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令和6年 文教委員会

12月11日(水曜日)

令和6年 文教委員会
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332 発言

17704○出席委員(6名)
   大 野 あつ子 君    東 山 あきお 君    きくち 由美子 君
   本 多 夏 帆 君    三 島 杉 子 君    川 名 ゆうじ 君

○欠席委員
   な   し

○出席説明員
   小美濃市長        伊藤副市長        小島行政経営担当部長
   勝又子ども家庭部長兼健康福祉部母子保健担当部長   真柳教育部長
   齋藤(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事     原島(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事
   河戸(公財)武蔵野市子ども協会派遣参事        大杉(一財)武蔵野市給食・食育振興財団派遣参事

○出席事務局職員
   菅原事務局長       村瀬事務局次長

○事     件
   (1) 議案第80号 武蔵野市立自然の村条例の一部を改正する条例
   (2) 議案第88号 武蔵野市立武蔵野プレイス条例の一部を改正する条例
   (3) 議案第89号 武蔵野市立体育施設条例の一部を改正する条例
   (4) 議案第104号 武蔵野市立0123吉祥寺及び武蔵野市立0123はらっぱの指定
           管理者の指定について
   (5) 議案第105号 武蔵野市立自然の村の指定管理者の指定について
   (6) 議案第106号 武蔵野市立ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイスの指定管理者の
           指定について
   (7) 議案第107号 武蔵野市立体育施設の指定管理者の指定について
   (8) 議案第108号 武蔵野市立吉祥寺図書館の指定管理者の指定について
   (9) 議案第109号 武蔵野市立第一中学校改築工事請負契約の変更について
   (10)議案第110号 武蔵野市立第一中学校改築に伴う電気設備工事請負契約の変更につ
           いて
   (11)議案第111号 武蔵野市立第一中学校改築に伴う機械設備工事請負契約の変更につ
           いて
   (12)議案第112号 武蔵野市立第五中学校改築工事請負契約の変更について
   (13)議案第113号 武蔵野市立第五中学校改築に伴う電気設備工事請負契約の変更につ
           いて
   (14)議案第114号 武蔵野市立第五中学校改築に伴う機械設備工事請負契約の変更につ
           いて
   (15)議案第115号 武蔵野市立第五中学校重量什器備品の買入れについて
   (16)議案第116号 武蔵野市立第五中学校コモンズ系・特別教室軽量什器備品の買入れ
           について
   (17)議案第117号 武蔵野市立第五中学校軽量什器備品の買入れについて
   (18)議案第125号 第五小学校解体工事請負契約
   (19)議案第118号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第6回)
           第1表 歳入歳出予算補正中
            歳出
             第2款 総務費中
              第1項 総務管理費中
               第14目 児童対策費
             第3款 民生費中
              第2項 児童福祉費(人件費を除く。)
             第10款 教育費(人件費を除く。)
   (20)調査事項(行政報告)について

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17705                               ○午前10時00分 開 会
【大野委員長】  ただいまより文教委員会を開会いたします。
 初めに傍聴についてお諮りいたします。定員の範囲内で傍聴の申込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17706【大野委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたします。
 それでは、議案審査に入ります。日程第1、議案第80号 武蔵野市立自然の村条例の一部を改正する条例、日程第2、議案第88号 武蔵野市立武蔵野プレイス条例の一部を改正する条例、日程第3、議案第89号 武蔵野市立体育施設条例の一部を改正する条例、以上3議案を一括して議題といたします。
 直ちに質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17707【三島委員】  では、幾つかお願いいたします。
 まず、指定管理者が行うことができる業務で、使用料の減額または免除に関する業務とは、例えば、今までどのようなことを指定管理者ができて、今後はどういうことができなくなるのか、また、こういう理由で、その辺りをもう少し御説明いただけますか。よろしくお願いします。
 あと幾つか言ってしまいます。あと、優先的使用についても、例えば、今まではこんな場合に優先的使用を認めていた、これから先、市長や教育委員会が認めるものに限るとすることで、このような場合を除いていきたいと考えて改正であるのか、市長や教育長が認めるものとはどんなものを想定しているのか、その辺も一緒に伺います。よろしくお願いします。

17708【福田行政経営・自治推進担当課長】  指定管理施設における指定管理者が行う業務についての御質問です。全体的な御質問ということですので、私のほうで答弁のほうをさせていただきます。
 まず、指定管理者が行う業務につきましては、従前、施設の使用料の減額または免除につきましては指定管理者がその減免の決定をするということで整理のほうをしておりました。そちらを今回の条例改正におきまして、この減免決定につきましては市長または教育委員会が行うことということで整理のほうをいたしましたので、指定管理者が行う業務、それぞれ条例のほうに記載がございますけれども、こちらの減免につきましては業務から外すということが今回の改正でございます。
 また、優先的利用についてでございますけれども、こちらにつきましては、使用の承認ということで条例のほうに記載がございますけれども、基本的には市または指定管理者が事業で使用する場合について優先的に使用ができるというような規定を今までは設けておりました。こちらにつきまして、指定管理者が行う業務に当たりましては、やはり様々、指定管理者が行う業務といっても幅がございます。指定管理に係る業務、それから指定管理に係る業務以外の業務、いわゆる一利用者として行うような業務というのもございますので、ここにつきましては、新たな指定管理期間を迎えるに当たりまして、やはりきちんと整理をする必要があるだろうということで、今回整理をさせていただくものでございます。ですので、こちらにつきましては、指定管理者が行う業務にあっては市長または教育委員会が認めるもの、具体的に言いますと、例えば、指定管理者が営利目的で行うような事業等については優先利用の使用ができる場合からは除外するような形で、きちんと。今までも適正にこの規定については利用されていると考えておりますけれども、ここにつきましては明文化して、きちんと管理をしていこうというものが今回の趣旨でございます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17709【三島委員】  書いてあることはあれで、最後のほうにおっしゃっていただいた営利目的になるような部分の懸念というか、そういう部分をきちんと整理しなくては、新しく指定管理者、入る方を迎えるということでというところなのかなと思いますが、もうちょっとそこを説明していただいてもいいのかなと思ったのと、使用料の減額または免除にする部分について今回このようにしたというのは、やはり新しく迎える指定管理者の部分との関係などで考えられているのかなとは思ったのですけれども、もうちょっとそこの関係を説明していただきたいかなと思うのと、あと、市民には減額や免除のところで特に影響はないということでいいか、そちらも伺います。すみません、ちょっともう一回お願いします。

17710【福田行政経営・自治推進担当課長】  まず、指定管理者制度につきましては、本市の場合は平成17年度から導入をしてまいりました。その後も指定管理をする施設のほうが増えてきたこともございますし、今回、令和7年度から新たな指定管理期間を迎える施設につきまして、一部公募を行いまして、新たな指定管理者も今後入ってくるというところもございます。ですので、今までの経緯も踏まえつつですけれども、今後、公募により新たな事業者が入ってきたということも踏まえまして、きちんとやはりここについてはもう一度整理をして明文化していく必要があるだろうということが今回の改正の趣旨でございます。
 そういった意味では、減免につきましてもそれぞれの施設でもちろん条例に基づいて行っていくわけではございますが、減免の基準というのも、施設によって、あまりぶれといいますか、幅ができてしまうということも、使用料につきましては市の歳入になるものですので、そこの基準につきましては一定整理をしていく必要があるということが今回の改正の趣旨でございます。
 以上でございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17711【三島委員】  条例に基づいてやっているのだけれども、使用料などのところについても市が関与をしっかりできるようにというか、新しく公募による方が入ってくるところでその辺をもう一回改めて整理したという理解でよろしいでしょうか。ありがとうございます。そのことによって、市が関与していくから大丈夫ということだと思うのですけれども、市民にとって不利益になるような、例えば使用料が減額とか免除の部分で変わってきて、アップみたいになってしまうこともあったりするかなと思いますが、その辺にも関与していくと、そういう意味合いだということでしょうか。ごめんなさい、もう一回お願いします。

17712【福田行政経営・自治推進担当課長】  失礼いたしました。市民への影響ということですけれども、やはり金額ですとか減免の基準については、現在、各所管課のほうとも、どういった影響があるのかについては精査をしているところでございますが、金額と減免の基準等については恐らく変更はないというふうに認識をしてございます。一部、減免の手続の方法につきまして、今までは指定管理者のほうが減免決定を行っていたものが、市または教育委員会が減免決定を行う形になりますので、その事務フローというのは変更になるのかなというふうには考えております。ただ、この場合においても、市民の方、減免を利用される方にとってあまり手間が増えることがないようにということで、現在、法務担当も含めて、どういった手続を取るのかということを検討しているところでございます。
 以上でございます。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17713【川名委員】  概要については理解しました。また、指定管理は今まで市の外郭団体が行ってきたということもあって、そんな細かいことまでというのかな、考えなくてもよかったかと思うのですが、要は、純粋な民間がこれから想定されていることで、よりその内容については厳格化したという趣旨でよろしいでしょうかということをまず確認をさせていただきたいと思います。

17714【福田行政経営・自治推進担当課長】  民間事業者が新たに参入してきたことによってというところでございますけれども、やはり今までは、委員御指摘のとおり、市に密接な関係のある団体が指定管理を担ってきたというところで、そういった意味では、それぞれ事業を進めるに当たってその都度協議を行ってきて、きちんと整理は行ってきたところでございます。ただ、やはり民間企業が入ってくるということになりまして、当然、条例、それから規則──法律もそうですけれども──に従って、それぞれ契約し、指定管理の事業を進めていくのに当たりまして、やはり紛れがないようにしたいというところで、明文化して、きちんと基準のほうを設けていくということが今回必要なことということで整理をいたしました。
 以上でございます。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17715【川名委員】  多少分かったのですけども、今、三島委員からも質問があったのですが、具体的にどういうことなのかというのがいま一つ見えていないのです。体育館みたいなところだったら、指定管理事業者が自分たちの事業が分かるのですけども、例えば自然の村で、指定管理事業者がどういうことを具体的に減免するのかがよく見えない。そもそも、そんなに使っていないです。もう少し具体例について、その辺をどう想定されているのかということと、もう一つは、プレイスのことで確認したいのですけども、これは昔、決算とかほかの委員会でもたしか質問があったと思うのですけども、例えば、リフォーム相談会みたいなことを一般市民団体がやります。その場では相談ですから、営利ではありません。相談の結果、家の改築が必要となると、そこに参加してきた企業にお客さんを紹介する。つまり、1段階、間に入っていて、結局は営利になるのではないかということも想定されます。あるいは、プレイスを使って、いろいろな相談とか、いろいろな何かイベントをやって、そこで見つけた顧客に対して営業アプローチをするというやり方が、今、可能です。というか、実際行われています。こういうことは今後も続けていくのか。要は、営利目的に対してより厳しくしていくという意味合いだったと思うのですけども、こういう微妙なところを突いてくるというのは失礼な話なのですが、今、可能となっていると思いますけども、そういうことに対しては特段何も考えていないということでよろしいでしょうか。

17716【齋藤(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  今、委員から、自然の村での減免についてどういう具体例があるのかというところでお話がありましたので、実例につきまして御報告いたします。まず、指定管理事業として、事業団としては13件、自然の村を使って事業を行っています。それは減免の扱いという形で行っています。また、あわせて、観光庁や市内の公共団体が自然の村キャビン地区等で事業を行う場合についても減免をしております。これについては大体4件程度です。あとは、市がジャンボリーをするに当たっての期間、市が行いますので、当然減免ということになりますので、そういう形で減免は取り扱っております。
 以上でございます。

17717【原島(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  今、委員から、プレイスでの運用についての御質問をいただいたところでございます。プレイスの所管する有料施設の運用につきましては、基本、営利活動につながらない形、広く市民の方には機会均等、入り口の部分でのという形の提供をしております。実際、運用の中で、当該事業者さんが営利行為という形の実態が把握できた場合につきましては、次回の使用に当たっては一定程度制限をかけていくと。そういったところは必要になるかなと思ってございますので、現行でも運用に当たっては担当が営利活動につながらないような、そういう注意を払いながら対応しているというところでございます。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17718【川名委員】  自然の村に関しては基本的にジャンボリーで使うので営利というのがまず難しいとは思うのですけれども、夏休み以外の期間、中央棟は別として、バンガローというか、小屋についてはほとんど使われていないことを考えると、もっと活性化していいのかなと思うのですけども、逆にそれをどうやっていくかというのが指定管理事業者の裁量に──後で指定管理の話に入っていくのですけども──という意味合いでいいのか。要は、全然使われていないところをもっと使うために、使用料を払ってまで使えないと。そうすると、自然の村に関しては、自分たちで減免して、基礎経費を省いてもっと活用していくということも当然考えられてくるとは思うのです。ほかのところは逆に自分たちの利益につなげていくという両面の考え方があると思うのですが、これは特に現状ではそこまで想定していなくて、先ほど言った大くくりの話ということでよろしいのでしょうか。あとは指定管理との運用の差になってくると思うのですけども、両面が考えられると思ったので、その辺、御見解を伺いたいと思います。
 プレイスについては、そう簡単に分からないです。申請した事業者がこれは営利ではないですと言ってしまったら営利ではないのですけども、結果的に営利に結びつくことに関して、なかなか規則とかでも決めづらいのですけども、それをきちんと施設管理として、過度な営業というのですか、線引きがかなり難しいのですけども、そこら辺をきちんと注視しているという現状の運用なのかということだけ確認をさせていただきたいと思います。

17719【原島(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  改めてプレイスの今の運用について御説明したいと思っております。特にギャラリーの部分の使用というところになるかなと思いますが、現行の中では、相談会など、そういった場合に一定チラシ類などの配布も許可をしておりますが、そこについては内容もチェックをさせていただいております。その内容において、やはり直接的な営業につながるというようなおそれがあるものについては、そこに配布をさせないというような形で管理もしておりますので、あくまで機会の入り口の部分を広く市民の方に提供していくというところで、営利活動につながらないような取組については今後もしっかり行ってまいりたいと思っております。

17720【齋藤(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  自然の村の活用ということで御質問いただきました。現状でも、利用促進バス等、事業として行っておりますけれども、では、その事業で採算が取れるかというと、正直、なかなか厳しいところがございます。やはりキャパシティと値段という、何人の方に対してどの金額を負担してというところは今後の課題かなというふうに思っております。ただ、事業団としても一定、歳入を増やす努力というところは工夫していく必要があるかなというように考えております。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17721【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17722【大野委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 採決は1件ごとに行います。
 まず、議案第80号 武蔵野市立自然の村条例の一部を改正する条例、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17723【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第88号 武蔵野市立武蔵野プレイス条例の一部を改正する条例、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17724【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第89号 武蔵野市立体育施設条例の一部を改正する条例、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17725【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17726【大野委員長】  次に、日程第4、議案第104号 武蔵野市立0123吉祥寺及び武蔵野市立0123はらっぱの指定管理者の指定についてを議題といたします。
 直ちに質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17727【三島委員】  お願いします。
 要求水準書や協定書案等を見させていただいておりますが、ちょっと比べるまでできていないので、前回の要求水準書や協定書と変更になっている、例えばこういうことを加えてきたのだみたいなことがあるようでしたら、伺います。また、ある場合には、その理由も伺いたいと思います。
 あと、指定管理者審査表のモニタリング評価結果で、期待以上の優れた成果を上げているとありますが、SだったのがAになっている。Aでもいいのかなとは思うのですけれども、ただ、SからAになった、その違いについて、2021年度以降と2020年度のところでこんな違いがあるのだとか、その辺の分析というか、見解というのでしょうか、説明いただければと思います。

17728【石川子ども家庭支援センター担当課長】  今回の要求水準書と審査表にある項目で何か差異があったのかというところでの御質問かと思います。まず、今回、非公募施設に関して、こういう企画提案を行っていただくという形が手続として初めてという形になりますので、前回はない状況にはなっていますので、より透明性な手続といいますか、非公募施設であっても公募施設に準じた形で選定を行っていますというところでの手続になるのかなというところで理解をしています。取組については基本的に今までやってきたものというところが要求水準を満たしているものだという認識ですので、そこでの評価というところをしてございます。
 以上となります。

17729【福田行政経営・自治推進担当課長】  モニタリング評価についての御質問でございます。御指摘のとおり、0123吉祥寺、0123はらっぱともに、令和2年度についてはS評価、令和3年度以降についてはA評価という形で、こちらにつきましても期待以上の優れた成果を上げているというところでモニタリングの評価としているところでございます。この評価につきましては、利用者アンケート等の結果にも基づくものもございますので、そこについては例年、年度によって若干評価の部分は変わるというところも当然あるところではございます。
 以上でございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17730【三島委員】  まずは、透明性確保のために要求水準書とかをきちんとやっていって、公募のところと同じような形でやっていったというところは理解しました。SとAのところなのですけれども、もちろん利用者アンケートなんかをしてやっているということなのですが、SでもAでも期待以上の優れた成果を上げているとあるのですけれども、でも、SとAだったわけで、その辺は何かもうちょっと分析とか、AのところはこういうところでSのときと違っているのかなとか、その辺はもう少し説明いただけるのでしょうか。何か分析されているでしょうか、伺います。

17731【福田行政経営・自治推進担当課長】  申し訳ありません。過去の結果も確認をいたしますので、少しお時間をいただければと思います。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17732【大野委員長】  別の質問。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17733【三島委員】  取りあえず1点だけ。その返事のところで、別のはちょっとないです。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17734【大野委員長】  では、次の人に移ります。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17735【本多委員】  では、間に挟まりますが。
 私も要求水準書などを見てまいりましたが、利用者アンケートなども取っていると思うのですけれども、そこから何か反映されたようなことがあるのかということについて伺いたいのと、あと、労働条件審査のことが。これはこの案件だけではなくて、指定管理者の指定のもので全部入っているかなというふうには思うのですけれども、労働条件審査のところは現状維持ということなのか、もし拡大しているようなことがありましたら教えてください。
 あと、0123のところでは、要求水準書の中で、利用の児童数が減っているということが書かれていると思います。これは保育園の利用が増えているからということは記載があるのですけれども、それに対する新たな提案といいますか、施設の利用についての提案をするようなことが書いてあったのですが、これについてもう少し詳しく知りたいと思っています。

17736【石川子ども家庭支援センター担当課長】  今までの利用者アンケートからの今回の変化というところになるかなと思っております。基本協定とかは大きく差はつけている状況ではございません。ただ、今回ちょっと年度協定もホームページ上で公表しているところになるのですが、その中で、例えば、事業に重点的に取り組むべき項目というところで、利用者支援事業の推進であったり、時間延長、四、五歳児支援の検討の部分というところであったり、新たなニーズといいますか、そこに対応していってもらいたいというところについては今回の年度協定の中で記載をさせていただいて、新たに取り組んでいただきたいなというところで書いているところになります。
 利用者が少なくなっているというところで、新たな提案というところですけれども、今、子育て支援施設に関しての時代のニーズといたしまして、館に籠もってというよりかは、アウトリーチ、館の外に出てアプローチをしていくという流れになっていますので、0123施設はコミセンのほうに出張でのひろばを行っていますので、そういったところから引っ張ってくるといいますか、つなげてくるというのと、あと、より身近なところでの支援ができるようにというところがもう一つ。あとは、今年度、ちょっと協会の自主財源のほうで寄付金を使った、はらっぱで行事を行いまして、そういったところで地域に還元していく事業というところも今後協会のほうとしてもまた検討していきたいというところは聞いているところでございます。
 以上です。

17737【福田行政経営・自治推進担当課長】  私のほうからは、労働条件審査についての御質問にお答えをいたします。労働条件審査につきましては、今回、令和4年度、5年度に初めて実施のほうをいたしました。今後につきましても、指定管理期間の中間年、令和8年度、9年度に行う予定ということでございます。内容等につきましては今後検討していくということで、今、考えております。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17738【本多委員】  ありがとうございます。新たなニーズに対応していくということで、恐らく要求水準書というものが、今後も、市民がこういうことをやってほしい、ああいうことをやってほしいという、アンケートであったりとか、今、子どもプランの意見募集なんかもやっていますけれども、そういったところで出てきている意見がどうやって現場に反映されていくのかというプロセスの非常に大事なスタート地点の部分になるのかなというふうな印象を持っているのですけれども、そういう理解でいいかということについて。やはり意見を出したのだけれども、それが反映されているという実感がないといけないというふうに思っているので、その意味で要求水準書を今後ずっとつくっていくに当たっては非常に重要なものになるのではないかなというふうに受け止めているのですけれども、そういった理解でよろしいでしょうか。
 あと、利用者数の減というところに対しては出張などを行っているということで、ぜひそういったことはどんどんいろいろな工夫でやっていっていただきたいなというふうに思っているのですけれども、ひろばをやっているところから、前にも何度かお話ししたことがあると思いますが、全然子どもがいない、子どもが来ないということで、非常に寂しい思いをしているようなひろばのボランティアの方々ですとかそういったところのお声も聞いています。これはライフスタイルの変化だったりとか、当然そういったことに起因してくるものなので、難しいなというふうには思っているのですけれども、0123のところだけではなくて、そういう様々支援をやっている機関がたくさんあると思いますので、そういったところとより一層連携して、一緒にできることは一緒にやるとか、効率的な部分は効率的にやるだとか、一緒にやることによってさらにいいものができたりということもあると思います。規模の大きいイベントができたりとか、いろいろあると思うのです。なので、そういったところもぜひ連携の強化というものをやっていただきたいと思っておりますけれども、いかがでしょうか。
 あと、労働条件審査は、ちょっとこの件だけではないので申し訳ないのですけれども、指定管理のところでこれからずっとこういうふうに出てくるということは、民間に、例えば今後委託をするようなことが事例として出て、今回出てきていますけども、そういうことに当たってはこの労働条件審査というのは拡大をしていくということでよろしいのでしょうか。

17739【石川子ども家庭支援センター担当課長】  要求水準書について、アンケート等の結果を経てというところの反映したものなのかというところと、あと、ほかの団体等を含めての連携というところの御質問かなと思っております。要求水準書につきましては、今回の非公募施設に関しても改めて作成をしたところで、もちろんアンケート調査の部分もありますし、今、法として求められているもの、社会情勢として求められているものを踏まえて所管としては作成したつもりでございますし、それを担っていただく団体ということで、子ども協会という形で位置づけているという認識をしております。
 もう一つ、他の団体との連携ですけども、0123施設については、利用者支援事業に基づく利用者支援事業基本型実施施設として、地域連携という機能を担っております。こちらのほうについては、関係機関との調整であったり、協働の体制づくりというところや地域の子育て支援の育成とか、そういった役割も入っておりますので、そこは一定、児童館も含めてになりますけれども、3拠点、3つの3駅圏の中での子育て支援の核としての機能を果たしているというところになりますので、今後もその辺りの期待というところはしているところになりますので、そこは今後ともやっていければというところで考えているところでございます。
 以上です。

17740【小島行政経営担当部長】  労働条件審査につきましては指定管理者ごとに行いますので、指定管理を担う会社とか団体が増えれば、その分、増える、拡大するということになろうかと思います。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

17741【きくち委員】  ありがとうございます。今、様々な議論の中の、私も同じような形でちょっとモニタリング評価のことについてなのですが、市民の方のアンケート調査を行っているのですが、0123の施設は大体どのくらいのアンケート調査の数を頂いているのかということでお伺いしたいのです。アンケート回収の数です。指定管理制度の運用に関する指針の中のアンケート回収数の表を見ると、文化施設に当たるのかどうかと思うのですが、100サンプル以上というようなことが出ているのですが、1日の利用者数に対する100サンプル以上というふうな割合にしたときに、1日の利用者数が0123においてはどのくらいの数において100サンプル以上なのか。ほかの施設でもっと小さくしている事業も同じように100サンプル以上だと、割合にしては分母の数が少ないのではないかなと思うのですが、その辺、回収数の表があるのですが、ざっくりと大まかに体育施設は、7施設においては700サンプル以上とか、具体的に施設名が出てないので、ちょっと具体的な数が分からないので、その辺の市民に対するアンケートということに対してはもう少し具体的に利用数の数に比例した数でないと、実際のアンケートという意味では得られない。100サンプル以上あればいいようなことも書いてあるのですが、その辺のことをお伺いさせていただきたい。
 あと、指定管理制度に関する基本指針というのがあるので、これは0123に限らず、全て非公募に関するということでお伺いさせていただきたいのですが、ちょっと読ませていただくと、非公募による場合は非公募の具体的内容及び申請書類等の審査内容等を市のホームページ等により公開するとなっていて、また、モニタリング評価結果が著しくよくないというか、その場合は公募への切替えを検討することを可能とし、指定管理者の緊張感を醸成するように努めるとなっているので、非公募というふうに認定というか、決まっていても、別に公募になることもあるよという意味では、やはり非公募の指定管理になっている施設においてもそのような形でモニタリング評価の結果等で著しくあまりよくないようなところはそういうふうに変わるということの緊張感を持ってもらいたいということもありますので、その辺の市の考えをお伺いさせていただきたいのと、先ほど三島委員の、S評価からA評価に下がったという言い方はよくないかもしれないのですが、その辺なのですが、ちょっと調べてみますと、市民からの利用のアンケートは大方、例えば、満足度は98%とか100%に近いように0123でもなっているのですが、一次評価結果とか、指定管理者とか、要するに主管課のほうの評価が100%に対してちょっと下がっていると、全体的にSからAに下がっているという評価は移行になっているという感じに見受けることができるのですが、これは私の感覚なので、具体的にその辺を教えていただきたいと思います。

17742【石川子ども家庭支援センター担当課長】  モニタリング評価についての御質問かと思っております。まず、アンケート調査についてなのですけれども、0123施設については、毎年、年明けのほうからアンケート調査を始めまして、基本的に各館100に至るまでに受け付けているというのが、今、状況になっております。そこについては、数の根拠についてちょっと確認をさせていただければと思っております。
 また、モニタリング評価の一次評価の考え方についてなのですけれども、所管課の中で、もちろん利用者満足度というのは一つの大きな指標になるかとは思っております。ただ、それだけをもって評価という形では一次評価全体としては最終的には考えておりませんが、一つの指標になるのは一定間違いないとは思っていますし、毎年、利用者アンケートでも満足とおおむね満足というところは98%を超えるような施設ですので、基本的には満足をしているような状態になっているのかなと思っております。
 あと、2年度から3年度については評価手順が変更になったので、若干基準が変わっているところもあるので、そこが全体のところに影響が出てしまったというところが分析としてはあるのかなと思っておりますので、そこの影響で2年度から3年度にかけてSが出にくいといいますか、Sはとてもいい評価になりますので、Bであれば要求水準を満たすので、Bが通常で、Aがその中で特に期待、期待以上で、Sがさらにという形の位置づけになりますので、その辺りはSとAの評価の考え方の差もモニタリング評価全体の中で出ているのかなというところはちょっと考えられるところかと思っております。
 以上でございます。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

17743【きくち委員】  ありがとうございます。アンケート数の分母の数も、実際、利用者数の人数とやはり比例したほうがいいと思うので、その辺も考えを、別の考えという形でいろいろ提案していただきたいと思います。
 それと、モニタリング評価の結果なのですけども、10年ぐらい会派のほうで集めている表があるのですが、それを見ると、そうは言っていながら、S評価をずっと取り続けているところもあるわけなのです。そういう意味では、基準が変わったとかというわけではなく、やはり緊張感を持って運営していただきたいなということは、要するに全て、非公募の施設においては常にS評価を目標として、評価基準が変わったとかではなく、そういうふうにしていただきたいなという市民目線からの考えはありますけど、その辺はいかがでしょうか。

17744【石川子ども家庭支援センター担当課長】  S評価を目指して運営をしていただきたいというところの御希望かなと思っています。もちろんそれは各施設のほうで一生懸命やっていただいているのは確かだと思っていますし、そこを目指して。そこを目指すというよりかは、市民に対してどういう良質なサービスを提供していって、その結果、S評価がついてくるという形になるのかなと思っておりますので、モニタリング評価はもちろん客観的な指標で、外部の方が見た中でとても大事な評価だと、それは我々としても認識はしておりますが、あくまでそこは結果にはなりますし、市の要求を、今、Aでも十分期待以上満たしているという状況ですので、まず評価のBが期待水準、要求水準を満たしているという、少なくとも今のモニタリング評価の位置づけになっていますので、さらにそれを毎年期待以上の成果を出しているのは0123施設だと思っております。さらにその中で、もちろんよりよいものは目指していただきたいとは思っていますけれども、結果として、Sに届かないということはあるのかなと思っておりますので、現状として、主管課としての評価としてはやはり期待以上の成果を出しているというところはまず一定評価をしなければいけない団体だと思っておりますし、毎年Sを出し続けなければならないということではまずないのか。目標はしてもらいますけど、そこは結果なので、そこを達成しないから駄目だということではないという認識ではいますので、引き続き、利用者の方によりよいサービスを提供していくという形でしていきたいと考えてございます。
 以上です。

17745【福田行政経営・自治推進担当課長】  申し訳ありませんでした。評価のところですけれども、先ほどの三島委員からの御質問も併せてということになりますが、先ほど担当の課長からちょっとお話がございましたけれども、令和2年度から3年度にかけて、モニタリングの評価のほうも見直しをかけているところでございます。従前につきましては、様々な評価をする項目がございましたけれども、それまでは、できているか、できていないかという2段階の評価を行ってきました。それを基に最終的に総合評価ということで、S、A、B、Cという形での判定をしていたところでございます。それを令和3年度の見直しにおきまして、各評価項目について、5段階の評価という形で改めております。優良、良、適当、一部課題あり、要改善という5つの項目にいたしまして、それをそれぞれ配点に割合を掛け合わせるような形での評価をするということで、より評価の方法につきましてが細かくなったというところがございます。ですので、そういったところも影響しているのかなというふうには考えているところでございます。また、このモニタリングの方法等につきましては、やはり常に見直していくべきものというふうには課題としては持っておりますので、今日いただいた御意見も踏まえて、また見直しのほうは考えていきたいと思っております。
 以上でございます。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17746【大野委員長】  では、三島委員のほうから。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17747【三島委員】  すみません。ありがとうございます。評価の仕方がさらに細かくなってということで、それをトータルしたときにということなので、このSとAで、例えば、こういう部分がこうなったからとかということではないということで理解してよろしいでしょうか。それで、先ほど本多委員のほうからもあったのですけれども、モニタリング評価をしていくに当たって、いろいろ取っている中で、例えば、こういうところがもちろん期待以上なのだけれども、でももうちょっと改善できるなみたいなところは、SからAでもAからBでもなっているときに一応分析して、次の、これから進めていくところに反映していくということでしていっているということで、そこはよろしいでしょうか。

17748【石川子ども家庭支援センター担当課長】  評価が下がったときであったり上がったときというのは、毎年、例年の中では、各項目の中では細かくございます。上がっているものについては引き続きやっていただきたいというところは伝えておりますし、下がっているところについても、少なくとも全項目、要求水準を、期待値を満たしているものばかりだと。すみません、ちょっと手元に。そういうふうに記憶しておりますので、そこについては、まずは最低限と言ってはあれですが、要求水準はまず満たしている前提で、0123の場合はさらにそれを期待以上なのかどうなのかというところが評価の毎年の増減のあるところというところで認識しておりますので。ただ、よくなったところはより伸ばしていただきたいですし、例えば、期待以上だったのが期待どおりになったものについては、またそれはそうならないようにするためにどうしたらいいのかというところは常にお話をしているところになっていますので、御趣旨としては、常に改善なり、駄目だったところといいますか、改善点のあるところはきちんと話し合って、よりよいものを提供できるようにというところの協働体制ということかなと思っていますので、そこについては定期的にお話をしていますので、今後もそれで対応していきたいと思っております。
 以上です。

17749【小島行政経営担当部長】  ちょっと補足なのですが、毎年、モニタリングの評価結果につきましては御報告させていただいております。その中に、改善すべき事項ですとか、取組で望まれる事項ということで御指摘していまして、そういった改善については指摘させていただいているところでございます。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17750【川名委員】  指定管理先としては妥当だとは考えているのですけども、一つ確認をしたいのですが、昨今の人件費高騰で、0123施設もどうなのかというのがよく見えていないのです。今回、指定管理をするに当たって、人件費をどう考えているのか。たしか毎年そこら辺は市と調整してという話だったと思うのですけれども、現状でどういう想定でこの指定管理をしようとしているのか。当然、今後上がってくる可能性があると思いますけど、その点についてどうお考えなのかということを確認させていただきたいと思います。
 そして、土日の考え方という大きな話を聞きたいのですが、はらっぱのほうは日曜日休みで、もう一つのほうは日曜日やっていると。要は、土日は2つの施設が開いているのではなくて、どっちか1つだけしか開いていないです。この考え方はどういうことから起きているのかというのを再度確認させていただけますでしょうか。

17751【石川子ども家庭支援センター担当課長】  人件費についての御質問をいただきました。0123施設全体の指定管理として、総数の中で人件費が多く占めるのは御指摘のとおりかと思っております。今、0123施設の体制としては、一部嘱託職員がおりますけれども、基本的に子ども協会の正規職員が対応しておりまして、その正規職員の給料というところにつきまして、財援団体の給料表を使っている形になりますので、基本的には都準拠の表という形でやっておりますので、市の職員の人件費に近い形での増減になっていますので、上がっていくタイミングはありますけれども、市の給料表がいわゆるベースアップといいますか、上がった場合については財援の給料表もベースアップになっていくような流れはありますので、そこで人件費は増えていく部分もあれば減っていく時期というのもあるのかなと思っています。あともう1点、大きな要素としては、人事異動の影響がございまして、結構ベテラン職員が何人かいると、その分、人件費が一個一個の施設に大きくなってくるというところもございますので、子ども協会全体で子育て支援施設を4つ持っていますので、その中の人事異動の中で0123施設のほうに比較的給料表の高いといいますか、基本給の高いベテラン職員が行くことになると上がっていくというのは出ておりますので、人件費だけを切り取っていくと、人事異動の影響もありますし、若い職員が多くなっていくと相対的に下がってしまうという年もあったりしますので、その辺りはちょっと配置の状況で増減を繰り返しているのかなというのが現状になります。
 次に、土日の考え方になりますけれども、開設のタイミングで、0123吉祥寺のほうは土曜日の開所、はらっぱのほうは日曜日開所という形で、どちらかを土日に開けるという形で、2館としては土日どちらか開いていますよという形で調整をしているところになっています。ただ、昨今のモニタリング調査とかでも、土日に開けてほしいというようなお話は一定いただいているのは確かにはなりますので、0123施設のみで土日全てを受け入れるという形ではなくて、例えば、はらっぱの近くにおもちゃのぐるりんがあるのですけれども、そちらのほうは土曜日に開けて、日曜日はお休みという形を取っていますし、0123吉祥寺のほうは月曜日はお休みですけれども、月曜日、例えばコミセンでのひろばをやっていたりとか、そういうところを御案内して、どこかの曜日に行きたいという方が行けるような形での御案内をほかの施設も含めてやっていければというところで考えているところでございます。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17752【川名委員】  人件費について、正規の方のことは理解するところなのですけども、議案書の178ページの事業計画のところに嘱託職員という数がここに入っています。嘱託さんが集まればいいのだけど、集まらないときはどうするのですかという話です。要は、会計年度のところでも議論があったのですけども、例えば、ほかのところが待遇がよければそっちに人が流れてしまうし、そうすると人が足りなくなってしまう。そういう場合どう考えていくのかというところまでは想定しているのかと。要は、ここの人件費というか、嘱託さん等々のお金が必要になってきた場合は、市はそれを想定していくのか、それとも経営努力で何とかしろという設定なのか、その点について確認をさせていただきたいと思います。
 それで、土日の考え方なのですけども、そもそも、幼稚園、保育園に行っていない子どもたちの居場所というところが始まりです。現状を考えていくと、0123でも保育園へ行っている方が多くて、その方々は平日は使えないわけです。土曜日か日曜日に使うとなると、どっちかが休んでいるというのはどうなのという声を私も聞くわけです。そうすると、最初からそこを設定してしまっていいのかということはちょっと疑問だなと思っています。武蔵野市をそもそも考えていくと、昔、児童館は、土日は休みでした。そのときは、土日は家庭で子育てをするものだという市の方針があって、土日には施設に来ないという前提でいたと思っています。その流れが続いているという理解なのか、それとも、これから時代に合わせて、いつ開館したらいいのかというのを。今回はこの指定で構わないと思うのですけども、将来的にどう考えているのかという、現時点と将来的な考え方です。土日しかというのも失礼な話なのですけども、ふだんは忙しくて子どもと接する時間が少ない家庭にとっては、コミセンのひろばに行くのもいいのですけども、逆に0123に行ってみたいという方にとってはそのチャンスが半分しかない。特に西側のほうは0123には行けないということになってくると、こういう休みのことも考えていかなくてはいけないのかなと思っていますが、この点をどうお考えなのか。逆に、職員の土日をどう保障するかという問題も出てくると思うのですけども、その前提でどうなっているかということをまず確認をさせていただきたいと思って質問しました。再度御見解を伺いたいと思います。
 事業計画書には、開館時間が9時から午後4時までと規定してあります。夏休み等々は延ばす話があったのですが、これはもう行わないという理解でいいのかどうか。今までは試行的に行っていることに対して、今回は事業計画書も午後4時と書いてあります。これはどう読み取ればいいのか。夏の間の開館時間についても御答弁をお願いいたします。

17753【石川子ども家庭支援センター担当課長】  大きく3点御質問いただいたかなと思っております。まず、嘱託職員が確保できない場合の対応ですけれども、今、現状、嘱託職員については確保できている状況というところで子ども協会から聞いております。そこについては、現状はまだ大丈夫。ただ、今後確保できない場合はどうするのかというのが御質問の趣旨かなと思っていますので、そちらについては子ども協会と協議になってくるのかなと思っております。嘱託職員が確保できないというところで、例えばですけれども、協会の中で再雇用職員がおりまして、子育て支援で長く活躍されて定年退職された方がいて、今、事務局の所属で別の場所で働いているような方とかもいらっしゃって、そういった方が配置が可能なのかどうかであったりとか、協会全体の中でどういった工夫ができるのかというところはちょっと御相談の上、最終的に運営に滞りがないような形での協議になるのかなと思っておりますので、仮に確保できなかった場合はそこは別途協議の内容になるかなと思います。
 あと、土日の考え方になりますけれども、おっしゃるとおり、社会情勢が変わってきている状況もありますので、今後考えていかなければならない課題の一つかなとは思っております。ただ、委員のほうでもおっしゃっていただいたとおり、職員の土日の休みをどうするのだとかそういう体制の課題も含めて課題はあると思っていますので、今後の5年間はちょっと置いておくとして、またその先に向けてどういったものがいいのかは引き続き研究はしていきたいと思っております。
 次に、夏休みといいますか、夏季期間、今回基本の開館時間が9時から16時という形で夏休みはというお話があるのですが、現状の方針といたしまして、子どもプランのほうで今、中間のまとめでパブリックコメントを取っているところにはなりますが、夏季期間における開館時間については今のところ延長するという方針でおります。ただ、今回の指定管理の議案といたしましては、開館時間については条例で決められていますので、条例が変わっていない段階で、例えば今、夏季期間17時という形の指定というのは、現時点での上程としては難しいのかなというのは思っておりますので、もし開館時間延長の場合ですけれども、令和7年度以降のどこかのタイミングで条例改正をさせてもらった上で改めて時間の設定という形になってくるのかなというところの整理になるかなと思っております。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17754【川名委員】  嘱託さんを含めて、人件費については事業がきちんとしっかり執行できないと意味がありませんから、それはそのときに合わせて適切に対応していただければと思います。
 夕方4時までの開館は、条例をもし改正するとなったら、指定管理の仕様書なり契約書も変更するという理解でいいのですか。それとも、それは織り込み済みなのか。あくまでも指定をするという契約になると思いますけど、そこに影響が出てこないのかということをまず確認をさせていただきたいと思います。
 もう一つ、土日の考え方なのですけども、これは今の状態で5年間も待っていられますか。結構世の中の流れは早いです。5年たったらもう完全に陳腐化してしまうという話もあるかもしれないし、5年後ということは、今生まれていない子どもたちがこれから使うわけです。そうすると、別に絶対やれというわけではないのだけども、もう少しそれは臨機応変に考えるために早期に検討したほうがいいのではないですか。今回の指定管理はこのままで致し方ないと思いますけれども、5年間待つのではなくて、この5年間で社会情勢は当然変化するのですから、そこに合わせた施設運営を考えていくということをすべきだと思いますけども、これは市長に聞いたほうが早いかもしれないですけども、今、社会情勢は本当に変わっています。5年前がどうだったかと考えると、子育て環境もすごく変わっている。そう考えると、もう少し柔軟なことにしていくべきだと思いますが、この点を確認したいと思います。
 もう1点、細かいことで確認なのですけども、今、0123の両方のホームページを見たら、コロナ対策で武蔵野市民限定となっています。これはこのまま継続していくのかどうか。この点についても確認をさせてください。

17755【小美濃市長】  指名がございましたので。土日に関することにつきましては、検討はすべきかなというふうには思います。ただ、当初の設立目的というのが、子どものためはもちろんなのですけども、やはり子育て中のお父さん、お母さんの施設でもあったわけなのです。なので、その辺のニーズというのでしょうか。今、アンケートの話もずっとされていたところですけども、土日のニーズというのはどれぐらいあるのかというのはやはりしっかりと確かめるべきかなというふうに思います。その結果、土日もやはり開けたほうがいいのかなというふうな一定程度の数がそろえばそれなりに考えていく必要があると思うのですが、今、そういうものは数字がない中で、ちょっとどうお答えするのか、難しいのですけども、まずはニーズ調査かなというふうに思っています。

17756【石川子ども家庭支援センター担当課長】  時間延長になった場合の仕様書の考え方になりますけれども、要求水準書の3ページになりますが、おっしゃるとおり、5の(2)で開館時間の記載をしているところで、午前9時から午後4時までという形でさせていただいております。その次の6に、遵守すべき法令等がございまして、市の条例が改正された場合は改正された内容を遵守することという形になっていますので、条例が改正された場合についてはそこをやっていただく形になるので、基本協定としては変更はしません。ただ、どのタイミングで条例が変わるかという問題もありますので、その場合は年度協定のほうで調整という形になるのかなという理解でございます。
 次に、市民以外の方の利用になりますけれども、こちらのほうも、今、パブリックコメントを取っております。子どもプランの中間のまとめのほうで、市内在住者の利用しやすい環境を整備しますというところがありますので、基本的に、現状、市内の方のみという形にさせていただいております。ただ、例えば里帰り出産の方という形で、場合によって住民票とかを置かずに市内に居住されている方もいらっしゃいますので、そこについては運用の中で対応していきたいなというところは考えておるところでございます。今現状の利用者数ですけれども、平日については一定落ち着きはあるのかなと思っていますが、土日はまだ人数は多いのかなと思っておりますので、これでまたさらに市外の方が利用ができる状況になってしまいますと、コロナ前の状況ですと、はらっぱですと大体4割から5割程度、吉祥寺だと大体3割程度が市外利用者の方になっていますので、結構その辺りは利用者の方も多くなってしまう状況もありますので、今、4・5歳児支援の部分でも安全面の懸念というところについては結構アンケート調査でもいただいていますし、議会でも御意見をいただいていたところにもなりますので、そこの市外利用者の方をまた以前のコロナ前のような状況にすることについては一定慎重に考えていきたいというのが当面の方針でございます。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17757【川名委員】  市外利用者については、確かに安全面ということを考えなくてはいけないのは大事だと思っています。もう一つは、やはり武蔵野市の税金を使って、市外の人が、たしか結構前は半分ぐらいいらしたような印象を持っていますけど、それがいいのか悪いのかという課題はあるかと思うのですけども、これは設立したときの理念として、市民だけに限定するのか、それともしないのかというのがあって、そこは子どもを分けてはいけないだろうと。そういう理念で始まったと私は覚えているのですけど、それは違いましたか。と考えると、そもそもこの施設の理念自体も、時代に合わせてというわけではないのですけども、変えていくというか、より改善していくということも必要になってくると思うのですが、この辺はいかがでしょう。要は、5年の指定だからいいのではなくて、そもそもこの施設はどういうために設立して、どういう子育て支援につなげていくか。それは土日のことも含めていくのですけども、そういう理念構築もしていかないと、単に5年を指定するというだけではなくて、これは5年以内にそういうことはもっと大きな話になってくると思いますが、そういう想定があるのかどうかについても確認をさせていただきたいと思います。

17758【勝又子ども家庭部長】  市外利用の考え方でございますけれども、今、委員御紹介のように、平成4年に0123吉祥寺ができた当初は、これは全国でも初めてのこういう施設の設立ということもありました。利用者も、あそこは杉並境でございますので、杉並の方ですとか、その当時は今御紹介があったように、ママ友というのですか、お母さん同士、保護者の方同士のつながりがあって、そこの子どももいるということで、広く受け入れた経過はあります。ただ、その後、この子育てひろば事業については、今、国の事業にもなっているように、各市区町村でもこういう施設ができてきています。練馬も杉並もこういう施設は実際にできてきておりますので、当時と違って、行くところがないという状況ではありません。ただ、この関係をどういうふうに考えるかということはありますけれども、コロナ前であれば、今、担当からも言ったように、0123吉祥寺ですと半分ぐらいが市外利用、0123はらっぱは3割ぐらいが市外利用ということがあって、市外の方と市内の方の利用の、例えばカードを有料にするとか、講座とかは市民の人しか利用できないという差はつけておりましたけれども、やはり税金を払っている市民と払っていないその他の方々の扱いはこれでいいのかというのは議会でも何度も御議論がありまして、そのときには以前のようなお答えをしてきましたが、今の状況を見ますと、市民の方がしっかり安心して利用できている状況というのは、コロナも経て、コロナ明けも以前よりも市民の方の利用も土日も含めて増えてきている状況を見ると、今、コロナ前の状況に戻すことが本当にいいのか。やはり税金を頂いている市民の方のサービスが本当にしっかりできるのかということと、あと、途中で入りました利用者支援事業ということで、課題のあるお子様があったときに、その利用者支援事業というのは市の機関にしっかりつなぐという役割がございますから、これが始まったことによって、例えば市外の方にそういうケースがあったときに、しっかり市外の機関につなぐことができるのかというようなことも、これまでいろいろ制度が変わって、役割も変わってくる中では、市民の方をしっかりフォローすることが本来の市内の子育て支援施設の役割だということもありまして、今回、子どもプランの中間まとめの中でも、市民の方が利用しやすい環境を整備するというふうに一定整理させていただいたので、市の方針としては、原則、市民の方に対するサービスを充実していきたいというのがこの施設の考え方になるのかなと。時代が変わって、社会情勢も変わって、いろいろ他の施設も増えてきたということも鑑みまして、そういう市の役割も本来のところに戻ってくるのかなというのが、子どもプランの中間のまとめにも整理をさせてもらいましたけれども、こういうふうに考えられるのかなというふうに思っております。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17759【川名委員】  市の考え方はよく分かります。時代が変わってきているということをきちんと対応しているということも分かるのですけども、そこを含めて、今回の指定管理の仕様書なり等々に含められているのですか。要は、理念が変わってきている。理念というか、時代に合わせて変わってきているのは、それは当然だと思うのですけども、逆に今度は指定管理は契約の話ではないですか。そうすると、市の方針がまだ子どもプランで決まっていないわけです。これから固まっていくと。そうすると、来年4月から指定管理が始まるときに、契約内容とそごが起きてしまったら、それはまた困る話なのですけども、その辺の、ゆとり幅というのもおかしいですけども、当然、市の方針についてのことも含めての契約というか、指定内容になるのかどうか。ちょっと細かいところまでこの議案では分からないのですけれども、市の方針に従っていくのか、それとも、ここで決めたことはがちがちに決まっていくのか。この議案だけでは見えないので、どういう考え方になっているかについて説明をお願いいたします。

17760【勝又子ども家庭部長】  事業計画書、議案でいうと178ページのところにもございますが、事業の概要としては、この中に市の長期計画、子どもプランの趣旨を踏まえということをしっかり書いてありますので、来年度からこの新しいプランは始まりますから、来年度の内容はしっかり踏まえていただくというのが前提です。あと、協会の設立の趣旨の中にも、子ども協会は武蔵野市の長期計画及び子どもプランの推進に寄与するという形で、協会の位置づけとしてもしっかり子どもプランに沿って一緒に事業をやりますということが団体の趣旨として明確にされておりますので、この事業概要の中にも子どもプランの周知を踏まえという文言もございますし、協会の設立の目的もそういうふうになっておりますので、そこはそごがないというふうに考えております。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17761【川名委員】  分かりました。それは理解いたしました。
 最初に戻るのですけども、子どもを分け隔てなく対応すべきだという初期の理念というのは今後どうなっていくのでしょうか。というか、それは特に条文にもないし、規則で決めているわけでもないから、それは消えていくのかという、そこら辺はどっちなのだろうというのが見えなかったものですから、その点について、お考えがあるようでしたらお示しをいただきたいと思います。

17762【勝又子ども家庭部長】  当然、どこにお住まいの子どもも子どもということで分け隔てなくというのは、それは考え方としてはございますけれども、市でやる、それぞれの行政、基礎自治体でやる業務につきましては、当然、お住まいの市民の方を対象にするのが原則でございます。さきにできました子どもの権利条例でも、当然、お住まいだけではなくて、育ち学ぶ施設に通われている方は、市民ではなくても、そこの施設に通われている方は市民という扱いになっておりますので、基本的には条例で定める市民の方についてはサービスはあると思いますけれども、他自治体にお住まいの方も全て子どもなので、分け隔てなくやるということは、市でやる事業は市民の方の税金を原資としてやっている事業でございますので、あくまでも市民の方を対象にした事業であるということで考えておりますので、大きな意味で言えば分け隔てしないほうがいいとは、それは趣旨は理解できますけれども、やはり行政がやる仕事というのは一定程度そういう形の対象者というのは限られた対象者になってしまうということは、これは致し方ないことかなと思っております。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17763【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17764【川名委員】  それでは、賛成の討論をいたします。
 指定管理先は、実績も含めて、一番適切だと考えています。ただ、今いろいろ質疑もしましたけども、やはり時代の流れというのはすごい早いですし、昔とは感覚が変わってきていると。そして、子どもたちを誰が最終的に対応していくかということもいろいろ議論が分かれているかと思います。今の答弁では現実的にはそうだろうなとは思うところもあるのですけども、では、そもそもの理念をどう生かしていくかということも今後課題になるかと思っています。
 今後、指定管理の5年で同じというわけではなくて、時代に合わせて適応できるような柔軟な姿勢で取り組んでいただくことを提案して、賛成といたします。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17765【大野委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 議案第104号 武蔵野市立0123吉祥寺及び武蔵野市立0123はらっぱの指定管理者の指定について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17766【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17767【大野委員長】  次に、日程第5、議案第105号 武蔵野市立自然の村の指定管理者の指定について、日程第6、議案第106号 武蔵野市立ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイスの指定管理者の指定について、日程第7、議案第107号 武蔵野市立体育施設の指定管理者の指定について、日程第8、議案第108号 武蔵野市立吉祥寺図書館の指定管理者の指定について、以上4議案を一括して議題といたします。
 直ちに質疑に入ります。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17768【本多委員】  ちょっと今の流れで関連もするので、先に手を挙げました。
 図書館のことです。プレイスと吉祥寺図書館の件が今回入っていると思っているのですけども、ここについても、休館日の考え方というところで、要求水準書の時点で水曜日が休館であるということで、今日、図書館のホームページを見ると、今日は閉まっているというような状況になっていると思います。これについてはもうずっとお話があるというふうには思っていて、いろいろ今回調べてみますと、図書館のホームページに、以前からやっている評価のページとかもありまして、図書館事業目標・指標というので評価結果みたいなものが載っているのですが、5年分掲載されていまして、5年ぐらいかけてずっと休館については検討するみたいな形で、ちょっとずつ進んでいるような気もするのですけれども、図書館協議会の意見を聞いてとか、なかなか進んでいないのかなと感じるところなのですが、これについては今後どういうふうに考えていくのか。今回も水曜日がお休みということになっていますけれども、皆さんのライフスタイルを考えても、子どもの居場所ということで考えても、放課後の居場所というところでいえば、水曜日はやはり皆さん学校も早く終わったり、会社もノー残業デーに設定されていたりという、社会的には利用者が多く潜在的にはいらっしゃる曜日なのではないかという議論がずっとあると思うのですけれども、それについてはどうなのかということです。
 それもちょっと含めて、先ほど利用者の声を聞かないとなかなかデータとしてということが根拠の話でも出てきたのですけど、図書館のホームページのところにはアンケートの調査報告というのが平成29年度までしか掲載されておらず、これがこの後どうなったのかなというところがちょっとよく分からないというのと、あと、前から指摘はしているのですけれども、アンケートを取るときに、利用していない人の声をどうやって取るのかということが課題になっていると思います。水曜日に来ていない人に対してアンケートを取れなければ、水曜日に来たいということには数字としては出てこないわけで、さっきの0123の話になってしまいますけど、さっきお話をした0123の利用者アンケートのところについても、館内にアンケート用紙と回収箱を設置、あと、ホームページにアンケートフォームを掲載。それで、「むさしのすくすくナビ」メールの配信と、市内幼稚園にチラシ送付等というふうになっています。結局、では、これは、今私が見ているものだと、令和5年に調査をしたものだと174件回答があって、これがどこで回答として得られたものなのか。つまり、館内で得られたものなのか、ウェブで入ってきたものなのかというのがちょっと分からないので、利用者の声がほとんどなのか、利用できていなかった人たちの声が入っているのかというところもよく分からないということです。これは0123の例えなので、今の案件ではないのですけれども、そういう意味で、利用できていない人を含めて利用者の声を取って、それを根拠に休館日を考えていくのかというところはずっと議論していると思うのですけども、これについてはいかがでしょうか。

17769【森本図書館長】  図書館の休館日について御指摘をいただいたところでございます。こちらの考え方も含めてというところで御回答させていただければと思いますけれども、今、水曜日がプレイスと吉祥寺については休みで、今回も同様の提案をさせていただいているところでございます。こちらの水曜日の経緯というのは過去いろいろありまして、議会等でも議論になっているところというのは御指摘のとおりかなと思います。吉祥寺を指定管理にした際に水曜日を休館日にしたというのは、プレイスとの一体的な効率的な管理というところで設定をしているというところと、あとは、本市については市域が狭いので、そこで3館あると。中央は第1水曜日を除けば開いているというような状況ですので、そちらで移動していただいてというところも考えているというところではございます。
 それで、御指摘のとおり、図書館協議会のほうでも毎年度の図書館事業評価の中で、図書館基本計画のほうにもこちらは項目として立っておりますので、そちらも含めて御審議をいただいて、御意見をいただいているところでございますけれども、先ほどの委員のほうからの、利用者の方の声というところも踏まえまして、館内に御意見をいただけるようなボックスを設置しているというところと、あとは本当に御意見を図書館もたくさんいただきますので、インターネット経由で御意見をホームページのほうからいただくというようなケースもございまして、様々御意見をいただいているところでございます。その中でも、確かに水曜日がというところはあるのですけれども、水曜日が休館日というところでの御意見というところでございますけれども、それほど多くの意見をいただいているというところでは正直ないのかなというふうには思っております。今回、休館日といいますか、そちらの設定につきましては、現行の図書館基本計画のほうを定めたときにも基礎調査としてアンケートを実施しておりまして、そちらの中でも項目として設定をして、ニーズの把握。こちらについては、ふだん図書館を利用しない方というところでも無作為抽出でアンケートのほうを行ってというところがございます。なかなか図書館を利用しない方だと御意見を頂戴するというところが難しいなとは思っているのですけれども、そういったところを活用しながら、次期計画はもう少し見えてきておりますので、そういうところでもまた調査のほうをさせていただいて、そこの休館日の設定みたいなところについては考えていきたいというふうには考えております。
 以上です。

17770【高橋生涯学習スポーツ課長】  それでは、ただいま図書館長の答弁でプレイスのお話が出ましたので、プレイスについてちょっと御紹介をさせていただきます。委員、既に御存じかもしれませんが、プレイスのそもそもの設立に当たりましては、境地区で、青少年の居場所として、いずれか公共施設が開いているようにということで、まず休館日を考えておりました。当時といたしましては、月曜日はスイング、火曜日は桜堤コミュニティセンター、木曜日は市民会館と西部コミセン、また、中央図書館が金曜日が休館日だったという経緯がございまして、水曜日になったところでございます。先ほど図書館長の答弁でございましたとおり、プレイスにとって図書館は基幹機能でもございますので、また図書館の動きと合わせながらそれは研究かなと思っておるところでございます。
 以上でございます。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17771【本多委員】  ありがとうございます。恐らく、今、図書館のと言っても、一つの施設でいろいろな機能があるというところで、図書としての機能なのか、そうではなくて結局子どもの居場所としての機能なのかみたいなところでも、様々な議論がいろいろな計画のところで意見としても出てきているというふうに思っているのです。なので、図書館は市内に3館あるわけですけれども、そこだけで話が完結しないような状況になっているのではないかなというふうに思います。なので、今、境のところでの分担というところもお話しいただいたのですけれども、スイングが開いていても、スイングで子どもはどうするのだみたいな、そこでどこかいられるところはあったかみたいな感じで思ったりとかもしますし、私が最近見ている中での子ども関係のアンケートとか、子どもの権利のところでも結構やったと思うのですけれども、そういうところでの居場所についてのアンケートですとか、そういったところはやはりプレイスのところで水曜日にとか、お声として、たしか出ていたと記憶しています。なので、数としてどれぐらいなのかというところは確かに取り方として非常に難しさはあると思うのですけれども、例えば、さっきの0123もそうなのですが、曜日で固定するというのをやめていくとか。そうすると、水曜日しか行けないという方もいらっしゃるわけで、そういう市民に対する公平性というところで考えれば、水曜日は2回は開けようよと。違うところで、では月曜日は2回お休みにしようよとか、そういうのも。確かに曜日で休館が決まっていたほうが分かりやすいということはあるのですけれども、その分かりやすさというところと、市民が自分で選んで行けるということを考えたときに、固定されたライフスタイルの方からすれば、全く使えないという方もいらっしゃるはずだと思います。例えば、第2・第4土曜日はお休みとか、そういう決め方というのは今までもあったわけで、そういう工夫をする中でできるだけ多くの市民が利用できるような状態に持っていくというところが望ましいところなのではないかなというふうに思いますけども、もう少しこの件については前向きな御答弁をいただきたいなというふうに思っているので、お願いしたいと思います。事業評価のところを見ているだけで、もう4年ぐらいかけてスタートして、ずっと同じような記述というところで、私としては、これは毎年何を協議しているのだろうかというふうにやはり思ってしまいます。議論します、検討しますと書いてあるのに、進んでいないなというふうに思われてしまったら、これからもずっと進まないではないかと、そういうふうに思われてしまうと思いますので、これについてはもう一歩踏み込んだところの前向きな御答弁をお願いしたいです。
 もう一つ、先ほど対象者の話がありましたが、今回、プレイスのところも、青少年のフロアのところは、過去に見たアンケートだと、ほとんど市外の子ではないかみたいなデータが出たことがあると思っているのです。それが悪いわけではないというふうに思います。だけど、最近の様々な子どもの居場所関係のアンケートなんかでいったら、席がいっぱいで、全然埋まっていて使えないとか、市民においてそういう状況が生じているのではないかというふうに考えていったときに、先ほどの対象者の話というのはこれから結構大きな課題になってくるのではないかなというふうに思っているのですけれども、今の日程のところでいったら、プレイスだったりとか体育施設についても恐らくそういう状況、市民と市民ではない方というところをどうやって考えていくのかというところ。そう言っても、自治基本条例でいったら全員市民ではないかみたいな話も出てくるかもしれないので、さらに難しい話にはなってしまうのですが、その対象者についての考え方についてもお知らせをいただきたいと思います。

17772【真柳教育部長】  前段のほうの、曜日を固定する、しないのところでございます。もちろん、ニーズのほうは把握していきたいというふうに思っておりますし、あとは、やはり我々、働いている方という視点も忘れてはいけないと思っております。今、人材のほうを獲得するのは難しい中で、いつが自分の休みになるかというのはすごく流動的だというのは、今度その人のライフスタイルにとってはどうなのかというところはあろうかと思います。一方で、市民ニーズというところも捉えていかなければいけませんので、先ほども図書館長から答弁があったとおり、図書館基本計画の中でのアンケートだとかチャンスはあるかと思いますので、そういった中でニーズは捉えていきたいと思っております。

17773【原島(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  それでは、事業団のほうからは昨年度の利用者アンケートの結果ということで象徴的なものを御紹介したいと思っております。プレイスにつきましては、図書館だけではございませんので、4機能全体としての利用者のアンケートを取ってございます。その中では、直近の令和5年度の調査でございますと、市内の方が55%、市外の方が45%といったような結果が出てございます。

17774【茂木スポーツ推進担当課長】  市民、市外の方の料金は、体育施設の場合は料金設定をしておりますので、その辺で差別化を図っているところでございます。
 以上でございます。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17775【本多委員】  ありがとうございます。休館の設定については本当になるべく早く動いていただきたいと思っていますので、お願いいたします。
 今、市民、市外というところもあったのですけれども、私が見たアンケート類というところだと、恐らくやはり子どもに関わるところで、中高生世代のアンケートというところでの、ほとんど市外というのが結果としてはあったかなというふうに思っておりますので、別にすぐ駄目ですよということには恐らくならないと思いますし、どういうふうにそこを考えていくのか。ただ、やはり市民がそういうふうに使えない状態というのが生じているのだとすれば、そこはやはり配慮していかなくてはいけない部分なのかなと思いますので、今後の課題にしていただきたいというふうに思っております。
 もう一つ、最近、私も一般質問でもやりましたけど、営利、非営利の考え方というところが非常に難しい問題になってきたかなというふうに思っています。今日は営利、非営利の話をしたいわけではないのですけれども、武蔵野プレイスをはじめとして、公共施設の中で、例えば、自分で何かイベントをやるとか、ワークショップをやるとかということが多々あると思います。プレイスの規約みたいなところですか、有料施設の案内みたいなところを読んでいくと、参加費についてというところがあると思うのです。今の状況では、恐らくこれはコミセンとかもみんな同じルールで動いているのではないかなというふうには思うのですけれども、参加費については基本的に1人当たり2,000円を上限としてくださいと。それから、ギャラリーを使用する場合、あるいは不特定多数の人が参加するような場合では、1人当たり500円を上限としてくださいと。ただし、市販の材料とかそういったものを使用する場合には別途材料費を徴収できますよということになっているというふうに認識をしています。昨今の物価高騰であるとか様々な状況を鑑みると、やはりこういったところも少しずつ考えていかなくてはいけないのではないかなというふうに思っているのですが、これは多分ずっと変わっていないルールなのではないかなというふうに思っているのですけれども、これについてどういう御見解をお持ちなのか。今回の要求水準書とかで見えてくるものではないのですが、恐らく市の方針というところがここには係ってくるものなのではないかなというふうに思っておりますので、ここの場で質問したいと思います。
 最後に、自然の村についてです。自然の村についてで、最近はずっと熊のお話になっています。それはそれで致し方ないことかなというふうには思っているのですけれども、あらゆる対策というので、いろいろな対策を講じようという形で、今回、柵をとか、どんどん話が大きくなってきているというところがあると思っているのですが、聞けば聞くほど、私なんかは、自然とは何なのだろうという、ちょっとその辺の矛盾みたいなものを感じ始めておりまして、自然の村というところでやることの趣旨であるとか、当然そういったところでそれだけではない様々な活動、いろいろなものがこの場所で行われているというところは事実だと思っていますし、ただ、やはり自然を感じる場所であるということを踏まえたときに、どこまでやるのが正解なのだろうかというところで、今回、宮代議員なんかもリスクマネジメントの観点から質問しているのですけれども、私は自然とは何なのだろうというところに少し引っかかっておりまして、この辺りのお考え。どこまでやるのか。自然の村の自然というのは一体どういうことで考えていらっしゃるのかということは結構重要なことなのではないかなと思っていますので、質問したいと思います。

17776【高橋生涯学習スポーツ課長】  私のほうからは参加費についてお答えをさせていただきます。確かに、本多委員御指摘のとおり、2,000円と500円で、大体やはり記載されておりますのが、講師謝礼と、いわゆる資料代だと思います。とりわけ、人件費高騰で、おっしゃるとおり、講師謝礼というものはやはり多少上がっているのかなというのが私も思うところでございます。現在、特に御利用者から、もうちょっと上げてくれという声はないようなのですが、ただ、機会を見てヒアリング等を現場のほうでかけていただきたいと思うところでございます。
 以上でございます。

17777【岡児童青少年課長】  自然の村の自然とは何かという難しい話だと思うのですけども、柵については、やはり導入に当たって庁内でもいろいろ議論がありました。自然の中に行くのに、柵の中に囲われたような自然の村に行って、それが果たして自然の村なのかというところでありましたけれども、やはり個人が山に行くのと、行政ないしは地域の人間が他人の子どもたちを連れてジャンボリーのような事業をやるのでは、リスクに対する許容度ですとか責任というのが全然変わってきます。そういう中で、今回、やはり物理的に熊の侵入を防止するために柵を造ろうという形になったのは本当に苦渋の決断というところです。おっしゃるように、とはいえ、柵に囲われたのがありありと見えるようなところでは何かそこは興ざめの部分もございますので、柵を造る部分につきましては、実際かなりキャビン地区から離れたところに大きく取っております。でも、今度、あまりにも大き過ぎますと管理が大変になりますので、そこら辺のところの勘案をしながらルート決めをしているところでございます。本来、キャンプ場ですとかそういう自然の中というのは人工物がないほうが望ましいのは、それにこしたことがないのは当然なのですけれども、先ほど申し上げたように、まず市としても、これだけ熊の出没数が増えているという近年の状況を鑑みると、やはり行政が造る施設ですので、何かしらの対策を打っていかなければいけない。その中で、これ以外にもいろいろ機材の話ですとか、害獣撃退装置の話ですとか、トレイルカメラの話ですとかいろいろ考えてはございますが、やはり物理的抑止力としては柵が一番効果があるという結論に達して、造るとなったということでございます。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17778【本多委員】  ありがとうございます。参加費のところは多分なかなか言い出せないところもあるのかなというところもありますので。ある種、公共施設全体で結構そういった傾向というか、多分同じような基準で動いているのかなというふうに思っていますので、庁内でその辺りは、市民活動の部分における、こういう経費の増加というところだと思いますので、ぜひその辺りは見直しを行っていただきたいというふうに思っていますので、お願いします。
 自然の村のことについては、本当にそのリスクの取り方、どこでリスクを取るのかというところで、非常に難しさを感じています。親としては、どういう状態だったら行ってきなよというふうに子どもに対して言えるのだろうという。まだうちは対象者ではないので先にはなりますけれども、すばらしい体験が待っているのも分かる。だけど、そういう状態の中で、子どもに、行ってきなよと言えるのか。でも、柵がついたら大丈夫だと思えるのか。非常に難しいなと。そういう団体としてのリスクマネジメントというところで、活動としての、個人で旅行とかに行くわけではないというのは当然そうだというふうには思っているのですけれども、何を目的として活動しているのか、そこに対してどこの時点で大丈夫だというふうに思うかどうかは各御家庭の判断になってくると思いますので、その段階の部分といいますか、この辺りは今回一般質問で様々出たと思っていますので、どこまで設備的な面でやっていくのか。そうではなくて、どういうものが自然であって。そういった中で、皆さん、ある種、本当に御家庭ごとの判断で行っていただくということになると思いますから、その辺りは何でもかんでも全部やればいいということでも恐らくないのだろうなと。自然とは何なのかなということをみんなである種協議をしていかなくてはいけない、議論していかなくてはいけないところなのかなというふうに思っていますので、そのことも含めての今後の指定管理の業務の内容というところで、ちょっとそういう意見もあるということでお聞きをいただければというふうに思いました。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17779【三島委員】  幾つかお願いします。
 まず、107号の体育施設の指定管理者の指定について伺います。この後、行政報告がありますけれども、今回の指定管理期間中に総合体育館の大規模改修工事があり、総合体育館は一応16か月休館。また、陸上競技場は6か月休館、市営武蔵野温水プールは6か月間プラス再開未定で休館。また、同じ期間に、以前は休館のときに代わりに使ったりもした四中のプールも6か月間休館というふうになるかなと思いまして、指定管理者への影響と、市として指定管理者への対応で考えているようなことがあるのかを伺います。
 あともう1点。また、市民が運動を続けられるように、代わりになるような施設を市内の施設や他自治体への協力の依頼など、やはりそこは市が考えていくことが必要になるかと思うのですけれども、その代わりとなる施設と指定管理者との関係とか連携、その辺りはどんなふうになっていくのか。それの見解も伺います。

17780【茂木スポーツ推進担当課長】  大きく2点御質問がございました。大規模改修期間中でございますけれども、全部の体育施設を閉めるわけではなくて、軟式野球場、それからテニスコート、緑町スポーツ広場、そういったところは開けてまいります。ただ、後ほど行政報告もするのですけれども、陸上競技場、それから、これはちょっと違いますけど、四中の温水プール、そして市営プールについては、体育館の地下に設備がございます。そちらの設備も改修してまいりますので、これは昨年度、計画の行政報告でもさせていただいたのですけども、一定期間止まるということはお示しをしておいたところでございます。ここの交換作業がございますので、どうしても工事をする中では止まってまいります。その間の代替ですけれども、これは学校の改築でございませんので、仮設のものを造って工事をするわけではございませんので、市内の小・中学校ですとか大学ですとか民間のスポーツ施設なんかも活用していただくことにはなるかと思いますけれども、基本的には市の直営の事業、市民スポーツ祭、市民スポーツ大会等はなるべく代替の施設を確保してまいろうと思っていますけれども、個人が利用するところまではちょっと確保できないかなというふうには考えているところでございます。ただ、他の自治体等の御協力も仰ぐような形で今のところは進めているところでございます。指定管理者のほうは、全部の館を閉めるわけではございませんので、一部仮設の事務所を造りまして、そこで受付等の作業も実施していただく予定でございます。
 以上でございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17781【三島委員】  指定管理者が一部仮設の事務所に行く、どこか場所はつくるのだろうと思うのですけれども、開いている施設があるとは言っても、かなり大きい部分が休館になるかなと思いまして、もうちょっと、居場所ということだけではなくて、指定管理者がやっていく中で指定管理をするものがすごく少なくなってしまっているときに、前にもたしかそんな議論があったかなと思ったのですが、働いている方だったり、指定管理をしていく人たちだったり、あと、入ってくるものだったりも含めて、指定管理者がやっていくに当たって、何か配慮しなくてはいけないようなことがあるのかなと。指定管理者には特に開いている施設があるから影響はないですよということなのですか。何か影響があるのかなというふうに思ったのですけれど。何か影響があるのだったら、市として、何かこの辺を配慮していますとか、何か対応を考えていますみたいなことがあるのかなと思って1つ目は伺ったのですが、もう一回そこをちょっと御説明いただけますか。
 あと、代替の施設のことについて、市がやる直営の事業などは考えていくけど、個人のものまではなかなか難しいということなのですが、その代わりに他の自治体なんかと連携してやっていくことについても、そこは誰が間に入ってやっていくのかというところで、指定管理者が入っていくのか、ちょっとその辺の指定管理者との関係も。他の代わりの施設なんかを考えていったり、やり取りしていったり、その辺はどこが責任を持って担うのかとか、その辺の指定管理者との関係というのがちょっと私は見えてなくて、もう少し御説明いただけますか。

17782【茂木スポーツ推進担当課長】  連携の部分でございますけど、もちろん他の自治体との交渉等、我々が主体的に動いて調整していくことを考えているところでございます。今、現にも実施しているところでございます。指定管理者のほうですけれども、完全に閉まってしまうわけではないので、後ほど御説明しようと思っていましたけれども、仮設の事務所を造りまして、そこで受付作業等も行います。ただ、その残りの部分の人材等は、事務所のほうを別に用意していただいて、そちらで執務をしていただくという形になります。基本的には、点検の作業等もございますので、そして指定管理者の職員はローテーションで出ておりますので、そういった形で仕事をしていただくというような形になってございます。閉まっている間の業務内容についてはまた派遣参事のほうから御答弁があると思いますので、よろしくお願いします。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17783【大野委員長】  閉まっている間の内容は、この後、行政報告がございますので、そこで詳しく休館の対応については聞いていただいて、今は指定管理のことについてですので、もうちょっと大きく捉えていただいて、少し三島委員のほうで質問を整理してください。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17784【三島委員】  すみません。では、指定管理者への影響はないというふうにお考えということでよろしいのでしょうか。休館がたくさんあるのですけれども、開いている施設もありますし、仮設の事務所を造るので、指定管理者のほうには、運営するというか、そのものがたくさん閉まっているのですけれども、特に何も問題はないということでいいのでしょうか。

17785【茂木スポーツ推進担当課長】  影響というか、仕事がなくなるわけではないと思いますので。管理している以上、そこの部分で、お客様がいなくても管理する部分がございますので、影響というか、仕事がなくなるわけではないと認識しているところでございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17786【三島委員】  では、管理はしているから同じだけの人が要るような、ローテーションとおっしゃっていましたけれども、特に人を減らすとかということもなくやっていくということで、何も問題はないということで理解してよろしいですね。

17787【齋藤(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  現状でも様々な事業を事業団で行っております。そういう意味では、休館中に関しましては、使えない施設も出てまいりますので、まずは事業団の中で使える施設を活用して事業を展開していくということと、あとは、こういう機会という言い方もあまりよくないのかもしれませんけれども、アウトリーチ事業というものが市民の方がスポーツに親しむにおいては重要かなと思っております。こういう機会を捉えて、外の施設に出ていって、まずはスポーツに、中央地区の方が行きやすいというのがありますので、ほかの地区でもスポーツに親しんでいただく機会を設ける等々の事業を市と相談しながら進めていきたいというふうに考えております。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17788【三島委員】  そういうアウトリーチの事業とかをするから、そっちに人が行くとか。分かりました。ありがとうございます。
 では、ちょっと別の106号、108号について伺います。106号、108号のプレイスと吉祥寺図書館のところなのですけれども、文教委員会で石川県立図書館を視察いたしました。印象に残っている一つに、図書館にとって司書は要ということで、正規職員のみでやっていらっしゃるという説明をいただきました。司書が任されている充実した展示に興味を引き出されました。2019年度の文教委員会の指定管理者の指定の質疑の中で、人材育成について、ちょっと省略しますが、武蔵野市の事業だけを受け取っている形なので、それが5年後になくなってしまったら何も業務がなくなってしまうという根本的な状況があるが、基本的には事業団等において継続的に指定管理を受託していく方向で人材を育成していってもらうということを所管としては考えていて、少なくともプレイスと吉祥寺図書館は事業団のほうで今担っていただいているので、人材については市も関与した形で育成を図っていきたいと考えている。ちょっとあちこち省略していますが、そういう旨の御答弁がありました。専門職としてレファレンスや情報の整理や読書案内など、ほかにも来館者と知をつなぐ展示の工夫など仕事が様々ありますが、市も関与した形で育成を図っていくことについて、中央図書館での専門的な仕事の継承、人の育成も、中央図書館のほうは今回の指定とは別ですが、話題に上がっていますけれども、中央図書館とも連携して人材育成・確保みたいに以前におっしゃっていたかなと思いますので、その辺について改めて見解を伺いたいと思います。

17789【森本図書館長】  図書館の専門性というところで御意見をいただいたかなというふうに思います。そちらのほうをお答えしたいと思います。御指摘のとおり、図書館の専門性の維持というのは非常に大事だというふうに考えております。中央だけでなく、分館についても、当然そこは最前線ですので、中央も含めて協力して担っていかなければいけないところだなというふうには思っております。基本的に、そういった専門性の維持については、維持向上というところですか、やはり一番大事なのは経験を積んでいくことかなというふうには思っております。やはりそういった面で日々の業務に努めていただくことと、あとは専門性の維持には研修というところもありますので、そういったところを加えて行っていくというところが大事だなというふうに思っております。そういった中で、中央との連携としましては、研修を一緒にやるというところも時々ございますし、あとは、中央と分館のほうで相互派遣というような形の取組もしておりますので、そういった中で専門性の向上というのは図っていく。中央もそうですし、分館のほうでも実になる、経験が積めるというところで、相乗効果が出ていくのかなというふうには考えておりますので、これは継続していきたいというところで、調整計画のほうにも書かせていただいて、今後も続けていきたいなと所管としては思っております。事業団のほうでも専門性の維持についてはすごく注力をいただいているというふうに認識をしておりまして、採用の際に司書資格を持っている方ということで対象にしていただいたりとか、あとは正規、非正規のところで、嘱託職員の方が正規のほうに転換をできるようなシステムというのも事業団のほうで整えていただいておりまして、そういった中で、今まで嘱託職員だった方が正規に転換をされてという方も多くいらっしゃるというふうに認識しておりますので、今後そういったところも中央とも協力をするというところも含めて進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17790【三島委員】  事業団のほうでも嘱託の方が正規に変化していっているということで進めていただいているということで、ありがとうございます。分かりました。今回、これからまた5年間指定できる指定の案ということで、やはり専門性のためには継続していくことというのはとても大切なことだと思っていますので、あと、市の中央の施設との、中央図書館との連携も本当に大事にしていただいていて、ただ、これが5年後とか、5年で消えてしまうようだったらせっかく正規化していたものも本当にもったいないことになってしまいますので、続けていっていただければいいなと本当に思っています。ありがとうございます。
 では、別のことに行きます。105号の自然の村の指定管理について伺います。まず、今回は2028年(令和10年)までの指定、以前の公募の方針からその施設に対象になっているということで、そのようになっています。2028年(令和10年)3月31日までに、例えば再検討して、公募を先に延ばして、令和10年3月31日から令和12年3月31日までに改めて公募によらず指定期間を延長するようなことが可能なのか、場合によってはあり得るのか、その見解を伺いたいと思っています。
 何でそんなことを言うのかというと、現在、熊の問題が出てきています。市でも対策を様々行っていく。あと、先日の一般質問、総務委員会の討論の中でもあったと思いますけれども、議論の中でもあったと思いますが、タイムラグを起こさないことが大事、密な連携が必要だ、そんな答弁もあったと思います。この状況で、以前決めたとおりに改修工事が終わるところで指定管理者の公募の方針でいいのかという思いがあります。市とより密に連携を取る必要が出てきますし、また、子どもたちの安全より利益が優先になっては絶対にいけないので、2028年(令和10年)で公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団の指定期間を終了するのではなく、私としては延ばしたほうがいいのではないかなと考えているのですけれども、今回の議案は令和10年までということになっているのですが、今回それで令和10年までとしたとしても、その間に検討して、もう1回戻りますが、指定期間を延長するということは場合によってはあり得るのかということと、あと、公募により民間の指定となった場合に、何か懸念されることがあったりするかも含めて見解を伺います。
 以前、自然の村の指定管理者の議論をされていたときだったかなと思うのですけれども、こんな答弁も、総合政策部長の方や児童青少年課長の方からあったことなんかは今すごく熊のことと関係があるかなというふうに思っています。例えばジャンボリーなど、あれは市と地域との共催の事業ということで、指定管理者自体は関わっていないけれども、大勢の子どもたちをああいう非常に自然が残っているところで活動させる。その施設の管理者として、やはり何か大きなことがあったときにきちんと対応しなければいけない。民間に任すというところは契約のところで仕様書にそこをきちんと定められるのか。また、今であればある程度融通が利く範囲内で高い使命感を持って事業団の職員たちはそういうときにはやると思うけれど、民間の指定管理者の場合に、契約に基づくというところになるので、その辺をいかにきちんとできるのか、懸念というか、検討すべき大きなことだという答弁があったり、取水口の問題のときに、水が不足したときの迅速な対応、それは事業団に委託していたから分かったことだと考えていて、何か問題があればすぐにこっちから飛んでいって、必要があれば一緒に行って、きめ細かい管理運営を行っているからこそ夏のジャンボリー等、支障がなく事業ができているかと思っているなどの答弁も以前にあったと思います。そういうことがあるので、先ほどの2つの質問ですけれども、公募の対象になっているのですけど、今回は10年までということなのですけれども、その間に再検討して、公募を先に延ばすようなことが、指定期間を延長するようなことが途中でできるのか、その辺を伺いたいのと、公募になったときに懸念されるようなことがあるのか、2つ伺いたいと思います。

17791【岡児童青少年課長】  まず、1つ目の御質問で、期間を延長もしくは変更できるのかというお話です。今回の3年というのは市の中での決定ですので、基本としてはこの形でやろうという形になっておりますが、委員御指摘のとおり、熊対策ですとか、その後、今年度、そして来年度に様々な対策を行って、その結果、検証ですとかそこら辺をやっていった際に、やはり必要であるとなった場合、もしくは今後大規模改修が控えておりまして、この大規模改修が終わったらという年限で、今、この年限が設定されているわけですけども、これが延びたりというような事態は当然想定されますので、その場合には延長ですとか再度更新ということも考え得る話ではあるというふうに思っております。また、今回、これも委員が今おっしゃっていたように、事業団であったからこそという意味では、例えばタイムラグも、もともとは、事業団の職員は、結構距離がございますので、月に一遍自然の村に行っていたところなのですけども、やはり熊が頻繁に出没したということもあって、2週間に一遍行くようになったのです。それで今、タイムラグが2週間に一遍だという話なのですけども、これも本来ならば1か月に一遍だったところ、事業団との様々な協議、調整の中で、事業団のほうが、では2週間に一遍見に行こうという話になって、こういうことにつきましてはやはり市と密に連携をしている事業団のメリットかなというふうに思っております。
 仮に、今後、一般公募が始まって、民間の事業者になった場合の懸念点としましては、やはりそこら辺の密な連携ができるのかどうか。そこまで仕様書できちんと固めていかなければいけないとは思いますけども、そういうところができるのかどうかというのが懸念。あともう一つ、懸念点としましては、自然の村というのは、やはりハイシーズン、夏のシーズンにジャンボリー等のイベントでかなりの期間を行政のほうが優先事業として使ってしまうところを、果たして民間の事業者が利益を上げ得る体制を整えるのかどうか。手を挙げてくれるのかどうかも含めまして、そこら辺が懸念点なのかなというふうに考えているところでございます。
 以上です。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17792【大野委員長】  大体2時間ですけど、あと、質問はどのくらい。大分あるようでしたら、午後。休憩にしますか。このまま続けて大丈夫ですか。(「終わらせたほうがいい」と呼ぶ者あり)ですよね。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17793【川名委員】  今、自然の村の話があったのですけども、今回の議案では3年間ということになっています。要は、3年後には文化生涯学習事業団も含めて一般の公募をするという、その前提の3年間という理解でいいのかどうか、これを確認させていただきたいと思います。
 もう一つは、今、課長からも答弁がありましたように、あそこで利益が上がるのかというと、普通、そう簡単には上がらないです。中央棟はまだしも、コテージのほうがほとんど使われていないという印象を持っています。そうすると、今、文化生涯学習事業団もそうなのですけども、コテージをジャンボリー以外にどう活用していくかというのは一つ考えなくてはいけないことだと思っているのですが、その想定は今回の指定管理に入っているのですか。何か見えないのです。あそこは、逆に言うと年間で何日ぐらい使っていて、それを何日増やすとか、収入としては結構難しいと思うのですけど、その想定を考えられているのかどうか、確認したいと思います。というのも、あそこのすぐ隣にある廻り目平の山荘。あそこのキャンプ場は11月まで結構いっぱいなのです。逆に言うと、使い方によってはニーズがあるということも想定できます。とても収入が増えるというわけではないとは思いますけども、活用方法はないとは言い切れないです。そういう意味を含めて、一体何を求めて今回の指定管理をしているのか。要は、ジャンボリーのための施設を守るのが目的なのか、もっと幅広く使ってもらいたいのかについて確認をさせていただきたいと思います。
 それで、図書館、吉祥寺とプレイスのことなのですけれども、定休日については、本多委員もおっしゃっていたのですけども、例えば、毎週水曜日というと、不動産屋さんは大抵水曜日が定休日で、そこはもう使えないということになっています。さらに加えて、年間10日間、図書整理日があって、休みではないと思って行ったらそれにぶち当たる可能性が私も高いので、結構そのショックも大きいことを考えると、ごみカレンダーではないですけども、何日と何日とそこは決めておいて、その日は休みだとしたほうがより柔軟になっていくと思うのですけども、そういう想定は今後考えられるのか。今回の指定管理としては仕方ないと思うのですけども、より柔軟に考えていくべきかと思いますが、この点について確認をさせてください。
 もう一つは、先ほどの0123のところで、武蔵野市民限定にしていくという現実的な選択肢を方向性として出されました。では、プレイスはどうなのかというのを確認したいと思います。図書館事業自体は入場制限ができないので難しいと思うのですけども、あそこのスタディコーナーです。すごい人気で、時間になると行列ができているではないですか。あれは武蔵野市民と市外がどのぐらいの率になっているかというのは把握されていらっしゃるのでしょうか。逆に使いづらいということを考えると、武蔵野市民限定にしたほうがいいのではないのか。さっきの0123と同じ考え方です。ということも出てくると思いますが、御見解を伺いたいと思います。

17794【岡児童青少年課長】  2ついただきまして、今後どのようにキャビン地区を使っていくのかというお話だと、細かいキャビン棟の利用等の数字につきましては、大体、コロナ時期があったので年によってばらつきはありますけども、押しなべて言いますところ、キャビン棟の利用率は10%以下、5%とかそういうレベルになっております。今後、ここで利益を上げていけるのか、そしてキャビン棟をどう有効活用していくのかということに関しましては、今回の指定管理のほうでは取り立ててキャビン地区に関して具体的には書いておりませんが、事業団からの事業計画書提案等では、利用人数を増やしていくための広報ですとか新しい事業の提案というのが来ておりまして、我々としても要求水準等でそういうことを求めております。具体的には、新しく始めた事業として、文化と生涯学習が一緒になったことも受けまして、バス運行のほうで、ギタリストを連れていって、現地で、芸術を含めた形でのバス運行を始めたりですとか、そのようなことを始めたりはしております。今後もそのような文化芸術とのコラボレーションを考えた事業等によって、まずは知名度を増やしていって、全体の利用率を上げていこうと。その中で、キャビン地区についても利用を促進していく話を考えていかなければいけないというふうに考えています。例えば、今後、一般公募に向けて、オートキャンプができるようにするですとか、もしくは利用者は今現状4市に限られているところではございますが、近隣の市町村ですとかそういう自然の村を持っているところで、必ずしも自分の市だけではないところ、利用者を限っていないところもございます。そういうものも含めて、今後、様々幅広く検討していく必要があるのかなというふうに考えております。

17795【原島(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  委員からただいまプレイスのスタディコーナーの運用のところで御質問いただきましたので。現在、スタディコーナーにおきましては、武蔵野市立図書館カードを持っている方の使用という一定程度制限がかかっております。図書館カードをつくれる方については、市民のほか、在学・在勤、それとあと近接の5自治体というところで、それ以外の方については使用ができませんので、一定程度の制限がかかっているというふうには捉えております。

17796【森本図書館長】  休館日のお話についてお答えをしたいと思います。こちらでもお話しいただきましたので、休館日は条例規定ではございますけれども、こちらのほうは様々なニーズですとか様々な要素があるかと思いますので、考えてみたいと思っております。
 それと、先ほどちょっと休館日の関係でお伝えをし忘れてしまったところがあって申し訳ないなと思っているのですけれども、休館日を、例えば水曜日から別な日に変えた場合の影響というところなのですけども、こちらの水曜日を定めたというところが、もともと、プレイスの一体的管理というところで、効率化というところを目指して休館日をそろえたというところがございますので、その辺りの効率的な運用にどれぐらい影響があるかというところと、あと、その運用の中で、事業団の中で水曜日を使って研修を一体的に行っているみたいなことも聞いておりますので、そこのタイミングもちょっと影響があるかなというところが要素としてはあるかなと思います。あと、図書館の全体的な運営への影響というところが1点ありまして、こちらは市内3館で図書の貸出しをする際に、市内の図書館で所蔵しているものであればどこでも受け取れますので、図書の配送便というのが毎日2便回っているのですけれども、こちらの休館日が変わってしまいますと、ここが少し影響が出てくると。要は、休館日がそろっている関係で、そこのハードルが1つというところになっているところが、休館日がずれてしまうと、そこでまた止まってしまうポイントが増えると。結果的には、市民の方に本が渡ることが遅れてしまう可能性というのを考慮しなければいけないというところも要素の一つかなと思いますので、様々要素はあるかと思いますので、そういったところを多角的に捉えて、ちょっと考えてみたいというところではございます。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17797【川名委員】  休館日については課題もあるのは知っていますので、図書館というか、行政の都合ではなくて、市民ニーズにどう合わせていくかの観点でぜひとも検討していただきたいと思います。
 それで、スタディコーナーについては、4市包括連携でしたか、つくっているということは分かっています。先ほどの答弁でいうと、小金井市だって、西東京市だって、みんな図書館を持っているのだから、自分の市で勉強してよという理屈が通りませんか。スタディコーナー以外だったら、結構府中から使う方が多いのです。多摩川線に乗り換える途中で来ていて、ほかのスペースも結構使っていると。では、その人たちはどうするのという結構根本的な話になってくると思います。そうすべきと言っているわけではないのです。たしか、案外、利用率がとてもよくて人気が高いことはいいのですけども、逆に全然使えないということも出てくるし、朝なんか新聞とか雑誌を読む人たちが何か取り合いになっていたりするではないですか。それが果たしていいのか悪いのかということを考えていくと、先ほどの子ども施設が市民優先という方向性を出してくると、ちょっとこれも考えなくてはいけない時期なのかなと思ったことで質問いたしました。そうしろと言っているわけではないです。ただ、それをそろそろ考えていかないと、これだけニーズが高いと、実際に市民に対するサービスが滞ってしまうのかなと思っているのですが、こういう懸念はお考えになっているのか。もし考えているのだったら、今すぐというわけではないですけど、どこかで考えなくてはいけない時期かなと思っていますが、この点はいかがでしょうか。
 もう一つは図書館のことについてです。今回、中央館は指定管理ではなくて、吉祥寺とプレイスは指定管理です。それぞれに図書館の人がいて、それぞれに正規と嘱託さんがいらして、嘱託さんも、図書館の専門の方もいれば、一般事務の方もいらっしゃるかもしれない。そうすると、中央の方とプレイス、生涯学習事業団の方とのスキルの差、あとは報酬の差というのが出てくるものなのですか。要は、一般市民から見れば、図書館員としては一生懸命働いてもらいたいけども、働いている場所によって給料も違う。給料が違うということは、求められる資質が変わってくると考えると、これはどう考えていくかというのが見えてこないのです。本当だったら、市立図書館ですから、同じにしていくべきかと思いますけど、お考えをお示しいただきたいと思います。
 プレイスのことで言うと、境南ふれあい広場公園のことが特にここに書いていないのです。あそこは図書館、プレイスと一体型にするために、たしか指定管理をしていて、それが一つの特徴だったと思います。ただ、今、公園は公園独自でいろいろなイベントをしていて、それはそれでいいのですけども、そもそも指定管理先として文化生涯学習事業団というのはどういう目標を持っていて、それに対して指定管理をするということが必要なのですけど、特にここに見えていないのですが、これはどうなっているのでしょうか。館長がよくイベントのときは見に来ているのはよく分かるのですけども、そもそも、これは文化生涯学習事業団が指定管理を受けたわけでしょう。これに対して特に仕様書もないし、計画書もないのですけど、これはどうなっているのかということが1点。一体型であったなら、そこをもう少し強調してもいいように思います。たしか当初は図書館の本を外の公園でも読めるようにするみたいな構想があったのですけども、何かいろいろな技術的な問題でできなかったということもあって、図書館と連携しているという意義があまり見えていないのですが、この点はどうなっているかということを一つ確認したいと思います。
 もう一つは、議案書の202ページに指定管理先として文化生涯学習事業団が書いてあって、そこの事務所が、北町5−11−20。これは体育館の中です。体育館の中ということは、外郭団体に対して事務所を提供しているという意味合いなのでしょうか。あくまでも、市の施設をほかの団体に提供しているというのは、東山副委員長が質問しましたけども、それなりの使用料を取るとか、対価が発生するということになると思います。子ども協会は子ども協会で独自の事務所を持っている。文化生涯学習事業団は独自の事務所を持つというのが本当は筋ではないのかなと思うのですが、これは事務所の費用も含めての指定管理なのか、あるいは本来独立していくべきなのか、ここの方針では見えないのです。市全体として、どうお考えなのか、この説明をお願いいたします。

17798【高橋生涯学習スポーツ課長】  私のほうからは2点、スタディコーナーと公園についてお答えをさせていただきます。
 スタディコーナーにつきましては、委員御承知のとおり、大変人気があって、市外の方も実際は利用されているという状況だというのは認識しているところでございます。そういった意味で、勉強できる場ということで、さきの一般質問でもちょっと出ましたが、現在のところは場所をちょっと拡大するという方向でやっているところでございます。例えば、ギャラリーが空いているところは開放したりとか、また新たに今後会議室も空いている場合は開放するというのも検討しているところでございます。現段階では、スペースの拡大というものをやってみまして、さらにそれでもということであれば、やはりそういった制限というか、決まりみたいなものを考えていかなければいけないのかなというのは思っているところでございます。
 2点目の公園との連携でございますが、確かにプレイスは当初ではあそこも一体管理ということで、外で本が読めるというような構想もございました。私も若い頃、農水省跡地でちょっと関わったことがありまして、そういったあれがございました。それが今となっては緑のまち推進課が所管課となりまして、プレイスが管理の委託ということで受けているところでございます。今回、プレイスの施設の指定管理ということで、そちらのほうはちょっと記載していないところなのですが、実際のところは、委員御案内いただいたとおり、館長が緑のまち推進課とのコミュニケーションを取っておりまして、先日、イベントか何かがあったと思うのですが、そのときに館長がパネリストで出たりとか、そういった意味での連携というものは十分やっているというのが現状でございます。
 以上でございます。

17799【福田行政経営・自治推進担当課長】  境南ふれあい広場公園について少し補足をさせていただきます。境南ふれあい広場公園につきましては、委員御指摘のとおり、以前は指定管理者である文化生涯学習事業団のほうで武蔵野プレイスと一体的な事業展開を行ってまいりました。その一方で、芝などの植栽面に関しては緑のまち推進課が直接関与してきたという経緯もございまして、再度、指定管理の施設について整理を行いまして、第4期でありますけれども、令和2年度からは指定管理の施設からは除外をいたしまして、市の直営としているところでございます。
 以上でございます。

17800【森本図書館長】  中央と分館との職員のスキルの差、スキル以外の部分もということだと思いますけれども、そちらについてでございます。スキルについては、先ほどちょっとほかの委員への回答でもさせていただいたとおり、図書館全体として専門性の向上というのは図っていかなければいけないというところで考えておりますので、例えば、研修を同様にやるとか、研修機会を多く持てるように中央のほうからも分館に情報提供をしているというところは日常的に行っております。そういった形で、同じ図書館サービスでございますので、そこの運用に差といいますか、質に差というところまでは言えないと思いますけれども、そういうところが出ないように全体を引き上げて、さらに上を見て頑張っていきたいというふうに思っているところでございます。報酬については、やはり規定に基づいてお支払いをしているというような状況でございますので、多少の差があるところはあるかなというところと、あとは求める条件といいますか、保有の資格というところも中央と事業団のほうで司書資格の保有の有無ですとかそういうところはちょっと差があります。あとは勤務している時間帯ですとかそういったところでちょっと条件が変わるというところがございますので、その辺りはちょっと差が出てくるところはあるかなというふうには思っております。
 以上です。

17801【小島行政経営担当部長】  事業団の事務所につきましては、確かに指定管理の施設に事務所を構えている事業団もあるかなと認識をしております。多分、かつて指定管理の前からそちらに事務所を構えていた経緯の中でそういったことになっているのかなと思いますが、指定管理料ですとか、あと、ほかの事業団も多分補助が出たりしているケースもあるかと思いますので、その点は今後整理が必要かなと考えています。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17802【川名委員】  事務所についてはどこかで整理が必要だなと思って、別に要らないというわけではなくて、必要だし、機能的なところにあるべきだと思っています。生涯学習事業団は2つが合体して、事務所は2つです。普通に考えれば、それは効率が悪いわけですから、それはどこかで考え直さなくてはいけないし、そこの適切な費用はどうするかということも当然検討されるという理解でよろしいでしょうか。要は、仮に一般公募をして、受けられなかったらあそこは全部撤退してしまうわけです。その次の事業者がそこに入るかどうかも分からない。普通、民間だったら本社を持っていますから、事務所はそんなに使わないではないですか。そうすると、事務所のスペースは一体何のためだという話になってくると思います。これは今回の指定管理の議案とは違いますけれども、一つ考えなくてはいけないことだなと思っています。それについては十分検討していただきたいと思います。
 それと、境南ふれあい広場公園については実際公園のほうがやっていることは知っているのですけども、では、プレイスはどう関わるのかというのは特に指針とか方向性というのはないのですか。今、結構一緒にというのか、連携されていることは知っていますので、それはそれで私はとてもいいことだと思っています。逆に、それと図書館と連携するということも、当然同じ場所にあるのですから必要なのですけども、それは今回特に仕様とかそこには入っていないという理解でいいのですか。というか、どこかに入れておかないといけないと思っていますが、細かいことについて、ここでは分からないので、確認をさせていただきたいと思います。
 もう一つ、図書館の嘱託さんについては、雇用する会社が違いますから、給与の差は出るとは思うのですけども、基本的に専門性がはっきり出るような雇用体制ですとかを考えているという理解でよろしいでしょうか。要は、中央図書館でやっている人とプレイスと吉祥寺図書館がやっている内容とかスキルが変わっては困りますので、その辺は当然考えているという理解でいいのか、ここを確認させていただきたいと思います。

17803【高橋生涯学習スポーツ課長】  境南ふれあい広場公園の件につきまして、確かに今回の指定管理については触れていないところでございます。委員御案内いただいたとおり、ただ、実態は連携はできているというところでございますので、今回この中に入れることはなかなか難しいのですが、どういう形でルール化といいますか、残していけるかというのは、今後検討していきたいと思っております。今回はちょっと入れるのは難しいのかなと思っているところです。
 以上でございます。

17804【森本図書館長】  最後の報酬のところでございますけれども、力を発揮していただくことは必要だと思いますし、本当に大事な仲間だと思っておりますので、そこが適切な能力を発揮していただけるものとして今は整備されているというふうには考えているところでございます。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17805【川名委員】  事務所の在り方については、今後検討されるのですよねということを確認させていただきたいと思います。
 もう1個、プレイスと境南ふれあい広場公園の件ですが、今回、指定の仕様書とか契約書が入っていないということを考えると、例えば、館長があの公園に行っていて、ほかのイベントを見ているときに何か事故が起きたら、保険が下りないということですか。業務以外になってしまう。そういう考え方になるけども、そうではないでいいのですよね。別に柵があるわけではないので、どっちがどっちの管理というのは難しいと思うのです。そう考えると、今のような、いろいろ連携していくことに対して、市としては、保障というのもおかしいですけども、それはきちんと認めているという理解でよろしいですか。要は、指定管理の業務に入っていないのだから業務外の仕事をしたら、例えば、けがをしてもそれは関係ないですよという話ではなくて、それはきちんと市としても連携することは認めているという理解でいいですよねということを確認させてください。

17806【小島行政経営担当部長】  失礼しました。事務所につきましては、施設管理として必要な事務所もあると思いますので、それと、あと本部機能としての事務所については各ほかの事業団、財政援助出資団体も含めて検討したいなと思っております。

17807【原島(公財)武蔵野文化生涯学習事業団派遣参事】  境南ふれあい広場公園の管理につきましては、緑のまち推進課から、公園清掃等維持管理というような業務委託も請け負っております。そういった中で、館長の一つの業務として、公園の管理ということで巡回もさせていただいているところもございます。そういう中で、引き続き連携はしっかり図っていきたいというところと、プレイスの理念の中で地域との関係性もうたわれておりますので、そういった中でもそういうイベント等の関わりというところは大事にしていきたいというふうに捉えているところでございます。

東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

17808【東山委員】  川名先輩から重大な指摘が入ったと思います。公益財団法人というのは、やはり公益の事業をやりつつも、民間の組織だというふうに思っています。そういう私たちの財産である公共施設に対して、民間に事務所なりなんなりを無料で貸し出しているのはおかしいと思いますし、私からも事務所の在り方というのは強く見直しを要望したいと思います。何かよく見たことがあるなという方が理事長もやっていらっしゃいますし、そこら辺の事務所の在り方をぜひ見直していただきたいなと思います。
 仮にこれが否決となったとき、この事業者は駄目ですとなったときに、何か代わりにこれらの公共施設を管理できる業者というのはリストアップされているのでしょうかというところを伺いたいと思います。モニタリング評価をしているとおっしゃいますけれども、実質、何か競争なり改善が働かない仕組みなのではないかなとも思っています。モニタリング評価を見させていただいても、C、Dの評価というのはなかなかないわけで、評価委員会の名簿を見ても、5人中3人の方が役所の方で、民間の方も士業の方というところで、もう少しユニークな方というか、意見を入れてもいいのではないかなというふうに思います。いずれにせよ、しっかりと、どの事業者になっても、競争と、あとはいろいろと改善というものが望まれるような、そういった仕組みづくりにしていただきたいなと要望しますけれども、御所見を伺えればと思います。

17809【小島行政経営担当部長】  指定管理につきましては、非公募の施設については特にほかで当たるというのは今のところ考えておりませんので、仮に否決されたりした場合にはまた今後どのような管理者を指定するのかというのは検討かなと思っています。
 また、今、副委員長御指摘のモニタリングの件ですとか、そういった点につきましては今後見直しを行い、必要な改善をしていければと考えているところでございます。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17810【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17811【大野委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 採決は1件ごとに行います。
 まず、議案第105号 武蔵野市立自然の村の指定管理者の指定について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17812【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第106号 武蔵野市立ひと・まち・情報創造館武蔵野プレイスの指定管理者の指定について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17813【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第107号 武蔵野市立体育施設の指定管理者の指定について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17814【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第108号 武蔵野市立吉祥寺図書館の指定管理者の指定について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                    (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17815【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 では、暫時休憩いたします。
                               ○午後 0時22分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 1時30分 再 開

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17816【大野委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第9、議案第109号 武蔵野市立第一中学校改築工事請負契約の変更について、日程第10、議案第110号 武蔵野市立第一中学校改築に伴う電気設備工事請負契約の変更について、日程第11、議案第111号 武蔵野市立第一中学校改築に伴う機械設備工事請負契約の変更について、日程第12、議案第112号 武蔵野市立第五中学校改築工事請負契約の変更について、日程第13、議案第113号 武蔵野市立第五中学校改築に伴う電気設備工事請負契約の変更について、日程第14、議案第114号 武蔵野市立第五中学校改築に伴う機械設備工事請負契約の変更について、以上6議案を一括して議題といたします。
 直ちに質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17817【三島委員】  では何点かお願いします。労務単価の上昇により、インフレスライド条項の適用による契約変更の議案ということだと思うのですけれども、第3回定例会の文教委員会の補正予算でも質疑がありました。契約変更して金額を上げたものが、現場で働いている方の賃金にきちんと反映されているのか、税金から払われているものが、金額アップの理由どおりに適正に使われているのかの把握は大事だと考えます。また、人が確保されていって、これからの工事が適正に行われていくためにも重要なことだと考えますが、見解を伺います。
 また、現場で働いている方の賃金にきちんと反映されているのか、把握はどのようにされているのか、そこも含めて伺います。

17818【田中丸学校施設担当課長】  スライドを変更した後、今、適正に下請業者さんに支払われているかという御質問だと思いますが、先日の文教委員会でもちょっと御答弁させていただいたとおり、あの文教委員会の後も改めて業者さんに、この今回のインフレスライドの意義というか、当然下請業者さんにもきちんと支払う必要があるということは伝えている中で、どこの業者さんも言われていたのが、特に今やはり建設業界において人員の確保がもう喫緊の課題というふうに言っていました。
 特に建築工事においては多種の工種の中で、やはり工期内に収めるということは、一定の人を確保する必要があると。そういった中では、やはりもう適正な労務単価プラスアルファの費用を払ってでも人材の確保をしているのが現状という話を、ヒアリングの中では聞いておりますので、そういった意味で、適正に工事を完成させる上ではこの現状が実際ある。以前はやはり下請業者さんに低く請け負ってもらうという風潮もあったのですが、今はどちらかというとその逆の風潮があるというふうには聞いております。なので、今後はこの辺の研究も必要だとは思っていますが、現状はそういう状況というふうには聞きました。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17819【三島委員】  そうですね。そのようなお答えが文教委員会のときもありまして、また、その後もそうやってヒアリングしていただいているということなのですけれども、今そのような現状があるので、逆にヒアリングしてとか、こういうふうに調査していくだとか、そういうことを入れやすいのではないかなという思いもして、研究していくということなのですけれども、今そういうことをきちんとしていきましょうというのがもう全体的な流れでありますし、ヒアリングなどをして、感触はつかんでいただいているのだけれども、きちんと調査して把握していくような、やはりそんなものをできるだけ早く入れていっていただくことが、この先またいろいろなことが変わっていくかもしれないのですが、変わっていたときにも、もうそういうことをやるのが武蔵野市で仕事をするためにはとか、そうなっていったらいいのではないかなと思いますが、改めてその辺、研究とおっしゃいましたけど、今後市がもうちょっとこんなことも考えているとか何かありましたら伺えますか。

17820【田中丸学校施設担当課長】  これはあと、要は下請業者さんへのということは、元請業者さんと下請業者さんの契約の関係にも直結してくる話だと思っております。なので、なかなか民民の契約にどこまでというのは難しい一面もあるかなと思っていますが、やはり最初に入札して元請さんが決まった時点で、早い段階でそういう上昇の可能性もある中で、適正に下請業者さんと契約するということを、事前にうちのほうからということが必要かなというふうには、今までの経緯の中で感じております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17821【三島委員】  では事前にしっかり言っていただくということと、民民のところで難しいところもあるかもしれないということですが、でも動いていっている部分もあるかなと思いますので、どうぞ研究も進めて、そちらのほうもよろしくお願いします。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17822【本多委員】  インフレスライドのことは続いてきているので、1点だけ確認をさせてください。これだけどんどんまた金額が上がってきているというところで、学校改築全体のシミュレーションについては、どこかのタイミングで見直しをするということがあったと思っておりますが、これは具体的に時期が定まってきていたら教えてください。

17823【田中丸学校施設担当課長】  費用の見直しなのですが、来年、再来年度に学校施設整備計画の見直しを行う予定になっております。この中でも一定その費用の部分も書かれていますので、今回の計画の改定の中でも、一定程度の今後の事業費の算定というのは見直す必要があるかなというふうには考えております。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17824【本多委員】  ありがとうございます。人口推計のところで、また財政のシミュレーションをやるという話があったと思っています。なので、そこに合わせて出していただいたほうが、やはり正確な数値が出てくるかなと思っておりますので、そこに合わせた形でお願いしたいと思いますけれどもいかがでしょうか。

17825【真柳教育部長】  おっしゃるとおり、今、人口推計も1%のずれが1年以上続いた場合というところで、そもそも第六期長期計画に見直しの規定は置いております。今その状況に近い状況が確認されておりますので、いよいよ1月1日を迎えるわけですから、そうなるのではないかなというところを我々としては予想しております。それに合わせて、またそのシミュレーションというところも連動してやっていくことになるかと思います。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

17826【きくち委員】  今回のこととちょっと外れるかもしれないのですけれども、今度五中もそうなのですが、この電気工事の内容で確認なのですが、一中においては、今ナイターの設備があると思うのですが、現在すごく薄暗く、使いづらいという御意見もいただいていて、この工事に対しては、もっと明るくするとか、その辺も含まれているか。
 五中においてもナイター設備が必要になってくるかなと思うのですが、その辺もこの工事代金のほうには反映されているかということの確認と、やはり夜間のナイターにおける照度というのがある程度保たれるということは、今後災害時なども中学校に集まるということもあるので、そういう災害に対しても設備的には必要になってくると思うので、その辺り確認なのですが、工事代金としてこれは反映されているかどうかをお伺いしたいと思います。

17827【田中丸学校施設担当課長】  校庭の照明設備の御質問だと思います。ちなみに一中も五中も、今回の工事というのは校舎と体育館をメインに造る工事になっております。ただ、一中も五中も既存の体育館も残しています。あと、学校の校庭整備とかテニスコート、いわゆる2期工事というのも今後予定しています。その中で全体的に照明の整備を行っていますが、今言われた照度の問題等も十分考慮して、計画をしていきたいと思っています。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17828【川名委員】  物価スライドについては、当初からそれは承知していましたので致し方ないと思っているのですけれども、今回この増額となった金額の妥当性って、どう調べていらっしゃるのかということを説明していただきたいと思います。三島委員もおっしゃっていたのですけれども、現場の職人さんの賃金は全然増えていないという話を聞くと、その増えた額が一体どこに行くのかというのがよく見えていないのです。ではどう調べろという話になると、どうしても業者から出てきた話だけではないと思いますので、この金額の妥当性についてどのようにして判断したのかというのが1点。
 もう一つは、今回のこの改築工事に伴う工事費というのは、これ以降はないですよねということを確認したいのです。内装とか外構とかは別として、今回の工事に関して価格が変わることは、これが最後ですかということを確認させてください。

17829【田中丸学校施設担当課長】  2点御質問いただきました。
 まず1点目の妥当性につきまして、なかなか妥当性をどういうふうに判断するかというのは、いろいろ考え方があるかと思っていますが、一つ我々としては、建築物価調査会という、常に建築の物価の指数を出している調査会社がありまして、そこの指数を基準にちょっと考えているところはあります。その中でこの一中も五中も、このスライドの基準日からの物価上昇率をそれで算定しています。その中で今回の契約内容がその指数以下になっているというのは確認できていますので、今回の契約変更によって、それ以上の上昇率を加味した変更ではない。逆に物価上昇率の範囲内で今回の契約変更ができているというところで、そこの一定の妥当性があるのかなというふうには認識しております。
 あと2点目です。今後の特に一中のスライド、再度その可能性があるかということに対する御質問ですが、まだ一中のほうも、来年10月まで工事があるので、例えば今度の3月の時点でまた大きく労務単価が上昇した場合には、制度上はできるというふうには考えております。
 ただ、どうしても残工事の兼ね合いからすると、そう大きな金額ではない、プラス、今回のスライド条項の中には、1%分を事業者が負担するという決まりもありますので、そこを勘案すると、一中に関してもないのかなというふうには思っていますが、制度上はあり得るので、それはそのときにならないと分からないというのが正確なお答えになるかと思います。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17830【川名委員】  物価は読めないので仕方がないと思いますけど、これは最後にしてほしいなとは思います。
 1つ確認なのですけれども、今年からいわゆる建設業界の2024年問題があって、現場の職人さんたちの勤務時間の上限が決まっていると。それもあって人件費は上がるだろうという想定をされていました。それは当然最初から含まれているという理解でいいですよね。要は物価上昇分が主な要因だと。人件費とは言うけれども、当然上がるのは目に見えて、最初から分かっていた話ですから、その辺きちんと含んでいたのですよねということの確認。
 もう一つは、現場の職人さんなり仕事をしている人たちが、賃金については何か分からないですと言っていましたけれども、例えば勤務時間というのは、この法の趣旨に照らし合わせれば、週休2日できちんと仕事していないと意味がないと思うのです。その分の人件費が上がっているわけですから。その辺の確認は取れていらっしゃるのでしょうか。

17831【田中丸学校施設担当課長】  2点御質問いただきました。1点目の御質問の意味合いとして、今回のスライドの変更に伴って、労務単価の物価上昇分もしっかり加味されているかという御質問だというふうにちょっと捉えたのですが。そうです。当然資材と資機材と労務単価両方が、このスライドの上昇とに含まれております。
 あと、2点目の2024年問題ですけど、特にやはり下請業者さんも、もう残業を会社として認められていないので、要は定時にしっかり上がるという風潮が、今現場でもあります。実は五中のほうは工期が非常に厳しい中でやっていると。やはりできれば残業してでも、少しでも作業を進めてもらいたいという元請さんの思いはあるのですが、そこは下請業者さんがしっかり、もうそれはできないというふうに断って帰ると聞いております。というところで、やはり大分現場の状況も変わっていて、そこは適正に行われているのかなというふうには認識しております。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17832【川名委員】  今の質問は、要は2024年から人件費が上がることは想定されていたので、それも含めてきちんと契約だったのですよねという確認です。そうだとしか返答ができないと思いますので確認です。
 もう一つは、最終的に人件費高騰で人がいないからといって、我々として困るのはやはり工期の遅れなのです。だからといって現場に負担をかけ過ぎてしまっているというのも何か難しい線で、どちらがいいとも言いづらいところではあるのですけれども、工期に関しては必ず守るという前提で、いろいろ今回の契約も含めて進めているという理解でよろしいかどうか、確認させてください。

17833【田中丸学校施設担当課長】  先ほどの御質問のちょっと再答弁というか。そうです。当然2024年問題も含めた契約、要は含めた工期設定を行っていますので、そこは当初の契約には含まれているという認識でいいと私は考えております。
 あと2点目なのですけど、この工期の問題が非常に難しくて、2024年問題と、要は相反する関係というか、労働時間をしっかり守るということは、作業が、言ってみればちょっと進まないと。片や工期というのはもう決まっている。当然工期の中で現場を仕上げるというのが、もう契約の最大の重要な事項だとは考えています。特に五中に関しては、最初の工期の設定がちょっと厳しい工期の設定にはなっていると。ただ一中に関しては、不調もあったことで、そこはしっかり見直して、しっかりした工期を設定しているというところで、やはり最初の契約時にどれだけ適正な工期設定をする必要があるかというのは、今深く捉えておりまして、その部分は今後の発注の際にもしっかり生かしていきたいというふうに考えております。
 以上です。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17834【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17835【大野委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 採決は1件ごとに行います。
 まず、議案第109号 武蔵野市立第一中学校改築工事請負契約の変更について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17836【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第110号 武蔵野市立第一中学校改築に伴う電気設備工事請負契約の変更について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17837【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第111号 武蔵野市立第一中学校改築に伴う機械設備工事請負契約の変更について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17838【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第112号 武蔵野市立第五中学校改築工事請負契約の変更について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17839【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第113号 武蔵野市立第五中学校改築に伴う電気設備工事請負契約の変更について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17840【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第114号 武蔵野市立第五中学校改築に伴う機械設備工事請負契約の変更について、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17841【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17842【大野委員長】  次に、日程第15、議案第115号 武蔵野市立第五中学校重量什器備品の買入れについて、日程第16、議案第116号 武蔵野市立第五中学校コモンズ系・特別教室軽量什器備品の買入れについて、日程第17、議案第117号 武蔵野市立第五中学校軽量什器備品の買入れについて、以上3議案を一括して議題といたします。
 直ちに質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17843【三島委員】  お願いします。まず、第115号の武蔵野市立第五中学校重量什器備品の買入れについて伺います。このロッカーとか棚というのは、教室にあったりするあの棚だったり、生徒や児童のロッカー、その辺のものを指しているということでよろしいでしょうか。

17844【田中丸学校施設担当課長】  ロッカーの御質問です。委員のおっしゃるとおり、このロッカーに関しては、教室とか職員室とかに置かれているロッカーなのですが、基本的に建築工事の家具というのは、もう作りつけの家具、要は仕上げも含めて、もう動かせない家具は建築工事に含まれております。それに対して、後で置いておける、逆に移動できるような家具を、今回こっちの備品のほうで買い入れていると。簡単に言うとそういう分けで、今回はこの棚というのは、動かせるような棚を指しております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17845【三島委員】  では、生徒や児童の荷物を置く棚というかロッカーは、これは別ということですか。

17846【田中丸学校施設担当課長】  生徒さんのロッカーは工事のほうに入っております。ここもちょっと難しい。基本的には可動できるものは備品。ただ、特に教室のロッカー、生徒さんのロッカーというのは、もう全体の教室のしつらえに合わせたロッカーで、今回は可動できないものですが、例えば今後井之頭小とかで考えているのは、その可動もできるロッカーも考えているのですが、それは設計の趣旨に合わせたしつらえをしたいというところで、場合によっては可動できても建築工事に入るケースもあるので、ちょっとそこだけプラスで補足させていただきます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17847【三島委員】  ちょっと今のを聞いたのは、ロッカーの大きさのことを言おうと思ったのですけど、ではちょっとそれは別だなと思いましたので。ただ、もう以前から子どもたち、小学生も中学生も、物を置く場所がないということはずっとありまして、今回の工事のところではないのですけれども、工事の中で作りつけのものについては、大きさが大きくなっているのだという御答弁を以前いただいていますので。
 ただちょっと置くロッカーのイメージが、教室などには、私はちょっと今湧きにくいのですけれども。ちょっと特別教室などが多いのかなと思うのですが、でも置くロッカーも、物が置けるにこしたことはないので、その辺はいろいろ計画して、十分な量のロッカーや棚だとかが置かれるということで大丈夫ですかね。すみません。

17848【田中丸学校施設担当課長】  そうですね。置くロッカーの容量というのは、当然学校のほうにはきちんとヒアリングして、必要な分は最低限は設けるということで計画しております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17849【三島委員】  今最低限とおっしゃったのですけど、ちょっと余裕がないとなかなか難しいかなと思いますので。ちょっと余裕もあるのかなということも伺いたいですが。最低限と今ちらっとおっしゃったので、ヒアリングもして、十分な量が置けるようなロッカーということでよろしいですか。

17850【田中丸学校施設担当課長】  すみません、最低限というか、学校として必要な分はしっかり確保して計画をしております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17851【三島委員】  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 別のことに行きます。今回の入札なのですけれども、3つの入札とも、10者のうち8者が辞退、1者不参加、最終的に1者のみで入札して落札となっていることについて伺います。ちょっと私が見たときびっくりしたのですけれども、今までにこのようなケースはありますか。また、他自治体で最近こういうことが多いなんという話があるのでしょうか。ちょっとこのようになってしまった理由の分析などありましたら伺いたいです。

17852【長坂管財課長】  1者入札でほかが全辞退という、こういった案件がよくあるのかというところなのですが、よくあるわけではございませんが、今年度に入りまして、そのような案件は数件、ほかの案件でもございました。例えばエレベーター改修工事ですとか、電気設備ですとか、なかなか不調が続いたものというのは、このような1者だけでほか辞退という案件はございました。他自治体については、近隣市で打合せをやった際には、あまり不調がないということで話は聞いております。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17853【三島委員】  ありがとうございます。1者入札というだけではなくて、8者辞退という、その数もちょっと思いましたので。8者辞退なんというのも、先ほどの何件かあったというのは、そのような状況だったのでしょうか。それはちょっともう1回御返答いただきたいと思うのですけれども。
 この入札状況はいろいろ社会の状況もあるかと思うのですけれども、やはりこれが続いていかないようにしていくことは大事なのではないかなと思いまして、今後の対応策などあれば、そちらも伺います。

17854【長坂管財課長】  ほかの案件で同様なケースがということですけれども、先ほど申し上げた案件については、1者でそのほか数者辞退というのがございました。
 今後についてですけれども、今回参加資格要件で、東京電子自治体共同運営サービスというところが格付している格付でA、それで上位10者ということで業者を選定いたしました。それで今回こういった結果になりましたので、複数者が入札していただけるような選び方がどういったものがいいのかというのは、今後研究していきたいと考えております。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17855【本多委員】  私もちょっとこの入札の結果についてお聞きをしたいなというふうに思っておりましたので、続けて伺います。
 今お話で、こういうふうになることがないわけではないということだったかなとは思っているのですけど、今回3つの入札の案件に分かれていて、その中で1つ目と3つ目は同じところが落札していると。2つ目のところは別のところが出しているのだけれども、今回3件とも全部同じ10者にお声かけをしているということなのかなと思っているので、こういう結果になるというのは、何でこういうふうになるのかなというので、この内容のところでということなのかもしれないのですけど、ちょっとこの辺の動き方というか、不思議だなと思ったので、もう少し詳しく、この分析について教えていただきたいです。

17856【長坂管財課長】  先ほど申し上げた選定の方法で、上位10者からというところで選定させていただいております。そこが一般的に言うメーカーが多かったので、商社が入っていないということでしたので、得意分野というのですか、そこ以外のところに手を出しづらかったというのはあるのかなと。ですけど、業者さんからの質問で、同等品、こういったもの、例えばAという商品に似通った品でもいいですかという申請というのは来ているので、全く駄目だったわけではないのですけれども、最終的に札を入れていただくことができなかったというのが現状でございます。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17857【本多委員】  ありがとうございます。取り扱っているものとかにもよるのかなとは思うので、得意、不得意というところはあるのかななんというふうには思っておりました。今後のこともあるので、今回この3つに分かれていると思うのですけれども、この分け方の部分というのは何か意図があるのか、あるいはもうそういうルールなのか、今後これで何か工夫できるところがあるのかということについても教えていただきたいです。

17858【田中丸学校施設担当課長】  什器の備品の分け方についての御質問でありますが、実は今回、新しい学校を1校造る中の備品なので、膨大な備品になっております。その中で、我々としてどういう形で発注するのかということをまず考えたときに、官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律という法律があります。要は中小企業にも受注の機会を与えるという大きな流れがあるので、まずこの法に基づいて、要は一括でまとめてやるのではなく、適正に分離すると。合理的な理由があったらしっかり分離するという、まずそういう前提で分離、分けております。
 その中でも、でも今回必要に応じて、時期的なものもありますし、あと、例えば今回、学校の椅子とか机はこちらに入っていないのです。学校の机と椅子というのは、我々は一番大事なものだと思っております。なのでメーカー3社の実物を取り寄せて、教育部内でも実物を見ながら、何が最善なのかという検討をして、実は指定して発注をしております。今回2,000万円行っていないので、それは今回に入っていません。
 ただ、今回含まれているものが、汎用性のあるもので、適正な量もあると。一旦適正な備品を納期内に納めなければいけないとかという中で、今回こういう形で分けております。なので、合理的な理由があって、今回こういう分けになったという結果であります。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17859【本多委員】  分かりました。そうすると、今のお話の中で1個だけ気になったのですけど、ある程度分けていくことによって、中小企業も参入がしやすいようにするという、今法律のお話があった。名前はちょっと今長かったので分からなかったのですけれども。その参入しやすくするという工夫をしたけれども、この東京都の調達のあれだと、上位10者ということだったので、これは中小企業みたいな規模感のところというのは含まれているのですか。ちょっと分からないのですけど。これは名前だけ見ると、あらかた大きいところが多いのかななんというふうには思ったのですが。
 そうするとその仕分けるという工夫をしたことと、この10者指名で出しているところというので、その辺の工夫といいますか、その辺りというのはちょっと今の意図的な部分というのは、きちんと伝わるような形になっているのかということについて教えてください。

17860【田中丸学校施設担当課長】  先ほどの分離発注の方法というか、実は数で言いますと、備品と消耗品でも分かれるのですが、合計で17分割しております。その中の上の3つが2,000万円を超えているもの。そうでないもの、100万円単位から1,000万円単位のもあったりもします。結果的には、全10者に発注ができています。その中でも4者が市内業者さんにも発注できているというところで、一定その法の趣旨に基づいた契約ができているのかなというふうには認識しております。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17861【本多委員】  理解できました。今のお話を聞くとやはり分かるのです。だから、今回こうやって2,000万円以上のものしか確かに議決のところには出てこないので、いまいち分からないなというところはあるのですけれども、全体感の動きとして、あれはどうなっている、これはどうなっているというところがやはり一覧で出てきたほうが、私たちとしては納得感があるといいますか。見えているところはここだけですという形かなというふうには思いますので。
 そうすると今度は、この備品のところにあれは入っていないけどどうなっているのかみたいな話になっていくのかなというふうに思いますので、その辺りも、別で報告という形で来るのかもしれませんが、こういう議決をするときに、そういったところをより分かりやすくしていただけると大変助かりますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

17862【きくち委員】  ありがとうございます。今の質疑の中で、学校の子どもたちが使う実際の机とか椅子とかはもっと吟味したいので、2,000万円以内だし、この中には入っていないというお話があったのですが、学校改築というのは多分、最終的に今一番近いのは、大野田小学校が最後というか、それが19年前、もう来年で20年になると思うのですが、それ以降大きな学校工事というのをやっていないと思うのです。実際そこに私自身が、うちの子どもがいたので、とても関わっていたのです。PTAとして関わっていたことなのですが、実際備品、子どもたちのそれこそ椅子と机は、小学校1年生が動かすにはとても重くて、持てないのではないかぐらい立派な椅子と机だったのです。
 ですのでその辺、本当に子どもたちの使う身になったとか、あと、先生方の御意見というのが反映されてたかどうかが不思議なぐらいのものだったのですが、そういう備品一つにおいても、先生方の御意見とか子どもたちの立場に立って、こういうのが反映されているかどうかの確認です。
 あと、これは内装工事に関わってくることだと思うのですが、実際今の大野田小学校の、例えばささいなシンクみたいなものもあるのですが、すごくおしゃれで、ホテルにあるようなシンクがついているのです。子どもたちはジャーとお水を流して、ばっと手を洗ったら、この辺全部水浸しみたいな。結構おしゃれなものがついているのですけど、これは備品ではないのですが、たとえシンク一つにしても、そういうものを実際使う立場に立ったものが設計されたり、備品として入っていたりするものかどうかというのを、再度検討していただきたいと思うところがあるのですが、その辺御回答お願いします。

17863【田中丸学校施設担当課長】  2点御質問いただきました。
 まず1点目は、生徒さん、あるいは先生の意向がしっかり反映されているかという御質問だと思っております。そうですね。当然我々は造る側で、いわゆる学校の教職の部分というのは分からない部分があるので、そこは指導課、教育支援課さん、あと学校に、定期的にヒアリングしながら、何が本当に必要なのかというのは意見をもらっています。その中でこういう備品等は決めていますので、我々はむしろ聞いて決定しているという流れは踏んでおります。
 あと、2つ目の、実際おしゃれなシンクと使い勝手の相違の部分に関しても、実際今回五中、一中に関しても、佐藤総合計画という、学校の施設に比較的強いと言われている設計事務所さんが、要は実績を踏まえて設計しているので、そこも一定程度実用性も加味したものを配置しているというふうには認識しております。
 以上です。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

17864【きくち委員】  ありがとうございます。20年近くたってからの検証というか、今に至るわけではなく、もうその時点で、これはどうなのというところがとてもあって、実際そのときの副校長先生とかも、御自身のロッカーなんかも、きくちさん、これはどう使えばいいかなみたいな、そういう立派なものだったり、使い勝手が、先生と業者さん、設計会社のほうで本当に協議をして作ったものだろうかというものも、結構あったのです。
 なので、おっしゃることはとても分かるし、実際本当にそうしないといけないことだというのは重々分かるのですけれども、再度、本当にその辺は相互の理解を深めていって、適正な価格のものをセットしていただきたいと思いますので、よろしく御検討お願いいたします。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17865【川名委員】  皆さんと同じところなのですけれども、今回これを辞退された会社のその理由というのは、どういう理由から辞退されたのでしょうか。

17866【長坂管財課長】  辞退された業者さんに直接ヒアリングをかけたわけではないのですが、システムに辞退理由を入れていただいているのですが、そこを確認しますと、仕様を満たせないためですとか、同等となる製品がそろわないため、あとは社内体制が整わないためという理由の記載がございました。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17867【川名委員】  結局1者しか入札に参加していないことによって、価格の妥当性ってどう判断されるのでしょう。普通は何者かから、一番安いとか、提案がよかったら決めるのだけれども、これは結局1者しかないわけです。それはどう判断されるのかということと、もう一つは、自治体によっては、辞退したらペナルティをつけるというところもあったりするのですけれども、武蔵野市の場合は辞退は、ああ、そうですかで終わってしまうのですか。
 これはそもそも最初から、この案件をきちんと調べている会社かどうかというのが、逆に分からなくなってしまう、そういう印象も持っていますけれども、そこに特に入札としては全然気にしていないという理解でよろしいでしょうか。せっかくこうやっていろいろ10者なりなんなりが入札しようとしてくださっているのだったら、きちんとそれは全部競争していただかないと、本来の意味がないと思うのですけれども、気軽に辞退していいものかどうか、市として何も考えがないのか、この点についても確認させてください。

17868【長坂管財課長】  1つ目の価格の妥当性ですけれども、実際落札額が大体8割程度だったかと思いますので、うちが持っている積算根拠と比べまして、それより低い価格で入れていただいていますので、価格は妥当ではないかと考えております。
 あと、辞退したら駄目なのかというお話なのですけど、うちのほうが、先ほど申し上げた、格付がAで上位10者を指名させていただいて、通知を差し上げて、それで業者さんが案件について検討いただいて、その中で辞退という判断でしたので、特にペナルティというものは加算していないところでございます。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17869【川名委員】  そうすると、要は競争が働いていない状態で適正だと判断したという理解でよろしいでしょうか。結果的に1者になって、値段がいいとか、悪いとか判断はできないですし、ここで契約しないと工期が間に合わないということも分かっているので、認めざるを得ないと思うのですけれども、この価格が適正なのかというと分からないですよね。もう一者がもし入札したら変わる可能性もあるわけですよね。そういうリスクというか、可能性がある中でのこの金額というところに、どこに妥当性があるのかなというのがよく見えないのですが、その辺いかがなのですか。何かそういう判断があるのでしょうか。
 というか、公正取引委員会はやはりこういう辞退が出てしまうことに対して、何かしらの問題点があるのではないかと、実はちょっと昔の資料で読んだことがあるのです。適正に行われているとは思っていますけれども、そうでない場合って、これは普通に見たら変です。みんな辞退につながっていて、しかも入札に参加している会社はほとんど同じです。普通に見るとちょっと、みんなそれで疑問を持っていると思うのですけれども、そこは完全に妥当だと、金額に対してもこれは全く問題ないのだとする、その根拠をもう一つ説明していただけますか。

17870【田中丸学校施設担当課長】  金額の妥当性についてなのですが、今回、先ほど言ったとおり17者に発注をしていまして、そこの平均値をそれぞれ備品、消耗品で出しても、備品だと約81.6%と、81%ぐらいの数字の中で、今回その上位2,000万円を超えるものもほぼ同等の率になっているので、そこで一定妥当性というのはあるのかなというふうには、主管課としても認識しました。ごめんなさい、8割というのは定価。この備品というのはカタログでもう定価が出ていますので、あくまで定価に対しての8割という考え方です。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17871【川名委員】  8割ぐらいになるというのは、それは誰でも知っている話です。その中でいかに企業努力して安くしてもらうかというために入札しているのではないですか。最初から金額が分かっていたら、入札なんかしたって意味がないではないではないですか。そうすると、今回でなくて、前、やはり1者入札についていろいろ問題も議会から指摘されている中で、1者しか参加というか、ほかは辞退してしまっているわけです。これは問題はないのですかというところなのです。
 少なくとも数者から見て、その金額がこうだということを言わないと、これは何か違うことが起きているのではないのかと思ってしまいそうな、この数字なのです。数字というか、このデータだけを見ると。そういうことがあるとは思っておりませんけれども、どうもそこの妥当性がこれだけでは分からないのですが、そこら辺全く問題ないと考えていらっしゃるのでしょうか。
 さっきの辞退の理由で、仕様が合わなかったという話があると、最初からそういう入札をかけるときの仕様書について不備があったように思えてしまうのですけれども。だって最初からこういうものだと仕様を書いているわけだから、そんなのは分かる話ではないですか。あまり辞退の理由だとは思わないのだけれども。細かいことをここで、資料もない中で聞くというのも何ですけれども、この1つしか入札していないことについて、このままでいいとお考えなのか、その点も含めて御答弁をお願いいたします。

17872【長坂管財課長】  委員がおっしゃっていることもよく分かるのですけれども、1者入札が全て駄目となりますと、事業の遅延ですとかそういったことにも影響がありますので、1者入札が全て悪いとは考えてはおりません。ですが、先ほども申し上げたように、今後参加資格要件ですとかそういったものを見直して、複数者が札を入れていただけるような工夫をしたいと考えております。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17873【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17874【川名委員】  議案については全て賛成をいたします。ただ、今も質問したように、1者だけしか入札していないというのはどうも、これはちょっと課題だなと思っています。工期を守らなければいけない大前提があることは十分承知していますので、今答弁にもありましたように、今後これはこういうことが起きないように、いろいろ検討していただくことを提案させていただいて、賛成といたします。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17875【大野委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 採決は1件ごとに行います。
 まず、議案第115号 武蔵野市立第五中学校重量什器備品の買入れについて、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17876【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第116号 武蔵野市立第五中学校コモンズ系・特別教室軽量什器備品の買入れについて、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17877【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第117号 武蔵野市立第五中学校軽量什器備品の買入れについて、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17878【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17879【大野委員長】  次に、日程第18、議案第125号 第五小学校解体工事請負契約を議題といたします。
 直ちに質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17880【三島委員】  お願いします。まず、今アスベストのことで結構金額がかかるというふうに伺いますので、アスベストの調査は完了していて、その撤去工事も金額には含まれているかを確認させていただきます。

17881【田中丸学校施設担当課長】  アスベスト調査の実施状況の御質問でありますが、当然このアスベスト調査は、設計の前に事前に調査をした上で、その調査結果を踏まえて設計に含めておりますので、現在のこの契約の内容にしっかりアスベストのことも含まれております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17882【三島委員】  分かりました。ありがとうございます。では、解体工事の契約のことについて、またちょっと行きます。今回8者が同額で、くじ引で落札、決定しているという状況なのですけれども、以前一中の解体工事請負契約のときに、やはりたしか8者が同額でくじ引で、たしか文教委員会だったと思うのですが、そのときの質疑のやり取りの中では、すぐ直前に五中の解体工事が予定価格の70%だったという状況があったので、一中も同じように70%だろうということで予想して入れたところがたくさんあって、8者同額だったのだろうという答弁があったかと思いますが、まず、この認識が正しいかを確認します。

17883【長坂管財課長】  委員がおっしゃるとおりでございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17884【三島委員】  今回なのですけれども、ちょっとそれから時間がたってはいるのですが、今回の8者が同額という状況はどのように分析、また受け止めているか、その辺の見解を伺いたいと思います。
 また、学校は予定価格がありますので、ちょっとほかと違うということもあるのかもしれないのですけど、学校以外の工事でもこのようなことがあるのか、併せて伺います。

17885【長坂管財課長】  今回の件ですけれども、告示のほうで予定価格の事前公表をしておりまして、最低制限価格もその中で、10分の9から10分の7の範囲で行いますというふうにしております。今回7割で、8者ですか、札入れがありましたが、先ほど御案内があった議事録等を多分確認すれば、それぐらいだろうという推測が働いたのかなと考えております。
 あと、こういった複数者が同額でくじになることがあるのかということですが、あまりないという状況でございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17886【三島委員】  そのあまりない状況というのは、学校のように予定価格などの提示の部分が、入札不調にならないように、学校は時期的なものというか、工期など完成のところも大事なので、その辺がちょっと違うからということが理由でしょうか、その違いは。すみません。

17887【長坂管財課長】  そうですね。案件によってまちまちかとは思いますけれども、先ほど委員がおっしゃられた、学校が予定価格事前公表というのは、原則は事後公表にしておりますので、夏季休暇中にやらないといけない学校工事ですとか、そういった期限が定まっているものとかは、予定価格を事前公表にする場合がございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17888【三島委員】  ちょっと今度、契約金額について伺います。一中のときには解体工事の契約金額が、2年前でしたけれども2億9,337万7,700円。五中は3億1,087万2,100円に対して、今回五小は4億6,474万1,200円と、1億5,000万円から1億7,000万円ほど高額になっています。様々物価高騰等あると思うのですけれども、いろいろ理由があるのかなと思いますので、その理由を、複数あると思いますけど伺いたいと思います。

17889【田中丸学校施設担当課長】  一中、五中に比べて、今回の工事が大分金額が上昇しているという御質問でありますが、要因は委員のおっしゃるとおり、1つでなく幾つかありますが、一番まず単純に言えるのが、解体面積も、一中、五中に比べておおよそ1,000平米近く大きいというのが1点挙げられます。
 あと、特に金額の差が出ているのが、やはりアスベストの処理の対応です。特に外壁の塗材にもちょっとアスベストが含まれている中で、それを適正に処理する必要があるという中で、その面積が、例えば五中に比べても倍ぐらい、具体的に平米数で言いますと、五中が約6,700平米ぐらいあったものに対して1万2,000平米と、倍までいかないのですが、かなり多いというところで、まず金額がそこでもかなり上昇していると。
 あと、3つ目の主な要因はやはり物価、労務単価の上昇。これを総合的にした結果が今回の上昇した理由になります。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17890【三島委員】  いろいろアスベストの除去などきちんとしなくてはいけないと思いますし、その辺では、きちんとそういうものも入っている妥当な金額ということでよろしいのかなと思いますが、一応そこも確認させてください。
 ちょっと別のことも行きます。第五小学校は民家と隣接しているかなと思います。先ほど伺ったように、アスベスト除去の壁面、壁の面積も大変大きく、本当に解体自体の面積も結構大きい工事になると思います。解体工事の騒音や振動や工事車両の通行など、近隣への配慮について、一応どのような対策が考えられているか伺うのと、要は書いてあるのを読み取ればそうなのかなとも思うのですけれども、一応それが金額の中に入っているとも思うのですが、誘導員とかがあったような気がするのですが、その辺の対策が費用にきちんと含まれているかについても確認させてください。

17891【田中丸学校施設担当課長】  2点御質問いただきました。
 まず1点目、金額の妥当性でありますが、当然、特にこのアスベストの処理というのもかなり費用がかかるものでありますが、それは調査の結果を踏まえて、各アスベストの処理方法をきちんと積算に入れて累計した結果がこの金額なので、妥当性はあるというふうに認識しております。
 また、解体工事における近隣への配慮ということでありますが、当然やはり解体工事、特に重機を使う作業というのはかなり騒音、振動が発生する中で、これを全く発生させないというのは非常に難しいかと思っていますが、当然最大限近隣さんには配慮する必要があるというふうに考えております。例えば防音パネルと防音シートとかをきちんと外周の足場に設置して、最小限音が発生しないようにとか、低騒音の重機で工事をしてもらうとかです。
 あと、当然家屋調査というものも行います。家屋調査というのは、解体前に近隣の御自宅に影響がないことをまず確認して、工事が終わった後に事後の調査をします。万が一その工事において何か影響があった場合は、きちんと事業者に適正に対応してもらうという趣旨の家屋調査も実施しますので、そういったところでも近隣さんには最大限配慮をしていきたいと考えております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17892【三島委員】  騒音や振動など対応されているのは分かりました。工事車両の通行など、そこについても入っていますよね。ちょっとそこも一応伺いたいと思います。あと、金額にもちろん含まれているということなのだと思いますが、確認させていただきます。

17893【田中丸学校施設担当課長】  そうですね。工事車両においても、一番は搬入口の出入り。かなりの車両が行き来する中で、出入りのときに通行人とかと接触しないようにとかというところで、当然誘導員は配置しますし、その誘導員はしっかり設計の中に入れ込んでいますので、そういったものも金額に含まれております。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17894【本多委員】  こちらもちょっと入札の件がまた特徴的な結果だったということで、恐らく皆さん注目しているのではないかなというふうに思っておりますけど、あらかたのことは先ほどの話で分かりました。アスベストのこととかがあるということだったのですけど、今回この予定価格の7割で、これだけの8者が同じ金額でばっと入れてきているということで、予定価格の決め方のところの詳細をもう少し教えてください。

17895【田中丸学校施設担当課長】  予定価格の決め方というか、予定価格はいわゆるもう設計価格です。なので設計というのはきちんと解体を全て累計して、足し合わせて積算した結果が、この予定価格になっております。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17896【本多委員】  その積算根拠のところを教えていただきたいのですけど。どこからそれを出してきたかということです。

17897【田中丸学校施設担当課長】  基本的に単価というのは東京都の単価がありますので、単価に関しては基本は東京都の単価で、ないものは見積りを取って、見積りをベースに単価を決めていきます。あとは数量です。数量というのは既存の図面を基に、その解体の出るボリュームを出しますので、そこで結果的に全部を積算して、予定価格、いわゆる設計価格を算出しております。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17898【本多委員】  ありがとうございます。そうするとその中身のところで、今回見積りを取った箇所というのはあったのですか。見積りを取った箇所が、都単価でないところで見積りを取得したところがあれば、見積りは何者から取得したのか、教えていただきたいと思います。

17899【田中丸学校施設担当課長】  見積りなのですけど、例えばアスベストの除去方法も、これは都単価にはないものなので、そういったところは見積りを取っております。3者見積りを取って決めています。そこというのは東京都の積算基準に準じてその見積りを取っていると、そういう状況であります。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17900【本多委員】  分かりました。その見積りは3者から取られたということなのですけど、恐らくそこから予定価格を決めていくのに当たって、市の中でそれは選択をしていると思うのです。どうするかというところで。そこにある程度の戦略的な考え方というのがあるのではないかなというふうに思っているのですけど、その辺りについてもう少し詳しく教えてください。

17901【田中丸学校施設担当課長】  3者見積りの取り方なのですけど、こちらも都の積算基準に記載があるとおり、平均を取っていますので、その平均で単価を入れています。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17902【本多委員】  分かりました。何を聞きたかったかというと、ここで言える範囲もあるだろうなとは思いながらちょっと聞いてはいるのですけど、ここまでの経緯からして、不調を出せないということがあるではないですか。それで、今回はこれだけ多くの会社さんが入ってきてくれているので、結果的にはよかったのだろうなと思ってはいるのですけれども、その価格の決め方の部分で、今やはりどんどん高騰してきているというところも含めて、でも不調も出せないしというところで、見積りをこういうふうに取ったりとか、いろいろなことを組替えを考えながら、戦略的にそこを設定してやられているのかなと思ったので、そこをどういうふうに決めたのかなというところが知りたかったという意図です。
 さっきの工期の話もちょっと前段、ここのあれではないですけど、あったというふうに思っているのですが、この辺りも特に問題ないような設定というのが。ちょっと先ほどの一中、五中の話では、結構工期の話がポイントだったという話もありましたので、そこも併せて確認をしたいと思います。

17903【田中丸学校施設担当課長】  工期の設定についての御質問ですが、工期に関しても、これは設計事務所さんも入っていますが、そのボリューム、規模によって根拠がありますので、それをベースに工期の設定はしているところなので、そこは問題ないかと感じております。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

17904【きくち委員】  ありがとうございます。これは確認で、当然分かっていることだと思うのですけれども、その工期なのですが、たしか一中は解体をした後、くいを抜く作業とかで、実際くいが抜け切れず、そのところでまた工事費用が発生し、一時工事が停滞していたとか、中断していたこともあると思うのですが、その辺は解体してから分かることなのか、今既に大丈夫なのかということをお伺いしたいということと、あと、先ほどアスベストの量がかなりあるということをお伺いしたのですが、その辺は設計段階でもう既に分かっているということだったのですが、近隣の説明会とかも何回も行われていると思うのですが、その辺は御近所の方には周知していることなのかどうかということをお伺いしたいと思います。

17905【田中丸学校施設担当課長】  2点御質問いただきました。
 まず、一中のときのくいの先端がちょっと抜けなかったという事象に対する御質問ですが、今回五中に関して言いますと、もともと既存校舎が北校舎と西校舎と大きくあるのですが、北校舎は直接基礎の形式の建物、要はくいがない基礎です。西校舎に関してはくいがあるつくりになっております。今度新しい校舎を今実施設計しているのですが、その新しい校舎は直接基礎を採用したものと考えて計画はしています。
 ということで、当然北校舎はくいはそもそもないのでいいのですけど、西校舎のくいに関しては、今度はくいを抜くと──通常は抜いてというのもあるのですが、直接基礎というのはやはり地耐力が求められるので、変にくいを抜くことでちょっと軟弱な地盤の改良も必要になってくると。むしろ既成のくいがあったほうが、地耐力がある意味持てると。そういう構造の見解もありましたので、今回はくいはそのまま触らないという計画にしておりますので、一中のような事象はないかと思っております。
 あと、アスベストの調査の件ですが、これはこれから業者さんが決まったら、近隣さんへの説明会を実施していく予定になっていますので、その中で丁寧に説明をしていきたいと思っております。
 以上です。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

17906【きくち委員】  ありがとうございます。くいの件はとても分かりました。
 あと、アスベストの件は、多分かなりいろいろな御意見が御近所からあるのではないかなと思うので、それはかなり本当に丁寧に近隣の方の御理解を得るような形でしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17907【川名委員】  確認ですけど、この契約は物価スライドは入っているのですか、入っていないのですか。特に書いていないので、この価格で決定という理解でいいのかどうか、確認させていただきたいと思います。
 あと、予定価格を事前公開したことについて、これは要は納期というか、工期を守ることを最優先して公開したという理解でよろしいのでしょうか。要は予定価格を事前に公開することによって、いろいろメリット、デメリットがあると思うのです。その点どういうお考えだったのか、もう一度説明をお願いいたします。

17908【長坂管財課長】  1点目はスライドが含まれているのかということ。現在の労務単価ですとか物価上昇分は、もちろん見込んで設計をしているかと思います。
 2点目の予定価格の事前公表の判断ですけれども、委員がおっしゃるとおり、工期を遅らせることができないというところで、事前公表という判断に至りました。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17909【川名委員】  では物価スライド条項は入っていないということでよろしいですね。令和8年3月31日というと、来年また人件費が上がったら、また上げなくてはいけないのかと思うのですけれども、今の御説明だと入っていないという理解をしましたが、それでいいか確認です。
 ちょっと古い資料なのですけれども、平成26年に当時の総務省か何かが出していて、予定価格の事前公表のメリット・デメリットということを書いたのです。ここにはメリットとして、職員に対する予定価格を探る行為などの不正行為の防止が可能となること、デメリットとしては、談合が一層容易に行われる可能性があること、積算能力が不十分な事業者でも、事前公表された予定価格を参考にして受注する事態が生じることと書いてあるのです。要は価格がある程度分かっているから、取りあえず落札してからあとは考えようということが起きてしまうと。
 そうすると、この工事自体の質が保てるかどうかが不安になってしまう。あるいは1回受けた後で、やはりできないといって途中でやめてしまうということはまずないと思いますけれども、その後本当に保たれるかどうかという可能性があると、国のほうでは指示を出しているのですが、それはきちんと織り込み済みで、今回の事前公表にしたという理解でいいのか、再度確認させてください。

17910【長坂管財課長】  先ほどのスライド条項の規定が入っているかということでしたら、工事約款のほうに明記しております。
 2点目の先ほどのメリット、デメリットをお伝えいただいたという中で、それは我々も認識しておりまして、先ほど申し上げた理由により工期を延ばすことができませんので、予定価格を事前公表という判断に至っております。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17911【川名委員】  物価スライドが入っているのは、やはりそれは最初から説明したほうがよろしくないですか。これだけどんどん工費が上がっている中で、またこれも上がる可能性があるわけです。特にそれは説明しなくてもいいというならいいのですけれども、何かそこら辺はもう少し丁寧にしたほうがいいと思いますが、この点はいかがでしょうか。
 もう1点は、今回くじで落札された事業者に対する施工能力はしっかりしているのですよね。しっかりしているから落札したとしか言いようがないと思うのですけれども、その辺は大丈夫ですよね。もしそこで何かいろいろなことができないで、そこでまた工事価格が変わる可能性はないという理解でいいのかどうか、その点を確認させてください。

17912【長坂管財課長】  落札した業者ですが、先ほどの共同運営のほうの順位で上位70者以内の事業者というところで、施工能力があると判断しております。また解体工事の実績も、都立の高校ですとか都内の区立小学校とか、実績もございますので、特に問題ないと認識しております。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17913【川名委員】  物価スライドの条項があるのだったら最初から説明したほうがいいと思うのですけれども、それは今後もそういうことは説明しないで議案として出すという考えなのでしょうか。結構我々はそれで非常に困っているわけです。これだけ金額が上がっているけれども、やはり学校だからそれは仕方ないなとみんな思って賛成はしているのですが、最初から説明するというのがいいかなと思うのだけど、それは特に今後考え方は変えないのですか。

17914【長坂管財課長】  先ほど申し上げた工事約款ですけれども、全ての工事についてスライド条項が明記されておりますので、各案件でお伝えしてはいなかったのですけど、もし今後皆さんにお伝えすべきということでしたら、我々のほうからお伝えしていこうかと思っております。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17915【川名委員】  これまでそんなになくて、ここ近年特に多発しているのかな。特に多くて、その金額もかなり変わっています。これは市民的にもすごく関心が高いことですけれども、そんなの当たり前ですよと言ってしまっていいのかなと疑問に思いました。
 これはちょっと市長に聞きます。これは多分議員だったら、小美濃市長も結構こういうことは追及というのか、きちんと明確にしろと、私だったら言うと思うのです。それは市民が当然知っていて当たり前でしょうと。契約には何も書いていないけど、いつかこれは金額が上がりますよ、そんな当たり前ですから説明しませんという市政なのか。当然昨今これだけ物価情報が上がっているのだから、その可能性は当然ありますよと説明していくのが、本当は開かれた市政だし、隠し事のない市政だと思っています。
 今回の件で、だからどうだという話ではないのですけれども、今後そこら辺は物価上昇だって安定しているわけではないのだから、上がる可能性はあるというのはどこかの時点で説明しておいたほうが丁寧だと思いますけれども、御見解はいかがでしょうか。

17916【小美濃市長】  より丁寧に説明をするならば、おっしゃるとおりだと思います。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17917【大野委員長】  この際、委員として質疑をしたいので、暫時副委員長と交代をいたします。
                (委員長、副委員長と交代)

東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

17918【東山副委員長】  それでは、暫時委員長の職務を行います。
 質疑を行います。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17919【大野委員】  大分契約について質疑があったのですけれども、この前の一中、五中の解体の契約のときにも同じようなことが起こっていて、今回また同じような形で、予定価格の7掛けで一斉に来て、くじ引で決まると。私も、やはりこれは契約としては非常によろしくない状況なのだというふうに思わざるを得ない部分があると思います。
 その2年前の契約のときにも、やはり都の基準から積算して予定価格を決めて、それを公表しているという、また本当に同じ説明があったのですけれども、その根拠は分かるのですが、ではそれで競争をして、きちんとした契約ができているのかという部分は、もう少し、東京都と相談するのか、他自治体と相談するのか、何らかの方法でその適正価格というものを、ここまで同じことが繰り返されている以上は、確認する必要があるのではないかなというふうに思っております。
 もう一つ心配しているのが、その7掛け、予定価格掛ける0.7に対して、これだけ多くの会社が参入するというのは、楽勝でできる物件だというふうに思って来ているわけです。何となく武蔵野市内でもたくさんの解体現場でお見受けする形としては、解体のほうは特に難しい技術が多分少ないので、いわゆる建築の現場よりも外国人労働者の方がすごくたくさん作業をされていて、さきの契約物件のところで労務単価云々の話がありましたけれども、例えば日本人の方の労務単価については非常に厳しくだんだん取り締まられていると。
 例えばその外国人の労働者の方を、それ以下の状態で使えるから使っているとか、何らか不適切なことがもし起こっているとしたら、それは公としてやはり看過できないことだと思うので、もう少しこの部分を調査しないと、このままこれから学校施設の改築がどんどん進む中で、当然解体もあるわけですので、くじ引で決まりました、予定価格の7掛けです、はい、終わりということにはならないのではないかなと思っているのですけれども、この辺の契約について、市のお考えをもう一度お伺いします。

17920【長坂管財課長】  先ほど来の設計の積算根拠ですとか、それに基づいて今回工期を遅らせることができないという理由で、予定価格を事前公表という判断に至りました。確かに皆様がおっしゃられるように、複数者が同額というのは意見があるところなのかなとは思いますが、やはり一中の不調もございましたので、学校運営に支障を来さないという意味で、致し方なく予定価格を事前公表としているところですので、御理解いただければと思っております。

17921【伊藤副市長】  先ほど来のとおりなのですが、これがもしも予定価格を非公表として、普通どおりに入札をすると、どういうリスクがあるかというと、逆に今度は最低制限価格の設定というのがありますので、もしかすると最低制限価格以下の入札が多くて、不調になるリスクというのがあるのです。我々としてはとにかく工期を遅らせられないという、そこに一番重きを置くとなると、予定価格を公表したほうが、そこのリスクが圧倒的に少なくなるので、今のようなやり方をしているというのが現実でございます。

東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

17922【東山副委員長】  それでは、委員長と交代します。
                (副委員長、委員長と交代)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17923【大野委員長】  (発言する者あり)答えられますか。交代してしまった。もう一度。
                (委員長、副委員長と交代)

東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

17924【東山副委員長】  もう一度委員長の職務を行います。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17925【大野委員】  外国人労働者のことについてはお答えがなかったと思いますが、市のほうでお答えできる部分があればお願いいたします。

17926【田中丸学校施設担当課長】  外国人の労働状況でありますが、逆に今、本当に建設業というのは人材不足で、もう本当に人が足りない状況で、実際当然解体に限らずなのです。いろいろな工種の中でも外国人の方の力を借りて造っているのが本当に実情になります。なので、やはりまず外国人の方に一緒にやってもらうというのは、決して悪いことではない。ただ、そこで適正な対応をその下請業者さんがやっているかが問題になるので、やはり発注者と元請にはしっかりとそこの部分を監視というか、確認していく必要があるかと思っております。
 以上です。

東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

17927【東山副委員長】  それでは、委員長と交代します。
                (副委員長、委員長と交代)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17928【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17929【川名委員】  議案については賛成をいたします。ただ、やはりこの入札のことに関しては、私は今後はもう少し分かりやすいというのですか、皆さんが納得できるような形で改善していくことが必要かと思っています。この点をぜひ検討していただくことを提案させていただいて、賛成といたします。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17930【大野委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 議案第125号 第五小学校解体工事請負契約、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17931【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
     ────────────────────────────────────

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17932【大野委員長】  次に、日程第19、議案第118号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第6回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第2款総務費中、第1項総務管理費中、第14目児童対策費、第3款民生費中、第2項児童福祉費(人件費を除く。)、第10款教育費(人件費を除く。)を議題といたします。
 では、本日は議案に関連する資料が2件提出されておりますので、初めに説明をお願いいたします。

17933【深澤子ども育成課長】  一般会計補正予算における物価高騰支援一覧についてに基づいて御説明させていただきます。ナンバー1、2、3、5、6について、私立幼稚園及び保育施設について、内容が関連しておりますので、一括して御説明させていただきます。
 私立幼稚園及び保育施設の物価高騰支援についてでございますが、物価高騰に直面している幼稚園、市内の保育施設に対して光熱費等の補助をすることにより、事業者の運営を支援するものでございます。物価高騰支援の基本的な考え方は令和5年度と同様の考え方になっております。補正予算額につきましては一覧に記載のとおりとなっております。
 物価高騰支援の事業内容について、大きく3つに分かれておりますので、順次御説明させていただきます。なお、補助対象期間は全ての事業共通で、令和6年10月から令和7年3月となっております。
 それではナンバー1、物価高騰対応臨時補助金についてですが、こちらは境こども園を含む私立幼稚園を対象にしております。各園の在籍児童数1人当たり、光熱費月額650円を補助するものになっております。令和5年度と変更はございません。事業の実施に当たりましては、現段階では国や都の補助金はございませんので、市単独事業として実施いたします。
 続きまして、ナンバー2、5、6、物価高騰対応臨時補助金についてですが、こちらは認証保育所、認可保育所及び地域型保育事業所を対象にしております。補助の考え方が共通しておりまして、各園の在籍児童数1人当たり、食材費と光熱費で月額950円を補助します。こちらも令和5年度と変更はございません。こちらの事業の実施に当たりましては、東京都の物価高騰臨時補助金を活用します。
 最後にナンバー3、物価高騰対応臨時補助金についてですが、認可外保育所を対象にしております。認可外保育所については、東京都の補助基準額に基づき、1施設当たり月額1万4,000円を補助します。なお、昨年度は東京都の補助基準額が月額1万円でございました。当事業の実施に当たりましては、子供家庭支援区市町村包括補助事業補助金を活用します。
 以上で御説明は終わります。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17934【大野委員長】  もう1点。

17935【久保田子ども子育て支援課長】  続きまして、4番の物価高騰対応私立等児童生徒保護者負担軽減臨時給付金事業について御説明をいたします。こちらにつきましては別途資料を作成しております。もう一枚のA4縦の資料を御覧ください。物価高騰対応私立等児童生徒保護者負担軽減臨時給付金事業について(議案第118号資料)について御説明をいたします。
 本事業は子どもと子育て家庭を応援するため、私立・国立の小・中学校に在籍する児童生徒等を持つ家庭の急激な物価高騰に対応する負担軽減策として実施いたします。市立小・中学校に在籍する児童生徒に対しては、市はこれまでもセカンドスクールや学校給食費の無償化など、様々な事業を行っております。
 こういった一方で、私立・国立の小・中学校に在籍する児童生徒に対して、市による支援の対象にはなりにくい状況にありました。物価高騰により子育て家庭が影響を受けている中で、これまで支援の対象になりにくかった私立・国立の小・中学校に在籍する児童生徒へ支援策を実施する必要があるとして、事業化しております。内容について御説明をいたします。
 1、事業名です。物価高騰対応私立等児童生徒保護者負担軽減臨時給付金事業という、少々長い名称でございますが、本事業が私立等の学校に通う児童生徒の保護者を対象としていること、物価高騰による負担を軽減する臨時的な給付金事業であることを表しております。
 2番、対象者につきましては、令和6年12月1日現在、市内在住であり、私立・国立の小・中学校に在籍する児童生徒等の保護者としております。対象となる児童生徒の人数は約2,600名を見込んでおります。
 3番、事業概要です。教育部が保有する児童生徒の学籍に係る情報を基に対象者を定め、対象者に対してデジタルギフト1万円分を支給いたします。対象者からの申請書を必要としないプッシュ型となり、対象者は事業実施通知を受け取ってからすぐ給付を受けられ、市にとっても申請者情報の確認や振込などの処理を行う必要がないという、簡易、迅速に実施できる事業となっております。
 下の図のデジタルギフトの受け取り・利用方法を御覧ください。対象者は、市から郵送された本事業の事業実施通知を簡易書留で受け取ります。事業実施通知には、本事業の案内サイトにつながる、対象者ごとに振られた二次元コードが記載されておりますので、スマートフォンなどで読み取ることで案内サイトにアクセスをしていただきます。案内サイトには様々なデジタルギフトのメニューを用意しておりますので、1万円の範囲内でお好きなギフトを選択いただきます。選んだギフトのURLをクリックすると、ギフトの提供先である各事業者のサイトにつながりますので、そちらの利用方法に沿ってデジタルギフトを利用いただきます。
 4番、予算措置です。本事業は、業務委託料として3,433万1,000円を計上しており、給付金となるデジタルギフトの用意や郵便料を含めて、事業全体を事業者に委託して行います。委託料の内訳です。デジタルギフトの代金は、1人1万円分のデジタルギフト代である2,600万円で、デジタルギフトではなく、紙の商品券等を代替でお渡しする場合の代金も含めております。事業運営委託費は、事業実施通知を印刷し、封緘して発送する作業やコールセンターでの問合せ対応などを行っていただくもので、395万円です。これらの費用に係る消費税と、それ以外で事業実施通知とデジタルギフトの利用漏れを防止するために行う勧奨通知の郵便料138万6,000円を計上しております。
 5番、スケジュールです。12月1日付で対象の児童生徒の名簿を抽出いたします。12月18日の本会議で本議案を可決いただけた際には、12月下旬から事業実施に係る委託契約の準備に入ります。年が明けまして、1月中に委託事業者との契約締結、事業開始のための準備を行います。
 裏面をお願いいたします。2月上旬には対象者宛てに事業実施通知を送付いたします。2月中旬には案内サイトを開設いたしますので、3月31日までの期間でデジタルギフトを御利用いただきます。並行して委託事業者の運営によるコールセンターを設置いたします。なお、デジタルギフトの利用漏れを防止するため、3月上旬になってもデジタルギフトを利用されていない状態の方には、期限内の利用を促す勧奨通知を送付いたします。
 最後に6番、その他です。何らかの御事情でデジタルギフトを利用できない方やデジタルギフトの受取りを希望されない方については、事業実施通知を受け取られた後に市に御連絡をいただくよう、事業実施通知に記載をいたします。連絡を受けた市は、事業実施通知に記載された二次元コードを無効化した上で、デジタルギフトの代替品となる紙の商品券等を発送いたします。
 説明は以上となります。

17936【祐成教育支援課長】  それでは私が最後に、ナンバー9、学校給食食材費高騰対応臨時補助金の追加分ということで、この追加分は令和5年から令和6年度に関して、実際に今物価が高騰している食材費分の補助をお願いするものです。1,981万円ということです。備考欄にあるこの3学期分のみ都補助8分の7というのは、全体の給食費に対して、3学期分のみ8分の7、都の補助が出ます。2学期までは従前どおり2分の1ということで記載をしております。
 説明は以上になります。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17937【大野委員長】  説明が終わりました。これより議案及びただいまの説明に対する質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17938【三島委員】  よろしくお願いします。まず1、2、3、5、6ですか、物価高騰対応臨時補助金のところについて伺います。先ほどの説明で、求めていたものなので、これが入ることはよかったというふうに思いますけれども、対象期間が10月から3月とした、例えば6月とか遡らなかった理由について。物価高騰はずっとあったわけで、あと、令和5年度と同等のものということだったので、10月からにした、ちょっとその辺の理由を伺いたいです。

17939【深澤子ども育成課長】  10月からにした理由についてのお尋ねでございますが、物価高騰については、令和6年4月以降も物価高騰がありましたので、影響がないというふうに考えているわけではございません。一方で、東京都の補助金については令和6年10月から3月分というところがございましたので、都の補助金を活用させていただくというところと、他分野との補助のバランスを見て、総合的に考えて半年分とさせていただいております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17940【三島委員】  都の補助金がそこからだということで、その前の部分、私立幼稚園のところで市独自を入れたのはよかったなと思うのですけれども、市独自にしてその前の部分からということは、ちょっとほかとのバランスで考えなかったということですね。かなり難しい状況なのでしょうか。もうちょっとだけ説明をお願いします。

17941【深澤子ども育成課長】  もうちょっと詳しい説明をということなのですけれども、物価高騰につきましては、これまでの本会議、各委員会でも議論はございましたが、様々な経費が上がる中で、今回この保育施設に対して、どこまで物価高騰支援をするのかという議論だというふうに認識しております。市政全体を見たときに、物価高騰支援で、保育施設、加えて私立幼稚園に対してどこまで補助をするかということを考えたときに、やはり全体を見てどこまで支援するかという話だと理解しておりますので、その中で今回は東京都の補助金を活用して、半年間分補助をするというふうに考えております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17942【三島委員】  分かりました。そうですね。物価高騰がずっとあるというところで、必要だということは分かっているところなのだけどということで分かりました。
 ちょっと違うところに行きます。物価高騰対応私立等児童生徒保護者負担軽減臨時給付金事業、こちらも市独自でやるということで、今までも学校給食費を無償にしていくときに、では私立などはどうするかというふうに言ってきた部分などについてということで、そこは分かったところなのですが、幾つかちょっと伺います。
 資料の6のデジタルギフトを利用できない、希望しない方についての代わりのもの、1万円分の商品券等発送とあるのですけど、その「等」って何か意味合いがあるのかと、あと、希望しない方が市に連絡をする。先ほどのその他のところには、受け取った後にというふうにあるのですけれども、ちょっと悩まれたり、ちょっと忘れてしまったり、いろいろあるかなと思って、希望しない方が連絡する期限は、ギフト受け取りと同じ3月31日までと考えていらっしゃるのか、そこを伺います。

17943【久保田子ども子育て支援課長】  資料の最後、6番その他の商品券等の「等」ですが、ほかに想定されるものとして、QUOカードなど、紙の商品券以外ですと、デジタルではなく、また商品券ではないものとしてはそういったものもありますし、あとは、これは委託事業者がまだ決まっておりませんので、どういった事業者がそういった代替品のメニューを持っているかによるのですが。あと考えられるのは、図書カードとかそういった、商品券以外の金券などがあるので「等」とさせていただいております。
 2番目に、希望されない方の市への連絡なのですが、できるだけ速やかにしていただいたほうが、代替品を発送し、使っていただくということも、速やかにお届けできるので、そのほうがよろしいかと思いますが、期限としては3月31日までというふうに考えております。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17944【三島委員】  分かりました。まだ委託業者が決まっていないのではっきり書けなくて、「等」というところで、取りあえず金券だということで分かりました。
 別のことなのですけど、私立の中に、フリースクールは含まれないという設定でしょうか。多分そうだと思うのですけど伺います。

17945【久保田子ども子育て支援課長】  フリースクールは、今、学校教育法で、日本国籍の日本人の方は、学籍を学校教育法第1条に定めるどちらかの学校に置いていただく、定めていただくということになっておりますので、フリースクールに通っている方も市立の学校に在籍をしていただいていると思います。
 フリースクールの方は、そういった選択を様々な選択の中で選ばれているということや、実際にそこにどういう状況で市立に在籍しておりながら通っているのかというのを、学校、教育部と連携して我々が調査するのは大分時間がかかりますので、今回の事業の中でそういった調査をしてまで対象者にすることがかなり困難だということで、一定市立に在籍している方は対象としないということで線を引かせていただきました。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17946【三島委員】  今回のところで調査して把握していくのは難しいということで、ただ問題意識は持っていらっしゃるというふうに考えてよろしいでしょうか。
 給食費無償化のところでも、本当にちょっと難しいところではあるのですけれども、質疑もしましたが、市立小・中学校に在籍のお子さんで、フリースクールに行くほうが日常生活になっているお子さんもいらっしゃって、そのお子さんについては、学校に来ていない、あと、桜堤調理場やほかの場面で給食の提供を進めてきていただいているのは、とても本当にありがたいことだなと思っていますし、そちらで食べることができればいいのかもしれないのだけど、例えばでも市外のフリースクールにも定期的に行くのが当たり前みたいになっているお子さんの場合に、選択しているということではあるのですが、学校給食費の無償化があり、今回そこでちょっと漏れてしまう方への支援があり、そうなったときにやはりちょっとはざまになってしまう方の部分について、この中でということではないのですけれども、給食の提供も含めて、そういう方もいらっしゃる。
 だから自分たちだけ、もちろん市立に籍があったりして、除かれているとは思われないかもしれないのだけど、でも何かちょっと外れてしまっているなという思いを抱く部分もあるかと思いますので、引き続き、今回のことに入れろということではないのですが、考えていただきたいなと思います。見解をいただければ。

17947【久保田子ども子育て支援課長】  おっしゃるとおり、今回この検討をする中で、そういったフリースクールに行かれているお子さんであったり、不登校のお子さんに対する対応というものは、庁内の検討の中でも議論したところです。
 それで、一定その一方で、市立学校の給食費の無償化というのは、学校の魅力向上であったり、給食の質の担保といった観点で行って、不登校のお子様にとっては、学校につながる手段であったり、目的であったりということの一つになっていることから考えると、そういった点で給付をすることで、そういったつながりが切れてしまうようなおそれもあるので、今回はそのような不登校の方を含めることは慎重にしようということで、外させていただきました。
 そういった方に対する支援が届きにくいという課題ももちろん持っておりますので、ほかの子育て支援策でできることを検討していきたいと思います。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17948【本多委員】  今の私立などのこの臨時給付金事業についてです。これは、給食費無償化の流れだったりとかということの代替という話なのだと思うのですけれども、もうちょっとその制度、これをつくった趣旨の部分の議論の経過について教えていただきたいというふうに思っています。
 もう1点は、このデジタルギフトというのは一体中身は何なのかということについて、どういったものがこのギフトになっているのかということについても教えてください。
 それからもう1点、この先ほどあった説明の中にはなかったのですけれども、歳入のところで、保育所等における性被害防止対策に係る設備等支援事業費補助金というのと、認証保育所・認可外保育施設の性被害防止対策に係る設備等支援事業補助金というのが、国庫支出金と都支出金のほうであると思っているのですが、これについても詳細を教えてほしいです。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17949【大野委員長】  本多委員、歳入として聞くと総務になってしまうので、それに対する歳出の部分を聞いてください。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17950【本多委員】  すみません。では、それに対する歳出のところで該当するところがあるというふうに思っているのですけれども、すみません、ちょっと今名前がぱっと出ないので、それに対応する歳出の部分について、もう少し詳細を教えていただきたいです。お願いします。

17951【久保田子ども子育て支援課長】  まず、今回の事業化に至った議論の経過ということです。まず小美濃市長の今年度の施政方針の中でも、学校給食費無償化がこれから実現されるということに対して、将来的には、市立小・中学校に通っていない児童生徒を持つ市内の保護者にもどのような支援ができるか研究してまいりますというような記載もあり、そういった市長の御意思を受けて、今年度検討することにいたしました。
 それで第二次調整計画の議論も、論点整理なども進んでおりましたので、その中に入れることも考えましたが、やはり物価高騰に対応するということで、スピード感を持って対応する必要があるだろうということで、二次調整計画の論点には入れず、今年度補正予算化を目指して庁内検討を進めました。庁内検討の中では、財務、企画、教育、子ども部門が連携をしまして、庁内検討委員会を設けまして、複数回協議を行った上で、最終的には報告書をまとめて市長に報告し、市長の決定となったものです。
 この行うということにおいて、もちろん学校給食費の無償化というのも一つのきっかけではありましたが、私どものつくっている子どもプラン武蔵野においても、全ての子ども・子育て家庭を応援する、全ての子どもの健やかな成長を支援するということを掲げておりますので、その全てというところで、市立以外のお子様にどのような支援ができるかという検討をすることも必要であろうということに至りまして、事業化になったものです。
 どういったギフトかというところですが、これも先ほど申し上げたとおり、競争入札で事業者が決定しますので、一例として御紹介しますが、1つはデジタルカタログ。デジタルギフト事業者が持っているカタログギフトの中から、1万円の中で好きな商品と交換いただく。また、キャッシュレス決済のポイントとして変換をしていただく。先ほどの、事業者によってはQUOカードであったり図書カードといったデジタルカード、そういうものと交換ができたりとかというようなメニューを用意している事業者が複数ありまして、そういった事業者に対して仕様書で、2種類以上のサービスを提供できることというのを条件にして、事業者の選定を行う予定です。
 以上です。

17952【深澤子ども育成課長】  性被害防止対策に係る設備等支援事業費補助金について、ちょっと内容について御説明させていただきます。まずこちらは議案書をベースにしますと、258ページ、259ページにそれぞれの事業が説明欄に入っておりますが、認可外保育施設助成事業、1目児童福祉総務費のところ、あと、2目児童処遇費の保育所等運営委託・給付事業、4目保育園費、市立保育園運営事業、それぞれに性被害防止に関する予算が入っております。
 こちらなのですけれども、国において、弱い立場に置かれた子ども、若者が性被害に遭う事案が後を絶たないという現状を踏まえまして、これまでの対策の着実な実行に加えて、令和5年度に、こども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージというものを決定しております。そのパッケージの中の一つの取組として、今回の性被害防止対策に係る設備等支援事業というものが含まれております。
 子どもの権利条例にもございますとおり、暴力、虐待及び体罰の防止に関する規定はあるのですけれども、子どもが暴力等を受けることなく安心して暮らすことができるように、早急に取り組んだほうがよいだろうということで、今回補正予算として上げさせていただいております。
 内容なのですが、性被害防止対策を図るために、パーティションであるとか、あとは例えば夏でありますと、簡易的な更衣室みたいなものを設置しているのですけれども、あとはカメラといったものに対する補助を想定しております。補助基準額は1施設当たり10万円になっております。今回、国の補助が10万円に対して2分の1、都の補助が4分の3となっておりますが、市としましてはこの取組をぜひ事業者に進めてほしいというところで、10万円に対する差額の分については一般財源で補填して、事業者のほうに取組を進めていただきたいというふうに考えております。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17953【本多委員】  ありがとうございました。まず臨時の給付金についてですけれども、公約のところから来た流れだということは理解をしております。
 これは、最近子ども関係のところでこういう給付みたいなことが起きるときに、かなりこのデジタルギフトみたいなものが使われるようになってきて、割と子育て世代としては慣れ親しんだというか、慣れてきたところではあるのですけれども、今回この対象が小・中学生の保護者というところだと思っていて、割と子育て世代で今まであったのが、赤ちゃんが生まれたらもらえるという東京都のものです。あれだと分かりやすいのです。おむつとか粉ミルクとか、そういう消耗するようなものというか、もう日常的に使うようなもの、お尻拭きを大量にもらうとか、そういったことで、割とその意味では、レジャーとかそういうことではなくて、生活必需品について頂いていくという毛色が強いのかなというふうに思っておりました。
 今回もこの内容としましては、物価高騰に対する対応であるということを考えたときに、小・中学生の世代の保護者に対して、このデジタルギフトといったら何なのだろうということで、様々な給付金で現金を支給するということも、所得が低い層に対しての支援というのは国のほうでやっていますけれども、このデジタルギフトの中身の部分というところに、もう少し物価高騰への対応なのだということの意味合いを持たせることはできないのかなというふうに思ったのですが、それについての議論というのはなかったのかということ。
 例えば一案ですけれども、この給食費の無償化のことから話が始まったのだとすれば、例えば食材とか、先ほどおむつとかミルクとか言いましたけど、その食材とかであれば、皆さん生活に対して必要な、物価高騰で一番悩んでいると。武蔵野市は子どもが生まれたらお野菜の券をもらえます。あれは麦わら帽子とかで使える券ですけど、ああいう野菜とかヨーグルトとかがそれで買えるわけなのですが、そういうものにしようというのにはならなかったのですか。それはそこまで。
 今そのもう一つの性被害の防止のところの取組というところで、積極的に市のほうでやっていただけるということでよかったなというふうに思っています。これは数年後に出てくる日本版DBSとかの、ある種前段階というか、そういう形でこういう流れが出てくるのかなというふうに思っているところなのですが、このパーティションとか更衣室とかカメラとかというところで、対象が保育施設ですよね。保育施設の中でこういったものをつけていくというイメージが、どういう感じなのかなというのがちょっとよく分からないのですけれども、どんな形で具体的に設置していく。こういうところが逆に例えば狙われやすいのだとか、こういうトラブルが起こりやすいのだとか、それを防止していくためにこれをつけていくのだと、もう少しイメージが分かるようでしたら教えていただければと思います。

17954【久保田子ども子育て支援課長】  デジタルギフトの中身について、事業の目的に沿った形で利用できるようなメニューが検討できないかということです。本多委員がおっしゃるとおり、私どももその旨については事務局で検討いたしました。今、下見積りを出してもらう段階で事業者から提案を受けているものの中には、子育て支援に特化した事業者だけを、その利用できる枠の中に収めて提供することもできるというふうに聞いておりますので、私どもが望むような事業者を選定して、その範囲を狭めるということもできます。
 ただ、やはり中学生の御両親となると、必ずしも食料だけではなく、衣料品であったり、お子様と一緒に外食をするということだったり、家電量販店で何か家電を買われるとか、いろいろとちょっと用途が広がってまいりますので、私どもがバースデーサポート事業でやっているような、子育てというパッケージにしてしまうと、少し利便性が落ちてしまって、御不満を持たれる可能性もあるかなと思って、そこが悩ましいところです。ただ、本多委員のおっしゃっていることは本当に我々も望んでいるところで、保護者が、物価高騰に対応する、ふさわしい使い方をしていただきたいとは思うので。
 また、この事業者も非常にそういう点ではよく考えておりまして、子育て世代だったらこういう。これはお店でも現金の代わりに使うことができますので、利用状況なんかを確認しておりまして、非常に利用率が高い事業者をメニューの中に加えるような工夫もしておりますので、信頼がありますので、そういった事業者が選んだ事業者であれば、幅広く、また希望にかなった形で御利用いただけるのではないかと考えております。
 以上です。

17955【深澤子ども育成課長】  性被害防止対策に関する施策で、具体的なイメージということなのですけれども、例えば夏場で言いますと、水着に着替えてプール遊びをしているのですけれども、これは実際ある例なのですが、保育施設の近くに例えばちょっと高い建物とかがあった場合に、着替えているところが見られるリスクがあるということを保育所のほうでは想定していまして、実際に手作りでカーテンを設置して、なるべく見えないようにするといったことをやっているのですけれども、そういったところをもう少し充実させるであるとか、あとカメラで言いますと、防犯カメラ以外に保育所内で、我々は見守りカメラと呼んでおりますけれども、子どもたちと保育士を見るカメラがありますが、そういったものを設置することによって、性被害防止に対する対策を進めていくといったイメージでございます。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17956【本多委員】  ありがとうございます。臨時給付金のほうは、やはり趣旨がきちんと伝わらないといけないというのを強く要望したいというふうに思っているのです。これは結局給食費無償化の話で始まったと説明していった場合、では1回では終わらないですよねという話になってしまう可能性もあるなというふうに思っていて。結局給食費は無償化をずっとやるわけなので。でもそれに対して、これは今物価高騰のところだからという話になると、ではどういうことなのだと。またあるのですかという話になるのかなというふうにも思っていて、私としてもこういうことをちょこちょこやるのがいいことなのかどうかというのは、ちょっとイメージがあまり湧かないといいますか。
 それであれば先ほど言ったように、市内産の野菜を買えるチケットをいっぱい配ったほうがいいと思いますし、そういうことで市内の様々な課題を解決していくという形での相乗効果みたいな、そういう政策だったら、イメージとして納得感もあるかなと思ったりはするのですけれども、今回この1万円分をというふうになったときの、このデジタルギフトの中身もちょっとまだ見えていない段階の中では、どういうことなのかなと思われかねないといいますか、意味づけ、説明をしっかりしていく必要があるのかなという印象を受けました。
 給食費無償化の話の中で、対象外の方々がいますよねという話は当然してきたことですし、そういった方々に対しても視野を広げていくということ自体は、非常に賛成はしたいところではありますので、ちょっと事業については、今後の在り方プラス広報の部分、特に対象になっていない方についてもやはり御納得いただけるような形ということを、できるだけ目指していっていただきたいなというふうに思っておりますので、そこもお願いしたいと思います。
 ギフトの内容のところも様々お話がありましたけれども、何とかペイみたいなものでいろいろ子育て世代に頂いたりしているのですが、何か今度はそうすると、一般のお店では使えなかったりとか、やってみたけど、これは子育て限定のものなので使えませんみたいなことを言われたりとかするのです。
 ということもあったりして、結構難しい。その使い方が割と難しいなというふうに感じる場面もよくあります。ある種様々そういったものが乱立している状況の中で、これはどうしたらいいのだろうというふうに思うことも多々ありますので、その辺りもなるべく分かりやすい形で、かつこの意味合いが分かるような形で出していっていただきたいなと思っていますので、ちょっと一つの今回は初回で、実証実験的な要素もあるのかなと思いますが、その辺りも含めて工夫をしていっていただきたいと思っています。
 性被害防止のところは、内部と外部と両方に向けた対策を取れるということなのかなというふうに、今お話の中で分かりました。私も中・高女子校だったのですけど、やはりもう周りにそういう方々が住んでいるのだなというのは日々感じるところがありまして、常にカメラを向けられているといいますか、正直そういう感じなのです。だからやはりそういうふうに性被害の部分で、狙っている人は常に狙っているといいますか、そういう危険が日常にはたくさん潜んでいるのだな、自分がもう知らないところで撮影されていたりとかということが多々あるのだろうなと、学生時代も思っていました。ずっとベランダから校庭とかを見ている人がいるのです。だからそういったことが、ある種日常みたいな形になってしまう。
 今のも、そういった形でパーティションとかカーテンとか、様々対策を取っていけるということでしたので、積極的にこの補助金を使っていただけるように、各施設のほうに御説明をいただきたいというふうに思っております。
 以上です。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17957【大野委員長】  大体2時間たちましたけれども、あと質問は。あるようだったら休憩してから。休憩しますか。大丈夫ですか。
 それでは、暫時休憩いたします。
                               ○午後 3時27分 休 憩
     ────────────────────────────────────
                               ○午後 3時50分 再 開

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17958【大野委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑をお願いします。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17959【川名委員】  休み前もいろいろ話があった、このデジタルギフトのことなのですけれども、非常にユニークなやり方で、今どきふうだなと思っていて、非常に好感は持てるのですが、そもそもこういう方式にしようとしたきっかけって何かあったのかということを伺いたいと思います。こういうやり方をすると、普通は事務経費がかなり浮くように思えているのですが、今までだと、お手紙を出して、返信をもらって、銀行口座をもらって、また振り込んでとやったりしますよね。それに比べてどのくらいコストが下がる想定をしていらっしゃるのかについて、御説明をお願いしたいと思います。
 もう一つは、新聞か何かに出ていたのは、やはり私立の学校の給食費の相当だということが何かに書いてあったのです。小美濃市長の公約というか、今までも言っていて、私立の子どもたちの給食費もやりたいという話をされていたので、それは当然やるべきだと我々も思っていますけれども、そのためにもなったのかなと思ってはいるのですが、この事業スキームを見ていくと、あくまで物価高騰だけです。そうするともう3月で終わってしまうのかと思うのですが、逆に今後も続けて、要は私立の学校の給食費と考えていくと、この事業をさらに継続していく可能性はあるのかどうか、この点についても確認させてください。

17960【久保田子ども子育て支援課長】  まずデジタルギフトという事業の方法を選んだきっかけということですが、私どもも最初は現金で振り込むことも検討しておりました。ただ、2番目の質問のコストのところにも関わりますが、その場合は、恐らく係長級の職員と事務職員、また会計年度任用職員など、3名ぐらいの体制で、3か月間ぐらい、担当部署を設けて集中して業務に当たらせる必要があるのではないか。そうするとやはり直営で行う人件費というところはかなり。正確に金額を出したわけではございませんが、委託でやっている杉並区でも同じような類似事業をやっているのですが、やはり1,000万円ぐらいで委託をしていて、かつ職員の人件費もかかっているということで、この現金の振込で行うというのは相当人件費と業務量が膨大になるということは、私たちも分かっていました。
 それで類似の事業を探していたところ、昨年度行ったものなのですが、同じような学校給食費の無償化の恩恵を受けない方々を対象とした事業として、奈良市で令和5年度に、小学生3万円、中学生3万5,000円のQUOカードPayを配るという事業をやっておりました。
 この事業が参考になるのではないかというふうに考えたところ、QUOカードPayとしますと、先ほどの答弁のとおり、利用できる店舗がかなり限られてしまうと。そういったものよりは、デジタルギフトであればもう少し幅広い利用方法が選択できるということで、今回デジタルギフトというふうにしました。また、これを考えるきっかけになったのは、健康課で行っているバースデーサポート事業がデジタルギフトで行っておりますので、そういったところも参考にいたしました。
 3つ目なのですが、これを継続していくかということですが、本事業の名称のとおり、臨時で行う事業だと考えております。この間の物価高騰に対応するために行う事業として考えております。
 来年度以降どう考えるかなのですが、この物価高騰がいつまで続くかという状況を見極めること、また本市の予算であったり、国からの特別財源。今回は一般財源から100%支出することにいたしておりますが、国から物価高騰の交付金などが来た場合は、それを充てるということも考えられるかと思いますので、そういった状況を見極めた上で、来年度行うかどうかというのは、また来年の状況を見て検討するということになると思います。

17961【小美濃市長】  公約に掲げたことでもありますので、少し補足をさせていただきます。学校給食費の無償化は、第一の目的は、質の確保と、これはずっと言い続けてきたことであります。ただ質の確保をすると同時に、無償化をすると、市立の学校に通っているお子さんの御家庭には、物価高騰対策にもつながっていたわけなのです。ここの部分はどこかで埋め合わせをしなければいかんなというふうに思っていました。私立に通っているお子さんに給食の質を担保するというわけにいかないので、この部分だけ切り取って何とか支援できないかということを、実はスキームとして考えてもらっていたのです。
 様々それはプロジェクトチームで考えていただいて、最終的にはこの形になったのですが、今、課長から御答弁させていただいたとおり、今回物価高騰に対する支援になっていますので、来年度は来年度で、物価高騰が続いているのか、続いていないのかというのが一番の状況ですけれども、その他予算の話とかもございますので、それらを総合的に勘案して、来年度以降は検討するのだろうなというふうに思っています。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17962【川名委員】  今回は短期というか、この事業、単一目的だと思うのですけど、私立等の給食の支援ということは私も必要だと思っていますので、例えばこれが応用できるのだったら、そのほうが事務経費は安くなるでしょうし、要は対象者というのがここで分かってくるわけです。そうするとそれは今後も活用──活用というのは変な話ですけれども、応用ができるかと思っていますので、今回は物価高騰が第一目的ですけれども、今後も私立等の給食費補助等も、当然先行きは考えているという理解でよろしいですよね。どうなるかまだ、現状では見通していないけれども、市長としてもやりたいと言っていらっしゃいますので、その方向も見据えてまずはやってみるという理解でいいのか、ここを確認させていただきたいと思います。
 もう一つ、先ほど性被害の話があって、本多委員の質問で内容はよく分かったのですけれども、たとえ10万円でもきちんと市が支出してやっていくことはとてもいいことだと思っています。それをあえて説明しないほうが、逆に何でだろうと思ったのです。せっかくいいことをやろうとしているのに、もうちょっとそれをアピールしたほうがいいですし、我々に対しても説明してもいいのかなと思いました。
 今回質問で分かったのですけれども、これは具体的にどういう事業に使って、どういう効果が出た等というのは、どこかでまとめはされる予定ですよね。要は10万円配りました、はい、それで終わりではなくて、それがどういう形になってどういう成果になったのかというのは、どこかで検証しなくてはいけないと思いますし、それがほかの事業にも応用できるかもしれないと考えると、どこかで検証する必要があると思いますが、それは当然されるということでよろしいでしょうか。そしてされるのであったら、何かの機会にやはり議会に対しても情報共有してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。

17963【小美濃市長】  私立の学校に通っている方も給食を出しているところもあるでしょうから、そういったところもあるでしょうし、お弁当のところもあるでしょうし、今回は、武蔵野市の無償化は質の担保です。これはずっと言い続けてきていることです。3学期分は8分の7、東京都の補助が入りますし、今、我々、取りあえず東京都市長会でも、東京都に対して10分の10、将来的には国から10分の10頂けるようにしてくださいというふうになっています。
 そうなってくると、公立の小・中学校は国や東京都がやってくれるのに対して、武蔵野市が市独自の財源で私立の給食に対して補助をするというのも、ちょっと根拠的にはなかなか難しくなってまいりますので、全体的に物価高騰に対して、これから私学に通っていらっしゃる方々に対して何かの支援をするということは、これは考えられることですけれども、殊給食費というふうに限ってしまうと、なかなか出し方が難しくなってくるかもしれないので、その辺は柔軟に、物価高騰の現状を見ながら考えていければなと思っています。

17964【深澤子ども育成課長】  性被害防止対策に係る効果の検証をどう考えているのかというところと、議会に対する情報提供というところで御質問いただきました。
 委員御指摘のとおり、補助金を出して終わりではなくて、事業をやって実際どうなったかという効果の検証は重要だと思っております。今回の事業に関しましては、定量的な効果という形ではなかなか出しづらいのかなというふうに思っております。要は性被害がないことが大事だというふうに思っておりますので、ないことを確認しつつ、保育所のほうで実際にどういういい点があったかというところを確認していきたいと思っております。情報提供の仕方についてはどういった形がいいのかというのは、ちょっと検討させていただきたいと思っております。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17965【川名委員】  10万円の使い方はどうなるか分かりませんけれども、せっかく補助金を出して、市も単費を出しているのですから、どういうことに使ったかというのが分かれば、ほかにもっと応用が利くかもしれませんので、ぜひとも検証していただきたいと思います。
 給食のところで少し細かいところを1点伺うのですけれども、公立の中学校──小学校でもいいですが──に通っていて、アレルギーを持っていて給食が食べられないという方に対する支援はどうするのかと聞かれたことがあるのです。要は学校給食費無償化のその前に、そもそも給食を使っていない、でも物価高の影響は受けていますと。非常に数は限られているのですけれども、こういうところの支援も必要だと思いますが、御見解を伺いたいと思います。
 もう一つ、資料を頂きまして、認可外保育施設助成事業。東京都の10分の10であって、ここも物価高騰対策臨時補助金を使っているのですけれども、この内容のところの括弧に、認可外保育施設と入っています。武蔵野市の中には、森のようちえんといって施設を持たない幼稚園、保育施設があります。こういうところはどうなっていくのか。武蔵野市は補助を出していますけれども、施設ではないから国の対象ではないということで、ちょっとしばらく問題になっていたのですが、こういうところも対象になっているのか、ここを確認させていただきたいと思います。

17966【祐成教育支援課長】  給食費無償化の中で、アレルギーの子ですね。基本的にはアレルギーで全く食べないような子は実際におりますけれども、そういう方に関しては、以前、給食費無償化をするときにもお話しさせていただいたかもしれませんけれども、給食費の給付を考えておりまして、その要項も作成して、年明けぐらいには、その実際食べていない子に対してアプローチというか、食べていないのでこの申請をしてくださいということで御案内ができる予定でございます。
 プラスしてあと、どのくらいいるかは分からないのですが、宗教上で全く食べられない子というのも、恐らく想定としてはされますので、その子に関しても対応していきたいと考えております。
 以上です。

17967【深澤子ども育成課長】  認可外保育施設の対象要件についての御質問かと思いますけれども、今回都が要件としているものが、認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書を有していることというのがございます。こちらは東京都が証明書を出しているのですけれども、先ほど御案内がございました森のほいくえんに関してはそれが入っておりませんので、対象には入っていないということになります。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

17968【川名委員】  分かりました。東京都に入っていないからといっても、実際武蔵野の子どもたちが通っているのですから、担当課としてもちょっと注視をしていただいて、可能であったらこれは対象にすべきだと思っています。最初、保育料無償化のときも、やはりそこは想定していなかったのです。そう考えると、実際に通っているお子さんもいらっしゃいますし、物価高騰の影響は受けていますので、ちょっと担当課としても注視していただき、改善できる点はしていただきたいと思いますが、最後、いかがでしょうか。

17969【深澤子ども育成課長】  今後の対象施設の捉え方なのですけれども、今回、都の補助金があるというところで、対象にはしておりませんでしたが、一方で私立幼稚園のように補助金がない中でも、一般財源で負担しながら対応しているところもありますので、また今後もこのようなことがあったときに、改めて検討させていただきたいというふうに思っております。
 以上です。

東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

17970【東山委員】  ありがとうございます。先ほどデジタルギフトにつきまして、では市民税減税でいいではないかとか思ってしまうのですけれど、このデジタルギフトによってこれまでの給付金よりも事務経費が浮いたというのは、すごくいいなと思いました。これまでの給付金よりは全然ましだなと思いましたが、これでも郵送していろいろやっていただいて、またやっていない方にはリマインドして、これも業者にもお金を払わないといけないと思います。1万円分出していただいたからといって、多分1万円分のものが返ってくるわけではなくて、業者への手数料もあると思います。
 しかもこれは全ての人に届けられるかどうかも分からないということで、何重にも無駄だなと思っておりまして、できれば市民税減税みたいな形で、そもそもやっていただきたいなということもちょっと申し上げたいと思います。
 あと、1万円とした根拠というのをちょっと、先ほどおっしゃっていたかもしれないのですけれども、改めて伺いたいと思います。
 別件で、費用対効果という意見もありましたけれども、今回の事業を通じて、どれだけ費用対効果といいますか、喜んでいただいたかという、このアンケートとかそういったものは取れるのかどうか、そこら辺の費用対効果の検証も必要だと思いますので、そこら辺も改めて伺えたらと思います。

17971【久保田子ども子育て支援課長】  1万円の根拠についてです。ちょっと算出方法が複雑ですので、段階を追って御説明をいたします。まずこの物価高騰の影響額というのがどれぐらいになるかというのを考えるために、令和5年度の名目賃金上昇率を見たところ、3.1%だったことに対して、物価上昇率が3.2%。この差が実質賃金上昇率になりますが、これが0.1%ということで、令和5年度の年間での物価高騰による影響というのは、マイナス0.1%であるというふうに捉えました。
 その上で、今回の対象者がどれぐらいの年収で、年間でどれぐらいの影響を受けているのかというのを算出するために、今回の対象者が、私立と国立とその他というような学校に通っていますので、どういった層であるか見たところ、約80%以上が私立に通っている方だということだったので、全国の私立に通う児童生徒の世帯年収というものを調べたところ、大体1,000万円以上の世帯が、小学生では66%、中学生では57.8%ということで、半数以上が1,000万円以上の世帯だということだったので、この1,000万円の年収に0.1%を掛けて1万円ということで、私どもはこの物価上昇に対する年間での影響額は1万円だということで、1万円を支出することを決定いたしました。
 2つ目の効果検証なのですが、アンケートは今のところ予定はしておりません。事業を実施する中で、今後事業者などとも相談をしまして、効果検証の方法が取れるようでしたら行いたいと思っております。
 また、今回の効果として期待していることの一つに、私立や国立に通っている児童やその保護者さんというのは、市に対してつながりみたいなものを感じていない可能性があります。なので、今回の通知の中に市の子育て施策のお知らせも一緒に同封しまして、私立・国立に通っていても参加できるような子育て施策はたくさんあるということをアピールするような場にしていきたいと考えております。
 以上です。

東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

17972【東山委員】  ありがとうございます。アンケートといいますか、果たしてこの事業がその御家庭にとってよかったかどうかの効果検証を、ぜひ御検討いただきたいなと思います。もしかしたらその事業者さんのギフトがいまいちで、あまり不評だったということもあるかもしれないですし、例えば塾代バウチャーみたいなことをやっている自治体もあります。何かそういう教育のクーポンを配る。そっちのほうがうれしかったみたいな声もあるかもしれませんので、このような事業をやるならば、ぜひしっかりとそこら辺の効果検証をお願いしたいと思っております。
 子育てといいますか、そういった補助というのを今回されると思うのですけれども、その物価高騰の影響を受けているのはこういう世代だけではないですから、引き続き全市民にとって、本当に公平公正に、市民税減税も含めた、そういった全ての方々の物価高騰に対する何か支援みたいなもの、減税も含めたものは、引き続き御検討いただきたいなと思っておりますし、この事業についてもしっかりと効果検証をお願いしたいと思っております。
 以上です。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17973【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17974【大野委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
 議案第118号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第6回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第2款総務費中、第1項総務管理費中、第14目児童対策費、第3款民生費中、第2項児童福祉費(人件費を除く。)、第10款教育費(人件費を除く。)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
                   (賛成者挙手)

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17975【大野委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 以上で議案の審査、採決を終わります。
     ────────────────────────────────────

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17976【大野委員長】  次に行政報告に入ります。
 まず1つ目、市立保育園給食業務の一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団への段階的委託について、説明をお願いいたします。

17977【深澤子ども育成課長】  文教委員会行政報告資料、市立保育園給食業務の一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団への段階的委託についてを基に御説明申し上げます。報告資料を御覧ください。
 まず、1、現状、課題です。市立保育園において安全で質の高い給食を安定的に提供するために、4園の市立保育園の給食業務を一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団へ、令和7年4月から4園同時に委託を開始する検討をこれまで進めてまいりました。
 財団での雇用希望調査を、市で雇用している調理員──パートナー職員とアシスタント職員ですが──に対して実施した結果、令和7年4月から市立保育園の全4園を同時に委託するためには、新たな人材──これは調理員のことを指していますけれども──の確保が必要であることが判明したため、委託開始時期を見直す必要が出てきたというところでございます。
 2、今後の進め方です。市立保育園における給食業務の技能及び知識を継承し、安全で質の高い給食を確実に提供するために、市から財団へ4園同時ではなく、委託開始時期を分けて段階的に委託を進めるよう取り組んでおります。
 3、今後のスケジュールです。令和7年4月から吉祥寺保育園と境保育園について給食業務の委託の開始、令和9年4月から南保育園及び境南保育園にて給食業務の委託開始をするよう、現在取り組んでいるところでございます。
 御説明は以上です。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

17978【大野委員長】  説明が終わりました。これより質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17979【三島委員】  では何点かお願いします。まず、先ほどこれは調理員ですということだったのですけれども、ちょっと伺います。8月の文教委員会で、栄養士と正規の調理師がいらして、委託後については、市の立場の兼務という形で財団のほうに派遣されるというのが栄養士の立場になっております。また正職の職員につきましても、財団のほうへ派遣という形で正職の立場で派遣されるという形になっていると、財援団体の質疑の中でそういう旨の答弁がありましたけれども、正規の栄養士、調理師についてはそのまま働いていただき、財団への派遣ということで、人数が不足になる状況はないということでよろしいでしょうか。まずそこを確認させてください。

17980【深澤子ども育成課長】  御質問いただいた件ですけれども、栄養士、調理師ともに引き続き、委託後も保育園の現場で働くということについては変わりないのですが、ちょっと本人の御都合もあるのですけれども、今回、令和9年4月に移行する園のところで、現在ちょっと正職の調理員の方で休んでいらっしゃる方が1名いらっしゃるということもございまして、この委託開始時期を分けるというところが実際はございます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17981【三島委員】  そういう事情もあって調理員を分けるということで、栄養士さんのほうは大丈夫ということなのですけれども、ちょっと幾つか伺っていきます。現在の吉祥寺保育園、境保育園、南保育園、境南保育園の給食に関わる職──職業の種類と、正規職員、パートナー職員、アシスタント職員別の人数を伺います。

17982【深澤子ども育成課長】  1点目、職の種類という理解をしましたけれども、職の種類としましては、栄養士のほかに調理員の方が給食現場で働いておりますので、種類としては2つです。あわせて現在は園長が給食現場の責任者として関わっておりますので、事務的には園長も関わっているというところでございます。
 現在パートナー職員とアシスタント職員がそれぞれの現場で何人働いているかでございますが、少々お待ちください。園別に御説明いたします。まず吉祥寺保育園なのですけれども、パートナー職員の方は現状お二人働いております。アシスタント職員の方は3人働いていらっしゃいます。続いて境保育園ですが、パートナー職員は2名働いていらっしゃいます。アシスタント職員の方も2名働いていらっしゃいます。南保育園ですが、パートナー職員の方が2人働いていらっしゃいます。アシスタント職員の方が3人働いていらっしゃいます。あと境南保育園ですが、パートナー職員の方が2人働いておりまして、アシスタント職員の方が4名、現時点ではいらっしゃいます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17983【三島委員】  ありがとうございます。パートナー職員とアシスタント職員は分かりました。それで栄養士さんは各園1人ずつ。さっきの正規の調理員さんという方は何名いらっしゃる感じなのですか。すみません。

17984【深澤子ども育成課長】  正規の職員の人数ですけれども、各園につき1名ずついらっしゃいます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17985【三島委員】  ありがとうございます。その正規の調理員の中で、4名が引き続き4園に行けない状況も今あるということで、2段階にしたということなのですけれども、その方だけの分ではないのかなと思うのですが、別の質問に行きます。
 4園同時に委託をするためには新たな人材の確保が必要ということで、段階的に2園ずつの委託という御報告なのですけれども、さっき、現在4園で働いていらっしゃるパートナー職員、アシスタント職員の人数も伺ったのですが、そのうち財団での雇用を希望された方が予想より少なかったということでしょうか。どのぐらいの割合だったのかなと。全員が希望されたわけではないという状況なのかなと思いますが、その辺伺えればと思います。

17986【深澤子ども育成課長】  財団での雇用を全員が希望したかどうかなのですけれども、全員の方が希望しているわけではございません。理由はそれぞれの方それぞれにありますので、1つの理由でお答えできるものではないのですけれども、処遇云々という話ではなくて、処遇の話をする前の段階から、実際に財団に移行する際に雇用を希望するかどうかということは、園長なども通じて確認をしておりました。
 皆さんそれぞれ働いている年数ですとか、あと、もともと財団で働いていて、いろいろ巡り巡って、今保育園で働いていらっしゃる方とかもいらっしゃるのですけれども、それぞれ個々の理由で財団での雇用を一部の方は希望しないで、新天地で働きたいという方もいらっしゃいます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17987【三島委員】  分かりました。2段階に分けたとしても、財団にしない場合にも、そこの園でももちろん給食はし続けていくわけなので、財団に移らないで、例えば南保育園と境南保育園にそのままいらっしゃる方は残っていらっしゃって、取りあえず2段階にすれば人の不足はないという考えになるのでしょうか。必要な人数は同じかなと思いますので、その辺の説明も少しいただけますか。

17988【大杉(一財)武蔵野市給食・食育振興財団派遣参事】  1点だけ補足させていただきます。今回、市立保育園の調理員の体制と財団での調理員の体制が、職種はもちろん同じなのですが、身分が変わります。子ども協会と同じ形になるのですが、正職については、現状、公立保育園は1名でパートナーが2名ですけれども、私ども財団でお受けするときは、正職を2名で、いわゆる嘱託を1名ということで、人数は変わらないのですけれども、それだけ責任を持てる者を厚くするということで、さらなる質の確保と向上ということを考えております。
 そうしますと、4園同時ですと、当然のことながら4人、財団のほうで正職の調理員を確保しなければならないということになります。そこのプラスアルファの部分の確保も含めて、なかなかちょっと厳しいところがあるということでございます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17989【三島委員】  ちょっと分かるような、分からないようなところもあるのですけれども、正職の確保が難しいと言われても、8月の文教委員会でもお話はありましたが、保育園での給食業務ってちょっと特殊な部分があるわけです。離乳食も初期、中期、後期とあって、保育園の調理は本当に非常に難しいのですと御答弁いただいていて。
 ですので、その辺りのスキルをしっかり食育財団の方にも継承する必要があるので、一定程度期間を決めて少しずつスキルも継承しながら、退職した場合は食育財団のほうで担ってもらうなどしながら、段階的に進めるということなのですけれども、保育園で今関わってスキルがある方が、そのまま園のほうには残られて、財団のほうに移るところにはいらっしゃらない方もいるということで、取りあえずトータル給食に、保育園の調理などに関わってきた方が、人数分──今いらっしゃる人数と同じだけは確保できるということなのでしょうか。ちょっとすみません。

17990【深澤子ども育成課長】  今保育園の現場で働いている方が、実際にそのまま働く場所は変わらないで給食・食育振興財団で働けば、そのまま人数は合うのではないかという御趣旨かというふうに思ったのですが、すみません、人数については、移行希望調査を実施した際に、実際に新しい場所で働きたいという方も一定数いらっしゃいます。総数として、今食育振興財団に行く人数が足りているのかといえば、足りておりません。
 今後、2段階にした理由としましては、今もそうなのですけれども、実際に委託に向けて、新たな人材を今募集をかけているところです。その募集の見通しが、実際にこの判断をする手前の段階ではまだ見通せないところもございましたので、市としましては、安全で質の高い給食を確実に子どもたちに提供するということを考えたときには、安全策を取って、まず2園移行させていただいて、令和9年4月に2園移行するという形で、今考えているところでございます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17991【三島委員】  ごめんなさい。令和9年4月移行の南保育園と境南保育園は、財団のほうに行くわけでもなくて、取りあえずそのままいらっしゃる方は働き続けて、令和7年、来年するところについて、財団のほうに行かない方もいらっしゃって、不足がある。それで今募集をかけようとしている状況という認識でいいでしょうか。
 その募集をかけるところで、以前にも募集をかけて入っていただくときに、やはり過去に乳児食調理を経験しているような人の雇用派遣等を検討しているだとか、8月の委員会だったと思うのですけれども、ヒアリングの質問、回答をしていただいたときに、やはり食育財団だと、保育園の給食、乳児食を作るノウハウが今までと違うので、新しく入れる方はできるだけ乳児食調理を経験した方を雇用して派遣できたらいいなとか、たしかそんな答弁があったと思うのですけれども、もう人数がもともとがパートナーさんとアシスタントさんで5名、4名みたいなところで、残る方がどのぐらいいて、新しい方がどのぐらい入って、新しい方がどういうスキルを持っていらっしゃるというところは、本当に4月からの保育園での給食の提供に、乳児食などを含めたら、とても重要だなと思っているのですけれども、その辺の新しく入れる方について、どういう方を入れるだとか、新しく入れる方の人数と残る方の人数バランスで、スキルというか、4月からやっていくのは大丈夫という判断なのでしょうか。
 2園ずつにするところで、南保育園と境南保育園とちょっと入替えみたいなのがあったりもして、人数バランスを整えるみたいなことがあるのでしょうか。

17992【大杉(一財)武蔵野市給食・食育振興財団派遣参事】  今考えておりますのは、2園ずつ確実に受託を進めようというふうに考えております。財団の調理の職員は、学校給食については皆プロフェッショナルということでありますけれども、保育園を経験している者というのは1割もいないぐらいな形でございます。それとあと、今の人事配置上の問題もありますので、必ずしも保育園給食をやっている人間を送り込まなければいけないとは考えてはおりません。職員の中でも力のある者を一応置こうと思っています。
 今の現状では吉祥寺と境の2園を受託しますので、まず1人ずつ正規職員を財団のほうから、今いる者から置いていくということを考えておりまして、あと、パートナー職といいますか、嘱託職については、不足があれば財団のほうで補充をするということで今考えているところでございます。正職の者については経験のある者もおりますので、できればそういった者から送れるといいなと思っているところでございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17993【三島委員】  必ずしも保育園の経験がある方を送り込もうと思っているわけではないというふうに伺って、やはり財団に移っていくところで、本当に保育園の調理や、栄養士さんは残るということなのですけれども、学校給食のほうはプロフェッショナルだとしても、保育園のほうのスキルはとても違っているというか、大事だなということで、経験のある方が入っていっていただけるのかなと。前の答弁のときには、もともといらっしゃる方が残るから大丈夫ですよみたいな御答弁だったかなと思っていたのですけれども、いや、必ずしも保育園を経験した人でない人が入っていきますと。
 トータルの人数ももともと少ない中で、そういう方がどのぐらい入っていくのかと、本当にあっという間に4月からの給食が始まるときに、ちょっと心配、大丈夫なのかしらと思う面があるのと、あと、2園から4園にするのに間が2年しかありませんけれども、保育園調理のスキルを2年間で4園対応できるようにどのような対策を考えているか、伺おうと思っていたのですが、でもそれよりも前に、4月から変わる吉祥寺保育園や境保育園で、栄養士さんは1人ずついらっしゃいますよね。保育園の調理の経験がある方は、はっきり言ってしまったら何人いらっしゃるのか。新しい方はどうなるか分からないし、派遣で来る方がどうか分からないけど、保育園の調理の経験がある方は何人は確実と言えるのでしょうか。

17994【勝又子ども家庭部長】  以前御説明しているかもしれませんが、今、委員に御指摘いただいたように、保育園の調理は非常に難しいわけです。財団に移行するに当たっては、市の今やっている調理員がおります。先ほど説明した各園に1名ずつおります。この調理職員と財団の職員が一緒に働くことに。当然栄養士もおりますけれども、栄養士のほかに、市の職員である調理員も1名ずつおりますので、この市の調理員のスキルを、財団から派遣をお願いする調理員の方が、一緒に一定時期、数年、継承するというのを想定しています。
 4月からも、市のこれまでやっていたベテランの調理員はおりますから、その者が財団から派遣いただく調理員と共に──こちらから派遣するのです、こちらから派遣した市の職員が、財団の職員と、これまでのスキルをしっかり継承しながら、一緒に調理をしていきますから、調理の質ですとかスキルについて問題があるとは考えておりません。
 そのために、うちの市の職員、派遣した職員が一緒になってやるわけですので、全く経験のない者が4月から行くわけではありませんので、その部分は質も安全対策も含めて、その辺りの心配は要らないと思っておりますので、委員のほうから、4月から経験のないままと。栄養士1人だけではなくて市の職員もいますので、栄養の経験のない職員がいないわけではありませんから、しっかりその辺りは経験を積んだ職員が、財団の職員と一緒に調理をしていくという体制を組む。これが基本的な考え方なので、そこを担保にして、しっかり調理の業務ができると思っております。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17995【三島委員】  では、栄養士の職員が1人と、調理員で経験がある方が1人。でも担保されているのはその2名で、ベテランの方が行くといっても、保育園調理について経験がある人が必ず行くわけではないということで、栄養士さんと調理員さん1人ずつしかいらっしゃらないというところが気になってはいます。
 今までは経験していらっしゃる方が、パートナーさん、アシスタントさんでも継続していらっしゃる方が多かったと思いますので、経験している方が、栄養士さんの正規の方を入れて6名とか7名。7名の方はみんな経験をしてずっと作っていらっしゃる方だったということで、もちろん替わっていく中で、1人の方はきちんと分かっているから、そこでスキルを伝えていくということだと思うのですが、でも4月に始まったときには、栄養士さん1人に正規の調理員さん1人、あとの方は、調理員さんとしてはベテランだとしても、保育園のスキルが初めてという方が、周りに3人、4人という状況になってしまうのですか。すみません、何か、もう1回お願いします。

17996【深澤子ども育成課長】  先ほど御答弁申し上げたとおり、確かに正規の職員という意味では、栄養士1名、正職1名の調理師がいるというところでございます。加えて、パートナー職員、アシスタント職員で、今、市立保育園の現場で働いている職員も、委託という立場で市立保育園で働き続けることになりますので、保育園における給食を分かっている者は2人だけではなく、園によって3人、4人といる職場がございます。そういった点で、我々は引き続き保育園における質の高い安全な給食を提供できるものと考えております。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

17997【三島委員】  ただ最初に、パートナー職員さんやアシスタント職員さん、皆さんが食育財団のほうに行くわけではないというふうにおっしゃったので、もともとの母体の人数が少ない中で行かない人がいるといったときに、経験した方が行かれるのが本当に限られてしまうのかなと思いまして。半分はいらっしゃるとかということになるのかなとも思うのですが、そうなったときには新しく募集をかける方は経験がある方にするとか、そういうことをしていただいたほうがいいのではないのかなという思いもあります。1割は財団のほうで経験している方がいらっしゃるということで、子ども協会のほうもあるからちょっとあれなのですか。ごめんなさい。関係ないですね。
 ちょっとその辺は、やはり経験がある方がスキルを伝えていくのだけれども、最初の2年のところをしっかりやっていけるように。人数って大事だなとも思っていますので、本当にもともとの母数が少ないですから、新しい方が1人入るのかな、それでほかの方々が伝えていくのかなぐらい思っていましたので、その辺はもう本当に何かあったら大変なことですので、保育園の給食アレルギーも含めて、あとそしゃく能力もそれぞれ違う。本当に一人一人、月齢で判断できるわけでもありませんので、どうぞその辺はよろしくお願いします。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

17998【本多委員】  ちょっと多分今、話がこんがらがったかなというふうに思って聞いていたのですけど、今回のこの体制が今どういうふうになっていくのかということについて、今回テキストだけで御説明の書類というのを頂いている状況なので、今いる方、それで委託でやる財団のほうということで、図なのか、数の表なのか、何かそういうものがあれば、そんなに心配しなくても大丈夫なのですよということが説明としては通ったのかなとは感じましたので、ちょっと体制が確かに複雑なところかなとは思いますので、それについては説明の部分を最初にこの資料のところで、もう少し分かりやすくしていただいたらよかったのかなとは思いましたので、ちょっと今後に生かしていただきたいなと思っております。
 今のその移行の体制のところで、人数のところがうまく合ってこなかったということなのだとは思っているのですけれども、今回こういう事態になったことについて、先ほどちょっとるる人数のことのいろいろな話はあったのですが、影響として考えられていることというのは、このスケジュール以外にどういう影響があるのか、それから、スケジュールのところで2年、間が空いているという、ここの2年間の意図について、もう少し詳しく教えてください。

17999【深澤子ども育成課長】  まず、今回分けたことによる影響の部分なのですけれども、基本的には今までも各園で栄養士が献立を作成し、調理をするというところをやっておりましたし、これからも同じようにやっていきますので、委託する時期は変わりますけれども、基本的には影響はないのではないかというふうに考えております。
 2年にした意図なのですけれども、実際我々が財団と協議をする中で、今我々は定期的に意見交換会をやっているのですが、その中ではもしかしたら見えないこともあるかもしれないので、来年度委託をしながら、改善点があれば、改善点を令和8年度の段階で、例えば予算要求するとか、そういう生かし方もしながら令和9年度につなげたいという意図を持って、2年間とさせていただいております。
 以上です。

本多夏帆
本多夏帆
ワクワクはたらく現職

18000【本多委員】  分かりました。ちょっと最近とにかく、この人材とか人員配置の話で課題がいろいろと見つかってくるということが、ケースとしてはやはり増えてきたかなという、社会的な動きだなというふうに思っていますので、その2年間のところは、ある種少し余裕を見て取っていただいた時間なのかなと思いますので、そこについては、例えばもう少し早くできそうであれば、人材の確保の部分でうまくいったので、少し、例えば半年前倒しするとか、そういったことも、今後のスケジューリングについては、これまでよりも恐らくこうやって余裕を持った形で見て、前倒しできるなら前倒していくとか、そういうちょっと後ろ倒しにするというよりは、余裕を見て最初たっぷり取って、それから前倒しみたいな柔軟な対応というほうがよくなってきたのかなという感覚がちょっとあるのですけれども、それについての御見解をいただきたいと思います。
 もう1点、確認というか、何回か質問したことがあるのですけど、こういう委託の部分において、この振興財団のほうの今後の計画というところの話が、何度かこれまでも出てきていると思います。食数がこれから減っていくというところの中で、財団のやることをどうやって増やしていくかというお話があった中で、今回この市立保育園の委託というところも、その中で一つ増やすポイントとして出てきた話だというふうに思っていますので、その辺りについての財団のほうの影響ということについても教えてください。

18001【深澤子ども育成課長】  スケジューリングについて余裕を見たほうがいいのではないかという御質問ですけれども、委員が御指摘のとおりかと思っております。スケジューリングをするに当たって、我々としても人材確保の話もありますし、あと、行政としてのサイクルが1年というところもございますので、そういった点も考慮して、今回、令和9年4月というふうに設定させていただいております。
 以上です。

18002【大杉(一財)武蔵野市給食・食育振興財団派遣参事】  もともと財団の方針としまして、学校給食以外にも事業を広げていくということはございましたので、今回の保育園の給食調理の受託というのは、財団にとってももともと願っていたのかなというふうに思っております。そこの部分が増えるということで、職員体制を当然確保していかなければいけないということ、それからもともと小学校を単独調理校化することによりまして、やはり職員の規模というのは若干今よりも多い人数の確保が必要ということですので、やはり一定コスト意識を持ちながらやっていかなければいけないというところが課題ということになってきます。
 あとは、職員構成が今、割と40代ぐらいが多いという課題がありますので、若い世代をなるべく入れながら、そこを質の向上も図っていく。要するに、人材育成というところにやはり力を入れていかなければいけないところが課題というふうに思っております。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

18003【きくち委員】  いろいろありがとうございます。三島委員がおっしゃったみたいに、すごく心配するところはとても分かります。やはり保育園は様々今、食に対する事件というか、事故が起こってしまって、ブドウとか、あと最近はリンゴとかがそしゃくできないで、窒息してしまったとかという事件も多いので、やはり小学校、中学校の給食は、食べるものは一緒でも、全然別の次元のものだということはとても分かっているのですが、その部分で実際調理するということもとても大事なのですが、設備的な面というのは何か変えなければいけないとかということはあるのでしょうか、お伺いします。

18004【深澤子ども育成課長】  設備面に関する変更があるかどうかなのですけれども、この間、給食・食育振興財団の職員に保育園の給食の現場に来ていただきまして、実際に財団の基準、視点を持って保育園の現場を見たときにどうなのかというところで、意見交換をしてまいりました。実際に設備の老朽化をしている面ですとか、そもそものスペースが限られておりますので、できることは限られているのですけれども、その中でどういった改善ができるのかというところは、来年度の予算の話になろうかと思いますが、これまでも議論してきております。
 以上です。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

18005【きくち委員】  ありがとうございます。やはり実際、要するに文章とか口頭だけではなくて、現場を見て、現場のやり方とか、人とのコミュニケーションとか、物とかでは分からない、やってみての体験とかで、それを通じて継承していかなければいけないというものは多々あると思いますので、今後とも、万が一そういうこと、なったがために何か悪いことが起こってしまったということがないように、スムーズに移行していければいいと思いますので、よろしくお願いいたします。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

18006【川名委員】  すみません、もう一度話を整理させていただきたいのですけれども、正規の職員というのは、市役所の職員として雇用した調理員さんということでいいのですよね。それが市立保育園にはまだ調理師さんとして残っていると。給食・食育財団の正規の職員ではない。今回4人のうち、食育振興財団に行きたくないとおっしゃった方は、市の職員のままでいたいという意味なのか。さっき何か、移行をあまり希望していないという話があったのですけれども、それで1人人員が空くのかなと思ったのですが、そこら辺は違うのですか。ちょっとそこの正規の意味合いがよく分からなかったもので、もう少しお願いいたします。

18007【深澤子ども育成課長】  御説明が不足しており申し訳ないのですけれども、調理員として、給食・食育振興財団に移行したくないと言っているわけではございません。実際はちょっと本人の体調のこととかもありまして、今の段階では職務に就けないという状態もありまして、移行するのが難しいということの一要素になっているところでございます。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

18008【川名委員】  体調上の理由ということで、それは仕方がないです。今までの例で言うと、市の職員の方の調理員が振興財団に行ったとしても、給料は変わらない──多少待遇は違うかもしれないですけど──ということでいいわけですよね。
 もう1点確認したいのは、年齢です。要は、正規で採用したというのはかなり昔の方なので、そろそろ退職とかそういう時期が見えてくると、次をどう補充していくかというのは考えなくてはいけない。市として補充する考えはなくて、振興財団の正規として雇用した人に受け継いでいくというイメージでいいのですよね。ちょっとそこの正規が2種類あるから、どっちが正規でどっちが続いていくというのが分からなくて、そこは今の方が3人きちんと残っていただいて、スキルは伝えていくけれども、伝えていく先は、振興財団の正規の調理員さんという理解でいいですよねということを確認させてください。

18009【深澤子ども育成課長】  委員御認識のとおりで、最初、市の正職員がそのまま現場に残りますけれども、市の正規職員が1名、財団の正規職員が1名という形になりますが、市の正規職員の方は比較的、年齢は様々なのですけれども、行く行くは退職していきますので、そのタイミングで財団のほうの正規職員が入ってくると。財団の正規職員の2名体制に移行していくという理解でございます。
 以上です。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

18010【川名委員】  分かりました。そう説明していくと非常に分かりやすかったかなと思っています。
 今後なのですけれども、市立保育園数は4園です。そうすると子ども協会の保育園の調理とも連携していくということも、当然想定されてくるかなと思うのですが、将来的にそのようなお考えはあるのでしょうか。

18011【深澤子ども育成課長】  子ども協会の給食現場と今後連携していくかどうかという話なのですけれども、現在、子ども協会の栄養士と公立園の栄養士は交流しているところです。様々な意見交換をしているのですけれども、実際に今後子ども協会の給食業務がどうなっていくかというのは、ちょっと現時点ではまだ明確に、市に合わせるという方針はございません。今後の検討課題かなというふうに思っております。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

18012【大野委員長】  これにて質疑を終わります。
 次に、行政報告2つ目、武蔵野総合体育館大規模改修基本設計について、報告をお願いいたします。

18013【茂木スポーツ推進担当課長】  それでは、武蔵野総合体育館大規模改修基本設計書の概要版を御説明いたします。お手元のカラーのA3判の横型の用紙を御覧ください。
 まず改修の目的でございます。武蔵野総合体育館は平成元年(1989年)に竣工し、着実に改修を重ね、適宜機能向上を図ってまいりましたが、築30年以上が経過してございます。経年劣化した給排水管、空調、昇降機──これはエレベーターです、電気設備などを更新するため、長期休館を要する保全工事が必要な時期を迎えてございます。今後30年程度、引き続き現在の施設を使用していくための劣化保全整備に加えて、改良保全整備や機能維持・向上工事を含めた大規模な保全改修を行うことにより、引き続き市民のスポーツ文化の発展に寄与していくことを目的とし、大規模な保全改修工事を行うものでございます。
 その下の欄の工事期間と休館についてのところを御覧ください。昨年、令和5年度に基本計画を策定いたしました。現状と課題を整理し、大規模保全改修の基本的な考え方を示し、基本設計を行うための条件等を設定したものでございます。この仕様で、令和6年度、この基本設計を作成いたしました。その後、実施設計に入りまして、令和8年、9年、10年度で大規模改修工事に入ってまいります。
 総合体育館におきましては、通常運営を令和8年度いっぱいまで行いまして、休館を令和9年の4月1日から、翌年、令和10年の7月31日、16か月の休館期間を経まして、令和10年の8月1日にリニューアルオープンの予定でございます。
 その下の陸上競技場、市立第四中学校の温水プール、それから市営プールについては、先ほど午前中にも御質問がございましたけれども、総合体育館の地下には機械設備がございます。温水を送ったり電気を送る機械がございますので、こちらの機械の入替えのために一定程度休館が必要となる施設でございます。陸上競技場は令和9年の12月1日から約6か月、翌年5月31日まで、四中の温水プールも同時期でございます。市営プールについては、先日、整備方針のほうを発表させていただきましたが、改築の予定等ございますので、こういった予定になってございます。
 建築の概要は御覧のとおりでございます。
 その横の概算工事費を御覧ください。58億7,000万円でございます。ちなみに計画の時点では54億4,000万円でございました。7.7%の増でございます。物価上昇等の概算費用の変更が生じる可能性もあり、実施設計時に改めて精査を行ってまいります。
 その下を御覧ください。基本計画で示した基本方針、3つの整備方針でございます。
 まず1番として、劣化保全整備でございます。これは建設当初の性能・機能を維持できるよう、基本的な性能まで戻す整備でございます。一定期間の休館を要する工事を最優先で行うものでございます。
 2番目が改良保全整備でございます。開館当時にはなかった社会的要求の変化等に対応するための施設の機能向上を行うことが求められます。バリアフリー化等の工事でございます。
 3番目が機能維持・向上工事でございます。リニューアル後にはより使いやすい施設にしていく視点も重要でございます。もろもろの工事をパッケージ化することで効率化を図ってまいります。
 ちょっと裏面を御覧いただきますと、その工事の詳細が記載してございます。
 まず1番の劣化保全整備でございますが、建築の保全としまして、各競技室のフローリングの全面改修を行います。また、玄関ホールの床タイル等を改修してまいります。それから先ほど言いましたけど、機械設備の保全でございます。
 その下が電気設備の保全でございます。右側の写真が屋上の空調機の写真でございます。そして下の写真が地下の受変電装置の設備の写真でございます。
 2、改良保全整備でございます。バリアフリー化の推進でございます。2階のコミュニティデッキ等の出入口を自動ドア化してまいります。また階段の手すり等も設置してまいります。
 更衣室・トイレのアメニティの向上でございます。手狭な1階のトイレを改修いたします。更衣室も広げてまいります。トイレ内の内装を全面的に改修いたします。シャワー室はパウダールームとしても使えるように改修してまいります。
 安全性の向上は、手すり、またノンスリップ床等の工事でございます。
 また、環境への配慮工事でございます。クリーンセンターからのバイオマスエネルギー供給、これは蒸気と電気でございますが、こちらを活用した整備方針を継続してまいります。その下の4つの点は設備機器更新等による効率化と省エネ化の内容でございます。
 右側を御覧ください。3番目として、機能維持・向上工事でございます。ごめんなさい。先ほどのにちょっと戻りまして、平面図がございます。トイレとシャワールーム、更衣室でございます。これは1階の玄関を入りまして、左手側、メインアリーナの手前にございますトイレと更衣室でございます。裏の事務室を潰して拡張していくものでございます。点線部分が現状の大きさでございます。その分、事務室エリアが前面に張り出してくるというものでございます。
 そしてこの右側の図を見ていただきますと、受付を正面エントランス寄りに配置して、分かりやすい受付を設置いたします。また、申込み時の待ち合わせスペース等も設置してまいります。
 内装改修とサインのリニューアルでございます。壁を清潔感ある色調に変えます。それから照明機器等も更新してまいります。
 広がりのあるエントランスにリニューアルします。一番下のイメージ図でございますが、正面エントランスの外構整備でございます。
 ちょっと前のページに戻っていただきまして、右側のところでございます。基本設計を行った時点で、各部屋ごと、主要なもの、パブコメ等の意見に対応した内容を記載してございます。
 1)、2)は玄関ホールでございます。先ほど言いましたように、受付が玄関ホール側にせり出してまいります。それからデジタルサイネージ等も設けてまいります。
 4)副競技場観覧席でございます。副競技場というのはサブアリーナでございます。手すり等を設けて安全対策をしてまいります。
 それから、6)弓道場です。暑さ、寒さ対策の要望が多うございますので、床暖房等を設置してまいります。
 7)です。野外活動センターでございます。現在3階にある野外活動センターを2階のコミュニティラウンジに移設してまいります。
 8)は、コミュニティラウンジがその分手狭になる部分を、中3階の旧図書コーナーに持っていきまして、休憩スペースの拡張等を行うものでございます。
 9)トイレと更衣室は先ほど述べたような状況でございます。
 10)エレベーターでございますが、現在ストレッチャー対応していないエレベーターを改修してまいります。
 それから、12)休館期間でございます。こちらは休館期間を再検討、なるべく短くしてほしいという意見をたくさんいただいてございます。ただ築30年以上経過してございまして、施工範囲が非常に広くなっております。フローリングの全面交換、それから設備機器の全面交換、天井の撤去、また復旧、地下設備の全面交換等、大変手間のかかる工事でございますので、昨今の労働者不足等を考慮しまして、16か月間の休館が適正と考えておるところでございます。
 以上、大変長くなりましたが御報告いたします。よろしくお願いいたします。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

18014【大野委員長】  報告が終わりました。これより質疑に入ります。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

18015【三島委員】  では幾つかお願いします。まず資料のトイレについてなのですけれども、ユニバーサルデザインに配慮したトイレということで、ちょっと私が図がよく見切れない部分はあるのですが、ユニバーサルベッドなど、結構広いから、入っているのかなと見えるような、見えないようなのですが、絵には車椅子の方なんかもいらっしゃるし、いろいろな方がこれから運動といったときに、本当にいろいろな運動されるということがあると思いますので、ユニバーサルベッド、大人がおむつを換えるなんということもできるような、それも設置される、ユニバーサルデザインの中に入っているということでよろしいでしょうか。

18016【茂木スポーツ推進担当課長】  1階部分については多目的更衣室の面積の変更はないのですが、多目的トイレは使いやすいように拡張してまいります。それから大人用の障害者用のベッド、こちらは設置予定でございます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

18017【三島委員】  ありがとうございます。使いやすくよろしくお願いします。
 エントランスについてなのですけれども、先ほどの図の右側の広がりあるエントランスにリニューアルというところで、「正面エントランス前は、成長した樹木を適正に剪定するとともに、クリーンセンター側横断歩道からもまっすぐにアクセスできるよう」というふうに、イメージ図が書かれているのですけれども、ちょっとこの図を見ると、何か緑がやけに貧弱な緑になってしまっている。絵なのでイメージ図なのだとは思うのですけれども、あそこの木が結構しっかりあるのはすてきだなという思いもあって見ていたりもするので、適正に剪定で、伐採ではないということでよろしいでしょうか。

18018【茂木スポーツ推進担当課長】  適正にしてまいります。もちろん樹木診断等も行っているところなのですが。ただ若干の伐採は入ってくるかと思います。実は一昨年に、道路の側に張り出している大きな幹のほうは全部剪定させていただきました。御覧になると分かると思いますが、役所側にある樹木より相当高くなってございます。これは詰めてまいる状況が必要かなと思っております。なぜかといいますと、昨今近隣の市区町村でも起きた倒木の事件等もございますし、台風等が直撃した場合に危険性がございますので、こういったところは剪定してまいりたいと考えているところでございます。
 以上です。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

18019【三島委員】  そうですね。樹木医の方などに見ていただいて、剪定と、あそこはでも結構地面が、土がしっかり残っているというところが、歩道にあるような樹木と違う部分もあるかなと。歩道にある部分もあるのですけれども、そうではない部分があると思いますので、適正に剪定というところを、どういうのを適正と考えるかというところで、樹木の保存も含めて、せっかく地面がしっかりあるところの緑かなという思いはありますので、そこは考えていっていただけたらなというふうに思います。
 先ほどの議案のときに少し伺ったところではあるのですけれども、休館の部分で、他自治体とも連携などもしていくけれども、個人の利用なんかは、代替の施設はなかなか難しいというお話もしていたのですが、かなりいろいろな団体が使われているなと思って。イベントみたいなものだけでなくて、定期的に使われている、フラダンスだったり何だったり、いろいろな団体があると思うのですけれども、その辺の団体が使うのはどんなふうに考えていらっしゃいますか。すみません。

18020【茂木スポーツ推進担当課長】  先ほど午前中のときにも御質問いただきまして、市民スポーツ大会とかスポーツ教室、これは事業団が実施したり、スポーツ協会に委託している、こういったものは、運営主体である競技団体や事業団との相談の上、近隣市の体育館や市内の学校、コミセンなどで実施できるよう、調整してまいりたいと考えています。一般の体育館利用の方については、代替施設を用意するということではございませんので、他の市の近隣の施設、それから民間の施設等を御案内していく形になるかなと考えているところでございます。
 以上でございます。

三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

18021【三島委員】  なかなかあれだけのものの代わりの施設というのは難しいかもしれませんが、ただ大きい体育館でなくて、もうこのぐらいのスペースで使われているところなんかもあって、御案内していくということなのかなと思いますけれども、結構かぶってコミセンの改修もあったりもするのかな。結構使う場所が、市内でいろいろな団体ができなくなってしまうというお話は伺うので、使えるところがどこなのか、その辺の御案内を市内も含めて丁寧にしていただいてというふうには思います。
 かなり長い期間、1年半使えなくなるということですので、その辺はたくさん要望も来ているのではないかなとは思うのですけれども。もう少しその辺の御案内というあたりで、近隣の施設というだけでなくて、市内の施設はこの辺でこんなふうに使っていけるななんという、めどみたいなものはありますか。

18022【茂木スポーツ推進担当課長】  実質的には昨年度からずっと調整はしているところなのですが、今ちょっとここの場で行政報告をさせていただいた状況もございますので、これからまたお示しをしてまいりたいと考えているところでございます。スポーツ協会等はこれから説明会等でまた御案内したり、体育館のほうでも周知用、PR用の掲示物等でも御案内してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

18023【きくち委員】  今の三島委員と同じところなのですが、日々運動することで健康延伸を目指していた人たちにとっては、やはり16か月もなくなってしまうということに対しては、かなり抵抗があると思うのですが、公立の小学校、例えば千川小学校のように体育館自体が別棟になっているところ、例えば四中の学習棟みたいに、あのようなところで、学校の授業等に影響しない面で一般の市民の方に利用していただくというような、そういう御案内はできないものかどうか、お伺いしたいと思います。

18024【茂木スポーツ推進担当課長】  現状も、今施設開放ということで、校庭や学校、体育館等をお貸ししているところなのですが、授業の合間にとか、そこまでいけるかどうかというのはちょっと調整が必要かと思いますので、これからその辺は調整してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

18025【きくち委員】  今おっしゃったのは多分、施設開放を団体として登録しないと使えない現状だと思うのですけれども、本当に個人で、例えば毎日、機械はなくても、ウォーキングしたり体を動かしたりということをやっている方々はかなりいらっしゃると思うのですが、そういう面で、登録せずに何か、要は体育館のカードを見せていればできるような、要は管理棟がきちんとしっかりあって、出入りが普通の方でもできる、一般登録している団体のようでない、そういう方々に対して、何か市民サービスはできないかどうか、御検討していただきたいかなと思いますが、いかがでしょうか。

18026【真柳教育部長】  学校を使うという具体的な話もありましたけど、そうなるとやはりこれはしっかり学校とも相談しないと、ここでやります、やりませんとはちょっと言えませんので。ただそういう要望は、確かに16か月という長期にわたる中で御不便をかけるというところは我々も認識しておりますので、何ができるかということは考えてみたいと思います。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

18027【川名委員】  確認ですけど、裏側の上のほうに、機械設備と電気設備の保全で、耐用年数を超えている機器類とありますけれども、改修まできちんと大丈夫なのですよねと確認しておかないといけないなと思っています。ここだけの停電ならいいのだけど、桜堤で周辺の停電まで引き起こしたこともありますので、その辺は大丈夫なのかということを確認させてください。
 その下に、トイレと更衣室が広くなっていくということが書いてあるのですけれども、トレーニングルームのところにも更衣室とシャワーがあります。そちらのほうは特にこれには書いていないのですけど、何か変更があるのかどうかを確認させてください。
 3点目として、事務室エリアが狭くなりますけれども、これによって支障はあるのか、ないのか。指定管理のところで事務室はどうだという話をしたし、これだと理事長室がなくなっていくのかなという印象を持ちますけれども、機能的に支障はないのかどうかを確認させてください。

18028【茂木スポーツ推進担当課長】  設備機器の耐用年数等は適宜点検を行っておりますので、問題ございません。壊れて使えなくなるというようなことがないように運用しておりますので、御安心いただければと思います。
 それから事務所のエリアですけど、もう今現在こちらの事例で、シャワールームと更衣室が拡張されていって、事務処理エリアがなくなっている部分があるのですが、ここは会議室ですとか収納のスペースになっていたりします。その部分は3階の、今のスポーツ協会が入っているところを改修して移していく。打合せエリアと収納が参ります。理事長室はこちら側の右側のところにきちんとございますので、心配はございません。
 あと何でしたか。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

18029【大野委員長】  トレーニングルームのシャワー。

18030【茂木スポーツ推進担当課長】  ごめんなさい。トレ室側のシャワールームでございますが、ある程度、今こちらに示しています図のほうに拡張してまいりたいと考えています。今若干使いにくい状況で、医務室が奥になっていたりするのですが、そういったものが前に出てるような状況で、ちょっとここにはお示ししていないのですが、使いやすい形状に変えていく予定でございます。
 以上でございます。

川名ゆうじ
川名ゆうじ
立憲民主ネット現職

18031【川名委員】  理事長室が必要かどうかというのはまた違うところかもしれないのですけれども、事務としては問題ないということでよろしいですよね。
 これは概要版で全部分からないのですけれども、あそこの2階の和室をどうするこうするという話も、もう決まっているのでしたか。まだこれからなんでしたか。なかなか避難者を受け入れるのはちょうどよかったのだけど、では何に使うのかというと、ほとんど使っていないし、学童クラブの臨時の場所で、あそこは非常によかったなというところもあって、使い方が難しいかなと思っていますが、その点もちょっと今現状でどこまでお考えになっているかということを確認させてください。
 トレーニング室の隣のところも、要は改善していく、1個にまとめるのではなくて、別々で改善していくという理解でよろしいでしょうか。あそこは着替えるところはあるのだけど、テーブルとかがなくてすごく不便だったりするのですが、その辺もちょうど改善するという理解でよろしいでしょうか。

18032【茂木スポーツ推進担当課長】  3階の和室でございますけれども、こちらは残してまいります。私が児童青少年課長だったときに、ちょっと学童クラブでお借りしたこともございましたけど、一定程度というか、選手の控室なんかに使ったり、大きな大会のときに休憩室になったり、いろいろと使い勝手、用途がございますので、残してまいります。
 それからトレーニング室のほうは、トイレは残りますが、更衣室はこちらの図面のほうに集約してまいろうと思っています。今あそこの奥にあっても、あまり需要的に使い勝手がよくないので、更衣室を広げてきれいなものにするためには、そういったやり方で考えてございます。
 以上でございます。

きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

18033【きくち委員】  すみません、1つ聞き忘れてしまったのですが、これは簡易的な図面なのではっきり分からないのですけれども、この今も出ました更衣室のところの男女なのですが、何か女と書いてある女性のほうが男性よりも狭いように見えるのですけど。実際実施設計になったときは分からないので。
 あと、女性の更衣室のほうにパイプスペースのシャフトの出っ張りがあるのですが、この辺は、実際実施設計になったときは分からないのですが、できれば女性のほうが──男女を差別するわけではないのですけれども──広いほうがいいかなと思います。実施設計になったとき、具体的なものが出ると思うので分からないのですが、すみません、それを確認させていただきたいと思います。

18034【神谷施設課長】  更衣室の女性と男性の広さの部分かなというふうに思いますが、図面を見ていただいても、そんなに変わらないかなと思っていますし、先ほど言ったEPSという部分は、電気のケーブルのパイプシャフトということで、電力を室内に回すための縦のシャフトなので、ここは基本的には建物をいじらないので、既存利用していくというところで、ここはもう固定でプランニングしているという形になりますので、ここのEPSのところは変わらないと御理解していただければと思います。
 若干の修正という部分は実施設計で行っていきますので、今基本設計ではこういうふうに示していますが、若干の修正というところは検討の余地はあるかなと思いますが、基本的にはこのプランで、このような形でいきたいというふうに思っていますし、大きさについては、また実施設計のほうで検討していきたいと思います。
 以上です。

大野あつ子
大野あつ子
市議会公明党現職

18035【大野委員長】  よろしいですか。
 これにて質疑を終わります。
 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 本日の文教委員会を閉会いたします。
                               ○午後 5時08分 閉 会