には自転車駐輪場の利用者というのは関前、西久保方面が多いので、できれば西側は造っていきたいという思いはありますが、これは協議事項になりますけど、そういったような思いで今後協議されていくのかなというふうに思います。かつ、低利用地の使われ方につきましては今後の検討ということになりますけれども、これは前回も言いましたが、将来的には駐輪場機能を確保しながら、今の中で上に行くのか、地下に行くのか。恐らく地下に行くかと思いますけれども、そういったような中で検討されるのかなというふうに思ってございます。
以上でございます。

木崎剛
3106【木崎委員】 ありがとうございます。以前にも聞いているところで、それ以上はないのかなというところなのですけど、やはりあそこをどうやって活用していくのかというのが、交通環境基本方針もそうですし、まちづくり全体でいったときに、武蔵野市としては一番動かせる、いわゆる種地にもなり得るもので考えたときにどうするのだというのは本当に真剣にしっかりと考えていかなければいけないことだと思いますので、ぜひそこの部分はしっかり。地域の方にとっても、とても。地域というのは、本当にその周りに住んでいる直近の方だけではなくて、自転車駐輪で考えると、今課長がおっしゃっていただいたとおり、関前だとか八幡だとか、駅から1キロ、2キロ、場合によっては3キロ離れた方々にとっても影響がすごく大きなものになりますので、その辺りはそういう方々にもしっかりと意見を聞きながら進めていただければと思います。
それで、1個忘れていました。中央大通りを、先ほどのとおり、中まで入れないよという形にして、ここを一般車両が通行できないというふうにする考えをもしお持ちだとすると、ロータリーには入ってはいけないという考え方だったら全然構わないのですけども、今の取組の一例だけで考えると、そこも一定、一般車両は通行ができない、規制がかかるとなると、そこへの住民の方だったり事業者の方々の通行はどうなるのだろうという素朴な疑問が出てきました。そこは特別に大丈夫ですよとかとなるのだろうなというふうには思いますけど、その辺りの考え方というのは一応お聞きをしておきたいと思います。
3107【高橋まちづくり推進課長】 15ページにお示ししています中央大通りについては、公共交通優先化ということで、地域公共交通の安全で円滑な運行環境が確保されるということで、こういったものを目指していきたいと思ってございます。ただし、委員御紹介のとおり、そこは、例えば駐車場ですとか荷さばきの車ですとか、いろいろな使われ方をしていますので、利用実態ですとかそういったものを把握しながら、完全にというのは当然無理だなと思ってございますので、どういった制限をかけて、またはそういったところは通れるようにするですとか、そういったバランスは今後考えていくことかと思ってございます。

木崎剛
3108【木崎委員】 ありがとうございます。そうだろうなと思いながらも一応確認をさせていただきました。あわせて、そうなってくると、大通りだけではなくて、中の生活道路になる部分などは、西側も東側もあるのかな、一方通行が多く入っています。一方通行を両方向にしないと、桜通りが止まるとなるとかというふうに考えると、動けなくなる。入ったはいいけど、出られなくなるみたいな形もたくさん出てくると思うので、その辺りの配慮というのはしっかりと考えてやっていただければと思います。
全体として、今回の方針というのは、一定理解をしているつもりです。パブリックコメントを取っていただいて、先ほども申し上げた地域の方の声だとか地域外の駅を利用される方々の声をしっかりと聞いていただいて、この方針(案)をまとめていただければと思います。
以上です。

本間まさよ
3109【本間委員】 では、何点かお伺いしたいと思います。
最初に、この計画を進めるに当たって、どういうように自動車の通過台数が変化するかということについてお伺いしたいのですが、現在の三鷹駅北口を通過している台数がどのぐらいあって、まだこれは確定しているわけではないので、市として想定される、例えば補助幹線のところにはこのぐらいの台数が今までよりも増えるとか、そういうものがあれば改めてお伺いしたいと思います。
3110【井上道路整備計画担当課長】 将来交通量推計につきましては、道路整備に合わせて、警視庁との協議に当たって示しながらつくっていくものですから、捉えてはいるのですが、現状でどこまで整備できるのかとか、どの段階で整備するのかによって異なってくるものですから、現状の交通量調査結果、流入量と流出量によっても異なるので、例えば、駅前広場の流入交通量については3,000台から4,000台あるというようなことは押さえております。今後とも、交通量調査については定期的に実施し、的確に把握していきたいというふうに考えているところでございます。
3111【高橋まちづくり推進課長】 平成25年に中町新道からの流入の台数を調査していまして、1,300台ぐらいの台数を計測しています。その中で、目的交通といいまして、駅に目的があるのか、通過したのかというのは、そこまでは把握していないのですけれども、台数としてはそういった形になります。

本間まさよ
3112【本間委員】 今の実態とか調査したことについては分かりました。今後、市民の方たちも含めて、この計画を進めることによって、今まで駅に入ってきた車がこちらのほうに流れて、駅には入りませんというようなことは数字的に一番分かりやすいというように思うのですが、その点については市としてはどのように想定されているのか、現在まだそこまで行っていないのか、その辺のお考えを示していただければと思います。
3113【井上道路整備計画担当課長】 先ほどまちづくり推進課長から答弁があったように、現在は目的交通と通過交通の割合がおおむね7対3ということで、通過交通の量が多くなっております。補助幹線道路を整備することによって通過交通を排除していきたいというふうに考えておりますので、将来的には、目的を持った車だけが、例えば中町新道から駅広のほうに入ってくるというようなことを想定しているということです。

本間まさよ
3114【本間委員】 市のほうはそういうように考えて、今、計画づくりを進めていらっしゃると思うのですが、いろいろなことで想定外のこともあると思いますが、交通の安全というところでは、ぜひ配慮していただいた計画づくりを進めていただきたいなと思います。そういうことが具体的に分かれば、なるべく議会にもお示しいただきたいと思います。
2つ目は、基本方針の20ページのところに、取組5、官民連携による沿道のまち並みの誘導というところがございます。これを読みますと、新たなものが考えられるのかどうか。まちづくり条例などで、公共空間の創出とか、いろいろなことについては示されていると思うのですが、今回ここに書かれているのは何か新しいことがあるのかどうかというのを確認させていただきたいと思います。
3115【高橋まちづくり推進課長】 委員御紹介のとおり、一定規模の建物に関しては、まちづくり条例の空地の創出ですとか、そういったところの協議があるところでございます。ここでお示ししておりますのは、各通りごとの道路の再配分をしまして、位置づけなんかも歩行者専用だとかそういったところを目指しているわけでございます。その通りの中で、通りに合った空間の創出ですとか、三鷹駅の北口に合った中間領域ですとかそういった空間の生み出し方というのはあると思ってございまして、まち並み誘導という形でお示ししておりますけれども、地域の方の合意の下、そういった空間づくりをやっていきたいという記載でございます。

本間まさよ
3116【本間委員】 御答弁いただいたのですけど、ちょっとイメージが湧かないのですが、道路によって位置づけが変わってくるので、まち並み誘導という御答弁だったのですが、もう少し具体的なことについて、例えば事例というか、こんなことが考えられるのだと。そのことによって要綱だとか何かが新しく変わることもあるのかどうか、その辺について伺いたいのですが。
3117【高橋まちづくり推進課長】 新たなルールづくりとなりますと、いろいろなレベルがあると思ってございまして、例えば、ガイドラインですとか、協定ですとか、かたらいの道で歩行者専用化になったときには人しかありませんので、沿道の方はこういったルールでやりましょうですとか、レベル感があると思っています。そういったルールづくりというのは、横浜の元町通りのほうですとかそういったところでもやっている事例がございますので、ほかの事例も参考にしながら、そういった空間づくり、まち並み誘導というのは今後考えていきたいと思ってございます。

本間まさよ
3118【本間委員】 今、自治体の例を出されたので、元町通りだというお話なので、それはそれで私も調べてみたいと思うのですが、今言われてもまだよくイメージが湧かない。何を民間にお願いしたりすることがあるのか、市のほうはどういうことをお願いしたいのか、図を描かれているのもよく分からないので、もう一度説明いただきたいと思います。
3119【高橋まちづくり推進課長】 ちょっと分かりづらくて申し訳ございません。事例というか、今、三鷹駅の北口で動いている事業としましては、道路空間を止めて使っていただいているですとか、タワーズの空地を使って、一緒にタワーズマルシェをやっていただいたり、あと、市のほうで歩行空間にテーブルを出したりして社会実験のほうも行っております。そういったことも含めて、例えば、この通りについてはこういったことができるですとか、そういったルールづくりを、通りごとに合わせた地域の方の意見をお聞きしながら、空間を生み出して、使われ方というのも可能性を探っていくというところでございます。

本間まさよ
3120【本間委員】 そうすると、何か建物の制限だとかそういうことではなく、空間を生み出されたときの利用だとか、一時的なことなどを考えていらっしゃるということなのかな。そういうこともあるということで理解していいのか、その程度にしておきたいというようには思いますけれど、もう少し御説明があれば伺いたいと思います。
それから、自転車のことです。私は、自転車の通行については何度か議会でも取り上げさせていただきまして、都市計画審議会の委員のときにも、やはり自転車の通行というのはまちづくりのところでも大きな観点ではないかという質疑をさせていただいたのですが、そのときに会長が、なかなか自転車の通行は難しいのだというお話で、それである意味終わってしまったところがあって、これは結構課題だというように私は認識を持っております。今回、19ページのところに、自転車の駐輪場だけではなく、自転車走行についての記述があって、これはやはりとても大事な観点だというように思っているのです。ここで具体的に幾つか書かれていますが、自転車走行専用のエリア。名前が幾つか違うので、自転車が走る専門の空間というのは分かります。もう一つは、駅前のところが中心だと思いますが、押し歩きを促すための整備形態や誘導方法の工夫などということに関して、多分いろいろ議論されてこういうように記述されたと思いますが、これはどういうようなことを現在お考えになっていらっしゃって、例えば、先ほど元町の御説明がありましたが、ほかの自治体の中での先進例だとかそういうことも含めた中での記述なのかどうかも含めて確認したいと思います。
3121【高橋まちづくり推進課長】 1点目のまち並み誘導のところでございます。先ほど私は、現在の公共空間の使い方、社会実験等々の例示を出させていただきました。ここで申しているのは、それもそうなのですけど、それに限らず、例えば、絵にありますような、ここの路線についてはここまで壁面をセットバックしてくださいというような地域の方の合意を取って、ここの路線については必要以上に取って、そういう空間にしましょうというお約束事ですとか、ここの路線についての建物の色はこういった色にしようですとか、いろいろな広がりがあると思ってございますので、そういったふうに理解していただければと思ってございます。
自転車の通行に関してでございます。こちらにつきましては、通りごとに、かたらいの道が歩行者専用ですとか、いろいろ目指していきたい方向性を打ち出しておるのでございますが、委員が御紹介のとおり、三鷹駅北口の自転車の流入というのはかなりのものがございまして、絵で描いて文章で書くのは簡単なのでございますが、実際に入ってきた自転車をどういったところを走らせるのかというのは、庁内、アドバイザー委員会の中でも議論になっているところでございます。正解というのはないといいますか、今後も検討していかなくてはいけないのでございますが、まずは、しつらえとかでいうと、例えば、二子玉川の空間なんかは自転車が意識的に通るような状況ではないような空間もつくったりしてございますので、ちょっと例が三鷹と合うのかは別なのですけれども、ここからはなかなか自転車が入りづらいような空間、そういったしつらえみたいなものも今後考えていかなくてはいけないというような趣旨で書かせていただいております。

本間まさよ
3122【本間委員】 まち並みの誘導ということに関しては、今後、条例だとか要綱だとかそういうことも含めた議論がされていくのだろうなというように思っております。
2つ目の自転車については、こういう形で市として問題点があるということを想定されて、いろいろ今後考えていくということを示されたのはとてもいいなと思いますし、ぜひいろいろ研究していただいて。これは三鷹駅だけではなくて、吉祥寺は人がすごく多いので、走るというよりも、押していかなければ行かれないというような状況にもあると思うのですが、境の場合は朝なんかは自転車が結構なスピードをもって走っていくというふうなところで、やはりこれも課題だなというように思っていますので、三鷹のところでの議論、また、研究によって、武蔵野市全体ができるようなことをぜひ考えていただければということで最後にお願いしたいということです。
以上です。

落合勝利
3123【落合委員】 では、いろいろ出ていますので、二、三、確認だけしたいと思います。
まず、この基本方針をつくるに当たって、地域の方々とも様々議論を重ねてこられたというようなことでありました。最初のペーパーで、意見交換を行って、意向を取りまとめたと。そこをまず確認したいのですけど、地域の方々はどういう方々が入られていたのか。いわゆる交通事業者であるとか、地域住民であるとか地権者、あと、営業している方々、商店会の方々、様々あるかと思うのですけども、その辺のレベル感をちょっと教えていただきたいと思います。
3124【高橋まちづくり推進課長】 昨年、三鷹駅交通環境基本方針の策定に向けた研究会の報告書ということで、中身のほうを説明させていただいておりますが、研究会のメンバーとしては、交通事業者、JR三鷹駅ですとかバス事業者、あとは、その他では福祉関係の協議会の方ですとか、子ども協会、三鷹の商店街の関係の方、そういった方々になります。

落合勝利
3125【落合委員】 ありがとうございます。今、各種団体の方がメインかなと思うのですけれども、特に住んでいらっしゃる方だとか、町内会がないのであれなのですけど、ここに土地を持っている地権者と呼ばれる方々、住んでいらっしゃるような方々、そういった方々の意見はこの中にどのぐらい反映されているのか、ちょっとその辺も確認したいのです。
3126【高橋まちづくり推進課長】 今、私が申した研究会のメンバーはそういった形なのですけれども、昨年度はオープンハウスやワークショップも行ってございまして、意見のほうをお聞きしています。その中に地権者さんがどれだけいるかというのは把握はしていないのですけれども、そういった形で広く意見を聞いているというところがございます。大きく言いますと、地権者さんの御意向としましては、今年度、アンケートのほうを送付させていただいておりまして、三鷹駅の北口の動きですとかそういったところを、先ほどの14ページの、西、北、北東、東とあるのですけれども、こちらの街区を中心に今の動きのアンケート調査みたいなことをやって、地権者さんに説明したりだとか、そういった動きをやっているというところでございます。

落合勝利
3127【落合委員】 分かりました。それぞれの取組が1からずっとあって、一番心配しているのは、そもそも論として、特に地権者さんに協力してもらえないとできない事業だと思っているのです。そこが、周りでこうしたらいいよね、ああしたらいいよねと言うのだけど、いや、私たち住んでいる人はそんなことは考えていないみたいな話になると、そもそものスタートとして、またボタンの掛け違いみたいなことは往々にしてあるかと思うので、その辺は非常に心配をしていました。様々な意見交換をやって、意向を取りまとめと書いてあったので、一定程度そういった意向もあるのだろうなという前提の下でまとめられているという理解をしていたのですけども、そういう理解でいいのかどうか、その辺を再度確認をしたいのです。
3128【高橋まちづくり推進課長】 研究会の報告書のまとめ及びワークショップとかというのは去年度そういった形になっていますので、地権者さん云々というところはどこまでというのは分からない状況なのですが、今年度アンケートを実施した中では、交通環境のまちづくりに関する御意向というのは確認していただいておりまして、市からの説明に対して、おおむねの理解をいただいております。車中心から歩行者中心のまちづくりということについては、おおむね賛同のほうをいただいている状況でございます。主な御意見としましては、交通課題の解決と併せて、歩行者中心のまちづくりを進めることには賛成、西側の低利用地のまちづくりに期待する、具体的に地権者に対してどのような影響があるか知りたい、今後建て替えを検討するに当たり、引き続き情報提供をしてもらいたい、高層化により、まちのよさが失われるか不安というような主な意見があったところでございます。

落合勝利
3129【落合委員】 分かりました。私も、地域に住んでいらっしゃる方々とお話しする中で、やはり今の交通環境はよくないよね、何とかしたいねという話は聞いていますので、方向性としては多分一緒の方向を向いているのかなとは思うのですけども、ただ、総論賛成、各論反対というのはよくある話で、実際事業を進めていくと、いや、それはできないよという話も考えられるので、その辺は今後の進め方になるのだろうなと思いますけれども、より丁寧に進めていただければというのは、これは要望としておきたいと思っています。
それぞれの取組の、まず、恐らくこれは大前提になるのだろうなと思うのは、先ほど来出ている補助幹線道路だと思うのです。一番最後の今後の進め方のところにロードマップも出ていますけれども、都市計画手続のところというのは、要するに補助幹線道路整備の完成になっているわけです。そうすると、その先の再整備というのは、それがあって初めて実現に向かうということなのだろうなというふうにこのロードマップを見て思ったのですけども、まず、その認識というのは担当のほうでもやはり同じような認識でいるのか、その辺はどうでしょうか。
3130【高橋まちづくり推進課長】 委員御紹介のとおり、三鷹駅街づくりビジョンの大前提として、補助幹線道路の完成後の三鷹駅北口の在り方という形で事業のほうを進めておりますので、おっしゃられるとおりかと思ってございます。

落合勝利
3131【落合委員】 そうですよね。そうなると、この補助幹線道路は一体いつできるのだというのが、多分これも、さっきから出ているとおり、大きな課題だろうと思うのです。特に、取組2の交通体系の再編というのも、補助幹線道路ありきのところというのは多大に考えられるわけで、それがないと、やはり全体的な再編は前に進んでいかないのかなと。ただ、そうはいっても、一定程度、今の整備状況下の中で少しずつでも再編ができていく部分も逆になくはないのかなと。先ほども社会実験という話が出ていて、恐らく説明の中ではにぎわいだとかそっちの部分だろうかなと思うのですけど、例えば、1回桜通りを歩行者天国化して車が通れないような状態にして、あれは多分、にぎわいという部分であそこの道路の部分はどういう活用ができるかという、それが主体だったと思うのですけども、ああいうところを幾つか設けることで、車の動きだとか自転車の動き、そういった部分がまた変化してくるのだろうなと思うのです。そういった変化においての補助幹線道路の有用性だとかといった部分も、そういった実験を通してもまた分かってくる部分はあるのかなと思うのですけど、そういった視点での社会実験というのは今後どんなふうに考えられているか、その辺はどうでしょうか。
3132【高橋まちづくり推進課長】 21ページの今後の進め方の中でロードマップを示させていただいております。今委員が御紹介していただいたとおり、交通に関する社会実験ということで、来年度はその辺の企画調整を行いたいと思っていまして、令和7年度にそういった交通に関する社会実験を行いたいと思ってございます。実際、警察との協議でしたり、あと、ちょっと分からないのですけれども、民地側を使わせていただいて、暫定的にそういった規制ができないかですとか、そういったことを探りながら、交通に関する社会実験を令和7年度に行ってみたいと思っているところでございます。

落合勝利
3133【落合委員】 分かりました。多分そういった部分は当然必要だろうなと思っていますし、私も中町に住んでいるので、あの辺はよく通るのであれなのですけども、交通形態が変わると、今、あの補助幹線道路で東西の部分になりますけど、南北のところも割と狭い道ばっかりなので、そこを通り抜けていくというのも出てくるのだろうと思うのです。端的なのは、扶桑通りです。ちょうど補助幹線道路の出てくるところにはなるのですけど、あそこを抜けて、扶桑通りを通っていく。あそこは、その先は一方通行になっていますけども、南北が通れるようになっているので、そういった部分で、そんなに広さのある通りではないのだけども、そこの交通は割と多かったり、それ以外のところも割と狭い道を抜けていく車は結構多いので、その辺の社会実証をやりながら、車が実際どういうふうに抜けていったりするのか、その辺も今後一つの交通体系を考える上では非常に重要かなと思っています。特に安全の問題等がありますから、来年度やられるということであれば、その辺もまたぜひ進めていただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。
あと、ほかは大体出ていましたので、これからパブリックコメントをやって、その後、正式に方針の策定ということにつながっていくかと思いますので、そこでまた出てきた意見も、地権者だとか、地域住民だとか、そういった方々の意見は特に重視していただくようにお願いをして、私のほうは質問を終わりたいと思います。

東山あきお
3134【東山委員】 端的に4点伺います。
道路交通法の改正に従って、電動キックボードの使用が緩和されたというふうに思います。LUUPがすごく有名だと思います。ほぼ自転車扱いというところで、ただ、事故もあるというところで、そういった新しい交通手段を利用する方々への研究をされているのかというところと、あと、それらに対しての対策なり、この計画に反映したものなどはあるのかということをお伺いしたいと思います。これだけではなくて、これからドローンタクシーなり、ハイパーループなり、人の移動だけでなくて、物の運搬に関わる、MaaSに関わるものがたくさん出てくると思いますので、この計画をつくって終わりではなくて、アップデートをしていただく、そして新しい技術も取り入れるようにお願いをしたいというふうに思っていますので、それについても見解を伺いたく思います。
3135【高橋まちづくり推進課長】 庁内委員会を含めて、アドバイザー委員会の中でも当然話題に上がっているところでございまして、キックボードですとか、もしくは新しいそういった交通手段というのは、今後、可能性としてはあるかと思ってございます。ただ、今の検討の段階ではどこまでという形で、今の交通に合わせた形で考えておりますが、北口の広場の冗長性ですとかそういったところは当然考えていかなくてはなりませんので、将来に向けた余裕というのですか、そういったところも含めたというのはこの中では今後取り入れていきたいと思ってございます。

東山あきお
3136【東山委員】 ありがとうございます。
続いて、ずっと前からやっていらっしゃるパブリックスペースの利活用の社会的実験について、改めて、どのように総括をされていて、この基本方針でどのように反映されたかというのを具体的に教えていただければと思います。
3137【高橋まちづくり推進課長】 現在、オープンテラスという形で、今年度も2か所、歩道の公共空間を使って、テーブルを置いて、そういった空間という形で実験をさせていただいています。何年間かやらせていただいているのですけれども、なかなか広がりができていないというようなところもございまして、今後は、使っていただける方の範囲を広げるですとか、あと、自分たちでできるような仕組みづくりですとか、そういったところはちょっと考えていかなくてはいけないようなところでございます。そういった中で、先ほどの沿道のまち並みの誘導ではないですけれども、空間をどうやって使っていくかですとか、そういったところにつなげていきたいと思ってございます。

東山あきお
3138【東山委員】 ありがとうございます。3点目なのですけれども、2ロータリーにして、地域交通と一般車と歩行者がスムーズに乗り入れできるように再編というところなのですけれども、それぞれの案において、例えば選挙カーとか、そういう乗り入れのときに何か影響があったりしますでしょうか。それぞれ何かありますでしょうか。
3139【高橋まちづくり推進課長】 2ロータリー化に限らず、選挙カーの活動自体は、警察でいう道路使用という形になると思いますので、仮に2ロータリー化して広場ができれば様々な形で交通の規制がかかると思います。その規制に合った中で、道路使用が取れるのか、取れないのかですとか、そういった形になろうかと思います。

東山あきお
3140【東山委員】 最後に、21ページ目の(2)ロードマップのところで最初に「潜在的なニーズ」という文言があるのですけれども、これがぱっと理解できず、具体的に例えばどのようなものを指しているのか、想定されているのか、もしございましたら教えてください。

道場ひでのり
3141【道場委員長】 場所は分かりますか。東山委員、もう一回、場所を指定してください。

東山あきお
3142【東山委員】 これは木崎委員の質問だったのですけど、21ページ目のロードマップの最初の項目で、「なお、現状の使われ方だけでなく、潜在的なニーズの把握にも努めていきます」の「潜在的なニーズ」という文言です。
3143【高橋まちづくり推進課長】 大変失礼いたしました。ちょっと見つかりませんでした。潜在的なニーズというところで、今、三鷹駅北口の使われ方として、例えばなのですけれども、タクシー乗り場の前に福祉車両優先スペースというものがございます。そこは一般車もあふれているような状況で、しかもちょっと幅が狭い状況で使いづらいというのはさんざん御指摘を受けているところでございます。例えば、福祉車両が安心して止められるような空間ですとかスペースが仮にできれば、障害者の方も駅に来やすくなるですとか、そういったことも考えられるというような御意見とかもアドバイザー委員会の中でございまして、そういった意味合いでございます。

道場ひでのり
3144【道場委員長】 これにて質疑を終わります。
次に、武蔵野都市計画道路3・4・27号線の今後の方向性について、報告をお願いします。
3145【福田まちづくり調整担当部長】 それでは、武蔵野都市計画道路3・4・27号線の今後の方向性について報告いたします。
資料をお願いいたします。武蔵野プレイス西側に位置する本路線につきましては、1の事業経過に記載のとおり、三鷹・立川間の連続立体交差事業に伴い、平成6年度に都市計画決定された道路で、平成12年2月に事業認可を取得し、事業着手しております。事業の状況といたしまして、道路西側にお寺があり、用地折衝に時間を要している間に周辺環境が変化したことから、地域の実情に合った都市計画道路とするため、平成30年4月より事業認可を休止し、検討を進めてきましたが、このたび、その方向性がまとまりましたので、行政報告をさせていただきます。
まず、2の方向性の検討における要点についてでございますが、武蔵境駅周辺の南北道路整備が進み、交通処理機能が大幅に改善されていること、及び、当初計画になかった武蔵境駅の西側改札が設置され、本路線の歩行者利用が増えたことを要点として検討を行ってございます。
次に、3の今後の方向性についてです。計画幅員を現道幅員に合わせて縮小し、都市計画道路の区分を歩行者中心の道路として区画街路に変更すること、また、3・4・27号線が担うべき交通機能を代替する西側にある市道第291号線を都市計画道路の区分の幹線街路として位置づけることとしてございます。なお、この方向性につきましては、市が関係機関と調整して作成しているもので、行政報告後、地権者に説明を行った上、都市計画原案として都市計画の手続を進めていきたいと考えてございます。
今後のスケジュールにつきましては、裏面の4に記載しているとおり行っていく予定としております。
報告は以上となります。

道場ひでのり
3146【道場委員長】 報告が終わりました。これより質疑に入ります。

西園寺みきこ
3147【西園寺委員】 では、お願いします。
この場所は市民の方も本当に注目している場所で、プレイスができて以来、そして立体交差ができて、事実上もう車は通らないという場所になって以来、武蔵境駅の南口の利用という意味では本当に大きな場所かなというふうに思っておりました。今回の件で、都市計画道路という位置づけは変わらないけれども、その中の小さなカテゴリーであるところの幹線街路から外れて、区画街路に変わるというふうに書いてあるわけなのですが、この変更というのは、今後いろいろ手続を踏むにしても、もうこれは戻らないものというか、確定ということで、将来はもう変わらないと考えていいのでしょうか。今回の方向性ということは将来揺らがないというふうに考えていいのでしょうか。最初にそこをお聞きします。
3148【福田まちづくり調整担当部長】 厳密な話をしてしまいますと、都市計画というのは当然、変更規定がございますので、今回の見直しに関しても、周辺状況が変化したことから当初の計画を変更するという手続を行っております。今、市のほうの考え方とすると、今後その方向性は大きく変わらないと思っておりますので、地権者の意向も踏まえてになりますけれども、西園寺委員がおっしゃられるとおり、よほどの社会情勢とか周辺環境の変化がない限りはこの方向性で行きたいというふうに考えて、今回御提示しているものとなります。

西園寺みきこ
3149【西園寺委員】 分かりました。そのとおりだと、それでよろしいかなというふうに思います。
では、3・4・27号線がこれからも歩行者優先のスペースとして使われていくという面と、新たな291号線のほうと2つ分けてお聞きしたいのですけれども、まず、3・4・27号線のほうです。現状としても、既に歩行者優先的なスペースになっていると思いますが、車は入れますよね。車が入って、nonowa口を利用する人がそこで降りて左に入るというのもよく見かけるわけですが、この車の流入に関しては変わらないということでいいのか。
それから、2つ目として、プレイス前のふれあい公園で多彩なイベントが行われていますけども、そのイベントを利用するときに、この3・4・27号線も、そのイベントのときだけ車を止めて、イベントスペースとして一体的に利用したいという声を聞いています。キッチンカーを置きたいなんという声が聞こえているのですけど、そういうことの可能性については、今回の変更によって利用しやすくなることがあるのかということをお聞きします。
3150【福田まちづくり調整担当部長】 まず、現状、車が入れる、入れない、車の動線については、現在のものと変える予定はございません。なので、3・4・27号線自体は相互通行になっているかと思いますけれども、ちょうど公衆トイレのあった部分から先は西側への一方通行という形は変えない予定でございます。
あと、プレイスのイベント等での道路の一体利用については、先ほどの三鷹のビジョンの中でもいろいろ考え方が示されておりますけれども、現状においては区画街路として、幅員構成の問題等は今後また考えていきたいと思うのですけれども、東側のふれあい広場公園との一体的な整備だとかそういうふうなものの中で考えていければと思っております。現状においては、委員おっしゃられたように、キッチンカーを道路上に止めてイベントで使えるかというのは、道路交通法の関係も出てきますので、これは今後調整が必要かなというふうに考えているところでございます。

西園寺みきこ
3151【西園寺委員】 ありがとうございます。ふれあい公園のイベント利用は年間かなりの数ということで、今度、芝生の話もしますけど、3・4・27号線の部分の活用については地域から要望が出ているということはこの場でもちょっとお伝えはしておきたいと思います。
では、291号線のほうが新たに格上げと言ったらいいのですか、幹線街路に変わるということなので、その影響、どういうことが変わるのか。それから、これから周辺の方とお話をしていくということですが、その方々にとってはどういう影響があるのかということを教えてください。
3152【福田まちづくり調整担当部長】 291号線のほうにつきましては、今の方向性の考え方とすると、3・4・27号線が将来担うべき交通を代替する路線という形で、現状もう整備が完了しておりますので、この状態で都市計画の網をかけるというふうな形を考えておりますので、都市計画の手続上の話になってしまいますけれども、地域の方々に与える影響というものはないかなというふうに考えてございます。また、交通量に関しても、今回、特に道路を大きくいじるわけではないので、現状と変わらないというふうに市のほうでは考えております。

西園寺みきこ
3153【西園寺委員】 分かりました。
最後に、3・4・27号線に関しては、隣の観音院との関係ということで今まで協議もしてこられたかなと思いますが、この確定によって、もう観音院との協議は終了ということでいいのかということをお聞きします。
3154【福田まちづくり調整担当部長】 今回、行政報告の資料としてお示ししている図面はこちらのみというふうな形になってございますけれども、今、市のほうで考えている方向性とすると、ここにも書いてあるとおり、現道幅員に合わせて縮小するという形になりますので、都市計画線は基本的にお寺の敷地から外す方向で考えたいと思っております。元公衆トイレのあった反対側の、観音院からいうと北東の角、西に曲がるところは少し見通しの問題もありますので、お墓に影響のかからない範囲内で一定の隅切りを設けたいというふうに考えておりますので、その辺の御協力は今後地権者のほうにも御説明していきたいというふうに考えております。

木崎剛
3155【木崎委員】 よろしくお願いします。
これは都市計画道路内での変更ということなのかなと。要は、都市計画道路を廃止するとかなんとかではなくて、都市計画道路のカテゴリーが4つある中で、もともとの3・4・27号線は幹線街路を区画街路に変更し、その代わり、291号線は、これはもともと何もなかったのかな、それを幹線街路として、逆に言うと、こっちを都市計画道路として新たに指定するという形になるのですか。その辺りを、分かればもうちょっと詳しく教えてください。
3156【福田まちづくり調整担当部長】 木崎委員がおっしゃられるとおりで、まず、3・4・27号線は3と4という数字に意味がございまして、3が幹線街路という意味になりまして、区画街路になりますと、7になるので、御殿山のほうには7・6・1号線とかという都市計画道路があると思いますけれども、今、我々が考えている方向性のとおりにしますと、番号のつけ方は、最後の27は通し番号になりますけれども、ここの部分については幅員構成等を含めると7・4とか7・5幾つというふうな形になるのかなというふうなイメージを持っているのと、あと、291号線については、木崎委員がおっしゃられるとおり、新規に都市計画の指定をいたしまして、幹線道路ですので、幅員構成を含めると3・4・28になるのか分からないのですけれども、その辺はまた原案作成時に考えていきたいというふうに思っております。

木崎剛
3157【木崎委員】 ありがとうございます。私がちょっと調べた認識で合っていたということで、分かりました。それで、これは都市計画道路を廃止するわけではないからいいのだろうなと。簡単に言うと、都市計画道路は簡単には廃止できないとか変えられないとかというふうにずっとお聞きをしていた感覚で思っていたので、こういう形で変えられるのだというのはちょっとびっくりしていた部分があって。もちろん、最初に御説明のあったとおり、周辺環境等が変化したという場合は変更規定があるからそれに合致してできるのだということなのですけど、周辺環境等が変化したというのは、今回の場合もそうですけど、どれぐらいというのは何か基準みたいなものはあるのでしょうか。何でもかんでもちょっと変わればいいのだというわけにはいかないと思うのですけど、その辺りは何かあれば御説明をいただけますか。
3158【福田まちづくり調整担当部長】 厳密な基準という形ではないのですけれども、例えば、今回の3・4・27号線の例ですと、方向性の要点にも少し記載しているとおり、一番大きなものは、東側を通っている調布保谷線が2車線で相互通行になったことで、当初、連立事業で踏切がなくなったときに、五宿踏切と天文台踏切は信号処理をしなければ人がはねられるという、かなり議会でも問題になっていたところです。しかし、調布保谷線が開通したときに、信号待ちをするのが寂しいぐらいに車が少なくなりました。ましてや、西側は3・4・24号線が整備されて、かなり南北交通が改善されているというふうなこともありますので、こういうふうな、目で見ても明らかに分かるぐらいの実態があるということが一つ大きなポイントになるかなとは思っております。また、木崎委員がおっしゃられるとおり、都市計画として決定している限り、道路ネットワーク上の網としての考え方がございます。ですので、関係機関、東京都とかと調整している中でも、外環の2の問題もあるのですけれども、廃止が全くないというわけではないのですけれども、都市計画道路網として一定程度代替されているという形で、都市計画の位置づけを担保するという意味でも代替路の指定というのは結構大きなポイントになってくる。今回は、廃止ではなくて、種類を変えて、ただし、機能面については代替路を設けるという方向性を市のほうで考えたという形になってございます。

木崎剛
3159【木崎委員】 ありがとうございます。考え方としては、廃止をすることは理論上は可能だよということなのかなと。特に今回の場合だと、代替ができている。要は、今御説明があったとおり、様々なものができ、また、こっちでいうと、今の291号線が基本的な部分での代替が十分できるという意味だということが分かりました。そうはいっても、廃止をせずに、形としては残すということで、関係機関、東京都との話合いができているということで認識ができました。
そうなってくると、武蔵野市の中にこういう状況のところがほかにあるのかどうかというのをお聞きしておきたいところなのですけど、もしそういうようなところがあるようであれば、実際にこの辺りも可能性があるよとか、今、検討しているとかというのがあれば教えていただきたいと思います。
それともう一つ、3・4・27号線本体のほうを今と同じ形のまま、観音院さんの角の部分、観音院からいうと北東側の部分、道路上でいうと西側の部分の隅切りはぜひお願いをしたいと。それは、私もあそこを通ったことがありますので、確かにあそこは危険だと思いますので、できるのであればそれをお願いしたほうがいいなと思いますけども、そうなってくると、今ある道路自体は基本的には何も変わらないという考え方でいいわけですか。あそこは相互通行になっているので、それも変わらない、変えないという考え方で、先ほどの答弁と同じかと思うのですけど、そこは改めて確認させてください。
3160【福田まちづくり調整担当部長】 まず、3・4・27号線のほかに変更する予定の箇所があるかという最初の質問でございますけれども、都市計画道路の見直しに関しては、基本的には都市計画道路の整備の方針というふうな形で、第四次事業化計画という、これは都市計画道路の必要性も含めた検証をした中で優先整備路線をやっているという形で東京都と区市町でつくっているものです。この中で基本的に見直し路線とかそういうふうなものが上がってくるというふうな考え方をしておりまして、今、うちの市域内は3・4・27号線を除いて全て必要性は確認されている路線ですので、現状においては、今のところ、見直す予定の路線はないというふうに考えてございます。
2つ目が、3・4・27号線なのですけれども、今回この方向性を決めるに当たっては、関係機関として東京都と交通管理者の警視庁のほうとも調整をしております。区画街路とか道路の計画をするときに、道路構造令とかがありまして、基本的な歩車道境界はあまりいじるつもりはないのですけれども、西側部分にも一定の歩行空間みたいなものがやはり必要になってくるのではないかと思っておりますので、少し現車道が狭まる、もしくはそのようなイメージのことを考えていただければいいかなとは思っております。ただ、今、大きな既存樹木等も多々ございますので、そういうものはできる限り活用するというふうな考え方をしたいというふうに思っております。

木崎剛
3161【木崎委員】 ありがとうございます。基本的には、今、それ以外に検討がされることはないだろうということで、分かりました。今の3・4・27号線は、これを見る限りで言えば、多分観音院のほうの土地には入らずに、今、壁があるので、そのままだよと。その西側から少し歩道になるのか、ちょっとその辺がよく分からないのですけど、ラインが入るのか、ガードができるのか分からないですけど、そういうようなものを考えているということでよろしいのかどうかはお聞かせください。
それで、もう一つ、反対側はエリア的に見ると歩道の部分もしっかり全部入っている。これは何も変わらないということなのですか。道路でいう東側。今、歩道になっている部分。ここは一応確認だけしておこうと思ったのがあって、そうなってくると、以前に公共トイレを動かしましたが、区画街路になったとしても、そこに都市計画線が入っている以上、改めてそこへ持ってくることができないという考え方でよろしいのかどうか、その確認だけさせてください。
3162【福田まちづくり調整担当部長】 まず、西側の歩行空間に関しましては、段差をつけるとか、複断面ではなくて、今のところ、区画線処理みたいな形のイメージを考えているところでございます。東側のほうにつきましては、御存じのとおり、農水省跡地を買収して、プレイスと公園と道路用地というふうな形で振り分けておりまして、ここの部分については計画線どおり進んでおりますので、あえてこれを変えるつもりはないというふうな形でございます。当然、都市計画線内ですので、トイレの取扱いについては、占用できないものではないですけれども、見通しですとかいろいろな勝手を考えると、基本的にはないほうがいいというふうな考えになるかとは思います。

本間まさよ
3163【本間委員】 3・4・27号線については、拡幅計画を示されたときから、私は拡幅の必要性については疑問を持って議会で何回も取り上げさせていただきましたので、今回こういう形で示されたことについてはよかったなというように思っております。
そこで、まず最初に、方向性のイメージ図というものを出していただいたのですが、ここで、3・4・27号線のところに茶色い線が書かれています。道路の位置を示しているのだと思うのですが、それと赤色で塗られたところが今回変わるという図なのか、ここをまず御説明をいただきたいと思います。
3164【福田まちづくり調整担当部長】 本間委員がおっしゃられるとおり、ちょっと小さくて申し訳なかったのですけれども、下の茶色い線の部分が現の都市計画線というふうに思ってください。少し内側に赤く入っているところが現道のラインであって、ここに計画線を合わせるというふうな形を、今、考えているところでございます。

本間まさよ
3165【本間委員】 説明いただいたのですけど、赤い線は現在の道路上のものだということなのですか。
3166【福田まちづくり調整担当部長】 この図面で示している赤で囲まれた区域は、現状の道路というふうに考えていただきたいと思います。ただし、先ほどちょっと説明したとおり、北西の角の隅切りについては少し考えたいというふうに思っているところでございます。

本間まさよ
3167【本間委員】 そうすると、茶色い線で書かれた、隅切りが造られるところも含めた線が南側まで、半分ぐらいのところまで来ているのですが、これは何なのですか。隅切りを造るための道路拡幅の計画なのか。ここがちょっと分からないので何度も伺っているのです。
3168【福田まちづくり調整担当部長】 もともと、現道の市道自体が少し斜めに入っておりますので、都市計画線とすると、それをなるたけ、多分中央線に合わせてとか北側の3・3・23号線と合わせて少し角度を変えている関係で、もともとお寺にかかっている計画線自体が道路に対して斜めにかかっていると。なので、南側の部分を一部、隅切り部分は境南通りと併せて買収させていただいているのですけれども、隅切り以外の部分から少し買収線が北に向かって深く入り込んでいく、多く入っていくというような隅切りになっているので、これを現道のほうに合わせるという形で少し東側に振るというふうに捉えていただければいいかなと思います。

本間まさよ
3169【本間委員】 ということは、現道の道路は変わらないのだと。ただし、あそこは90度にはなっていなくて、ちょっと隅切りというか、あるのではないかなと思っているのですが、隅切り部分について変更するけど、それ以外は変わらないということでいいということですか。そこは確認をさせていただければと思います。
今回、市道第291号線を幹線街路に位置づけると。幹線街路というのは、調べてみれば、交通量が多いという位置づけになっているわけですが、今までと交通量は変わらないだろうという御説明なのですが、住民の方たちから、信号機の設置だとか安全性については御意見をいただいていて、市のほうでもそういう意見を聞かれているというように思うのですが、その点については、幹線街路に位置づけることによっての安全性を関係機関とどのように議論していこうとされているか、お伺いしたいのです。
3170【福田まちづくり調整担当部長】 これまでも少し答弁しておりますけれども、ここの291号線につきましては、都市計画の位置づけを持たせることによって新たに整備を行うわけではないので、やはり本間委員がおっしゃられるとおり、信号機の必要性ですとかそういうものに対しては、特に都市計画をかけたことによって形態に変化をもたらすわけではないので、あくまでも現状の交通量ですとか安全性を踏まえた上で公安委員会のほうで判断していくものというふうに捉えておりますので、今回の都市計画変更によって何か追い風になるかというと、その辺については、ならない可能性のほうが高いのかなというふうに思っているところでございます。

本間まさよ
3171【本間委員】 全部が全部つくかどうかは別として、近隣の方、利用者の方たちは、アジア大学通りのところ、これは十字路ではないのですけれど、ここがまず危ないという御意見があります。それから、新しくできた2本の、これも区画道路でしたが、ここも危ないね、信号機があればいいねという御意見はいただいていますし、それから、これは議会でも取り上げさせていただきましたが、駅に向かう、ちょうど線路際が変形になっているところも。ここは結構白バイがいて、車を捕まえるというのもあるのですけど、それよりきちんと安全対策をしたほうがいいのではないかなと私は思っているのですが、そうしたことについて、市はどのように考えていらっしゃって、変更はないだろうということではなく、市として対応が必要だということになればきちんと意見を言っていただきたいなと思うのですが、市としての認識はどのようにお考えになっていらっしゃるか、伺いたいと思います。
3172【井上道路整備計画担当課長】 私からは、アジア大学通りとの交差点部についてお話ししたいと思います。これまで警察と協議してきまして、今年度予定しておりますアジア大学通りの歩道改修工事に合わせて、ここの交差点部に横断歩道を設置することができるようになりました。今年度中の工事になりますので、設置はもう少し先になります。
なお、丁字路部分の北側に駐車場等がございますので、横断歩道はこの交差点の東側部分に設置されることになります。
以上です。
3173【福田まちづくり調整担当部長】 本間委員がおっしゃられたとおり、291号線に関する課題とか云々については、市のほうでも一定の認識はしている中で、やはり、ただ言われたからそのままうちが放置しているわけではなくて、当然、警視庁のほうに、こういうふうな要望があるので、例えば信号機をつけていただけないかとか、そういうふうなことは要望しておりますけれども、やはり公安委員会の決定事項ですので、その部分については、市としては要請はかけているけれども、なかなか実現しないというのが現状かなというふうに思っているところでございます。

本間まさよ
3174【本間委員】 認識については、住民の方、また、市も同じような認識をされているということが分かりましたので、引き続き、ぜひ対応していただきたいと思います。
最後に、もう一度3・4・27号線に戻るのですが、これも何度か議会でも取り上げたのですが、ここは昼間は営業の方の休憩になっているところもあったりして、必ず止まっています。そういうことに関しての対応というか、考え方というのはどうなのか、伺いたいと思います。
3175【福田まちづくり調整担当部長】 また道路の造り方の問題もあるかとは思うのですけれども、先ほど少し触れたとおり、東側部分の現状の歩道と車道の境目はあまり変える予定はなくて、西側に一定の区画線ですとか歩行者が通る形態を取りたいと思っていますので、見た目よりも現車道幅員というのは狭く見えるようなしつらえにするようなイメージを、今、持っております。そうすると、やはり視覚的な効果も含めれば、ある程度の幅員があって横を車が通り抜けられるからそうやって休憩に使われるとかというのもありますので、そのような対応は市のほうとしては考えたいと思っておりますけれども、最終的には道交法の話になりますので、取締り等が必要な場合には警視庁のほうにお願いするというふうな形にならざるを得ないかなというふうに思ってございます。

本間まさよ
3176【本間委員】 警察だとか道交法だとかいろいろ御答弁がありますが、やはりあそこに駐車されると、歩くところが狭くなったり、安全性の問題としてすごくあるなと。1台ではなくて、多いときは三、四台止まっているときもあって、お休みになっているのがとてもよく分かるところなのです。やはりその辺も含めた実態を把握していただいて、対応も考えているということですので、せっかく今回整備するので、そうした課題については、市としてできることについてはしっかりやっていただきたいということで最後にしたいと思います。
3177【福田まちづくり調整担当部長】 大変申し訳ございません。先ほど木崎委員への私の答弁をちょっと一部修正させていただきたいのですけれども、それ以外に見直し路線の考えているところはあるかという形で、基本的にないと私は答えてしまったのですけれども、すみません。今、東京都の在り方検討の中で、議会のほうにも報告させていただいておりますけれども、井ノ頭通りの、三鷹通りから調布保谷線までの間については20メートルの計画幅員なのですけど、現道16メートルあります。なので、現道に合わせるというふうな形で、今、東京都と見直しの動きをしているというのと、あと、すみません、私がもともと所管しています外環の2も計画内容再検討路線に位置づけられておりますので、これも場合によっては都市計画変更の可能性があるという形で、この2点は修正させていただきたいと思います。

落合勝利
3178【落合委員】 すみません、1つだけです。今後の方向性のところの米印で、都市計画変更案、本事業に関係する地権者と調整を行った上とあるのですけど、具体的にどんな調整をするのかなと思って、ちょっとそれだけ確認させてください。
3179【福田まちづくり調整担当部長】 今回、都市計画に変更する大きな部分とすると、3・4・27号線西側のお寺様になりまして、先ほどちょっと質疑の中でも申し上げたとおり、まず線を現道に合わせるということと、北西角の隅切り、この辺の部分について一定の御協力をいただきたいというふうな形をやった上で、正確な都市計画の線をつくった上で原案とするという形の調整を今後進めていきたいというふうに考えております。

東山あきお
3180【東山委員】 1点だけ伺います。
いろいろと情報を見ていると、プレイス西通りの会が、この3・4・27号線の都市計画変更について提案書を2020年10月6日に市長や恩田副市長宛てに提出をしていて、結構似たような形の提案だというふうに理解をしていまして、皆さんの中でこの計画をいつぐらいから具体案として持っていらっしゃったのかというところと、あと、そういった市民の会の皆さんの意見をどれぐらいまで参考にしたかというのをお伺いしたく思います。
3181【福田まちづくり調整担当部長】 基本的には、いろいろ物事を決めるに当たって、住民提案だとかそういうものは全く無視するというわけではないですけれども、それによって都市計画の変更をするとかというのは別のものというふうに考えてございます。市のほうとしますと、やはり周辺環境の交通がかなり変わってきたということと、nonowa口も含めた、要点に書いてあること等の理由から、一定の、このまま整備を進めるべきかどうかというのは一度立ち止まろうというふうに市の内部のほうで判断いたしまして、平成30年に事業を1回休止して今日に至っているという経過になります。提案いただいたものと一緒かどうかというのは、結果的に一緒というふうに捉えていただけたらと思っております。
以上です。

道場ひでのり
3182【道場委員長】 これにて質疑を終わります。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
3183【松下市長】 私は、11月10日、落合議長に、武蔵野市長の職を11月30日をもって退職いたしたく申し出ました。
平成29年10月に市長に就任させていただき、以来2期6年間、議員の皆様と議論を重ねる中で、共に市民福祉の向上のために仕事ができましたこと、心から感謝を申し上げます。この4年間は、コロナ禍で、誰も経験したことのない状況でした。先の見通しが立たない中であっても、市民の皆様の命と健康を守り、生活が継続できるよう、経済的な支援策と併せて取組を進めてきました。同時に、自治体の財政力によって取組が異なることも実感してまいりました。コロナ禍を経験し、また、急速に進む少子化の中で、持続可能で平和な社会を実現するため、武蔵野市で取り組んだ施策を武蔵野市モデルとして全国で取り組みたい、国の政治というステージで制度を変える力になりたいと思い至りました。
建設委員会の皆様には、委員会その他、様々な場で御意見、御提案を賜り、よろず橋架け替え工事の実施や中央高架下公園リニューアル、ユニバーサルデザイン遊具設置、吉祥寺クックロード自転車駐車場供用開始など、施策を推進することができました。任期途中で自ら退職することは、市民の皆様をはじめ関係者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、市政への影響が最小となると判断したこのタイミングで退任することを自ら決断をいたしました。11月30日までと限られた期間ではありますが、最後まで市長としての責務をしっかりと果たしてまいります。これまで本当にありがとうございました。

道場ひでのり
3184【道場委員長】 以上で本日の建設委員会を閉会いたします。
○午前11時59分 閉 会