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令和6年 厚生委員会

9月11日(水曜日)

令和6年 厚生委員会
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330 発言

18939○出席委員(7名)
   本 間 まさよ 君    小 林 まさよし君    ひがし まり子 君
   浜 田 けい子 君    山 本 ひとみ 君    西園寺 みきこ 君
   深 沢 達 也 君

○欠席委員
   な   し

○出席説明員
   小美濃市長        伊藤副市長        荻野副市長
   関口環境部長       朝生環境部参事      松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱
   山田健康福祉部長     田中保健医療担当部長

○出席事務局職員
   菅原事務局長       村瀬事務局次長

○事     件
   (1) 議案第61号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例
   (2) 議案第63号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第2回)
           第1表 歳入歳出予算補正中
            歳出
             第3款 民生費
             第4款 衛生費
   (3) 議案第64号 令和6年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第1回)
   (4) 議案第66号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第3回)
           第1表 歳入歳出予算補正中
            歳出
             第3款 民生費
   (5) 陳受6第8号 ボランティアごみ袋収集個数に関する陳情
   (6) 陳受6第9号 「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意
            見書」を政府に送付することを求める陳情
   (7) 陳受6第11号 ごみ減量と資源化に努める市民を励ます環境政策を求める陳情
   (8) 陳受6第12号 ごみ収集支援に関する陳情
   (9) 調査事項(行政報告)について

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18940                               ○午前10時00分 開 会
【本間委員長】  ただいまより厚生委員会を開会いたします。
 初めに、傍聴についてお諮りいたします。定員の範囲内で傍聴の申込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18941【本間委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
 日程第1、議案第61号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 本日は議案に関連する行政報告が予定されておりますので、その報告を受けた後、議案と行政報告の質疑を一括して行います。
 行政報告、国民健康保険被保険者証等の今後の取扱いについての報告をお願いいたします。

18942【江波戸保険年金課長】  おはようございます。
 それでは、国民健康保険被保険者証の今後の取扱いについて御説明いたしますので、行政報告資料をお願いいたします。
 令和6年12月2日以降、武蔵野市国民健康保険被保険者証の新規発行及び再発行を終了し、資格確認書等の発行を開始いたします。後期高齢者医療保険につきましては、東京都後期高齢者医療広域連合による運用によるため、本市国民健康保険とは異なる点もございますが、おおむね同様の取扱いとなる予定です。
 1、主な流れでございます。12月1日までは現行の被保険者証を発行いたします。この被保険者証につきましては、有効期限である令和7年9月30日まで御使用いただけます。12月2日以降新たに加入する方や被保険者証を紛失した方等には、その方のマイナ保険証の保有状況に応じて、資格確認書または資格情報通知書を発行してまいります。令和7年夏から秋にかけまして、被保険者が必要な保険診療を切れ目なく受けられるように、現行の被保険者証等が有効期限を迎えるまでに、申請によらず資格確認書などを発行してまいります。
 続いて、2、資格確認書と資格情報通知書でございます。(1)対象者、記載内容等につきまして、資格確認書は、マイナ保険証を保有していない方が医療機関において被保険者資格を確認できるように発行するものです。資格情報通知書は、マイナ保険証を保有している方へ御自身が被保険者資格を把握できるように発行するものです。それぞれの目的に合わせて、記載事項、有効期限、更新時期などが異なります。
 2ページ目をお願いいたします。(2)資格確認書と現行の被保険者証との比較でございます。更新時期につきましては、現行の被保険者証は10月のところ、資格確認書は8月に更新いたします。また、70歳以上の被保険者の資格確認書には、窓口の負担割合などが追加で記載されまして、有効期間が1年間となります。これは負担割合が毎年、御所得、御収入に応じて変わるためでございます。
 続いて、3、各種医療証でございます。(1)の高齢受給者証は、現在70歳から74歳の被保険者の方へ発行している証で、窓口の負担割合が記載されております。12月2日以降に70歳に到達される方や新規で国民健康保険に加入された方には、先ほど御説明したとおり、資格確認書等に負担割合を記載して発行してまいります。従来、被保険者証と高齢受給者証の2枚を医療機関にお持ちいただいていたところ、資格確認書1枚となります。
 (2)の限度額適用認定証、(3)特定疾病療養受療証等は、発行を継続いたします。
 (4)短期被保険者証、資格証明書につきまして、12月2日以降は新規発行、再発行ができませんので、資格確認書等を発行してまいります。引き続き、納付勧奨や相談の機会の確保などの取組を行いまして、被保険者等の御事情の把握に努めてまいります。
 3ページ目をお願いいたします。4、発行スケジュールは、記載のとおりでございます。
 最後に、5、被保険者等への周知につきまして、12月2日以降も現在お手元にある被保険者証については有効期限まで使用が可能なことですとか、有効期限を迎える際には申請によらず資格確認書等を交付することなどをお伝えし、被保険者の不安を払拭し、誤解や受診控えが起きないように、引き続き制度の周知に努めてまいります。
 説明は以上でございます。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18943【本間委員長】  ありがとうございました。
 報告が終わりました。これより議案及びただいまの報告について一括して質疑を行います。質疑のある方、挙手をお願いします。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18944【山本委員】  自分がしゃべるときはマスクをしてお話をしたいと思います。すみません。
 それでは、ただいま御説明のありました議案と、それから行政報告に関連しまして、幾つか質問させていただきたいと思います。
 まず、ちょっと大きなところ、そもそもの話なのですが、国政の動きとこれは連動して提案があるものですけれども、今ちょうど国政政党、自民党の総裁選挙の直前でございまして、立候補を予定している方の中ではこのマイナ保険証の問題について廃止という時期とか見直しを主張している方が複数いらっしゃるということで、もちろん私はその政党の今後の行方に関して影響を持つ立場ではないのですけども、そこで決まることに関しては影響があるというふうに思われるのですけれども、この条例は12月2日という期日を書いてあるわけなのですけれども、マイナ保険証に対する扱いが国政の場面で変わるということがあった場合にはまた条例の提案が新たにあるという手続になるのか、その辺りの期限とかは考えているのか、最初に伺いたいと思います。

18945【江波戸保険年金課長】  今回の国民健康保険条例の改正条例の議案上程でございますけれども、経緯といたしましては、令和5年6月にマイナンバー法の一部改正が公布されまして、国民健康保険法から被保険者証に関する規定が削除され、資格確認書の仕組みなどの整備が規定されました。既に令和5年12月には施行期日を令和6年12月2日とする政令が交付をされておりますので、本市におきましては、今時点での国民健康保険法に基づいて条例を改正させていただく運びでございます。また、国民健康保険法の改正について動向が出た際には、その期日ですとかは注視をして対応していくことになろうかと思いますけれども、今現在ですと令和6年12月2日が施行期日でございますので、今回、第3回市議会定例会にお諮りをしているところでございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18946【山本委員】  要するに、現在のところ、12月2日から国民健康保険条例の一部を改正する条例は施行するということになっていて、それ以上の提案が国政から、厚生労働省からないということで、今後は、仮に総裁選挙で新しい総裁になった人が総理大臣として閣議等で厚生労働省に対して提案をして、厚生労働省がもし見直しをするということを決定した場合には、新たに提案があって、そのときに武蔵野市としては対応するという、そういうことになるのでしょうか。

18947【江波戸保険年金課長】  本市の国民健康保険条例につきましては、国民健康保険法の改正内容ですとかその期日に基づきまして法令遵守に努めてまいりますので、提案だけではなく、実際に施行期日が決まって、それに対して市として対応すべきことは対応していきたいと思います。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18948【山本委員】  現状として考えていることは分かりました。それでは、中身について幾つか質問をさせていただきたいと思います。
 今回は、マイナ保険証を導入するに当たって必要な手続を自治体のほうでもしておくということがあり、次の本会議、9月で議会をやった次の定例会が12月になっているので、今やっておくということで提案がされたかと思うのですけれども、私自身はマイナンバーに関しても個人情報の保護の観点から抑制的な立場をずっと取ってまいりました。また、今回のマイナ保険証の導入に関しては、少なくとも今の保険証を継続して使いたいという方が一定程度いらっしゃるということを個人的にも社会的にも受け止めておりますので、そこを考えなければいけないとは思っております。それで、マイナンバーカードを取得しても、また、マイナ保険証を取得しても、それを実際利用している人は少ないというふうには言われているのですけど、直接関係ないと言われるかもしれませんが、この制度自体はその一環でございますので、武蔵野市の中でマイナンバーカードの取得状況と、マイナ保険証を取得しているけれども、利用している人というのは4月の段階だったら11%であるというような調査結果が出ているわけなのですけれども、市の場合はどうなのかということに関して最初に伺いたいと思います。

18949【江波戸保険年金課長】  本市全体のマイナンバーカードの保有枚数につきましては、総務委員会でも御質問がありましたとおり、10万4,779枚でございます。国民健康保険のマイナンバーカードの利用登録状況でございますが、利用登録者数は、直近、今年6月時点で1万2,054人でいらっしゃいますので、被保険者数の中での割合としては約46%でございます。また、マイナンバーカードの健康保険証としての利用率、利用状況でございますが、こちらの国民健康保険被保険者の方ですと、今の段階で利用率が9.78%でございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18950【山本委員】  この前の総務委員会でもありましたが、改めてマイナンバーカードに関しても聞かせていただいた次第です。それで、今のことに関連して伺いますが、私の読んでいる新聞では、9月2日の朝刊で、18の地方紙のこの制度に関する合同のアンケートというのが取られて、それでマイナ保険証に関して、3つの選択肢で、どう思うかということを聞かれているのです。1つ目が、マイナ保険証へ一本化をするということに対しては支持するというのは18.3%しかない。少ないのです。現行の保険証を残して選択制にする、つまり、今の保険証も使えるし、マイナ保険証を使いたい人はそれも使えるというのが39.8%で、4割をちょっと切る程度です。3番目が、マイナ保険証の導入自体をやめてほしいという人が42%で、4割強なのです。ですから、現状では、マイナ保険証を使おうかなと思っている人の中でもやはり心配は多いし、トータルでは今の制度に対して相当不安や疑問の声が多いというふうにアンケートからしても見えるわけなのですけれども、こうしたことについてはどういう。私は、不安の解消といったって、結局今の制度のままでは無理だから、こういう市民の声を受けて、少なくとも、今使っている保険証です。私も持ってきましたけれども、こういう保険証がありまして、今後、資格確認書になったとしても、大きさとか見た目が物すごく変わるということにはならない状況のようですけれども、こうしたアンケートの結果の中で市民の不安をどういうふうに受け止めて対応しているのかという点について伺いたいと思います。

18951【江波戸保険年金課長】  市民の方、被保険者の方からの問合せとして今多いのが、12月2日になると今使っている保険証が使えないのではないかという御質問が特に多く寄せられております。私どもで必要なことといたしましては、行政報告の3ページ目にありますとおり、やはり被保険者の方に必要な周知ということに努めていかなければならないなと思っております。12月2日以降も有効期限までは安心してお使いいただけること、また、マイナ保険証の利用登録というもの自体も任意でございますし、今お使いの保険証の有効期限が切れたときには、申請によらず資格確認書を発行いたしますので、そういった皆様の御不安の解消に努めていくことが、今、大事かなと思っております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18952【山本委員】  どういう説明かということに関して、御答弁ありがとうございます。先ほどの行政報告の中でも資格確認書に関して御説明がありました。この対象は、マイナ保険証を保有していない人でも、申請をしないでも発行するということになっているわけです。ただ、もちろん、更新が違ったり、発行時期が何月というのが変わってくるという、そういうことはありますけれども、今の御説明ですと、申請しなくても資格確認書がその後使える状況になるということについては、周知というのはされるのでしょうか。

18953【江波戸保険年金課長】  今御指摘いただきましたように、申請によらず資格確認書を発行する旨も周知をしております。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18954【山本委員】  分かりました。ありがとうございます。私の周りでも、同じように、12月2日以降は今使っている保険証が使えなくなるのかなというふうに心配をしている人は、どうしようかなとか、相当多いと思いまして、その人たちが、例えばその期限の年限まで、何月まで使えるということと、その後も申請をしなくても資格確認書が発行されるということは伝わっていない方が大半でございましたので、それは私のほうからも聞かれた場合にはもちろん答えてはいるという状況です。資格確認書に関しても、これによりますと、マイナ保険証を保有していない人には、当面の間、申請によらず発行する。保有していても申請により発行可である。それから、マイナ保険証を持っていても、様々な御事情で、やはりこれまでの保険証とか資格確認書のほうが使い勝手がいいと思う人もいらっしゃると思うのです。ですから、それもぜひ対応していただきたいと思うのですけど、この「当面の間、申請によらず発行する」ということの「当面」というのはどれぐらいの期間をお考えか、伺いたいと思います。

18955【江波戸保険年金課長】  国のほうからは当面の間というふうに来ておりまして、今の時点でそれが何年間というふうな明記がされておりませんので、私どもも当面の間としか申し上げることができない状況でございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18956【山本委員】  分かりました。ありがとうございます。つまり、このマイナ保険証を保有していない人に、当面の間、申請によらず資格確認書を発行する、「当面」というのは、厚生労働省がこう言っているということで、もし厚生労働省がまた違うことを言ったらそれに準拠して変わるということでよろしいのですか。それを確認したいと思います。
 あとはちょっとまとめて伺いますと、自治体の費用負担というのは何か経費的なものでこれぐらいかかるというのがあるのかというのを伺いたいのと、今の時点で、マイナ保険証でカードリーダーで読み取れないとか、はじかれるとか、そういう不具合というのは聞いていらっしゃるかどうかというのを伺いたいと思います。

18957【江波戸保険年金課長】  1点目の業務に関する経費でございますけれども、今年度、システム改修などがございまして、予算上ですと約228万円の計上をしてございます。それにつきましては、国のほうから財政措置がされる予定でございます。
 2点目のカードリーダーの読み取りの不具合につきまして、医療機関の方からお聞きしますと、やはり一部ちょっと読み取りづらいというところもあるようなのですけれども、おおむね事務効率は進んでいるという御意見もいただいております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18958【山本委員】  ありがとうございます。自治体の費用負担としては、システム改修にお金がかかるけれども、これは財政措置があるということで、これは全額国庫負担ということでいいのか、確認をさせていただきたいと思います。
 カードリーダーを使った場合のマイナ保険証の読み取り具合に関しては、読み取りづらいところもあるが、それほど多くはないのか。それは、例えば何かの形でアンケートだとか、聞き取りとかの調査というのをしているのかどうか、ここを伺いたいと思います。

18959【江波戸保険年金課長】  厚労省のほうから現時点で詳細は不明なのですけれども、かかる経費に関しては財政支援を行うというふうにお聞きをしております。ただ、全国的な予算計上ですとか実際の支出の状況によっては、10割、全額来るかどうかというところは今のところでは分かりません。しかしながら、ほぼほぼ10割ということはお聞きをしております。
 また、読み取りの不具合でございますけれども、特段、医療機関にアンケートを行っているわけではございませんけれども、医療機関関係者の方からのヒアリングと申しますか、最近の状況についてお聞きしている次第でございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18960【山本委員】  御答弁ありがとうございます。自治体の費用負担は現時点では細部まではまだ詰められていないということですけれども、国のほうで決めている制度でございますので、費用負担が自治体でないように考えているのだろうという、そういうふうに思われているということでよろしいですか。
 では、カードリーダーのことに関しては、これはやはりカードリーダーを置いている医療機関等も負担があると私は思っています。アンケートは取っていないということですけれども、字というのは、いろいろな字体が。例えば、一つの字を取ってみても、旧字体だったり、新しい字体だったり、棒があったりなかったり、いろいろありますから、そういう点について、読み取りが難しい点もあるのかなというふうに私は思っていることをここでお伝えしたいと思います。
 私ばかりでも何ですので、あと1点だけ質問をしたいと思うのですけれども、保険証や暗証番号などを、高齢者、障害者の施設に入居している人というのは基本的にそのスタッフの人が管理をするということになると思うのです。私の母親も民間の介護施設におりますけれども、やはり保険証というのは大事なものですが、スタッフが基本的に管理をしているのですけれども、保険証をずっと管理をしたり、暗証番号をつけなければいけない。いろいろなカードでいっぱい暗証番号ができたりするわけなのですけれども、そうした入居施設に入っているような高齢者や障害者の方々に関して、保険証や暗証番号の管理はどういうふうにやっていこうというおつもりか。私は、ここは大変重大な問題だし、心配なのですけれども、どのようにされていくお考えでしょうか。

18961【吉田高齢者支援課長】  例えば、高齢者施設に入居されている方のそうした暗証番号の管理でございますが、まず、原則は恐らく御本人が管理できればそれが一番いいやり方だと思ってございます。ただ、御自身で管理できない場合にどうなるかというところでございますが、そこは御本人ですとか御家族、施設側でどういったやり方がいいかというのを相談しながら運用を考えていくのが適切ではないかと考えております。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18962【山本委員】  ありがとうございます。御答弁をお聞きしましたが、やはりそういうわけにいくのかなというふうに思います。暗証番号というのは、本人しか知らないから暗証番号なのです。それをどこかに書いておかないと分からないとか、非常に問題がある。小美濃市長はどんなふうに。だって、こういうのは誰でもそういう近い人でいるわけです。そう思いませんか。私は時々面会に行っていますけれども、暗たんたる気持ちになることがあります。それは私だけではなくて、やはり武蔵野市も障害者、高齢者が入居している施設があるし、グループホームもあるわけです。だからどうするかということは今問題になっている課題ですけど、どう思われますか。

18963【小美濃市長】  どう思うと言われましても、今課長がお答えしたとおり、様々なパターンがあると思いますので、その方、その方に応じて対応していただければと思っています。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

18964【山本委員】  市長の御見解も伺ったわけなのですけれども、私としては、これは相当大きな問題で、かなり基本的にマイナ保険証が持っている問題点が現れているというふうに思うのです。暗証番号をどこかに書いておくのか。誰かほかの人が把握しているのか。そういうことを本人が全部把握できるのか。スタッフが替わったらそのスタッフで引継ぎを同じようにやっていくのか。いろいろなことを考えると、やはり制度上の問題、そうしなければ本当にできないものなのか。医療のDXをやっていく上ではこういうマイナ保険証があったほうがいいという声もありますけど、私が読んだものや、ちょっと聞き取った範囲ですと、お薬手帳というのも頂いていますけども、そこにこれまでの投薬歴とか全部書いているわけです。そういうことを見れば分かるという、そういう医療機関の方もいらっしゃいました。なので、ちょっと私の質問に対しては、今のお答えだと、武蔵野市が特に何かよくないことをしているということは全くないわけですけど、制度自体の問題として、高齢者、障害者で入居している方が安全に保険証や暗証番号を管理するということに関して大変な不備がある、問題がまだ残っているというふうに言わざるを得ないと思っています。
 私の質問はこれで終わります。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

18965【浜田委員】  では、よろしくお願いいたします。様々、他の委員も聞かれていましたので、私は要点を何か所か伺いたいと思います。
 我が党は、行政手続の簡素化といった形からマイナンバーカードも推進をしてきた立場でありますし、と同時に、拡大するとともに、セキュリティの、しっかりやっていただきたいという要望もさせていただいて進んでいるという状況でございます。だから、希望する人が安心してマイナンバーカードだとか保険証につきましても利用できるように、しっかりとやっていただきたい。これは国の制度でありますので、いろいろ法律、昨年も法改正もして、それを受けて各自治体で今回もこの条例を改正するということで、きちんと自治体として改正の処理をしていただいているという認識をしております。それで間違いないということを1点確認したいと思います。
 そして、何よりも、やはり新しいことに移行する。何でもそうですけれども、やはり市民の皆さんにとっては、先ほど来から答弁していただいていますように、市民の不安をしっかり自治体としては払拭していくということで、周知啓発に努めるという御答弁もいただきました。様々担当課には問合せ等も来るはずだと思いますので、大変かなとは思いますけれども、丁寧な説明、市民の不安払拭につなげていただきたいと思いますが、その辺の考えというか、伺えたらと思います。

18966【江波戸保険年金課長】  1点目の今回の条例改正の趣旨でございますけれども、マイナンバー法の一部改正法の施行がございまして、それに伴いまして、国民健康保険法においても項が削除されたり、項が繰り上がったり、そのようなことを受けて武蔵野市の国民健康保険条例を改正させていただくものでございますので、法令に基づいた条例改正でございます。
 2点目の被保険者の方への周知でございますけれども、この間、国民健康保険税の納税通知書を被保険者の方──2万人以上でございますけれども──にお送りする際にも、チラシ、説明、御案内を同封をさせていただいておりますし、こちらは後期高齢者医療でございますが、被保険者証の一斉更新が夏にございました。その際にも皆様にチラシを同封させていただいて、制度の内容についての周知を図っております。引き続き、やはり今おっしゃっていただいたように、12月2日が近づくと相当お問合せも増えてくるのかなと思いますので、丁寧な御案内をしてまいりたいと思います。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

18967【浜田委員】  ありがとうございます。全くそのとおりで、大変な思いをされるかなと思いますが、よろしくお願いします。
 もう1点は、気になるのが、現行の被保険者証では10月のところ、資格確認書では8月になると。その比較をされていますけれど、8月になる。また、有効期限は、現行の被保険者では2年間のところが、資格確認書では1年間となる。こういう形で、やはり分からないこと。高齢者の方は特にだと思うのですけれども、現場でも様々私どももいろいろ御要望だとか御意見を伺っていますので。先ほどカードの番号がということも言われていましたけれども、私も母がいるので、カードの番号は聞いています。それは親子関係でもありますし、しっかり信頼をして聞いているという形ですし、そこはいろいろあるかなとは思いますけれども、不安には思っておりませんし、聞いて処理をしておりますけれども、高齢者の方に限っては様々不安に思うことが若い方より多いのかなと思いますけれども、この比較の部分で、一番移行する部分で不安な部分になるのかなと思うのですけれども、その点についてもう一度御説明をしていただきたいと思っております。

18968【江波戸保険年金課長】  後期高齢者医療に入られている被保険者の方、つまり、75歳以上の方からのお問合せといたしましては、先ほど申し上げた12月2日で保険証が使えないのかということもございますし、あとは、マイナンバーカードの登録はしなければいけないのか、もしくは登録方法はどうしたらいいのかというお尋ねが今のところ一番多いのかなというのが肌感覚でございます。12月2日前後までやはりそのようなお問合せがあるかと思いますけれども、その後、後期高齢者医療につきましては、来年の7月末で今の保険証の有効期限を迎えますので、その際にもまた再度周知に努める必要があると思っておりますし、年間を通して、市報ですとか、ホームページはなかなか御覧いただくことは難しいかなと思いますけれども、何かしら手法は考えていきたいと思っております。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

18969【浜田委員】  ありがとうございます。このマイナ保険証というのは、国のほうから、先ほども言いましたけれども、医療DXを進めるための基盤として患者本人の健康医療情報に基づくよりよい医療の実現を図るものだというふうに言われておりますので、限られた時間で保険証等がなくなるという不安はあると思うのですけれども、しっかりメリットを早期に御本人の皆さんに最大発揮できるような取組をさらに私たちも要望してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

18970【西園寺委員】  お願いします。
 マイナンバーカード制度については、ずっといろいろな課題がある。問題点がある。デジタル化という大きな方向性に関しては、データをきちんと有効活用していくということについては国民生活のためになるけれども、その制度設計の上、それから進め方においては様々な課題があり、それから、個人情報の保護の観点でも今まで武蔵野市議会でもいろいろな議論があった。そして、非常に慎重に武蔵野市の施策の中では進めてきていただいていると思っております。私自身も、コロナのときの特別定額給付金ですか、あのときにマイナンバーカードを使ったほうが手間がかかって遅くなったと聞いたときは、ちょっと開いた口が塞がらないという状態で、こういうときのためにこそマイナンバーカードのような個人単位で迅速にできるということが使えるべきだったのだろうなという感覚は持っていたということはお伝えしておきたいと思います。でも、その一方、あれから何年かたちまして、武蔵野市民も10万枚以上が発行されている。それから、国保の被保険者の方の中でも46%がマイナンバーカードを取得されているという現状もしっかり受け止めていきたいと思っています。
 質問は1点です。今回のこちらの条例改正のほうですけれども、項ずれということで、罰金の過料のことに関する話なのですけれども、これは実は、削除されることによって、改正によってどういう影響があるのでしょうか。そして、仮にこれが否決された場合は市民生活にはどういう影響が及ぶのでしょうか。そこを1点お聞きしたいと思います。

18971【江波戸保険年金課長】  今、御質問いただきました、第21条の第3項、第4項の罰則かと思います。第3項、第4項、こちらの項につきましては国民健康保険では滞納者の方から被保険者証の返還を求めることができるという項文でございまして、被保険者証自体が国民健康保険法から削除されますので、そのため、第3項、第4項というものが廃止、全部改正をされたものでございます。武蔵野市の条例の中では、第3項、第4項を引用しておりますので、今回の字句の削除で改正をさせていただくところでございます。罰則でございますけれども、罰則自体は、改正後の条文を見ていただきますと、10万円以下の過料を科すとございますので、罰則は残っておりまして、では、どのようなときに罰則が適用になるかでございますけれども、基本的に被保険者の方、世帯主の方には、例えば転入ですとか、社会保険を抜けられて国民健康保険にお入りになる、そういったお届けが必要なときには届出をしなければいけないという義務がございます。また、遅れてはならない、なるべく早くお届けをしてほしいということがございまして、そういったお届けを怠ったり、虚偽の届けをされた場合、もしくは保険税を滞納していて返還を求められて、それに応じない場合については罰則が科せられますが、その罰則の規定というものは改正後も残るものでございます。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

18972【ひがし委員】  よろしくお願いします。
 まず今日は、今、議案でかかっているのが61号の国民健康保険条例で、先ほど厚生委員会の行政報告ということでいただいておりますので、これは議案にかかっている資料ではないというふうに私のほうでは受け止めていますけど、それでよろしいのかということを1つ総枠として聞きたいです。実際は、本当は行政報告は最後だったので、それが便宜上このような形で先ほど決まったばかりなので、それをまず確認したいと思います。
 それから、さっき他の委員が最後に質問した点で、この一部を改正する条例についての質問をしたいと思います。被保険者証の廃止に伴うことで市民への影響が何かしらあるのかというところをお伺いしたいと思います。

18973【江波戸保険年金課長】  1点目の御質問でございます。今回、議案説明資料ではなく行政報告とさせていただいたわけでございますけれども、おっしゃるとおり、国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、国民健康保険法の項ずれ等に対応するものでございます。しかしながら、行政報告をさせていただきますのは、こちらも国民健康保険法の改正に基づいて被保険者証から資格確認書の発行に変わりますので、今回、第3回市議会定例会で条例を議案上程させていただくタイミングで併せて御説明、御報告をさせていただいた次第でございます。
 2点目の市民の方への影響でございますけれども、現在お持ちの被保険者証の有効期限が切れるまでに、申請によらず資格確認書等を発行してまいりますので、影響というものは必要最低限と申しますか、切れ目なく医療を受けられるように努めていきたいと考えておりますので、本当に必要最小限。ただ、先ほど来申し上げていますのは、やはり制度についてなかなか伝え切れていない。12月2日になったら使えないのではないかと思っていらっしゃる方も多いので、そういった誤解ですとか不安の払拭には努めていく必要があると考えております。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

18974【ひがし委員】  よく分かりました。市民の方に困った影響というのですか、そういったことがないような運びをしていただきたいと思います。
 そうしましたら、行政報告について伺いたいと思いますが、先ほどるる他の委員からも質疑がありましたので、法令に伴った条例改正があることの説明を先ほど受けたのですが、実際は、総裁が替わろうが、厚生労働大臣が替わろうが、国民、市民にとって、困難なというか、トラブルがあってはいけないということを、まず私自身、当然ですけど、考えていますけれども、そういったことで市の事業が進んでいると理解しておりますけれども、確認として、それを最初に。
 一番大事なところは、先ほどの行政報告にあった5番なのだなと思っています。被保険者への通知に対してです。要は、健康保険証が切れてしまって、マイナ保険証をまだつくっていないのだという方がどうなるのだと。先ほども質疑がありましたので、1年間は大丈夫とか、あとは確認書が送られるということも、やはりこれからもっと日にちが近くなってくると、そういった不安の声が担当のほうに届いてくると思います。その辺りをしっかりと対応をしていただきたい。要は混乱が起きないようにしてほしいというふうに考えておりますけれども、最終的に確認の意味でそれを伺いたいと思います。
 それから、国の始めた制度ですので、ここでどうこう言ってその制度をやめるということはないわけなのですけれども、マイナ保険証を私も使ってみましたが、非常に便利だなということを感じました。病院に行ったり、あと、薬局等でも、ぴっとかざすと全てがうまくいくというところで、そういった利用についても非常にメリットがあるなということを感じます。一方で、先ほどのような高齢者の方への対応というのはもちろんこれからやるべきだなというふうに考えています。マイナ保険証は今までの自分の病歴とか飲んでいる薬なんかも救急隊に正確に伝えることができるということなので、マイナ保険証としての、今まで保険証にはなかったメリットがあるのだなということを感じております。そういったことを含めて、今後市民に周知をしていっていただくということでいいのかということを伺いたいと思います。

18975【江波戸保険年金課長】  3点御質問をいただきました。1点目の、国で今、総裁選が行われるところでございますけれども、その候補者の方の提案によって私どもの条例改正がなされるものではございませんので、あくまでも国民健康保険法の改正があった場合、施行期日が決まった場合等については対応してまいりますけれども、今の時点では現時点の国民健康保険法の改正に基づいて条例改正をさせていただくものでございます。それは変わりがないことでございます。
 2点目の市民の方への周知でございますけれども、やはり一番お伝えをしなければいけないのは、12月2日以降も現在お手元にある保険証はそのまま有効期限まで使用可能なことですとか、有効期限を迎える際には申請によらず資格確認書を市が発行すること、それらを丁寧に御説明、御案内をいたしまして、不安の払拭ですとか、受診控えがまず起きないようにという対応を努めていきたいと思っております。
 また、3点目の御質問にもつながるところでございますけれども、やはりマイナ保険証をお使いになりたい方もいらっしゃるかと思います。メリットですとか安全性もお伝えをしながら、制度がどのように変わるかというところについてはこちらも併せて周知をしていかなければならないかなと思っております。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

18976【ひがし委員】  ありがとうございます。まず、11月に再度市報への掲載があるということや、厚生労働省のほうでもインターネット上ではいろいろ本当に分かりやすく、冊子もとても分厚くて、Q&Aみたいなものも出ているのです。だけど、これを全ての人が読むということはもちろんないわけですから。0120という電話番号なんかもありますけれども、ネットがなかなか難しい方というのももちろんいるわけで、そういった方には、やはり電話での問合せ、また、フリーダイヤルなどの問合せ等も御案内するということは大事なのかなと思っています。
 余談ですけれども、先日たまたま武見厚生労働大臣とお話しする機会がありました。しっかりとこの件を国として混乱しないように使い勝手がいいように進めていきたいという熱い思いを直接伺ってきましたので、そういった意味では、もちろん総裁がどうなるか、厚生労働大臣がどうなるかというのはありますけれども、国としてはしっかりとこの政策を進めていくという覚悟があるということを確認してまいりましたので、そういった点ではしっかりと本市においても進めていっていただきたいと思います。
 では、電話番号のことについて、最後にお願いします。

18977【江波戸保険年金課長】  今まで同封させていただいたチラシなどには、ちょっと正式名称が出てこないのですけども、マイナンバーの総合ダイヤルもお載せしておりますので。また、市のホームページなどではマイナポータルにリンクをしていることですとか、いろいろと市民の方がお困りにならないように御案内、リンクですとかをしていきたいと思います。
 以上です。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

18978【深沢委員】  社会保障の話ですから、極めて根本的な問題だと思っていまして、市長にまず基本姿勢をお聞かせいただきたい。市長の場合は、法を受けて現場で執行する責任者という、そういう立場だから、政策立案に直接関わるわけではない。しかし、政治家としての市長という側面があるので、そういう立場から姿勢をお聞かせいただきたいのですが、社会保障で大事なことは、1人も取り残してはいけないと、このことだと思います。確信しています。まず、この根本姿勢。現場を執行していく立場で直接利用者の方との接触のある市役所ですから、その責任者である市長として、政治の立場にもある市長として、まず根本姿勢をお聞かせをいただければと思います。

18979【小美濃市長】  おっしゃるとおりでございます。特に医療という大変重要な施策のことでございます。社会保障の中でも医療というのは大変重要なことでございますので、庁内でも様々な協議をいたしております。一番やはり今私が心配しているのは、先ほどもちょっと質疑の中でありましたけど、行政報告の5番の周知に関してなのです。ここで、やはり取り残しができてはいけないなというふうに思っています。というのも、今、テレビコマーシャル等々でも盛んにマイナ保険証のことが出ておりますが、やはり12月2日という、この日にちだけが独り歩きをしているような、そういう感覚も今、受けています。例えば、こんな協議がありました。マイナ保険証を持っている人が12月2日になると自動に切り替わってしまって、それを持っていけば登録なしでも保険証として使えるというふうに思っている人が出てくるのではないだろうか、そういう人にはどういうふうに周知しようかとか、いろいろな協議を今しております。そういう意味では、市としては、制度は国がつくっていることでございますので、その制度を法にのっとってしっかりと執行するに当たり、委員のお言葉をお借りするとすれば、1人も取り残されないように。市の場合は国保の被保険者ですけども、国保を利用されている方が窓口で困らない、1人も困らないような形をつくっていくというのに細心の注意をしていきたいと、このように思っています。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

18980【深沢委員】  恐らくそう強調されると思っていました。長いお付き合いなので、よく分かっておりますが、先ほど国政における政権党の中の議論がまだ続いているという話もございました。図らずも、今、政権党の中心は自由民主党でありますが、市長も母体は自由民主党でずっと頑張ってこられて、私が初めて直面して感動した政治家が、自由民主党の厚生大臣だった園田直さんでありまして、見事な政治姿勢と実行でありまして、一番忘れられないのは社会労働委員会です。当時の厚生大臣です。弱い者いじめをしてはいけないと、こう一言言うと、執行部席から何から、しーんとなって、もう与野党はないです。もとより私は、社会保障、あるいは福祉というのは与野党があってはいけないと。みんなで支え合っていくのだというもの、それは根本概念なわけですから。ということで、恐らく小美濃市長も同じ立場に立たれていると、こう私は確信しているのですが、そういう理解でよろしいですね。もう一度。
 実は、我が党の立憲民主党は、マイナンバーカードへの一本化には反対をしてきました。反対して、健康保険証を続行して、これは一方で残していくべきだということを訴えてきたわけでありますが、その後、資格確認書という流れになる。これは既に議論、質疑応答がありましたが、改めてお聞きしますが、余計な手間とか経費が恐らくはかかるものだと思うのですが、その点について、御担当のほうからお聞きしたいと。1点目は市長に再確認の先ほどの基本姿勢と、その2つをそれぞれお聞きしたいと思います。

18981【小美濃市長】  委員おっしゃるとおりでございまして、こういった、特に医療という命に関わることに関しまして、与野党なしに、しっかりと市民の命を守る、また、生活を守ると、こういったことでこれからも進めていきたい、このように思っております。

18982【江波戸保険年金課長】  2点目の御質問についてでございます。先ほど御説明しましたとおり、やはりシステムの改修が必要なことですとか、あとは例規類の改正、細かいところですと、用紙、印刷の発注ですとか、新しく今度申請書を作成するなど、大きなことから細かいところまで多岐にわたって業務が発生しております。制度の移行期についてはこれらのことが生じるというふうに認識しておりまして、私どもも12月2日に向けて動いているところでございます。
 以上です。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

18983【深沢委員】  恐らくそういうことだと思います。制度の切替えは必ず起こるわけですけども、ただ、いまだに国政で議論が続いているということなのです。しかも、政権党の中で続いているということだから。ただ、現場の行政としては粛々と法令にのっとってやっていくしかないわけですから。やはり今までの制度が変わって、誰もが分かるようになってと、それも時間がかかる。そこは市長が周知に全力を挙げるということであります。保険証が使えなくなってしまうと困るのでということで一言付言をするわけでありますが、これにつきましては、これはあくまでも法令に基づく条例ということで粛々とやってこられているわけです。あわせて、これは後に、今日の最後のほうになると思いますが、これに関連する陳情も一方で出ておりますが、この条例の審議においては私の質疑応答は以上で終わりにさせていただきます。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

18984【小林委員】  本日はよろしくお願いいたします。
 るる委員の方から質疑があったわけなのですけど、改めてお伺いしたいのが、このマイナ保険証に関するところでのメリット、デメリットをそれぞれお知らせいただければと思います。

18985【江波戸保険年金課長】  具体的に大きなメリットといたしましては、健康医療に関する多くのデータに基づいた、よい医療を受けることが可能になるということ、先ほどもお話しいただきましたとおり、お薬ですとか特定健診の情報がマイナポータルで御自身でも閲覧ができることですとか、実務的なところで申し上げますと、医療機関の窓口において自己負担の限度額を超える一時払いが不要になること、様々ございまして、また、医療機関、薬局におけるメリットといたしましては、資格過誤、実際に入っていらっしゃる医療保険の資格が実際になるべく早く確認ができますので、そのことによるレセプト返戻の作業の削減ですとか、保険証の入力の手間がなくなりますので、事務の利率が上がる等々のメリットが挙げられております。デメリットでございますけれども、先ほど来お話がありましたとおり、例えば、窓口でカードリーダーがうまくいかない不具合が生じたときなどにはやはり一旦お手間が発生してしまうことですとか、実際マイナンバーカードをお持ちでない方については新しく申請していただくという、そういったこともございます。なかなかデメリットについては今のところ入ってきていないのですけれども、メリットだけ申し上げて申し訳ないです。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

18986【小林委員】  ありがとうございます。メリットとすると、先ほど御説明がありましたけども、データ活用に基づく、よい医療が受けられるとか、高額療養費の限度額を超える支払いは免除される。医療現場で働く方の負担の軽減ができる。あとは、マイナポータルで確定申告時に医療費控除が簡単に受けられると聞いているというところです。デメリットも幾つかお話しいただいたのですけど、ちなみに、今回この法案で付帯決議がついたと認識しているのですけど、そのことについて御存じでしょうか。御存じでしたら教えてください。

18987【江波戸保険年金課長】  マイナンバー法の一部を改正する法律案に対する付帯決議でございますが、4月と5月にございまして、1点目が、保険者が資格確認書を速やかに交付するなど、全ての被保険者が確実に保険診療を受けることができるための措置を講ずること、そちらが令和5年の4月にございました。もう1点が、令和5年の5月でございますが、こちらも同じように、速やかに資格確認書を交付するなど、全ての被保険者が確実に保険診療を受けることができるための措置を講ずる。また、発行済みの健康保険証を廃棄しないように周知徹底することですとか、認知症患者や寝たきりの高齢者などの社会的弱者に対しては確実にマイナンバーカードまたは資格確認書により必要な保険診療が受けられるよう必要な措置を講ずることといった付帯決議がございました。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

18988【小林委員】  ありがとうございます。様々課題はあると思うのですけれども、その課題については国会でも議論されて、そのような点に注意するようにというような話があったと私のほうでは認識しております。メリット、デメリットは本当にいろいろあると思うのですけれども、これまでもお話しいただいたように、しっかりと周知徹底して、国会の付帯決議にもあるように、周知徹底とか、不安がなくなるような環境をつくっていただければというところでお願いしたいと思います。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18989【本間委員長】  では、この際、委員として質疑をしたいので、暫時副委員長と交代をいたします。
                (委員長、副委員長と交代)

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

18990【小林副委員長】  それでは、暫時委員長の職務を行います。
 質疑を行います。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18991【本間委員】  では、お伺いいたします。
 今回の条例改正には、今まで行ってきた資格証明書と短期証についても、これも廃止という、交付はしないということになっているというように理解をしております。今回の資格証明書というのは、国保の費用が高くて払うことがなかなか厳しくて長期の滞納がある人に対して資格証明書というのが発行され、医療費の全額負担をするということになっているものです。短期証はもう少し短い期間のところで発行されていて、短期証であるということが分かる内容になっていますが、これは保険証の廃止に伴ってこの2つについても発行はしないということだというように理解しておりますが、まずそこを確認したいと思います。

18992【江波戸保険年金課長】  行政報告の2ページ目、一番下、3の(4)の短期被保険者証と資格証明書についての御質問でございます。こちらは記載のとおり、12月2日以降は、短期被保険者証、資格証明書が発行できなくなりますので、その方々には資格確認書または資格情報通知書を発行し、お渡しをするということになります。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18993【本間委員】  確認しました。ですから、資格証明書について発行しないということになると、これだけを伺うと、もうこの制度はなくなって、10割負担をしなくてもいいのだというように思われてしまうかもしれないのですが、これはそういうことではないというように私は思っております。それは国保の法54条の3項のところの特別療養費の支給のところに資格証明書について記述がされていて、今後も同じ扱いである。ですから、10割負担ということになってしまう。そういうことがこの中には含まれているというように思っておりますが、その点についてもう一度御説明をいただきたいと思います。

18994【江波戸保険年金課長】  今、説明とともに見ていただきました3の(4)の2つ目のアスタリスクでございますけれども、基本的には納付勧奨、相談の機会の確保ですとか、取組を行ってもなお保険税を納付しない方、誠意なく対応されない方で、また、例えば災害に遭われた、病気になられた、けがをされたといった特別な御事情がない方につきましては、特別療養費の支給に変更する旨を事前に通知をいたしまして、引き続き特別療養費10割負担の対象者である旨を資格確認書に記載をしてまいります。制度としては残ってまいります。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18995【本間委員】  短期証についてはどのようになるのでしょうか。今、マイナ保険証の12月2日という中で、短期証について、自治体の中ではその滞納分についての取立てというのが大変強硬になっているという自治体もあるという御報告を受けておりますが、武蔵野市はどのような対応をお考えになっていらっしゃるのか、確認をさせていただきたいと思います。

18996【若林納税課長】  短期証について御質問いただきました。現状、今委員長がおっしゃったとおり、短期証を使って納税を促しているという側面も一定ございますが、短期証は必ず納税課の窓口に来ていただいて納税相談を行った上でいろいろ支払いの計画とかを立てた上で発行するというようなことをやってございますので、滞納者の方が窓口に来るという一定の効果はある一方で、短期証の更新の際にしか納付をいただけない方とか、あとは元気で医療機関にかからない方については全く納税相談にいらっしゃらないとかそういった状況もありますので、滞納整理における短期証の効果というのは限定的であるというふうに考えております。今後、短期証の発行がなくなることによって、そういう今まで使っていた納税交渉の一つのツールとしての位置づけですけれども、やはり廃止後は市税の滞納整理と同様に督促や催告を行って、自主納付をしっかり促していく。それでもお支払いをいただけない方については、しっかり財産調査を行った上で、本人の資力の有無をしっかり確認をした上で、資力のある方につきましては差押え等の滞納処分を進めていく、また、資力のない方については処分停止や適切な窓口を御案内していくような必要な対応を行っていくということで考えております。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

18997【本間委員】  そもそも、高過ぎる国保と言われるぐらい、やはり国保の負担というのは大きなものがあるというように思います。そういう中で、今の物価高での影響、また、雇用の問題での厳しさ、賃金が低く抑えられる中でなかなか払いたくても払えない、そういう状況も多々あるというように思います。私は、資格証明書だとか短期証というのは、やはり先ほど市長が言われたように、病気になったら安心してかかれるという制度から見れば、いろいろ問題があるなというように思っています。今御説明があった短期証について、ほかの自治体では短期証ではなく資格証明書と同じような取扱いに移行してしまうというような動きもあるというように思いますが、武蔵野ではそういうことはない。保険のお金が払えなくて滞納しているのに10割負担なんということは普通で考えれば考えられないような状況だというように思います。市のほうではそういうことは考えていないのかどうか、確認をしたいというように思います。

18998【若林納税課長】  資格証明書の10割負担についてですけれども、今後、先ほども保険年金課長から答弁いたしましたとおり、特別療養費制度というものが一定の条件で創設されると。ただ、具体的な内容につきましては、まだ国のほうの通知が運用とか内容についての詳細が出ておりませんので、それが出たらしっかりどういう内容にしていくかというところは検討していきたいというふうに考えています。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

18999【小林副委員長】  それでは、委員長と交代いたします。
                (副委員長、委員長と交代)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19000【本間委員長】  では、質疑を終了いたします。
 これにて討論に入ります。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19001【山本委員】  それでは、議案第61号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、反対の立場ですので、反対討論をさせていただきたいと思います。
 この条例は、今行われているマイナ保険証に関連をして12月2日から施行されるもので、国のほうがこういう方向でするようにということで全国に提案しているものでございます。私としては、まず1つ目として、このマイナ保険証制度そのものに関して国民の中では不安の声が高い。つまり、メリットもある、医療のDXを進めるということで様々なデータを管理することが容易になるというふうに思っていらっしゃる方もいらっしゃいますけれども、マイナ保険証を取得したとしても、それを実際に利用する方というのが4月段階では11%しかいないということは、やはり不安や使い勝手に関して多くの疑問を持っている人のほうが極めて多いということだと私は考えています。ですので、現在大きな話題になっております政権政党である自民党の総裁選挙に出ようと思っている人たちの中でも、複数の候補の予定者がこのマイナ保険証の問題について見直すという意向を表明して、これは総裁選挙が終わってどういう方が総裁なり総理大臣になり、その後、閣議や厚生労働省の審議がどう進むかということも現時点においてはいまだ明らかになっていないわけです。ですので、こういった点も私は考えなければいけないと思っています。
 ですから、今の保険証をなくすということにこれはつながる条例でありますので、現在このようなことが厚生労働省から提案されているにしても、これを自治体として受けて条例をつくるということについては賛成できませんので、反対討論といたします。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

19002【深沢委員】  本論については先ほどの質疑応答で明らかにさせていただいたところであります。一方、法令によって施行期日も決まっているということもあり、この条例が否決をされるということになると、市民が保険を使えなくなる、診療にかかれなくなるという事態も。これは避けたいので、本案には賛成の立場で参りたいと思います。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19003【本間委員長】  ほかはよろしいですか。
 これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 議案第61号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19004【本間委員長】  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19005【本間委員長】  次に、補正予算の審査を行いますが、審査の都合上、日程第3、議案第64号と日程第4、議案第66号の順番を差し替えて審査を行いたいと思いますが、これに異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19006【本間委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
 日程第2、議案第63号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第2回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費、第4款衛生費を議題といたします。
 本日は議案に関連する資料が2件提出されておりますので、初めに説明をお願いいたします。

19007【寺井地域保健調整担当課長】  それでは、議案第63号資料といたしまして、今回2件提出させていただいております。初めに、小児インフルエンザワクチン任意接種助成事業の実施についてを御覧ください。
 本事業につきましては、東京都から令和6年6月18日付で令和6年度小児インフルエンザワクチン任意接種補助事業実施要綱が示されたことを受けまして、任意予防接種である小児のインフルエンザ予防接種について、接種を希望する方の費用の一部を助成するため、このたび補正予算を提出するものでございます。
 1の目的でございますが、小児のインフルエンザ予防接種を希望する2回接種が必要な児童に対して、接種費用の一部を助成し、子育て支援を目的とした経済的支援として実施いたします。
 2の内容ですが、(1)の対象は、2回接種が必要な生後6か月から12歳までの児童約1万4,300人が対象となります。
 (2)の助成金額ですが、1回当たり2,000円を2回まで、4,000円を上限に助成いたします。各医療機関が定める接種費用から助成金額を引いた額を自己負担分として窓口でお支払いいただくこととなります。
 (3)の助成期間は、令和6年10月1日から令和7年1月31日までで、この期間に接種した分について、市が費用助成をいたします。
 (4)の接種者数は、対象の約半数、7,100人程度を見込んでおります。
 3の事業開始日は、令和6年10月1日となります。
 4の実施体制については、記載のとおりですが、対象者への周知につきましては、9月末にお知らせはがきを発送する予定です。
 最後に、5の補正予算額でございますが、歳出につきましては、医師会などへの委託料として3,134万1,000円を補正予算として計上しております。歳入につきましては、1,420万円を計上しております。
 小児インフルエンザワクチン任意接種助成事業の実施についての説明は以上でございます。
 続いて、同じく議案第63号資料、高齢者新型コロナワクチン定期接種についてを御説明いたします。
 令和6年度に実施する新型コロナワクチン定期接種につきましては、当初ワクチン単価が決まっていなかったため、個別接種委託料のうち手技料や予診票送付に係る経費などを当初予算として計上していましたが、このたび、東京都から参考接種費用が示されたため、当初予算額の不足する個別接種委託料について、補正予算として提出するものでございます。
 1の目的につきましては、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことに伴い、今年度以降に実施する新型コロナワクチンの接種は、重症化予防により重症者を減らすことを目的に、予防接種法のB類疾病に位置づけた上で定期接種として実施するものでございます。
 2の内容ですが、(1)実施期間につきましては10月1日から令和7年3月31日まででございます。
 (2)の対象者は、65歳以上約3万3,500人のほか、60歳以上65歳未満で心臓や腎臓など一定の障害を有する方が対象となります。
 (3)の接種者数は、昨年の接種実績などから、約2万1,000人を見込んでおります。
 (4)の自己負担額につきましては、3,500円としておりますが、資料にも記載のとおり、本事業において東京都のほうで1,000円の特別補助を予定しており、今月18日開会予定の都議会第3回定例会において補正予算の審議が行われると聞いております。都の補正予算が可決された場合につきましては、自己負担額2,500円で実施したいと考えております。
 (5)の接種場所は、市内の指定医療機関となります。
 (6)周知方法につきましては、65歳以上の方に対しましては個別に予診票を発送いたします。その際、高齢者インフルエンザワクチンの予診票も同封した上で、9月下旬に発送する予定でおります。なお、自己負担額につきましては、先ほども説明したとおり、東京都の特別補助事業の補正予算が可決された場合は自己負担額を2,500円に変更する旨を記載したチラシを同封し、対象となる方に周知を図りたいと考えております。あわせて、市内各指定医療機関に対しても周知を行ってまいります。
 3の事業開始日は、10月1日となります。
 最後に、4の補正予算額でございますが、歳出につきましては、医師会の個別接種委託料として、接種単価不足分、ワクチン分として1億5,091万3,000円を計上しております。歳入につきましては、助成金として1億7,430万円を計上しております。なお、今後予定されている東京都の特別補助事業に係る歳入におきましては、今後の接種実績等を踏まえて、令和7年の第1回定例会において補正予算を提出する予定でおります。
 議案第63号資料に関する説明は以上でございます。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19008【本間委員長】  ありがとうございました。
 説明が終わりました。これより議案及びただいまの説明に対する質疑に入ります。質疑のある方はいらっしゃいますか。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19009【山本委員】  それでは、幾つか質問をさせていただきたいと思います。民生費のほうと衛生費と別々に質問をしたいと思います。
 まず、この議案書ですと22ページ、23ページの民生費の件なのですが、放課後等デイサービス事業のほうで500万円が計上されています。これは準備に関わる補助金ということだと説明がございましたが、運営に関しては、次回、12月の補正予算で出るのか、もう少し後になるのか、その辺りはどうなっているのか。あと、放課後等デイサービスに関して、毎日使えるという状況ではないと思いますけれども、こうやって増やしていく見通しに関して伺いたいと思います。

19010【大浦障害者福祉課長】  ただいま放課後等デイサービス事業補助金について御質問いただきました。今回の補正は、武蔵野市放課後等デイサービス等施設開設準備補助金に基づきまして、当初予定を上回る開設の申請がございましたので、予算を計上させていただいております。補助金には種類がございますが、これはあくまでも開設準備に係る補助金でありまして、運営等に係る補助金というのは、運営に特化する補助金については市のほうでは出しておりませんので、特段、12月にお願いすることはございません。今後の見込みということですが、この施設開設準備補助金を設定したことによりまして、一定、市内での放課後等デイサービスの施設というのは充足していると考えております。ただ、今回補正で上げておりますように、肢体不自由児ですとか医療的ケア重度の方の施設につきましてはまだ少し不足していると考えておりまして、このような施設の開設の依頼がありましたら、こちらのほうはまだまだ必要と考えております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19011【山本委員】  答弁ありがとうございます。放課後等デイサービスに関しては、もともと、立ち上げがあったときから注目をしておりました。そうやって市も補助金として支援をするということが必要な事業、この放課後等デイサービスを広げていく上で大いに貢献したというふうに私は評価をしております。現状として、十分かどうかに関しては、もうちょっとあったほうがいいのではないかなと私としては思っているところなのですけれども、今のお話だと、要するに、身体に関わるところに関してがちょっと足りないけれども、そのほかでは充足をしている。それは1週間にこれだけ使えているからいいとか、そういう何か基準みたいなものはあるのでしょうか。

19012【大浦障害者福祉課長】  放課後等デイサービスにおきましては、障害の種別によりましても特性がございまして、例えば、知的ですとか療育の関係の施設につきましては市内でもかなりできておりますし、近隣市でも開設が進んでいるところでございます。市民の利用状況を見ますと、市内以外に、市外の御利用の方もいらっしゃいますし、また、定員が必ずしも埋まっている状況ではないということを確認しておりますので、一定充足をしていると考えております。委員のおっしゃるとおり、身体関係、肢体不自由児、重度の方につきましては、なかなかこれは受入れが難しいところで、市でもパレットを開設しまして受入れを行っておりますが、やはりパレットでは受け入れられる数には限界がございますので、市内でほかに、重度の方、医ケアの方を受けていただく事業者ができるということであれば、こちらのほうにはまだ補助を出していきたいと考えております。
 以上です。

19013【山田健康福祉部長】  現在議論いただいています放課後等デイサービスの開設準備金については、私が障害者福祉課長時代に創設をしていただいた補助制度でございます。当時はたしか市内に2か所程度の事業所しかなくて、利用制限をさせていただいて、週に1回程度の御利用ということでございました。ただ、その後、陳情もあり、また、議会のほうからもさらに整備していくべきだというような御意見もいただき、この補助制度を活用させていただいて、相当程度武蔵野市内にも事業所が今開設をされています。ただ、やはり課題もございまして、先ほど課長が申し上げたとおり、肢体不自由児のお子さんや医療的ニーズの高いお子さんの通える事業所がまだまだ少ないということもあって、現在この開設補助金制度についてはそういった事業所を中心として補助をさせていただいているということでございますので、今後も当面はそういった事業所を中心に補助をさせていただいて、事業所の整備に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19014【山本委員】  御答弁ありがとうございます。私は、この放課後等デイサービス事業に、少なかった時代から関心を持って、意見も言ってきて、それで広がってきたということを評価をしているところでございますが、十分かどうかということでいうと、先ほどおっしゃったように、必要があっても使えない方とかもいらっしゃることは伺っておりますので、そこは今後ともぜひ努力をしていただけるとありがたいなと思います。
 これでもう1件だけなのですけど、夕方というのは6時で終わりなのですか。要するに、私はよく一般質問でも、障害を持つ人の保護者がお仕事を持ったりすることというのもあるわけですから、放課後なわけだから、いつまで預かっていただけるのかということというのは結構気になる方が多いと思うのですけれども、ここで改めて開設時間が何時から何時までかということを1点だけ確認をしたいと思います。

19015【大浦障害者福祉課長】  放課後等デイサービスの開館時間等でございますが、事業所によって差がございまして、6時までやっているところもあれば、5時までというところもございます。また、サービス、その後の利用ということなのですけれども、放課後等デイサービスがその時間までとなりますと、それ以降につきましては、ほかのサービス、日中一時支援事業等を利用されているというふうに認識しております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19016【山本委員】  分かりました。私としては、利用している人や今後利用したい人からのお話も伺っておりまして、放課後等デイサービスに関して、仕事を普通にして、その時間まではやはり預かってもらいたいというのがあるので、5時だとちょっと早いのではないかなというふうな認識は持っています。もちろん、働いている方の実情というのもあるとは思いますけれども、これは、例えば学童クラブや、それこそ保育園と同じく5時だと就労ということの関係では短いと思われる方もいることは事実だということでちょっとお伝えしておきたいと思います。
 あとは衛生費のところで、まとめて、これは何点か伺いたいと思います。予防接種事業に関して、資料として御説明をいただきました。任意予防接種である小児のインフルエンザ予防接種について助成をするということでございまして、2回接種が必要な生後6か月から12歳までの児童に対して、1回当たり2,000円を2回まで助成するということでございますが、これは対象者に関して1万4,363人と出ておりますが、どの程度の人が利用するというふうに見込んでいるのか。また、インフルエンザに関してもう少し。例えば受験期とかになってインフルエンザにかかることを心配する方もいらっしゃいますけれども、子どもの場合、私が子どもをこの頃どうしたか、ちょっと記憶が、昨日考えてみても思い出せなかったのですけれども、重篤化するとか、何か症状が大人と違うとか、そういうような例はあるのでしょうか。ここを伺いたいと思います。

19017【寺井地域保健調整担当課長】  まず、接種見込みですけども、議案資料の2番の(4)接種者数見込みということで記載させていただいておりますが、一応対象者の約半数の7,100人程度を見込んでおります。
 あと、対象ですが、受験期の学生さんとかという御質問ですけども、先日の一般質問でもございましたが、今回助成事業は東京都の助成事業を活用して実施するということで、都の助成基準が対象が生後6か月から12歳までということで決められておりますので、その年齢の範囲内での助成事業というようになります。
 それとあと、重篤化ということなのですけども、今回対象者の方に予診票を送る際にお知らせ文をお送りするのですけども、その中に予防接種による副反応ですとか健康被害とかそういった御案内もする予定でおりますので、そういった形で周知をしたいというふうには考えております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19018【山本委員】  ありがとうございます。小児インフルエンザワクチン任意接種助成事業に関しては、これはもし助成がなかったらどれぐらいの負担になるのかということを伺いたいのが一つと、ワクチンに関しては受ける人によって捉え方というのも違う。効果とか副作用をどう見るかとかいろいろあると思うのです。今回、半分というのは多いほうなのかなというふうには思いますけれども、助成というのは大体これぐらい予定しているものなのでしょうか。金額のところと人数のところを伺います。

19019【寺井地域保健調整担当課長】  接種費用につきましては、実際、医療機関によっても異なりますけども、1回当たり3,000円から5,000円ぐらいの医療機関が多いというふうに聞いております。ですから、2回接種で6,000円から1万円の接種費用がかかりますので、そこから2回分の助成額4,000円を差し引いた分が自己負担という形になります。
 それとあと、人数の7,100人程度というところなのですけども、既にこれは令和5年度以前に先行して実施している近隣自治体とかもございましたので、そういった自治体を参考に接種者数を見込んでいるところでございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19020【山本委員】  分かりました。こういう助成制度があることで負担軽減が図られるということは、必要とする方にとっては喜ばれる点だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、次のページの24、25ページの衛生費に関連するところでございますが、ここは1点だけ伺いたいと思います。衛生費の環境清掃費のところで自動車購入費というのがありますけれども、これはなぜ自動車が必要になったのかというのと、何台分なのですか。どういう自動車がなぜ必要なのかを伺いたいと思います。

19021【臼井ごみ総合対策課長】  衛生費の補正予算についてです。こちらの自動車購入費でありますが、6月の際に行政報告をさせていただきました吉祥寺イーストエリアにおきます喫煙トレーラーハウスの設置費用になります。トレーラーハウスなので、車なので、自動車購入費としてこちらのほうに計上しております。1台です。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19022【山本委員】  ありがとうございます。もしかしてそうかなと思いながら聞いていたのですけれども、このトレーラーハウスに関しては1台で1,555万3,000円かかるということで、これはいつからどの場所で稼働するかはもう決まっているのでしょうか。

19023【臼井ごみ総合対策課長】  こちらは吉祥寺本町1丁目23番街区、今現在、本町コミュニティセンターの移設予定地となっておりますあちらです。今、更地になっているのですけども、そちらの工事の着手の間にこちらのほうに設置するものになります。ちなみに、これは可決いただきましたら手続に入りまして、令和7年4月からのオープンという形で考えております。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19024【本間委員長】  6月の行政報告のときに資料も頂きましたところです。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19025【山本委員】  分かりました。そのことに関して確認できましたので、あとのことは行政報告の資料を見ますから、ありがとうございました。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19026【浜田委員】  よろしくお願いします。
 小児インフルエンザワクチンのことについて、これは私は予算のときに質疑をさせていただいて、検討するというような答弁でして、今回、子育て支援を目的としての負担軽減ということで東京都の助成事業を活用するということで決まったことは、よかったかなと思っております。先ほど来から他の委員も言われていましたけど、近隣自治体を参照にして7,100人を見込みでしていると。この助成期間というのは、季節性のインフルエンザなので、そういう期間を見ているのかという確認と、他の自治体では高校生までを対象としている自治体もあるのです。そういうことは検討されなかったのか。先ほど都の助成事業を活用してということで、都は12歳まででしたか、そういうことだったので、そのとおりにされたのかなと思うのですけれど、年齢の検討だとかそういうことはされていなかったのか、伺いたいと思います。

19027【寺井地域保健調整担当課長】  まず、実施期間につきましては10月から来年の1月までということで、やはりインフルエンザの流行期が12月、1月が多いということですので、期間につきましては、東京都の補助スキームも一応期間が定められておりますので、その期間に合わせて1月までとしております。
 他自治体の状況ですけども、近隣市の状況を確認いたしまして、実際高校生まで対象にしているという自治体もあるのですけども、委員御指摘のとおり、今回の事業の実施が東京都の補助スキームを活用して実施しているところですので、今回対象が生後6か月から12歳までというところで、今回の補助の目的というのが子育て世帯への経済的支援ということですので、2回接種が必要なこちらの対象年齢を定めているというふうに認識しておりますので、本市におきましても東京都の補助スキームに合わせた形で実施しているところでございます。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19028【浜田委員】  分かりました。ありがとうございます。高校生までの医療費の無償化も進んでおりますし、そういうこともあったので伺いました。検討していただけたらと思っておりますし、これは令和6年度ということですので、単年度の事業ということで認識が間違っていないか、伺いたいと思います。
 もう1点は、高齢者のコロナワクチンの定期接種なのですけれども、接種見込み数が2万1,000人ということで、対象者の約65%を想定していると。前回というか、資料を見て、こういう形、この人数になったという御報告でしたが、コロナ禍とは違うのであれなのですけれども、高齢者施設に対してのこういったワクチン定期接種の取組というか、特別に何か考えられているのか、伺いたいと思います。

19029【寺井地域保健調整担当課長】  こちらの事業の実施年度につきましては、令和6年度のみということで東京都のほうからは伺っております。

19030【吉田高齢者支援課長】  高齢者施設に対するワクチンの取組でございますが、現段階ではそういった設定をしていないところでございます。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19031【浜田委員】  分かりました。コロナ禍ではないのですけれども、しっかり推進をしていただいて、重症患者が出ないように取り組んでいただけたらと思います。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19032【ひがし委員】  それでは、何点か伺いたいと思います。
 500万円の放課後等デイサービスの件です。先ほど質問があったので、あらあら分かったのですけれども、今、放課後デイは市内に28か所ぐらいでしょうか。一つがさくらっこクラブで、肢体不自由のところで今後の検討の余地があるということですけれども、私は先日、境にあるハンモックさんに伺ってきました。今回は開設の費用ということで了解しているのですが、今後として、やはり人手不足が非常に深刻だということと、なぜその原因ができているのかということは、賃金についての課題があるというお話を伺ってきました。そういったことに対して、私もこの間、会派の予算要望のときにお話をさせていただいたと思いますが、その点についての今後の市の考え方というか、伺いたいと思います。

19033【大浦障害者福祉課長】  今、市内の放課後等デイサービスの数の確認がございましたが、8月末現在で27か所となってございます。また、人手不足等の問題でございますが、市として今取り組んでいるものとしましては、介護職・看護職Reスタート補助金等がございまして、こちらを活用して障害者施設の従業員についても、武蔵野市内の事業所に勤めていただく方につきましてはこういった助成を出しまして、人を集めているというところになっており、実際御利用されている方もいらっしゃる状況ではございます。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19034【ひがし委員】  市の大きな方針として少し伺っておきたいと思いますので、再度御答弁をお願いしたいと思います。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19035【本間委員長】  執行部にということでしょうか。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19036【ひがし委員】  はい、そうです。

19037【山田健康福祉部長】  いわゆる事業所における人手不足の課題は、放課後等デイサービスに限らず、高齢、障害、全ての領域において非常に大きな課題だというふうに思っております。基本的にいわゆる従事される方の処遇改善については、やはり広域的に国、東京都が実施すべきだというふうに思っておりまして、では、その中で市として何ができるかという話になると、先ほど課長が御答弁申し上げましたが、介護職・看護職Reスタート支援金などでの事業、いわゆる従業員の武蔵野市内での勤務に対するインセンティブになるような、そのような取組だとか、あとは今年度も実施をしますが、ケアリンピック武蔵野の取組、こういったものを市として実施することによって、武蔵野市内で働く介護職、看護職の確保に努めてまいりたいというふうに思っておりますし、今後さらに何かできるかについては、これも大きな課題でございますので、しっかりと計画に基づいて考えてみたいというふうに考えるところでございます。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19038【ひがし委員】  ぜひそのようにしていただきたいなと思います。もちろん、大枠で言えば、国がとか東京都がという、金銭的なことに関しては大枠で考えなければいけないのですけれども、ただ、やはり武蔵野市としてできることもあると思います。それはやはり介護人材、また、障害者人材等の確保について、しっかりと今後検討して、形で、働きがいがあると。では、働いてみようかなという方を増やすための広報的な努力というのは市としてもこれからまだまだできることがあると思いますので、ぜひ引き続き取り組んでいっていただきたいと思います。
 それから、別の質問に行きます。駅前の周辺清掃事業についてです。6月の質疑のときに、たしか私が質問をしました。喫煙トレーラーハウスを取り組んで、今回予算が出てきて、設置をするということは大いに賛成です。分煙を進める。私自身はたばこは吸いませんけれども、まちをきれいにしたいということと、まちがきれいなところには犯罪も少なくなる。また、もちろん市民の健康にとっても分煙がいいということで、進めていただけるということで、よかったなと思っているのですが、一方で、23番街区に設置をするというところまで伺いました。6月のときには、その次。要は、ここはたしか1年半から2年ぐらいで、当然ながら、トレーラーハウスですから車検で動かせるので、別の場所に動かさなければいけないということがあります。その次はどこに持っていこうとしているかというのをぜひ分かる範囲で教えていただきたいと思います。

19039【臼井ごみ総合対策課長】  トレーラーハウスの移転先のお話です。こちらを設置いたしまして、次のお尻が決まっておりますので、移転する必要があるのですけども、行き場がないようなことにはならないようにしたいと思っております。今現在、最善の候補地を検討しているところではあります。ただ、皆さん御存じのとおり、この地域はなかなかトレーラーハウスを置くだけの土地というのはないのが現実となっておりますので、検討はしているのですけども、最終的には、例えば公共の土地を活用すること、こういったことを想定しているところでございます。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19040【ひがし委員】  もう一つだけ伺いたいことができてしまったというのは、公共の土地という言葉が出てきたということは、吉祥寺の北口には公共的な土地というのは限られていると思います。民間の土地というのはやはり難しかった。今までずっと探してはいてくださっていたのです。だけど、やはりなかなか交渉事や以前からの御意見などがあって、民間が難しかったということを伺いました。公共で今探しているということで、もしかするとこれ以上聞いても出てこないのかもしれませんが、要は、次に行き場がなくなってしまう。せっかく喫煙トレーラーハウスをつくって、北口に、コの字なのだけどL字型と言っていますけど、L字型のところを解消したいという思いで、この辺りに本町の23番街区につくってくださることはよかったのだけど、その後、行き場がなくなってしまうということはないというふうに考えていいのか。その辺はしっかりとビジョン的に考えているのかということを伺いたいと思うのですが、いかがでしょうか。

19041【臼井ごみ総合対策課長】  委員おっしゃるとおり、行き場がない、この地域に路上禁煙地区の拡張も考えております。以前のときも話したとおり、それと喫煙トレーラーハウスの設置はセットだと考えておりますので、喫煙トレーラーハウスがこの場からなくなるということは避けたいと思っております。今現在、ちょっとお話をいたしました公共の土地ということも一つの想定として考えているということで、行き場がないようなことは避けたいと思っておりますので、その辺は計画的に考えているところでございます。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19042【ひがし委員】  力強いお言葉をいただきましたので、また場所等が決まりましたら、ぜひ設置場所についても議会のほうに報告をしていっていただきたいと思います。
 それから、最後に、先ほど議案に対する資料が出ていたところなので、23ページの予防接種と新型コロナウイルスワクチン接種のことについて伺いたいと思います。先ほどから質問があったので、これは先ほど説明で9月18日の東京都議会での質疑が今後あって、それによっては3,500円が2,500円になるということでよろしいですね。これは、例えばですけど、イメージとして、ワクチン接種というのは大体厚生労働省の見込みで1万5,300円ぐらいというような。それで、自己負担が3,500円だから、それを1,000円東京都のほうで補足すると。今、予算でどうやら22億ぐらいの議案が提出されているようなのです。この補正予算が、22億の9月の予算が通ったらやるということで、では、通らなかったらどうなのだということがありますけど、通る方向で考えているということです。そうすると、実際、1回当たりが2,000円。2回接種が必要な児童に対してというところなのですけれども、この辺りというのは、結局、年齢的な、小児だから2回接種が必要なということで理解をしていいのか。というのは、1回でもいいのかというような医者の意見も実はあったりするのです。そういったところというのは市の判断としてやはり2回はしっかりと受けるべきだというふうに考えているということでよろしいでしょうか。

19043【寺井地域保健調整担当課長】  小児の接種回数につきましては、国や日本小児科学会などでも、13歳未満についてはやはり2回接種が必要、13歳以上は1回もしくは2回接種を推奨しているところでございます。委員御指摘のとおり、13歳未満の小児ではやはり1回の接種だけでは免疫抗体の獲得がなかなか不十分ということも考えられますけども、実際の接種回数につきましては、何回接種が必要かという部分については実際接種するお医者さんのほうによく相談した上で接種をしていただければと考えております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19044【小林委員】  よろしくお願いします。
 ワクチン接種について、小児インフル、高齢者新型コロナワクチン、両方あるわけなのですけれども、しっかり進めていただきたいと。市民の健康のために進めていただきたいということはあるのですが、手続のところでちょっとお伺いしたいのは、この自己負担額3,500円というところ。高齢者のほうです。新型コロナワクチンのほうで3,500円。先ほど他の委員からもあったのですけれども、令和6年9月東京都議会定例会において、この補正予算が可決された場合。これは可決されるのはいつぐらいの予定なのかということと、そうすると、今現在3,500円だから2,500円になる。9月中にこれは予算が通るということでいいのか、教えてください。

19045【寺井地域保健調整担当課長】  都議会の議会のスケジュールなのですけども、東京都のほうからは10月4日に議決予定というふうに伺っております。ただ、本事業については事業開始が10月1日となりますので、今、現時点では議決が10月4日なのですけども、補正予算が通ることを前提で事業のほうをスタートしたいというふうに考えております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19046【小林委員】  ありがとうございます。その前提ということ、10月1日から通る前提ということなのですけども、そういったときに市民の方々へのお知らせをどういうふうに対応されるのかを教えていただけますでしょうか。

19047【寺井地域保健調整担当課長】  市民の方に予診票を送る際に、先ほどもちょっと御説明したのですけども、都議会の補正予算の議決状況によっては変更する場合もあるというように記載したチラシを同封する予定でございます。先ほど、すみません。10月4日都議会で議決というふうにこれはもう日程的には決定しておりまして、一応10月1日から10月3日の間においても東京都のほうでは補助対象になるということでお話は伺っているところでございます。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19048【本間委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19049【本間委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 議案第63号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第2回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費、第4款衛生費、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19050【本間委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決をいたしました。
 ここで休憩をさせていただきたいと思います。
                               ○午前11時55分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 1時00分 再 開

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19051【本間委員長】  休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 日程第4、議案第66号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第3回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費を議題といたします。
 本日は議案に関連する資料が提出されておりますので、初めに説明をお願いいたします。

19052【大浦障害者福祉課長】  それでは、よろしくお願いいたします。資料を事前にお渡ししております。障害者支援施設「障害者地域生活支援ステーションわくらす武蔵野」用地の取得についてでございます。
 障害者支援施設「障害者地域生活支援ステーションわくらす武蔵野」は、第五期長期計画・調整計画及び障害者計画・第4期障害福祉計画の基本施策、住み慣れた地域での生活を継続するための基盤整備を具体化するため、土地所有者、近隣住民及び社会福祉法人武蔵野の協力の下、平成31年3月に開設されました。それ以降、重度の障害があっても住み慣れた地域で生活を継続していくことを可能とするための入所施設として運営されています。
 このたび、土地所有者の逝去に伴い、わくらす武蔵野開設時に締結された覚書に基づき、社会福祉法人武蔵野より市に対して土地買取りの依頼がありました。開設経緯及び当該覚書を踏まえ、事業の安定的な運営を継続するため、本件土地を取得する予定でございます。
 1、用地取得の経緯。当該敷地──旧吉祥寺北町自転車保管所の敷地でございますが──は2筆から成り、それぞれ別の所有者が土地を所有していましたが、入所施設開設に向けて、土地ア──これは西側になります──は市が取得し、土地イ──本件案件になりますが──東側になりますが、所有者の意向により当時は取得ができなかった経緯がございます。
 2、当時協議を進める中、土地イの所有者Bの意向を踏まえて、以下の内容で、土地所有者B、市及び社会福祉法人武蔵野において合意され、平成28年10月27日に同法人と所有者Bとの間において覚書を取り交わしております。主な内容は以下のとおりとなっております。
 土地ア、市が土地アを所有者Aから購入し、市から社会福祉法人武蔵野に事業用地として無償貸与する。土地イ、引き続き土地イを所有者Bが所有し、社会福祉法人武蔵野との間で定期借地権設定契約を締結する。将来に相続が発生した際には、相続人から社会福祉法人武蔵野に土地の買取りを請求できる。社会福祉法人武蔵野が土地の買取りを行うことが難しい場合には、障害者支援施設の事業を安定的に実施ならしめるため、社会福祉法人武蔵野が安定的に事業を実施することができると承認する第三者が買い取るとなっています。
 (3)令和6年3月、土地イの所有者Bが逝去され、同土地の相続人より覚書に基づいて社会福祉法人武蔵野に土地の買取りについての相談がありました。
 裏面をお願いいたします。
 社会福祉法人武蔵野における検討の結果、同法人では土地を買い取ることが困難であると判断し、市に対して土地買取りに関する依頼がございました。
 (4)社会福祉法人武蔵野からの依頼を受け、市としては、開設の経緯を踏まえ、当該土地を取得することといたしました。
 2、用地の取得に要する購入費。補正予算の議決後、土地所有者と協議を行う予定でおります。
 3、補正予算額。4億5,000万を計上させていただいております。
 4、今後の用地利用。今回取得する土地イについては、土地アと併せて社会福祉法人武蔵野に無償貸与する予定でございます。
 以下は、わくらす武蔵野開設に関わる内容を時系列に並べております。
 説明は以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19053【本間委員長】  ありがとうございました。説明が終わりました。これより議案及びただいまの説明に対する質疑に入ります。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19054【西園寺委員】  では、午後もお願いいたします。
 この報告にありますとおり、2019年ですか、コロナの前に開設されたとき、それに向けての準備段階から、今日あることを想定して覚書をつくっていたということですので、粛々とその段取りに進んでやってくださるのだということは理解しております。武蔵野市で初めての障害者の施設ということで、当時の皆さんの喜んでおられた顔も思い出します。
 最初の質問なのですけれども、この4億5,000万円という価格が、どういう根拠で算定されて、どういうふうに決定したのか。そして、これ、議決された後に本当に買うと思うのですけども、購入の手続に進むと思うのですが、そのときにこの価格というのは、消費税がかかるとか何とか、そういうふうにいろいろ変動するということも考えられるのか、そこのところ価格決定のプロセスを最初にお聞きします。

19055【大浦障害者福祉課長】  予算額の根拠でございますが、財産価格審議会を踏まえた価格となっております。また、覚書によりまして、当時の覚書が、適正な価格から支払額賃料相当額を控除した額となっておりまして、その金額を控除した額となっております。予算額としましては、まだマックスの金額という形になりまして、これが契約金額になるものではございません。この後、相続人の方との協議を経て金額が決定しますので、変動する可能性はございます。
 以上です。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19056【西園寺委員】  分かりました。この額はマックスであろうということですね。坪単価などを考慮して、この算定価格になったという理解でよろしいのですね。分かりました。
 それでは、2点目の質問として、これでわくらすの物件というか、土地建物に関しては、今までは市と法人さんと、それから所有者さんと3者の関係ということになっていたわけだけども、これが進めば2者の関係にすっきりするということだと思うのです。法人さんにしてみると、多分もうこのことは織り込み済みで中長期計画を社福さんとしても立てていたはずなので、この購入によって、何か社福さんの経営状況とか、いろいろな財産の状況とかが変わるものではないのだろうというふうに思うのですが、その理解でいいのか。つまり、これも多分織り込み済みで経営計画を立てていられると思いますので、その点をお聞きしたいと思います。

19057【曽我(社福)武蔵野派遣副参事】  今いただきました御質問ですが、委員おっしゃられましたとおり、中期財政計画をつくりましたが、これにつきましては、この土地については含まれていないといったところでの算定でございますので、特段そこへの影響はないものというふうな形になってございます。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19058【西園寺委員】  分かりました。だから社福さんの立場から見ると予定どおりということになるわけですね。
 では今度、市の立場から見るとどうなるのかということですけども、ちょっと考えると、個人の市民の方、この所有者、イの方が所有していたわけだから、今まで固定資産税が入っていたとか、そういうことがあるのかなと思うのですが、そうすると、今回取得してしまって市の土地になってしまうと、その点は市の税収は少し減るという、そういうことなのか、市にとっての影響をお伺いしたいと思います。

19059【大浦障害者福祉課長】  市の影響ということでございますが、委員おっしゃるとおり、確かに固定資産税の収入という点ではなくなってくると思っております。ただ、この土地は、今現在借地なのですが、法人が賃料を払っておるのですが、そちらは補助金として市が支出しておりますので、購入と同時に、その補助金がなくなるということがございます。
 以上です。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19060【西園寺委員】  分かりました。ということで、今回このような形で安定的に、また将来に向けてということで、一つ懸念というかな、先に向けて進んでいくのだなということを理解いたしました。
 入居者さんの状況とか、周辺の方々とのお話、関係とかいうのは、特段私の耳には問題は入ってきていないのですけれども、コロナの間、なかなか地域イベントなんかもしづらくて、御苦労もされていたかと思います。簡単でよろしいのですけども、コロナが5類になった後、今、わくらすでの地域の方に向けての、なるべく開放的な運営をされてきたと思うので、その現状についてちょっとお話聞ければと思います。

19061【曽我(社福)武蔵野派遣副参事】  地域の方とのつながりということ、近隣の方とのつながりということでございますが、わくらすにつきましては近隣の方と連携をしてやってきたところでございますが、例えば今、コロナを経てということですが、コロナ前は餅つき等のイベントを5丁目町会の方と一緒に行ったりといったこともやっておりました。コロナでやはりそこら辺ができなくなりましてというところはあるかと思います。ただもう一つ、地下のホール、オリーブホールというものがございます。こちらにつきまして地域の各団体の皆様にお使いいただいて、貸し館のような形で使っていただいています。こちらにつきましては、コロナ明けてから件数自体は伸びてきておりまして、令和4年度で38件、令和5年度で10件程度といった形で、御利用いただくような形も戻ってきたのかなというふうに思ってございます。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19062【山本委員】  それでは、私のほうからも何点か質問させていただきたいと思います。
 補正予算で障害者の入所施設わくらすについて土地を市が買い取るという話でございますが、これは決算でも武蔵野市が所有している土地に関して一覧がございますけれども、市としてはあれなのですか、定期借地権を設定するのと、土地そのものを市の所有にするということで、どういう判断で定期借地権とか買取りというのを判断しているのか。それはもう全て持っている人の御意向というのがもちろんあってのことだと思いますけれども、市もその当事者なわけですから、その辺りはどういう考えでやっているのか伺いたいと思います。

19063【大浦障害者福祉課長】  まず第一の目的は、わくらすの安定的な運営という点で、やはり市が購入するのが適当だろうという判断の下、購入するという点が一つ。定期借地権につきましては、わくらす武蔵野で法人と所有者との間で結ばれておりまして、今回購入するに当たり、定期借地権のほうは解約いたしまして、定期借地権のない土地を市が購入するという形になっております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19064【山本委員】  御答弁ありがとうございます。伺いたかったのは、定期借地権の場合、さっきの質問者とかぶる点もあるかもしれないのですけれども、定期借地権を設定して必要な経費を払っているのと、最初に土地を購入するのと、これは例えば何年かだったらこちらのほうが有利とか不利とか、費用がかかるとかかからないとか、そういうことも含めて考えているのかどうかということを伺ってもよろしいでしょうか。そこを質問したいと思います。

19065【大浦障害者福祉課長】  その当時、もともと土地を2筆もし買えることができれば、本来買ったほうがよかったかもしれないのですけれども、当時の所有者の方の御意向があり、将来にわたって覚書を結ばせていただいて、やがては法人、あるいは法人に代わる第三者が購入するという約束事をさせていただいています。その際に、先ほども申し上げましたように、覚書のほうに、やはり金額というのは変わってくるところなので、そこまでに支払った賃料相当分については差し引いた金額で購入させていただくということを覚書のほうにうたわせていただいています。
 実際年数がたちまして、土地の評価というのはどうしても変わってくるものですから、その当時と比べて今がどうかというと、ちょっと金額的には差が出てきているところは事実でございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19066【山本委員】  ありがとうございます。なるほどと思いました。一般論で言えば、土地建物があった場合、建物を造るにはもちろん土地が必要なわけで、土地に関しては、建てる人が所有する場合と、借りている場合と両方あるかと思うのですけども、長期的に安定的に運営をするということを考えたら、直接購入できたほうがいろいろな意味で安定する。何年かたって所有者の御意向が変わったり、価格がすごく変動したりして、もしかして万が一経営が別の問題に乗り上げたりするとやはり困ると思うので、今の話で、これまでの賃料に関しては今回の売買で差し引くという、そういう形があったということで、なるほどと思います。ありがとうございます。
 もう一つだけなのですけど、これを造る前に私のほうからも、地域に開かれて、そして入居する方が、入居ということはなかなか本当に難しい施設だったのに、いろいろな御尽力があってできたわけなのですけれども、地域に開かれ、入居者の人権が守られる施設であるようにということを私のほうからもお願いをいたしました。できるに当たって、周辺の方たちとのいろいろな話合い等もあって、御尽力があったことを私も聞いておりますけれども、今回はそうした意味で、近隣の方たちに対する御説明とかということは特になくて大丈夫だったのかということを伺いたいと思います。

19067【大浦障害者福祉課長】  今回の件につきましては底地の所有が変わるという件だけで、特段近隣の方には何か影響が出るというふうには認識しておりませんので、特段お話のほうはしていない状況でございます。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19068【浜田委員】  すみません、1点だけなのですけれども、土地購入に関する御報告なのですけれど、今後の用地利用について、もし事業用地として何か検討されていることとかがあるのか、まだこれからなのかなと思うのですけど、もし何かあれば伺いたいです。

19069【大浦障害者福祉課長】  今回購入する土地は、既にわくらすの建物の下にある土地、一体で今使っているところの半分の土地になりますので、このままわくらすの運営を続けていきたいと考えております。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19070【本間委員長】  ほかに質疑のある方いらっしゃらないですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19071【本間委員長】  では、これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19072【本間委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 議案第66号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第3回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19073【本間委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19074【本間委員長】  では続いて、日程第3、議案第64号 令和6年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第1回)を議題といたします。
 直ちに質疑に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19075【本間委員長】  質疑はないですか。
 では、これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19076【本間委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 議案第64号 令和6年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第1回)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19077【本間委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19078【本間委員長】  次に、陳情審査に入る前に、日程第7、陳受6第11号ですが、この次の日程第8、陳受6第12号に陳述の希望がありますので、順番を差し替えて審査を行いたいと思いますが、これに異議ありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19079【本間委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19080【本間委員長】  日程第5、陳受6第8号 ボランティアごみ袋収集個数に関する陳情を議題といたします。
 陳情者の方より意見を聴くため、暫時休憩いたします。
                               ○午後 1時21分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 1時35分 再 開

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19081【本間委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより質疑に入ります。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19082【西園寺委員】  臨機応変にというところの御趣旨が、先ほどの質疑の中から、全部持っていってほしいということなのだなということは理解はしたのですけれども、現状、特にこの秋の季節というのは、季節的な問題として落ち葉がたくさん出る、そして水曜日という日に一応決めて収集している、それから袋の制限を設けているということ。それから、先ほどの陳述の中で、名前を書いてくださいということをルール化しているのでしょうか。事業概要にはそういう細かいことは書いていないですか、そこはどうですか。あとは、あらかじめ予約の連絡を入れるというのは、そういうルールがあるというのは私は聞いてはいるのですけども、そこのところのルールが現状どうなっているかということをはっきり確認させてください。

19083【臼井ごみ総合対策課長】  本日は陳情ありがとうございます。まず冒頭に、ボランティアによるごみ収集に御協力いただきまして、感謝しております。
 まず、落ち葉の出し方について、ちょっと長くなるかもしれませんが、最初に説明をさせてください。一般の家庭というか、一般の市民が出した枝木でありますとか落ち葉の出し方というのは、ごみ便利帳ecoブックというものを出しておりまして、こちらのほうにも記載があるのですけども、こちらの4ページなのですが、燃やすごみの日に出す方法、こちらは通常の週2回、皆さんが燃やすごみとかを出す、家庭のごみ出すのと同じときに出す方法です。あともう2つありまして、全部で3つあるのですけども、今お話ありました毎週水曜日に資源化収集で出す方法。あともう一つがクリーンセンターに持ち込む方法、これは持ち込んだ後、資源化をするのですけども、持ち込む方法、この3つがあります。
 この中で、燃やすごみはクリーンセンターで焼却処理をしております。燃やすごみの日に出す場合は、お話ありました一般の戸建ての場合は3袋収集、集合住宅は10袋まで。毎週水曜日の資源収集につきましては、事前に連絡をいただきまして4袋から50袋まで、持込みの場合、こちらは10袋まで出せるという形になっております。
 平成19年の7月から、なるべく焼却処理を減らしたいということと、できるだけ資源化にしたいということがございまして、毎週水曜日に枝木、草葉、落ち葉の資源化収集というものを始めております。こちらは事前に連絡をいただくことは一つありますけれども、4袋から50袋、大量のものにつきましても対応できておりまして、こちらを通常のパッカー車とは別の資源化のための専用の収集車で、連絡があった各御家庭を収集で回っているものでございます。これが出し方のパターン、3パターンです。
 あと、ボランティア袋についてです。ボランティアごみ袋なのですけども、こちらは基本的には落ち葉に限らず、ボランティア活動で出たごみについて使っていただきたいということで設けている袋になります。ですので、例えば台風の後とかですと、缶とか、飛んできたものとか、そういったことを出すためにも使っているものでございますけども、こちらのボランティア袋で出すごみについては、基本的には種類に分けて、燃やすごみ、燃やさないごみの日に分けて、1度に出せる量というのは3袋、10袋という形で記載をしております。これは、ボランティア袋を収集することで、いわゆる通常のパッカー車、家庭のごみの入る容量を圧迫してしまうということがございますので、生活から出る家庭ごみを収集できないということがないように上限というものを設けているものになります。ちなみに、通常の一般家庭から出ます燃やすごみ、燃やせないごみとかにつきましても、3袋、10袋という形で上限を設けているものになります。
 確かに時期によりましては落ち葉とか、そういったものが大量に出るということはこちらも認識しておりまして、特に陳述者のお話がございましたこの通りというのは多いということも理解しておりますし、御苦労されていることも、こちらのほうにもお電話いただいたことも、先ほど話がありましたけども、そういったことも理解しているつもりでございます。落ち葉以外のときというのは、多いといってもそれほど多くはないので、基本的には燃やすごみ、燃やさないごみの日に小分けにしていただいて出していただく。そうすると特に連絡は要りませんので、そういった形の対応をまずはお願いしているところでございます。
 ただ、秋の落ち葉が多い時期とかは、この小分けの方法だと間に合わないくらい大量に出ますし、どんどん連続で出る。そういった場合につきましては、陳情文にもございますとおり、毎週水曜日に行っている資源化収集というものを御利用いただいているところでございます。こちらを活用いたしますと、連絡をいただくという、一つ市民の方にとっては手間というものは増えるかもしれませんけども、通常の燃やすごみで出せます3袋、3袋、週2回燃やすごみ入っておりますので、その3袋、3袋の6袋と、通常のマックスの50袋、合わせて56袋まで1週間当たり個数としては確保できていることになります。
 このような形で所管課としては、そもそも3とか10とか撤廃とかということとか、そういったことはいろいろあるとは思うのですけども、今現在あります制度というか仕組み、こういったものを活用して、私どもとしましてはできる範囲で臨機応変に対応しているというのが所管課の今の動きとなります。また、いつでも出したいとか、あと好きな量を出したいとか、要望はいろいろあると思いますし、そういった御質問とかお問合せをいただくことも確かにあるにはあるのですけども、こういった制度があるということをまず説明するということと、あとやはり資源化収集を始めたということは、皆さん市民の方にとっては燃やそうが資源化しようがあまり関係ないところかもしれませんけれども、市としてはやはり環境のところに配慮して、こういった資源化収集をしておりますので、そこを説明いたしまして、皆さんのほうにはちょっと手間はかかりますけども、そういった市で考えている趣旨、方針でありますとか、あと世間一般で言われている環境に対する配慮とか、そういったことを含めて御説明をして、渋々であるとは思いますけども、一応納得というか、ある一定の御理解をいただいているというのが現状となります。
 以上です。

19084【朝生環境部参事】  すみません、私のほうから補足なのですけれども、名前を記入するかどうかの話なのですけど、今、ボランティア袋というのが出てきたので。このボランティア袋は市で作っているピンク色の規定のものがありまして、こちらについては記名をしていただくという一応ルールを取る。あと落ち葉につきましては、先ほど3通りの出し方、燃やすごみの日、連絡して水曜日、あと持込みで3と言っていたのですけど、こちらに申し込む場合は、必ずしもこのボランティア袋に限ったわけではなくて、これは無色というか半透明、無色か半透明のいわゆる任意の袋で45リットル以下という形で書いてありますので、ちょっとそこが今ごっちゃになっているかもしれないのですけど、そういう形で、ボランティア袋には記名、落ち葉なんかを持ってくる出し方は普通の無色で記名はなしと、こういう形でやっております。
 以上です。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19085【西園寺委員】  整理をしていただきました。落ち葉というふうに考えると、出す方法は3つあるということで、普通の可燃の日に出すという方法があって、そのときは緑袋で出すということになるのかな。それは燃やされてしまうのだよね、それは燃やされてしまうから資源化にはあまり貢献しないと、これが1つの方法。何か間違っていたら、またもう1回言ってください。2番目の方法は、ピンク袋でも緑袋でもなくて、白か半透明の袋に入れて、そのときは最大50まで出せると。これは名前を書く必要はない。これは行き先はクリーンセンターの焼却ではなくて、資源化だから、できれば環境配慮、緑を大事にする武蔵野市としては、こちらを御協力いただきたいというのが市の姿勢だということです。それも待てない場合は、自分で車を出して持ち込む方法もありますよと、この3つの方法だということでよろしいですか。間違っていたら、もう1回言ってください。
 名前を書くかどうかということについても分かりました。ピンク袋のときだけは必要ということで、分かりました。それから連絡を入れるのも、連絡を入れるのは2番目の方法のとき、そのときは物すごくたくさん、最大50だから、これはさすがに予約入れないとパッカー車が無理ですよと、こういうことでよろしいですよね。間違っていたら言ってください。
 これで整理ができたと思うのですけれども、では今回の陳述者は、要するに残されてしまったことがあって、それはおかしいではないかという異議を唱えておられると思うのですが、この50の範囲内、その数の範囲内であれば、原則持っていくということですよね。そこはどうなのですか、業者さんが置いていってしまうというようなことはあり得るのですか。そこははっきりお聞きしたいと思います。

19086【臼井ごみ総合対策課長】  まず1点につきましては、燃やすごみの範囲の中の1つに入っている落ち葉なのですけど、燃やすごみの場合は緑袋、有料袋を使っていただくのですけど、落ち葉とか剪定した枝木とか、こちらにつきましては、燃やすのは燃やすのですけども、緑袋ではなくて、普通のいわゆる市販袋で結構ですし、ボランティアであればボランティア袋を使っていただければ結構なので、ここについてはお金は、買っていただくという方がいらっしゃるかもしれませんけど、基本的には有料ごみ袋を買う必要はないということになります。
 あと、残されたというところなのですけども、一つ考えられるのが、まず水曜日のところで受付をいたしまして、それで回って回収するのですけども、そのときでありましたら、こちらのほうで業者さんに伝えているので、これは置いていくことというのは基本ないというふうには考えております。あと、置いていってしまったということが考えられることといたしましては、いわゆる燃やすごみの日、通常の日、こちらの日に3以上のものを出されて、3だけ持っていって、残りのものは個数が超えていますみたいなところの、こちらイエローカードと言っていますが、黄色い紙を貼ってそちらのお知らせをするところで残しているということがあり得るかなと思います。
 以上です。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19087【西園寺委員】  分別がおかしいときに黄色のイエローカード貼られるというのは私も経験ありますので、どうもその話とは違う、今回の陳述者の御指摘は違うと思うのですけども、市の見解としては、業者さんの収集の方が残すということはないはずであると、こういう原則ということですね。ここはそういう経験があったのかというところは分かりません。
 最後にもう1点聞きたいのですけども、陳述者の方は、市長が替わることによって、その体制が、対応が変わるというふうにどうも御理解されているようなのですけど、そういうことはありますか、小美濃市長、どうですか。市長替わったばかりですけども、市長が替わったから、去年から今年にかけてごみの収集、落ち葉の収集に対して何か指示されるなんということはないと私は思いますけど、市長が替わるということで、ごみ──これは落ち葉だけではなくて──の収集の対応が、市民への対応が変わるということはありますか。

19088【小美濃市長】  私もこの陳情を受けて、初めて市長が替わったら云々というお話を伺いましたので、私からは特段落ち葉に関しての、ごみ収集に関して指示をしたことはございませんし、また、担当課からそういうことを聞いたこともないので、今日の陳述の議論をしっかりと聞かせていただいているという立場でございます。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19089【西園寺委員】  そのとおりかと思います。副市長も何か一言、そこでお願いできますか。

19090【荻野副市長】  首長が替わりましてごみの収集が変化するというのは、基本的にはありません。細かいところで調整があって変化するということはありますけど、これは当然、ごみ便利帳のecoブックですとか、そういったところでしっかりとした広報をして変えるということはあるかと思いますが、何も周知もせずに対応が変わるということはないということで御理解いただければと思います。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19091【西園寺委員】  ありがとうございます。こちらの陳情文にはなかった件ですけれども、市長が替わってごみ収集がころころ変わるとか、対応が変わって急に不親切になるなんということはあってはならないことだと信じておりますので、あえて確認のために質問をさせていただきました。
 私の質問は以上なのですけれども、今後も落ち葉を掃いてくださる市民の方々に対しては、丁寧に、そして先ほども課長から感謝の言葉がありましたけれども、ボランティアで清掃活動されている方には丁寧に対応していただくということでよろしいですよねということを最後にお聞きしておきます。

19092【臼井ごみ総合対策課長】  私、この落ち葉の処理の仕方、またボランティアのことにつきまして、冒頭にお時間いただいて説明した、これがちょっと入り組んだといいますか、こういったことがございます。一つは、市民の方はこの辺について、いつも見ているわけではございませんので、なかなか説明といたしましてのみ込みにくいということがあるかと思います。あと我々としても資源化をしていきたいということとかもございますし、我々の方針というところ、またそれに関して市民の方へ少なからず負担をかけてしまうということ、そういったことにつきましては、これは今後ずっとのテーマにはなりますけども、丁寧に説明する、また、もちろん感謝はしているのですけども、感謝を伝えるとかそういったことは、今回陳情いただいたことも含めまして、この機に見直していきたいと思っております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19093【山本委員】  陳情に際しまして、私も何点か質問したいと思います。
 本当に落ち葉のシーズンになると、たくさんある木から、落葉樹はたくさん落ち葉が落ちて、それが例えば近隣の方のといとかに入る形で御不便をおかけすることもあって、先ほど陳情者の方がおっしゃっていたように、近隣の方が一生懸命落ち葉を掃いて、ボランティア袋に入れて対応されてきたということに関しては、本当に大切なことだと思っています。
 それで質問したいのは、大きくは2点なのですけど、先ほど今のごみ収集の在り方に関していろいろ御説明があって、概略のことは理解いたしました。それで私も昨日改めて、ごみと資源の収集カレンダーという、これは手元に持っている人も多いかと思うのですけれども、そこの無料回収するもののところに枝木、草葉の大量排出という項目がありまして、2種類書いてあるのです。収集というのは要予約、予約をして収集がある。これは4から50個まで無料と書いてありまして、ごみ総合対策課に電話で申し込み、翌週水曜日に収集になっているのです、収集がそういうやり方。だからこれで見ると、では51個だったらどうなるのかなというのは、人によっては50個までなのだなと、51個にならないように50個に抑えるのかなというふうに読めたりするのと、電話で申し込んで翌週水曜日に収集だから、今のお話は、毎週水曜日にあるという話はここでは取りあえずは書いていない。あと同じところに、持込みは予約不要であるということで、持込みの場合は10個まで無料と書いてあるから、10個まで無料ということは、11個になったらどうなるのかなと。有料なのかなとか、何も書いていないから分からないのですけれども、読み方によって、いろいろな読まれ方があるのかなという心配がありまして、ここの表記の仕方に関して、固まった見方がない読まれ方があるのではないかという心配があるのですけど、そこはどう思われますでしょうか。

19094【臼井ごみ総合対策課長】  今、委員はカレンダーを御覧になっていたと思います。カレンダーは今、10地区市内分かれておりまして、地区ごとに収集日が変わっていることもありまして、それぞれに対応した形でカレンダーというものを作っておりまして、ページ数でいくと、このecoブック、これが完全版となって、もうちょっと細かいところになるので、もしかしたらこちらecoブックにあるよりも省略された記述になっているかもしれませんけども、今お話ございました収集の要予約の4から50について無料、これが今ずっとお話ししています毎週の収集、資源化収集になります。
 4から50袋とありますので、51袋になった場合ということなのですけど、ルールとしてはやはり50袋というふうに。結構50というのは多いので、なかなか1週間で50を超えるというのはあまり想定しづらいかなと思うのですけども、51袋になった場合というのは、それこそ相談してください。こちらのほうではルールとして50になっているので、51オーケーですとはなかなかこの場で言えないのもあります。そこについては、それこそ相談していただいて、言っていただければと思います。(「相談」と呼ぶ者あり)はい。
 あと水曜日につきましては、毎週かどうかということなのですけども、これは毎週収集できるような体制になっている。極論その週に何も連絡なければ、それは収集として動きませんし、基本的には毎週動ける形にしておりまして、その週の受付状況によりまして、例えばどこを回るかとかというところを業者さんのほうで、燃料代とかもちろんあると思うので、そういったところで一番効率的な回り方とかを想定して回る形になりますので、こちらは連絡が来たときに回るみたいなところになります。システムとしてはいつでも、毎週水曜日に回るシステムとなっています。
 あと持込みごみです。こちら10個まで無料という話、11個以上はという話なのですけども、もしそちらのほうに10個まで無料としか書いていないのであれば、こちらecoブックのほうにはそれ以降のものが書いておりまして、持込みごみというのは、予約なしで持ち込めるのですけども、基本的には、通常出していただくものというのは、例えば枝の太さが7センチ以内、長さが50センチ以内とか決まっているのですけども、それよりも太いものとか大きいもので持ち込めるものの上限が、枝木の太さが20センチ以内、長さが90センチ以内とか、もうちょっと大きなものについて、こちらのほうに持ち込めますよというものが基本的な想定でできている制度になります。この辺のものにつきましては、普通であれば粗大ごみになるのですけど、持ち込んだ場合には粗大ごみではなく、10袋までは無料で資源化いたしますというものになりますので、10袋を超える、11袋以降は粗大ごみ対応として有料となっております。その辺がこちらのほうに書いております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19095【山本委員】  どうも御答弁ありがとうございます。ecoブックのほうを私もきちんと確認すればよかったのかなということはありますが、私としては割と身近に、このごみと資源の収集カレンダーというのを手元に置いて、何のごみがいつ出るかということに関して把握したり、有害なものは何だったかとか、どういうものだったらどっちに入るとかという分別の仕方をそこで見ているのですけど、それでほかの人が何をよく見ているかというのは、ネットかもしれないし、定かには分からないのですけども、このカレンダーを見て決めている人というのもそれなりにいらっしゃるということを思えば、この枝木、草葉の多量排出に関して、個数の制限があるように見られたり、10個まで無料の持込みに関して11個になると、11個目からは有料になるのかなと思ってみたり、いろいろ違う読まれ方をする可能性だってあるのかなというのが心配なのですけど、ここは来年度作るときにもう少し変えるというような考えはありますか。

19096【臼井ごみ総合対策課長】  ごみ総合対策課といたしましては、ごみに関する分別として、ごみ便利帳ecoブックと、今お手元にございますカレンダー、この2種類を使っておりまして、カレンダーというのは日常的に皆さんに収集日について見ていただきたいということがございますので、収集日というカレンダーのほうを重視して、なるべくそれ以外のものは簡素化して、紙面をちょっと少なくして見ていただけるようなところで切り分けをして作っているもので、そちらは毎年全戸配布しているものになります。こちらのecoブックにつきましては、それ以外のもっと細かいものです。全てものを載せていまして、なので、こちらのほうはページ数も多いですし、大きな変更がなければ全戸配布はしておりません。ホームページに載ってはいるのですけども、そのような使い分けをしているのがまず1点あるのですけども、とはいえカレンダーだけを見ている方もいらっしゃると思いますので、そちらを見てまず完結できるような書き方でありますとか、それは研究していきたいと思っております。それでもしも分からなければecoブックのほうを見てくださいというような誘導の仕方とか、そういったことは考えられると思いますので、それは研究材料として今後も考えていきたいと思います。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19097【山本委員】  ありがとうございます。ごみカレンダーというのは、割とどの方にとっても手元に置いて確認する場合が多いというふうに私も思っています。だからecoブックを見てくださいといっても、手元にすぐecoブックがなかったり、すぐにパソコンに触る状況でない、苦手な人というのもいらっしゃるので、これを見て分かるような形が望ましいので、次に印刷するときにはちょっと表記の仕方を変えていただきたいというふうに、これは要望して、誰が印刷するのか分かりませんけど、ぜひそのようにお願いしたいのですが、御回答をお願いいたします。
 もう一つ、この記書きのところで、要するに、陳情された方は、ボランティアごみ袋収集個数に関して臨機応変に対応していただきたいということでありまして、現在の上限とされていることに関して、ここをもう少し上限を上げるとか、残さないとか、融通を持ってそれこそ臨機応変に対応していただきたいということですが、これは臨機応変に対応するというふうに先ほどの御答弁で理解したのですが、そういう認識でよろしいのでしょうか。

19098【臼井ごみ総合対策課長】  2点御質問いただきました。1点目、カレンダーの見直しの御要望であります。今現在あるカレンダー、ページ数がございますので、このページ数を増やすと、また今度、多くなれば多くなるほど見ていただけなくなるということもあって、なるべくページ数は少なくしつつ、盛り込みたいということがございます。なので、今あります紙面の範囲というか、上限があります。この中で、しかもあまり盛り込み過ぎると、ごちゃごちゃして見にくいとかがあったりとかしますので、その辺は見つつ研究をしたいと思うので、基本的にはその分量で、そのような体裁で、あまりがらっと変えてしまうと、また何だというふうになってしまったりするので、それは踏襲しつつ、中の文言については日々、毎年見直しをしているので、そういったことで対応させていただければと思います。
 2点目です。臨機応変というところです。冒頭ちょっとお話を差し上げたのですけども、ボランティア袋の原則としては3袋、10袋というような上限をこちらのほうでつけさせてもらっているところになります。とはいえ、落ち葉の時期、皆さんがやっていただいているものはなるべく収集したいということもございますので、今現在持っている制度といいますか、そういったものをなるべく生かす、活用するような形で、毎週の資源化収集を御紹介いたしまして、使っていただいておりますので、我々としては臨機応変に対応しているというふうには認識して、いろいろあると思うのですけども、こちらとしては臨機応変に対応しているというのが今の認識であります。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19099【山本委員】  御答弁ありがとうございます。ごみカレンダーの記載方法に関しては要望としてお伝えをいたしましたので、誤解のないように書いていただきたいし、無料ではないところがあるのかなとか、もちろん収集する車の容量とかもあるし、無限に車を出したりとか、人手が必要というわけで、それはいかないのでしょうし、季節によってたくさん落ち葉が落ちるときと、そうでないとき、それはあると思います。ただ、一生懸命袋に入れてくださった方が、せっかくやったのに残されてしまったとかいうことになると、それは申し訳ないなと思うし、そうしたいとは思っていらっしゃらないと思いますので、その辺はぜひ、それこそ臨機応変に今後やっていただきたいというふうに思います。
 最後に、資源化のことで1個聞いておきたいのですけれども、燃やすものというよりも資源化をしたいとおっしゃっていて、焼却してかさを減らすだけではなくて、資源化をしたいと。資源にする上で、それはどこでどういう形で資源化されているのかというのを伺いたいと思います。

19100【臼井ごみ総合対策課長】  資源化についての御質問です。まず1点、こちらクリーンセンターに運ばれたとしても焼却はしておりますが、サーマルリサイクルといたしまして、熱を活用したりとか、あとそれで電気をつくったりとかしておりますので、全くもって単に燃やしているというだけではなくて、そういったところのリサイクルというのをまず1点しているということを説明させていただいて、あとそれ以外の資源化です。こちら市内から発生した剪定の枝木とかを、持込みとか予約、回収したものにつきましては、中間処理業者のほうに運び込まれまして、そこで破砕、細かくいたします。必要であればチップ化みたいなものをいたしまして、今度その次に、こちらは大体群馬県とかのほうに工場があるようなのですけども、そちらのほうで最終処分いたしまして、そこで堆肥にしたりとか、あと発電、肥料、そういったところにリサイクル、資源化しているということが今現在のこちらの動きでございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19101【山本委員】  分かりました。ありがとうございます。資源化については、堆肥にしたり肥料にしたりというようなことがあるということで、クリーンセンターで資源化をいつでもやっているわけではないということですね。移動してやっているということなわけですね。
 私として、これは以前なのですけれども、やはり3.11で東日本大震災のときに原発事故があって、それで放射能汚染というのも心配で、その放射能が自然のものに、落ち葉とかも含めて飛散するということに関して、まず心配をしております。今でも心配をしています。なので、測っていると思いますけれども、やはりそこの安全性というか、この後、堆肥にしたり肥料にしたりするというのも、やはりずっと使っていくわけだから、安全性にはぜひ留意をしていただきたいということは最後に要望しておきたいと思います。臨機応変な対応と、みんなが目にしているところでの記載方法の変更ということについても、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 質問は以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19102【浜田委員】  ありがとうございます。いろいろ質問していただいて、いろいろ分かってきました。先ほども他の委員が言われていましたけれども、答弁にありましたけど、ある程度、今ある制度を使って臨機応変に対応していただくということですので、そこはよろしくお願いしたいと思います。
 確認なのですけれども、このボランティアごみ袋というのは、1人何枚までとか、そういうことは決まっていましたでしょうか。その点を伺えたらと思います。

19103【臼井ごみ総合対策課長】  ボランティア袋の枚数です。ボランティア袋は、市政センター、コミュニティセンター、あと市のごみ対とか、こういうところで配っているのですけど、基本的には2パックというか、10枚入りが1パックになって、それを2組まで上限としてお渡ししております。10リットルと45リットル両方ありますけども、それぞれ2パックが上限としてお渡しております。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19104【浜田委員】  分かりました。先ほど言いましたけど、やはりボランティア袋を知らない方も、たまにいらっしゃるのです。先ほど答弁の中でも、対策課としてごみのことをしっかり周知をしていくという御答弁でしたけれども、その周知とともに、皆さんにボランティア袋のこともしっかり訴えていただけたらなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 陳情者が言われている部分で臨機応変にということで、市内全域ではなくて、落ち葉の量が多いところと言われていたのですけど、それは臨機応変に入ると思うのですけれども、その辺は市としてそういう場所、多いところというのを確認しながら対応していくということでいいのでしょうか。それこそ臨機応変というのは難しいかなと思うのですけれども、そういうことも含めてやっていただけるということで今までもやっていただいていましたので、その点はお願いしたいと思うと同時に、確認です。すみません。

19105【臼井ごみ総合対策課長】  2点いただきました。1点目、ボランティア袋を知らない方への広報ですけども、こちら昨年、令和5年度は9月15日号市報でボランティア袋の御紹介をさせていただきました。あと今年度につきましても、これからですけど、令和6年の9月15日号市報の、恐らく裏1面だと思うのですけど、こちらに、今同時に力を入れております危険有害ごみ袋、リチウムイオン電池とかがございますので、その2つの袋、こんな袋、御存じですかというようなところで市報に載せる予定でございますので、そちらも御確認いただいて、必要であれば皆さんにお伝えいただければと思います。それ以外でも、市のホームページでございますとか、我々のごみ対のホームページとか、そういったところを使って広報というのは検討してまいりたいと、今もやっているのですけども、検討してまいりたいと思います。
 あともう1点、落ち葉の多い場所の対応です。こちらはお問合せいただいたときに、大体どの辺りになると多いなとかということは、こちらも何となく分かりますし、必要であれば現場のほうに確認に行ったりということもできると思います。ただ、50袋という上限を設けておりますので、例えば多いところは100までとかというふうにするのはなかなかちょっと厳しいかなと思うので、まず1回御相談いただくということはありますけども、基本50袋であれば、1週間に50なので、そこは多分超えないのではないかと思って想定はしておりますので、でも多い少ない、一概にどこが多いかすぐ分からないところはありますけども、お話を伺う中でそういった多い少ないがございましたら相談のほうには、もちろんそれもほかの方とか制度のこともありますけども、御相談には乗っていきたいなというふうには思っております。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19106【浜田委員】  いろいろありがとうございます。
 もう1点、最後に、ボランティア袋に名前を書く、これはもう決まりですか、名前を書いて出すというのは。そこは先ほど陳情者が言われていましたけれど、ボランティアでやっている、名前を書くのはどうなのかというふうに伺っていましたけど、その辺も臨機応変でよろしいのでしょうか。

19107【臼井ごみ総合対策課長】  ボランティア袋には、確かに団体名の記入欄みたいなところで記入していただく欄はつけております。さっき陳情者の方に名前を書くようにというふうにこちらのほうから話があったということで、そこまでこちらのほうで、言ったこととかまで今ちょっと取れないのですけれども、言ったかどうかということまでは。多分陳情者の方がそういうふうに言われているので、そういった話があったのかなとは思うのですが、結構量が多かったりとかするときには、そのときにもしかしたらある程度、量を把握することもあって、何らか書いていただいたかもしれないのですけども、全員が全員にこれを書いてくださいというような、書かなくては持っていきませんというような義務としてまでは多分やっていないと思っておりますので、確認はしますけど、恐らくそこまで義務はこれまでも課していないとは思うのですけどもというところでございます。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19108【ひがし委員】  ボランティア袋ということについて、今日はいろいろと質疑ができてよかったなと思います。というのは、ちょっと陳情者の方からそれてしまうかもしれないけど、ボランティア袋をごみ総合対策課とか市政センター、コミュニティセンターに置いてありますよね。これ、どうやって持っていっているというのは確認、もちろんされているのですか。そこをどうしても最初に確認したいと思います。

19109【臼井ごみ総合対策課長】  それぞれの窓口で台帳がございますので、そちらのほうにはお名前と町名までぐらい、こちらと多分2袋とか、その辺までというのは台帳のほうに御記入いただいていると、こちらのほうで理解しております。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19110【ひがし委員】  何でそんなことを聞いたかといいますと、実は私、調べたのです、今回このことがあって。要は、どうしてこれに至ったのかなと、そうしたら、やはり理由があったのです。要は、落ち葉や枝木、まちの美化、ボランティアとして行ったことのごみを入れる袋なのだけど、残念ながら、そうではなくて使っている人も実はいる、これは事実みたいです。だから、結局10リットルという、今回の落ち葉の件は別の話なのだけど、ボランティア袋の存在ということがあって、結局これを機にいろいろとボランティア袋ということについて改めて確認をしてみたらどうなのかなと感じたので、一言お伝えをしてみたいと思います。
 私は駅前に水、木、金と立っているのだけど、自分のごみ袋を持ってやっていたのですが、ボランティア袋を使おうとして、駅前で例えば清掃したとします。落ち葉は関係ないです。落ち葉は除くと、おおよそ10リットルで足ります、おおよそ10リットルで。ただ、落ち葉の場合は別だからということで、まさに今回の、要はボランティア袋に対してというか、収集に対して臨機応変という言葉が今回陳情の趣旨としてなっているので、一方で、この臨機応変な対応というのがとても大事なのではないかなと。要は収集者の方とのそのときの連絡とかコミュニケーションを取ることも実は大事なのではないかなと思っています。現場の方です、収集される方。市の皆さんで考えていることと、収集車で収集している方とのコミュニケーションもこれを機にいろいろと取り合ったらいいと思うのですが、今もやっているよということかもしれないですけれども、その辺りをまた確認させていただきたいと思います。
 繰り返しになるので、臨機応変なと、今回は市内全域ではなく、落ち葉の量が多い場所と、また地域では10月上旬から12月下旬という限定的な日程、月も出ているわけだから、まさにそのときに対しての収集を臨機応変に対応してあげるということでいいのではないかなと思ったりするのですけど、その辺りはいかがでしょうか。

19111【臼井ごみ総合対策課長】  御質問いただいたまず1点目で、収集員とのコミュニケーション、現場とのコミュニケーションです。現在もやり取りはしているのですけども、でもその辺は限界というか、コミュニケーションを密に取ったほうがいいにこしたことはないので、これも今後も密に取り合って、いろいろな状況とか情報交換しながらやっていきたいと思います。
 あとは、時期と場所とかの臨機応変ということです。ちょっと冒頭でもお話しさせていただいたのですが、ボランティア袋自体は、今、委員もお話あったとおり、通常のまちの収集でありましたら、恐らく10リットル1つで足りたりするので、それであれば連絡いただく手間とかもなしに、普通に燃やすごみのところで出してくださいねというふうにしているところなのですけども、やはり落ち葉が多いときというのは、それでは足りないので、お電話をいただくという一手間ありますけども、そういった時期、それでそちらのほうに回してくださいというようなことで臨機応変にやっているつもりというか、やっておりますので、その辺はまた丁寧に御説明しながら、その制度を使っていきたいと思っています。
 以上です。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

19112【深沢委員】  臨機応変にこれまでもやってきたと、やっているし、これからもそれで臨機応変にやっていきたいと、こういうことですよね。先ほどもちょうど陳情者の方から出たお話で、職員がまちへ出る、小美濃市長におかれては、たしか就任直後に、我々議員の前でそういうスピーチを職員に対してしたと発表されました。
 私、思い出したのは、もう41年前ですけど、昭和58年、市議会議員に初めて当選したときに、同時に当選した土屋市長が、タウンウォッチングと、こう命名して、庁内報なんかにもよくやって、PRです。恐らくそれまでもそれ以降も、この間も武蔵野市の職員各位におかれては、各課それぞれ違いますけれども、適宜必要なときは外に出ていただろうと思うのですが、私も結構長いこと見てきましたけど、ただ、何かあったときに出るというのは当然なのだけど、日々の定期的な課題としてまちを、このごみの問題ももちろん、これは象徴的な日々の問題ですからあれだし、そういう姿勢がもちろん望ましいわけで、恐らく市長はそういうお考えで発表されたのだと思います。一応そこの確認を、基本姿勢で、今後も非常に必要なことで、こういった個々の問題に対応するのに、未然に対策が立てられたり、未然に状況、傾向によって事態が予測できたりというのはあるわけで、全部ひっくるめて、とにかくまちへ出てみると、そういうことですよね、市長。後で。
 ここから先は質問でもありますが、ごみ、一時期まではステーションだったのです。今は各戸、これは落ち葉だけの問題ではない、どっちかというと各戸の。現在は各戸になってきた。ステーションの時代はすごいありさまの状況が、鳥獣類とか、路上がもう本当にひどい状態になっている時期が一時期ありました。私は東町2丁目で、市長の家のすぐ近くなのですけど、今それが大分変わりました。それは全市的な、またそれはそれであれなのですが、ですから今後の先々を見通したときに、やはり、これは単にごみ収集の問題だけでなく、各課においてそうした行政姿勢が必要であると思っているので、市長にそのことを改めて御答弁でお聞かせいただければと思います。

19113【小美濃市長】  ありがとうございます。私も平成7年に市議会に初当選して以来、いろいろな場所で市の職員の皆さんとお会いをしてまいりました、道路の問題しかり、コミセンでの様々な市民との交流等々で。なぜ市長に就任してその話をさせていただいたかというと、やはりコロナの問題でした。コロナのときには、市民の方にも不要不急の外出は控えてくださいというお願いをしておりましたし、また私、議長も経験させていただきましたけど、そのときにも議員の皆さんに、必要以外にはあまり議会には登庁しないでくださいというお願いもしてまいりました。
 それが3年ぐらい続いたときに市民の方から聞こえてきたのが、ちょっと市役所の職員の皆さんと遠くなってしまったねという声を聞いたものですから、これは元に戻さなければいかんなと。もともとはよく市民、現場というのでしょうか、地域の中に出ていた職員の皆さんが、やはりコロナで一時停滞したときがあったので、これをまた昔に戻すと。昔というか、コロナ前に戻すとともに、さらに市民の皆さんの意見を聴いていただけるようにお願いをさせていただいたと、そういうことでございます。(「結構です」と呼ぶ者あり)

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19114【小林委員】  よろしくお願いします。先ほど陳情者の方とのやり取りで、臨機応変はどういうことかを確認したところ、私の認識では、今、燃えるごみの日、戸建てで3個、集合住宅は10袋というのがあるけれども、これを上げてほしいというような、個数を上げてほしいという話がありました。この点については、今、市側の方からお話いただいたのですけども、これは増やせるという理解でいいのか、増やさないのか。燃えるごみの日の、この3と10の数字、これがどうなるのかということを改めて確認させていただけますでしょうか。

19115【臼井ごみ総合対策課長】  3と10の上限のことなのですけども、こちらは通常の、皆さん家庭から出されています家庭ごみを収集するパッカー車で一緒に運ぶという仕組みになりますので、もちろんボランティアで出していただいたごみを別にないがしろにするわけではないのですけれども、ただ皆さんの日常生活から出ているごみを入れて、それが容量を圧迫して取り残しがあるということになると、これは本末転倒だと思っておりますので、そのために、家庭のごみについては3と10というような上限を設けております。こちらと同じ3と10という上限を設けておりますので、現在の収集体制、燃やすごみの中で持っていくという、この中では3と10というものを今現在増やすというような、そういった議論はありませんし、そこは今現在は難しいというふうに考えております。なので、資源化のほう、こちらを活用いただきたいということで御紹介しております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19116【小林委員】  ありがとうございます。資源化をしたいという市側の考え方は分かるのですけれども、先ほど陳情者の方ともちょっとお話ししましたけれども、私も実際、落ち葉拾いをしたのですけれども、3袋では到底足りないのです。これはやはり私、個人的にも上げてほしいとそのとき思いましたし、やはりそこについて検討していただく必要がどうしてもあると思います。その点について検討する意思が本当にないのかどうか改めてお伺いしたいというのが一つと、今、一般のごみ収集を圧迫するというような話がありましたけれども、過去、このような制限がないときに圧迫するような事実が実態としてあったのか、その点について実態としてあったのかどうかお知らせください。

19117【臼井ごみ総合対策課長】  過去に圧迫したかどうかのことなのですけども、この3と10という数、いつからこの設定をしたのかということは、すみません、今こちらのほうでは、いつからというのは把握できていないです。なので、以前3と10というものを設定したときの何か基準というものも、具体的に何かが残っているわけではなくて、多分これが収集をするときに業者さんと、パッカー車と、あと全体のごみ量、そういったことから計算して3と10というようなある一定の基準を設けて、それをずっと引き続き基準として使っていることになります。
 少なくも私が把握している中では、この3と10と設けた後に、何か圧迫をして、ほかのが運べなくなったということの報告は受けておりません。もしかしたらその辺については、1台だけで回ってなくて、例えば2台とか回っていて、違う車で補っているとか、そういったことは業者さんの現場のほうでやりくりはしているかもしれませんけども、少なくともこちらのほうに、今回は全部がいっぱいになったので運べませんでしたみたいな報告がごみ総合対策課に来たという、そういった事実は把握しておりません。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19118【小林委員】  すみません、質問の仕方が悪かったのかもしれないのですけれども、お伺いしたいのは、3個、10個という規則がある中で、それ以上、例えば戸建て住戸を10袋にした場合、そのほうが私の個人的なニーズに合う、これまでの経験上のニーズに合うのです。10個だったら、出してそのままで済むなという、水曜日資源化回収というのも大切な考え方ですけれども、そこまでやっている余裕のない一般のボランティアで、善意でやってくださる方もいるわけではないですか。そういう人たちが10袋だったら助かると、燃えるごみの日に出せるというようなところで、実態として、では10袋にしたところで、通常の一般ごみの収集が圧迫されてできない事態に陥るのか、陥る可能性がどこまであるのかというものの御見解を教えてください。

19119【臼井ごみ総合対策課長】  10袋にしたときのところですけど、これはその時々のほかのごみの分量によってかなり影響されると思うので、そちらが10になったからパンクしてしまうとか、そういったことの計算というのはなかなか難しいかなというふうには思っております。あと、3と10というものの基準をもっと増やすような検討ができないのかという話につきましては、現在の業者さんとのものでありますが、契約とかのこともあります。そうすると台数とかも決まってきたりとかして、予算にも全部響いてくると思いますので、今現在はこちら3と10をすぐに変えるというような検討はしていないところでございます。
 あと、ずっとお話ありますけども、3を10にする、7増えることになりますけども、その辺というのは、市のスタンスとしては資源化というものを始めて、スタートしております。市民の方にはあまりそこは関係ないというところかもしれませんけども、そういったスタンスでやっておりますので、そこを増やした分については資源化のほうを活用していただきたいというふうに、こちらのほうでは思っております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19120【小林委員】  すみません、どうしてもちょっと理解できないのは、難しいのは分かるのですけれども、やはり圧迫する事実があるというのが分かれば、私もそれは仕方がないかなと思うのです。3を10にしたら、やはり一般ごみの収集にも圧迫、影響を与えるしというのであるならば、今の3から10というのも分かるのですけれども、そこが難しいと御認識されていないところで今の3から10のままで検討しないというのは、ちょっとおかしいのではないかなと思うので、検討してほしいということを要望させていただきたいと思うのですけども、その点についての御見解をお願いしたいと思います。
 それと、水曜日の資源化回収という話がありますけれども、これについてはどの程度の御連絡があって、どの程度のごみを収集されているのかというのは、何かしらありましたら教えてもらえればと思います。

19121【朝生環境部参事】  今御質問いただいた前半のほうの基本的な考え方について、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。確かに3袋増やすというのは、その部分と、あとは50袋の資源化に回している部分、今、1週間で、要は56袋のスペックといいますか、出す形になっています。利便性の部分を大きく追求すれば、それは毎回燃えるごみで、そこの部分を厚くすれば利便性は増えてまいります。先ほど言ったとおり、そこの部分はやはり燃やしてしまいますから、さっき言ったサーマルリサイクルという部分には一応該当はしますけれども、やはり資源化という部分で環境性能に劣るという部分があります。一方、利便性はもちろん下がりますけれども、水曜日の資源化のときに出していただきますと、これは先ほど申しましたチップ化でありますとか、堆肥化でありますとか、そういう形で再利用されていきますので、やはり今、循環型社会形成法の中でもリサイクルの順番、優位性みたいなのが言われていますので──というのは、サーマルリサイクルというのは一番最後なのです。それよりはなるべく再利用するだとか、再生利用するだとか、物で言えばリユースするとか、そういうことがあるのですけど、やはりそういうところから環境性能と利便性のバランスをどう取るかというところが非常に難しい問題だと思います。
 もちろん日常ごみの収集の中での圧迫の問題もあるのですけど、利便性と環境性能のバランスをどう取っていくか、これは今回こういった形で、いろいろ陳情とかされましたので、我々としてももちろん今後、どちらに振るわけではないのですけれども、そういったバランスが、よりどういう形が適切なのかというのはもちろんしっかりと検討したいと思っていますけれども、今現在そういう考え方でやっているところを一生懸命御説明させていただいているということでございます。
 以上です。

19122【臼井ごみ総合対策課長】  資源化収集の実績についてです。令和5年度なのですけども、やはり10、11、12月が資源化収集多くやっておりまして、例えば10月でいきますと169件のお宅を回らせていただいています。11月が240件、12月が189件、この辺りが1年間のところで多い3か月になります。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19123【小林委員】  ありがとうございました。今の冒頭のお話だと、検討できないように聞こえた、最後聞こえたのですけども、これはこれ以上やっても変わらないと思いますので、僕からは検討してほしいと、3から10というのを増やす方向に検討してほしいということを要望させてもらいたいと思います。これも資源化というのは確かに大切で、それが重要だというようなお話だと思うのです。今の御説明だと思うのですけれども、先ほど陳情者の方も言っていましたけども、善意のボランティアでやっていらっしゃる方々で、ほかのこともある。そこがそうなっているなら、ではやらないよということになったら元も子もないと思うのです。なので、市長の話もあった、まちに出て市民の声を聴いてという話も先ほどあったと思うのですけれども、陳情者からもそういうお願いがあったと思います。そういう観点からすると、私自身の経験からも、あと別の方の話からも、やはり3から10という枠を増やすことができれば、大分市民ニーズに応えられることになるのではないかなと思いますので、ここについては改めて検討を要望したいと思います。それは要望、もうこれ以上やっても駄目なので、要望ということでお願いします。
 もう一つなのですけれども、先ほどごみ袋が残ることはないというようなことで、ある意味結論づけられていましたけど、実際私、境南町にお住いの方で、ある方に呼び出されたのです。そうしたら、イエローカードが貼ってあって、こういう落ち葉のごみ、これ、持っていってくれないのだと、その人も言っていました。善意でやっているのに持っていってくれないとはどういうことなのだというように言われました。
 そういうような実態が、私とするとそういうごみ袋が収集されずに残るという実態もあるのですけど、では、それはどういうケースで残ったと思われるか、お伺いしてもよろしいですか。

19124【臼井ごみ総合対策課長】  今のお話ですと、イエローの貼り紙があったということですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)そうすると、何らかの理由があって、持っていけなかった理由がそこに多分記載されていると思うので、それが理由です。なので、基本的には出していただいたものは、こちらルールにのっとって回収していますし、何万件とありますので、その中でもしも漏れがあった場合には、御連絡いただければ、再回収というか、再収集というものをしておりますので、基本的には出されたもの、ルールにのっとったものについては収集をしているというのがこちらの認識でございます。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19125【小林委員】  その方は燃えるごみの日に5袋出したのだと思います。それで持っていかれなかったのかなと──5袋かな。要は3袋以上出したから残ったのかなと思います。だからそういうことがあるので、必ずしも残らないというわけではなくて、残るという実態もあるということは改めて認識、確認したほうがいいかなというように思いました。なので、確認させてもらいました。
 もう一つ質問なのですけれども、火災、出火の話がありました。こういうケースはたまたま1件なのか、それ以外にも市側としてそういう認識をしたことがあるのか、そこら辺について実態を、認識していることがあれば教えてください。

19126【臼井ごみ総合対策課長】  質問の前に、今のお話ですと、5袋出されたのでイエローが貼られて持っていかなかったということがございます。なので、皆さんから善意で、ボランティアで出していただいておりますけども、一応ルールをつくっているので、ルールを超えてしまったものについては、それは貼らせていただいております。そうしないと全体のごみ収集についてひずみが出るということがございますので、そこについては申し訳ございませんけども、善意ではございますけども、3袋を超えた2袋につきましては貼って残させていただいたというのがそのときの状況だと思います。
 あと出火についてです。すみません、こちらについて出火というような事例が起きているということは、市のほうでは認識していないというか、そのような情報は特に入っていないということが事実です。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19127【小林委員】  出火のほうは分かりました。ありがとうございます。ただ、出火した事実というのがあるという陳情者のお話なので、そこについてはやはり懸念はしているところです。
 そういう中で、先ほど5袋で、ルールにのっとってというところの話になるのですけど、やはりそこは3袋だからなのかなと思ってしまったというところです。ルールの上限、やはりそこが陳情者の言うとおりに上がるということがあればいいのだろう、そこは解決するところなのかなと思いました。ここにいる委員の方の多くは武蔵境エリアにお住まいの方だと、その実態については、(発言する者あり)そうなのです。なので、こういった点について、私も市民の方から相談を受けることが多いので、前向きに御検討いただければということを改めてお願いして、終わらせていただきたいと思います。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19128【本間委員長】  これにて質疑を終わります。
 陳情の取扱いについての御意見を伺います。
                 (「採決」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19129【本間委員長】  「採決」という声がありますので、これより討論に入ります。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19130【西園寺委員】  陳受6第8号に賛成の討論をいたします。
 武蔵野市は、住みたいまちという評価を、高い評価をいただいておりまして、先日も小美濃市長がインタビューに答えている動画を見ました。それの第一の理由はやはり緑の豊かなところだということは、もう定評があります。そして、その緑が本当に、民有地の皆さんの緑であったり、こうやって落ち葉にきちんと向き合ってくださる、熱意のある善意の市民の皆さん方に支えられているということ、これは本当に感謝を申し上げなくてはいけないと思いますし、長期的にそういう善意が、どこまで本当に甘えていいのかなと、課題は感じるところではありますけれども、本当にこういう落ち葉の問題ということについては永遠の課題だなと、そしてこういう汗をかいてくださる方には本当に頭を下げるという思いであります。
 今回のお話は、いろいろ陳述をお聞きいたしました。それで、幾つか方法がある、そして市のほうでは臨機応変に対応する、そういう構えであるということが確認できました。ごみの取り忘れはやはりいけませんので、そのときはぜひすぐに市のほうに御相談いただきたいし、それでも何か対応が悪いなというときには、最寄りの議員に相談していただいて、これはいかんよということはぜひお知らせ願いたいと思います。なるべく皆さんの力をお借りしながら緑の豊かな武蔵野市を守っていきたいというふうに申し上げて、この陳情に賛成の立場で討論いたします。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19131【小林委員】  陳受6第8号 ボランティアごみ袋収集個数に関する陳情について、賛成の立場で討論いたします。
 市側は臨機応変にやっているというところでした。ただ、そこについては陳情者との見方に違いはあるのかなというようなところはあるのですけれども、やはり出火のリスクとかということもありますし、ごみ袋、3袋、10袋とルールがあるところについては、私個人的にも上限を引き上げるべきだなと考えたりします。そういった点についても前向きに御検討いただくというところで、さらに今、市側が言っている臨機応変、それをさらに引き上げると、臨機応変の度合いを引き上げるということで御対応いただきたい、これを要望いたしまして、市民の皆様の善意を損なうことがないようにしたいという意味も含めて、陳情に対して賛成の意見とさせてもらいます。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19132【本間委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 陳受6第8号 ボランティアごみ袋収集個数に関する陳情、本件を「採択」とすることに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19133【本間委員長】  挙手全員であります。よって、本件は採択と決しました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19134【本間委員長】  続いて、日程第6、陳受6第9号 「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情を議題といたします。
 本件につきましては、本日までに12名の方より追加署名が提出されておりますので御報告をいたします。
 陳情者の方より意見を聴くため、暫時休憩といたします。
                               ○午後 2時43分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 3時18分 再 開

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19135【本間委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。
 すみません、暫時休憩をさせていただきます。
                               ○午後 3時18分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 3時40分 再 開

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19136【本間委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより質疑に入ります。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19137【山本委員】  それでは、この陳受6第9号の陳情、「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することに関する陳情ですが、これに関して幾つか質疑をさせていただきたいと思います。
 私、午前中の議案に対する質疑でも、現行の保険証を使いたい人というのはかなりの程度いらっしゃるということを痛感しており、また、マイナ保険証のほうが便利になるから、そのほうがいいと思っていらっしゃる方もいらっしゃる。マイナ保険証自体は一定普及していると思いますけども、だがしかし、7月段階でも、マイナ保険証があっても利用している方が11.13%しかいない、9人に1人しか実際は使っていないということは、これは重く考えるべきことだと私は思っております。
 それで幾つか質問そのものをいたしますが、国民健康保険に関して、陳述者のお話ですと、東京土建だったりとか、いろいろな団体が独自の保険証、独自の制度というのをつくって、自前で組合があるというところもあると伺ったのですけれども、それは武蔵野市の場合は把握できる状況になっているのかということを伺いたいと思います。

19138【江波戸保険年金課長】  先ほど陳述いただきました東京土建国保組合さん以外にも、例えばお医者様の中での国保組合ですとか、電気連合会ですとか様々医療保険者がございまして、全て把握をしているかと申しますと、とても厚い一覧表がございますので、そのような把握の仕方は可能です。ですので、例えば協会けんぽさんもございますし、健康保険組合さん等、様々、私どもが入っている職員共済組合等、いろいろございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19139【山本委員】  分かりました。リストがあって、どういう業界の組合があるかということは理解をしているということで、ただ、その内部というか、詳細は分からないという理解でよろしいですか。

19140【江波戸保険年金課長】  おっしゃるとおりです。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19141【山本委員】  分かりました。
 続きまして、そもそもの記書きのところにも関連するかもしれないのですが、今回この陳情に関しては、最後に、「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付するということになっております。この「当面の間」ということで意見が先ほどありましたけれども、午前中の議案に対する質疑で、資格確認書を出すと、マイナ保険証を保有していない人には、当面の間、申請によらず発行するということで、申請していなくても全員に送ると。なるほどと思ったのですけれども、しかしこのときに、「当面の間」という文言を使った理由を聞いたところ、国がこれは決めていることだという話で、だから国のほうとしても「当面の間」というふうに書く以外になかったのだと思うのです。こういう言葉を使うものだというふうに私は理解をしましたので、この記書きのところで「当面の間」という言葉を使っていることは、私は何らおかしいことではないと思っています。
 それで、この資格確認書を、要するにマイナ保険証を保有していない人全員に送るということですけれども、武蔵野市の場合でいくと、これはいつ頃から準備されていて、人件費もかかると思うのです。もしこれが現行の保険証をずっと続いて使えるようにするということになれば、わざわざ資格確認書を作って、印刷して郵送する必要もなくなると思うのですけれども、先ほど午前中の話だと、これに関わる費用は国のほうが出していただけるような感じですけれども、最終的にはやはり武蔵野市として、人件費等も含めて一定の自治体の負担があると思うのですけど、そこはいかがでしょうか。

19142【江波戸保険年金課長】  まず、いつ頃から準備をされていたものなのかということでございますけども、昨年の6月にマイナンバー法の一部改正法が公布されておりますので、その段階から、実際に実務的には情報の収集ですとか、どういった例規類に影響があるのか、あとは予算計上もそうですけれども、準備を進めております。実際に詳細が政府のほう、厚労省のほうから明らかになっているのは今年度に入ってからでございますけれども、12月2日に向けて、今鋭意準備を進めているところでございます。予算計上もして、システム改修等々しているところでございますけれども、今の段階ではそういったシステム改修等に財政措置を含めた支援というのは国のほうで検討されているところでございますが、全国市長会等でこちらのほうで要望しているのは、人件費も含めた予算措置をするようにという要望も出しております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19143【山本委員】  ありがとうございます。そうしますと、武蔵野市では、マイナ保険証を持っていない人全員に資格確認書を送るということに対して、人件費も含めて必要なお金を国が手当てするように要望しているということですね。ということは、これはあれですか、武蔵野市だけではなくて、他自治体もみんな手間暇をかけてやるということなのでしょうか。

19144【江波戸保険年金課長】  従来被保険者証の発行を規定しておりました国民健康保険法の中から被保険者証の文言が削除されておりますので、武蔵野市だけではなく、全国での自治体、国民健康保険の制度を持っているどちらの医療保険についても同じような動きでいると認識しております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19145【山本委員】  分かりました。武蔵野市だけではなくて、どの自治体でもということで理解をいたしました。ただ私としては、現行の保険証をずっと存続すれば──することになればです──いろいろな手間暇がなくなるのにどうするのかなというふうに思って、結局それだけのことを負担があってもやるのだと、自治体の負担を見越してやっているのだなというふうに私は思っています。
 それでもう一つは、これに関しては11月の市報か何かで、保険証の扱いがどうなるかということについて、それこそ今質問がすごく多いわけです。12月2日から今の保険証は使えなくなるのですかという、そういう質問が議員のほうにも、行政のほうにも一番多い。もちろん市長にも多いと思うのですけれども、でもひょっとすると、総裁選挙の結末によっては、確定ではないけれど、この医療保険の制度、国保の制度に関してマイナ保険証をどうするのか、マイナ保険証やらないということにはなかなかもうならないでしょうけども、しかし制度の詳細に関して見直す可能性はあると思うのですけど、可能性として。でもやはりもう11月に市報に出すという方向で準備するのでしょうか。誰が答えるのか、副市長なのかしら。

19146【江波戸保険年金課長】  午前中もお答えしておりますとおり、現時点での国民健康保険法につきましては現在公布をされておりまして、施行期日も12月の2日と政令で決められております。ですので、今の時点で確実になっておりますその法令に基づきまして、先ほど条例改正も議案上程をさせていただき、12月2日に向けて資格確認書の発行等に努めているところでございます。今時点で総裁選に向けて、立候補を予定されている方々が様々提案をされているかと思いますけれども、それはあくまでも提案でございまして、法令が公布をされておりませんし、私ども市といたしましては、現時点で決まっていることに対して法令遵守で進めていく予定でおります。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19147【山本委員】  分かりました。もちろん行政として法律にのっとったことをやるというのは、それは基本でございますので、それが間違ったことをやっているということにはならないかと思いますけれども、しかし私は、現在のこのマイナ保険証をめぐる利用者の不安というのは、かなり大きなものがある。私が以前思ったよりも、もちろん医療保険に関していろいろな情報をDXでどんどん集めていくということに関して、それが自分の利便性にもつながるという方ももちろんいらっしゃるでしょうけれども、持っていても心配があって使えない、電気が使えなくなったらどうするのだとか言っている人が新聞にありました。災害時や停電など、使えないときはどうするのかとかいうこともありましたし、高齢者、障害者の施設で、自分が保険証を管理して、暗証番号を管理するということができないということなどもあるので、心配としては、それこそ災害時など、カードリーダーが使えない場合はどうするのかというのは決まっているのですか。
 それから、いろいろな方が施設、高齢者、障害者の施設にいらっしゃると思うのですけれども、そうすると、保険証というのは大事なものだから、なくさないようにしないといけない。保険証そのものと、あと暗証番号というのは、よく分かりませんけど、可能性としては一覧で持つということだってあると思うのです。それはヒューマンエラーもあるし、いろいろな形で情報漏えいの危険性を伴うというふうに私は思うのですけど、それを何とかなくする方法というのはなかなか難しいと思いますが、どのようにそれに対応されるおつもりでしょうか。

19148【江波戸保険年金課長】  まずカードリーダーの読み取り不具合時など、トラブル対応でございますけれども、例えば何種類かございまして、御自身のスマートフォンの資格情報の画面をマイナ保険証と共に医療機関の受付窓口に出していただくですとか、過去の受診歴で医療機関の方で御判断いただく、あるいは御本人からのお申立てで、どのような保健医療保険に入っているかを申立書に御記入いただいて、それによって御自身の適切な自己負担割合、2割、3割で受けていただくというふうに国のほうからは通知が来ております。
 2点目の施設、特に高齢者施設等での扱いでございますけれども、マイナ保険証をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、資格確認書で今までの保険証のような取扱いが可能かと思いますので、御心配な方は恐らくそちらを施設のほうにお預けになって、従来の保険証のように医療機関にかかられるのかなと思います。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19149【山本委員】  答弁ありがとうございます。私としては、現行の保険証を廃止するというのはやはり違うのではないかなと、続けたほうがいいと思っています。マイナ保険証を使って、自分もその利便性があると思っているから生かしたいという人は、それを利用されればいいと思うのですけども、12月2日でもうなくなると思っている人がいて、今の保険証の期限というのは保険証に、いつまで使えるか書いていますけれども、これ以降は資格確認書になるというのは経費の点でもやはり無駄なことをやっていると私は思いますし、情報の漏えいの点でも、先ほどお話を聞いても、やはり問題は絶対に起こると思います。だから紙の保険証を残すということが、一人も取り残さない、誰も取り残さないで社会保障制度を続けていく、医療保険という大切な制度に関して漏れがないように考えたら、やはり両立をするということのほうが現状に合っていると私は思っているのですけど、市長は、そういう意味では社会保障は大事だと、医療保険だって大切だと思っていると思うのですけど、漏れがないようにしようと思うと、今、紙の保険証を続けたいと思っている人が何割かいるわけですよね。それはやはりその方向を容認する、それで構わないと、使えるようにしていくということが、その人たちに合ったやり方だと思うのです。こういう市民の声をいろいろ肌身に感じている人が、もしかすると今の自民党の総裁選挙に出ようと思っている人たちの中で、やはりそういう声を受けなければいけないのではないかというふうに感じている人もいるのかもしれないです。市長は、社会保障、医療保険の徹底という点ではどういうふうにお考えなのですか。

19150【小美濃市長】  様々な考えや、思っていらっしゃる方いらっしゃるのだろうなというふうに思いますが、今我々がやろうとしていることは、国の制度にのっとって、しっかりと一人も取り残さないように医療、また生活を守っていくことだと、このように思っています。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19151【山本委員】  市長の考えは分かりました。ぜひもっと進めていただきたいと思っています。かつて介護保険制度を導入するといったときに、財源の問題は、私は違ったのですけど、当時、土屋市長が介護保険制度に関して、国の制度に対して自分の意見があるということをはっきり話されていました。だから、国がこう言っているということだけではなくて、自治体の現場にいる人、職員や部課長や市長は、市民の利便性、利害ということを考えて、誰も取り残さないためにはどうしたらいいのかというのを考えるべきだと私は思っています。そういう意味では私としては、陳情の記書きにあるような内容で、現行の健康保険証を続けていく、マイナ保険証を使いたい人はもちろんそのようにやっていく、それは両方とも続けるということが必要だというふうに申し上げて、質問を終わります。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19152【浜田委員】  では、よろしくお願いいたします。1年前も健康保険証の存続を求めることに関する意見書提出に関する陳情というのが出ているのです。そのときは存続を求める、今回は、記書きのところは「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情ということで、「存続」から「当面の間」に変化したということは、1年前も様々トラブルがあったということで報告も受けていますし、今回本当にたくさんの資料を作っていただいての陳情になっていますけれども、その言葉の違いなのでしょうけど、先ほど来から「当面の間」ということで、期間はどれぐらいだとか、行政の答弁の中でもそれははっきり分からないということでしたが、だから経過措置を国のほうも設けて、今日朝、報告いただきました資格確認書と資格情報通知書を比較してというか、記載内容等御案内いただきましたけれども、しっかりと確認できるように、そういう経過措置も設けているということは、国が現場の声を聞きながら進めている、現在12月2日目指して取り組んでいるということですし、私も午前中お話しさせていただきましたけれども、我が党といたしましてもマイナンバーカードを進めて、推進をしている立場上、現場の声をたくさんいただいております。もちろんマイナンバーカードを利用する方、ちょっとこれは大変ではないかというお声もいただきながら、しっかり声を届けながら取り組ませていただきながら現在に至ると思います。
 午前中、私も、希望する人が安心してマイナカードを利用できるようにということで、いろいろ丁寧な説明や安全な運用に努めてほしいと再三言ってきたことを通して行政に確認をしたら、行政のほうも、しっかりと丁寧に周知もしていく、やっていくという答弁もいただいております。その点を踏まえた上でしっかりと進めていっていただきたいということを要望するものでございます。
 再度確認ですけれども、これは資格確認書、資格情報通知書は一斉交付で、申請は要らずに、しっかりとアウトプットというか、送っていただけるということですので、土木の方が言われていた、土木独自の保険証できめ細かな支援を受けられる、そういうきめ細やかな説明というのが分からないのではないかというような質疑がありましたけれども、先ほど来ちょっと伺ったかなとは思うのですけれど、そういう点では、行政としては処理というか、何か処置ができるようなことはあるのでしょうか。

19153【江波戸保険年金課長】  先ほど午前中の行政報告資料にございましたとおり、現在お使いの被保険者証の有効期限が切れるまで、それまで切れ目なく医療機関を受けていただけるように、被保険者の方々には資格確認書などを一斉交付いたします。それは申請によらずでございます。また、その資格確認書をお使いいただきますと、従来どおりの医療サービスを受けていただくことができます。一方で、マイナ保険証を保有されている方には資格情報通知書をお送りいたしますので、御自身が加入なさっています保険の資格情報等々御確認いただけます。また、医療機関にかかられるときに、マイナ保険証をお持ちかと思いますけれども、御心配な方にはその資格情報通知書も併せて携行していただくことも可能でございますので、国民健康保険お入りの方に今までどおり、従来どおりの医療サービスを受けていただくことができるかと思います。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19154【浜田委員】  ありがとうございます。土建業界の方が心配されることはないというふうに受け止めていいかなとは思うのですけれども、その点いかがでしょうか。もう一度確認させてください。
 様々な諸問題ある中で、一つ一つ丁寧に取り組んでいただきたいと私どもも要望しながら、国のほうも取り組んでいただいているかなと思っております。午前中も言いましたけれども、国の改正を受けて現場が一番大変かなとは思いますけれども、しっかり対応していただきたいのですが、再度言いますけれども、これは国の医療、デジタルを進めるための基盤として進めていることでありますし、メリットとして、朝の答弁にもありましたけれども、窓口で限度額以上の支払いが不要になるだとか、医療費の控除の確定申告が簡単になるとか、一度に言ってもなかなか理解がし難いと思うのですけれども、しっかり市民の方に、そのメリットという部分、移行してよかったねと言われるような、期間はかかると思うのですけれども、そこはしっかりとメリットを早期に確実に感じてもらえるように行政もしっかり周知をしていくということですので、取り組んでいただけたらなと思っております。もし何かあれば、よろしくお願いします。

19155【江波戸保険年金課長】  今おっしゃっていただいたとおり、現場が一番大変でございまして、職員も12月2日に向けて、みんなが努力をしております。東京土建国保組合様も同じように御負担ですとか御苦労を感じていらっしゃるのかなと思いまして、その点は私どもの国民健康保険と同じかと思います。一方で、被保険者の方が医療機関を受診される際に差し障りがある、受診控えが起こるといったことはあってはならないことだと思いますので、様々な業務負担はございますけれども、滞りなく進めていきたいと考えております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19156【小林委員】  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 1点だけお伺いしたいのですけれども、この本文の中で「いつでもどこでも誰でも必要なときに医療を受けられる我が国の「国民皆保険制度」が機能不全に陥ることにつながりかねません」というようなことが書かれています。また、「保険者や自治体などでも大変な混乱が起こることは避けられないものと考えます」というのも下から五、六行目にあるのです。
 今、現場が大変だということで、本当に現場の方々大変だと思うのですけども、そういう点を含めてなのかもしれませんが、このような状況になり得ることについて、どのような状況でなり得るのか、もし御見解とかがあったら教えてください。

19157【江波戸保険年金課長】  現在お手元にある保険証の有効期限が来るまでには資格確認書を皆様に一斉に交付をいたしますし、それは申請によらずでございますので、機能不全に陥るということはないと認識しておりますし、それは避けなければならないことだと考えております。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19158【本間委員長】  これにて質疑を終わります。
 陳情の取扱いについての御意見を伺います。
                 (「採決」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19159【本間委員長】  「採決」という声がありますので、これより討論に入ります。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19160【山本委員】  それでは、ただいま議題になっておりますこの陳情に関しては賛成でございますので、賛成の立場で討論をしたいと思います。
 「当面の間、現行の保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情であります。この陳情は、マイナ保険証という制度をやめたほうがいいというものではありません。マイナ保険証が便利で使いたいという人に、それをやめたほうがいいということを言うものでもありません。今使っている健康保険証に関しては今後もずっと使えるように当面の間考えるということを政府に要請するものでございますので、私としては、今の国民の意識に沿った、大変妥当なものであるというふうに考えております。
 私自身は、今日、議案の点でも、この陳情でもいろいろ申し上げましたけれども、やはり現状で一人も取り残さないような制度になるかということに関しては疑問がございます。やはり施設に入居している人、それから災害が起きて、カードリーダーをはじめ電源が全く使えない状態になる場合もあること、そういうことを考えますと、これが果たして誰も取り残さないというふうに言えるのかどうかというと、そうは言い切れないということを私としては申し上げたいと思います。
 2点目は、やはり負担があるということです。現場の負担、自治体の職員の方の負担はもちろんですけれども、医療機関や、それから薬局に関しても、やはり負担というのは否定できない、このことは直視しなければいけないというふうに思います。
 それから、国民の世論ということを3番目には挙げたいと思います。現在のところ、マイナ保険証を作っていても、それを使っている人が7月段階の調査で11.1%で、多くの人が不安を持っている状況は、アンケートの上からでも明らかになっています。ですから、こうしたことを見て、今の政権政党である自民党の総裁選挙の中で立候補しようと思っている方の中でも、ちょっとこの制度は見直したほうがいいという声が上がっているのは、このような世論を受けている、これがどのような形で決着するのか私には分かりませんけれども、国民世論の中で、マイナ保険証があっても、それをみんなが使っているわけではないということに関しては、情報漏えいの点など、様々な点でやはり不安は拭い去れないということの反映であると私は思います。
 ですので、こうした点を考えますと、この記書きにあります「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することというのは大変適切なものだと考えますので、この陳情に対して賛成討論といたします。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19161【浜田委員】  では、陳受6第9号に対しまして、この陳情に反対の立場で討論いたします。
 先ほど来から質疑の中でも言ったとおりなのですけれども、行政手続の簡素化といったマイナンバーカードの活用もしっかり推進をしてきました立場上に、同時に、現場の声を聴きながら、セキュリティ対策などの強化もしていただきたいという要望もしてまいりました。マイナ保険証につきましても、制度が移行するという市民の皆さんの本当に不安な気持ちをしっかり払拭できるようにきめ細かな対応をしていくということで要望もしながら、また現場の声も聴きながら進めていただきたいと思っております。経過措置も取るとして準備を進めている以上、この後、医療のデジタル化が進み、メリットが実感できるように期待をいたしまして、反対の討論といたします。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

19162【深沢委員】  本陳情、採択の立場であります。これまでも立憲民主党として、また会派としても、マイナンバーカードへの一本化には反対をし、今の健康保険証は残すべきであると訴えてまいりました。その後、資格確認書となったわけでありますが、その制度設計、在り方についてはいまだ議論が続いているところであります。以上により、本陳情を採択すべきと考えます。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19163【ひがし委員】  陳受6第9号 「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情に対して反対の討論を、自由民主・市民クラブを代表して行いたいと思います。
 今、国策として国が進めようとしているマイナンバーカードを推進していかなくてはいけないと考えております。「当面の間」というような陳情の趣旨からすると、後退することも可能性として感じられるところであります。また、武蔵野市医師会としてもマイナ保険証を推進しているところであります。そして、先ほど市長からは、政府の方針を進めていきたいとの発言がありました。また、担当課のほうからも、資格確認書を送付するということ、また資格情報通知書も、どちらかを発行するということが確認できましたので、前へ進めていくべきだというふうに考えております。
 また、さらに付け加えれば、マイナンバーカードに対するメリットは幾つか明確なものがございますが、救急隊がマイナ保険証を活用して、傷病者の情報を正確かつ早期に把握することで、救急活動の迅速化、円滑化を図る、実証事業としても今年から実施をするということが決まっておりまして、こういった意味では新しい市民、国民の安全を守るということにおいては非常に有意義なマイナ保険証の活用ということが言えることから、本陳情においては反対とさせていただきます。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19164【小林委員】  陳受6第9号 「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情について、反対の立場で討論させていただきます。
 陳情者の方とのやり取りで、独自の給付制度に関する懸念などが確認されました。課題があり懸念されることも確かだと思われます。しかし、マイナ保険証について、電子処方箋、健康医療に関して多くのデータに基づいてよりよい医療が受けられる、手続なしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除される、医療現場で働く人の負担を軽減できるなどのメリットが挙げられているというところです。
 課題については、国会でも附帯決議ということで対応を図っているということもあると思われます。附帯決議の内容について、キーワードを中心に簡単に紹介させていただきますと、1つが、国民の不安払拭に努めるとともに、丁寧に説明し、十分な理解を得ること。情報連携について、その監視・監督状況を定期的に国会に報告すること。マイナンバーカードの取得を強制しないこと。また、マイナンバーカードを取得していない者に対する不当な差別的取扱いは行わないようにすること。マイナンバーカードの利便性の向上を図るとともに、個人情報の漏えい、システム障害の防止及びセキュリティの向上に万全を期すことなどの──これは採択されたものだと思いますが──附帯決議として確認されています。
 陳情者が懸念されているような課題については、国会においてもおおむね議論されており、対策は練られているものとも考えられます。そのような中で、よりよい医療が受けられるというメリットがあるという点は重要であるとも考えられます。以上のことから、市には、大変な業務を行っている最中ではありますが、不安を払拭するための周知徹底、こういったことなどを要望する上で、陳情に対して反対の意見とさせていただきます。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19165【本間委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 陳受6第9号 「当面の間、現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書」を政府に送付することを求める陳情、本件を採択とすることに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19166【本間委員長】  挙手同数です。
 ただいま採決の結果は可否同数であります。よって、委員会条例第12条第1項の規定により、委員長において本件に対する可否を裁決いたします。
 委員長は可といたします。よって、本件は採択と決しました。
 ただいま採択されました陳情に係る意見書の取扱いについては提出する方向で、案文については正副一任としていきたいと思いますが、これに異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19167【本間委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19168【本間委員長】  次に、日程第8、陳受6第12号 ごみ収集支援に関する陳情を議題といたします。
 陳情者の方より意見を聴くため、暫時休憩をいたします。
                               ○午後 4時18分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 4時46分 再 開

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19169【本間委員長】  休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 これより質疑に入ります。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19170【山本委員】  それでは、ただいま議題となっております陳受6第12号 ごみ収集支援に関する陳情に関して、幾つか質問をさせていただきたいと思います。
 この陳情は、今行われているふれあい訪問収集について、今後もっとこの制度を生かしていただきたいということでございました。「申請は個人から可能とし、審査で生活実態を確認するなど」という説明もありまして、申請に関しては、先ほど陳述者から、ホームページ上で見たところ、個人から可能というのがなかなか読み取りづらかったというような御説明があったわけであります。
 それで、私も、それこそ昨年の秋、9月22日に左足首、若干骨が欠けたというのがあって、10月末まで車椅子を利用していたわけですけれども、それは要介護認定が必要な介護になったわけでもなく、身体障害者手帳をもらうようなけがでは全くなかったが、ごみ出しは毎日のことでありますので、どうやったらごみが出せるのかといろいろ調べましたが、ふれあい訪問収集は使えなかったということで、ちょっと困ったなと思って、知人、友人の人にいろいろと御足労をかけたわけであります。
 それで、幾つか質問としては、現状として、介護を必要とする人や、それから身体障害者手帳を持っている人、本人が申請する場合と、それからそこに行っているケースワーカーさんとかケアマネさんとかが申請する場合と、それはどのような数になっているのか。きっと代理でケアマネジャーやケースワーカーの方が代理申請をするという形が多いのかなというふうに推測はされますけれども、現状はいかがでしょうか。

19171【臼井ごみ総合対策課長】  御質問いただきました。申請の方法というか、誰が申請するかということになります。
 先ほど来お話ございます要綱に基づきまして、このふれあい訪問収集という事業を行っております。こちらのほうでは、今お話出ていました介護保険の要支援2以上の65歳以上の方だけで構成されている世帯、身体障害者手帳1級、2級の者だけで構成されている世帯、このほか市長が必要と認める世帯というものが第1段階の要件となっていて、さらに、自ら家庭の廃棄物をごみ排出場所まで持ち出すことが困難かつ身近な者の協力を得ることができない世帯、この2段階の要件を設けてやっているところではございます。
 それで、基本的には身体的にごみ出しができないというような方を想定していることもございまして、そうなってきますと、もちろん申請自体は個人が申請する形になりますし、申請書もそのような形になっております。ただ、そういった方々というのは、なかなか御自分で全てが全て申請することはできない方が多いです。それがございますので、実質的にケアマネさんでありますとかケースワーカーさん、そういった方とやり取りをすることが多い。その方から相談が来て、申請を受けることが多いということがありますので、それで陳情者の方も、ケアマネさん、ケースワーカーさんしか申請できないというような、当初のそういったお話があったということで認識しているのですけども、長くなりましたが、こういうことがございますので、ほとんどのケースがケアマネさん、ケースワーカーさんのほうから相談があって利用に結びついているというふうな認識です。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19172【山本委員】  御説明ありがとうございます。私は割合というのを聞いたのですけど、数字というのは今は出ないということですか。

19173【臼井ごみ総合対策課長】  こちらはどっちがどっちというような集計は取っておりませんので、具体的な数字は出ませんが、ほとんど、もう9割以上は御本人以外というか、ケアマネジャーさん、ケースワーカーさん、そういった方々からのお話から開始になっております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19174【山本委員】  分かりました。要するに数は、私は個人が、本人が申請する場合と、それ以外の、実際そこに関わっているケアマネジャーの方やケースワーカーの方が代理で申請するということと、どのような割合かなという関心があったのです。やはり陳情された方もホームページで、実情を御覧になって、ケアマネジャーさん、ケースワーカーの方がほとんど申請しているというふうに見られたわけですから、そうなると、かなり弱っている方というか、できない方ということになって、そこの詳しいことは、やはりケアマネジャーさんやケースワーカーさんがよく知っていて申請するという形なのだなというふうに理解をいたしました。
 次の質問としては、ごみ総合対策課と福祉のほうとの連携に関して陳情者は訴えておられたわけなのですけれども、このふれあい訪問収集について担当しているのはごみ総合対策課ということでいいのかということと、実際には、私の知っている人だとシルバー人材センターの方が玄関先まで行って、ごみを出していらしたというのは知っているのだけど、全てそうだという理解でいいのか、別の人もいるのか。あと、この要綱でも一応審査というのはあります。これは、やる前に居宅に訪問して調査をするということを書いて、それによって承認または不承認を決定するということがあります。この審査で生活実態を確認するということは御要望されている項目でもありますが、この訪問して調査をするというのは、誰がどのようにやっているのか。中に入って、居室内で確認をしているのか、その辺りはいかがでしょうか。

19175【臼井ごみ総合対策課長】  3点御質問いただきました。まず、ごみ対と福祉との関係、連携ですが、先ほど陳情者の方もお話ありまして、福祉とごみ対のコラボみたいな、ちょっとキーワードとして私、響いたのですけども、この辺はまさしくふだんから気にしてやっているところでございます。このふれあい訪問収集も、ごみ総合対策課が所管課としてやっておりますが、やはり福祉の施策の一環というか、一つだと思っております。なので、こちらにつきましては、必要でありましたら福祉部門と連携しておりますし、先ほどちょっと審査のところでもお話しいたしましたが、こちらは福祉のほうで生活実態をある程度把握している方、介護保険の認定を受けていらっしゃるとか、あと身体障害者手帳を受けているとか、そういったことがありますので、そういった方で一度福祉のほうで関わりのある方。さらに、その方がごみ出しという点でちょっと支援が必要だというところで、ごみ総合対策課が入っていきますので、そういった形で福祉とごみ総合対策課でというのはふだんから連携を取っているところでございます。
 これ以外でも、例えば日常的なごみ収集の中でも、現場を回っている収集員のほうから、異変があるようなところとか、ごみの出し方が、これは具体的な事例になりますけど、認知症の方とかだと、なかなかごみの分別が、あるときからよろしくなくなったりとかする、そういったこととか気になることがあった場合には、現場から、こちらのごみ総合対策に入りまして、それで必要な福祉のほうと連携を取って、対応をどうしようかというところとかも行った例とかもございますので、日頃からこういった連携のことはしているところでございます。
 あと、ふれあい訪問収集の流れと、登場人物というか、そういうことになるのですけども、基本的には、申請を受けます。そのときにはケースワーカーさん、ケアマネジャーさんが関わりますので、まずここと連携を取ることになります。そこで具体的に訪問をいたします。これは先ほどお話ししました、ごみ出しができるかできないかというところの視点で、ごみ総合対策の職員が実際に伺いまして、大体御家庭に伺って、御本人、またケアマネさんとかケースワーカーさんと話をしながら、日常生活でどのぐらい動けるかとか、具体的にどこからどこまで支援が必要かとか、あと身体の状況とか通院状況とか、こういったことをヒアリングしながら調査、審査をして、今後の承認、不承認というところにつなげていく形になります。
 その後、その情報を、具体的にこちらはシルバー人材センターに委託して行っておりますので、そちらのほうに情報を伝えて、シルバー人材センターの協力員の方が具体的に御家庭を訪問しまして、そこでも、具体的に行きまして、そこで異変等がもしもございましたら、またこちらのほうに情報が入ってくるという形になりますので、これは冒頭にもお話しいたしましたが、ごみ出しと、あと、希望者だけになりますけども、安否確認のお声がけもセットにしてやっています。例えば、お声がけを希望されない方でごみが出ていないというような、そういった異変というか、いつもと違う状況がございましたら、ケアマネさんとかと連絡を取りながら、どういう状況なのですかということもありますので、そういったことからも、ケアマネさん、ケースワーカーさん、入院状況とかを確認することが開始後も出てきますので、その辺と一緒に連携してやっているところになります。
 3点目としては審査、訪問のところなのですけども、今お話ししたとおり、ごみ総合対策課の職員が具体的に各御家庭に訪問いたしまして、お話を伺って、その状況を見て審査をしているところでございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19176【山本委員】  詳しく御説明いただきましてありがとうございました。ごみ総合対策課と福祉とはふだんから連携を取っているということでございましたが、そして実際に収集をやっているのはシルバー人材センターの方の協力員さんであるということで、審査をするのはごみ対の人が居室に行って確認をするということも分かりました。
 先ほど陳情者がおっしゃっていた、例えば、声かけに応じなくなって、どうしたのかなと思ったら、入院している場合が多いとおっしゃっていましたけど、そういうことに関しては、連携という点ではどういうことなのでしょうか。

19177【臼井ごみ総合対策課長】  利用者の方は、個人からということも今お話出ていますけど、基本的にはケースワーカーさん、ケアマネジャーさんが相談来ることがほとんど、もう9割9分ぐらいの割合でありますので、そういった方から事前に、何か入院とかある場合には停止してくださいみたいな連絡が入ることがありますので、そこで停止します。もしもそういったところが連絡なく、行ってみて何か異変というかがあった場合には、そういったケースワーカーさんとかケアマネジャーさんのほうに問合せをいたしまして、入院とか、施設入所とかもございます。そういったところが情報ありましたら、こちらはそれで把握できますし、それで停止になりますしというところになります。もしも何もないようであれば、福祉のほうとか、あと介護保険のほうであればケアマネさんのセンターのほうとか、そういったところに問合せをして、具体的に安否というものを追っていくような形が今考えられるかなと思っております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19178【山本委員】  分かりましたというか、では要するに、お声がけをしても対応がなくなったり、ごみ出しができなかった、玄関前にごみを置いていなかったという方がどうしているかというのは、福祉の方とごみ対のほうと、ちょっと情報に関して時間差があるということなのですか。それはいずれ分かることになるという理解でよろしいですか。

19179【臼井ごみ総合対策課長】  今御説明いたしました申請から実際に利用に至るまでのプロセスというか、そちらと、あと実際に利用されてからの日々の利用と、異変を感じてからのこちらのほうでのフィードバックのプロセスみたいなものを言葉にすると結構長くなって、時間の差というのは見えますけども、そこは瞬時というか、すぐにでも必要な、人の生き死に関わる、生命に関わることがありますので、そこについては情報連携というのは素早くやっているつもりでございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19180【山本委員】  では、今後のことで幾つか提案とかをしたいと思います。
 私も去年、介護や身体障害者手帳を取るようなけがではなかった、治るけがで、だけど40日間ぐらい、ごみ出し、大変困りました。なので、知っている方にいろいろと連絡をしてお願いをしたりしたわけなのです。私は2階なのですけれども、2階から1階にごみを持って下りるということが難しかった、その時期だけ。そうすると使える制度がないのですけれども、例えば、ここの陳情の中にもある知的障害とか精神障害というのは、要介護認定が2以上とか、身体障害者手帳1、2級どちらかを持っているとかではないのです。そういう場合や、あと、けがをした場合で、けがで出さなくなった、出さなくなった、ごみを出すのに不自由なけがをしているとか、例えば知的障害、精神障害でごみを出すことに不自由であるとかいうことを、この要綱の対象の中に──第2条ですか──入れるというようなことは、つまり対象者を拡大することはできないのかということを1点伺いたいです。
 もう一つは、先ほど陳情者の方もおっしゃっておられましたけれども、ホームページを見ると、ケアマネジャーの方やケースワーカーの方がこのふれあい訪問収集を申請するということが、大半かもしれないけれども、決まり上は個人でもできるというのが要綱上の規定なのだけれども、それがちょっと読み取りづらいような表現、ここに関しては、何か再修正というか、修正をする、考え直すということをやったほうがいいと思うのですけども、いかがでしょうか。この2点を伺います。

19181【臼井ごみ総合対策課長】  2点御質問いただきました。1点目につきましては、対象者と対象者の拡大というところです。現在、要綱上、介護保険の要支援2以上、65歳以上の方もありますけども、介護保険というところと、あと身体障害者1級2級の者だけで構成されている世帯と、その他市長が必要と認める世帯というところで、ちょっと幅を持たせているところでございます。ここの解釈で、その幅というところはある程度見れるかなと思っているのですけども、やはり3つが並んでいることになりますと、やはりこの辺と同等というか、そういったところでこちらの判断という形になると思います。
 基本的には、身体的なごみ出しができないというところを想定した制度でございますので、その辺が一つの視点になるかと思うのですけれども、ちなみにこの3号のところで今現在見ている、こちらのほうで該当するかなと思ってやっている方というのは、例えば介護認定を申請する予定の方、まだ介護保険として要支援とかはないのですけども、申請する予定の方とか、あと要介護認定の結果待ちの方、こういった方というのは、今後、要支援とかがついていくだろうということを含めまして、そういった方というのは臨機応変に対応して、利用いただいております。
 あと想定できる方といたしましては、例えば、同じ介護になりますけども、特定疾病をお持ちの介護保険、40歳から64歳の方とか、そういった方もこちらのほうには該当するかなというところはございます。あと、陳情文のほうにもございます知的障害とか精神障害の方ということも、そういった方がごみ出しができないというところ、こういった方々と並ぶようなことであれば、こちらのほうで検討はできるかなと思います。そのときには要相談という形になりますけれどもと思います。ただ、この方々も、手帳とかをお持ちになった場合には、ケースワーカーさんとかという方が、多分担当の方がいらっしゃるかなと思うので、そういった方々とお話をさせていただいたほうが、その後、利用後のところもスムーズにいくかなというふうに思いますので、そういったところが一つできるのであれば、担当のケースワーカーさんとかとお話をさせていただきながら利用につなげていったりとか、その後、利用に継続になったほうがいいかなというふうには思います。
 あと、ホームページです。こちらは確かにホームページもそうですし、ごみ便利帳ecoブックのほうもそうなのですけど、確かに今現在、65歳以上の要支援2の方と、あと身体障害者1、2級の方の2項目しか今挙がっていないところでございます。申請の手続につきましても、担当のケースワーカー、ケアマネジャーへ御連絡くださいというような書き方になっております。確かにこれは、今、ほかの方とか個人での申請ということをここで排除しているようにも読めるという形で今御説明ありましたので、この辺については、今後どのようにすれば見やすいか。あまりたくさん書いても分かりにくくなったりとかすると思うので、その辺のあんばいを見ながら、きちんと漏れなくそういった方々が支援を受けられるようなところで広報、周知の方法というのは考えていきたいと思っております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19182【山本委員】  御答弁ありがとうございます。後のほうのホームページのことから申し上げますと、要するに、今のホームページ上の記載は、事実と必ずしも全部一致しているとは言えない状態になっているので、それは分かりやすくということでもちろん構いませんが、ぜひ考え直して、書き直していただきたいと思います。これについてもう一度、答弁をお願いします。
 あと対象者の問題なのですけど、ちょっとこれは分かりにくかったなと思うのですけど、相談してほしいというふうにおっしゃったのですけど、でも結局、ここの対象者は限定して書いているわけではないですか。高齢であることはもちろんですけれども、要支援2に該当するというような、要支援2というのを書いていて、それからあとは身体障害者手帳の障害程度が1級または2級とか、そういうふうに書いてあるので、知的障害だったり精神障害だったり、例えば愛の手帳を持っているとか、精神障害の支援がありますけれども、そういうことは1行も書いていない。ましてや私のように、例えば、全然合わないけれども、けがをした、だから介護ではないのです。介護保険ももちろん適用されません、治るわけだから。そういう人で、でもその期間はごみ出しができない、そういうけがという身体的事情でごみ出しができない人というのも、ふれあい訪問収集は使えなかったのです。
 だから何でもかんでもというふうに考えられないのかもしれないけれども、要相談だけだったら、知的障害の方や精神障害の方、一時的にけがをした人はふれあい訪問収集は使えないということになりませんか。やはりそこは考え直して、書き直したほうがいいのではないでしょうか。それに対してお答えをお願いします。

19183【臼井ごみ総合対策課長】  こういった記載の方法です。要綱上、先ほど申し上げました身体的な理由からごみ出しができないということをふれあい訪問収集というところでは想定してつくっておりますので、こういった2つ載っていますけども、あとはそのほかで必要と認める世帯というところになっておりますので、ここを全てが全て列挙できるかというと、結構なケースがありますので、それを全て、そうすると、ここまでどうなのだ、ここまでどうなのだと出てくると思うので、そういったところである一定の、市長が認めるというような、そういった記載方法というものをしているところもございますので、それはこちらのほうには同じような形で、同等のというところで、ある程度。逆にここで列挙してしまうと、それ以外のものは全部排除することになってしまうと思うので、その辺からすると、こういった書き方で、ある程度、幅を持たせる。これはこれだけではなくて、例規的なものとかもそういった使い方をしているのですけども、その辺で幅を持たせるという書き方をしておりますので、その書き方というのは要綱の書き方に準じたような形で、周知とホームページ等の記載も考えていきたいと考えております。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19184【山本委員】  対象のことに関してしつこく言って申し訳ないのですけれども、これ、3項目めに、前2項に掲げるもののほか、市長が必要と認める世帯というので含みを持たせるということ、考え方としては分かりますけれども、これだと実際に困っている人を発見したその人が、ケアマネさんにしてもケースワーカーさんにしても、やろうかなというふうになかなかいかない。私が見聞きした例は少ないのですけど、例えば、あるところにごみ屋敷がありました。その人は、私も後で聞いたところ、心の病気、精神障害だったわけなのですけれども、それが例えばごみをためているときに、ふれあい収集ができるというふうに多分思わなかったと思うのです。だって、そう書いていない。身体障害、要支援の2以上で、知的とか精神。だから私としては、知的障害や精神障害、あるいはけがなどと書くか、もしくは、他の障害があったり、けがなどでごみを収集場所に持っていくことに困難を感じる世帯とか、そういうことをここにやはり書く必要はあるのではないでしょうか。

19185【臼井ごみ総合対策課長】  この点になってくると認識の違いが出てくるところでございまして、全てが全て書けるかというと、なかなかそうではないかなと、難しいかなと思っておりますので、これ全部列挙はなかなか難しいかなというふうには思っているのですけども、どのような形が一番、実際求めていらっしゃる方に分かりやすいのかというところは研究をしていきたいとは思っております。
 あと、精神とか知的障害をお持ちの方もという話もありますけども、このふれあい訪問収集というのは玄関先までごみを集めていただいて、そこから。これは、多くは集合住宅とか、マンションとかアパートとかですと御自宅からごみ集積場まで出すのが大変だということで、その間を運びますよというものがこの趣旨というか、この制度になります。なので、まず御家庭の中でごみを分別して、それを袋に詰めて玄関先まで出していただけるというところができない方というのがこちらの制度になってきておりますので、例えばそういった精神障害の方とか知的障害の方が、そこもかなり厳しいということであれば、こういったごみ出しのふれあい訪問収集というものも、今の要綱の3号のところの準ずる方というか、同等の方として見ることができるかなと思うのですけども、そういった方々も、そうなるとやはり担当のケアマネジャーさんとかケースワーカーさんがいらっしゃるかなと思うので、その方々と。やはりこちらも、ふれあい訪問収集が入るからには、その方に一番いい形で使っていただけたらと思いますので、その辺相談をしていただけたら、御本人にとっても、我々ももちろん、その方の安否とか、そういったことも分かると思いますので、そういったところでケアマネジャーさんとか、そういった方々と連携を取ってやっていきたいなというふうに思っているところが今現在でございます。
 以上です。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19186【山本委員】  何というか、言っていることが分からないでもないですけれども、もちろんシルバー人材センターの協力員さんがやるのは、ドアの前にごみを置いていて、それをごみ集積所に持っていくという、その仕事をしているというのは、私もやっている御本人から聞いたこともあります。私自身も、私はけがをしていたから、ドアの前までに持っていくことはできるけれども、階段を下りてごみ集積所に入れるということがなかなか大変。だからそういう、今のこの要綱の対象には、これを見たら、市長が必要と認めるということを拡大解釈すればそうだけれども、もっとそれが、例えばけがだとか、ほかのことでも適用できることが目で見て分かるような表現のほうが私はいいと思っているということを申し上げました。同じことを繰り返しても申し訳ありませんので、私としては、現状の制度がもっと、ごみ出しに不自由している人が必要な制度につながっていったり、負担が軽減されるような要綱であったりホームページになるということを求めておりますので、ぜひそのようにお願いしたいと思いますが、部長とか何か意見ないですか。

19187【関口環境部長】  陳情の趣旨も踏まえまして、また要綱になかなか読み取れない部分というのもあるということも話がございまして、福祉との連携の中ではなくて、けがをされた方がどういう支援ができるのか、相談できるのかというのは恐らく周知広報の部分かと思いますので、ホームページの見直しとともに、何かごみ出しに不自由がある場合はお問合せくださいですとか、そういう形で少しこちらのほうも、何でも御相談くださいというような形で少し対応してまいりたいというふうに思っているところでございます。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19188【山本委員】  では、ぜひ要綱やホームページ等の見直しをよく担当のほうで考えていただきまして、制度が生かせるように私としては期待をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。質問終わります。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19189【西園寺委員】  では、お疲れのところ、よろしくお願いします。
 まず最初に、市長にお礼を一言言いたいのです。市長の公約に掲げていただいたおかげで、ごみ出し困難者という方がまちの中にいるのだなということ、いろいろなお困り事を抱えている方がいらっしゃるのだなということを改めて勉強させていただきました。今回、環境省が3年前に全国の事例を集めたり、先ほども案内があった、ガイドブックではなくて、ガイドラインみたいなものを作成しているということも勉強しまして、やはり全国的に高齢化の社会を迎えて、ごみ出し困難者へのサポートということはやはり課題なのだな、そして拡充せざるを得ない、これも現状のままということではなくて、やはりいろいろな意味でサービスを厚くしていかなくてはいけないことだなということを改めて勉強させていただきました。これ、最初にお礼を申し上げたいと思います。
 先ほどからふれあい訪問収集の実績について、もう1回確認しますが、事業概要の44ページに書いてある記述を見ますと、開始以来、1,074名の方が申請され、今年の3月末現在で175名、百数十名の方がシルバー人材さんにお願いしてサポートされていると。多いのか少ないのか、武蔵野市は戸別収集になっているから、この数字ぐらいが妥当なのかなと思う反面、割と範囲狭いのではないのということも今回私は思いました。この実績について、この百数十名という今の利用者の数字について、今どういう評価をされているかというのが質問の1点目です。
 それから2つ目は、先ほどから聞いていると、ホームページや障害者福祉のしおり、高齢者サービスの手引きに書いてある、さっきから言っている対象よりももっと柔軟にやっているという答弁なのですけど、本当にそうですか。私はそれは納得があまりできないのです。先ほどから、結局のところは、ルール上はそうだけど、個人申請ではなくて、実態はケアマネさん、ケースワーカーさんの手を借りているのが実態だとおっしゃっているわけです。本当にホームページや手引に書いてあるよりも、その外の、例外的というか、そのぐらいの事例はあるのですか。ちょっとそこが、あれ、話ちょっと違うのではないかなというふうに思ったのですが、ただ議会には公表していないだけで、そういうことを本当はやっているのですか、事例は何件ぐらいあるのですか、そこをお聞きしたいです。

19190【臼井ごみ総合対策課長】  2点いただきまして、まず1点目、実績の評価というところになります。最新版の令和6年版の事業概要を見ますと、令和6年3月末現在、登録者数は175件でございますので、こちらのほうで利用者として登録されている方はこの人数になります。このうち、大体この中の140件ぐらい、150件弱ぐらいが実際に利用している方です。その差の40とかというのは、例えば入所をされていて停止をしているとか、そういうことになりますので、実際動いている方というのは140件ぐらいになります。それで、この数、徐々に増えているところではあります。そんな激増はないですけども、微増ぐらいで一定しております。
 こちらについて評価、難しいのです。これは周知が足りなくてこの数値だというところとしますと、周知を頑張らなくてはいけないということもありますし、ただ、基本的に福祉施策でありますので、全ての方に入れていいのか。これが入らないということは、ごみ出しができているというふうに評価をするのであれば、この数は少ないほうがいいという評価もできるかと思うのですけども、ただ我々としては、この制度をつくって、皆さんに支援を、必要な方には支援を入れたいというか、使っていただきたいということからすると、適切な周知という形をして、こちらを必要な方に届くようなところでやっていきたいというのが、なかなか評価としては難しいですけども、そういったところで考えているところでございます。
 あと、柔軟にやっているところの実態です。先ほどの答弁の中にもありましたけども、個人の申請は、原則というか、個人単位で申請していただいていますけども、もうこれは、ほぼ9割9分はケアマネジャーさんとかケースワーカーさんからの代理申請、まず相談があります。こういった方がいらっしゃって、こういった制度があるので使いたいと思っていますようなことがあって、そうしたらそちらについて訪問して、そのときに。申請があって訪問するというのがプロセスになるのですけども、実態としては、相談を受けて、そちらに伺って調査をしながら申請書を頂くというような形になりますので、もうほとんどがケースワーカーさん、ケアマネジャーさん、そういった方々が間にいらっしゃるケースというふうに、こちらのほうでは認識しています。
 以上です。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19191【西園寺委員】  そういうことだと思うのです。だから今回、個人から申請も可能ですということに何か話が、注目が集まっているのだけども、今回の話の陳情の、それからごみ出し支援という面においては、そこは実はそんなに大事ではなくて、実態はやはりいろいろな方にお手伝いいただいているというところが本質ではないかな、大部分はそうだという御答弁があるのだから、それはそのとおりだと思うのです。
 私の考えは、今後は、けがをされた方、それから年齢が若い方、要するに介護保険にも手帳にもまだ到達しないけども、ごみ出しの困難、サポートが必要な方というのは、レスキューヘルパーの制度をつくったときも、やはりなるべく広くつくっていこうというような制度設計をされたというふうに記憶されていますけども、そういう部分は拡充ということがやはり求められているのではないか、それが陳情の願意ではないかというふうに私は感じているのです。
 ちょっとはっきり答弁がないのだけども、ここに書いてあるような1)、2)、3)のうちの、大部分が1)と2)だと思うのですが、3)のその他、市長が認めていて、実は、1)と2)に該当しないのだけども、個人から申請があって認めているというのは何件ぐらいですか。これはきちんと数字が残っていますよね。どうですか、数字はないのですか。そこをお聞かせください。

19192【臼井ごみ総合対策課長】  この要綱の3号のところで見ている方といいますと、介護認定申請する予定の方、なので具体的に要支援2というのはついていないですけども、その予定の方。この方も大体ケアマネジャーさんが相談に乗っている方とかであるので、その方からの相談が結構多いと思うのですけども、そういった方。あとは要介護認定の結果、要介護認定待ちの方、こういった方は3号として使っている。ここで分類するのであれば3号になると思うのですけども、そういった方というのは使っている実績があります。ただ、こちらが何件というと、数字まではちょっと押さえていないですけども、やはり全体から見ると、そんな多くはないです。
 以上です。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19193【西園寺委員】  分かりました。まさに今回の願意はそこではないですか。この3番の、1)でも2)でもないけれども、拡大解釈と申しますか、ごみ出しのサポートが必要な方が潜在的にまだまちの中にいる、小美濃市長、こうですよね。お困りの方がいるということを小美濃市長は聞き取りをなさったということだと私は理解しているのです。それは年齢とか、それから手帳のあるなしより、もうちょっと広げなくてはいけないということなのではないかなと私は思うのです。
 だから要綱を変えるということは、私はそれは必要ないかなと思うのですけれども、さっき部長がおっしゃったような周知の方法、周知の仕方でもうちょっと、私も助かるかもと思ってくださる方を増やすということは、これ、十分あり得るのではないでしょうか。その意味でいうと、まずホームページの文言を工夫してください。これはこのままでは駄目です。普通に読んだら、その他個人でも申請できますとは、やはり読めないです。それから、高齢者サービスの手引き、障害者福祉のしおりの記述も、細々全部書く必要はないけど、もうちょっと拡大しているということが伝わるような書きぶりに変えていただかないと困ります。今までの議論を聞いていたら、そういうことだと思います。ここは、部長からそういう前向きの答弁いただいていますので、これはぜひ御検討いただきたいというか、ぜひ進めていただきたい。市長、そうですよね。私は市長も同じ思いでいらっしゃるのではないかというふうに思います。
 その流れで、あと2つほど聞きたいのだけども、結局のところはケアマネさん、ケースワーカーさんに頼っている、そこから情報が入ってくる。この方たちは、ふれあい訪問収集の制度は100%御存じだと思ってよろしいのでしょうか。これはどちらにお聞きするのか分からないけど、どうですか。今までの話の流れだとそこが軸になるわけだから、そこが知らない人がいたらつながらないわけでしょう。そこの周知はどうなのですか。
 それからあと、独居高齢者調査はいつも丁寧にやられています。ここの中では、知っている方が、レモンキャブ、テンミリオン、レスキューヘルパーに次いで4番目、もっと利用したい、今後利用したいという人が9.5%と数字が出ています。この独居高齢者の方々への周知ももっとやはり進める必要があるということではないかなと思いますが、この2点をお願いします。

19194【長坂相談支援担当課長】  ケアマネジャーさん、支援者たちが知っているかどうかということですが、基本的にケアマネジャー、ケースワーカーというのは、そういったインフォーマル、フォーマルのサービスを、きちんと市内にどんなものがあるかというものを把握してサービスを組み立てますので、基本的には知っているというふうに考えております。実際にふれあい訪問収集についても利用して、生活を組み立てているというケースはたくさんございます。
 もう一つ言えば、ごみ出し支援については、ふれあい訪問収集が全てではなく、ごみ出しができないという理由も様々ございまして、例えば、手がリウマチでなかなか動かなくて、ごみを縛ることができないけれども、ごみは出すことができる方も、一言で言えばごみ出しができないというふうに表現されますし、また、2階にお住まいで、お一人で下までは手すりを使って下りることはできるけども、荷物を持って下りることができないので、そこが必要というのは、例えばこういった訪問収集が対応できると思いますし、また、もうそもそも認知症で分別のルールも理解ができなくて、声かけをしないと、でも声かけをすればごみを出せるよという方もいらっしゃると思います。そういった一言でごみ出しができないという方でも、いろいろなニーズがございますので、そこはケアマネジャー、ケースワーカーが、この方にどんな支援が必要、どんなサービスが必要で、それでごみ出しができるのかどうかを判断していきますので、その中でふれあい訪問収集が当たれば、対応できそうであれば、ごみ総合対策課のほうに御相談をして、一緒にごみ総合対策課の職員とケアマネジャーがきちんと行って面談をして、実際に最近のケースでもありました。行って、きちんと確認をして、この方はお部屋もちょっとごみがたまって、でも御本人はごみとは思っていらっしゃらないと。毎回声かけしても、多分ごみは出てこないのかもしれないけども、でもごみを出していただくためにも、このふれあい訪問収集を入れて、ごみがなくてもあっても行って声かけもしてもらいますので、声かけをして、ごみありませんかとして、ちょっと様子を見ましょうみたいなことを、きちんとごみ総合対策課の職員とうちの職員が相談をしながら進めていくようなケースもございますので、そういった意味では、福祉のほうから見れば一つの社会支援として活用して、連携して行っているというふうに考えております。
 独居調査については、確かに様々なサービスございますので、その中の一つとして、例えば65歳以上の方に一斉に通知を出すときもありますので、そういったところに一つのメニューとして御案内するとかということはしているというふうに考えております。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19195【西園寺委員】  ありがとうございます。今回こういう陳情が出て、まさに厚生委員会らしいというか、ごみのほうの環境の話と、事業と、それから福祉のコラボという言葉がさっきありましたけど、そこの連携をうまくすることによって、この高齢化社会、単身者も増えるとこの間申し上げましたが、いろいろな困難がまだこれから増えていく可能性がある中で、サービスをきちんと見直して拡充していくという方向、これはぜひお願いしたいなというふうに考えている。それは申し上げておきたいと思います。もし御見解があれば、どなたか前のほうでお答えいただければありがたいです。

19196【朝生環境部参事】  御意見ありがとうございます。ちょっと補足の説明みたいになるのですけれども、本制度に関しましては、再三先ほど出ています、環境省のほうで高齢者ごみ出し支援制度導入の手引きというガイドラインがございます。武蔵野市の制度もこれに基づいて、内容は沿っておるところなのですけれども、あと先ほど陳述者の方から他市の、横浜市の事例とかありましたので、これを機会に改めて、このガイドラインの中身との整合性、これに書いてあるから必ずしもやるとかやらないとか、そういうことを言っているわけではなくて、一定のそういう物差しがありますから、そういうものを改めて確認したりとか、他市についてはしっかりと調査して、制度に関しましては必ず直すとか直さないとか、そういうことではなくて、常にやはり見直しだとか点検していかなければいけないのはありますから、そういった視点でこの制度についても取り扱っていきたいと考えてございます。
 以上です。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19197【ひがし委員】  なるべく重複しないようにと思いますが、私の聞き漏らしだったら何ですけど、一つ確認したいのは、175名の方が今、ふれあい訪問収集を利用していると。要支援2以上の65歳以上の高齢者の数というのは先ほどありましたでしょうか。573人でいいのですか、全然違いますか。すみません、そこのところをまず確認したいと思います。65歳以上で、この対象の方になっている数で大丈夫です。65歳以上で要支援2以上の市民の数、さっき話ありましたか。確認させてください。

19198【臼井ごみ総合対策課長】  先ほどお話しした175名のうち、65歳以上の要支援2の方の割合ということですよね。このふれあい訪問収集を使っている方のうちということですよね。(「そうです。はい」と呼ぶ者あり)これは、すみません、こちらで今、収集の数値を持っていないので、集計していないので、今お答えできる数はございません。ただ、日々の申請とか、そういった形を見ますと、今ほとんどが1号、2号の要件になりますけども、やはり介護の方のほうが多いです。身体障害者の方よりもやはり断然多いので、この175名のうち大半が要支援2の65歳以上の方となっているかと思います。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19199【ひがし委員】  実際、要支援の要件というか、それを改めてさっき確認していたのですけど、基本的に1人で日常生活ができる人、立つときや歩くときに手助け、見守りが必要。あと、身の回りのことや家事が一部必要ということですから、実際、要介護ではなくて要支援だから、割と頼まない方も実はいるということを以前聞いたと思うのです。要は、この条件に当てはまっていても、頼まないで、自分でできる人もいるという範疇になっているということがあるのかなと思います。
 もちろん今回この陳情が出てきて、改めて今日いろいろと質疑があって、ふれあい訪問収集についてもう1回改めて考えようという機会ができたことはよかったなと思うのですけれども、実際やはりこの条件として、さっき話ありましたけど、あれもこれもそれも載せると、ではこれはどうなのだ、あれはどうなのだと個別具体的なこと。こういったことは、もしかすると福祉総合相談窓口がせっかくできたのだから、こういったところにお困り事ということで、大枠で、例えば両手が今回は骨折してしまって塞がっているのだけどどうしたらいいだろうというような、福祉だけにかかわらず、そういった総合相談窓口というような観点で、そういったところでこういった相談もインフォメーションできるということを考えていったらどうかなと思うのですけど、いかがでしょうか。新しい提案。

19200【山田健康福祉部長】  今御案内いただきました福祉総合相談窓口、こちらは福祉相談コーディネーターが日々相談をお受けしているところでございます。当然相談のスキルは一定程度あって、アセスメントの能力も非常に高い職員を配置しておりますので、必要に応じて必要なサービスをきちんとつないでいく、そういう役割を持っていますので、これまでもそういった事例があったかどうか、今のところ把握はしておりませんが、もしごみ出しがなかなか難しい方からの相談があれば、適切にふれあい訪問収集などにしっかりとつなげていく役割を果たしていけるのではないかなと考えるところでございます。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19201【ひがし委員】  ありがとうございます。そういった御案内もこれから、こういった陳情が出たことを機にやっていけばいいのかなというふうに今日感じましたし、せっかくできた窓口ですから、幅広くというか、相談事を受け付けて、そこからつないでいくという作業になるかもしれませんけれども、そういったことも進めていけばいいのかなというふうに感じたので質問してみました。
 おおよそ先ほど答弁を、いろいろと詳細を聞いておりますと、今の段階で、一応申請を個人からも受け付けていて、それの対応はしている方向だというふうに受け取れたのですけれども、実際それでいいのか。それでいいのかというか、こういう陳情が出てきて、それでいいのかというのもあれなのですけど、ただ、今いろいろとケース・バイ・ケースによって対応しているというふうに担当としては捉えているのかということを伺いたいと思います。

19202【臼井ごみ総合対策課長】  個人の申請というところになります。申請自体は個人から、申請書も個人からのものになりますので、個人からの申請が原則になっていますし、例えば個人からの申請が来たからといって、それは別にケアマネさんを通していないから排除するというもので全くありません。ただ実態として、この要件に該当する、相談にいらっしゃる方というのは、ケアマネジャーさん、担当の方がついておりますので、そういった方々から相談を受けて、それがゆえに今ホームページ等の記載が御指摘とかあったのですけども、そういった実態がございますので、個人の申請を排除するわけではないですけども、実態として9割9分がケアマネジャーさん、担当の方から相談を受けているのが実態です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19203【浜田委員】  すみません、先ほど確認しますと言っていたことを確認させてください。様々見ましたので、ここにある、発災時に安否確認を行う先を把握することにもなるというふうに陳情者が言われているのですけれど、本市としてそういう安否確認を行うことも、高齢者の部分、福祉の部分ではやっていると思うのですが、どういった点でと、確認をさせていただきたいと思います。

19204【福山地域支援課長】  発災時の安否確認に対する制度について御質問いただきました。福祉のほうでやっているものとしましては、避難行動要支援者の制度というのがまずございまして、具体的には、高齢者のうち要介護3から5に認定されている在宅の方や、障害の手帳1級、2級をお持ちの方と、避難行動に支援が必要な方というのを市内の中で把握しております。その中で、該当する方の中で、事前に避難行動支援の関係者に情報提供することに同意いただいた方を、災害時要援護者として認定をしております。こういう方について市のほうで、約400名程度なのですが、登録をしておりまして、発災時には地域社協の方の御協力を得て、約1名から2名の支援者が御自宅まで安否状況を確認に行くという制度がございまして、その辺を市のほうでも一緒に協力しながら進めているところでございます。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19205【浜田委員】  分かりました。確認できました。以前から安否確認体制ということでしっかりやっていただいているということは知っておりましたが、確認ができましたので、陳情者の方にも分かっていただけたかなと思っております。
 あと、先ほど来から、ケアマネさん、ケースワーカーさんとのいろいろな相談事、いろいろなニーズに合うかどうかという部分で、しっかり支援しているということで、対象者の拡大云々は言われていましたけれども、環境省のごみ支援という部分で見直しをしていく、点検をしていくというお答えもありましたので、そこはしっかりしていただきたいと思っております。ごみ対と福祉と連携していることも確認できましたし、陳情者が言われている、先ほど私が伺いました最後の3行の部分です。「申請は個人から可能とし」という部分と、審査で生活実態を確認するなど、様々相談をしているということも確認できましたので、さらにホームページも分かりやすく研究するというお話でもありましたので、確認ができましたことを陳情者にしっかり伝えられたかなと思っておりますので、よろしくお願いします。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19206【小林委員】  いろいろと議論が出ているところなのですが、1点だけ確認させてください。先ほど陳情者の方とのやり取りで、横浜のほうでは、この触れ合いごみ収集のほうで、まち並みに落ちたごみとかもそういった方々が対応、担当の方が拾って集めるというようなお話もあったのですけれども、武蔵野市としてそういうことが可能なのかとか、または他の自治体でもそういうことがあるのか。横浜でもそうなのかとか、その点について、自分の中でそういうことが可能かどうかということが整理できていないので、どのように考えているのか市側の御所見を伺えたらと思います。

19207【臼井ごみ総合対策課長】  陳情者のお話の中にございました横浜市の例です。ごみの状態が悪いけども、まちのごみとかも条例によって横浜市のほうが手厚く持っていっているというようなお話がございました。これはどのような趣旨というか、どのようなことでこのごみを拾って、分別もしていないものも全部持っていくというような話もちらっと出ていましたけども、どのような形でこれを持っていっている、制度として、施策として持っていっているのか分からないところではあるのですけども、武蔵野市は、ごみ総合対策課で行っているふれあい訪問収集というものは、あくまで訪問収集でございますので、この制度で先ほどのお話あったところをカバーするのは、それは違うかなというふうに思っていますし、そこまでのことをこちらには担えないかなと思っております。まちの美化という点でいきますと、ごみ総合対策課はもちろん担当しておりまして、三駅の駅前周辺清掃を行っておりますので、まちのごみというところにつきましては、駅前周辺清掃、こちらのほうで行っているものを今後もやっていきたいと考えております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19208【小林委員】  ありがとうございます。市のほうとしては、ふれあい訪問収集で、こういったまち並みのごみを拾うとか、カバーするのはできないというようなお話でした。それとは別に対象者について、ホームページで書かれているところについて要望があったり、もっと拡大する、分かりやすくというような話もあって、それについては研究するという話、市側から、部長からも答弁いただいたと思うのですけども、そういった点も含めて、ほかの自治体の状況とかも勉強、研究してもらえればなと思って、それを踏まえてできることがあれば進めてほしいというようなところでお願いしたいと思います。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19209【本間委員長】  では、これにて質疑を終わります。
 陳情の取扱いについての御意見を伺います。
                 (「採決」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19210【本間委員長】  「採決」という声がありますので、これより討論に入ります。

山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

19211【山本委員】  それでは、ただいま議題となっております陳受6第12号 ごみ収集支援に関する陳情に、賛成の立場で討論をしたいと思います。
 私自身も昨年、左足をけがしたので、ふれあい訪問収集に関していろいろ調べました。その中で、ふれあい訪問収集でカバーできない人がいるということに関しては痛感をいたしました。昨年12月の市長選挙もそうですけれども、やはりごみの分別と収集というのは生活に非常に密着していて、生活の状態というのが、やはりごみの分け方出し方ということで、かなり反映されるというふうに思っています。だから今回の陳情にある「身体や心がほんの少しでも弱ると、ルールにのっとったごみ出しが困難になるものです」というようなところ、「知的障害、精神障害を持っている方も地域で暮らしており、要介護認定を受けていない高齢者等も何らかの困難を抱えている方がいます」とのところは大変賛同できる内容であります。だからごみの出し方に関して、やはり生活と密着しているし、そこに生活のレベルが表れるわけだから、ごみを出すことに困難を抱える人に関して行政がよりサポートを広げていくということはぜひ考えていただきたい。そういう意味では、既に行っているようですけれども、ごみ総合対策課と福祉の部門との連携というのは、さらに強化をしていただきたいというふうに思います。
 その上でなのですけれども、今回、武蔵野市家庭廃棄物ふれあい訪問収集事業実施要綱というのをじっと昨日から見ていたのですけれども、やはりこれに関しては、私はいま一度、見直していただきたい、今の実態に合わせて、そしてサポートを、ごみ出し支援を広げていくという、状況に合った内容へと再検討をぜひお願いしたいと思います。具体的には、対象世帯のところに関しては、1番目が要支援2に該当する人、だから65歳以上の人だけで構成されていて、要支援2、要介護ということになります。2番目は、身体障害者の手帳1級か2級だけで構成されているというのがあります。それから3番目に、市長が必要と認める世帯というのがあって、この市長が認める世帯というのを拡大解釈して、ごみ出しに支援が必要な人というのをここでカバーできるようにということではございますが、この要綱を見て、そのように理解できるかどうかというと、介護保険というのは年齢要件があるわけです。身体障害者手帳というのも、身体障害者手帳あるなしというのが明確である。だけど、ごみを出すのに不自由を感じる人というのは、去年の私のように、要介護ではなくてもけがをして、2階から1階に1人でごみを持って下りるのが難しいという人もいらっしゃいます。だから、65歳にならなくてもあるし、介護になるという要件ではなくてもあるわけです。知的障害や精神に何らかの疾患がある人に関して、それはごみ出し支援が要る場合もある、これはやはりもっと分かりやすく、拡大をすることを考えたほうが、より実情に合った内容ではないかと私は思っております。
 また、ホームページにつきましては再検討していただけるということを、私も大いに期待したいと思いますが、この陳情によって、陳情を出した方がホームページを見て、それが今の状況に合っていないものだったということに関しては、私もある意味驚きました。この点に関して、幾らケアマネジャーの方やケースワーカーという方が代理で申請することが非常に多いにしても、やはり要綱上の規定はそうではないわけですから、正確な記述がホームページでも必要である、ここは再検討していただけるということでお話がありましたので、ぜひそのように広報の点でも実情に合わせて、今後ふれあい訪問収集が、より実情に合った、対象を拡大して、ごみ出しに困難を抱える方にサポートができるような内容になることを期待いたしまして、本陳情に賛成の討論いたします。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19212【西園寺委員】  それでは、この陳情に賛成の立場です。
 先ほども申し上げたとおり、この対象者に関する説明、記述に関してはぜひ再検討いただきまして、もっと分かりやすく、そして裾野が広がるような形で直していただきたい。訂正というか、改善していただきたい。そして、この制度がさらに福祉の現場の方にも、それから単身の方、いろいろな方に周知がもっと行き届くようにということを願いまして、賛成とさせていただきます。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19213【小林委員】  今回の陳情に対して、反対の立場で討論させていただきます。
 陳情者の方がおっしゃるとおり、ごみと福祉のコラボというのはできるだけ進められたらなというところは理解するところであり、ホームページとかで分かりにくいという点がありました。改善の余地があるというように考えています。
 しかし、陳情書の内容と陳情者のやり取りをしていての要望内容にちょっと違いがあって、整理するのがなかなか難しかったのです。そういったところから今回反対させていただきますが、市側のほうには、先ほど申し上げたごみと福祉とのコラボというのをできるだけ進めてほしいということと、ホームページ、改善できる部分は改善するとして、他の自治体の状況など、改めて研究していただきたいということを要望させていただきたいと思います。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19214【本間委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 陳受6第12号 ごみ収集支援に関する陳情、本件を採択とすることに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19215【本間委員長】  挙手同数であります。
 ただいま採決の結果は可否同数であります。よって、委員会条例第12条第1項の規定により、委員長において本件に対する可否を採決いたします。
 委員長は可といたします。よって、本件は採択と決しました。
 暫時休憩をいたします。
                               ○午後 5時55分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 6時20分 再 開

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19216【本間委員長】  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 日程第7、陳受6第11号 ごみ減量と資源化に努める市民を励ます環境政策を求める陳情を議題といたします。
 本件につきましては、本日までに117名の方より追加署名が提出されていますので、御報告をいたします。
 陳情者からの陳述はありませんので、直ちに質疑に入ります。質疑をされる方、挙手をお願いします。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19217【西園寺委員】  それでは、これはまず市長にお伺いしたいのですけれども、大きく言いまして、ここの陳情書の中にもある、「気候危機打開!むさしの市民エコアクション」です。気候市民会議のやり取りを基にしてつくられたもの。これを全戸配布して市民の皆さんに大いに呼びかけて、今結構手応えもあると聞いております。この中身については、もちろん小美濃市長になられる前に大分決まったものではあるのだけれども、このエコアクションの内容とその方向性については、小美濃市長も、当然といいますか、これで頑張っていただけるということでよろしいのですよねと、その大枠のお話をお聞きしたいです。

19218【小美濃市長】  大枠そのとおりでございます。またそれにのっとってエコポイントも。エコポイントは私のときにやらせていただいてましたので。(「そうですね」と呼ぶ者あり)委員が御案内のとおりということで御答弁させていただきます。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19219【西園寺委員】  ありがとうございます。今年の施政方針の中で、ペットボトルを出すのに大変御苦労されている方が多いというお話がございました。先ほどの1つ前の陳情のように、やはり高齢であったりいろいろ障害をお持ちで、ごみ出し困難の人がまちの中にいるというのは、もう分かっているわけです。そういう方々への支援というか、サポートは、これからぜひ御検討いただきたいということは、先ほど申し上げたとおりなのですけれども、たくさんこのペットボトルを使う、特に困難があるというわけではないけれども、御本人の生活スタイル、ライフスタイルでたくさん使う方というのは、やはり一方ではおられるわけです。
 施政方針の中で小美濃市長が言及された、ペットボトルというか、ごみ出しに苦労されている方の具体的なイメージというか、像というのですか、先ほどけがされた方の話も出ました。それから私も、50代なのだけどひとり暮らしで、慢性疲労症候群という病気にかかられて、なかなか大変な人がいるな、なかなか今の対象にならないなと思う方が頭に浮かぶのです。小美濃市長は市長選の公約に掲げるに当たって、どんな方をイメージされて、ああいう施政方針に書かれたのか、そこをお聞きしたいと思います。

19220【小美濃市長】  イメージというよりも、実際にお訴えをいただいた方が多かったです。それにはもちろん高齢者の方もいらっしゃいますし、御家庭の主婦の方もいらっしゃいました。特にコロナを経ていましたので、おうちの中にずっといらっしゃる方が随分いらっしゃったと思います。その中で、ペットボトルがやはりたまってくる。それでごみ出しが非常に大変になって、もう大きな袋2袋なんという話もよく聞きました。
 先ほども御紹介いただきましたけれども、ごみカレンダーによってごみを捨てているわけですが、ペットボトルが隔週になってから、1回忘れてしまうと物すごい量になってしまうらしくて──らしくてって、うちもそうだったのですが、そういうことをお訴えとしては言われておりましたので、そういう方に対してどういうことができるのかなという形で公約をつくったのですが、もう少し御答弁させていただくと、落ち葉のところで部長が答弁いたしましたけれども、この話というのは、まさしく利便性と環境性能のバランスの話だと思っているのです。
 通常、毎週収集していたのを隔週にしたりとか、ごみ袋を有料化したりとかと、いわゆる利便性を少し落としていくと、ごみというのは減っていく傾向にならなければいけないなと思っているのですが、ペットボトルだけはそれに反して、いまだに伸びているというふうに聞いています。それを伺ったときに、やはりこれは先ほど言いましたとおり、ごみカレンダーの間違いで物すごく増えてしまうこともありますし、ふだんからも増えているペットボトルに対して、果たして隔週というのをこのまま続けていっていいのだろうかと。減っていくなら、これはもう絶対にやるべきだなというふうに思うのですが、増えてくるものに対して果たしてどうなのだと。
 昔は、私も小さい頃は、瓶の量り売りなんというところに行ったこともありますけれども、もうそういう時代ではなくて、もう既に世の中、ペットボトルでしか飲料が売っていない、こういう時代の中で、こういう状況をこのまま置いておいていいのかというのが問題意識の中に湧いてまいりまして、減っていないのだったら利便性と環境性能の。確かに代表質問等でも御質問いただきましたし、全協でもいろいろ質問いただきました。
 車の台数が増えてCO2が増えるではないかという話もありましたが、それもバランスだと思っておりまして、確かにCO2が増えるのかもしれません。しかし利便性を高めていくとCO2が増えるということは往々にしてあるわけで、例えば先ほどの落ち葉の話も、回収頻度を増やしていけば当然トラックの回数は増えるわけで、しかしごみはやはり取り残しはしてはいけないという、そのバランスだと思っているのです。だからこのバランスをどううまく折り合いをつけていくのかというのが、今回の一番難しい話かなというふうに思っています。
 決して強行的にこれを。今までの話合いの末、隔週になったということもよく存じておりますので、強行的に、ではもうあしたから、来年から、公約なのだから毎週に戻すという、これはやはり乱暴なやり方だなというふうに思っておりますので、しっかりと議論を重ねながら、どうしたらこの利便性と環境性能のバランスを取れるのかということを、また議会の皆様とも議論させていただきながら。
 しかし反面、これは公約なのです。やはり公約というのは守らなければならない。私は公約を掲げて選挙に当選させていただきましたので、これは市民の皆様とのお約束ということで、何としても守らなければならないという自分の政治的な役割と利便性と環境性能のバランス、これをどのように整合性をつけていくかというのが、今回の非常に悩ましい問題であると、このように考えています。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19221【西園寺委員】  次に聞こうと思っていたので、まさに市長公約との関係ということは聞こうと思ったので、ありがとうございます。
 もう1点だけ聞かせください。資源ごみを隔週にするということに関しては、5年前にペットボトルだけではなく、瓶も缶もありました。3つとも、要するに腐らないから許容範囲ではないかという議論が当然あったわけなのだけれども、今回は市長は、ペットボトルに限定されたというところの理由は、ちょっと改めてここでお伺いしたいです。

19222【小美濃市長】  瓶と缶は減っているのです、隔週にして。明らかにこれは数が減っている。これは効果があったと。政策的効果があったので、これはもう、いわゆるCO2削減にしても、様々な環境的配慮にしても、これは続けていくべきだというふうに思っているのです。ただペットボトルだけ増えていると。だとすると、利便性とのバランスはどうなのだということになるのです、次の段階で。
 さらに先ほどお話ししましたけれども、様々なお訴えがあって。これは結構実は選挙期間中も、これを頑張ってと、相当な方から言われました。
 恐らくなのですが、もう少しお話しさせていただくと、先日やはり環境問題をやっていらっしゃる方の訪問を受けまして、これは給水場を造ってくださいというようなお話も含めて、そういうことをやっていくとペットボトルが減るのではないかと。ペットボトルを減らすということに関しては、私はどんどん協力をしていきたいなというふうに思っているのです。絶対量が多いからこういう話になっているのであって、減らしていくということに関しては、これは協力をしていきたいなと思っておりますし、私自身も、実は一番家の中ではペットボトルを利用している人間でした。
 というのは、プライベート話になりますけれども、家での晩酌というのですか、焼酎をソーダで割るのですけど、その本数がすごく多かったのです。でも、自分でもやはりペットボトルを減らそうということをしなければいけないなと思っていましたので、あれを買いました。ソーダを作るあれを買って、随分減りましたが、やはり多いのです。ペットボトルって、うちの中では一番ごみの中では多くて、やはりこれはなかなか。自分でもこれからもペットボトルを減らそうということをしていきたいと思いますし、ここにも書いてある、お店に戻すということも推奨していきたいなと思ってます。そうすれば、少なくとも市としても事業費が減りますから。
 そういうことを考えると、お店に戻すことも推奨したいし、マイボトルも推奨していきたいと思っていますが、先ほど来お話ししている利便性と環境性能の話からすると、ペットボトルはやはり、どれぐらいの市民かというと、それは分かりませんが、かなり私のところに多くの市民の方から要望がありますし、市長への手紙も先日頂いたところです。
 プラス、これは私自身の公約でもありますので、何としてもやり遂げたいと思いますが、しかしいろいろな議論を重ねながら、またこの陳情を読む限りも、一生懸命環境のことを考えていらっしゃる市民の方もいらっしゃるわけですから、そういう方の意思もしっかり尊重しながら、ないがしろにしないように、しかし公約なので、何とか折り合いをつけられればいいなというふうに、今思っているところです。

西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

19223【西園寺委員】  熱く語っていただきましてありがとうございます。市長への質問は以上です。
 ちょっと執行部というか、御担当のほうに聞きたいのですけれども、この件についても、廃棄物に関する市民会議が7月に開かれまして、議題になったのは傍聴させていただきました。あのときの資料というのは、結構どっさりいろいろ作っていただきましたが、ホームページにはアップされていないように思うのですが、これは別に隠しているとかそういうことではないと思いますので、こうやって陳情が出てきましたので、皆さんにきちんと議論していただけるように、材料として、すぐホームページにアップしていただきたいのですけど、それはすぐお願いできますか。

19224【臼井ごみ総合対策課長】  7月の市民会議の資料についてです。あちらでの議論につきまして、資料ももちろんアップするのですけれども、会議録をつくっております。こちらのほうで上がってきたものにつきまして、内容に間違いがないかということで、委員の皆様に確認をしたりとかしておりますので、それが整い次第、そちらの会議録のアップと同時に資料も、当日机上配付というものもございましたので、それも含めてアップして、皆さんにお知らせしたいと思っております。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19225【浜田委員】  よろしくお願いします。今ペットボトルが増えているということです。実際どれぐらい増えているのか、具体的に教えていただきたいと思います。
 もう1点は、このむさしの市民エコアクション。公表というか、先ほど他の委員が言われていましたけれど、具体的に、この7月からでしたか、まだ7月からですので、反響というか、どういう状況か、教えていただけたらと思います。

19226【臼井ごみ総合対策課長】  ペットボトルの本数の推移です。武蔵野市におきましては、事業概要のほうにも載せているのですけれども。(「何ページですか」と呼ぶ者あり)今お持ちですか。9ページになります。これは令和6年版で最新のものになるのですけれども、これが9ページになりまして、こちらの9ページの下のほうの表の真ん中辺にペットボトルとあるのですが、平成30年度、ちょうどこれが毎週化の頃で477トン、翌令和元年が。ごめんなさい、令和元年が477トン。それでずっと増えておりまして、直近の令和5年度は538トンという形で増えております。
 あと、全国的に見ましても、こちらのペットボトルリサイクル推進協議会の資料をちょっと今拝見しておりますが、そちらの全国的な流れでいきましても、ペットボトルの出荷本数というのは、2004年度が148億本のところ、2022年度が241億本と、1.63倍になっているということで、全国的にもペットボトルの出荷本数というのは増えているというところが、今押さえている数字でございます。
 以上です。

19227【関口環境部長】  エコアクションについての御質問をいただきました。エコアクションに基づきまして、今年からエコポイントの事業を行っておりまして、8月末現在で、大体今1,000人を超えている方々にお申込みいただいているというような状況でございます。ポイントの還元ですとか、景品の交換というところは、まだまだ少ないところではございますが、順調に伸びているということで、これが環境への行動の意識の定着、行動変容につながればいいなというふうに思っているところです。
 以上でございます。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19228【浜田委員】  ありがとうございます。マイボトルは全国的にも出荷本数が増えているということで、分かりました。我が家もやはり。それぞれの家族の人数にもよりますし、年代にもよりますし、ただ私自身やはり、調味料だとかも全てペットボトルが多いのです。瓶をあえて探そうと思っても、瓶は本当に少ないかなと思ったりもしていまして、やはりそのペットボトルが増える。私もなるべくお店のほうに持っていったりするのですけど、やはりたまって、ペットボトルのときに出してしまうという。現実、増えているというより、我が家でもそんな現状だというのは分かっていましたし、2週間に1回という形になったので、大変だなという思いはありましたけれど、市長には訴えてはいなかったですが、そういう大変さはあるなというのは現実として受け止めています。
 利便性と環境性能のバランスと言われ、本当にそうだなと思うのですけれども、努力するところは努力してもらう意味では、いろいろ行政が周知啓発。この先ほどの市民エコアクションという部分で、しっかりつくっていただいて全戸配布もしていただきましたが、やはりまだまだこれからだなというふうに感じています。ただ、そのエコアクションの中で、どれが一番人気があるのか分かりますか。そういうのってそこまではあれですか。もう全体的に1,000人という部分で捉えているということですか。それを伺いたいと思います。

19229【関口環境部長】  エコアクションの具体的な取組の中の一つとして、エコポイントの事業を取り組んでいるわけですけれども、まだ登録された時点という方が、今1,000人を超えておりますが、これから行動を起こしてポイントを自分でつけて、それで今度ポイントから景品交換となるのですが、まだそこまで、ポイント交換までは至ってございませんので、今の1,000人の方がこれからどのような行動変容をしていただくかというところへつながればいいかと期待をしているところでございます。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19230【浜田委員】  分かりました。期待をするところで、私もエコポイントの部分では質疑をしたのであれなのですけど、かといってまだ申込みはしていないのですが、すみません。申込みしないとなとは思うのですけれど、その1,000人という部分ではやはり、好評という形で行政、担当課としては捉えているのでしょうか。

19231【関口環境部長】  1,000人が多いのか、少ないのかというのは、比べるものがないのでちょっと分かりませんけれども、当初100人とかその程度を見越してはおりましたが、1,000人の方から取りあえずのお申込みがあったということは、比較的多くの方に周知が行き届いたのかなとは思っておりますけれども、まだまだ周知が足らない部分もあるかもしれませんので、そこはまたいろいろな方法を使って行ってまいりたいと思っているところでございます。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19232【浜田委員】  好評という部分で捉えているというふうに。これは期間も短かったですよね。単年度というか、来年の2月20日までポイント。その後のことはその成果によるのでしょうけれども、しっかり取り組んでいただきたいとともに、このペットボトルという部分で、これももちろんなのですけれども、環境という部分では担当課としてはどのように考えられているか、またペットボトルについて、削減の部分で周知啓発だとか、これからの取組というか、どのように考えられますか。

19233【臼井ごみ総合対策課長】  ペットボトルの削減に向けたごみ総合対策の動きというところというふうに質問いただきました。ペットボトルに限らず、ごみ全体についてというのは、こちらのほうで減量ということで周知をしているところでございます。
 先ほど浜田委員からお話がありました、その事業概要の4ページをちょっと御覧いただきますと、こちらの昨年度と今年度のごみ処理量の推移が載っているのですけれども、これを見ていただきますと、今年度は全てのものがマイナスになっているところでございます。その中でペットボトルだけは1.3%増なので、ここだけが違う動きをしているということがあります。ですので、先ほど償還のお話もありましたが、基本的には減っている中で、ペットボトルだけはちょっと違った動きをしているということがありますので。
 ただペットボトルは、先ほどの全国的な出荷本数が増えていることもございまして、やはり皆さん利便性というか、使い勝手がよろしくて、いろいろと性能的に優れている。さっき調味料もございましたけど、何ならワインとかもペットボトルで出たりとか、いろいろ変わってきたりとかしていまして、そういったこともありまして、コロナも経験して、皆様の生活にかなり食い込んできているところがございますので、なかなかそれを減らすということは、もちろん周知はしていくのですが、難しいところがございます。
 であれば、ほかもそうですが、ペットボトルに関しては、何回も出るごみ便利帳ecoブックとかにも、きちんとキャップを外してラベルを取って、中を軽くゆすいで潰して出していただく。そうすることで収集のときにも効率的にできますし、その後のリサイクルについてもよろしいということもあるので、減らすことも減らすのですけれども、減らすことと同時に、そういったよりよいリサイクルみたいなところでも行っていきたいなと思っております。
 ペットボトルにつきましては、皆さんも手元にちょっと届いたと思うのですけれども、年2回発行しているごみニュース、全戸配布しているのですが、今回7月号でペットボトルについて特集を組んで、皆様のほうに周知をしております。そういったところも含めて、今後も周知啓発については力を入れていきたいと思っております。
 以上です。

浜田けい子
浜田けい子
市議会公明党現職

19234【浜田委員】  ありがとうございます。今ちょっとごみニュースの話が出たので。ごみニュースがなかなか届かないのです、我が家に。だからこの会派室で頂くこともあるのですけれど、我が家にはなかなか届かないのです。あれって全戸配布ではない。クリーンの方が一生懸命やってくださったりだとかしているのですか。そういう点では、ニュースがなかなか届かないという部分は要望させていただきたいと思っています。地域にもよるのかなとは思うのですけど、違いますか。なかなか浜田家は来ないなんて思っていますので、よろしくお願いします。
 それとペットボトルの収集頻度については、よりよいリサイクルという部分で、その辺の周知をしていただくとともに、今後しっかりとそのペットボトルの収集頻度見直しについて、陳情者の方も、慎重に検討することを求めていますので、今利便性とという部分で市長が決意をされていますので、そこは慎重にこれからだと思いますので、その点はよろしくお願いしたいと思います。ペットボトルの本数が全国的に増えているということは、かなりなかなか進まないのかなという部分ではありますけれども、しっかり取り組んでいただきたいと思っております。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19235【本間委員長】  ほかに質疑がある方はいますか。よろしいですか。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

19236【深沢委員】  冒頭市長のほうから、小美濃さんの哲学というか、環境と利便性という、その兼ね合いの問題であると。それはそれで理解できるのですが、私は今日のさっきまで思っていたのは、大局的に見て、ごみ減量と資源化というのはもうかなり昔からずっと来て、クリーンセンター建て替えのときも3炉から2炉に、これは市民参加の議論の中で減らすという形で、実際先ほどもあったように、いわゆる燃やすごみも急激に増えるようなことはなくて来ていると。つまり市の全体の方針としては、ごみ減量、資源化でもうずっと来ているわけです。
 青空市なんかも、もともとリサイクルを進めようというところからスタート。あれは3代目の藤元市長のときからだったように記憶しているのですけれども、そういう流れで今日があるという中で、言わばその施策の継続性と市長公約、こういう側面にある課題かなと私は思っています。環境と利便性というのも、確かにそれはあると思いますが、大局的にはそういうことで。
 市長にお聞きしたいのは、その全体の今私が申し上げましたような流れは、市長も市議会議員時代も含めて、その流れの中で、毎年時のごみ行政、予算や決算含めて共にやってきたわけでありまして、その大きな流れを否定するものではないと、今のお話を聞いていても確信したところなのですが、その点を改めて明らかに、市長のほうから姿勢をお聞きしたいと思います。

19237【小美濃市長】  全くそのとおりでありまして、ごみの所管の課がいろいろ名前を変えつつ、チャレンジ800ぐらいから始まったのでしたか。700、600とこのようにやってきた。こういう努力に関して、これは市民と共にやってきたことでございますので、議員としてもそれに協力というか、推進してまいりましたし、全くおっしゃるとおりだと思います。ただその全体量が増えているペットボトルに関しては隔週という施策が、あまりその効果を示していなかったというのも。要するに隔週にしたというよりも、ペットボトルの数が増えているのかもしれませんけれども、なかなかここは難しいところだなというふうに思ってます。
 先ほどの陳情の中でも、これはごみの話ではなくて、福祉の話ではないかという切り口での陳情だったと思います。大きな意味での福祉であり、利便性ということを考えると、これは市民サービスという形にもなるわけなのです。なのでなかなか難しいところなのですが、確かに隔週になっているものを毎週に戻せば、トラックの台数が増え、CO2の排出が増えるかもしれませんが、先ほどもお話をさせていただいたのですが、これが一つの市民の利便性を高めるサービスだとすると、市民の利便性を高めるサービスを行うに当たっては、往々にして、例えば極端な例ですけれども、全く何もないところからムーバスを走らせるということも一つのサービスだったと思うのです。
 これも、バスを走らせるということで、環境面から言えば、これはあまりよくないことかもしれないけれども、しかし市民の足として物すごく今利便性があるわけでありまして、その利便性と環境性能というのは非常に裏腹なものだなというふうに、そういう意味では思うのです。何を取るのか、どこを取るのかということが、やはり大事なところであると思います。
 そういう意味で考えると、公約であるということも私は非常に強い思いがあるのですけれども、しかしペットボトルに関しては、やはりいまだに伸び続けていることを考えると、サービスというところに少し重きを置いてもいいのかなというふうにも思っておりますので。ただ、今までずっと環境の面でいろいろな議論を積み重ねて今日まで来ているということも理解をしておりますので、そういう方々の意見もよく聞きながら、公約に向けて御理解をいただく努力をしていきたいなというふうに思っております。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

19238【深沢委員】  公約というのは、市民、有権者に対する約束ですから、これは当選した後というのはもう課題であるということは、誰がなっても同じことだと、それはそう思います。今、市長のお話で、市民と共にやってきたし、これからも共にやっていくと。したがって、まだいろいろな課題があるから議論しながらこのことをと。
 といいますのは、まだ例えば回収をどうするとかと新たに行政報告されたわけでもないし、この陳情の中に書かれているのは、執行部内ということだと思いますが、市長公約に沿った議論がなされているというお話なので、恐らく今のるるもろもろの答弁で議論されているというのが、公式には今日初めて分かったわけであります。それから市長のお考えも、今質疑応答の中でよく分かった、初めて明快にされたと、そういうところに今日今あるという。なおかつ市長は議論を大事にしていきたいということで、全く私はそれについては賛成であります。
 要はエコreゾートもそうですが、これはあくまでも啓発なのです。いわゆる統制社会でもないし、権力社会ではないわけですから、権力を持って強制するような話ではなくて、みんなで頑張っていこうと。今、市長が言った、共にということだというふうに私は思っているので、したがって、ごみ減量、資源化という問題は、そういう強い意識を持っている人もいれば、百人百様でありますから、価値観も違えば、それから生活態様も、一緒に同居する人が多いとか少ないとか、それからいろいろな経済事情とか、いろいろな中で人が一緒に住んでいるわけですから、あくまでも啓発で、簡単に言うと、できるところからやっていきませんかというお誘いをしていくと。
 転入者は特に多いですから、武蔵野は。そこが重要なことで、共にやっていこうということだと。納得した上で共にやっていこうと。そういう啓蒙運動だというふうに、私はずっと捉えてきているわけです。その点についても、恐らく市長も同じ、そこの点は変わらないと思うのですが、改めてお聞きしておきたい。
 というのは、陳情者の方も志において、非常に高い志だと思います。それについてはもう全くそう思うのですが、ただ陳情というのは書面審査ですから、やはり文言上の気にかかるところもあって、これはここでの、議会での議論でありますから、しっかりさせてもらうと、この中に税負担と公平性という問題が出てきているのですが、ここで整理すると、これは大事な問題なので、税というのは富の再分配です。なおかつ、その人の前年の所得にかかる、課税されるのが、ここで言うのは恐らく個人市民税のことなのかなとも思うのですが、一般に税というのは、それも含めて富の再分配ということになるわけです。
 ですから大事なことは、また元に戻りますが、少しずつできるところからやっていきましょうと、そういうことだろうと思うのです。それがまさにさっき市長が言われた、共にやっていきたいということに、私流にはつながってくるのですが、ざっと以上のような考え方でこの問題には対応していきたいと、私は思っているのですけれども、今の特に前段における物の考え方について、改めて市長のお考えを聞いておきたいと思います。

19239【小美濃市長】  私もこの陳情文を読ませていただいて、環境に対して非常に高い志の方なのだなというのは理解できますし、生活者クラブをやってらっしゃる方は、往々にしてそういう方が多いかなというふうにも思っております。そういう方ももちろんいらっしゃる反面、やはり私は、14万市民の命を守るということで当選させていただいたのですが、命を守ると言うとちょっと大きな話になりますけれども、しかし生活を守るということにもこれはつながるわけでありまして、物すごく高い志の方もいらっしゃれば、やはりそこまで高くなくても一般的に生活されている方もいらっしゃる。
 また税負担という話が出ましたが、その税負担からすると、この陳述者の方は本当にいろいろな努力をされて、私、自分はこんなに努力をしているのに、努力をしていない人と不公平ではないかと、こういうふうにも読み取れるわけなのですが、逆に言うとでも、ふだんあまりここまで環境について考えていない方からすると、税金を払っているのだから、もっといいサービスをしてくれという方々もいらっしゃると思うのです。その辺のバランスだと思うのです。
 どちらかというと私のところに聞こえてくる話というのは、そういう方の声が非常に多かったと。これは事実でございますし、大きな袋を掲げて、本当にごみを出すのに大変な思いをされている方からの要望というのでしょうか、そういうことも聞いてきたところでありますので、最初の話に戻りますけれども、なかなか利便性と環境性能を考えると、ペットボトルに関して非常に難しい議論になるかなと思いますが、最終的には、公約として掲げさせていただいたので、何とかいろいろな議論を積み重ねながら、環境に対して非常に志の高い方にも納得いくような施策につなげていきたいなというふうに思っています。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

19240【深沢委員】  では最後に。このごみ行政全般をこの半世紀振り返ると、まず最初に、ここに単独で焼却場を造るという、その場所決めの問題から、それが初回のみんなで苦労した話で、その後がいわゆる建て替えで、新たに場所も変えて、同時に今で言うエコreゾートを造るという、それが第2回目の大きな節目で、ある意味ではそれからずっとそれなりにうまく来ていたという感を持っているものですから、ちょうど今のペットボトルが、当時はそんななかったのです。
 そういう時代の変化の中で、ちょうど物を考えていく、もう1回、3期目というか、その時期に相当するかなと、大局的に流れを見た場合に思うので、この議論をきっかけに、やはりここで少しみんなでもう1回議論しながら次へ進んでいきたいなというふうに、実は思っているのです。それには若干時間はかかるかもしれないけれども、しかしそこの議論は重要だなと思っているのですが、市長、そうですよね。もう答弁は要りません。
 私は以上で終わらせていただきます。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19241【ひがし委員】  陳受6第11号について。陳述者の方にぜひ来ていただきたかったなというのがまず最初の感想です。市民を励ます環境政策を求めるというのですから、結局ペットボトルを使わない人を励ましてほしいという趣旨なのかなということも、市民の方か、そうでない方か分かりませんけれども、ぜひお伺いしたかった、熱意を聞きたかったなというのが残念なところです。
 そして、中に書いてあるところが、「私のようにほとんど使わない人が、ひとしく税金で収集費用を負担するのも、昔から不公平だと感じてきました」と。やはりその不公平感を感じているという、すごく御不満を持ってこの陳情を出してきたのだなということが、ここから読み取れるのですけれども、でも結論から最初に言ってしまうと、こういったペットボトルは毎週回収をしていたのだけれども、2週間に1回に変わって、元に戻すということです。新しいことを始めるというわけではないのです。
 そのことについて市長が選挙公約。重たいです、選挙公約って。それを見て投票しているわけだから。それをやらなかったら選挙公約違反になるぐらいに、市長の熱い思いが私は聞けるのではないかなと思って聞いていたのですけれども、私はそのことについて、ぜひ後から市長にお話を聞きたいと思います。もうこれは平行線です。100%の人が2週間に1回、1週間に1回、みんなで、では折り合いつけて、どちらかになるということはないです。まずないと私は考えています。だから元に戻すのか、このまま続けるのか、A or Bしかないと私は考えていますけれども、その辺りについても市長の。
 ではなぜこの2週間に1回を1週間に1回に戻すのかということは、先ほども御答弁がありましたけれども、周りから多くの声があった。私もたくさんその声はいただいています。そういった中で利便性だとか環境性能というのはもちろんバランスなのだけど、実際はやるか、やらないかということに最後は尽きるのではないかな、政治判断ではないかなと、私は考えていますけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

19242【小美濃市長】  先ほど来お話をしているとおり、公約ですから、公約を達成させるために、今様々なことを庁内でも議論しています。まさしく結果としてはやるか、やらないかです。ただその結果に結びつけていくのに当たって、プロセスというのが多分大事になってくるのではないかと思うのです。これは極端な話、隔週を毎週に戻すというのは、ある意味執行権の範囲なので、来年からやれと言ったらできない話ではないです、正直申し上げて。ただ、それでいいのかという議論はやはりしなければいけないと思っているのです。
 なので、今回公約もあえて第二次調整計画をつくらせていただいて、市民参加、議員参加、職員参加のプロセスを踏んで、丁寧に議論を進めているわけでございまして、この件についても、やはり毎週だったのが隔週になったという、そこのプロセスもあるわけであります。それをまた元に戻すというところは、やはり一定のプロセスを踏んでやるべきだと思っております。
 最終的にどうするか、AかBかという話になるならば、公約なのでぜひやらせていただきたいというのが私の答えです。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19243【ひがし委員】  心強い言葉をいただいたので、よかったなと思います。というのは、これは公共サービス、市民サービスの向上という観点から考えると、例えばペットボトルが増えていて、収集することによった費用対効果だけを考えるということなのかというところもあって、公共サービス、市民サービス、それからサイレントマジョリティの声、要はこういった陳情を出す人もいれば、出さない、ああ、2週間を1週にしてほしいなと。だから夜な夜なペットボトルを外に捨てに行っているのです。でもわざわざ市役所に言うほどのことではないけどなという方もたくさんいるということを、市長はやはりきちんと認識していただきたいと思って。もちろんそれは分かっていらっしゃるというふうに考えています。
 いろいろプロセスが大事。確かにプロセスは大事だと思います。今まで市民会議があって、そこで決定してきたことで、2週から1週になった。これももちろん私も理解をしていて分かっていることです。そういった中で、環境というか、状況が変わってきて、2020年の1月15日に発覚してからコロナ禍になってしまって、結局1週間を隔週にした理由としては、経費もかかるし、ペットボトルを減らそうということがたしかあったはずです。だって何か理由がなければ。今まで毎週やっていたわけだから。それを2週間に1回にする。そうするとペットボトルが減るのではないかという、そういった考えの下、2週間に1回にした。それでも困らないだろうと。
 結果として、これは昨日見ましたけど、令和6年度の事業概要がタイミングよく出てきて、頂きましたけれども、ペットボトルだけが毎年増えているわけです。だからそれはもう事実としてある。コロナ禍になって、結局テレワークをして過ごす人が、それ以降実は増えてしまっている。企業としてもそういった働き方改革を行って、ペットボトルを家で飲んだり、お弁当を家で食べたりという人が増えてきた。だからこれはやはりどんどん状況、環境が変わってきている中での公共サービス、市民サービスとして、ペットボトルの回収について、改めて今の現状として、これから考えていくべき一つの政策であるというふうに考えていいのかということも伺いたいと思います。

19244【小美濃市長】  今、ひがし委員がおっしゃった、そういう全てのことを総合的に考えて公約にしておりますので、そのとおりでございます。

ひがしまり子
ひがしまり子
自由民主・市民クラブ

19245【ひがし委員】  分かりました。やはりその辺りをしっかりと。変えるということはやはり大変なことだと思います。だからこそ、その変えるべきと市長が熱い思いを持っているということをしっかりと、やはりさっき言っていたプロセスの中で伝えていって、結論としては、市長が最終的にどうするか結論を出すということを、しっかりと見えるような形で外に表現していってほしいし、その辺りをしっかりと伝えていっていただけたらなというふうに思っています。
 公共サービスというのは実際、公共サービスとは何ぞやなんて調べたりすると、いろいろ出てくるわけなのですけれども、喫煙トレーラーハウスの例も、1つ最後に挙げさせていただけたらなと思います。喫煙トレーラーハウスというのは、平成26年の2月に吉祥寺駅北口、平成26年の4月に三鷹駅北口、武蔵境駅北口、南口と閉鎖したのです。理由としては、東京都の政策だとか、結局喫煙というのは人に迷惑をかける、害があるからということで閉鎖をしました。ところが閉鎖をしてたばこの数が減るかといったら減らなかったのです。駅前のは増えるし、8億円超の税金は毎年必ず入ってきている。ということは、吸う人、吸わない人がいるのだ。
 分煙をするべきだということを私もずっと訴えてきた中で、結局開放型喫煙所を廃止して、吸わない人のためにも吸う人のためにもということで、閉鎖型の喫煙トレーラーハウスを設けて、そしてそこに税金を投入していると。吸わない人からしてみれば、何でそんなものに税金を使っているのだというふうに考えても仕方ないと思うのです。だけどそれはやはり、大枠で市民サービス、公共サービスというのは、利益を追求するだけではないわけだから、そういったところにおいてはしっかりと全体で大枠を考える中で、市長の判断ということがそこに出てくるのではないかなというふうに私は考えております。
 そういった意味では、実際この今回の公共サービス、市民サービスの観点から、ペットボトルの回収については、多くの市民から、毎週収集してほしいという声を受けて、最終的にはAなのかBなのかという結論になってしまうと思いますけれども、その辺の判断はしっかりと前に進めていっていただきたいということをお伝え申し上げたいと思います。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19246【小林委員】  よろしくお願いします。これまでの議論の中で、隔週が毎週になることの実務的な違いが、まだちょっと話が出ていないかなと思っているのですけれども、台数がどう変わり得るかとか、距離がどう変わり得るのかとか、ルートの考え方とか、そういったものについてまず教えていただけますでしょうか。

19247【臼井ごみ総合対策課長】  隔週から毎週に変わることによる変化というところです。今、お手元に皆さんにお配りしました事業概要の一番後ろのところで、毎週から隔週になった、その後1年後に効果検証したというところがございまして、その辺については、例えばパッカー車の走行距離が減ったとか、そういったことがずらっと載っているのですけれども、先ほどちょっとお話ししました7月の市民会議におきまして、これはちょうど令和2年9月に1回、効果検証しているのですけれども、そのすぐ後にコロナに入ってしまったということで、その後追えていなかったところがございます。
 それで、この間の7月の市民会議のときには資料を出して、まだ皆さんは見ることができない形になっているのですけれども、それでいきますと、直近の令和5年度のところで見ましても、ペットボトルに関しては、稼働車両台数が、平成31年の3月の毎週化のときに比べて、週当たり23台だったところが21台になっているだとか、あとは収集の走行距離につきましても、ペットボトルが、黄色のところが今度7万5,000キロで、1,700キロぐらいが減っているとか、それによりまして環境負荷の削減効果もある程度ありますというふうにしております。
 先ほどちょっとお話がありました、市民サービスと環境性能というところの折り合いになると思うのですけれども、単純にその辺だけでいくと、毎週化にすることによりまして、この辺というのはもしかしたら元に戻るということがあるかもしれませんが、ただ、市長のお話があったとおり、市民サービスというところはある程度、公約のこともございますし、大きなことだと思っておりますので、その辺は全体的な折り合いになってくるというふうに考えております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19248【小林委員】  ありがとうございます。考え方によって隔週と毎週になることの違いといったときに、台数が倍になるのかなとか、距離が倍になるのかなとかというような見方もあるのですけれども、決してそういうわけではなくて、今の話だと台数は23台から21台になっていて、また23台に戻ったとして、2台増えるといういうこと。距離も7.5万キロから7.7万キロに戻るとすると、実績的に3%ぐらいですか。0.2。3%ぐらいかなという程度の話ということで考えていいのでしょうか。
 また今の説明によると、単純化すると、極めて単純化するのですけれども、武蔵野市を東と西に半分に分けて、第1週と第3週は東側全般を回る、2週目と4週目は西側を回るということが隔週のやり方であって、そうでないときは毎週市内を全域回り続ける。このような理解で。ちょっと今ので皆さん理解できたかな。そのような理解でいいのか、ちょっと教えてください。もし僕の説明が分かりにくかったら、もう少し簡単に説明してもらってもよろしいでしょうか。お願いします。

19249【臼井ごみ総合対策課長】  今、委員がおっしゃった、簡略化した考え方ですけれども、走行距離とかにつきましてはそのような考え方になると思います。そうすることによりまして、一気に運べる量が多くなるということがあるので、その辺については効率的だということになります。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19250【小林委員】  分かりました。回る面積が半分になるから一定効率的になるというようなところが隔週の場合はあるけれども、かといって決して隔週と毎週では、距離とか台数が倍になるほどの違いがあるわけではないというようなところ、そこについては理解させていただきました。
 その上でお伺いしたいのは、その市長への手紙でというところで、実を言うと私の知り合いからも、6月ぐらいからちょっと話を受けて、公約にあるのだけど何でまだ始まらないのかというような質問というか、問合せをもらって、それに対して、公約だからそういう話は議論されていると聞いてますとかという話をしている間に、市長への手紙を出したというようなことを言っていらっしゃって、どんな話をしたのか聞いたところでは、ペットボトルが積み上がっていると不衛生になるという問題があるとか、武蔵野市に引っ越してきた若者にとっては負担だ、長期的に見たらよくないのではないかとか、5年間我慢してきたとか、不満に思っていることもあるなど、やってほしいお話がずらっと一気に来たというところなのですけれども、市長が替わって、この話が世の中に知られるところになって、市長への手紙には、毎週か隔週か、例えば毎週にしてというのか、もしかしたら隔週のままがいいというような話もあると思うのですけど、内容別に見ると、どっちが多いというか、何件ずつあったのかとかと分かれば教えてください。

19251【臼井ごみ総合対策課長】  ペットボトルの毎週化について市民の声というところになります。こちらにつきましては、確かに市長への手紙という形で頂いているものがございます。市長が市長に就任いたしましてから、令和5年度に1件、令和6年度に1件、こちらを市長への手紙という形では頂いております。そちらは公約がございますので、早く毎週化してほしいという意見の方、2件ともそういう形になっております。
 このほか、確かにこちらのごみ総合対策課は日々問合せがあるのですけれども、このためだけの問合せというわけではなく、例えば何かの折の最後に、そういった毎週化もあるから、そっちのこともぜひお願いしますみたいなことというのは、ちょこちょこいただいてはおります。ただそれは一件一件日々の問合せ件数を数えているわけではないので、それほど数値は分からないですけれども、そういった声もいただいているところではございます。
 この辺の声というのは、確かに市長が就任された後というのは、その毎週化を望む声というのを幾つかいただいているということは確かに事実ですし、市長への手紙も頂いております。また市に対する御意見全般といたしまして、例えば賛成の、隔週のままいってくださいみたいな意見というのは、この件だけですとなかなか言うことがないかなと。そういった声は、こちらのほうでは件数としては把握していないことでございます。
 あとは、ごみ対のほう、今一件一件とか、あと電話とか窓口も、件数とすればそれほど多くはないです。若干数という形になると思います。ただ、市の例えばごみ対とかにお電話をわざわざしていただいて、こういったことをお話しするということは、なかなかやはりハードルが高いですし、言いにくいことだと思いますので、そちらよりも、いわゆるまだ小美濃議員だったとき、選挙のとき、そういったところで身近にいらっしゃる議員の皆様のところに市民の方は声を寄せた。なので相当数の声があったという形かなというふうに思っております。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19252【小林委員】  ありがとうございます。2件のうちの1件が私の知り合いだったのかと、ふと思ったところであります。またそういう中で、隔週がいいという方の話はあまりない、意見は届かないのかもしれないみたいな話があって、確かにそうかもしれないのですけれども、でも一方でやはり毎週にしてほしいという要望があるのは事実なのかなというように感じるところです。
 そういう中で、この陳情書のほうで、陳情者がいれば聞きたかったのですけど、最後の部分で、「ペットボトル収集頻度見直しについて慎重に検討することを求め」とあるのですけど、慎重に検討することを求めというと、ちょっとここは見方によると、隔週にしてよ、隔週のままでというような話にも取れるし、そういうのではなくて、もっと丁寧に議論してよということなのかもしれない。これはどっちとして捉えたらいいのかというのは、もし何か見解があれば教えてください。ないならないでいいです。

19253【臼井ごみ総合対策課長】  すみません、文面だけで判断するので、御本人に質問できないので、なかなか難しいところではございます。ただ題名とか、あと、この方の今のお考えとかそういったことからすると、慎重にというのは、いろいろ議論した結果、隔週のままでいてくださいというような意図なのではないかなと推測できます。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19254【小林委員】  ごめんなさい。ちょっと無理な、本来すべきでないことを聞いてしまったなと、ちょっと反省しました。すみません。あくまでも推測なので、そうですねというところですが。
 もう一つ、すみません、お伺いしたいのが、下から5行目ぐらいに、「ペットボトルをたくさん使う人は、「お店に戻す」ことを原則にしてほしいです」というのがあるのです。私もこういったこと、お店に戻すことをしなければなと思いますし、冒頭のこの陳情者の方が書かれている内容については、本当に敬意を表するところなのですけれども、この原則にしてほしいというところについて、これって市側としてどういうことができるのですか。これは聞いて大丈夫ですね。

19255【臼井ごみ総合対策課長】  お店に戻すということだと、そのお店のほうで行っている拠点回収というか、そういったものになるとは思います。今把握しているところでいきますと、武蔵野市におきましては、資源物の店頭回収、店舗のほうで行っているところですと、ペットボトルにつきましては8店舗で行っております。物によってはそこに入れることによりまして、そのお店で使えるポイントとかそういったところで、何かプラスになるようなこととかも見受けられるようなのですけれども、それが今状況になっております。
 この辺につきましては、我々はごみ総合対策課といたしましても、こういったところで処理していただければ、市の収集する量も減りますし、それイコール経費も減るということもございますので、とてもありがたいことですので、例えばこういったことをやっているところは、こういう環境に優しい取組をやっていますよということで、市のホームページに載せて、ちょっとでもお力になれるような形でやっているところとかもございます。
 ただこちらは、店頭回収はその各企業の環境への取組とか、そういった御努力で行われているところでございますので、そちらを市のほうで原則にしますということで皆さんにやっていただくというか、無理をすることはできませんので、あくまでも皆さんの頑張りとか環境に対する取組、そういったことでやっていただいているところになります。
 以上です。

小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

19256【小林委員】  ありがとうございました。努力ベースということで、原則ということには市側としてはなかなかすることができないと理解しました。
 そうだなというところなのですけれども、やはり市長の公約ということを考えて、かつ、これまでの議論で、ペットボトルの量が増えていることとか、毎週と隔週で、どこまで何が大きいという話、何が大きく違うのかという話にもなってしまうのですけど、個人の判断によって変わるかもしれませんが、必ずしも走行距離が倍になるとか、台数が倍になるとか、そういうわけでもない。距離で言えば3%ぐらいの違いにとどまる可能性が高いというところなので、また私の知り合いでも毎週にしてよというような話もありますので、私個人的には、そういった方向に進んでもらえればいいなと考えているところです。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19257【本間委員長】  これにて質疑を終わります。
 陳情の取扱いについての御意見を伺います。
                 (「休憩」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19258【本間委員長】  では休憩という声がございますので。取扱い休憩ということですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)どのぐらいかかりますか。(「10分ぐらい」と呼ぶ者あり)では、7時40分まで休憩をさせていただきます。
                               ○午後 7時22分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 7時40分 再 開

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19259【本間委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。
 陳情の取扱いについての御意見をお伺いいたします。

深沢達也
深沢達也
立憲民主ネット現職

19260【深沢委員】  継続を主張いたしたいと思います。先ほど市長が公約の重さということとともに、といって、やはり議論で、共に議論して決めていきたい、考えていきたいと。議会と行政、もっと言うと市長と議会は車の両輪でありますから、特にごみ行政は日々の課題であり、ある意味、この市民自治の基本的な問題でもありますので、やはりここはこれまでの検証とともに、先ほどちょうど小林委員も質疑応答された中で出てきた、実際のいわゆる実証的な数値等もきちんと調査していきたいというのがあります。
 いたずらにずるずるさせるという考え方は毛頭ありませんので、やはりいずれ1つの取りまとめがなされる際には、もうきちんと経過説明ができるような形で本問題は扱われるべきだと、こういう考え方で、継続を主張する次第であります。
 以上です。

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19261【本間委員長】  「継続」という声でよろしいですか。
                 (「採決」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19262【本間委員長】  「継続」の声と「採決」の声がありますので、「継続」についてお諮りをいたします。「継続」に賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19263【本間委員長】  挙手同数であります。ただいまの採決の結果は可否同数であります。よって、委員会条例第12条第1項の規定により、委員長において本件に対する可否を採決いたします。
 委員長は継続といたします。よって、本件は継続審査と決しました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19264【本間委員長】  次に、委員会視察についてお諮りいたします。
 お手元配付のとおり決定したいと思います。今後、日程等に変更があった場合の対応については、正副委員長に一任していただくことを含め、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19265【本間委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
     ────────────────────────────────────

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19266【本間委員長】  次に、この間厚生委員の皆様から、市内の高齢者施設及び障害者施設についての視察希望や市外の保健センターを含む複合施設の視察についての御意見をいただいております。厚生委員会として視察を行いたいと考えておりますが、視察の実施については御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19267【本間委員長】  異議なしということですので、具体的なスケジュール等については正副委員長に一任していただいてよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
本間まさよ
日本共産党武蔵野市議団現職

19268【本間委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 なお、本日審査いたしました陳情中、採択といたした分で、執行機関に送付することを適当と認めるものについては、これを送付し、その処理の経過及び結果について報告を請求するよう委員会報告に記載いたしますので、御了承ください。
 本日の厚生委員会を閉会いたします。
                               ○午後 7時43分 閉 会