4015○出席委員(10名)
木 崎 剛 君 西園寺 みきこ 君 道 場 ひでのり君
深 田 貴美子 君 本 多 夏 帆 君 小 林 まさよし君
浜 田 けい子 君 さこう も み 君 本 間 まさよ 君
川 名 ゆうじ 君
○欠席委員
な し
○出席説明員
松下市長 伊藤副市長 恩田副市長
小島監査委員 深沢監査委員 田川市民部長兼交流事業担当部長
稲葉防災安全部長 大塚環境部長 朝生環境部参事
松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱 山田健康福祉部長 田中保健医療担当部長
荻野都市整備部長 福田まちづくり調整担当部長 塩瀬監査委員事務局長
○出席事務局職員
清野事務局長 村瀬事務局次長
○事 件
(1) 議案第77号 令和4年度武蔵野市決算の認定について
(2) 議案第78号 令和4年度武蔵野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定につい
て
(3) 議案第79号 令和4年度武蔵野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定につ
いて

木崎剛
4016 ○午前10時00分 開 会
【木崎委員長】 ただいまから決算特別委員会を開会いたします。
初めに、傍聴についてお諮りいたします。定員の範囲内で傍聴の申込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

木崎剛
4017【木崎委員長】 異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
日程第1、議案第77号 令和4年度武蔵野市決算の認定について、日程第2、議案第78号 令和4年度武蔵野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、日程第3、議案第79号 令和4年度武蔵野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、以上3議案を一括して議題といたします。
ここで伊藤副市長より発言を求められていますので、これを許します。
4018【伊藤副市長】 おはようございます。決算の各種資料につきまして、金曜日の御指摘を受けまして、現在確認をしておりますが、本日午前中の衛生費に関する事項につきまして、1点訂正をお願いしたいと思います。
オレンジ色の事務報告書の冊子の195ページ、環境政策課の部分です。一番上の表の3、PCB廃棄物の処理につきまして、表内の撤去日の欄の下側の数字、R5.8.24という数字が、正しくはR4.8.24の年号の間違いでございます。その他の事項につきましては、金曜日の分も含めまして、午後一番で正誤表を配付できるように準備をしておりますので、よろしくお願いいたします。

木崎剛
4019【木崎委員長】 御報告がありました。令和4年度事務報告書195ページ、環境政策課の中の一番上の表、PCB廃棄物の処理、中央コミュニティセンター、ふるさと歴史館、第四中学校については、撤去日が令和5年8月24日ではなく、令和4年8月24日ということで確認をいたしました。皆さん、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)

木崎剛
4020【木崎委員長】 それでは、本日は、歳出第4款衛生費の審査から入ります。
直ちに質疑に入ります。

さこうもみ
4021【さこう委員】 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。すごくいっぱいあるので、若干早口になったらごめんなさい。
まず、公共施設の環境配慮指針の策定のところから質問させていただきます。2050年のゼロカーボンシティに向けて、ハードにおける省エネ、創エネは非常に重要だと思っているので、指針という形に落とし込んでいただいたことは本当によかったなと思っています。何度も出てきていますけど、これから公共施設の大更新時代に入っていくというタイミングで、しっかり事前にルール整備しておけたことと、あとはZEB Readyというかなり踏み込んだ目標設定をしていただいたというところを、本当に高く評価したいというふうに思っております。本当に重要な指針なので、市民の方にも知っていただきたいなと思っています。公共施設の増改築などある際に、市民の方にとっても、これが一つのチェックポイントになっていくといいなというふうに期待をしております。
その上で、基準と対象と情報公開の3つの観点からお伺いします。
まず基準。コスト面についても併せて聞きます。第一水準としてZEB Ready、第二水準としてOrientedと定めていて、第一水準の達成が困難な場合は第二水準となっているのですけれども、困難な場合というのは具体的にどのような場合になりますでしょうか。一次エネルギーの消費量50%削減って、かなり達成が難しいところだと思うので、全部困難な場合になってしまったら意味がないなと思っておりますので、具体的にどういう場合なのかというところと、検討の中でも、既に小学校、保育園は結構難しそうという結果も出ていたかなと思うので、その辺りお願いします。
あと、今後、材料費とか人件費の高騰ということも考えると、コスト面から難しいという判断もあり得るのかというところもお伺いしたいなと思っております。コスト面については、標準指標と比べたとき、大体改築だと2%程度増えるというふうに試算が出ているかなと思うのですけれども、公共施設等総合管理計画が先に策定されている中で、環境配慮費用というのが盛り込まれているかなと認識しています。
すみません、これは公共施設等総合管理計画の31ページの工事費用単価のところに記載されているのですけれども、ここの環境配慮費用が、パーセントではなく金額で書かれているので、何%増ぐらいで想定されていたのか、きちんと2%増に対応できるのかというところをお伺いします。
ちょっとあわせて最後まで聞いてしまいます。次、対象についてです。非住宅で300平方メートル以上ということで決まっているかなと思うのですけれども、大規模改修の場合は対象外と認識しておりますが、参考にはされるのかというところをお伺いしたいと思います。参考にされる場合、どのような形で参考にするのかというところも具体的にお伺いしたいなと思います。公会堂などかなり大きな改修になる場合は、光熱費の削減効果なども考えて検討したほうがいいだろうと思っているので、どのように予定されていらっしゃるのかというところをお伺いします。
あと、住宅については対象外になってしまうと思うのですけれども、公共施設等総合管理計画のさっきの31ページで見ると、工事費用単価のところでは、公営住宅に関しても環境配慮費用というのは盛り込まれているようなので、指針の対象には入っていないのですけれども、何か配慮される予定なのかというところを併せてお伺いいたします。
あとは情報公開についてです。本指針自体についてと、あとは公共施設の新築、改築がある場合に、どのように適用状況などの公開を行われるのかというところもお伺いします。駆け足ですみません。お願いします。
4022【源田環境政策課長】 環境配慮指針の御質問を幾つかいただきました。
まず、指針の整備水準の達成が困難な場合とはどういうことかということなのですけれども、先ほど委員がおっしゃっていましたように、こちらの指針を策定するに当たって、モデル施設、4施設検討を行いました。その中でやはり、例えば学校ですとか、50%削減というのは難しい施設もございましたので、そのために第二水準というのを設定したところでございます。
あとはコスト面ですけれども、おっしゃるように第2期公共施設等総合管理計画、こちらでも環境配慮費用として、平米当たり3万8,000円の設定をして盛り込んで、コストの試算というのを見込んでおります。この計画自体の策定の時点では、指針の策定というのはまだだったのですけれども、やはりこの辺は盛り込んでおく必要があるだろうということで、資産活用課と調整いたしまして、このように盛り込みました。
実際その3万8,000円というのがどれぐらいの規模感かというところで言いますと、一中と五中の基本設計を踏まえまして、建設費の10%程度を想定した単価というふうになっております。また国の設計ガイドラインのほうでも、大体ZEB Readyを目指すと、8%程度増加するというふうに見込んでおりますので、この辺の範囲かなとは考えております。
あとは対象についてですけれども、大規模改修については、やはり改修の期間ですとか、いろいろ施設によって制限がございますので、その辺整備水準を満たすのはなかなか難しいだろうということで検討いたしました。ただ、そうはいっても、やはり環境配慮をしていかなくてはいけないということはもちろん大前提ですので、この指針の中に必要な省エネ・創エネ対策というもの、手法、そういうのを取りまとめておりますので、できる限り手法の採用が可能なものについては検討してもらいたいということで、各主管課のほうには説明をしているところでございます。
あと、住宅については、行政報告させていただいたときにもちょっと御質問いただいたのですけれども、今回の指針の対象にはしていないのですが、今後省エネ法の見直し等も予定されておりまして、住宅のほうも対象となってまいりますので、その辺を踏まえて、指針の改定というのは順次行っていく必要があるかなというふうに思っております。
あと、情報公開につきましては、まだちょっとこちらはホームページ等での整備水準の公表ということはしていないのですけれども、そちらは今準備をしているところでございます。どれぐらいこの施設について達成できたかというところについても、まだ適用している施設というのは、これから一中、五中が一番先になってくるかなというふうには思うのですけれども、その辺の水準、どれぐらい達成したのかというところについても、ちょっと所管課と調整しながら、できる限り情報公開できるように調整してまいりたいと考えております。
以上です。

さこうもみ
4023【さこう委員】 丁寧に御説明いただいてありがとうございます。1個目の基準のところで、出していただいている検討の中で、私も拝見しているのですけれども、困難な場合というのが、いろいろなパターンがあると思っていて、コストが上がり過ぎるから難しいのか、そもそも設計の大きなコンセプトを変えないと抜本的な変化にならないから難しいというところなのか、いろいろな理由があると思うのですけれども、どういうときに困難という判断になるのか、第二水準になってしまうときというのはどういうときなのかというのを、もう少し詳しくお伺いできるとうれしいなと思います。
対象については分かりました。ありがとうございます。やはり住宅のところは光熱費の削減とかを考えると、市営住宅に関してはぜひ丁寧に進めていただきたいなと思っているところなので、適宜お願いします。
情報公開について、これから公開されるとのことなのですけれども、例えば、今住民説明会とかパブコメの募集というときって、フロアごとの役割とか機能とか、あとは日影図とか、そういう近隣への影響というところは必ず御説明いただいているかなと思うのですが、エネルギー消費性能がどうなのかという観点も、ぜひ説明を、事前にも市民の方にしていただきたいなというふうに思っています。
もちろん地球環境への影響がどうなのかというところもありますが、工事費用とか、あとはその後のランニングコストになる光熱費にも大きく影響する部分で、市民の方の生活にも、税金の使い方というところにもすごく大きく影響すると思うので、あとは気候変動対策についての啓発という意味も込めて、項目としてぜひ記載いただきたいなと思うのですけれども、御検討いただくことはできますでしょうか。
2点お願いします。
4024【源田環境政策課長】 水準の達成が困難な場合で具体的なことというところなのですけれども、厚生委員会の行政報告でちょっと御質問もいただいたのですが、例えば学校とかですと、空間がかなり開放的な空間になっております。ですので、もうその時点で、なかなか省エネ性能の高い施設を造るというのが非常に難しくはなってきます。
ただやはり学校という施設の機能を考えますと、第1に必要なのは教育面、教育の視点というところになりますので、まずはそこで教育のほうでその点をしっかり考えて、概略的な設計をしていただいた中でどこまで環境配慮を盛り込めるかというところが、次の課題になってくるかなというふうに思います。
あと、エネルギー消費性能とかにつきましては、説明会とかでその辺も、こういった施設を建てることによって、どれぐらいの消費エネルギー削減ができるのか、創エネができるのかというところは、できるだけ説明を市民の方にもできるような形で、所管課のほうと調整を行ってまいりたいと思います。

さこうもみ
4025【さこう委員】 ありがとうございます。学校については以前も御説明いただいたところで、認識はもちろんしているのですけれども、どんなときに第二水準に落ちてしまうというか、第一水準ができなくなってしまうのかという基準がもう少し明確に分かると、せっかくZEB Readyで第一水準を設定しているものの、結局どれも難しくてZEB Orientedになってしまったみたいなことにならないように、もう少し具体的に、こういう理由で第一水準の達成が難しいですみたいな情報公開を含めて、基準の設定等、引き続き丁寧に進めていただければなと思っています。
情報公開については前向きにお答えいただいてありがとうございます。ちょっと難しい分野でもあると思うので、市民の方にぜひ丁寧に、分かりやすい形で御説明をいただければなというふうに思います。
次に、環境啓発施設のエコreゾートと気候市民会議についてお伺いします。すみません、さっきページを説明するのを忘れてしまった。付属資料の28ページのところです。エコreゾートという施設については、もう本当に武蔵野市の魅力的な施設の一つだなと思っていて、やっと2022年がワクチン接種会場ではなくなったというタイミングだったなと思うので、まさにここから力を発揮していくというタイミングだなと思っております。
ワクチンの接種会場だったところが、年の途中で終わったと思うのですけれども、自由来館も5万人を超えたというところを事務報告で拝見して、やっと本格始動だと思うのですが、施設自体とエコreゾートの各事業について、2022年の成果と見えてきた課題についてお伺いします。
あとは市民の施設の認知度についてもお伺いしたいのですが、調査などはしていらっしゃいますでしょうか。
次の質問です。特に環境啓発施設の事業の中で、気候市民会議についてちょっと抜き出してお伺いします。気候市民会議については、自治体が主体となって行うものとしては全国に先駆けた事例で、2022年というコロナ禍という大変な状況でありながらも実施いただいたこと、本当に高く評価したいなと思っています。お疲れさまでした。ありがとうございます。
全国的にもかなり大きく報道されて、他自治体でも開催しようという動きが出てきていたりもするので、本当によかったなと思っていますが、市民活動プランの作成とかその後の展開も含めて、ぜひ見本になるような事業として育てていっていただきたいなというふうに思っているのですけれども、ちょっと細かいところを幾つかお伺いして、決算額のところからお伺いします。付属資料を拝見すると、当初予算から1.3倍ぐらいの決算額になっているのかなと思うのですけれども、想定外に費用がかかった部分があったのかというところ、まずそこをお伺いします。
あとは、実施した結果、その効果など総括についてもお伺いしたくて。私自身は、無作為抽出という手法と、あとはゴール設定を政策提言ではなく市民活動プランにしたという2点が、今回の武蔵野市の気候市民会議の特徴だったかなというふうに思っているのですけれども、市として、本事業においてどの点が要になったのかというところも含めて、成果と見えてきた課題と、今後の展望についてもお伺いします。お願いします。
4026【吉田環境啓発施設担当課長】 御質問ありがとうございます。昨年度の課題ですとか、あとは認知度の調査をされているかというところなのですけれども、昨年度につきましては、まず一番簡単なところですが、来館者数につきましては、総来館者数は5万2,400人ということで、昨年より1万人以上増えているような状況です。シンプルにはそういったところではあるのですけれども、認知度を含めまして、評価につきましては、エコreゾートについては管理運営方針というのがございまして、その中に4つの評価方法がございます。
ただその評価方法についても、どうやって確立していくのかというのが一つの課題にはなっているのですけれども、その中の一つが先ほどの来館者数ですし、2番目にモニタリング調査というのがございます。こちらはアンケートを取るような形にはなっているのですけれども、なかなか認知度が低い中でアンケートを取っても難しいところがございますので、現在のところでは市民意識調査、こちらのほうを代えて扱っているような状況です。昨年度の調査の中で、環境啓発という項目を新たに追加していただきまして、その状況について確認しているところです。
あと2点の評価方法なのですけれども、ソーシャルインパクトについての評価ですとか、SDGsへの貢献度というところを記載はしているのですが、なかなか施設での啓発活動というのが、そのまま行動変容につながっているかどうかを評価するところが難しくて、その辺りについては学識者といった方々の意見も聴きながら、これからまだ研究していくところかなというふうに考えております。
その評価の部分ですけれども、市民意識調査の関係ですと、見ていきますと、エコreゾートの周辺の方、中央地域の方については、比較的満足度が高いような状況になっていまして、そういった意味では、施設の地域での理解というのは進んでいるのかなというふうには考えています。ただ一方で、全体ですと、分からないという項目が非常に多くて、これは認知度の低さを表しているところかと思っています。
気候市民会議のお話に参りまして、決算額が1.3倍ぐらいになっているというお話なのですけれども、こちらにつきましては、当初40人の参加を見込んで設計していたものではあるのですが、無作為抽出の方と公募の方の募集をかけたところ、それ以上の人数の希望がございまして、最終的には68人の参加になっております。その中で、そういった人数が増えたことによって、参加された方にQUOカードなんかを配付させていただいていたりですとか、あとは対応するほうのファシリテーターとか、議論を回すために必要な人員なんかが増えてまいりますので、そういった内容について増額をしています。
またあわせて、全5回だったのですけれども、最終回、全5回が終わったところで、市民の方からもう少し議論したいということで、懇談会をもう1回追加でやることになりましたので、そういったところを合わせまして、契約変更しながら進めてきたところでございます。
気候市民会議の成果。気候市民会議につきましては、2050年のゼロカーボンシティの宣言を踏まえまして、武蔵野市の縮図のような形で気候市民会議を形成しながら意見を取りまとめていくという形でございまして、現在取りまとめているところでございますので、そういったものを取りまとめたというところが一つの成果ですし、あと、気候市民会議につきましては、武蔵野市が自治体開催初ということですので、メディアにも多数取り上げられたというところについては、非常に周知が進んだところかというふうに考えています。取りまとめた内容について、これからどのように周知していくのか、そういったところが今後の課題になっていくかというふうに考えております。

さこうもみ
4027【さこう委員】 ありがとうございます。エコreゾートについては、まだちょっと認知度のところに課題があるということで、ずっとワクチン接種会場だったと思うので、本当にここからかなと思うので、ぜひ認知度、まずは知っていただく、使っていただくというところから、一緒に盛り上げていけたらなと思っています。ありがとうございます。
気候市民会議についてもありがとうございます。決算額が増えたところは、人数が増えたのと回数が増えたということで、非常にポジティブな理由だったのだなというところでありがとうございます。理解ができました。
成果についても御説明いただいてありがとうございます。今、ちょうど市民活動プランの取りまとめをしていらっしゃるタイミングかなというふうに思っておりますので、まずはプランを楽しみに待っていようと思っているのですけれども、ゼロカーボンシティ宣言ということも先ほどお話がありましたが、ゼロカーボンシティに向けて具体的にどのような効果を発揮できるのか、気候市民会議をやったことによってどんな効果が出るのかというところを、しっかり検証していっていただけたらなと思っているので、こちらはぜひよろしくお願いします。
気候市民会議については、基本的には単年度実施だったと思うのですけれども、今回の反省点なども踏まえて今後の展開について、例えば2度目以降実施の可能性を含めて、検討状況や今後考えていらっしゃることをお伺いいたします。
4028【吉田環境啓発施設担当課長】 気候市民会議につきましては、現在のところ、第2弾ということは考えているわけではないのですけれども、まずは仮称プランを取りまとめていくのかというふうに考えております。その後の展開、広め方につきまして、気候市民会議に参加された方々をお招きしまして、どうやって広めていったらいいのかということで、9月10日に意見交換会を実施しておりまして、そういった方に御意見を聞きながら、広め方についても考えていきたいというふうに思っております。
その中で出てきた内容として、印象的なところだけですけれども、例えばSNSを利用したりですとか、できるだけ行動のタイミングに合わせて思い出せるような、そんな仕組みが必要なのかなというふうに受け止めているところであります。
以上です。

さこうもみ
4029【さこう委員】 ありがとうございます。意見交換も実施されたということで、よかったなと思います。気候市民会議に参画された68名の方は、これからの武蔵野市の気候変動の対策とかに、本当にリーダーとして関わっていただけるような方かなと思うので、ぜひ継続的にコミュニケーションを取りながら盛り上げていっていただけたらなというふうに思います。よろしくお願いします。
次に、若者の健康についてお伺いいたします。若者の健康といったときに、すみません、15歳から39歳をちょっと今仮で若者としますが、15歳から39歳の死因は自殺ですので、健康といったときに、体の健康と併せて、心の健康が非常に重要というふうに認識をしております。その前提で幾つかお伺いします。
まず若年健康診査についてです。会派で資料のほうでも出していただきました。ありがとうございます。資料の49ページで出していただいたものになります。武蔵野市は若者の健康診査の対象が16歳から39歳と、26市の中で一番対象年齢が広くて、受診費用も無料ということで、非常に広い対象者の方が安心して受診できるように設定いただいているということで、本当にすばらしいなと思いました。ありがとうございます。
事務報告の298ページのところで受診者数を拝見しているのですけれども、対象年齢を2020年に拡大されていると思います。ちょっとその前後コロナがあったので、受診者数は減っているのですけれども、対象年齢を拡大する前から、受診者数が水準としてはほとんど増えていないというふうに拝見しているのですが、ここが、拡大した年齢、若い層があまり使っていないという感じなのか、あまり増えていないので、そこの御認識とか理由がもし分かれば教えてください。
あとは、対象となる勤務先、通学先で健診機会がない方というのが、どれくらいの人数市内にいらっしゃるのかというところを、市として把握していらっしゃるのか、お伺いします。国保加入のフリーランスの方とか、勤務時間が短いアルバイトの方とか、特に国保の方が対象になる方で多いのかなと思うのですけれども、20代、30代で国保加入の方って、平均だと全体の大体20%程度だと思うので、そうすると8,000人くらいは国保の方がいらっしゃるのかなというふうに思っていて。もちろん全ての方が対象ではないとは思うのですけれども。
900人ぐらいの方が健康診査を受けていらっしゃると思うのですけれども、市としてこの900人というのが少ないと思っているのか、十分と思っていらっしゃるのか、そこの御認識に関してお伺いします。予算に対しては、決算とあまり離れていないので、想定人数程度ということなのかなとは思うのですけれども、そこの点をお伺いします。
あとは広報について、どのように御案内をしていらっしゃるのかというところも併せて伺います。
あとは対象のところで、今16歳から対象になっていて、高校生の年代の子たちも対象だと思うのですけれども、通学先で健診機会がない方の中で、例えば不登校でどうしても学校に行けていなくて、学校の健康診査が受けられないみたいな方が使うことは可能なのかというところもお伺いします。
4030【田中保健医療担当部長】 御質問いただきました。まず、拡大する前から受診者があまり増えていないなというところでございますけれども、こちらは実際、若い方がどれだけ御自身の健康に興味があるかなというところはちょっと課題かなと思っています。実際にやはり受けていただく方が多くなってくるのは、30歳を過ぎてからということでございますので、そこについては、対象が広がる前から大体30歳以上の方になっていますので、ここについては、なかなか興味がなかったりとか、御自身の健康についてなかなかまだ気にする年齢に達していないかなと認識しているところでございます。
また、健診を受けている方が900人というところなのですけど、こちらについてはなかなか評価が難しいかなと思うのですけれども、本当に受診機会のない方がどれだけ受けられるようにしていくかなというところでございますので、数字としていいのか、悪いのかということはありますが、受けたい方、また実際に将来の健康も踏まえると、早いうちから受けていただいて、御自身の健康を理解して対策を取っていく、予防していくことは重要でございますので、こちらについては、引き続き周知等をしていきたいなと思っているところでございます。
また広報についてですけれども、こちらは年度の終わりですか、健康だよりというのを全世帯に配布しているほか、ホームページ等でしているところでございます。あと、この若年層健診につきましては、やはり30歳以降くらいから特に注意していただきたいなと思っていますので、昨年でいきますと、年度末に30歳、31歳、38歳、39歳になる方に、個別に勧奨はがきを送らせていただいています。こちらにつきましては対象の年齢の方全部でございますので、特にこちらの方については、引き続き興味を持っていただきたいなと思っているところでございます。
また不登校の子についてなのですが、学校に行かれている方につきましては、実際学校のほうで健診を受けていただけるかと思うのですけれども、学校に行けていなければ、こちらの健診を受けていただくことはできます。
以上でございます。

木崎剛
4031【木崎委員長】 受診の対象者数というのがおよそ分かりますかというのがあったかと思いますが。
4032【田中保健医療担当部長】 申し訳ございませんでした。実際入られている保険の種類というのですか、そこがどういう方かにつきましては、そこまでの把握はできていないところでございます。

さこうもみ
4033【さこう委員】 ありがとうございます。人数の把握は難しいというところで、対象年齢の方、30歳、31歳とかには全員に送られているということでありがとうございます。理解できました。
すみません、ちょっと時間が迫っているので次の質問で、心の健康のところで、付属資料17ページ、2022年にスタートした自殺対策の広告支援事業についてお伺いします。これは非常に重要な事業だと思っているのですけれども、決算額のところですが、これは広告のクリック数当たりで課金されていくものということで金額が計上されている、そういう仕組みのもので間違いないかというところと、あとは事務報告のところにアクセス数というのが載っているのですけれども、それがページ自体のPVの合計なのか、それともこの事業の広告経由でのアクセス数なのか、どちらかというところを教えてください。
4034【田中保健医療担当部長】 こちらの仕組みなのですけれども、こういった事業をやっているNPOさんに依頼しているところなのですが、一件一件何件だったかという形で委託をしているわけではございません。この仕組みというのですか、これを全部まとめた形で委託をしておりますので、例えばそこの話が、月によって下がって金額が変わってくるわけではなくて、一月当たり幾らというような形で委託をしているところでございます。

木崎剛
4035【木崎委員長】 アクセス数の件です。
4036【田中保健医療担当部長】 こちらの数字につきましては、連動型を通したものだけではなくて、全体としてアクセスした件数ということで計上させていただいているところでございます。

さこうもみ
4037【さこう委員】 ありがとうございます。分かりました。アクセス数のところは、全体のPVと合わせて、広告経由でどれくらい入ってきたのかというところが分かったほうが、事業の実態が見えるかなと思うので、委託していると思うので、ちょっとそことのやり取りにはなると思うのですけれども、全体のPVだと普通に見た方も入ってしまうと思うので、事業の実態を知るために、広告の経由で入ってきたアクセス数というところも、ぜひ出していただけるといいなというふうに思います。
あとは、このページが、困っていて検索したときも、自殺対策という単語がタイトルとして出てくるのです。困って見るときに、自殺対策って死が主語といいますか、自分が困ったなと思ったときに自殺対策というページをクリックするのって、タイトルとして適切なのかなと思っていて、このページ自体について、今後更新とか内容の検討というのは予定されていますか。
4038【田中保健医療担当部長】 事務報告のほうに記載する数字につきまして、どういった形のものがふさわしいかということについては、ちょっと改めて検討させていただきたいなと思っているところでございます。
ホームページのところは、確かに「生きることの支援(自殺対策)」となっているのですけれども、これを見たときにクリックしたくなるのはどういったものかというとき、ちょっとこちらの表記についても改めて検討させていただきたいと思っています。

さこうもみ
4039【さこう委員】 ありがとうございます。せっかく広告という形を使っているので、ABテストをするとかも可能かなと思うので、ぜひ検討いただければなと思います。
メンタルに関しても健康と同じように、最後のゲートキーパーというところももちろん重要ですが、ぜひ予防という観点でも取り組んでいっていただきたいなというふうに思っています。会社に勤めていると、最近だとストレスチェックとか、労働時間が長いと産業医面談とかというのが丁寧にありますが、そういうのがない方というのは、本当にリスクが発生してから対応するという形になってしまうので、ぜひメンタルに関する予防というところの体制も厚くしていっていただきたいなというふうに思っていますが、そちらはいかがでしょうか。
4040【田中保健医療担当部長】 メンタルヘルスに対する対応なのですけれども、市としてどこまでができるかというところは課題かと思っています。ただ実際、例えば民間の会社さんとかに、本当にどこまでできるかというところはあるのですけれども、今健康推進計画を策定しているところでございますが、その中でも、ちょっとどんなことができるかということについては検討しているところでございますので、こちらについても何ができるか検討していきたいと思っています。

小林まさよし
4041【小林委員】 おはようございます。よろしくお願いします。
保健センターについてお伺いしたいと思いますが、まずこの管理運営のうち、令和4年度、1,240万円の税金が設計のために投入されたとあります。この事業の概要をまず御説明いただければと思います。
4042【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 今御質問のありました、令和4年度に支出いたしました1,240万円については、基本設計、こちらの契約をした後、前払い金として支出されたものです。こちらの事業ですが、令和4年度は2月からその基本設計に入ったのですけれども、設計事務所に対する委託費というところです。事業というのは基本設計を作成するための事業ですので、現在も引き続きやっておりますが、基本計画に基づいて進めているところでございます。

小林まさよし
4043【小林委員】 ありがとうございます。この予算についてだと思うのですけれども、「基本設計の予算執行に当たっては、基本計画案の議会への報告等、議論を尽くす場を求める」という付帯意見がついています。先日も他の委員から質問がありましたけど、改めて付帯意見についてどのような対応をされたのかということを1つ、もう一つ、なぜこの付帯意見が必要とつけられたのか、どのように市のほうで認識されているのか、伺いたいと思います。
4044【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 付帯決議ですけれども、こちらに記載があるとおり、こちらの予算を執行するに当たっては、基本計画案の議会への報告等、議論を尽くす場を求めるということでいただいておりますので、令和3年度には基本計画の素案を出しましたが、まだまだその議論が不十分だという御指摘をいただきまして、その後、有識者の機能充実検討会議を開催し、その結果等について、議会にも全員協議会という形で、2回ほど御説明しているところかなと思っております。そこに基づきまして、基本計画が昨年の10月に策定され、結果、今年の2月に基本設計に入っている、このような状況でございます。

小林まさよし
4045【小林委員】 素案の議論が不十分で、そういう中で有識者の会議などが行われたというようなことを伺いました。そうですね、どのような事業にするとか、そういった事業計画が十分でないというところで40億円の税金を投入して、建築、増築をしようとした計画だったからだと、私は認識しています。
そういう中で、今回4,500平米の増築を想定されていると認識しています。ただ保健センターは、三鷹市で言うと1,367平米、小金井市は2,373平米の大きさとなっています。4,500平米を増築して、8,500平米という大きさになると認識していますが、そういう中で、今回この4,500平米増築で、どのようなスペース、想定されている面積、機能等の使われ方について、御説明いただいてもよろしいでしょうか。
4046【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 こちらは、昨年10月に策定されました基本計画の35ページに記載があるかと思いますが、基本的には保健センターの機能だけではなく、子ども・子育て家庭への支援のためのスペースですとか、そういったところも入っております。ちょっと各部屋、個別個別を読み上げるのも何かなと思いますので、大きいところでいくと、健康増進に関するものが200平米だとか、健(検)診に関するものが750平米等、ここに記載のあるところ、こちらは有識者の方々にも、そういったところの必要性、この辺を十分吟味していただいて、必要なものということで検討しているところでございます。

小林まさよし
4047【小林委員】 ありがとうございます。そういう中で私がちょっと気になっているのは、エントランスフロアに900平米、多目的スペースに600平米、合わせて1,500平米。これは実を言うと、先ほど言った三鷹市の面積を超えてしまうのです。保健センター単体ということになるのですけれども、1,500平米になっています。現在、資材高騰で学校の統合がコスト削減を目的に議論されようとする中で、このスペースというのが本当に必要なのか、最適化についてもっと議論する必要があるのではないかというように私は考えていますが、この件について御所見などありましたら教えてください。
4048【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 こちらのただいまの御質問は、エントランスフロア900平米と多目的スペース600平米というところですが、まず多目的スペースですけれども、現在、大が1、中が4、小が1などということなのですが、こちらは実際に各所管に必要な会議室、会議スペース等、ヒアリングをかけたところ、その中ではもっとこれ以上の要望があったのですけれども、同時使用率なんかも考慮いたしまして、現在の600平米まで精査しているという状況でございます。
またエントランスフロアにつきまして、こちらは本当にもうコロナ禍で一番の気づきだったと思うのですけれども、本市は様々な公共施設があるのですが、例えば先ほどエコreゾートのお話もございましたが、ワクチンの接種スペース等、そういった転用できるスペースがなかなかないという中で、こちらについてはふだんのときには、それぞれのここに書いてあるような多目的ルームであったり、団体の支援スペースだったりというところを、いざ、そういったコロナのようなウイルス等が発生し、対応を迫られたときには、そういった場所に転用できる、こういったところも考えての広さの設定ということでございます。

小林まさよし
4049【小林委員】 この1,500平米は必要だというようなお話だったと思うのですけど、私がどうしても考えてしまうのは、学校の統合を考え、検討する中で、本当にこのスペースが必要なのかというのを、もう一度再検討する必要があるのではないかということです。ここについてはまずお伝えしたいと思います。
その上で、有識者会議を開催されたということなのですが、私は令和4年度の予算委員会で、最適化、効率化を考えていただきたいと要望しております。議論を尽くす中で、こういった最適化、効率化というような議論がされたのでしょうか。されたのであるならば、その概要を教えていただければと思います。
4050【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 こちらの有識者会議は、そもそも武蔵野市立保健センター機能充実検討有識者会議ということで、こちらは付帯決議にもありますが、総合的な整備再編となる可能性がある中と、専門的な知見の活用も含めた検討を重ねるという中で、一旦は必要なもの、どういった機能を充実したらいいのかというところをメインにお話をされております。
例えばですけれども、DXに対応し得る施設に関することであるとか、感染症対策、災害時医療の対策、妊娠期から切れ目のない支援等について話がなされております。その精査に当たって、当然必要なもの、必要な機能を、必要なスペースでやっていくといったところは、その話の中で少し出てきたのかなというふうに認識しております。
以上です。

小林まさよし
4051【小林委員】 この有識者会議は私も参加したのですけれども、会議要録を見ても、令和4年4月28日、第1回目の有識者会議、ここで最後にある委員の方が、「現在の機能が必要不可欠なものであることを理解していただき、増築改修工事は予定どおり進めていただきたい」というふうにお話しされているのです。これが4回あるうちの1回目なのです。
今、最適化というよりは機能充実だというお話はあったのですけれども、どうしても機能充実だったのかとちょっと思って。最適化ということは実際議論されていないと、要録を見ても、私は参加していてもそう思うのです。そういう中では、ちょっとこの議論を尽くすというところに当たるのかなというのが、本当に私は残念なのですけど、そうとも思えないのです。それはまずこれについてもお伝えしたいと思います。議論を尽くしたということに当たるのかどうかは、残念ですけれども、私の感覚ではないということです。
そういう中で、現在いろいろ計画が進められていると思うのですけれども、予算は幾ら程度予定されているのか、教えていただけますでしょうか。

木崎剛
4052【木崎委員長】 予算というのは何の予算を言っているのですか。

小林まさよし
4053【小林委員】 この増築の。

木崎剛
4054【木崎委員長】 もう1回、そこの説明をお願いします。

小林まさよし
4055【小林委員】 失礼しました。この増築にかかる費用は、今どのぐらいと想定されているのか教えてください。
4056【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 この機能充実検討有識者会議では、御指摘のとおり、その事業のゼロサムといいますか、ありか、なしかというところで、この事業をなくすというような話ではなかったのかなと。むしろそういった必要な事業をやっていますので、それに必要な機能という議論がなされたのかなと。その上で、ではそこの機能を事業として進めるに当たってはどのぐらいの広さが適当かと、こういったところでは精査が入っているのかなと、そういう形で私のほうとして認識しております。
また事業費ですが、今ちょっと基本計画に書いてある総事業費40億円というところ、こちらについてはもう令和3年の価格ベースで書いてありますので、その後の検討を今ちょうどしているところでございますけれども、この場で幾らと申し上げられるような数字というのは、今のところございません。
以上です。

小林まさよし
4057【小林委員】 先ほどの議論について、どうしても何か増築ありきだったのではないかなという印象が拭えないということは、お伝えさせていただきたいと思います。
それで、予算を今お伝えできないというのですけれども、全く一切この金額というのは試算されていないというふうに考えていいのでしょうか。幾らか見なければいけないなとか、そういう問題意識的なものはなかったのか、確認させてください。
4058【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 まさに今基本設計の中で、その辺の費用の見積り等はやっている最中でございますので、今、こちらの令和4年度の決算の場でお話しするということは適当ではないのかなというふうに考えています。

小林まさよし
4059【小林委員】 では、今の時点では一切出せていないということですね。そのように理解しました。違ったら教えてください。
ただいずれにせよ、この当初40億円という金額は、第2分団の建て替えに当たって、仮設建築の入札も不調になったと聞いていますけれども、昨今の一中の入札不調を含めて、40億幾らになるかなと思ったら、50億円は下らないのではないかなと、どうしても思ってしまうのです。あるいは60億円に行ってしまうかもしれないというおそれすらも、この状況であるわけです。それだけ大きく社会情勢が変化しているわけではないですか。
そういう中だと、やはり今の状況で4,500平米増築して8,500平米の。これは学校と同じ大きさです。というよりも学校によっては大きくなります。それだけの施設。それに学校はもう設置義務がありますから、もうマストでやらなければいけないものです。だけどそこまでの必要性があるのかどうかというのは、私はどうしても改めて考えなければいけないと。この状況の変化を踏まえて、一旦様子を見て、最適化をもう一度再検討して。
例えばさっきの1,500平米がもしなくなれば、あれだけで1,500平米減らしてというわけではないですけど、3分の2になれば、40億円以内で収まる話ではないですか。そういうようなことであるならば、まだ私も納得というか、頑張ってやってくれ、問題意識があって、こういう方向に進めているのかなと思えるのですけれども、今この情勢の変化の中で、学校の統廃合が、コスト削減というのもあって進められ、議論されている中で、これがこのままいくというのは、どうも納得がいかないと思います。
この点について、一旦ちょっと様子を見たほうがいいのではないかとか、もう1回考えよう、熟慮しようというようなお考えが、現時点であるかどうか、伺いたいと思います。
4060【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 おっしゃっている意味は大変理解するところであるのですが、今この基本計画に基づいて基本設計を進めるに当たって、ここの基本計画の35ページに書いてある、必要な想定面積をさらに縮小するという考えは、今のところございません。
以上です。

小林まさよし
4061【小林委員】 ありがとうございます。今の点について、理事者の方から、改めてお考えがもしあればというか、お考えは変わらない、課長と同じ考えなのかどうか含めて教えてください。
4062【伊藤副市長】 保健センターにつきましては、今、担当の課長が答弁したとおりでございます。

小林まさよし
4063【小林委員】 副市長から、今のままいくというような御答弁をいただきましたが、私はまず考えなければいけないのは、学校改築関連の問題を最優先課題として解決するということが、この武蔵野市に求められているのではないかなと思います。こちらの学校を最優先にした上で、改めて一旦様子を見て、この保健センター増築について、問題意識を持って対応していただくということを、この場で強く要望として、意見としてお伝えさせていただきたいと思います。もし何か問題意識とかをお持ちでしたら、教えていただきたいと思います。
次の質問に行きたいと思います。トイレ清掃について資料請求して頂きました。清掃費用です。決算特別委員会資料の35ページで、各自治体の状況をお知らせいただきました。ありがとうございました。
こちらのほうは、4つの清掃費用で1,304万円というお話でした。1つ当たり平均単純化すると326万円というように計算されるのですが、この中で、自治体によってちょっと数字が出ている、出ていないはあるのですけれども、三鷹市で言うと166万円、調布市で言うと145万円ということで、大体他の自治体の2倍に相当します。この理由をどのように捉えているのか、そしてこれは妥当だとお考えになっているのか、伺いたいと思います。
4064【臼井ごみ総合対策課長】 公衆トイレの維持管理について御質問いただきました。資料でお出しいたしました、この数字について、まず御説明させていただきます。今回会派要求資料といたしましていただきまして、それでちょっと時間があまりなかったもので、もともとは多摩26市となっていたのですけれども、できる限りのところでこちらでヒアリングをしたところでございます。
場所としては、武蔵野市に近接するところ、さらに近隣するところということで、武蔵野市を含めて9市、こちらのほうに載せております。あとはこちらにそれぞれ箇所数と金額等がありますけれども、廃棄物の処理及び清掃に関する法律がございまして、こちらで公衆トイレの設置維持についての市町村に対する義務といいますか、そういった規定がございまして、これを根拠に、武蔵野市としては4つをやっているところでございます。
ほかのところにつきましても、同じような聞き方をしたのですけれども、ちょっと時間が足りないもので、なかなかそこら辺の位置づけがはっきりしないこともございまして、その辺について武蔵野市と同じ取扱いかどうかということは、ここではっきりできないところがまず1点ございます。
その中で武蔵野市といたしましては、こちらの備考欄にも記載しているのですけれども、基本的に毎日の日常清掃が入っております。こちらが日に2回、または3回、今現在、吉祥寺と武蔵境は日に3回入っております。あとは特別清掃といたしまして、こちらに例示してあるのですけれども、ふだんできないような、機械を使っての床磨きでございますとか、あとは薬剤を使った尿石除去、そういったこととか、あとは屋根清掃です。落ち葉が詰まったりしますので、そういったこともやっております。そのほかに排水管清掃等やってございまして、長年こちらでやってきておりまして、皆さんにきれいに使っていただきまして、好評もいただいているところでございます。
こちらはこの内容で、3年に1回の割合で入札もかけておりますので、こちらの金額につきましては、今のこのきれいさといいますか、これを維持するためには必要と考えておりますので、その点では妥当だと思っております。
以上です。

小林まさよし
4065【小林委員】 ありがとうございました。時間がない中、御対応いただいたと思います。ただ、これは今現在、8つの自治体ではないですか。項目も、取扱いが一緒かどうか分からないというお話があったと思うのですけれども、この先ちょっと大変かもしれないのですが、時間をかけてもらって、このほかの自治体をもう少し調べてもらって。1件当たり326万円ですね。これはほかよりもきれいだから妥当だと、そういう判断もあると思うのですけれども、そこについてももう少し確認してもらって、必要に応じてちょっとまた対応を考えてください。
またこれについては、私がちょっと今思うのは、武蔵野市内の公衆トイレがこの数で大丈夫なのかと。こういったところもちょっと問題意識として個人的には持っています。こういったところも踏まえて、将来的にどうするのか考えていかなければいけないと思いますので、ちょっと調査のほうを進めていただければと思います。
以上です。

本多夏帆
4066【本多委員】 よろしくお願いします。衛生費は2つ項目を出していきたいと思います。1つは健診関係、もう一つはごみ処理です。
1つ目、健康診断関係の評価についてということで、毎回結構受診率の話をしてきたのですけれども、今回は、健康診断の結果の傾向についてちょっと伺っていきたいというふうに思っています。
第5期健康推進計画等の策定の専門部会のデータをちょっと拝見して、そこに2022年度(令和4年度)の数値がどうだったかということについて掲載されていました。前回、5年前の平成28年度のところから見てどうだったかという形で、健康診断結果として割と悪化している、D評価というのがあったのですけれども、それがかなり多いなというふうに思っていて、コレステロール、血糖、肥満、低栄養、あとはメタボ該当者割合と、ほとんどの項目でD評価が出ているというような傾向が見てとれるかなと考えております。
こうした状態に対して、これはコロナ禍も経ての5年傾向ということで、結構分析としては、それがやはり影響としてはかなり多い、ライフスタイルが変化したというか、影響しているのかなと思ったのですけれども、これについて市として、どういった課題を考えていらっしゃるかということについてお聞かせください。
それから、ごみ処理の件です。ごみ処理は私は専門ではないのですけれども、宮代議員から勉強させてもらいまして、指導を受けてまいりましたので、質問させていただきます。事業概要の廃棄物の抑制・再利用と適正処理というのでデータを出していただいておりまして、ありがとうございます。これが令和4年度実績ということなので、こちらをベースに質問いたします。
このデータの中から、まず可燃ごみに資源化可能なものが19.24%入っているということ、それから収集処理できないごみ、これが2.93%可燃ごみに混入しているというデータがあります。その処理できないものが土だというコメントが入っていて、土が混ざっているということなのです。こういったデータが出ていますということで、この事業概要にはこういうデータでしたということしか書かれていないのですけれども、これをどういうふうに活用されていくのかということについて、お聞かせいただきたいと思います。
4067【田中保健医療担当部長】 今の本多委員の御質問の前に、先ほどさこう委員にお答えしました、事務報告書の284ページのアクセス数の件なのですけれども、ちょっと答弁を訂正させていただきたいと思います。あちらの数ですけれども、事務報告書に記載のとおりに、こちらの連動型の広告を経由してアクセスされた件数ということでございますので、大変申し訳ありませんが訂正させていただきます。
先ほどの健診結果が悪化しているという件でございますけれども、こちらはコロナ禍で実際運動機会が減ったとか、そういうことがちょっとあるかというふうに思っているところでございます。こちらの結果が悪化していることは当然憂慮すべき話なのですけど、そこだけではなく、その後、こちらの中でも要観察が必要だとか、要治療が出たところで、どういった形で自身の健康につなげていくか、また健診を受けただけではなくて、治療につなげていただくかということを重視した形で、医師からの説明、また周知等をしていきたいなと思っているところでございます。
4068【臼井ごみ総合対策課長】 ごみ処理というところで、こちらは多分組成分析の絡みだと思われます。どのように生かしていきたいかということです。ごみの組成分析といたしましては、排出されたごみが適切に分別されているかどうか、そのごみの内容はどのようになっているか、そういったことを調べることで、今後の分別とか再利用をよりよくしていきたいということで行っているところでございます。
ですので、今回出てきたこちらのほう、不適物のこととかも含めてだと思うのですけれども、例えば可燃ごみの中の不適物といたしましては、令和4年度で20.25%とこちらに出ておりますが、このほとんどが資源化可能なものとなっております。それというのは、古紙でありますとか古着、また汚れていないプラスチック容器、こういうことがございますので、これらを正しく分別していただくということを、こちらといたしましてはやはり周知していきたいと思っております。
こちらを変えることによりまして、CO2の排出量もあるのですけれども、まず皆さんに関わるのが、可燃、不燃で出すと、やはりごみ袋に入れていただくことになるので、それを今度資源で。今、武蔵野市は資源はお金を取っていないので、そうすることによりまして、皆さんの御家庭の経済、そういったところにもある程度の影響があるということです。その辺を見据えて周知していきたいと思っています。
土が一つの例示として挙がっておりましたけれども、土はもともと自然物ということで、ごみという定義になっていないと。ただ、こちらについても少なからず入っているところがございますので、その辺につきましても、今土は、一応こちらでは、ホームページ等もそうなのですけれども、2社程度リサイクルをしている業者さんがございまして、紹介していますので、その辺も丁寧に説明していきたいと思っております。
以上です。

本多夏帆
4069【本多委員】 ありがとうございます。まず健康診断の結果のほうですけれども、今おっしゃっていただいたのは、恐らく個別の受診者に対する取組ということで、そちらはどんどん進めていっていただきたいとは思うのですが、市が持っているこういうデータとしての全体の傾向というのを捉えて、個別のところに対するアプローチとは別に、全体的な取組というところで、これこそその保健センターの必要性だったりとかという議論にもきちんとつながってくると思っているのですけど、全体的な部分で市が様々健康の推進事業を行っている中で、こういった傾向というのを、個別の方に対してではなくて、全体的な市の健康推進事業ということで、どういったところにつなげていくというふうに活用されていくのかについてお聞かせください。
私はこれは、受診率の話とも絡んだりはするのですけど、例えば成人式とかそういうところで啓発をやったらいいのではないかなというふうに思っているのです。というのは、市がこういうことをやっているというのを早くから知ってもらわないと、その年代に到達したときに思い出してもらえないのではないかなというふうに思っていて、例えばそれで早く、では市民が、そういう若い子たちが集まるのはどこかといったら、成人式とかかなと思ったりするのです。そういったところで、まだ対象年齢ではなくても、30代になったらこれがあるからと。どこでも、例えば会社とかでも受けられなかったら、市でやっているからということを伝えられたらいいのではないかなと思うのですけれども、そういったことについての御見解を伺いたいと思います。
ごみ処理のほうなのですけど、もうとにかくデータを活用して、地道に取組をしていくしかないというふうに思っています。今おっしゃっていただいたみたいに、御自身にもメリットがあるという形で啓発をしていけば、非常に地道なこととしてはいいかなというふうに思っているのです。
もう一つデータの取り方として、水分をどれくらい含んでいるかというところについては、多分データは出ていないのではないかなと思うのですけど、これについて調査はしているのかというのを1つ聞かせていただいて、これはもともと水分を含んでいると効率性がよくないということで、その効率性の問題からも課題ではないかなというふうに思っているのです。だから、水分をとにかくできるだけ減らしてほしいというお願いをしていかなくてはいけないのではないかなと思うのですけど、それについて。
そして、データを3駅圏で、駅圏ごとにばらばらに分けて出していただいている。確かに傾向は違うのだなという、吉祥寺だったらお店が多いからとか、そういうことなのだと思うのです。ばらばらに出していただいているのですけど、見る人によっては面白いのかもしれないのですが、これをどう活用するのですかというところについて。3駅圏でばらばらで組成分析を行うことによって、それをどう使うのですかということについて、御対応いただきたいと思っています。
私も、気候市民会議とかがすごく話題になって、大きな取組としてやっていくのは大事だと思うのですけど、鶏が先か、卵が先かで、このごみはどうやって捨てるのだろうというところで、それはすごく地道な取組だと思うのです。でもこういうことをみんながやっていかないと、結果としては変わらないわけで、ここの部分で、地道にごみ出しのルールとかを伝えようとかという話を、本当はもう一番身近な生活のごみ処理ということでやっていかなければいけないのではないかなと思っていて、例えば、ごみの分別のこととかが分からないから、では調べてみよう、聞いてみようといって市のLINEで聞いてみても、全然適切な答えが返ってこないのです。
だから、捨てたいものは何ですかといって、傘とやったら、不燃で出してください、傘は、袋の半分がきちんと傘にかかっていて半分になっていたら5本まで出せますみたいな、その答えが欲しいのだけど、全然よく分からないリンクが飛ばされてくるのです。だからそういう身近なところで、自分たちがちょっとでも分別の方法がよくなるようにとかという非常に細かなところであっても、そういった利便性を向上していくことで成果が表れてくると思うのですけれども、そういった取組についての御見解も教えてください。
4070【江波戸保険年金課長】 市民の方の健診結果とデータを活用した事業についてのお尋ねをいただきましたので回答いたします。武蔵野市の国民健康保険の保健事業といたしまして、特定健診の結果ですとか、あとはレセプト情報を分析いたしまして、データヘルス計画を策定して、それに基づいた保健事業を行っております。主な事業といたしましては、生活習慣病の予防、重症化の予防が中心になりますので、またそれ以外の保健事業といったものについては、国民健康保険の保健事業としては行ってはいないのですけれども、そのような取組を実施しております。
以上です。
4071【田中保健医療担当部長】 先ほどの保険年金課長からの答弁にちょっと補足しますけれども、全体的にどんな疾病が多くなっているのか、気をつけるかというところについては、様々な講座ですとか広報、そちらについても、特に傾向を見てというような形でしていきたいなと思っているところでございます。
また成人式についてなのですけれども、成人式で配れるパンフレット等については、やはり数の制限とかもあると思うのですが、現在でも、20代で知ってほしいということで、妊娠の話ですとか、そういったチラシについてはお送りしているところです。その中で、どういった形のチラシというか、パンフレットとかを配れば啓発になるかについては、また考えていきたいと思っているところでございます。
4072【臼井ごみ総合対策課長】 3点御質問いただきました。1点目が水分量につきまして、2点目がデータ3駅圏につきまして、3つ目がLINE等を使った適切な分別の周知につきましてです。
1点目につきまして、水分量なのですけれども、今現在組成分析の中で、水分が幾らですというような、そういった数値は出ていないところでございます。ですが一般的に言われている、食品ごみについては水分が何%ぐらい含まれているというような、その辺を基に我々としては、どのように水分を減らしていきたいのかということは考えているところでございます。
2点目、データ3駅圏につきましてなのですけれども、宮代議員からのお話もございまして、ここ最近ずっと検討しているところでございますが、これまでは不燃物のほうを3検体として、その反面可燃物についてぶれがあったということで、令和4年度はそれを反対にしたというか、今度は3検体にしたところでございます。その3検体というのは地域ごとに出ていて、それを平均することでぶれも小さくしたいということがございます。
ここ最近の不燃物、可燃物で、ちょっと3駅圏の取り方というのがここ最近で変わってきていることもございますので、その辺は今後また、どのような傾向があるのか、また地域によって。先ほど事業系という話がございましたけれども、これは家庭ごみになりますので、家庭の皆さんはどういった方々が住んでいらっしゃるかというところとかが出るようでしたら、その辺も何か効果的なものにつなげられたらというふうに考えております。
もう一つ、LINE等を使っての分別につきましてなのですけれども、ちょっとLINEについても、一つ一つ全部見たわけではないのですが、皆さんが分別したいというときには、ずばりの答えが欲しいところがございます。
それについて、ずばりではなくて、すごく遠回りをしてしまったりとかそういうこともございますし、あとは、こちらの言い訳ではないのですけれども、なかなかずばっと言えないところもございまして、そうするとこちらに問い合わせてほしい、それで、これこれこんな形でお願いしますということを、1つずつ説明したいということもございまして、そういうこともあって、全てがそこに例示できないというようなものもございますので、その辺のバランスについては行っていきたいと思います。
あともう1点、令和4年度の取組といたしまして、今結構、来街者というか、外国人の方もいらっしゃいます。その方々が、日本人でもただでさえ難しい分別について、どのように分別すればいいのかということって、恐らくお悩みだと思います。ごみ便利帳がありますけれども、令和4年度に外国語版の第1弾として、英語版をちょっと作成してみまして、こちらを転入者──希望者もですけれども──にお配りをするようなことで1点動いてみましたので、そちらもちょっと様子を見ていきたいと思っています。
以上です。

本多夏帆
4073【本多委員】 ありがとうございます。健康のほうもごみ処理のほうも、どちらもデータを取るだけではなくて、活用するというところがやはり問われている。そこで効果をきちんと出していかないともったいないというふうに思いますので、そちらをお願いしたいと思います。
今のLINEのところのごみのものですけれども、そのリンクが飛ばされてきて、それを全部見て、結局ごみカレンダーの画像を全部調べてみたいな話になってくるので、よくあるそういう傘だとか、ちょっとありがちだけど、しょっちゅうあるわけではないみたいな、電池とか、そういったものは、カレンダーを見るだけでも何ページもあってとなるので、もう1ページでつくって、その画像がぽんとLINEで送られてくれば、あとは自分でそれを見たら、傘がここに書いてあるなみたいな、それぐらいの簡単なものでもやれるかなと思いますので、ぜひそういった取組をやって、地道なところからきちんと。
やはり数が集まれば、当然それが成果になるわけなので、小さい取組かもしれませんけれども、ぜひそういったところからやっていっていただきたいというふうに思って要望いたします。
以上です。

浜田けい子
4074【浜田委員】 ではよろしくお願いいたします。
まず、15ページの新型コロナウイルスワクチン接種事業について伺います。今回、私の愛読書というか、武蔵野市の対応報告書、これがすごく細かく、こういうことがあったのだということで読ませていただきながら、質疑等も考えさせていただきました。
その中で大きく、やはりこのワクチン接種事業というのは担当課の方も本当に御苦労していただきまして、保健センターから階も変わりました。こんなところでお仕事をされているのだというふうに感じていましたけれども、当初はなかなか予約が取れないだとか、混乱していて、もう苦情が多かったように思うのです。令和2年、3年、4年と3年がたって、本当にこれまで経験をされたことを生かして、今現在もうしっかり落ち着いていると思うのですけれども、これを読めば分かるのですが、担当課としての総括をお聞きしたいなと思います。
そして現在も接種は推進されているのですけれど、副作用等の御相談だとか、そういうことはないのでしょうか、お伺いします。
4075【小池新型コロナウイルスワクチン接種担当課長】 御質問ありがとうございます。総括ということでございます。今、令和4年度決算でございますので、4年度のことを中心にといったところでお話をさせていただきます。
令和4年度につきましては、当初を振り返ってみますと、まだ最初の追加接種、3回目接種といったものを前半はやってございました。その後、第2期追加接種といって、高齢者などハイリスク者を対象とした4回目接種です。秋からは、初回接種を完了した多くの皆さんを対象とした、またワクチンも新たなものに替わって、オミクロン株対応の2価ワクチンというようなものを使って、広く接種をしてきたといったところでございます。
その間、昨年度は通して、ほとんどのワクチンで接種勧奨がついてございましたので、予約なしの接種ですとか、あとは夜間接種なんかも開設して、広く多くの方が接種をしていただけるような取組を行ってきたところでございます。
今、浜田委員から御紹介があったとおり、武蔵野市の対応報告書にもございますが、その代表的な一つとしては、7月に東京都とコラボレーションしまして、これは都内初の試みでございましたが、予約なし専用の臨時接種会場の設営と立ち上げといったようなことを行ってございました。
これに当たっては、街頭のキャンペーンですとか、市内大学への働きかけですとか、路線バスへの広告の掲出なんかも行いながら、ちょうど去年の7月20日ぐらいでございましたが、第7波で、ぐっと感染状況も急激に高まっているような状況でございまして、課題としましては、若い方、若年層の方への3回目接種を進めていきたいといったようなことが全国的に課題としてあったところでございますが、そういった時期も相まって、都内在住、在学、在勤の245名の方にこちらの接種をすることができまして、この3回目接種の推進に大きな役割を果たしたというふうに考えてございます。
その後もオミクロン対応の2価ワクチンで広くワクチン接種といったようなことで、予約なしや夜間接種なんかも含めて取り組んでまいったところでございます。
接種率としましても、武蔵野市は東京都で比べても高いような状況を推移して、中盤ぐらいまではずっと高く維持していました。ただ、もうどこもそうですけれども、接種もだんだん追いついてくるので、そうすると同じぐらいになるとかというのが、もうこれは傾向としてずっとあるような形で続いてはございます。令和4年度の総括としては今言ったようなところでございます。
あと、副反応についてでございますが、私どもが集団接種会場でやっておりますと、副反応で、接種後、経過観察エリアで体調が悪くなられる方も、ごくたまにいらっしゃいます。昨年の9月から今年の6月までの接種、約10か月間の中で、集団接種会場の経過観察エリアで体調不良を訴えられた方が38人程度いらっしゃいました。そのうちお一人が救急搬送を要するといったようなことで、救急車を呼んで、協定を締結してございます日赤さんのほうに搬送したところでございますが、搬送された方も、もうその日のうちには体調を回復されて、お一人でお帰りになられているというところ。経過観察エリアで体調不良になられた方も、1時間以内には体調は回復して帰宅されているといったようなことでございますので、集団接種会場で何か大きな問題があっただとか、そういったことは認識していないところでございます。
以上でございます。

浜田けい子
4076【浜田委員】 ありがとうございます。もう本当にとうとうとお話しされる。当初はもう大変だったから、言葉も早口だった答弁が多かったかなと思いますけれど、この令和4年度も、第7波と先ほど答弁がありましたけれども、自宅療養者の方が増えて、本当に大変だったかなと思っています。様々ですけれども、今も推進されていますので、無事故で行っていただきたいと思います。
次に、例年聞いていますが、がん検診等の推進ということで、14ページです。事務報告書が298ページです。伺いたいと思います。一般質問等でも、とにかくがんというのは、早期発見、早期治療が何より大事だというふうに訴えさせていただいて、いろいろ支援をお願い、要望させていただいたりもしました。
今回も、新聞報道であったのですけれど、国立がん研究センターが、がんが社会に与える経済負担というのはとにかく多い、約1兆円は予防できる可能性のあるがんによるものだ、そういう推計結果を出したという発表があったのです。だから本当に早期の治療を推進していく上で、命を救うだけでなくて、経済的な負担もしっかりと軽減されるというふうに言われていますので。日本人の死因の第1位がやはりがんになってくるということで、今がんも早期発見で治る見込みも多くなってきましたので、しっかりまた推進をしていただきたいと思っています。
今現在、健康推進計画等も検討されているということですので、しっかりまたその推進という部分で、検診率をよく聞くのです。なかなか大変かなとは思うのですけれども、その中で、今回報告のあったことで、受診率が伸びたというふうにうれしい報告があったのですが、それを踏まえて見解を伺いたいと思います。胃がんの検診かなとは思っているのですけど、その辺、受診率も伸びているという部分での見解を伺いたいと思います。
4077【田中保健医療担当部長】 がん検診の受診率向上なのですけれども、本当に勧奨を送ったり周知をしたりということで行っているところでございます。受診率は、正直なかなか思うように伸びていないところがあるのですけれども、本当にこちらのがんについては、早期に発見して早期に治療していただくということが、御自身の体もそうですし、経済的な損失にもつながってきますので、こちらについても、毎年なのですけど、どんな形でどんな方に勧奨していったらいいのかということも含めて検討しながら行っているところですが、引き続き受診率が向上するような形で進めていきたいなというふうに思っているところでございます。

浜田けい子
4078【浜田委員】 ありがとうございます。胃がんの内視鏡検診を開始して受診率も伸びたかなと思うのですけれど、その点はいかがですか。
4079【田中保健医療担当部長】 胃がんについてですけれども、確かに内視鏡を行ったことによって伸びている面はあるかなと思っているところでございます。こちらの内視鏡検診についてなのですけれども、がん検診としてバリウムを飲んでいただくのと内視鏡と、どちらがいいのかというところはあるかと思うのですけれども、こちらについては、正直やはり内視鏡を希望される方もいらっしゃるかなと思っています。こちらはどっちがいいということではないのですけれども、今回内視鏡を進めてきたことによって、また検診の受診率も伸びているということを考えますと、どこまでその内視鏡の受診の体制を整えられるかというところもあるのですが、こちらについてもやっていきたいと思っています。
ちなみに内視鏡なのですけれども、若干数字の統計上のということはあるのですけれども、令和2年、3年度については、偶数年齢の方ということでお送りしていたのですが、令和4年度については偶数、奇数の年齢問わずということで、受診対象の方をちょっと広げさせていただいて勧奨等したということも含めて、受診率の数字が上がったことが考えられるところでございます。
以上です。

浜田けい子
4080【浜田委員】 年齢層も広げていただいたということで。やはりバリウムを飲むより内視鏡のほうが楽だという声をよく聞きますので、セット検診も推進していただいて、受診率が少し好評だというふうにも伺っていますので、その辺また考えていただいたらいいのかなと。保健センター等いろいろ問題はあると思うのですけれども、要望させていただきたいなと思っています。
あとは、一般質問等でも、がんになっても自分らしく生きられる、そういう環境の整備へということで、アピアランスケアの相談体制もしっかりとつくっていただきたい、補助制度をつくっていただきたいというふうに要望させていただきます。
次に予防接種事業のところで、15ページ、同じところです。そこで同じがんのことで伺いたいと思いますが、子宮頸がんの予防ということで、私はこれも一般質問等でさせていただいていますし、今回報道にありましたけれども、子宮頸がんワクチンが公的検診導入へということで一報がありました。もう本当にこれからだとは思うのですけれども、そういうことも踏まえて、若い方でその子宮頸がんで亡くなられる方が多いというニュース等も伺っています。国内では毎年約1万人が子宮頸がんと診断されて、約2,800人の方が亡くなられているということで、この子宮頸がんワクチン推進を、私もしっかり訴えてまいりました。
この4月1日から推進をしていただいて、実施者数にはその数も含まれているということなのですけれども、この公的検診になるまでにというか、市としてもしっかり推進をしていただきたいと思いますが、令和4年度の4月からの状況等、課としてどういうふうに捉えられているか、伺いたいと思います。
4081【寺井地域保健調整担当課長】 私のほうから、HPVの子宮頸がんワクチンの予防接種の件で答弁させていただきます。
御案内のとおり、令和4年の5月に、国のほうでこれまで積極的な勧奨を差し控えていた状態を解消いたしまして、個別勧奨を再開したところでございます。標準的な接種期間対象年齢の中学校1年生から高校1年生の女子1,938人に、昨年の5月に予診票を送付しております。また、7月にキャッチアップというところで、これまで積極的な勧奨を差し控えていた期間に接種を逃された年代の方、約5,600人の方に接種勧奨はがきを送付して、接種勧奨を行っております。これが令和4年度の予防接種に関する取組となります。

浜田けい子
4082【浜田委員】 それは事務報告を見れば分かるのです。この通知者数に対しての実施者数、この数字を見て、担当課としてどういうふうに受け止められるか。今後しっかりと推進はしていただけると思うのですけれども、さらにというか、国も公的検診導入になるのですが、それまでというか、市としての取組というか、この数字を捉えてどういうふうに考えるか、考えがあれば伺いたいと思います。
4083【寺井地域保健調整担当課長】 HPVのワクチンの接種率自体は、今これは令和4年度のあくまでも推計値になるのですけれども、やはり8%から9%ということで、まだ低い接種率となっております。国のほうも接種の勧奨を進めているところなのですけれども、市のほうとしましても、できるだけ多くの方に接種していただきたいということと、またあわせて副反応に対するリスクもあります。また子宮がん検診、この必要性も併せて周知をしていきたいというふうに考えているところでございます。

浜田けい子
4084【浜田委員】 ありがとうございます。とにかく早期発見、早期治療というのが、がんにとっては何より大事だということですので、しっかり推進をさらにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ちなみに、この子宮頸がんは男性の方にもという報道もありましたので、今後どういうふうに進められていくのかということも注視しながら、またよろしくお願いしたいと思います。
続きまして、18ページの母子保健事業についてです。事務報告書が285ページです。母子保健事業につきましては、その中でゆりかごむさしのの面接です。これまでもいろいろ一般質問等でも答弁いただいていたと思うのですけれど、この母子健康手帳の妊婦面接のことで課題があるということで、妊娠届を保健センターに出していただく方については、面接率もほぼいいのですが、市政センターでも受け付けるのです。それで面接率がそこで下がってしまう、そういう課題があるというふうに伺ったのですけれども、令和4年度は98%まで。目標が100%と言われていましたので、あと2%の部分でそうなのかなと思うのですけれど、その後の課題というか、この市政センターでの課題とか、その後どういうふうになっているのか、伺えたらと思います。
4085【寺井地域保健調整担当課長】 妊婦面接の面接率の件で御質問いただきました。今、委員がおっしゃったとおり、令和4年度の面接率が98%ということで、令和3年度が89.5%と、約8%と大幅に上昇いたしました。その原因というのが、今年の1月から始まりました出産・子育て応援事業です。こちらの支給要件として、妊婦面接というのが要件となっておりますので、面接率が大幅に上昇したというふうに考えております。
委員が御案内のとおり、今、妊娠届出、妊婦面接を、保健センターと、市役所の子ども家庭支援センターで受けられます。妊娠届出については、これと合わせて別に、市政センターのほうでも対応しているのですけれども、市役所や保健センターで妊娠届出をされた方については、それがそのまま妊婦面接につながるというケースが多いのですけれども、市政センターですと、妊娠届出を出して、また改めて市役所や保健センターでということになりますので、どうしてもやはり面接率が落ちてしまうという課題がございました。
令和10年度、新保健センター増築・複合施設改修を予定しておりますので、ちょっとこの辺り、100%の面接率を目指すに当たって、妊娠届出の場所も含めて、どういった体制で取り組んでいくかというところは、また今後検討していきたいというふうには思っております。

浜田けい子
4086【浜田委員】 ありがとうございます。検討していただいているということは承知しました。市政センターで手帳を発行している方は、まだ77%ぐらいいらっしゃるという以前の御答弁でしたので、もちろんそこでしっかり御案内はされていると思いますが、うちの議員も、今回5万円頂いたと喜んでいたと思うのですけれども、本当にそういうことも含めて、目標100%と言い切っていますので、面接100%を目指していくというふうに言われていましたので、本当に妊娠前から切れ目のない支援となるように、しっかりと取り組んでいただきたいと思っていますし、今後保健センターとの複合施設等も整備されるということですので、期待したいと思っていますので、よろしくお願いします。
続きまして、先ほど他の委員も聞いていたのですけど、17ページのICT活用による自殺対策事業ということで、表記の件は検討するというふうに言われていましたから、私もそう思いますのでよろしくお願いします。
このアクセス数が5,988。この数字が多いですよね。多いというか、もう本当になのですけれども、このアクセス数の件数からどのような見解を持って対策につなげられるのか、大きな展望だと思うのですけれど、もしお考えがあれば伺いたいと思います。
今、がん検診だとか妊産婦のことも質問しましたけれども、がんになって、治療の途中に自殺された方だったりとか、産後鬱で自殺される方も多いというふうに伺っています。だからそういう方にもつなげられるような、この対策事業であってもらいたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
4087【田中保健医療担当部長】 こちらはアクセスをしていただいたときに、実際ホームページに飛ぶところが、生きることの支援ということでございます。こちらの中なのですけれども、相談の内容というのが、本当に心の悩みだけではなくて、医療の話とか、あとは子育ての話ということについても、相当な数が示されるようになっているところでございます。
また、実際こちらで検索をするときに、やはり健康の話だけではなくて、子育てで悩んでいるのだなど、そういったキーワードによってもこういったところに飛ぶような形になっておりますので、いろいろな悩みの方がこちらのホームページにアクセスいただいて、適切な相談先につながっていただければなと思っているところです。また実際相談にいらしたときには、このアクセスされた方がちょっとどこまで相談にいらしていただいているかは、なかなか把握ができないところでございますけれども、個別の相談につきましては丁寧な対応をしていくべきというふうに考えているところでございます。

浜田けい子
4088【浜田委員】 ありがとうございます。新規事業でしたので、しっかりまた取り組んでいただきたいと思います。
最後に、23ページのペットの災害対策について伺います。防災対策だったので防災課かなと思ったら違うのですね。衛生、ここの款なのでしっかり伺いたいと思います。かわいいチラシで、すごくかわいいと言っていたのです。本当に開きたくなります。読みたくなるような。ペットを飼っていなくても読みたいなというような感じなのですけれども、その中で伺いたいと思います。
避難所運営組織の方と、いろいろ意見を聞きながら、ペットの備蓄もするというふうにも伺っているのですけれど、その点はいかがなのでしょうかということと、あとは、これからペット同行避難訓練とかが始まると思うのですけれど、マニュアルをつくって、その後だと思うのですが、そういう計画もあるのでしょうか、伺います。
4089【源田環境政策課長】 備蓄につきましては、予算のほうでちょっとお示ししているかとは思うのですけれども、令和4年と5年度で、ペット用のケージを各避難所に3個ずつ備蓄しているところです。そのほかの水とかペットフード、そういったものにつきましては、こちらのパンフレットにも書いてありますけれども、基本的には飼い主の責任において備蓄を準備していただくという形になります。
マニュアルのほうですけれども、こちらは7月に作成いたしまして、今後周知を行っていきたいというふうには考えているのですけど、各避難所ごとに避難所運営組織の関係組織の情報交換会がございまして、こちらのマニュアルについては配布をして、四小だけはちょっとまだスケジュールが再調整ということになっておりますけれども、そのほかの連絡会、情報交換会につきましては職員がお伺いしまして、全て説明を行わせていただきました。
ただ、なかなかマニュアルはかなり細かいところになってきていますので、避難所運営組織の方向きのものにかなりなっているところがございますので、そのために、飼い主の方に御理解いただくために、今回のパンフレットを作成いたしました。こちらのパンフレットにつきましては、市内の御協力いただける動物病院ですとか公共施設のほうで配布をして、周知していきたいというふうに考えております。また、ホームページも先日から公開しているところでございます。

浜田けい子
4090【浜田委員】 ありがとうございます。丁寧に進めていただきたいと思います。
あとは、東日本大震災で動物が避難できずに亡くなったというニュースも多かったと思うのですけれど、ペットとの同室避難という形、そういうお考えというか、必要性をどう考えられているか、最後に伺いたいと思います。
4091【源田環境政策課長】 同伴避難につきましては、やはり武蔵野市の場合、避難所がかなり狭いということもありますので、今現在でも、ペットスペースの確保だけでも、避難所の組織の方と打合せをする中で、かなり難しい現状がございます。そういった中では、なかなか同伴して、ペットとその飼い主のためだけの場所を確保していくというのは、かなり難しいかなというふうに考えています。まずは人間優先という形で避難していただいて、どうしてもという方に関しましては同行避難をしていただくということになるかと思います。

川名ゆうじ
4092【川名委員】 まず最初に、いろいろこの年に話題となった、武蔵境駅南口の公衆トイレ。こちらの決算付属資料のところの10ページでも、境南ふれあい公園の敷地内に移設をしましたと、さらりと書いてあるのですけれども、移設して、その後どうなったのかというのがどこにもないのです。要は費用が高いとか、店の前に造ったら営業妨害になるとか、そもそもプレイスのトイレを使えばこんなものは必要ではないという、いろいろな意見が出されていました。結局移設して、今、市民の方々からどういう評価を受けているのか、これは把握されていらっしゃいますでしょうか。
私が知り合いに聞くと、いろいろ工事費のことは言われましたが、きれいな、おしゃれな建物ができて、より使いやすくなったと、結構評価も高いのです。別にお店の前に確かにあるけど、だからといって使いにくいという話もない。何か逆に、内装がきれいなので、土汚れが結構気になるのだというのがあったのですけれども、おおむね評価は高いのです。評価までいっていないかもしれないですけれども、現状で市としてどういう認識を持っていられるのか。ちょうどこのときの予算審査でもいろいろな指摘があって、今後も市民の意見をきちんと聞いていってほしいという意見がたくさんあったのです。そういうこともあって、現状でどう評価されているのかについて確認させていただきたいと思います。
4093【臼井ごみ総合対策課長】 武蔵境駅南口公衆トイレの現在の評価といいますか、それについての御質問をいただきました。こちらは今年の1月22日から使い始めたものになります。
今回の使用に当たって、まず維持管理といたしまして、きれいなものがありますので、これは少し汚れるとどんどん汚れてしまうということもあるので、手厚くといいますか、今維持管理をしているところでございます。日に3回日常清掃が入っておりまして、そのほかに、こちらで行っております、ごみ緊急対応センターが1回入っているとか、ホワイトイーグルさんに見ていただいているとか、あとはこの地域なのですけれども、今年から入ったもので、大体夜22時から23時の間に、最後、見回りに1回入っております。
1日に大体6回ぐらい人の目が入っていて、それプラスこちらの市の職員が行っているところでございますので、何かあった場合にはこちらにすぐ連絡が入って、維持修繕なり、あとは修理とかも行っているので、きれいに使われていると思います。
実際に使っていらっしゃる方々のお声といいますか、そういったものなのですけれども、まず第1点が、清掃業者のほうで、足りなくなったらトイレットペーパーを補充するのですが、このトイレットペーパーの減りが早いということはございます。別にこれが無駄遣いされているわけではないので、そういったことからも、多くの方に利用していただいているということになります。
あと、これは正式なというか、公式な感じではないのですけれども、市の職員があちらのほうに出向いたときに、大体人数とかをちょこちょこ数えたりしているのですが、ざっくりなのですが、令和3年度は、3月ぐらいのときには、例えば女性トイレが、1時間当たり大体6人ぐらい使っていたところ、現在になりますと、今年度に入ってから、多いところで女性は1時間19人くらい使っていたりとかしておりますので、その辺でもかなり増えているかなというふうには思っています。男性についても同じく増えているところでございます。
ですのでこういった形で好評いただいておりますし、あと、こちらは今年度になってから、朝日新聞さんのネットニュースでありますとか、NHKさんのほうでも取材を受けまして、これまでもバリアフリートイレというのはあったのですけれども、それに子どもと一緒に使えるトイレというものを今回つけたことによりまして、そういった取組が評価いただいて、こちらの取材を受けて、出ているところでございます。
あと今回、私は冒頭に、武蔵境駅南口公衆トイレという名前を使ったのですけれども、こちらでちょこちょこ耳に入るのは、よく1億円トイレとか言われているものがございます。この辺は、個人的なイメージもそうなのですけど、あまりいい意味で使われていないのかなというふうには思っておりまして、今回こちらの建設費につきましては7,700万円で行っておりますし、これについて東京都のほうの補助金を4,000万円ぐらい受けているところもございます。ですので、できる限り市の支出を減らすこともやってございますので、皆さんからも、できましたらこれからきれいに使って、ポジティブな使い方をしていただきたいと思いますので、ぜひ武蔵境駅南口公衆トイレという形で使っていただければと思います。
以上です。

川名ゆうじ
4094【川名委員】 公衆トイレという言い方がいいのかどうか分からないですけれども、総じて好評であり、苦情はないという理解でよろしいのでしょうか。要は言われていたのは、商店のちょうど入り口の目の前にあるので、営業妨害になるのではないかという意見もかなりあったのです。印象的にはそういう印象は現状ではないのですけれども、そういうことは特になかったと。費用の面についてはいろいろ声があったのは確かだと思うのですけれども、内容についてはおおむね好評だという理解でいいのか、そこを再確認させていただきたいと思います。
私も1回言われたのは、男性用のトイレの出口があるではないですか。あそこは上がっているから中が見えないのはいいのだけれども、出た途端にベンチがあって、そこで御飯を食べている人と目が合うとお互い気まずいというのがあった。目隠しがもう少しあったらいいのではないかなという意見もありましたということだけは伝えさせていただきたいと思います。
メンテナンスについても、その辺は配慮されているということも分かりました。
もう一つは、あそこはイベント会場として使うのでやはりトイレは必要だという、地元の商店街の皆さんからの意見がたくさんあったと思うのですけれども、イベント使用時でも特に問題はなかったのかということの確認。
もう一つ、あのトイレの壁を使って、プロジェクションマッピングをやったらいいとか何か、いろいろなアイデアがたくさん出ていたと思うのですけれども、単にトイレ以外の活用方法もあるかと思うのですが、現状で何か行われているのかどうかについても確認させていただきたいと思います。
続いて、決算付属資料の29ページに、地域における要支援動物の相談支援体制構築モデル事業があります。これは高齢者が1人で多頭飼いしている等の課題がありますので、これに対する施策としては非常に期待をしているのですが、執行率がかなり少なくて、結局実施件数が3件の保護動物が6頭という、かなり数字が少ないのですけれども、この理由についての御説明をお願いいたします。
4095【臼井ごみ総合対策課長】 トイレにつきまして3点いただきました。
1点目、苦情につきましてですけれども、確かにお店の前にトイレができることによって、当初いろいろとお話がございましたけれども、結論から言いまして、苦情等はいただいていないところでございます。そのほか、トイレを出たところにベンチがあるとかという話がございますけれども、そういったところも特にいただいておりませんし、少なくともこちらのごみ総合対策課といたしましては、いわゆる苦情らしい苦情というものはいただいていないところでございます。
あと、イベントで使用されているかということですけれども、あちらの話を伺いますと、公園自体の年間の使用は大体40件程度あると聞いているのですが、今年になりましてからも、さかいマルシェでありますとか、ビールフェスティバル、盆踊りとか、さかい夜市とかが行われておりますけれども、それぞれで使っていただいております。特にこちらについて何か問題とかも聞いておりませんし、きれいに使っていただいていますし、好評いただいているところでございます。
あとは、今1つ、プロジェクションマッピングという例示がございますけれども、こちらは、造るときの設計段階の一つの方法として、プロジェクションマッピングというものは例示で出てきておりましたが、実際問題あそこでプロジェクションマッピングをすると、かなり小さいところしか取れないですし、一つの可能性というところで挙げたものでございます。トイレ以外の使用としては、あの壁面とかは確かに白い壁面がございますけれども、今現在はトイレの使い方で皆さんに使っていただいて、それについてこちらでも維持管理していきたいと思っています。
以上です。
4096【源田環境政策課長】 地域における要支援動物の相談支援体制構築モデル事業の決算の執行率についての御質問になります。こちらについてですけれども、この事業は令和4年度から始めまして、都補助の10分の10を受けまして実施しているところです。当初、初年度ということもありまして、どれぐらいの件数がいくかというのが分からなかったこともございまして、30匹で予算を組んでおりました。ただ、実際に保護につながったのは3件、6匹という形になります。
通常の決算ですと、多ければ多いほど何か貢献できているというようなイメージがあるかと思うのですけれども、これは逆に執行率が低かったことで、こういった困っている率が少なかったということになりますので、それは前向きに捉えていただければというふうに思っております。

川名ゆうじ
4097【川名委員】 トイレについてはいろいろ、これは今後の活用方法もありますでしょうし、ちょっときれいなところがある反面、汚れやすいところもありますので、メンテナンスをしっかりしていただきたいと思います。
今の保護動物のことは、課長がおっしゃるとおり、本来これはないほうがいい事業ですから、件数で捉える必要はないと思っています。ただ、これは用意しておかないと、いつ何どき起きるか分かりませんので、それは今後とも事業として想定していっていただきたいと思います。
そこで気になるのが、ボランティア団体との協力と、あとは庁内で横断的な連携を図ってということなのですけれども、これは前、一般質問でも確認したことはあるのですが、環境政策だけではなくて福祉部門と連携しないと、なかなか情報が入ってこない。どういう体制をつくっているかというのがかなりポイントになっていて、たまたま聞いたからではなくて、もう庁内的に、こういう問題があったらきちんとこの事業を使うのだというのが、全庁的に認識されているのかどうか、ここがこの事業の一つのポイントになると思います。
もう一つはやはりボランティア頼みだと、なかなか事業の継続性って難しいと思うのです。要は、ボランティアっていつやめても構わないというそもそもの想定があって、人の善意に頼っているわけですから、一定の事業費を見るとか、継続的にその団体が続けていけるような対策を、この科目かどうかは別としても行っておかないと、いざ問題が起きたときにやってくれる団体がいないとなってしまうと、事業の目的が達成できませんので、こういう課題解決を今後図るべきかと思いますが、この点について御見解を伺いたいと思います。
もう一つは新たな質問というか、確認なのですけれども、資料請求させていただきました31ページに、公共施設の再エネの発電量等とあるのですが、これは発電量は同じなのに、売電量にかなりばらつきがあるのです。それで年度によっても違うし、学校によっても違うのですが、これはどういう理由からなのか。要は、武蔵野市の天気が市内ですごく大幅に変わっているということは考えられないし、機器の効率性が違うのかも分からないので、このばらつきが起きているということがもしお分かりでしたら、御見解をいただければと思います。
4098【源田環境政策課長】 こちらの要支援動物の相談支援体制事業でございますけれども、委員がおっしゃるように、かなり全庁的な連携というのが必要になってまいります。この事業を始める際に、特に福祉、あとは子どものほうもそうですけれども、そういう保護につながるようなケースを抱えている部署、そういったところの担当職員には説明会を実施しまして、かなり細かく説明しております。その中で、皆さん、職員のほうもそういった認識をきちんとしている中で、うちの環境政策課のほうに案件の相談があり、つながっているということでございます。
あと、ボランティアの継続性というところは、実際問題、おっしゃるようにかなり難しい問題でして、この事業につきましては地域猫の会に委託をしていますけれども、猫の会についてもやはりボランティアの育成というか、その継続性。やはり皆さんの厚意で成り立っているものですから、そこをつないでいくということの難しさは認識して、市のほうとも共有はしているところです。ただそれを、ではどういうふうにしていったらいいのか、経済的な支援がどこまでできるのか、そういったところも今後の課題として検討していきたいと考えております。
次に、公共施設の再エネの発電量のところでございますけど、このばらつきがあるのは、施設ごとにどれぐらいの発電の容量を載せているかによってかなり変わってきます。3キロワットのところもあれば、30キロワットのところもございますので、それによって発電量が変わってくるということでございます。

川名ゆうじ
4099【川名委員】 動物の保護の件についてはちょっと検討課題だと思っていますし、これはなるべく早めにしていただけることで持続可能性が出てくると思いますので、検討していただければと思います。
太陽光発電のことについては、機器の問題ではなくて、そもそも最初の想定がばらつきがあったからこういう数字に出てきたということだと思うのですが、同じ学校でも年度によってかなりばらつきが出てきているのですけれども、これはそれと同じことなのでしょうか。ちょっとこの数字を見ていくとかなり違うのであえて聞いたのですけど、このことについて何か御見解があるようでしたらお願いしたいと思います。
これは環境政策の話ではなくなって防災の話なのですけれども、今後蓄電池等も必要になってくることを考えると、一定量の発電を確保していかなくてはいけないと思いますので、この点ちょっと、一定程度はやはり期待できる数値をここでやってもらわないといけないと思っているのですが、現状のこのばらつきについても、再度御説明をいただければと思います。
4100【源田環境政策課長】 今、発電量ということでお話しいただきました。恐らく売り電量のほうのお話かなというふうに認識をいたしました。売り電量のばらつきにつきましては、やはりメンテナンスの状況とか、武蔵野市域内ですと、雨が降っているとか曇りのところが施設によって違うということはないと思いますので、やはりちょっとメンテナンスをどこまできちんとしっかりできるか、あとは設置をした年度です。
早いところにつきましてはやはり老朽化が進んでいて、なかなか発電効率が下がっているというところもございますので、これは施設課のほうと今調整をしているところなのですけれども、今はメンテナンスはもう各自で、施設の主管課でお願いしているところなのですが、今後は少なくとも年1回必ず目視の点検、例えばモジュールのガラス表面の汚れですとか破損とかというようなものを、しっかり行えるようにしていきたいというふうに考えております。

木崎剛
4101【木崎委員長】 よろしいですか。
暫時休憩をいたします。
○午前11時57分 休 憩
────────────────────────────────────
○午後 1時00分 再 開

木崎剛
4102【木崎委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで伊藤副市長より発言を求められていますので、これを許します。
4103【伊藤副市長】 ただいま席上にペーパーを3枚お配りしました。決算付属資料、事務報告書、会派要求資料につきまして訂正がございましたので、ペーパーを配付いたしました。3枚目の会派要求資料、すみません、ページ数が入っておりませんが、71ページ、多摩26市の特別支援学級のスクールバスの利用状況ですが、資料提出後に他市から訂正の連絡が入りましたので、その分を訂正して配付いたしました。資料につきまして間違いがあったことを、再度おわび申し上げます。

木崎剛
4104【木崎委員長】 基本的にはこれで網羅できたという認識でよろしいですか。
それでは、会議をそのまま進行いたしたいと思います。それではよろしくお願いします。

深田貴美子
4105【深田委員】 公益財団法人武蔵野健康づくり事業団、こちらの保健センターの増築につきまして確認させていただきたいと思います。東京都保健医療局、こちらの案内サービスのひまわりを検索しますと、市内に20件の人間ドックがあるというふうに出てきます。こちらの実態把握について確認されておられるのかどうかを確認させてください。
4106【田中保健医療担当部長】 人間ドックの件なのですけれども、東京都の検索システムひまわりで見せていただきますと、ちょっと検索の仕方によっても違うかもしれないですけれども、25件程度のものがやっているところだと思っています。健診の内容等についてもそこのところに出ておりますので、詳細までは見ていないですけれども、確認したところでございます。

深田貴美子
4107【深田委員】 そうしますと、ここに出ている20から25件の医療機関さんでは、人間ドックがこのメニューどおりに実施されているという認識に立っているということでよろしいですか。
4108【田中保健医療担当部長】 この東京都のひまわりの中で出ていますが、その中の具体としてこういったものをやっているということまでは、私どものほうでは確認していないところでございます。

深田貴美子
4109【深田委員】 そうしますと、今後の医療体制について、一般質問でもお尋ねしましたけれども、実態をきちんと把握しないまま、事業団の事業の事実上の、充実といいながら、拡大になりますが、これは民業の圧迫ということについて検討されたことがありますでしょうか。
4110【田中保健医療担当部長】 事業団でやっています人間ドックですけれども、こちらの事業団で持っています機器につきましては、依頼検査等でも使っている機器でございます。それの活用ということでこちらで人間ドックを実施しているところでございますけれども、民業圧迫という表現が適切かどうか分からないですが、健康づくり事業団の事業の一環として実施しているところでございます。

深田貴美子
4111【深田委員】 少なくとも公金をもって補助し、そして財団としての使命を果たしていただいているわけですから公なのです。公益財団ですから。そういう観点から物事は考えたことがないということなのですが、このひまわりで見ますと、ちょっと教えてください。公益財団法人武蔵野健康づくり事業団は付属診療所というふうに書かれて出てくるのです。これはほかのウェブサイト上にも、この人間ドック関係は付属診療所という名前で紹介され続けているのですけれども、この実態はどういうことなのでしょうか。
4112【奥野(公財)武蔵野健康づくり事業団派遣副参事】 健康づくり事業団で、診療所ということで人間ドックをやっている経過については調べてみないと分からないので、ちょっと今すぐお答えはできないのですが、基本的には、診察行為もあるということでやっているものと認識しております。

深田貴美子
4113【深田委員】 診療所というのは法的に見ますと医療法なのです。医療法第8条によって診療所というのは開設することができるという定めになっていて、その他るるこの法律を眺めていくと、この健康づくり事業団の体制とほぼ酷似しているわけでございます。これが診療所として紹介されているということについて、今明確な御答弁をいただけなかったわけでございますけれども、いわゆる健康増進法に基づく市民の健康を守るということで設置する健康診断等のことと、それから診療所として医療法に基づいて設置されているということでは、大きな違いがあります。そこの法的根拠についてはどの資料を見ても出ていないのです。これについて明確にしっかりと御答弁を賜りたいと思います。後日で結構です。今日はもう今御正直に、分かりませんとおっしゃるので。
それによっては、市立の病院が機能としてその中に内包されているみたいなことになりかねない。しかも武蔵野赤十字病院から退任された先生までお招きしているわけです。武蔵野市が公金をもってして、ほぼ医療施設、そして他の民間の医療機関と同等の人間ドックを行っているということ自体が、そもそもどうなのだという議論が、当然起こってくると思います。しかも全員協議会、2022年の6月28日、大野議員の指摘では、年間に1,400人しか利用しないというふうに質問されているのです。費用対効果の問題もあると思います。
そうしますと、このたびの保健センターのかなり大きな増築というのは、根本的にもう一度原点に立ち戻って議論すべき問題ではないかなという疑問に、私は今突き当たっています。また改めて、この診療所というふうにして様々なウェブサイトに紹介されている、しかも東京都の検索にもそのように紹介されているという現状について、後日きちんと説明していただきたいと思います。
それに加えて、今回大変大きな医療機器を購入するということであります。せんだって日経新聞の9月22日の報道では、「業者と癒着、後絶たず」ということで、医療機器の納入をめぐる医療機関と業者との癒着は後を絶ちません。高齢化が進む中で医療機器の市場は拡大する見通しで、競争が激しくなっている。医療材料の多くは公的医療保険が適用され、費用は企業や個人が納める保険料や税金などで賄われている観点から誠に問題だということで、「がんセンター元医長逮捕、警視庁、医療機器巡り収賄疑い」と、こういう大きな記事が出ています。
ぜひとも私としては、この計画についてはもう一度立ち止まっていただきたいという小林委員の意見に賛同するところでありますけれども、もしどうしてもこれを進めるのであれば、医療機器を買うときには、当然のことながらプロポーザル方式、それから選定委員会、この設置をするように、公の監督として本庁がきちんと財団に指導していただきたいと思います。いかがですか。
4114【奥野(公財)武蔵野健康づくり事業団派遣副参事】 まず今、事業団の機器の購入ということで御質問があった件につきましては、事業団では規定を設けまして、CT、超音波画像診断装置とか、X線のテレビ装置、あるいはマンモグラフィ、予定価格が800万円以上の機器の購入については、事業団内に機器選定委員会を設置して、委員の数は5名なのですが、こちらの中で選定するという形で規定を定めております。
以上です。

深田貴美子
4115【深田委員】 いつものメンバーではなく、きちんと公平性を保てるように、公の専門家もぜひとも入っていただいて選定委員会を進めていただくことを希望しておきたいと思います。
それから、クリーンセンターのことについてお尋ねをいたします。これは、災害時のBCPは当然策定されていると思うのですが、災害時のごみ発電のシミュレーションなどはきちんと想定されておられるでしょうか。
4116【田中丸クリーンセンター担当課長】 今いただきましたクリーンセンターの御質問ですが、災害時の基本的なスキームというのは定まっております。ただ、災害時に、例えばごみ処理施設が止まったときに、ガスコジェネで電気を送る際に、庁舎、体育館とか、順番がある中で、その季節によっても容量がかなり違ってくるのです。その部分に関しては今現在検討している中で、当然クリーンセンターの送る電気もあれば、庁舎側の使用量等の調整も必要なので、その辺を今精査しているところであります。

木崎剛
4117【木崎委員長】 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)

本間まさよ
4118【本間委員】 では、ごみ総合対策課に関連する質問を何点かさせていただきたいと思います。
最初に武蔵境の公衆トイレのことですが、先ほど詳しく御答弁いただきました。もう一度確認したいのですが、武蔵境公衆トイレの建設は7,700万円かかり、この中に東京都の補助金が4,000万円という御答弁がありました。ということは、武蔵野市の持ち出しというのは3,700万円ということを確認させていただきたいと思います。
それで、この公衆トイレというのは、陳情も出されたり、市民の方からもいろいろな御意見もいただき、議論されてきた問題です。私は、新しくなることによって、今までなかなか利用しにくいと考えられていた女性の方たちの利用も増えるのではないかと質疑をさせていただきましたが、結果的には先ほど御答弁いただいたように、3倍、これは市の調査というか、報告ですが、そのようになったということは、大変喜ばしいことだなと思っております。子どもと一緒に使えるトイレ、あとはやはり和式から洋式になったというのはとても大きなことだと思っておりますので、費用の問題、その点も含めて、もう一度確認させていただきたいと思います。
4119【臼井ごみ総合対策課長】 武蔵境駅南口公衆トイレの費用につきまして、まず御質問いただきました。今回トイレの建て替えといたしましては、こちらの決算付属資料の29ページにございますとおり、決算としては8,539万7,000円になっております。内訳といたしましては、トイレの建て替え費が7,700万円、あとは、こちらの工事監理費といたしまして、委託費になるのですけれども838万5,000円、そのほかに手数料といたしまして1万2,000円入っております。こちらが内訳になっておりまして、この中のどれに当てはめるというわけではないのですけれども、東京都のほうからの市町村総合交付金制度、こちらを活用いたしまして、移設工事といたしまして4,093万円の補助金を頂いているところでございます。
そのほか利用につきましては、先ほどちょっと御答弁させていただきましたとおり、目に見えて変わっているところは、やはり女性の利用が増えているという形になります。今回のトイレの特徴といたしまして、先ほどのバリアフリーと、あとは子どもと一緒に使えるトイレとありますけれども、簡単なところでいきますと、男性と女性のトイレの入り口を東西に分けたというのが一番大きなところかなと思っております。
今までのところは、真ん中で1つ入り口があって、そこから振り分けられるような形が多かったのですけれども、これを明確に分けたということ、この辺も先ほどちょっとお話しした、いろいろマスコミとかでも評価いただいている点の一つではあるのですけれども、そういったことによりまして、防犯面もそうですし、いろいろな方、女性だけではなく、もちろん男性とか、様々な方の利用の増につながっているというふうに考えております。
以上です。

本間まさよ
4120【本間委員】 ありがとうございます。東京都から交付金が来たことについては、もう少し市民の人にも分かるように広報したほうがいいと思います。大事なことだというように思いますので、その点についてはもう一度確認させていただきたいと思います。
2つ目の質問は、私は今回、武蔵野市から選出していただきまして、東京たま広域資源循環組合の議員になりました。この間、エコセメントの建て替えについての議論がされていて、そして方向性がもう決まったということであります。市のほうはもうその方向性について、了というようにしていると思いますが、今後はこのエコセメントの建て替えについては、武蔵野でも金額的には大きな金額がかかってくるのではないかなと思います。
議会への説明も必要だというように思いますが、今の時点でどのような金額の設定や、また1回で払えるわけではないと思いますので、その辺の状況についてと、議会への説明等についての御答弁をいただきたいと思います。
4121【臼井ごみ総合対策課長】 先ほどのトイレの補助金を受けているところの広報につきましては、まさしくそのとおりだと思います。金額のところですね。こちらとしては、必要なだけの機能を備えたトイレを造りまして、お金はそれなりにかかっているとは思いますけれども、妥当な金額だと思っているのです。とはいえ税金でありますので、いろいろな制度を活用して、市の負担をなるべく減らすという努力はしてきておりますので、必要であればそちらについても広報というのは、これだけではなくてやっていきたいと思っております。
エコセメントの更新工事につきましてです。こちらは、部課長会もそうですし、議員さんなり理事者の方々、そういったところでちょこちょこ話が出始めているところでございまして、金額については、まだ今精査をしているところですので、皆さんにまだ広報できるような金額が固まっていないところでございます。
流れにつきましては、昨年かその前に委員会の皆さんに、懇談会という形でお話をさせていただいたことがあったと思うのですが、どのような形を取るのかについてはまだ確定しておりませんけれども、必要なことについては皆さんのほうにお伝えしていくような形を考えております。
以上です。

本間まさよ
4122【本間委員】 では公衆トイレも、それからエコセメントの建て替えは大きな金額になってくるというように思いますので、方向性は決まっても、金額その他の具体化がもう少しされましたら、所管の厚生委員会なり、議会全体に分かるような資料でまた報告をお願いしたいと思います。
では次に、全部ごみ総合対策課の質問になってしまうのですが、事務報告を見ると、ごみが減ってきている。最終処分場の搬入量も減ってきていると思うのですが、これはどういうふうに分析されているかということと、あと、資源化できるものについて、これはちょっと資源としては増えてきているかなと。これはいいことだなと思っているのですが、この辺のごみの問題についてはどのように担当課としては見ているかということをお示しいただきたいと思います。
4123【臼井ごみ総合対策課長】 ごみの量の捉え方についてです。家庭ごみにつきましては、ちょうど今回資料を提出しておりまして、提出資料の33ページを御覧いただければと思うのですけれども、家庭ごみの収集量と、あとは事業系可燃ごみ、こちらはクリーンセンターに持ち込まれる事業系のごみになっておりますが、この辺の推移が載っております。
家庭ごみにつきましては、令和2年、3年度、こちらはいわゆるコロナで巣籠もりでありますとか、あとはデリバリーが増えたとか、そういったことと推察されますけれども、ごみ量が増えております。今年度につきましては、やはりコロナの影響が薄れてきたということが大きな原因かなと思っているのですけれども、家庭ごみ量については、ここに3万3,431という数字がございますが、ごみ量が今回落ちたということになります。
一方事業系の可燃ごみにつきましては、ちょうどその逆で、令和2年度、3年度、そのコロナの間というのは、やはり営業がなかなかできなかったりとかそういったことがございまして、ごみ量としてはかなり減りました。昨年度、令和2年度で落ちまして、令和3年度から少しずつ、いわゆるリバウンドという形で戻ってきているようなことで、こちらとしては捉えております。これについては、最終的な目標がございますけれども、そちらに収まるような形で、リバウンドの量を何とか抑制できないかということで、こちらのほうで考えているところでございます。
以上です。

木崎剛
4124【木崎委員長】 資源化についてはどうですか。
4125【臼井ごみ総合対策課長】 資源化につきましては、組成分析等もございまして、資源化できるものというのは幾らかデータとかで出ております。資源化につきましては、できるものは資源化していくということで広報はしているところなのですけれども、先ほど本多委員のお話にもございましたとおり、こちらの周知というのはなかなか最終ゴールが見えないところでございますので、地道にデータ等を重ねて周知していきたいと思っております。
以上です。

本間まさよ
4126【本間委員】 事務報告書を見ますと、拠点回収などで紙パックだとかそういうのは増えてきていると。こういうのは大事なことかなと思っています。
それで集団回収なのですけれど、これが減ってきています。対象とする団体だとか登録している団体とかが減ってきていることに関しては、どのようにお考えになっていらっしゃるかというのをお伺いしたいと思います。
4127【臼井ごみ総合対策課長】 集団回収の量につきましては、補助金をこちらから出しているところでございますけれども、それ自体も減ってきておりますし、収集量も減ってきております。この辺の理由といたしましては、武蔵野市においては、いわゆる町内会がなかったりとかということがございまして、なかなか集まる団体といいますか、そういったことで、どんどん増えていくようなものではなかなかないので、そういったところもあって量自体は減ってきているのかなと思っております。
今後につきましては、集団回収自体は、資源の有効活用とかごみの減量とか、あとはごみ問題に対する市民の皆さんの関心を高めるといったこととか、地域のコミュニティにとっても重要なことかなというふうに思っておりますので、これについては引き続き補助金を出すという形で、制度自体は続けていきたいと思っています。
以上です。

本間まさよ
4128【本間委員】 分かりました。では、ごみ総合対策課の最後の質問なのですけれど、駅前周辺の清掃で、課長にも一度お話ししたことはあるのですが、駅周辺の清掃と、それからポイ捨てのマナー推進員が同じ時間に同じような業務をやるというのは、とてももったいないというように思ってお話ししたのですが、たばこを捨てる人がいて、その時間にというようなお話をいただいたのです。この辺の改善というのは図られるようになるのでしょうか。
4129【臼井ごみ総合対策課長】 ごみの清掃とかその辺につきましては、現在は駅前の周辺清掃が1点入っているということと、あとは、たばこに特化したマナー推進員が入っている。その辺が2つ入っているところでございます。それぞれ若干目的が違っておりまして、駅前周辺清掃では、駅を降りて武蔵野市の顔となる駅の前とかその辺を清掃するということで、そういった理由でごみ清掃しているところがございまして、マナー推進員につきましては、喫煙マナーでありますとかそういった周知をしているときに、一緒にたばこの数の調査をするのも含めて清掃しているところでございます。
それぞれ一応目的が違ってはいるのですけれども、市民の皆様から御覧になったときには、同じようなごみの清掃をしているというように、確かに映ることがございます。時間帯として、駅前周辺清掃については、やはり朝一番に入っているところがございます。
マナー推進員につきましては、午前と午後で1回ずつ、巡回しつつ清掃するというようなことで入っているのですけれども、基本的には有効に入れるように、時間とかについては調整して入っているところでございますが、さっきちょっとお話がございましたとおり、あのときは、駅前で朝方たばこを吸っている方がいらっしゃるとかという話が入ったものもありまして、マナー推進員がちょっと早めの時間帯に入ったことがございまして、ちょうど時間帯が重なった。それを多分御覧になられたのだと思うのですけれども、そういったことで、ちょっと臨機応変な形でやっているのですが、基本的には有効に機能するように、時間の調整等は行っていきたいと思っています。
以上です。

本間まさよ
4130【本間委員】 1回だけではないので、それでお話をさせていただきました。同じ時間に、駅前清掃員の方はたばこのポイ捨ても収集していますので、やはりせっかくやるのだったら、それからお金も使うのだったら、効果的にやったほうがいいと思いますので、少し細かいかもしれませんけれど、それはやはり効果的な活用というのをぜひやっていただきたいと思います。これは1回ではないです。2週、3週続けて、同じ時間と10分ずれたのと、同じ時間に集まってやっていましたので、ちょっともったいないなと思っていますので、それはぜひやっていただきたいということをお願いしておきます。
では最後にコロナのことです。これは、2022年は2類相当ということで、本当に担当課の方たちは大変だったなと思いますし、報告書を読ませていただいて、いろいろなところで頑張っていただいたなというのはすごくよく分かります。
それで、今発熱したときの対応が大変だという状況もありますが、武蔵野で今コロナに感染した人たちの把握というのは、なかなかできない状況にはなっているのですが、担当としてはどのように今、発熱患者さんたちの状況というのを把握されているのか、お伺いしたいと思います。
4131【田中保健医療担当部長】 5類になりまして、実際に全体の観測としての定点観測という形になって、本当に個別の細かい話はなかなか上がってこないかなと思っているところでございます。
私が先生方とお話をする段階で言いますと、実際統計などでも、感染は最近ですと2週間くらい横ばいとか、そういった話かと思いますけれども、実際に発熱等で外来等にお見えになる方はいらっしゃるというふうに認識をしているところでございます。ただ、先生方の実態とすると、以前のような混乱というのはないというふうに、私のほうではお伺いしているところでございます。

本間まさよ
4132【本間委員】 私も知り合いの医療機関等にお話を伺いますと、熱が高くて、検査しますかと言っても、費用がかかったりするのではやめますというような方が結構いらっしゃるということで、もしかしたらインフルエンザということもあるかもしれないし、コロナに感染しているかも分からない。でも、治療も含めたところで、費用のことを考えてなかなか対応していない人も結構いるというようなことを伺っていますが、その辺について状況は聞かれていますでしょうかというのを1つ。
それから、東京都がいろいろな対策をしておりますけれど、9月で終わりになる補助金もあるというように伺っておりますが、こういうPCRの対応だとか、それからこれは民生費になってしまうのですが、高齢者施設などへの対応とか、感染対策、こういうものの補助金がなくなることによっての市の影響があるのかどうかというのをお聞かせいただきたいと思います。
4133【田中保健医療担当部長】 コロナの治療の件に関しますと、5類になって以降、PCR検査等については一部自己負担が入ったというふうに思っています、現状で言いますと、コロナの治療薬、あちらについては全額自己負担なしかと思いますけれども、これが今度の10月以降は、治療薬につきましても自己負担が発生するということで、厚労省のほうは発表したかと認識をしているところでございます。
今後補助金等がなくなることで、ちょっとその福祉施設等については、なかなか私のところで申し上げられないところでございますけれども、コロナの治療薬ということで一定の自己負担が発生してくるかなと思いますが、そこにつきましては実際の症状をどう先生が判断していただいた上で、どうしていくかという話になってくるかなと思っているところでございます。

本間まさよ
4134【本間委員】 東京都等の補助金が、今までついていたものがなくなることによって、市のほうでの影響はどうなのかというのを伺ったのですが、その辺はいかがなのでしょうか。
4135【田中保健医療担当部長】 補助金等がなくなることについて、市のほうにどのような影響があってとかは、ちょっと私のほうでは、申し訳ないですが把握できていないところでございます。

本間まさよ
4136【本間委員】 間接的に言えば、保健所体制の強化ということに関しての補助金カットだとか、あとは新型コロナウイルスの検査等で対応する医療機関等の整備とか、そういうようないろいろ細かいことがあるようなのですが、把握されていないので、ぜひ今後把握していただいて、もし問題があれば、今後検討していただきたいと思います。
以上です。

道場ひでのり
4137【道場委員】 よろしくお願いします。環境のことでは5件あります。ごみ袋の話、境のトイレの話、クリーンセンター、喫煙トレーラー、そして保健センターの件もちょっと確認をさせていただきます。
決算委員会ですから、記憶をひもといてあったのですけど、去年ごみ袋で大騒ぎがありました。今はもう解決しているのでそういう話が出てこないので。都合のいいもので、過去のものになってしまうとすっかり忘れてしまうのです。でも、しっかりと棚卸しをされて、解決したからそこに至るプロセスとかをされて、どう解決されたか、そして、また今後何が起きるかというようなシミュレーションをされたか、まず御答弁いただけますか。
4138【臼井ごみ総合対策課長】 令和4年度につきましては、ごみ袋の市内への品薄状態がこちらのほうで発生しまして、市民の皆様に大変な御心配と御不便をおかけいたしました。申し訳ございませんでした。それを受けまして、やはりごみ袋の問題についての総括、また反省点、改善点、そういったものが必要かと思って、こちらのほうでも考えてみました。
今回の件につきましては、コロナの影響がございまして、今は平折り式になりましたけれども、ロール式の製造工場、こちらの製造の体制が崩れまして、製造能力が低下いたしました。それで市内で必要な供給量を確保できなくて、8月ぐらいから、実際に店頭で品薄の状態が生じてしまったという現象でございます。
それで、同じロール式の工場で、そのままロール式での供給が見込めないということがございましたので、同じ工場ではなくて別工場、年度途中ではございましたけれども、何とかそのほかの工場で隙間をつくってもらって、平折りタイプではございますが、追加の導入を決定いたしまして、速やかに判断して、11月からそれが導入された形になっております。徐々に改善いたしまして、年末くらいには品薄状態が収まったというのが状況でございまして、昨年の12月の厚生委員会で行政報告はさせていただきました。
反省点といたしましては、今回、平折りタイプの追加導入というものを検討していたのですけれども、事業者からできそうですという話をもらって、すぐに追加導入の判断をしたのはございます。こちらといたしましては、その時点、時点で考えられる、取り得る方策を取ってきたという認識ではあるのですけれども、ただ、今現在になってみますと、結果的にはやはり皆様に不便を生じさせたということがございますので、そこを考えると、もっと早く事業者から今後の見通しというものを引き出しまして、もっと早くいろいろなことが判断できれば、品薄状態になったとしても、その状態をもっと短くできたのではないかというのが、今現在の反省点の一点でございます。
あとは、地域の納品の隔たりというものが若干出てきておりました。この辺につきましても、最後のほうではこちらでもある程度介入いたしまして、地域の隔たりがないように、納品の調整というのを行ったのですけれども、そういったものをもう少し早くできていればよかったかなと思っております。
大きな反省点のもう1点目なのですけれども、市民の皆様への周知の仕方についてです。原因と現状と見通し、こういったものをもう少し分かりやすく、タイムリーに伝えられればよかったかなというふうには考えております。品薄状態になったこと自体は避けられなかったというのが、今現在の認識ではあるのですけれども、少なくとも、なかったとしても、安心感というか、ある程度見通しについて、ここまで頑張ればいいというか、そういったものは伝えられたのではないかというのが反省点になっています。
それを受けまして、令和5年度、今年度の改善点なのですけれども、御存じのとおり、全サイズにつきまして平折りタイプにいたしました。これはロールタイプでいきますと、全国で5社ぐらいしか工場がないということが判明いたしまして、対する平折りについては100社前後あるということですので、何かのときに調整がつきやすいだろうということがございます。ロールタイプのときの工場の生産能力が十分に戻っていないということもあるのですけれども、そういったことも含めまして、平折りタイプに変更いたしました。市民の皆様にはなれ親しんだ、そのロール式から変更がございまして、ロール式のファンの方もいらっしゃるかと思うのですけれども、そこはこういったことをちょっと理解していただきまして、平折りタイプでやらせていただきました。
あとは、複数の製造拠点を準備するとか、拠点間で例えばデザインとか金型みたいなものをシェアするみたいな、そういったことを例示として挙げまして、安定した供給体制について、あらかじめ仕様書に文言を追加いたしました。
あとは、これまでも事業者さんと情報交換していたのですけれども、もうこれを定例で年に何回か情報交換ができるような形で、そういったものも仕様書に明記いたしました。
あと、今現在になって見てみますと、実際の納品量といいますか、製造量、こちらも1年間終わってみますと、昨年度は令和3年度を超える製造量は供給できたという形になっています。これは、供給体制が整った後にちょっと多めに入れたというのもあるのですけれども、一応この品薄状態の場合でも、大体8割、9割弱ぐらいは生産できていたのはいた。10割に達していないと言われたらそれまでなのですけれども、そういったことがございましたのと、あと、継続的に製造はできていたということはございますので、結果的には100%を超えるような形で納品はできました。
その中で、いわゆる皆さんが不安に思われて、ふだん1本のところ、2本購入されたとかということもあるとは思うのですけれども、我々が周知できていれば、そういった行動を取らなかったということもあるかもしれないので、その辺については今後の反省点でございます。
以上です。

道場ひでのり
4139【道場委員】 相当苦労されて勉強されたようです。ちょうど去年の今頃かな、私もさんざん地域の方とか一般市民の方から、どうなってるのだという話を言われました。当時所管の課長とかともお話ししましたけど、まさに今話していたことが棚卸しをされているように感じました。要はサプライチェーンが壊れたといつも言っていますけど、結局その表れなのです。実は最終的な供給量のバランスとは結構整合性が合っていて、何があったかというと、いわゆるマーケットと言ったらあれだけど、市民の方々に精神的な恐慌が起きたのです。なくなってしまうとか、もう今あれば全部買っておかなければと。結局そこなのです。でもそのポイントも押さえられていました。
きちんとした情報を適時に出しておけば、そうはならなかったかもしれない。実際問題の供給量はきちんと需要と供給のバランスで、そんな特別ゼロになってしまうとか、半分になってしまうとかというものではないから、本来ならもうちょっと分かりやすく、早め早めに、供給量はきちんと確保されていますとかという案内があれば。あれは腐るものではないから、安いからみんな買うのです。あれば全部くれとか。そうなると、確実に異常な恐慌状態、需要と供給のバランスが崩れて、ああいう状態になる。これもしっかり勉強されたので、これから何があってもまたしっかりと対応していっていただきたいと思います。
そこで1つ確認なのですが、品質上の問題というのは、以前の供給のものと変わっているか、御確認ください。
4140【臼井ごみ総合対策課長】 令和4年度と5年度につきまして、ロールから平折りタイプに変わったという形状の変更がありますけれども、仕様書上も特に品質は変えておりません。こちらのほうで求めている品質の基準がございまして、それはクリアできているということは新しい事業者のほうにも確認できておりますので、全く同じとは言わないので、皆さん、いろいろ感じるところはあるかもしれませんけれども、こちらのほうの基準としては全く変わっていないのが現状です。
以上です。

道場ひでのり
4141【道場委員】 分かりました。市民の方々から問合せがあったときは、いわゆる一般仕様というか、仕様上変わっていないということで私のほうからもお伝えするようにします。いずれにしても、結構いい勉強になったと言ったらちょっと言葉はあれなのですが、相当にやはり鍛えられたと思いますので、これからまたいろいろなことが起きると思いますので、以降も対応をお願いいたします。
次に、武蔵境のトイレ。先ほどからほかの委員にもいろいろな説明がありました。大体大まかなところ、うまくいっていると言ったら変ですけど。ちょっとそういう1億円トイレというような、変な形容が走っていっているような。私は一回も言ったことがありません。そういうことで、そこは非常に大切なところだと思っております。
問題点は何かあるか。要するに何でもそうなのですけど、造った後にそれをどうやって運用するかが大事であって、そこの問題点をしっかりと抽出されて、どういう手だてを打たれているか、現時点でどういう問題点が具体的に挙がっているか、教えていただきたいと思います。
4142【臼井ごみ総合対策課長】 トイレにつきましてですが、先ほど金額のことのお話がありまして、こちらとしては必要な機能を盛り込んだものですので、金額的には妥当だと考えているのですけれども、とはいえ、それなりのお金を使って造ったものでございますので、やはり皆さんに気持ちよく安全に使っていただきたいということがございます。それを維持するために、やはり日常的な維持管理、これは重要だというふうに思っております。
ちょっとお話をさせていただいたのですけれども、こちらの維持管理については、一番大きなところでいきますと、日常清掃を、旧トイレのときには1日2回だったものを、1日3回に増やしております。より清掃の行き届くということもそうなのですけれども、何かあった場合には目が行き届いて、すぐにこちらに連絡をいただいて、しかるべき修繕もそうですし、清掃もそうですし、そういったものができるということがございますので、問題点、きれいに使い続けたいということにつきまして、この清掃を多く入れて、それを維持していくということが、1つ考えているところでございます。
以上です。

道場ひでのり
4143【道場委員】 すると、今の時点では問題点はないという認識でよろしいのですか、御確認ください。
4144【臼井ごみ総合対策課長】 現在いろいろと評価もいただいておりますし、市民の方からも御好評いただいておりますので、これについては、今特別何かの問題点ということはなくスタート──スタートしたばかりだということもそうですので、問題は特に今のところはなく思っております。ですので、これを維持していきたいと考えております。
以上です。

道場ひでのり
4145【道場委員】 せっかく建てたものですから、やはりしっかりと維持管理をしていっていただきたいと思います。
三鷹駅の北口にもトイレがあります。ちょうど私が議員になった後に、あそこは早く直してくれという話になって、きれいに直りました。開設するときにはいろいろまた、部品がないとかあるとかと、そういう問題もあったりしたのですが、大方評判がよくて、私は今日も朝、駅に立っていましたけど、多くの方があそこのトイレに寄ってから駅に入っていくという絵が見られます。やはり電車に乗って行くと体調とかが悪くなる場合もあるということで、そこを有効利用されているのかなと。しっかりとこの先も運用は頑張ってください。
次にクリーンセンターですが、恒例の話と言ったら。身構えなくてもいいのです。資料を請求させていただきました。資料の34ページ、クリーンセンターにおける発火件数と消防要請件数。おなじみのことなのですが、令和4年度はくしくも消防による消火件数が1件ありました。別にこれに関してはいろいろ事情があると思うのですが、この後話しますが、全体として、令和元年度から144件、170件、184件、164件と、大体平らに動いているかなという程度。そしてスプリンクラーの件数とか人員による消火件数、これもそういうことでいうと、そんなに飛び抜けた異常値が出ているわけでもないと思うのですが、これに関してはどう分析されて、どう対応されているか、まず答弁をお願いします。
4146【田中丸クリーンセンター担当課長】 ただいま御質問いただきました、発火件数の動向を踏まえた検証なのですけど、まず発火件数は、この数字のとおり、若干増えて、若干昨年度減ったという状況であります。やはり我々も苦慮しているのが、どれだけ入ってくるか、数量を把握する。例えば啓発していくことで、数量が減っていけばその効果が見られるのですが、その全体の数量を把握することがなかなか難しいという一つの課題を持っています。そういう中で、この発火件数はそのものなので、これはまず減らさなければいけないというのは頭にあります。ただ今後もしっかり普及啓発をしていく中で、全体で入ってくる量がどれだけ減っていくか、その傾向をつかむところを、今ちょっと検討、研究しているところであります。

道場ひでのり
4147【道場委員】 よく分かるのです。何が減ってくるか言わないといけないですね。リチウムイオン電池です。当初4年ほど前からこの話に取り組んで、いろいろ担当の部長、課長ともお話しして、何が問題なのだろうと。リチウムイオン電池の圧迫から出る発火だという話になって、その啓発をしていこうということで、当時の課長とかも、それこそユーチューブで何か出したり、いろいろな発信をされていたのがあって、非常にそういう点では努力をされているのだなと思っています。
リチウムイオン電池の個数というか、広まりようというのは、当時以上に多いですよね。ということは恐らく、数字的には増える環境はあるのです。あらゆるものにリチウムイオン電池が入っています。昔はそれこそ携帯電話とかそういうものが主だったけれども、今はあらゆるものです。例えばこういう小さい扇風機だってリチウムイオン電池が入っていたりするわけだし。そうするととにかく分母が増えるわけです。それをどうやってさらっていくか。
だから恐らくそういうことでいうと、ある種の啓発が進んでいるのです。いろいろな市から発信されるごみの情報はつぶさに見ていますけど、必ずリチウムイオン電池の混入は気をつけてくれというのは入っているので、すごくよくやっていらっしゃるなと思っています。ですからここは恐らくせめぎ合いなのです。増えてくる環境の中でいかに抑えているかというのが、この数字に出ていると思うわけです。ですからこれはしっかり頑張っていただきたいなと思います。
あとは人員による消火件数が、若干何か停滞しながらも増えているのかなと。これはもしかしたら、スプリンクラーみたいな機械というか、設備によって賄えるのではないかなと思うのですけれども、人間がやると必ず事故が大きくなる可能性が高くなるので、何かそういうスプリンクラーのさらなる上というか、強いものを考えられたりしているか、御答弁いただけますか。
4148【田中丸クリーンセンター担当課長】 ただいま人員による消火の部分に関してなのですけど、昨年度、設備の補強を実はしています。具体的に言いますと、コンベヤーのスプリンクラーを常時散水していたのですけど、今まで、下はいわゆる排水設備というのはなかったのです。なので一定量の噴霧しかできなかった部分を、下にポンプとかも含めた排水設備を設置しています。それによって散水量を大幅に増やすことができています。
それに伴い、人員の配置というのが以前からの課題だったのですが、今現在人員の配置はしておりません。その中で発火の件数の推移を、ちょっと今検討しているところであるのですが、それを昨年12月の段階で設置して、それ以降の1月から8月の件数を、その対策前と後で比較した場合に、実は対策前は人員による消火件数が38件あったのですけど、今年度は1件ということで、もうほぼそこの部分に関しては改良できたというふうには認識しております。

道場ひでのり
4149【道場委員】 まさにそれは改善です。傾向を考えられて、水の量が多ければ、確かにそれは効果が出るわけであって、その排水設備をやればその量を増やして消すというのは、非常に合理的というか。やはりそれは数字に出ているからいいではないですか。もう堂々と言えることです。成功例だと思います。ですから、何でもそうなのですけど、傾向があれば必ずそこを分析して対策を打つという癖をつけておくと、結構何でも戦えます。しっかりやっていただきたいと思います。
そこで先ほど言いましたが、令和4年度に1件消防を呼んだというところなのですが、これに関しては、これが1件あるからとかということに対して、とやかく言うことになるのかもしれないけど、これは必要だから呼ばれたのだと思います。こういうのはちゅうちょせずに呼んでください。事故が起きたときに一番まずいのは、隠そうとしたり、何か我慢ではないけど、消防を呼ばずに自分たちでやってしまおうといって、大事故になってしまうというような。
むしろ私はこれが1件あったのは、正直な話、私にとっては痛恨の極みだったのです。ゼロ件にしたいという自分の希望があったから。でもここで1件起きてしまったのは、しっかりとした判断をされたのだともちろん思います。ですから事故が大事故にならないためにも、必要なときはしっかり呼ばないといけないということは、私のほうからお願いしておきます。絶対にちゅうちょしては駄目です。大事故になると本当に大変なことになるので。これはお願いいたします。
そして次は喫煙所。なかなかこのサイドから離れないのですけど。喫煙所に関してですが、もう既にほかの委員も何度もいろいろな委員会や本会議の中でも言われていると思うのですけど、今3件あるわけです。各駅に取りあえずシンボル的にあるように私は思ってしまうのですけれども、増やす話というのは具体的にはどういうような状態なのか、まず御答弁いただけますか。
4150【臼井ごみ総合対策課長】 喫煙トレーラーハウスについてです。委員のお話のとおり、今現在三駅にございまして、これで十分なのかどうかということも、まだこちらのほうでは分かっていないところではございますけれども、ただ来街者も増えてきておりますし、吉祥寺という人が多いところにつきましては、今南口に1か所あります。北口についても1か所ということも、確かに議論の一つとして出てきているのはございまして、こちらもほかの部分に匹敵するような場所がございましたら、設置ということも、決定ではないですけれども、検討の一つとしては考えております。
ただ、なかなか場所がないということは、皆さん御存じのとおりだと思うのですけれども、それは今考えておりまして、そのほかで以前ちょっとお話が出ておりましたのは、民間の喫煙所に対する、例えば補助でありますとかそういったことも、ちょこちょこ答弁の中ではお話しさせていただいていると思うのですけれども、その辺につきましても、例えば千代田区さんですと、イニシャルコストの部分に700万円だか払いまして、ランニングについては年度で260万円ぐらい支払っているということがございます。あと、新宿区につきましては、こちらはイニシャルだけなのですけれども、1回1,000万円まで出すとかという補助制度もございます。
武蔵野市について、こういった補助制度としてたばこの喫煙所に出していくのかどうか、それが妥当なお金なのかどうか等も含めて、まだもう少しこちらのほうでも検討したいというふうに考えております。
以上です。

道場ひでのり
4151【道場委員】 歳入というか、市税の話の中でも、市のたばこ税というのは8億7,000万円もあります。最近、表でたばこを吸っている人は見かけなくなった。要するに分煙とかもきちんと進んでいて、私はたばこを一回も吸ったことのない人間ですが、何かいいなと思うのです。でもどうなのでしょう。例えばこの決算付属資料の10ページにも、良好な生活環境の確保ということで、「閉鎖型喫煙所の利用を促進するとともに」と、こういう文面が入っているのです。これは恐らく市長のメッセージだとは思うのです。
成功しているのだったらやればいいではないですかと、私は思うのです。例えば批判を食らっていますか。食らっているという言葉はよくないか。恐らく批判はないでしょう。それをそれこそ象徴的にまねて、三鷹駅の南口で三鷹市さんもやっていらっしゃったりするわけです。だからそういういいところはもう、自信を持ってどんどんやればいいと思います。少なくともニーズはあるわけ。ニーズというか、吉祥寺の北口に関しては、必要性が迫っているわけではないですか。
この間、お祭りがありました。あそこで実験というか、北口のところにも設置する、しないとかというお話があったのですけど、それに関してはどういう検証をされているか、御答弁をお願いします。
4152【臼井ごみ総合対策課長】 成功例ということでお話しいただきまして、こちらのほうとしても、一定のニーズもございますので、その辺は検討したいと思っています。
もう1点、秋祭りについてのところです。こちらも数値を用意しております。あちらはまちの秋祭りの皆さんが設置をしたのですけれども、JTさんも絡んで行っているということで、ちょっと数字をいただきました。
大体1時間ごとで見ますと、14時から15時の段階で1時間、9月9日土曜日なのですけれども、ここは30人利用しておりまして、最大の人数として8人ほど、あそこの場所で吸っていたことになります。あと、9日の土曜日でありますと、17時から18時、この1時間で28人利用しておりまして、最大人数が7人という数値をいただいています。翌日、10日の日曜日ですけれども、これは14時から15時が多くて、利用人数38人、最大人数として10人、15時から16時が35人の10人、こういった数字をちょっとJTさんのほうからいただいております。
これにつきましてですけれども、祭りという状況だということと、あとは市民の方というか、いろいろな方がいらっしゃっているので、ふだん吉祥寺にあまり来ない方もいらっしゃるかと思うのですけど、そういった中でこちらの数字がございますので、これをふだんの利用人数に当てはめるのが正しいかどうか、なかなか難しいところはあるのですけれども、ただ、これはSmoCarという台車になるのですが、ステンレス製のすごく目立つものになって、そこに喫煙所と書いてある、そんなに目立つものが駅前にあるので、そういう方にとっては目立つ存在であります。
そういった方々がこの人数使っているということは、祭りという状況はありましたけれども、それなりの人がやはりたばこを吸う場所を求めているということは、こちらのほうで認識しています。
以上です。

道場ひでのり
4153【道場委員】 要するに特設されたわけだから、そこを認知して来た人はいないのです。そういうことでいうと、むしろすごく多くの数だと私は思います。吸いたい人は、その場所を分かっていて来るというパターンだから、そういうことでいうと、特設のところでさえそれくらいの人が集まるわけだから、それはやはり相当なものがあるのだと思います。
やはり分煙が進んだというのはすごいことです。先進国の中では日本が特に遅れていたのかもしれないけど。だからそれはやはりどんどん進めていっていただかないと、例えば、子どもを持つお母さんとか、もともとたばこの煙が嫌だという人だっているだろうし、それこそポイ捨てもそうです。
三鷹駅の北口は、いつも立っているので分かるのだけど、朝、全然もうたばこもないです。先ほどのマナーの人とかとも毎朝挨拶するのだけど、やはり激減しているわけです。きちんとそういう場所をつくってあるから、やはり減るのです。だからそういうことでいうと効果はやはり絶大。8億何ぼの税金も預かっているわけだから、そういうものに対してやはり使っていただければと思います。分煙が進んで、そういうことでいうと社会の風潮ももう完全に。むしろ遅れているくらいなので、どんどん進めていけばいいと思うのです。
もう一つは、ナンバープレートをつけたトレーラーではないですか。いざとなったら、どこでも持っていけるわけだから、正直な話、吉祥寺の北口に場所がないといったって、駐車場を二、三台分借りて置いたらどうですか。もちろんはしごをつけたりいろいろ、それはすぐに持っていって、はい、どうぞというわけにいかないかもしれないけど、そういうのはどんどん実験的にやればいいのです。多少はそれこそ税収的にも潤っている面があるのだから、そういういい面にはどんどん投資的にやってみて、数値を取って検証がしっかりできれば、どんどんやればいいと思います。これに関しては自信を持ってやってください。
ちょっと話は飛びますけど、あの喫煙トレーラーは、私は入ったことがないのですが、恐らくすごくいいコミュニティ。たばこを吸う人は黙って吸って、スマホをやったりするのだと思うけど、例えば市のいろいろな広報の媒体になったり、そういうような使い方もあるのではないかと。別に外の看板に何かを貼れとかそんな話ではないけど、中にいろいろなものの啓発事項とか。特に我々がよく言っている、どうやって相手、市民の方々に知っていただくとかということが、一つの大きな課題になっているわけです。そういうようなものにも使えるのかなとか、いろいろな発想を豊かに持ってください。だからたばこを吸う場所だけではなくて、いろいろな啓発に使うとか、いろいろなツールに使うとかということも考えていただければと思います。
いずれにしても、たばこ税という結構大きいお金があるので、それをどう運用するか、しっかりと勉強していっていただければと思います。
次に行きましょう。これは質問ではありません。保健センターの話です。先ほどまでほかの委員の質問にもありました。昨今のいろいろな状況があって、なかなか大きな設備を造っていくことに関しては、風はちょっと強い状態です。それでも必要なものであれば造っていかなければいけない。これはもう当然のことです。
その任務を負われているわけですから、しっかりと進めていっていただいていると思うのですが、私のほうからは、今の段階ではその中身の検討ですから、どういうものになるかはまだなかなか出てこないとは思うのですけれども、地域の環境負担ということ。これはもういつも言っていることなのですが、陳情も出て、一定の御回答はいただいているのですけれども、今の流れ、これまでの流れの中でも、その方針は何か変わったとか、きちんとそれを守っていただくとか、そういうことに関しての御答弁をお願いいたします。
4154【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】 おっしゃるとおり、令和4年度、陳情も出ております。その中には、各種着工した後の工事中のお話なんかもあるのですが、今御指摘いただきましたのは、例えば建物の構造だとか配置、それからプライバシーに配慮すること、また近隣のお宅は敷地境界にかなり迫って建っていますので、そういったところにも一定配慮してほしい、十分な日照が確保できるようにという御意見をいただいておりますので、現在1回、住民の方に配置について細かい説明をさせていただいたときには、隣地境界線から建物まで北側を10.5メートル空けるという計画でお話をさせていただきました。
また、さらに3階建て、4階建て案、両方お示ししまして、それに伴って出る日影の日影図なんかも御説明させていただきまして、3階建てのほうが市としては有利な部分もあるのですけれども、環境配慮という側面でいきますと、やはり3階部分をセットバックしてというほうが有利なところもありましたので、今後の設計としては、その4階建て案で進めてきました。こういった話をさせていただきました。
また、ほかにはもう少し何とかというところもありますので、その辺は基本設計を進める中で、さらにどんな工夫ができるかというところは、今検討しているところですので、こちらについてはしかるべきときに、また住民説明会をやりたいというふうに思っております。

道場ひでのり
4155【道場委員】 市民の方々に対する保健は非常に大切なことなので、それは市民資産を生かすという面もあって、しっかりとしたものを造っていただきたいのですが、やはり環境負担というのは地域の方々に必ずあるので、そこは丁寧に気持ちを酌み上げて、すばらしいものを造っていただきたいと思います。とにかく耳を傾けて、寄り添っていただければと思います。これは私の要請です。
以上です。

西園寺みきこ
4156【西園寺委員】 ではお願いします。2点でございます。
衛生費ですので、1つは気候市民会議です。午前中にも質疑がありましたので大枠は分かりました。本当に予想を超える市民の皆さんの反応、応募をいただいて、コロナ禍でマスクをしながらで、ちょっともどかしい面はあったけれども、本当にいろいろなアイデアだったり、意見だったり、率直な感想が出てきたなと思います。
これについて、私は以前の水の学校の経験を生かして、今回の気候市民会議は1回の単回の取組ですが、それを継続的に生かすということを求めてきたと思うのです。午前中にも有志の方のということがありました。そこをもう少し御説明をお願いしたいと思います。
4157【吉田環境啓発施設担当課長】 今御質問いただきました、気候市民会議の参加者の皆様の今後の参加の仕方といったところかとは思うのですけれども、そちらにつきまして、気候市民会議に皆さんが参加されるときには、基本的にはやはり会議に参加されて意見を出して、それが取りまとめられるという形の中で参加されています。参加されていく中で、もちろん環境配慮行動に対して認識が高まっていったりとかということが当然ありまして、この間、意見交換会をした際にも、この間に様々な配慮行動を行いましたというような感想をいただいております。
ただ、ちょっと市のほうで、第2回、第2弾とかという形で気候市民会議を開催するようなことについては、今予定はございませんで、そういった方々につきましては、参加された際とかに、例えば今後エコreゾートのほうで環境フェスタのような、市民活動を発表できるような場があったりですとか、そういったことを今御紹介はしているところです。ちょっと今具体的な形にはなっておりませんけれども、これからそういった方々に情報提供していく機会というのはつくりながら、そういった活動につながっていけば、ぜひ支援していきたいというふうに考えております。
以上です。

西園寺みきこ
4158【西園寺委員】 ありがとうございます。エコreゾートが開館したときにも、コロナでタイミングがうまくいかなかったという経験をずっと見てまいりましたけれども、これからが本当にエコreゾートの本来の役割を市民の皆さんに見せていくところだと思いますので、今年、また来年と、大いに注目していきたいと思います。
この気候市民会議では、江守正多さんという、国内では気候危機のことについての非常にトップの方だなと思うような方が、メインのゲストティーチャーをやってくださいました。この江守正多さんが、この夏の猛暑のことを受けて、もう今年が特別に暑いのではないということをはっきりおっしゃっています。たまたま今年が暑いのではなくて、来年は涼しくなるということではなくて、来年はもっと暑くなるということを、江守正多さんがある場所ではっきりおっしゃっているわけで、私はこのことは、初日の総括のところでも、職場環境ということでも申し上げましたけれども、全く安穏としていられないなという思いで見ております。
武蔵野市でできることはやはり限られているけれども、温暖化対策、気候危機対策はゆるがせにはしない、できないことだと思っておりますので、今後にますます期待したいと思っております。
もう1点ですが、資料を出していただきました。井戸の件です。地下水、井戸というのは複数の款にまたがっていることでありますけれども、衛生費は環境政策ということで、飲み水のほうではなくて、民間井戸などの管轄ということを伺っておりますので、資料の30ページのほうに出していただきました。私どもは以前から、地下水というのは本当に大きな財産、資源であって、大事に飲み続けていく、大事に保全していくということ、このことの重要性は主張してまいりました。雨水利活用条例ができたりして、雨水浸透にも武蔵野市は本当に率先して取り組んでこられたと思っております。
その観点で、2020年以来、地下水の有機フッ素化合物による汚染というのが市民の皆さんに注目されてきておりまして、それは飲み水だけではないという認識も、ここ数年で広がってきているわけです。今回は、飲み水以外も含めた武蔵野市の地下水、井戸の全体像はどういうふうになっているのでしょうかという観点で、資料請求をさせていただきました。先日は、吉祥寺のコピスも実は地下水を使っていますよねという質問もさせていただいたところです。
質問なのですけれども、30ページの資料の上のほうは井戸の数ということで、ほぼこれが全体像なのだなということが分かりました。質問は、この井戸の数というのは、市が把握しているということですから、把握していない部分も実はないわけではないよねということを聞いておきます。例えばもう全然使っていないからということで、把握できていない部分もあるのですよねということが質問の1つ目です。
それから2つ目は下のほうの表で、区分の水道というところは飲み水ですから、これは以前からもう質問されているわけで、災害用の部分というのは、先日11か所の対応をいち早くやっていただいた。これも本当に評価しているところです。
その他のところが今日聞きたいところでございまして、市が有機溶剤なんかも、もう昔からトリクロロエチレンとかの問題というのは、ずっと──これは長い問題です──やっている。それから都がやっている。このその他の部分の3列分、3行分というのですか、この分について、現状を御説明いただきたい。また決算資料の中で、水質検査などがこの明細書のほうにあると思いますので、それとの関係についての御説明をいただきたいと思います。
4159【源田環境政策課長】 まず、1つ目の御質問についてお答えします。市が把握している井戸につきましてはこちらにお示ししているとおりなのですけれども、委員がおっしゃるとおり、これ以外の井戸も存在する可能性は当然ございます。
続きまして2つ目の御質問で、その他の井戸の水質検査がどういう形になっているのかということでございますけれども、まず1つ目、実施主体が市というところでございますが、こちらは決算の資料で言いますと、災害対策・公害対策事業の各種分析というところに金額は内包されているのですけれども、その中で31万6,800円という支出をしてございます。
こちらは、先ほどもお話がありましたけれども、昭和50年代にトリクロロエチレン等の水質の汚染がいろいろ問題になりまして、武蔵野市は昭和60年からずっと調査を定期的にしているところでございます。平成29年を最後に、一応環境基準を超過しているところはないという状態が続いているところでございますけれども、こちらは引き続き調査をしっかりしていきたいというふうに考えております。
東京都の実施主体のところで、まず1つ目の環境局でございますけれども、こちらは東京都の環境局が自主的にやっているものでございまして、水質汚濁防止法に基づいて、東京都全域の地下水の水質の汚濁の状況を常時監視するために、計画に基づいて水質の測定を実施しているところでございます。
武蔵野市につきましては、市内が4ブロックに分けられてございまして、4か年で全ブロックを一巡するように水質調査を実施しているところでございまして、調査地点の選定につきましては、市からの推せん、依頼に基づいて実施しているところでございます。
最後に保健医療局のところでございますけれども、こちらは常時飲用に使っている井戸というふうに御理解いただければと思います。この中でも、水道法の適用を受ける専用水道というものがまずございます。1)というところでございます。もう一つが、東京都の条例と、あとは東京都の要綱、こちらに基づく飲用井戸等という、ちょっといろいろ内包されているのですけれども、この施設が22施設ございまして、こちらは実施主体としては、実務上は東京都が検査をしているのですけれども、武蔵野市が委託して検査を行っていただいているところでございます。
これは平成23年に地域主権第2次一括法の地方分権のときに、事務自体は武蔵野市に下りてきたのですけれども、なかなかそういったノウハウもございませんし、多摩の区域に関しましては引き続き東京都が行うという、逆委託をする形でずっと行っているところでございます。こちらの費用につきましては、公害対策事業の水質検査負担金322万1,190円ということで決算額を計上させていただいているところでございます。

西園寺みきこ
4160【西園寺委員】 ありがとうございました。水というのは、命を守るとりでというか、本当に生活の基本中の基本でございまして、ある意味こういうことを知らないで生活できているのは、市民にとってはありがたいことなのだけど、こういう新しい汚染源というか、新しい汚染の問題が生じてきたときには、やはり緊急の対応であったり、正確な情報把握であったり、そのことがまず大原則であるというふうに思って、私も今までいろいろお願いしてきました。
そして、こういうときにぱっと取り組める余裕がないといけないなということも考えております。緊急な何かがこういうふうに生じたときに、それにきちんと向き合えるだけの余裕というのを公が持っておかないと危ないなということも感じておるわけですけれども、今日の質問は以上でございまして、こういう正確な情報把握というのが何事についても、最大のというか、最優先というか、それがないと議論できないということは申し上げておきたいと思います。
私からは以上です。

木崎剛
4161【木崎委員長】 以上で第4款衛生費の質疑を終わります。
説明員交代のため、暫時休憩をいたします。
○午後 2時18分 休 憩
────────────────────────────────────
○午後 2時22分 再 開

木崎剛
4162【木崎委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、歳出第5款労働費、第6款農業費、第7款商工費、以上3款の審査に入ります。質疑は3款一括して行います。
直ちに質疑に入ります。

さこうもみ
4163【さこう委員】 お伺いします。むさしのフェスタ、名前が変わってCO+LAB MUSASHINOになったものについてです。これは名前がしっかり決まってというところだと思うのですけれども、改めて事業の目的と2022年の成果と今後の展望をお伺いします。
4164【吉崎産業振興課長】 むさしのフェスタ(仮称)、今はCO+LAB MUSASHINOという名称で事業を行っております、こちらについての御質問でございます。
まず、こちらのCO+LAB MUSASHINOの事業の目的ですけれども、武蔵野市内の事業者間の連携を推進していくことによって、武蔵野市の魅力、ひいては武蔵野市内の各個店が持っている魅力の点と点を線で結んでいく、そんなイメージで事業を行っております。
それから令和4年度の実績ですけれども、こちらは令和4年度を初年度とした試行事業でございます。令和4年度につきましては、まずはコラボに該当するような事業者さんの募集から始まりまして、最終的には11月に中央公園をお借りしましてお披露目という形で、CO+LAB MUSASHINOと、それから農産物品評会の合同イベントを開催したという形になっております。
主なコラボ商品なのですけれども、令和4年度は約30商品がこのCO+LAB MUSASHINOの事業で誕生しました。参加していただいた事業者は19事業者おりましたが、なかなかコラボメニューを作るのが難しいという事業者さんもおりまして、19事業者中14事業者が、CO+LAB MUSASHINOに関する何らかのメニューを作っていただいたというような状況でございます。
あわせてSNSなども、公式のインスタグラムやツイッター、フェイスブック、それからホームページを開設いたしまして、こちらも今現在も運用しているというような状況でございます。あわせてあとは、大きなイベントは先ほど申し上げました11月のものなのですが、この事業に参加していただいている事業者の皆様の交流会といったものを、年数回程度開催しておりまして、令和4年度におきましては合計9回開催したというようなところでございます。
ざっとになりますが、概要、事業の内容は以上です。

さこうもみ
4165【さこう委員】 ありがとうございます。この事業は都市農業、武蔵野市内の農業を盛り上げていくという観点でも非常に重要なものかなと思っているので、楽しみにしています。
もう一個、商店会の活性出店支援金について、こちらの2022年の成果と、あとはこれまで3年間やってきて、支給した事業者の継続状況も含めてお伺いします。
4166【尾崎経済対策調整担当課長】 商店会活性出店支援金についての令和4年度の実績につきましては、98件の開業時の支給件数がありまして、6か月申請のほうは今年の10月2日までの締切りとなりますので、そちらについては、まだちょっと今、催促のお電話をしているところです。
3年間のまとめということなのですけれども、もともと商店会の活性出店支援金のほうは、まちのシャッター街化を防いで、なおかつ商店会の活性化ということだったのですけれども、一応コロナが5類になったというところで、今後については、商店会の支援とか、あとはまちの魅力づくりといったようなことで、事業としてはちょっと性質を変えるのですけれども、続けていければなと思っております。
以上です。

さこうもみ
4167【さこう委員】 過去2年間に支給した事業者の継続状況をお伺いします。
4168【尾崎経済対策調整担当課長】 失礼いたしました。事業の継続状況というのがちょっとなかなか難しくて、結局出店したお店については、特に、例えば倒産とか、あとはお店が休業するときに、そこで市のほうに連絡が入るというわけではないので、6か月申請時のときに申請があったかどうかで基本的には判断しております。
ただ、令和4年度の出店支援金の報告書をつくったときには、そのときだけちょっと商店会の方にお電話で確認したりしたので、そのときのデータは残っているのですけれども、令和2年度については、その去年の時点では、計3店舗が閉店してしまっておりました。令和3年度の出店支援金制度については4店舗。これは6か月の継続申請のときに、この4店舗申請がなかったということになります。令和4年度の6か月申請については10月2日までなのですけれども、今のところちょっと1店舗、残念ながら閉店してしまったというところがありますので、令和2年度が3店舗、令和3年度が4店舗だったので、恐らくそのぐらいかなと思っております。
以上です。

さこうもみ
4169【さこう委員】 ありがとうございます。なかなか全部追いかけるのは難しいのかなとも思うのですけれども、やはりきちんと継続したかというところは大事だと思うので、ぜひ追いかける方法等を検討いただければなと思います。
以上です。

小林まさよし
4170【小林委員】 よろしくお願いします。まず農業費について伺います。都市農業の役割としては、新鮮な農産物の供給、防災空間として、そして環境保全、様々な役割がありますが、令和4年度を見ると農業費全体では8,084万円の予算ですか。これに対して6,600万円の税金が事業に投入された。この1,400万円の差額。予算までは使わなかった。この要因は何か教えてください。
4171【吉崎産業振興課長】 令和4年度につきまして、不用額が発生したというところなのですけれども、主な要因としましては、農業者の方に補助金を出す都市農地保全支援プロジェクトなどがあるのですが、そちらで当初予定されていた畑に関する工事等が、農業者様の御都合でできなくなったと、申請を取り下げたというところが一番大きな要因となっておりまして、そういった補助金の額が大幅に当初予定より変わったというところで不用額が発生しております。

小林まさよし
4172【小林委員】 ありがとうございます。今年度どうなっているのか分からないのですけれども、工事ができるようになっているのであるならば、引き続きこういった御支援をお願いしたいと思います。
続きまして、この中で189万円を肥料価格上昇対応臨時補助金として新たに創設して、補助を出していただいたと。これは令和4年度、私も総務委員会でちょっとお願いしたことであって、これに対応いただいたことを評価しています。ありがとうございました。
この点について、今年度なんかもやはり今の物価高騰を鑑みると、肥料価格も高騰しているという話は聞きますが、今年度の対応はどうなっているのか。その前にすみません、昨年度、市として評価、課題をどのようにしているのかと、本年度どのように対応するか、ありましたら教えてください。
4173【吉崎産業振興課長】 肥料等の価格上昇に対する緊急の補助金の件でございます。まず令和4年度の実績なのですけれども、当初予算200万円を計上しておりまして、実際に交付した補助金額は189万円ということで、当初予定どおりの補助金が支出できたというふうにこちらは判断しております。中でも、当初総務委員会等でも、上限10万円というのは低過ぎるのではないかという御指摘もいただきましたが、実際に42経営体の農家様から補助金の申請をいただきまして、このうち上限まで到達したのは3件という形になっておりましたので、この辺り補助金の上限の設定等についても、こちらとしては問題なかったというふうに認識をしております。
令和5年度なのですけれども、この状況を踏まえまして、引き続き現在もこの肥料価格、それから農業の消耗品等、資機材に関する価格の高騰もやはり依然として続いているという状況がありまして、令和5年度につきましては肥料だけではなくて、そういった消耗品等に関しても補助の範囲を広げて対応したいなというふうに思っております。先ほど申し上げましたとおり、肥料だけでは上限に達する農家さんというのが少なかったところもありますので、肥料以外の部分についても補助の対象を広げることによって、少しでも多くの農家さんに使っていただきたいなというふうに思ってございます。
以上です。

小林まさよし
4174【小林委員】 ありがとうございます。この農家の方々に対して、市の財政からしてみれば、全体でも8,000万円の予算という水準です。それに対しての役割は多くのことをしていただいていると思いますので、引き続き今のような積極的な対応というのをお願いできたらと思います。
あとは、農家の方々もほかの方からいろいろ要望が上がっていると思いますので、そういったものも御対応をお願いいたします。
続きまして商工費についてです。令和4年度の予算委員会で同じく商工費について、私のほうからは、サッカーの漫画「アオアシ」の事例、これを挙げて、積極的なコンテンツを活用した市内の事業、政策の推進、産業育成を図ってほしい、このようなお願いしたという記憶があります。
その中で1つ、むさしのフェスタ、CO+LAB MUSASHINOですか、先ほどお話があったと思うのですけれども、502万円の税金が投入された。それに対してどのようなことが行われたなどありましたけれども、すみません、聞き漏らしていなければ、この事業の課題をどのように捉えているのか。すみません、ちょっと僕も全部聞き取れては。自分の質問もちょっと考えておりまして。課題とか何かあったら教えてください。
4175【吉崎産業振興課長】 CO+LAB MUSASHINO事業の課題でございますが、令和4年度につきましては、先ほど申し上げましたとおり、様々な交流会等を実施して、市内の事業者様にコラボメニューを考案していただいた。そのお披露目を11月に大きなイベントという形で実施したというのが、令和4年度でございました。
この中で、実行委員会等の皆様と意見を交わす中では、やはりこの大きなイベントの実施というところが、一つ課題として挙がりました。というのも、昨年中央公園で約1万5,000人程度の方にお集まりいただいたところではあるのですが、残念ながら供給数がそこまで追いつかなかったと。非常に行列がたくさんできてしまって、お待たせする時間も増えてしまったといったようなところがございまして、なかなか購入できないという方もいらっしゃいました。そういったところも踏まえて、大きなイベントを年1回やるということに対して、やり方、それから、そもそももう少し分散するような形で開催できないかといったような課題がございました。

小林まさよし
4176【小林委員】 今の課題、そういう課題を私も認識しました。また今年度やる方向にあると思うのですけれども、ぜひそういった課題にしっかり対応できるようにお願いしたいと思います。解決に向かって取り組んでください。
武蔵野市には食、農業に加えて、漫画、サッカー、自然、多くのコンテンツがあると思います。こういったコンテンツを掛け合わせることによって、今回むさしのフェスタであったような付加価値を生み出せた。こういったものはどんどん積極的に進めてほしいと思います。
武蔵野市の財政的なところを初日にも申し上げましたけれども、三鷹市よりも1年間120億円、市税が多い。とても豊かな自治体です。これに対して農業費が8,000万円。今回の商工費は16億円とかというような規模だと思うのです。15億円か。15億円弱ですね。もっとこういったところに積極的に投資して、武蔵野市の魅力を広める、より魅力的な自治体となるように、そしてそういったものを知っていただけるように、今後もこういった活動を進めてもらえればと思います。どうぞよろしくお願いします。

本多夏帆
4177【本多委員】 お願いします。商工費でふるさと応援寄附についてです。ふるさと応援寄附のお金の話は歳入のところとかで出てきているのですけれども、この事業自体を実施するのにかかっている経費について、ちょっとお聞かせいただきたいです。実際手数料とかがすごくかかっているのではないかなというふうに思っていまして、その辺りを教えていただければと思います。
また、ちょっとすみません、時期は分からないですが、幾つか掲載されているサイトが増えていて、今3サイト載っていると思うのですけれども、サイトごとに内容が異なる理由について教えていただきたいのと、あと、この応援寄附自体は、近隣のエリアからが多いのか、それとも遠方のところからの寄付が多いのかということについても教えていただきたいです。
4178【吉崎産業振興課長】 まず、ふるさと応援寄附の支出に要した経費なのですけれども、決算の事項別明細書の249ページでは、サービス利用料等も含めまして、ふるさと応援寄附全体では3,800万円かかっているというところですが、このうち、今おっしゃられたような実際のふるさと応援寄附の事務等に要した経費というのは、約1,700万円程度という形になっております。ふるさと納税制度の仕組み自体が、寄付金額の50%以内で事業を行わなければならないという条件がございますので、それに適合するような形で運営しているという状況でございます。
それから2点目の御質問、サイトの違いにつきましては、こちらは基本的にはそのサイトを運営されている事業者様の御判断によりますが、大きくはふるさとチョイスというサイトと、それから三越伊勢丹様のサイトを、直接契約では結んでおります。その他のサイトにつきましては、基本的にはふるさとチョイス様が提携しているサイトという形になりますので、そこはふるさとチョイスに掲載されているものと同じ内容になっております。一方、三越伊勢丹様について、こちらは伊勢丹様のバイヤーさんが選定した商品しか載せられないというところがありますので、この返礼品の掲載は、ふるさとチョイスよりもかなり厳選されたものという形になっております。
それから3点目、寄付者の地域特性ですけれども、こちらはやはり一番多いのは東京都内というふうに思っております。それからあとは関東です。具体的に言いますと、全国的にも同じなのですが、横浜市が一番寄付件数としては多くなっております。基本的には、武蔵野市だから寄付者がこういう状況になっているというような特殊事情は、今のところ見てとれていないです。全国の寄付条件とほぼ同じ傾向を武蔵野市でも示しているということで、ほとんどが関東圏、特に東京都内、さらに言うと23区といったようなところからの寄付が多くなっているということでございます。

木崎剛
4179【木崎委員長】 すみません、今のところの先ほどの手数料という話の部分というのはどうですか。
4180【吉崎産業振興課長】 失礼いたしました。手数料なのですけけれども、こちらは、先ほど言ったふるさとチョイスと、それから伊勢丹さん、こちらの手数料は若干違いますが、まず伊勢丹さんのほうは、全て込みで12%、寄付額の12%という手数料が発生しております。それからふるさとチョイスにつきましては、様々ちょっと決済手数料など分かれてはいるのですが、おおむね十二、三%という形になっております。
以上です。

本多夏帆
4181【本多委員】 ありがとうございます。どうしても流出している金額だとか、そういうところについてお話が行きがちなのですけど、この事業自体にも、やるのにもコストがかかっているというところは、やはりきちんと見ていかないといけないというふうに思っています。
なので、このコストをどう考えるかというところ自体は、非常に難しいものだというふうには思っているのですけれども、今のお話のように、通販的な要素といいますか、そういったことによって、結局決済でどんどんこういう手数料が取られていくという形になっていると思いますので、これも一体どうすればいいのか。選択肢は狭いかもしれませんが、ある程度ここはやはり考えていかないと、どんどん出ていってしまうというところ。やってもやってもという話になってしまうのかなというふうに思いますので、その辺りは毎年きちんと分析と見直しをしていただきたいと思っています。
エリアのことを聞いたのは、これはある程度やはりみんなで流出し合っているのかなみたいな、ちょっとそういうような感じが見てとれるなとは思ったのですが、打開策までは私も出せませんけれども、やり方として、シティプロモーションとしての要素を押し出していくしかないだろうというふうに思います。そういったやり方を考えていったときに、例えば先ほどから出ている市内農産物というのを、都内とか近くだったら出せるなというふうに思いました。
私も今年、市内産野菜をたくさん食べているのですけれども、新鮮というのが一番。とにかくおいしいです。市内産のシャインマスカットがあることにもびっくりしました。こんなにおいしいマスカットが市内で食べられるとはという感じです。そういったものを、やはり近場であるならば、恐らく配送も可能、新鮮なうちに出せるのではないか。
やはり市内産の農産物でよくデメリットだというふうに聞くのは、時期がどうしても狭いというところで、年がら年中たくさん取れるわけではないという話は聞きますので、では時期限定で。今サイトを全部見ても、年がら年中みんなが商品を出しているわけではなくて、この時期、この時期と恐らくやっているのだなというふうに思いました。今停止しています、売切れみたいな表示になっているところもたくさん商品としてはあったので、逆にそこはもったいないなと。そういう使い方ができるのであれば、そういう時期を限定して、事業者さんにもっと参加してもらえるのではないかなというふうに思いました。
そういうふうに考えると、毎年言っている、この事業者を増やすということについて、広がっているような気もするけれども、もっと多分爆発的にやらないと、あまり数値としては載ってこないのだろうなとは思っていて、ここの部分について、何がネックになっているのかということ、どういったことを課題に捉えていらっしゃるのかということについて教えてください。
4182【吉崎産業振興課長】 ふるさと応援寄附の返礼品等、あとは事業者の増加というところなのですけれども、まず市内産農産物につきましては我々も同じ思いを持っておりまして、ここはやはり提供主体がJAさんになりますので、JA様と引き続き相談しながら、なるべく多くの農産物を提供できるようにしたいなというふうに思っております。
また、返礼品そのものの全体の傾向というか、武蔵野市の特徴といいますか、そこにつきましては、全国的に見るとやはり先ほど申し上げましたとおり、関東圏の方が寄付をされることが多いということで、大体は地方から東京に向けて輸送して、返礼品を送り届ける、宅配するというパターンがあるのですが、武蔵野市の場合は、同じ都内、あるいは関東は近いですので、送料はそんなにかからないというところがあります。
さらに言えば、物を送るのではなくて、武蔵野市に来てもらうというほうが、地方との差別化を図れるのではないかというふうに我々は考えておりまして、そこで増やしているのは、直接市内に来ていただいてお店等で御利用いただける食事のチケットであるとか、何らかのサービスチケット、それから、ふるさとチョイスのほうで提供している電子ポイントのふるさとチョイスPayという仕組みがありますが、こちらを活用させていただいて、市内の飲食店や事業者様に訪れてもらうということに、今力を入れているところでございます。
それから、あとは事業者様を増やしていくというところなのですけれども、ネックになるのはやはり総務省が示している地場産品基準、これが最大のネックでございます。というのも、例えば仮に武蔵野市内に会社の本社があったとしても、作っている場所は武蔵野市外の場合、これは返礼品として提供できないというところがあります。これに非常に大きな問題意識を我々は持っております。
したがいまして、武蔵野市内で何らか作っているものでなければ提供できないというところが非常に大きなネックとなっておりますので、武蔵野市の場合はそういった工業製品というのはあまり多くはありませんので、特に工場なども、一般の方が買われるような工場というのもありませんので、そういったことが非常に苦戦している要因かなというふうには思っているところです。

本多夏帆
4183【本多委員】 分かりました。様々事情はあるということで、そうやってどこかでOEM的に作ったものなんかは難しいということなのだと思いますので。でもやはりやっていかないことにはというのもそうだし、先ほどからお話ししているように、これはもう本当にシティプロモーション、観光面、そういった施策としてやっていくということ。都内からたくさん来ているということであれば、特にそういう体験型なんかは、コロナ禍も抜けて、これからどんどん高まってくるところかなと思いますので、ぜひ力を入れていただきたいというふうに思っています。
もう1点、今年の商店会の関係ですけれども、お祭りなんかも大分復活してきて、非常に皆さんにぎやかな夏、秋になったなというふうに思っていますが、こちらも、活性出店支援金とかもそうでしたが、商店会を盛り上げようというような取組をこれまでやられてきたと思っています。それに対してもいつも質疑させていただいていることですけれども、加入者数の減だとか、あとは役員の成り手不足だとか、そこでさらに言うと事務の効率化が難しいとか、そういったことについて様々な声が地域から聞こえてくるところであるのですけれども、そこに対して行政ができることとして、コロナ禍もこれから抜けてどうする、再びどうしていくのだということについて、市として考えられていることがありましたら教えてください。
4184【吉崎産業振興課長】 市内商店会への支援でございますけれども、委員がおっしゃるとおり、やはりこちらは高齢化、それから担い手不足というところが相まって、各商店会、かなり苦しい状況にあるというふうに我々も見ております。そこで、我々として何らかの支援をできないかというふうに考えてはいるところなのですが、基本的には我々は、武蔵野市の商店会を全て取りまとめている、商店会連合会様に対する補助金などを通じて支援するという形になるかと思っております。
令和4年度は特段そういったメニューはなかったのですが、令和5年度から、商店会の各地区ごとの商店会連合会、そちらに対して補助をする形で、一つ一つの個店であるとか個々の商店会への支援というのはなかなかメニューとして難しいのですが、そのエリア全体での商店会支援という形で、令和5年度には新たな補助金を用意させていただいたところでございます。
主にはやはりその担い手の部分が一番のネックとなっておりますので、幸い中央地区に関しましては、そういった比較的積極的に動いてくださる若手の方も多いというふうに聞いておりまして、令和5年度はまず中央地区にそういった補助金を支出することで、モデルケースをつくっていただいているような状況でございます。

本多夏帆
4185【本多委員】 ありがとうございます。様々課題はあれどというところで、私も別に、民間のことですから、民間が自分たちで頑張ろうというのもそれはそれでいいのですけれども、やはり地域としての力ということで言うと、その商店会に入るだとか、そういったつながりを持っていくこと自体に、もう魅力というか、メリットがあるというふうに事業者にも感じてもらうことというのは、すごく大事だと思っています。
そのためには、商店会の連合会とかはもちろんそうなのですけれども、市がいろいろ今、様々イベントなどもやっていただいていますが、やはりプラットフォームとしての役割であるとか、商店会に入ること自体がというか、つながりを持つこと自体が事業者にとってメリットがありますというようなことを、様々な形でアピールしていただいて、そこからまた商店会に入るようなとか、つながりを持つような人たちが増えていくという、そこの働きかけというのは、逆に言うと連合会自体は、当然今いる人たちに対しての連合会なので、新規開拓とかはしているのでしょうけれども、市として新しいところに対して、そういうアピールとか伝えるということはできるのかなと思っていますので、ぜひ引き続きよろしくお願いしたいと思います。
以上です。

浜田けい子
4186【浜田委員】 ではよろしくお願いします。商工費で、くらし地域応援券の利用で伺いたいと思います。第3弾ということで、もう認知度も高くなって、本当に市民の皆さんからも好評でしたし、物価高騰ということもあって、本当に皆さん、助かったというお声をたくさん伺っております。
その中でこの報告書をまとめていただいていましたけれども、事業者さんも、換金がスムーズにできたということで大変喜ばれていました。ですがここの課題のところで、その換金が困難だったということも書いていますので、その点どうだったのかということと、あとは今後の展望のところで、この最後の改めて手法を検討して実施するという、この言葉にすごく期待をするのですが、展望を伺いたいと思います。
4187【尾崎経済対策調整担当課長】 2点御質問いただきました。
まず、1点目の応援券の換金のことについてなのですけれども、今回第3弾の特徴としましては、境地域のほうに商工会議所の換金場所を1つ設けました。商工会議所の換金が応援券全体の大体6割ぐらいを占めているのですけれども、そのうち大体2割がその境地域の新しく換金場所を増やしたところに行っていただいたので、効果としてはあったかなと思っております。
2点目のほうの、今後の改めて手法を検討しというところなのですけれども、応援券事業というのが、まず紙であったということに1つ大きな特徴がありまして、ただ、今これだけデジタル化が進んでいる中で、紙という事業をどこまで進めていくのかというところは非常に大きな課題だと思っています。ただし、全市民対応事業ということであれば、この時点であれば間違いなかったのかなというふうに、担当者としてはちょっと思っております。
ただ、次は全然今白紙状態なのですけれども、今後こういった消費喚起で全市民対応事業となった場合に、ちょっとどこまでデジタル化できるかといったところもありますし、あとは本当に全市民対応の事業というのがどこまで。本当に今回は期間も、2月から3月末までということで2か月間で行いましたけれども、これをほかの時期にずらすというのは非常に難しい問題でしたので、その辺も改めて、ちょっといろいろ手法も含めて検討していきたいというところです。
以上です。

浜田けい子
4188【浜田委員】 ありがとうございます。換金するという部分は認識しました。今後のところでは紙ベースでと。今回は紙ベースで本当によかったと思います。市長もよく言われますけれども、デジタル化が進んで、それについていける人もいれば、やはり高齢の方はなかなかついていけないという点もあるので、今後の課題でもありますけれども、そこはしっかり配慮していただけたらなと思っています。だから全市民にという部分では言いましたけど、ベーシックサービス。本当に市民全体、皆さん平等にそうやってサービスを受けられるというのは理想ですので、今後とも検討していただきたいなというふうに思います。
もう1点は、先ほど他の委員も聞いていましたけれども、商店会の活性出店支援金の件です。資料も出していただきました。資料は19ページです。市内の空き店舗実態調査ということで出していただいてありがとうございます。この中で個店数と空き店舗数。個店数も減っています。空き店舗数も減っています。この辺の状況を説明していただけますか。
4189【尾崎経済対策調整担当課長】 市内の空き店舗数の把握というのが非常に難しくて、こちらはあくまで商店会が回答したというところになりまして、商店会さんが全部市内をカバーしているわけではないのです。商店会活性出店支援金の場合はどちらかというとこちらよりも、不動産のほうで、業者間流通システムという不動産会社さんが使っているシステムで、市内の空き事務所、空き店舗数がどのぐらい今現在あるかというところを見ているのです。
資料のほうの、商店会で出された、この分析というところなのですけれども、まず個店数に関して言えば、減ってきているのは、多分商店会の会員さんが減ってきているからということになります。
空き店舗数が減ったというところ、こちらは、先ほど申し上げたその不動産の業者間流通システムのほうでも、令和2年度からいろいろデータを持っているのですけれども、令和2年が、6月にちょっと不動産屋さんに確認したときは、空き店舗数が207件。令和3年が、4月なのですけど279件。このときは増えているのですけれども、次の令和4年の4月が178件で減っているのです。今年の4月の時点では179件ということで、令和3年度と令和4年度がほぼ同じというところで、体制としては空き店舗数は大分落ち着いてきたという見方をしております。
以上です。

浜田けい子
4190【浜田委員】 ありがとうございます。個店数が減ったという部分では、会員になっていないということで、先ほど他の委員が言っていましたけれども、商店会の活性化という部分では、そういう加入する推進もしていますでしょうし、しっかりその辺は支援というか、応援をお願いしたいと思います。
空き店舗数は令和2年度から、少しというか、かなり減っていますよね。減っているということは維持しているというふうに考えていいと思いますし、これが活性化支援金とイコールなのかどうかという部分なのですけれども、決算額も多くなっていますし、利用していらっしゃる方が多いということは認識します。
その上で、事務報告の114ページのところで、令和2年、3年、4年度と状況等の掲載があるのですけれども、申請件数と支給件数が少しマイナスになっています。その理由というのが分かりますか。
4191【尾崎経済対策調整担当課長】 事務報告書の114ページの令和4年度のところを見ていただきたいのですけど、おっしゃるとおり、申請件数が103件に対して支給件数が98件ということで、5件不支給になっております。
この5件の不支給の中身なのですけれども、まず商店会活性出店支援金の条件が、転貸借物件は不可にしているのです。その転貸借物件に相当していたものが5件中3件ありました。それからあとは、市内で移転しているというのも不可にしているのです。というのは、市内から市内ですとお店が増えたことになりませんので、こちらも不可ということにしています。それが1件。それから、令和4年度に申請すると言っていたのですけど、結果的には申請できずに令和5年度に申請したものがあったので。本当は出店してから申請書を受け取るのですけれども、一応予定で受け取っていて、結果的にちょっと申請しなかったので、そこを不支給という形で処理したものがあったのが1件で、合計5店舗が不支給となっています。
以上です。

浜田けい子
4192【浜田委員】 ありがとうございます。申請件数ほぼこの出店支援金が利用されているということは、評価するところだと思います。先ほども今後の展望ということで継続ということですので、しっかり支援をしていただいて、少しでも皆さんが助かる。吉祥寺とかが一番多いのかなと思いますし、武蔵野の吉祥寺というと、やはりトレンドというのですか、何と言えばいいのでしょうか、そういうことも含めて、しっかりと支援をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

木崎剛
4193【木崎委員長】 ではここで暫時休憩します。
○午後 2時59分 休 憩
────────────────────────────────────
○午後 3時20分 再 開

木崎剛
4194【木崎委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。

川名ゆうじ
4195【川名委員】 では、商工費のほうで、久々の決算なので、麦わら帽子のことを確認したいと思います。
令和3年度に事務事業評価を行って、いろいろ改善策等々を書いて、いろいろ営業努力はしていることは承知をしているのですけれども、それで結果的にどうなのということを確認したいと思っています。純粋な商売というか、営業を目的としているわけではないということも十分理解しているのですが、一応、有限会社という名前の株式会社ですから、赤字を出してもいけないと。その微妙なバランスのところをずっと来ているのですけれども、結果として、事業効率、事業効果はどう高まっているのかというのを確認したいと思っています。
損益書を見てみますと、当期の純利益は約27万8,000円です。あまり誇れる理由ではないのだけど、額面上赤字にはなっていないと。その一方で、決算の付属資料のところには、600万円ぐらいでしたか、決算額でいくと555万7,000円の事業費が入っています。ここと交流センターとの関係性がよく見えていないのです。こちらの取りあえず決算付属に入っているこの550万の事業費は、一体何に対して、誰に対して支払った額で、これと交流センターの利益というのですか、営業とどう結びついているのか、これだけを見ると分からないので、この点の説明をお願いいたします。
4196【吉崎産業振興課長】 アンテナショップについての御質問でございます。まず、委員おっしゃられた当期純利益が27万円出ているというのは、これは令和3年度の決算になります。令和4年度の決算につきましては、残念ながら赤字となっておりまして、令和4年度は純利益でマイナスの124万2,000円が出ているという状況でございます。
それから、御質問にございました、市で予算化しているものとアンテナショップの経営の結びつきというところでございますが、主に産業振興課のほうで支出をしておりますのが、店舗の家賃、固定費の部分を払っております。それから、冷蔵ショーケースなどの古くなった備品の買換え、こちらも産業振興課の予算で対応させていただいております。それから、細々とした消耗品などもありますが、そういった家賃、備品の更新というところが主な費用となっております。

川名ゆうじ
4197【川名委員】 赤字だったら聞かないほうがよかったかなと思いましたけれども。まあ、それは実際考えなくてはいけないところなのですけれども、こちらの決算のところでは、アンテナショップ運営事業として支出をしていますよね。これは交流センターに支出しているわけではないですよね。市が独自に交流事業として支出しているのだと思うのですけれども、これによって、事業費をかけて結果的に赤字なのですかということなのです。それはどういうことが理由なのでしょうか。ということを説明していただけますでしょうか。コロナがあってなかなか難しいということも承知していますし、前の報告書か何かで、購買層がなかなか高齢になられてお店まで来られないという課題は十分認識しているのですけども、とはいって、このまま行くわけにはいかないということもあって、令和3年度にいろいろ改善策を考えてきたわけではないですか。その結果として、令和4年度赤字になってしまったということは、これはもう前々から言っている話ですけど、もっと考え直さなくてはいけない時期だと思っているのです。お店の人も何回か替わられていて、その都度期待してください、期待してくださいと言われて、翌年は売上げが上がるのですけど、また下がっていく。上がっていく、下がっていく、これの繰り返しなのです。これがずっと続いていって本当にいいのかどうかというのも、そろそろ岐路に立っているのではないかなというのは、これも毎回言わせていただいているのですけれども、その辺、今後についてどう改善していくのかについても御説明をお願いしたいと思います。
それで、決算付属資料に書いてあるのですけれども、「店舗のPRや店舗外での友好都市との販売イベントを通じて」と書いてあって、これは、店舗外でイベントしたら、店舗の収益にならないのではないですか。これはどういう関係性なのでしょう。コピスの前でいろいろ各友好都市のやっている事業は承知していて、あれはあれですごくいいなと思っている。逆に言うと、店舗なんか持たないで、そういうところで単発にやったほうがはるかに効率的ではないかなという考え方もあると思っています。そう考えると、何か全ての事業がそれぞればらばらにやっていて、有機的に結びついていないイメージがあるのですけれども、その点を踏まえて、どう改善されていくお考えがあるのかについて、説明をお願いいたします。
4198【吉崎産業振興課長】 まず、決算付属資料のところの記載で、「店舗のPRや店舗外での友好都市との販売イベント」というところなのですけども、これにつきましては、店舗外で行うものもアンテナショップ麦わら帽子として出店をしておりますので、ここで、イベント等で上げた売上げも麦わら帽子の売上げになっているところでございます。また、友好都市のそれぞれの産業まつりなどにも呼ばれて出店することもございますし、その他のコピス等で友好都市が出店する際も、協力するというような形で支援をしたりということをやってございます。
肝腎の店舗の運営全体の面なのですけれども、これは以前、経営改善計画というものを策定いたしまして、その中で一番大きな取組として行っていたのは、経費の削減というところが大きかったかというふうに思っております。その意味で言いますと、令和2年から3年間、2年度、3年度、4年度と3年間を比較してみましたが、その中では、いわゆる売上げ原価、仕入れの部分は改善をしております。ただ一方で、販売費及び一般管理費、いわゆる経費のような部分なのですけれども、ここはなかなか、少しずつ圧縮はしているものの、大幅な削減というのはできていないので、基本的には、ここはもう今の店舗の体制上、これが限界なのかなというふうに思っているところです。
そうすると、何がこの赤字の要因、引き起こしたかというところなのですが、やはり売上げが下がっているというところが大きな要因となっております。令和2年、3年、4年と500万ほど下がってきているところがございまして、この売上げの改善をしなければならないというところが目下の課題というふうに思っております。その売上げを上げるためには、売上げというのは一般的には客数掛ける客単価というふうに言われておりまして、この単価の部分については、それぞれ友好都市の商品を扱っているという特性上、比較的単価は高めのものが多いかなというふうにも思っておりますし、なかなか今の友好都市の仕入先が限られているというところもありますので、一般に幅広くいろいろなところから仕入れられないという制限もありますので、ここも厳しいのかなと思っておりまして、最終的には、やはり客数を伸ばしていくというところに尽きるのだろうなというふうに思っております。この客数を伸ばすためには、やはり店舗を知っていただくというようなPRというところが必要になってくるかと思いますし、また、今来ていただいているお客様にもリピートしてもらうという、新規顧客の獲得とリピート率の上昇というところが目下の課題かなというふうに考えております。

川名ゆうじ
4199【川名委員】 単年度で判断する話ではないと思いますけど、だって、物販というのはそう簡単にもうかる商売でなくなってしまいましたよね。みんな通販ですもの。そうすると、これはもう10年前から言っている話ですよ。もうこの商売は限界に来ているのではないですか。もし売るなら、物販ではなくて、例えば飲食店を併営するとか、6次産業として、例えば友好都市の食材を使って何か料理を作って、アルコールを出さないと普通もうからないではないですか、商売は。ただ、そう言うけど店舗があまり広くないので、そこまでできないということもあるのでしょうから、これは抜本的に考えなくてはいけないと思いますが、その点いかがなのでしょう。
もう一つは、ここの成果として、地元商店街の活性化にも寄与していますと書いてあるのです。これも前から言っている話なのですけれども、具体的にどう寄与しているのでしょう。商店街にお客さんがいっぱい来てくれているのだったら、ほかのお店がもうかったら、それはいいのだけども、それはそんなに測ってもいないですよね。そこら辺、もうそろそろ本当に抜本的に考えないと、ずっとこのままずるずる来てしまうように思うのですけれども、そんなごく定番的な客数を増やすということだけでいいのでしょうか。社長に出てきて説明してほしいなと思いますけど、この辺いかがなのでしょう。まあ、これはすぐに改善する話ではないと思っていますけども、このままではまずい状況になっていますので、確認をさせていただきたいと思います。
そしてもう一つは、損益書を見ていくと、顧問料というのが払われていて、62万7,000円払っています。でも、この表では、62万払っていて利益が27万しかないというのは、この顧問は一体何をやっているのだと感じてしまうのですけども、それこそこの経費は、効果はどうなっているのか。この具体的な顧問の内容を説明していただきたいと思います。
なおかつ、役員報酬を6万円ですけども払っていますよね。こういう単価というのは、従業員の人の給料を削って経費を削減するのは簡単かもしれないけども、それをやってしまったら、逆にモチベーションが上がってこないではないですか。逆に言うと、経営が上がっていないというのは経営者の責任ですから、経営者の給料が下がるというのは分かるのですけども、でも、役員料と書いてあるのです、ここに。これは何か経営的に矛盾はないのでしょうか。この辺まで考えているのかどうかも御説明をお願いします。
4200【吉崎産業振興課長】 まず、役員報酬のところなのですが、こちらは、監査になっていただいている税理士の方にお支払いしている役員報酬でございます。
それから、顧問料につきましても、顧問税理士さんがおりますので、そちらの税理士さんへのお支払いということで認識をしております。
それから、先ほど御質問ございました商店会への寄与の部分なのですけれども、確かに、アンテナショップ単体で商店街全体を盛り上げるというのはかなり厳しいところがあるかと思いますが、数は多くはないのですが、実は、各商店会の中の個店、飲食店の方で、アンテナショップで仕入れをしてくださっているお客様もおりまして、そういったところで友好都市の、特に生鮮食品が非常に質がいいということで、リピートして購入していただいているというお店もございますので、そういったところで商店会とのつながりというのは一定程度あるのではないかなというふうに思っているところです。
4201【伊藤副市長】 実は、コロナ禍が逆に影響したのは、黒字だったのです。やはり外出控えとかもあったのか、友好都市に行く機会も減ったのか、売上げが好調で黒字でした。令和4年度は、やはり一番大きかったのは、物価高騰と光熱水費はかなり痛手でした。そのような中で、124万の赤字だったということかなというふうには思っておりますが、今、県のアンテナショップとかというのはよくありますけれども、友好都市のアンテナショップとして、いろいろなところのものが売っているというのが最大の強みかなというふうに思っていますので、例えば友好都市の飲み比べとか、食べ比べセットとか、そういういろいろな販売の仕方があるのではないかなというふうには思っておりまして、今、検討しているところです。
また、インスタグラムについては、毎日のように更新して今上げているのですが、購買層とインスタグラムの層とが合っているかどうかというのは1つありまして、ただ、両方にアプローチをかけて売上げを伸ばしていくのが、客数が上がっていくところかなというふうには思っています。
また、川名委員からもありましたけれども、試食すると販売数が伸びるとか、あるいは、多少やっているのですけれども、もうちょっと友好都市のものを使ったレシピを使うとか、今いろいろ社員の方と、事務局も含めて検討しているところですので、これで、7、8は黒字になっているので、このままいけば、今年については、昨年よりはいいのではないかなというふうに見ています。またぜひお店に足を運んでいただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。

川名ゆうじ
4202【川名委員】 毎回毎回期待してくれと言われて、期待して、ちょっと上がってはまたというのが繰り返しになっています。本当に抜本的に考えなくてはいけない時期ですし、これは外部の人からもっといろいろな意見を聴かれていらっしゃるのでしょうか。あまり市の職員だけでやっていてもしようがないし、逆に、今インスタというお話をしていましたけど、やはり年齢層はそこら辺の世代だったりしますよね。我々の世代は感覚も違うし、買い方も違うし、そこら辺は、ターゲットとする人たちに聞かないと、多分無理なのです。そこら辺、幅広く聴いていくということも今後やってもらいたいなと考えています。
今、1つあったのですけど、どこだったかな、やはりそういう飲食店であそこで買っているというお店があったのです。そう考えていくと、BtoCではなくてBtoBというのが結構これから大きくなってくる。そこである程度量を注文していただけるのだったら、その輸送コストも全部下げるということもできるではないですか。そう考えていくと、販売の仕方も考えていかないといけないのではないのかなというのは強く印象に思っています。ただ、本当にそれをいつまで待っていても全く変わらないので、これは早急な改善策を求めたいと思います。この点について御見解があれば、伺いたいと思います。
それと、次の質問です。先ほど創業・事業承継支援等々のことが付属資料の26ページに書いてあるのですけれども、こういうことが必要なのですけども、結果的に創業支援にどうつながっているのか。相談することが目的ではないですよね。以前も、補助金が出て創業支援をやっていて、一体何件創業して、そのうち何件が持続、要は3年普通は持たないですから、何年持続していって、最終的に税収を納めてくれるまでに、どう見ていくかという考え方があるのですけれども、今回の報告書は相談件数しか書いていないのです。それによって新しい事業がどう生まれてきたのか、事業が継承されているのか、そして、新しい企業が立ち上がっているのかどうか、これはなかなか難しいですけども、その辺の指標についても御説明をお願いいたします。
4203【伊藤副市長】 まず、麦わら帽子の件について私のほうから。抜本的な見直しという話ですけれども、そういうことも併せながら検討しないといけないなとは思っております。友好都市の皆さんと話をすると、必ずこちらに来ると麦わらに寄っていただいて、うちの町の、村の商品がこういうふうに売られているのだなと喜んで帰っていただいています。そういう意味では、今何が売れ筋なのか、友好都市の皆さんとも話をしなければいけないし、もうちょっと交流事業の色を濃くしてやるという方法はあるのかなというふうに思っています。どういうふうに販売していくかという意味でいうと、大崎上島町のレモンを大量購入していただいている飲食店さんがあります。だから、そういうふうに、どこかコラボではないですけれども、飲食店と組んで友好都市のものを使ってもらって、麦わらもアピールしてもらうし、武蔵野市の事業もアピールしてもらうみたいなものがもうちょっと展開できればいいなと思っています。何しろ社員が2人しかおりませんので、なかなか営業活動まで回っていっていないというのが現状ですけれども、そこは、私も含めていろいろ営業して工夫していきたいというふうに思っています。
4204【吉崎産業振興課長】 創業支援の部分について御質問いただきました。決算付属資料では26ページに記載がありましたが、確かにこちらのほうには創業件数等は記載しておりませんでした。事務報告書のほうですけれども、事務報告書の108ページに相談件数並びに創業者数というものを掲載させていただいておりますので、こちらを御覧いただければというふうに思います。
基本的には、創業相談をされた方につきましては、そのままもちろん御自身で創業されるという方もいらっしゃいますが、やはり御自身の資金だけでは創業することが厳しい方も多くいらっしゃいますので、その場合は、創業相談を受けた方をそのまま引き続き融資のあっせんの御相談のほうに切替えをスムーズにさせていただいて、創業融資のあっせんというような流れをつくっているところでございます。そういった形で、相談から入って、実際に創業するまでの支援のところを現在行っているところでございます。
以上です。

川名ゆうじ
4205【川名委員】 麦わら帽子をやると長くなりますので、本当にいろいろなことと関連しなくてはいけないし、交流事業というのだったら、それはもうお店の営業とは切り離して、そこは独自にやっていくということを考えたほうがいいのではないでしょうか。これだけほかのところでお金を出しているのであれば、事業目的を整理したほうが使いやすいのかなという印象を持ちました。
創業支援については、事務報告書に書いてあるのですけども、10件から16件ぐらいで、このぐらいだとまだまだこれからということなのですけども、その先のゴールとしてどこを設定しているのでしょうか。創業するのはいいのですけども、ある程度長くやってもらうのもいいけど、将来的にはやはり何%か成功していただいて、税収を納めてもらうというのが一つの目標というか、目的にはあると思うのです。よくあるのが、創業して、支援をもらって事業が成功しました、すごいお金がもうかりました、武蔵野市内にはそういう大きな場所がないので、違うところに転居してしまう。これは近隣市でもありますよね。事業が成功するとほかに出ていってしまっていて、結局何だったのという話になってくる。そうすると、事業自体の意味があまりないなという印象を持ってしまうのですけど、この将来的展望というのはどうお考えになっているのでしょうか。ここを確認したいと思います。
以前、結構吉祥寺にこだわって創業支援とかいう話もあったのですけども、やはり家賃が高いから、それは無理だよねというような話もあるし、もう少し違うところでやってもらうという手もあるし、この将来目標について、件数自体は分かったのですけども、将来のゴールへ向かって、では今年度こういうことができましたというのが、そういうバックキャストでやっていかないと分からないと思うのです。その点について御説明をしていただければと思います。
もう一つ、CO+LAB MUSASHINOについて皆さんからも質問があって、内容的には非常に面白かったなと思っています。期待をしています。こちらのゴールとしても、要は、将来的に商品化していく、それが武蔵野市のブランドになっていくというのが本当のゴールかと思うのですけども、この辺りのゴール設定というのはどうなっているのでしょう。これはこれからの事業展開なのですけれども、将来的に何かのイベントを実施するのではなくて、その先に一体何があるのかを明確にして、その手前としてここまでできましたという評価にしていかないと、また相談件数だけとか、何かやったになってしまって、せっかくやっている事業が見えにくくなりますので、この点についても御説明をお願いいたします。
4206【吉崎産業振興課長】 まず、創業支援のところなのですけれども、確かに、事務報告書に記載されている創業者数については、十数件から20人程度という形にはなっておりますが、武蔵野市が他市と比べまして特徴的に違うところは、連携機関と創業・事業承継サポートネットという連携体制を取っておりまして、協定を結んでおります。ここで金融機関も入っていただいて、各種創業支援機関と一緒に手を取り合って創業者を全体的にバックアップしていくという体制を取っているのが1つ大きな武蔵野市の特徴かなというふうに思っております。この創業サポートネット全体で見ますと、創業者数は毎年大体100名程度の方が市内で創業されているというところは数値として把握しております。
今後の展望なのですけれども、今、具体的な数値的な目標というのはないというのが正直なところでございます。そちらにつきましては、こういったサポートネットの連携機関の皆様と、年に数回会議体も持っておりますので、そういったところで今後の展望などについても御相談をしていければなというふうに思っているところでございます。
それから、CO+LAB MUSASHINOにつきましては、こちらは、先ほど申し上げましたとおり、市内の事業者様の連携を生み出していくというところで、継続的な事業者同士のつながりを生み出していくというところに大きな事業目的を持っております。そこで、昨年の反省としましては、1日の大きなイベントだけでは、やはりこういった継続的な事業者同士の連携というのはなかなか結んでいくのは難しいだろうというふうに思ったところで、今年、令和5年度につきましては、そういった1日単位の大きなイベントではなくて、小さなイベントに出店してみるであるとか、あとは、一番求めているところは、お店によっては、やはりイベントへの出店がそもそも難しいというお店さんも多数いらっしゃいます。したがいまして、やはりイベントに来ていただいて何かをするというよりは、今、既存の各店舗にいろいろな方に足を運んでいただいて、その店舗でCO+LAB MUSASHINOという形で売上げを伸ばしていただくであるとか、武蔵野市の魅力を発信していただくというところが一番いいのではないかなというふうに思いまして、令和5年度は、またこの辺りを試行しているという状況でございます。
以上です。

川名ゆうじ
4207【川名委員】 分かりました。これからの事業ですから、今のこともさらに活性化していっていただきたいと思いますし、これをやれば必ず成功するということもないでしょうから、いろいろな方面の努力をしていっていただきたいと思います。
これを言ったというのは、分身ロボットというのは御存じですか。障害を持っている方々が遠隔操作してロボットが接客したりするという会社があって、それは西久保に会社があったのは御存じですか。武蔵野市で創業しているのです。そのときに、ちょっと違うところで知り合って、いろいろ見に行って、そのときは別に行政にあまり期待もしていなかったので、単に場所が便利だから、家の近くだからと創業してやっていって、結局事業が大きくなると、やはり手狭になって出ていってしまったと。そのときは、市の福祉課に、何か国のモデル事業があるからそれをつないでくれという話もあったのですけども、実は、市と連携するという発想がなかったりする方々も多いと思うのです。逆に今、商品を売るとか、それだけの商売ではなくなっていますので、そういうところにもアンテナを伸ばしていっていただくことで、いろいろな事業が出てくるし、新しい将来の武蔵野、どこかの会派の名前みたいですけども、変わってくるかと思いますので、そういうところもアンテナを高く伸ばしていっていただければと思います。
以上です。

深田貴美子
4208【深田委員】 では、会派の東山あきお議員から資料請求をさせていただき、21ページです。多摩26市におけるスタートアップ(ベンチャー)支援ということで、今、他の委員の方々からもたくさん質問が出ましたが、むさしの創業サポートネット様を通じて創業支援を毎年100社程度行っている、この費用対効果をしっかり検証してほしいということです。平成26年から令和4年度まで具体的にどれくらいの企業が、相談はこの事務報告でありましたけれども、結果的に税収面で貢献があったかということについては、現状どうなっているのでしょうか。
4209【吉崎産業振興課長】 創業支援のところにつきましては、税収面というところにつきましては、申し訳ございません、私どものほうでは数値をつかめていないところでございます。ただ、想像としては、やはり創業したばかりの事業者様ですので、そんなに急激に売上げを伸ばすという方も少ないだろうというふうには思っておりますので、大きくは、税収への貢献というのはそんなに望めないのではないかなというふうに思っているところです。

深田貴美子
4210【深田委員】 おっしゃるとおりなのですけど、結局、税収につながらないところに課題をお持ちでいらっしゃると思うのです。そこをきちんと分析していくことによって、課題を御一緒にクリアしていく、育っていただく、そこが今一番必要なのかなと思います。そういう意味においては、むさしの創業サポートネット様、もう長く御貢献いただいておりますので、様々な課題を、御苦労も御認識のことと思いますけれども、何か御意見等、要望等は市のほうには承っているのでしょうか。
4211【吉崎産業振興課長】 直接、創業された事業者の方からお声をいただくということはほとんどないという状況です。ただ、サポートネットの中の連携機関の間では、創業するまでの支援体制というのは、大分このサポートネットで充実したものができてきているよねという意見がございました。一方で、創業した後も引き続き伴走支援をするような仕組みというのは何かできないだろうかといったところは、このサポートネットの中でも御意見として出ているところでありますので、その辺りは今後研究してまいりたいというふうに思っております。

深田貴美子
4212【深田委員】 ぜひとも、吉祥寺で成功するという若い人たちのチャレンジの一つの試金石というか、そういうチャレンジ事業であってほしいと常々願っていますが、お願いしたいと思います。
それから、農政に関わることなのですけれども、本会議場でも申し上げましたが、今、地下水の汚染、土壌汚染、このことが非常に心配されています。農水省のレギュラトリーサイエンス研究推進委託事業ということで、近々公表されるというふうに聞いております。その際には、緊急対応として、次年度予算に産業振興課さん、農政担当として対応を御検討いただくという理解でよろしいでしょうか。
4213【吉崎産業振興課長】 今御指摘いただいた農水省のほうで行っているレギュラトリーサイエンス研究推進委託事業なのですけれども、私のほうでも少し農水省のホームページを見させていただきました。今年度、令和5年度予算でも取り組んでいるというところで、こちらが、研究実施期間が令和5年から令和9年という非常に長い研究期間を取っておりましたので、恐らく、この短期間で何かすぐに指針が出るのは難しいだろうというふうに思っております。したがいまして、現時点で我々のほうで、市単独で何らかの予算措置をするというのは、金額の根拠等の作成が非常に難しいかなというふうに感じています。

深田貴美子
4214【深田委員】 確かにおっしゃるとおりなのですけれども、何しろ口に入るものですので、私どもも何らかの情報提供を国のほうには求めていきたいと思っているのです。そうでないと、先ほどから御答弁いただいている麦わら帽子さんでも、たしか地場野菜を取り扱っていただいていますし、それから、子どもたちの学校給食の影響もございますし、それこそ農業者さんの生活の問題もございますので、想定をいろいろ組み立てながら、情報の収集に努力をしていただきたいというふうにも思います。こちらも協力をしていきたいと思います。
それから、ふるさと納税の件なのですが、結局のところ、入りに対してどれだけのコストがかかっているかということがさっき本多委員からの質疑で分かったわけですけど、大体ざっくり考えて2,000万ぐらいの事業収入があったかなという結果になっていると思うのですが、どうも聞くところによると、市外にお住まいの職員さんがふるさと納税してくださっているという話を聞き、これはもう涙ぐましい努力になってきているかなという気はします。そういう意味では、これもどこかできちんと本市に関しては検討しなければならない。もしくは、調布市さんのように楽器を寄付してもらうみたいな、ああいう組立てに活用していくとか、それから、市外の方から声を多く伺うのは、武蔵野市さんはアニメの作家さんがたくさんいらっしゃいますよね、版権の問題はあるけれど、原画とかセル画とか、そういったものは納税の返礼品とかにはならないのですかという、こういうお問合せは結構あります。御検討いただいているでしょうか。
4215【吉崎産業振興課長】 ふるさと応援寄附の部分につきましては、先ほども答弁させていただきましたが、大体、ふるさと応援寄附の募集に要した経費、いわゆる事務にかかった経費というところは、48%程度がかかっているというふうに算出しております。したがいまして、残りの52%ぐらいが実際の市の歳入になっているというふうに理解しております。
また、返礼品のところなのですけれども、確かに、市内にはアニメ制作会社、それから漫画等の版権をお持ちの方も多数いらっしゃいまして、我々も何とかそういった方々の御協力をいただけないかなと思いまして、商工会議所等とも連携をしながらアプローチをし続けているところでございます。こちらにつきましては、委員おっしゃるとおり、版権の問題というのがやはり一番大きな課題となっておりまして、なかなか簡単にはいかないというのが我々も分かってきたところではありますが、ただやはり、市の魅力の一つではありますので、引き続き検討はしていきたいなというふうに思っております。

本間まさよ
4216【本間委員】 では、有機フッ素化合物のことですが、農業委員会で、こうした有機フッ素化合物のことについての議論とか、意見とか、そうしたものが行われているかどうかというのをまず確認をさせていただきたいと思います。
4217【吉崎産業振興課長】 御質問の件ですけれども、農業委員会では、現在のところ、特段こういったPFOS・PFOA等に対する議論というのはなされていない状況でございます。

本間まさよ
4218【本間委員】 御心配をされていたり、また、いろいろ考えていらっしゃる方もいらっしゃるのではないかなというようには思っております。土壌の検査等についてもいろいろな御意見もあるというように思っていますので、市としても、農業委員会、また、農業者の皆さんからも御意見をよく聴いていただいて、市としてできる対応や、また、国、東京都への要望等もぜひ行っていただきたいというように思いますので、もし何かありましたら御答弁いただきたいというように思います。
2つ目は、緊急経済対策の結果報告を読ませていただきました。大変調査していただいて、今後にもつながる調査ではないかなというように思い、とても私を含めて勉強させていただきました。2点伺いたいのですが、1点は、くらし地域応援券。これは、見させていただくと、大変利用されているということはよく分かるのですが、応援券が届かなかったというのも問合せの中に数値としてあるのです。この実態というのをどのようにつかんでいらっしゃるかというのを1点伺いたいというように思います。
4219【吉崎産業振興課長】 私のほうからは、まずフッ素化合物に関するところの御質問にお答えをさせていただきます。こちらは、先ほどもほかの委員にも答弁をさせていただきましたが、現在、農林水産省、環境省など、国のほうで調査をしているというところですので、我々としては、そういった調査結果の情報提供を速やかに行っていただきたいというところを訴えていきたいなというふうには思っております。現段階では、飲料水のような基準値というものが農業用水には特にないという現状でございます。したがいまして、基準がない以上、検査をしても、その基準値を超えているか、超えていないかも分からないというところがありますので、現状は手の打ちようがないというような状況かなというふうに思っておりますので、これは国のほうに、そういったところへの対応の方針、指針等を速やかに各自治体に提供していただくように求めていきたいなというふうに思っております。
4220【尾崎経済対策調整担当課長】 応援券が届かなかったということの把握なのですけども、こちらにつきましては、第2弾のときが36件ありまして、パーセンテージ的にいいますと0.05%、人数的には49人いました。今回の第3弾ですと50件ありまして、90人が該当者になりまして、0.07%というところで、届かなかったというか、届かなくて市のほうに御相談にいらっしゃいまして、そこで再配布をしたケースです。ただし、あくまで再配布というのは制度的に認められているものではなくて、御相談していただいた結果、市のほうでもいろいろ調査をしまして、その結果として再配布したというケースになります。
ただ、一応今回、応援券の仕組みとしましては、日本郵便のほうで配布記録を取っているのです。ただ、配布記録を見ると届け済みになっているのですけども、ただ、やはり届いていないということになりますので、そこは、御本人様のいろいろ事情を聴かせていただいて確認したり、場合によっては職員のほうで郵便ポストを見に行ったりとか、その辺の状況を含めて、その結果として、審査の上で再配布をしているという状況になります。
以上です。

本間まさよ
4221【本間委員】 有機フッ素化合物については、武蔵野市でも、個人が心配されて個人の方の井戸水を検査して、数値が高かったということが週刊誌等でも話題になってしまった一つの原因だというように思っているのですけれど、いろいろ御心配されている方はいらっしゃると思いますので、ぜひ対応はしっかりやっていただきたいなと思います。
くらし地域応援券なのですけれど、ここには、今御答弁いただきました件数は、御本人から届いていないですよとお知らせがあった人たちだというように思うのです。私、ちょっと連絡させていただきましたが、その高齢者の方の中には、制度そのものをよく分かっていなくて、自分は使ったことがないという話で、それが、集合住宅にお住まいの同じ棟の方で何人かいらしたということで、市のほうに問い合わせさせていただいたら、集合住宅の場合、基本的には集合ポストに配布している。だけど、それを個々のポストのほうにというような、改善というようなことも言われたのですが、実際は、この数値よりも、私もそういう御相談というか、話をしたらそういう実態が分かったということなので、御本人には届いていなかったということもあるというように思うのです。それはなかなか難しいことで、先ほど、紙でやるのかどうかというのが今後の議論だというお話でしたが、そうした課題というものについてはどのように考えていらっしゃるかということを伺いたいのと、もう一つは、結果報告書のところの今後の経済対策、53ページのところに、今後必要と思われるというような中身が幾つか書かれておりますが、これは今後、対策を産業振興課として進めていこうということで考えていいのかどうか、確認をさせてください。
4222【尾崎経済対策調整担当課長】 まず1点目の、応援券が集合住宅へ届かなかったという件なのですけど、こちらのほうは、確かにそういうお声がありまして、こちらのほうでは、一応警察のほうにも確認はするのですけども、ただ、特に警察のほうでは動きが何かできるわけではないというところがあります。あと、戸別のポストのほうにも投函できないかというのは、実は第1弾からこういったお話はありましたので、郵便局さんのほうにもいろいろお願いしてみたのですけど、やはり原則は、集合住宅の場合は集合ポストのほうで、戸別のポストのほうには配達できないというところはありました。
今後、こういう紙の場合に配達するかしないか、そういうことの問題をどう解決するかということについては、いろいろ本当に第2弾、第3弾でも、このことについては非常に大きな問題ですので考えたのですけど、なかなかいい方法がなくて、やはり個人の方なので、本当はポストに鍵をかけていただいたりとか、それがやはり原則的な話だと思っております。ただし、デジタル化すれば、他市ではそういった問題が生じないということも十分心得ていますので、そこは今後含めて考えていきたいというところが1点目の回答です。
2点目の今後必要がある場合についてということなのですけれども、こちらについて、53ページのほうは、まず1つ目、実際4つ、1番目が市内経済の実態把握、2つ目が事業者支援策の横断的な案内とあるのですけど、市内経済の実態把握については、通常時の経済対策のほうでも十分必要なことですので、こちらについては今現在も考えているところです。
2番目の事業者支援策の横断的な案内については、こちらについては、どちらかというと、実際に今回のコロナのような大きな問題があったときに発生する問題ですので、そこはそのときにと考えています。ただ、現在でも、基本的に国や都の施策については、市の職員のほうで把握する必要があると思いますので、そちらは勉強会とか、そういうことでやっていきたいと思っています。
3つ目の資金繰り支援についても、こちらについても、今でも一応検討段階ですけども、今後考えていくというところで進めております。
4番目の市内商工団体との連携については、こちらは通常の経済対策についても、当然今までもやってきたことですけども、今後も引き続き同じように進めていくというところです。
以上です。

道場ひでのり
4223【道場委員】 まず2点、確認というか、方針をお聞かせください。
農業の件なのですが、この間、市民農園が閉鎖されるというのがあったのですけども、農地をどうやって確保していくかとか、いろいろなそういう視点があるのですけれども、クレスコーレという中で、農業の体験みたいなことを該当する市民農園でやっていると思うのですけど、閉鎖された後どうやっていくのかなというのがまず1点。これはもともと令和4年で継続されていることなので、この先のことにも絡みますけど、一応その方針を教えてください。
それと、こっちはちょっと大きいのですけど、先ほどほかの委員もちょっと言われていましたけど、商工費の割合です。商工、要するに投資的な意味として、全予算から見ても商工費というのは1.94%しかないのです。それも、今回は応援券を含んでのことです。応援券が商工費の中で59%。これがなくなったらどうなるかといったら、結局、5億9,900万だから0.79%、物すごく小さいのです。これでいいのかと。やはり商売というのは民間が引っ張っていくものだから、これは致し方ないのだけど、あまりにも桁的に大丈夫なのかなと。この2点、まず御確認ください。
4224【吉崎産業振興課長】 まず、農業費のほうの御質問ですけれども、こちらは、確かにクレスコーレという事業が御殿山市民農園の一部を使って実施されております。ただ、こちらにつきましては、教育委員会の教育費のほうで行っている事業となっておりまして、今後どうするかというところについては、現時点では、まだ我々も報告を受けていないところでございます。
4225【田川市民部長】 商工費全体の規模感、ちょっと少ないのではないかというふうなことのお話かと思います。前をひもとくと、以前は産業振興課というのは生活経済課という名前でありました。第二期産業振興計画が策定されるのと同時に、産業振興に力を入れていこうということで、産業振興課になったという経緯があるのですが、そのタイミングでちょうどコロナになって、さあこれから頑張ろうといったときに、なかなか出ばなをくじかれたというようなところはあったかと思います。ただ、このコロナの何年間かを後ろ向きに捉えるのではなくて、尾崎のほうもかなり精緻な報告書を作って皆さんにお示ししたとおり、我々としては学びがいっぱいあったのだろうなというふうな捉え方をしています。
そういった意味でいうと、今、令和4年の決算という形ではこの数値ということにはなっておりますが、今策定中の第三期の産業振興計画、そういったところにもひもづきまして、何が必要なのか、ただのべつ幕なしに規模を大きくすればいいということではなくて、やはり必要な予算を必要なところに投下するというふうなところというのは、我々としては考えているところです。
現在の規模感というのは、確かに自分も所管になったときに、若干、全体の中でいうと何%という世界だったので、ちょっと寂しいなというふうに思っていたところが印象としてはありますが、それこそ必要なところに対して、我々はまちの人たちといろいろなチャンネルも持つことができましたし、いろいろな学びの中で次の展開をまた考えていければなというふうに思っているところです。
以上です。
4226【吉崎産業振興課長】 失礼いたしました、先ほどの答弁で一部修正をさせていただきます。クレスコーレにつきましては、今後について未定というところは変わらないのですけれども、教育の担当部署のほうからは、現在、閉鎖も含めた形で検討をしているという報告を受けているところでございます。
以上です。

道場ひでのり
4227【道場委員】 分かりました。のべつ幕なしに投資したって駄目ですよね。当然そういう分析をした上で、しっかりと効果のあるものを、投資というか、種を植えて育てていっていただきたいと思います。
次の話なのですが、麦わら帽子の話で、私は地元になるのですけれども、あの商店会には随分お世話にもなって。覚えていらっしゃいますよね、4年前、平成30年の決算委員会のときに、ちょうどこういうようなこの時期です。私が、あの麦わら帽子がどうやって成功していくかという話をしたときに、マーケティングの4Pという話をしました。何が足りないのかなという話をしていて、当時、プロモーションがやはり問題なのではないですかという話をしていたわけです。その辺はどう改善されて、要するに運営自体がちょっと変わったので、それはまた違う側面があるのですけれども、その4Pのところでいうと、どういうものが実ったのか、御答弁をお願いします。
4228【吉崎産業振興課長】 当時、道場委員のほうから4Pの御指摘があったのを私も記憶しております。そのうち、プロモーションに関しましては、先ほども少し触れましたが、SNSの利活用というところを進めてきたというのが1つ大きな進展かなというふうに思っております。当時は、アカウントは持っていたものの、特に発信をしていなかったという状況がありましたが、これを積極的に運用し始めたというところで、さらにはツイッター、現Xですが、こちらを中心に、フェイスブック並びにインスタグラムもスタートしたというところで、今現在は、毎日投稿して更新をしているというような形で、SNSの運用を積極的に行ってきているというのは1つ大きな違いかなというふうに思っております。
それから、近隣に来店してもらうというところが大きな売上げ貢献につながりますので、近隣にお住まいの方、それから武蔵野市内にお住まいの方にもプロモーションしていくというところでは、福祉部門のほうと少し連携をさせていただいて、福祉団体の会合等に冒頭出席をさせていただいて、そこでチラシをお配りしたり、商品のPRをしたりと、行ってきたというところがございます。そこがプロモーションのところでは1つ大きく改善したところかなというふうに思っております。

道場ひでのり
4229【道場委員】 すごくいいものを置いてあるのです。値段も別に、何か輸送費を載せたりしてあるわけでもない。プライスやプロダクツというところでは問題もないわけです。あとはいわゆるプレイス、場所というか、流通とかプロモーションになるわけですけど、先ほどほかの委員からもありましたけど、結構プロモーションは、やはりどうしてもあれは大きな投資を必要とするものですから、大変なのですけど、そうやってSNS等で発信されるのは、これはいつか何かつながるものがあるのかなと。あともう一つのプレイスというのは、場所、要するに位置的なものもあるのですけど、流通も意味するわけです、どう流れてくるか。そうすると、先ほどほかの委員からもありましたけど、すごくいいもの、例えば私なんかよく沖漬けとかおやきとか買うのですけど、おいしいのです。だから、ああいうものが、例えば吉祥寺の店の中でやっているもので、こんなおいしいものがあったら、どこに売っているのという話で、これもある意味の流通のプレイスとプロモーションを交ぜたやり方なのです。そういうことをどんどん活用して、花を咲かせてください。本当にいいものが置いてあるので、あそこはいいと思いますので、これから頑張ってください。私もしっかり応援させていただきます。買わせていただきますので、頑張ってください。これは応援のメッセージです。
以上です。

木崎剛
4230【木崎委員長】 以上で第5款労働費、第6款農業費、第7款商工費、以上3款の質疑を終わります。
説明員交代のため、暫時休憩をいたします。
○午後 4時11分 休 憩
────────────────────────────────────
○午後 4時16分 再 開

木崎剛
4231【木崎委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、第8款土木費の審査に入ります。
直ちに質疑に入ります。

さこうもみ
4232【さこう委員】 保存樹木の指定に関して伺います。要求資料で出していただいた40ページにあるものです。2018年から5年間で、毎年新規の指定というのはどんどんしていっていただいているというような認識はしているのですけれども、やはり解除がかなり多くて、そうして本数自体は年々減っていってしまっているというところなのだなというのはこれで分かりました。出していただいてありがとうございます。
幾つか伺いたいのですけど、2021年、2022年が新規の指定本数が1桁で結構少ないので、そこの理由と、あと、解除したものに関して、一度相続で解除になってしまったもので、再度指定があったものと、切られてしまったものとか、なくなってしまったものというのはどういう状況なのかというところ、解除したものの内容、その後について伺います。
4233【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 保存樹木に関する御質問です。
1点目の、新規の本数がこの令和3年、4年は少ないということで、理由としましては、大体大まかに、基準に合致した民間の樹木は、ほぼ保存樹木の指定が進んできているので、なかなか進まなかったのかなと思います。
それから解除なのですけれども、解除後は、大体ここに主な理由と書いてあるのですけども、この限りではなくて、確かに相続で宅地が分割されて開発ということで切られてしまうパターンは多いのですけども、あとは民有地だったところを市が取得することで保存樹木から外れるケースもございます。一旦民有地につきまして保存樹木を解除した後というのは、大体のケースでは伐採とかをしてしまっているので、同じ要素の樹木が復活するということはありませんので、開発に伴ってですけれども、緑化指導ですとか、まちづくり条例に伴って、敷地内の緑化、20%を御協力くださいということで保っていくというようなことをしております。
以上です。

さこうもみ
4234【さこう委員】 ありがとうございます。ほとんど伐採になってしまっているというところで、個人が所有しているもので、切らないでくださいというのはなかなか難しいというのはもちろんなのですけれども、やはり相続のタイミングというのが結構大きいのかなと思うので、例えば事前に何か、なるべくなら切らないでくださいみたいな書類を渡すですとか、コミュニケーションを取るとか、相続の部分に関して、何か対応策とか、市として今検討していることというのはありますでしょうか。
4235【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 基本的には、所有者さんが個人ですので、なかなか強制力というのはないところでございますが、相続に伴って解除するというお話、相談も受けることになりますので、その段階で、開発の中でも、なるべく残していただけないかというような協議はさせていただいているところです。

さこうもみ
4236【さこう委員】 ありがとうございます。個人の所有なので難しいところはあると思うのですけれども、やはり民有地の自然というものを、緑をどう守っていくかというのは、景観としてもすごく大事だと思うので、ぜひ丁寧に進めていっていただきたいなと思います。
吉祥寺のまちづくりは聞けなかったので、皆さんに託します。
以上です。

小林まさよし
4237【小林委員】 土木費、よろしくお願いします。令和4年度、自転車対策事業のほうをまず伺いたいと思います。
消防団第2分団隣地の土地購入費に5億1,850万円の税金が投入されたと認識しています。これは吉祥寺本町1丁目27街区の土地費用、土地購入ということだと思うのですが、この土地は、限定価格というもので評価されたと認識しています。伺いたいのは、正常価格、限定価格の考え方について分かりやすく説明していただき、その上で、この土地をなぜ限定価格として評価したのか。そして、正常価格は幾らで、限定価格は幾らで、その正常価格と限定価格の差が幾らになったのかなどの理由を含めまして、この土地を購入した5億1,850万円の根拠を分かりやすく、具体的に御説明をお願いいたします。
4238【上島用地課長】 27番街区の土地につきましては、限定価格ということで購入しております。通常、土地の購入については、正常価格ということで、単体の土地を評価するということになりますけれども、限定価格ということは、特によくあるのが、隣地の土地と合併することで、その土地の価値が上昇するというところで、総合的な評価としては上がるというところの価値でございます。そこの土地につきましては、単体価格、限定価格を比べた場合に、基本的には不動産鑑定士の方が、そこは、そういうような形で2つの土地が合併することで土地の評価が上がるということで評価したものでございまして、今手元に細かい数字はないのですけども、たしか4%上昇するという形で価値をつけているというところでございます。

小林まさよし
4239【小林委員】 質問に御回答いただけなかった部分を私のほうからお知らせすると、正常価格が4億9,520万円かな、限定価格は5億1,890万円、その差額が2,370万円というようになっています。これが4%に該当する部分。これは、隣の土地が合体するというか、この表が今回の駐輪場の、消防団第2分団の土地の図面になります。こっちが消防団第2分団、ここの部分が購入した土地。今回、資料とか見ると、ここの間口が広がったということで、その利用効率が高まるというのですか、それによって、この土地を買うときに、全体的な土地の評価が4%上がるので、それが先ほど申し上げた2,370万ぐらいかな、だと思うのですけども、上がることになった、このような理解でよろしいでしょうか、伺います。
4240【上島用地課長】 委員おっしゃったように、間口がまず広がるということがあります。あとは、北側の小さい土地が、建物を建てるときと、南側の購入した土地、建物を建てたときに、例えば出入口等が1つになることによって有効な土地が増えるということもありまして、有効な床面積が増えるということを踏まえて間口が広がる、そういったものを含めて4%というふうに不動産鑑定士の方からは聞いておるところでございます。

小林まさよし
4241【小林委員】 面積が広がると、例えばトイレは10平米だとした場合、面積が広がった分だけ、でもトイレは大きくする必要ないですし、利用効率が上がるということです。レンタブル比が上がる、こういうような考え方があると思います。そういう中で、この4%の評価を加えたことについて、財産価格審議会でどのような議論がされたのかを教えてください。
4242【上島用地課長】 財産価格審議会の中では、4%がおおむね妥当であろうということになったというふうに記憶しておるところでございます。

小林まさよし
4243【小林委員】 記憶しているということなのですけど、私が財産価格審議会の議事録を見ると、そうでもないのです。指摘されたことを申し上げます。1つ、収益還元法により価格を出して、その差が4%であるならばよいが、建物の設置ではなく、駐車場が増えるくらいで、間口が広がるが形が悪くなる。1者鑑定のため、その辺を確認したいという内容の質問がありました。また、もう1者鑑定を取り、相互に検討したほうがよいというような2者鑑定の必要性も指摘されています。また、審議会の会長からも、限定価格での評価はめったにないから、どうしてそのような差になったのか、裏づけを確認したいというような指摘がありました。私の認識では、この土地は不整形な形になっているのです。第2分団のほうが奥行が狭くなる、不整形になる。一般的に土地が広がると確かに有効利用できるのです。それはただ、建物が整形だったらそうなのです、四角形そのまま。でも、この場合、では間口が広がったと。ではこれに沿って建物を建てましょうといったときに、その建築コストというのはどうなのでしょうか。普通に考えれば高くなりますよね。私のほうが不動産鑑定士の先生に聞いたのは、こういう不整形な形では、この4%を増価するということは通常ないというような形で聞いています。この点について、だからこそ、財産価格審議会の先生方も、裏づけを確認しようというような話があったと思います。この2者鑑定だったり裏づけの確認はしたのか、御回答をお願いします。
4244【上島用地課長】 もともと限定価格につきましては、1者鑑定というところで、それも含めて審議会の中で審議していただいたところでございます。委員おっしゃったような、そういった意見を言った財審の委員の方もおりましたけれども、最終的に総合的な話としては、全体的な中身としては、その4%が妥当ということの結論に至ったということでございます。会長が言っていた、そういった裏づけ等も確認しているところでございます。それが先ほど言った、間口だけではなくて床が増えて有効利用の面積が増えるというところでございます。

小林まさよし
4245【小林委員】 私は、収益還元法とかを使って4%の裏づけを確認したのかということを伺っています。御回答ください。
4246【上島用地課長】 最終的には不動産鑑定士さんの判断ですので、そういったことを、細かいというのですか、収益還元法のどのぐらいの数字というところは聞いていなくて、床が増えることによって総合的に4%というふうに聞いているところで確認しているところでございます。

小林まさよし
4247【小林委員】 確かに、床面積が増えたら土地価格が上がるという考え方は私も同意するところでありますが、やはりこの土地は不整形なのです。これで土地を買ってここに建物を建てても、有効利用にならないわけですよ、建設した側にしてみると。なぜなら、コストが余分にかかるから。これが目いっぱい四角形であるならば、こういう土地を持っていて、こういう下の土地を買いますというのであるならば、この分だけ広くなりますから、当然、有効価値が4%の増加というのは考えてもいい。別に普通にもともと四角形で建てるものそのままです。この不整形な土地の枠組みに建てる必要がないので、建設コストも安く済みます。吉祥寺の駐輪場のほうはそういう形だったのです。大通りに面するところ、奥行き6メートルのところを、駐輪場を買ったおかげで17メートルか何かになって、とても有効に資産価値が上がる、整形な形になって土地の評価が上がった。それは市が提供したのです、そういう形で。でも、これはやはりちょっと違うと思うのです。いかがでしょうか。もう一度これに対して、それでもやはり4%上がるのが妥当と思われるのか、教えてください。
4248【上島用地課長】 土地の価格につきましては、限定価格であるかどうかも含めて、不動産鑑定士の方の判断でございます。その判断したものについて、最終的に財産価格審議会の中で判断されたというところで、複数の不動産鑑定士による評価による最終的な結果というふうに考えているところでございます。

小林まさよし
4249【小林委員】 これ以上議論しても平行線になりますので、これ以上はお話しするつもりはないのですけれども、時間もあります。私は、正常価格の評価というところも議論があるとは思っているのですけれども、少なくとも、この4%増価されて評価された、その価格が2,370万かな、多少違うかもしれないのですけど、そのぐらいの金額というのは、市は、本来は1円でも安くこの土地を買わなければいけないという最少経費最大効果の考え方からすると、これは当てはまらない。4%をここで認めることなく、必要だったら2者鑑定して、これは正常価格で評価されたものとして購入するべきだった。不要に2,370万、少なくともこのプラス4%の増価分の税金を支払った、このような事業だったというように私は考えています。もし御意見あったら教えてください。
では、次の質問をさせていただきます。吉祥寺南口開発事業を中心とした南口の再整備についてお伺いしたいと思います。この事業は、当初予算が8,026万円ということですが、補正予算で6,294万減額しているというところで、都市計画道路3・3・14号線の用地買収とかという話があるのですけども、ここら辺について、もう少し分かりやすく説明していただくことをお願いしてもよろしいでしょうか。
4250【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 こちらの金額については、吉祥寺の都市計画決定している南口の駅前広場の用地費や整備費、あとは調査費等が入っているものになります。実際に用地交渉が進んで購入できたときには、この金額では恐らく購入できないので、補正をして金額を積み増して購入をすることになるのですけれども、今現在はなかなか同意が取れていないので、予算を落としているというような状況になります。

小林まさよし
4251【小林委員】 これは少なくとも3年間は減額しているのです、直近3年間。そもそもこれでも足りないで、もしくは、なんだったら補正しなければいけない。補正するとなるとどのぐらいの金額が必要になるのですか。補正するのはいいのですけど、だとすると、この6,294万、毎年減額するのに、当初予算で計上する意味が、すみません、理解できないです。その点についても御説明ください。
4252【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 何で六千何百万なのかというお話なのですけれども、ちょっと手元にないのですけど、具体的に用地費が幾ら、調査設計費が幾らというのは内訳がございます。ただ、実際買える範囲、対象になる面積等も分からないものでございますから、一度に大きな面積が買える場合もあるし、大きな面積が買えない場合もあるということで、数年前からこの金額で計上させていただいているというものでございます。

小林まさよし
4253【小林委員】 ごめんなさい、細かい話になってしまうのですけど、では、一番小さな土地のケースで6,200万円程度ということはあり得るのですか。
4254【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 残っている場所が4か所ございまして、その一つ一つの面積はかなり大きいものでございますから、実際にどの1か所であっても、全ての面積を一度に購入すると、もっと多大な金額がかかると思います。ただ、実際に全てを今利用されていない方もいらっしゃいますので、どういった購入の仕方になるのかは私どもには分かりかねるところなので、何で6,000万かと追及されると、なかなか答えづらいところがあるのですけども、従前からその価格で積ませていただいているという答えになってしまいます。

小林まさよし
4255【小林委員】 分かりました。ただ、この金額の計上の仕方については、予算、今年度これからという話になると思うのですけど、ちょっと考えたほうがいいのではないかなというふうには思います。計上するなら必要な金額であったり、しないならしないとか、そこら辺は一定区別しないと、これは何のための6,200万円か全然分からないまま、このまま予算が計上され続けてしまうということになってしまうので、御検討いただきたいと思います。
こちらの交通環境基本方針の策定に向けた考え方の16ページかな、今後の進め方というところに、令和4年から令和7年以降のそれぞれの進め方のイメージがあるのですけど、一番下のところに、用地折衝・関係者協議・整備とあります。ここら辺について、令和4年度はどの程度やったのかというのと、今後のイメージを教えてもらっていいですか。よろしくお願いいたします。
4256【上島用地課長】 南口の交通広場につきましては、平成14年から事業ということで交渉しているところで、今、土地の進捗率が47.7ということで、残り4件の方で比較的大きな敷地があるというところです。そこの敷地の4名の方には、年に数回折衝しておりまして、あまり細かいことは、今折衝中なのであれですけども、基本的には代替地等を求めている場合が多いので、そういったものを紹介しながら、事業に協力していただけるように毎年交渉しているというところでございます。ですので、いつ買えるかというのもなかなか、事業をやられる方もいらっしゃるので、その方の様子にもよりますし、あとは代替地、新しい土地が出てくるかどうかというところにもかかってくるかというふうに考えております。

小林まさよし
4257【小林委員】 代替地というのであるならば、売却してしまった駐輪場が適当だったのではないかなと私は個人的には思ったりするところなのですけども。
そういう中で、関係者協議というところについてはどのような状況かを教えてください。
4258【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 関係者協議というのは、交通環境基本方針策定に向けた考え方の今後の進め方のところに書いてある関係者ということでよろしいでしょうか──ありがとうございます。そういう意味で答えさせていただくと、この考え方に書いてあるとおり、今年度は、吉祥寺大通りへ井ノ頭通りにあるバス停を幾つ移設できるかを検討しているところでございます。そういう検討をしているということを、既に例えばバス事業者さん等にはお話をしているところでございまして、今後、もう少し検討が進んで、具体的に何台だとかという話が出れば、例えば、今入っている小田急バスさんだとか、京王バスさんだとか、あとはタクシー事業者さん等について具体的に話をしていこうと思っています。そういった交通関係の方以外にも、近隣に土地を持っている方とかにも、誰に言ったとはここでお話しできないのですけれども、何人かの方には、こういう計画があって、企画さんのほうでやっているものと一緒に南口のまちづくりを考えていっているという話を説明しに行っているところでございます。

小林まさよし
4259【小林委員】 ありがとうございます。分かりました。ここら辺についても、用地折衝、関係者協議、丁寧に、でもやはり積極的にやってもらわないと、この話は本当に大変だと思うので、大変というか、やらなければいけないところではあると思うのですが、そういう中でも、なかなか進まない、時間がかかるような話だと思うので、積極的にやってもらいたいと思うのですけど、ちなみに、4件の土地ということなのですが、これは全部で何平米であるというふうに考えていいのか、これを教えてもらえたらお願いします。
4260【上島用地課長】 4つの土地で約714平米という形になっております。

小林まさよし
4261【小林委員】 714平米というと幾らかな、50億ぐらいかな。分からないですけど、ざっくりイメージ、違うのかもしれないですが。そういう中で、吉祥寺まちづくり基金積立金残高というのが今年度47万6,950円積み立てられています。この残高が大体幾らなのかというのと、この水準にしている、大きく令和元年かな、あるいはその前から変わっていないのですけれども、その点について、幾らを基準と考えているのかを教えてください。
4262【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 まず、そこに書いてある47万幾らというのは利子になります。基金で積み上がっている利子を書いたものでございます。実際に積み上がっている金額は、約47億円ぐらいの額が今積み上がっているところでございます。

木崎剛
4263【木崎委員長】 その47億を積み上げている基準みたいなものというのはあるのですか。理由と表現するのかな。
4264【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 ここで答えられるといいのですけれども、基金については財政課のほうで積み上げているものでございまして、ここでお答えすることはできません。

小林まさよし
4265【小林委員】 ここでお話しすることではないということなのかもしれないのですが、やはり固定資産税が上がっている、税収が増えているというところはあると思うのですけど、一方で、裏返せば、まちづくりについてもそれなりにコストが増えているということだと思うのです。そういったことを考えると、この金額で妥当かという問題意識を私はどうしても感じてしまうのですけど、その辺についての御見解を教えてください。

木崎剛
4266【木崎委員長】 答えられますか。
4267【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 吉祥寺まちづくり基金というものが、必ずしも用地費のために積み上げているものではないものでございますから、今後、例えば南口を整備するときに、どのような形で整備をするのかにもよって、支出される金額というのは大きく異なってくると思いますので、今この金額が、これも妥当かと言われるとなかなか答えづらいところなのですけども、今後の展開によっては、妥当にもなり得るし、妥当になり得ないということがあると思います。

小林まさよし
4268【小林委員】 ありがとうございます。先日もお伺いしたことになるのですけれども、この南口の再整備について、やはり優先課題として、計画を前倒しで対応する必要があるのではないか、このような問題意識、危機感的なものを持っています。この点について改めて御見解を伺いたいのですけれども、いかがでしょうか。
4269【中迫吉祥寺まちづくり事務所長】 これは単独で今やっているものではなくて、まちの将来像立案というものとペアを組んで動いているものでございますけれども、これも含めて、まちの将来像立案に当たっては、パークエリアに関する、交通だけではないそのほかの問題意識というものも地域で共有する必要性があると思っています。そういった課題を抽出したり、あと、協働して立案していく、そのためには、単に行政が一方的につくっていくような、昔ながらというか、一方的な都市計画の手法ではなくて、地域の方々と一緒にしっかりと話し合って、進んでいる感というか、動いている感を常に見せながら進めていくことが必要だというふうに考えていますので、もちろんスピード感を持って将来像を立案していきたいとは思っているのですけれども、一足飛びというか、一気に市のほうで何かを立案して派手に公表するような、そういったやり方は、このパークエリアにはそぐわないのではないかなと考えてございます。

小林まさよし
4270【小林委員】 おっしゃるところはあると思いますが、やはりスピード感というのはとても重要だと思います。そこについては、地元の方のお声というのもとても重要となっていると思います。実際、今の状況に対して納得されていないような御意見も私も耳にすることがあるのですが、そういったことも含めてしっかり聴いた上で、でも、スピード感あるいは財政的なものも理事者の方々にはしっかり考えていただいて、武蔵野市のまちづくりというものを進めてもらいたいと思うのですけれども、その点について、改めて理事者の方から吉祥寺のパークエリア、南口再整備などの御見解をお伺いしたいと思います。
4271【恩田副市長】 総務費のときにも私のほうから述べましたけども、基本的に、今、事業としては、小林委員も御確認いただいた形の中で動いているところです。これは長期計画に基づいて、今進捗している最中でございます。平成14年に暫定広場を都市計画決定し、道路事業として今やっていますけども、基本的には、生活再建も含めた相手側の話がありますので、今やはり粘り強くお話をさせていただいているという状況でございます。基金の運用につきましては、全体のバランスを見ながら、吉祥寺については、どのぐらいの形での基金の充当率を考えるかといったことを全体のバランスの中で考えてございますので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。

小林まさよし
4272【小林委員】 ありがとうございました。全体のバランスを考えて積極的に積んでいただければ、私としてはうれしいなと思います。
次の質問をさせていただきます。都市計画道路3・4・2号線事業についてです。この天文台通りは3億円程度の事業費がかかっていますが、天文台通りの拡幅事業だと思います。この事業の概要、現在の進捗状況を教えてください。
4273【上島用地課長】 3・4・2号線につきましては、今は土地取得のほうが主な事業内容となっておりますので、事業として、用地の取得状況をお知らせするという形になります。令和4年度3月末では用地買収率が25.1%になっておりまして、現在は28.8%という状況でございます。

小林まさよし
4274【小林委員】 この用地買収はまだまだ先が長いと思えるのですけれども、地元の方との折衝における問題、課題などあったら教えてください。
4275【上島用地課長】 この3・4・2号線の事業につきましては、東京都から委託されているみち・まち事業としてやっているところでございますので、東京都と協議しながら進めているところでございます。
その中で用地買収をしているところでありますけれども、土地買収におきましては、遅れているというか、なかなか進まない理由が主に3つあるかというふうに思っています。まず1つはコロナ関係です。令和元年より事業を進めているのですけど、ちょうどコロナ禍の真っただ中というところに始まったということで、お会いすること自体がなかなか難しいことがあって、折衝を進めるのが難しかったというところでございます。
あと2つ目は、それぞれの地権者の方、家族構成とか、年齢とか、また、移転とか再構築の計画、また、事業者の方もいらっしゃいますので、そういった事業者の方の事業計画などの様々条件がある中で、一人一人の再建に合わせて交渉を進めているというところで、やはりそこが一番時間がかかるところかなというふうに思っています。
3つ目につきましては、土地の登記簿上の所有者が現在不存在であるという土地もありまして、そういった土地についての対応というところで時間がかかっているところでございます。

小林まさよし
4276【小林委員】 あまり時間がないので、これはこれで終わらせてもらいたいと思いますけれども、地元の方の意見をしっかり聴いて、この事業は丁寧に、かつ、これもスピード感を持って対応していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
以上です。

本多夏帆
4277【本多委員】 建築指導課さんと、開発公社のF&Fビルのことについて伺います。
まず、建築指導課さんのほうなのですけど、令和4年度建築指導課の事業概要というのと事務報告書を見て質問をしています。昨今、施工に問題があって、例えば大規模建築の建築がやり直しになるとか、同じ事業者で世田谷の区役所の庁舎建設が2年ほど遅延するのではないかという報道を見て、結構これから武蔵野市も学校改築だとか保健センターの増改築とか様々な公共施設の工事が一気に進んでいくことを考えると、私としては、建築指導課さんの腕の見せどころなのではないかなというふうに思っております。
3つ質問があります。
そもそも、確認申請とかの数字は出していただいているのですけども、申請をするときの、ある種未然防止的な意味で、どれぐらい最初に申請時の指導といいますか、申請するに至るまでのところで指導をされているのかという、未然防止策みたいなことをお聞かせいただければと思います。
2つ目は、違反建築物の是正指導等というのがあって、これもかなり件数が多いというか、かなり指導をやっているのだなというふうに見ているのですけれども、これは、是正指導というのをやって、例えば令和4年度だと71件やっていて、その下に是正処理されたものが38件というふうになっていて、これは71件のうち38件が是正処理されたということなのか、継続的にずっと続いていってしまっているものがあるのか。去年、総務委員会でも結構違反建築物のことについてとか話が出たりしたので、その関連もあって、この是正指導というのはどういう状況になっているのかなということについてお聞かせください。
3つ目は、この概要を見ると、業務内容として、工事現場における危害防止といったことも入っていると思います。これについてはどこを見ても数字がなかったので、この工事現場の危害防止といったことについては、どういったことを実績としてやられているのかということについて伺いたいと思います。
一方で開発公社さんのほうなのですけど、F&Fビルの管理運営というので、経営計画とかも読ませていただいて、ブランディングとかそういったことは、開発公社がどこまでをやっているのかというのが見えにくかったので、ブランディングとか、そういう中身の部分はどこまでが範疇なのかということについて、再度確認をさせてください。
4278【佐藤建築指導課長】 委員より3点御質問いただいています。
その1つが、公共建築の建築確認時の審査の内容ということですけれども、これについては、建築確認の審査というのはルールが決まっていまして、どこを審査しなければいけないというものがあるので、これはしっかり見ております。特に、ベテランというわけではないのですが、うちの課は結構ベテランの者が多いので、法律以上に、例えば構造ですと気をつけなければいけないことがありまして、例えば鉄筋の量を増やせば強度は上がるのですけど、鉄筋の量をあまり増やし過ぎて、いざ施工するとコンクリートが回らなくて、実際強度が出ないという残念な状況もあって、法律はそこまで求めていないのですが、そこも含めて、この鉄筋の量で大丈夫ですかという投げかけまで含めて指導をさせていただいております。我々が気がつく中でかなり丁寧にやっているかなと思っております。
あと、違反の状況です。違反については、平成8年から市で建築確認をやるようになりまして、現場が近くなったということもあって、今までは、どうしても現場に行けなくて、陳情行政といって、近隣の方から言われてから動くみたいなことをやっておりました。ただ、市になってからは、ほぼ毎日パトロールをしていて、事前にここは怪しそうだと目星をつけて指導する、そういう慣習が武蔵野市はずっと続いておりまして、雰囲気的に、武蔵野市はとてもうるさい、武蔵野市では違反をするなぐらいのことを言われているらしくて、かなり件数も減ってきております。だから、当初の無法な建築をする方々というのは、もう武蔵野市ではあまりいらっしゃらなくて、むしろ、前回総務委員会であったのは、たしか、建物ができた後に、知らないでなのか知ってなのかは分からないですけど、カーポートを造ってしまってどうしようということなのですが、そこについても、建蔽率をオーバーしてしまうケースもありますので、丁寧な指導をして、状況に応じてできることをやってもらう、ないしは将来に向けてやっていってもらうみたいな指導を続けておりまして、時間軸でいいますと、すぐにできるケースもありますし、次の建て替えまで含めて頑張ってやってもらうというケースもあって、私は、少しでも是正してもらうということが大事かなと思っていますので、やたら命令を出すとか、そういうことはやっていないという状況です。
3点目は工事現場の被害防止ですけど、これについては、一番大きいのは第三者被害で、掘削をする際、ないしは鉄骨を立てる際に通行人にけががあってはいけないということがありますので、これについては、仮囲いを作れという規定がありますので、仮囲いを作っていないような危険なケースについては指導をやっております。
あと、もう2年ぐらい前になりますけれども、道路陥没に関しましても、やはり地下の部分の工事というのはなかなか難しくて、どこまでできるかというのはあるのですけど、これについては、どんな措置を取っているかを聞くことで、できるだけその施工者に安全を考えていただくというようなことをやっております。
以上です。
4279【高橋まちづくり推進課長】 F&Fビルのブランディングのところでございます。F&Fビルですけども、A棟、B棟と分かれていまして、細かく言うと、区分所有者さんがお持ちの部分と開発公社が持っている部分に分かれてございます。B棟の全部とA棟の多くの部分については、三菱商事都市開発株式会社とマスターリースの契約、ビル所有者さんから事業者への一括貸付という形で契約を締結してございまして、大部分についてはそういった形で運用してもらっているという形になります。

木崎剛
4280【木崎委員長】 その前の違反建築物の指導のところで、令和4年度の71件と是正処理38件という数値についての御説明が抜けていましたので、お願いできますか。
4281【佐藤建築指導課長】 違反建築の指導なのですけれども、先ほどちょっと説明いたしましたけども、かなり悪質な違反というのは減ってきていて、例えば、42条2項道路はセットバックが要るというので、セットバックはしたいのだけれども、民民間の塀というのは道路に直角になりますよね。そこは共有の塀なので、下がれないという、下がってしまうとそこが防犯上穴が空いてしまってできないというケースがありますので、そういうものに対しては、念書をもらって、お隣さんが建てるときには協力して下げてくださいみたいな措置をしておりますので、それに関してはなかなか是正ができないということの数値の違いかなと思っております。
以上でございます。

本多夏帆
4282【本多委員】 詳細にありがとうございました。武蔵野市で違反はするなという、そういう空気感というのはやはりすごく大事だと思いますので、ベテランの方が多いということで安心はしたのですけれども、ぜひそのノウハウを継承していっていただいて、そういった雰囲気みたいなものもきちんと守っていけるようにしていただきたいというふうに思います。
公共施設の大きい工事がどんどん始まっていく中で、その意味では、非常に重要なポイントなのだと思います。先ほど道路陥没のこともありましたけど、やはりそこも、下は見えないから、やはりみんな不安だというところに出てきてしまうというふうに思いますので、ぜひその辺りも、たくさんパトロールしていただいているのも数字を見れば分かりますので、ぜひ引き続きお願いをしたいと思います。
F&Fビルのほうなのですけども、ちょっと私もこれはどこで言おうかなと思いながら、どこまでが市の関わっているところなのかと思ったのですけれども、5階のA館もB館も、ずっとママ&キッズという名前なのです。私は、やはり武蔵野市が関わっているビルとして、そのママ&キッズという名前をずっと続けていることについて、どう思っているのかなと思っているのです。そのうち変わるかなとずっと思いながら見ているのですけど、あした言おうと思いながら昨日も行って確認をしましたけど、やはりまだママ&キッズだったので、それについてどういったお考えなのか。それは市がやっていることではないというふうに、市が決めていることではないのかもしれないですけど、そこの管理運営という事業を開発公社がやっている、開発公社のところには武蔵野市と書いてあるわけですから、そこは武蔵野市として、これからどういうふうに考えていくかというのはとても大事なことだと思っているのですが、それについての御見解をお願いします。
4283【高橋まちづくり推進課長】 管理運営の部分でございます。委員御紹介のとおり、武蔵野市開発公社は独立した団体でございますので、開発公社が独自性を持って事業を行っているところでございます。ただし、F&Fビルの歴史的な経緯ですとか、市の関わり方というのは、当然今後のまちづくりにおいても重要なことだと思いますので、今いただいた御意見も含めて、管理運営、その他まちづくり、そういったことも情報交換を密にしながら今後やっていきたいと思ってございます。

本多夏帆
4284【本多委員】 ぜひお願いいたします。武蔵野市がやっているということでなかったとしても、地域の方々とか、吉祥寺に遊びに来る方々は、みんなそのビルの特徴というか、名前とか、そういったものというのはすごくメッセージ性があるというふうに思っています。特にF&Fビルのところは、ブランディングとかPRとか、そういったものもどんどん多分ブラッシュアップされていっていて、今デザイン性の部分を含めても、PRの仕方がすごく上手だと思っていますし、武蔵野市っぽいなというふうに感じるようなデザイン性というのを私は感じています。なので、私は子育て世代として、5階はヘビーユーザーなので、なるべく早くあの名前をどうにかしていただきたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。
以上です。

浜田けい子
4285【浜田委員】 では端的に、時間もないのでよろしくお願いします。付属資料の32ページの都市計画道路の3・4・2号線の進捗状況を伺います。

木崎剛
4286【木崎委員長】 3・4・2号線はさっき、天文台通りですよね。先ほどお聞きをされていると思います。

浜田けい子
4287【浜田委員】 すみません、うっかりしていました。その状況を聞いたというか、事務報告書にもありますけれども、昨年は1件だったのです。今回5件ということで、この進捗状況を御近所の方に知らせるというか、そういうことはできないのでしょうか。
4288【上島用地課長】 事業の交渉に当たりまして、プライバシーの関係もあるので、あまり大々的に、隣の人は契約したよとかとなかなか言える状況ではないというところがありますので、ただ、現地へ行っていただくと、何となく空間が広がっているというのは分かっているかなという形の中で、感じてもらうような形しかないのかなというふうに思っています。あとは、こういったところで事業進捗率何%といっているところで、公表という形になるかなというふうに考えております。

浜田けい子
4289【浜田委員】 すみません、毎回聞いているもので、御近所の方からどうなっているのという形で御心配されているのです。だから、個人情報までは、そこまでは言いませんけれど、できる範囲でお知らせできるのであれば、お知らせをしていただけたらなというふうに思います。
もう1点はムーバス運行事業です。令和4年度になって、利用者も人数も増えてきたかなと思うのですけれど、この決算額が5,000万ほど違いますが、この理由を伺いたいと思います。
4290【栗林交通企画課長】 そうですね、今委員から御紹介があったとおり、令和元年度比でいいますと、ちょっと遡りますが、令和2年度、コロナ禍のときは35%減であったと。令和3年度が31%減、令和4年度につきましては15%の減というところまで来ました。また、今年に入ってからですが、これはなかなか結構上下していて、大体15%ぐらいで4月は来たのですけど、5月で令和元年度比で5%というところまで来ていました。ただ、また10%を超えるだとか、まだ定まっていないといったところがあって、今後どういうふうに落ち着いていくのかは、また見ていく必要性はあるかなというふうに見ているところでございます。
それから、ごめんなさい、金額で前年度との差ですか。

木崎剛
4291【木崎委員長】 5,000万ね。予算との差。
4292【栗林交通企画課長】 失礼いたしました。当初の考え方なのですが、まず予算の立て方です。こちらにつきましては、当初が30%収入が減するというふうに見込んでいました。決算のときで、先ほども言いました15%になったというところの増がまずございます。そこが大きな差でございます。
以上です。

浜田けい子
4293【浜田委員】 分かりました。コロナ禍もあってということも大きな理由だとは思うのですけれども、少しずつ利用者も増えていくと思いますので、運営をしっかり推進していただきたいと思います。
以上です。

川名ゆうじ
4294【川名委員】 付属資料の29ページに「未来へ育て!苗木すくすく大木計画」というのが書いてあって、幾つかここに本数があって、事務報告書にも222ページにいろいろ書いてあるのですけども、令和4年度で487本という配布をしているのですけども、これは、事業名を言うと大木にする計画ですよね。配布した後の苗木というのはどうなっているのですか。毎年400本ぐらい配っていて、大木になるまで20年かかるのかもしれないけど、もうそのぐらいやっていますよね。そんなに大木が増えているような気はしないのですけども、これは配った後どうなったのか、どうなっているのかについて御報告をしていただきたいと思います。保存指定して既存の住宅のところを支援しているというのは知っているのですけども、苗木をいっぱい配っていて、その後どうなっているかというのが全然分からないのです。私も、武蔵野市ではないのだけど、いろいろなイベントで何かの苗とかをもらっても、うちはそんな場所はないよといって、結局ごみになってしまったりするときもあるので、この事業効果は一体どうなっているのかが分からないので、御説明をしていただきたいと思います。
もう一つは、これは緑の基本計画2019のところにも書いてあって、保存樹木を支援していきましょうと書いてあるのですけども、記念樹や大木は維持管理が課題ですと書いてあるのです。大木をいっぱい維持していくというのはいいのだけど、その維持管理がどうなっているのかがよく見えない。もう一つは、大木・シンボルツリー2000計画というのがあって、これは一応2,000本を超えているので、だんだん若干減少傾向になっていると思うのですけれども、この計画の先はどう見ているのでしょうか。2,000本を維持拡充していくのか、保っていくのか、増やしていくのか、減らしていくのか、今のままなのか。木だって寿命が来れば減ってきます。そうすると、この苗木と大木の間というのは一体どうなっているのか、こっちも見えないのです。この間がどうなっているかについての御説明をお願いいたします。
4295【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 樹木についての御質問ですが、まず1つ目の配布をしている樹木ですけれども、仮に大木になるとすると、20年、30年くらいはかかるのかなと思います。配ったら配りっ放しなのかと言われそうですけれども、なかなかその後を追いかけて生育の状況を見ているということはないので、お任せしているところですが、基本的には地植えで大きくなるように育ててくださいねという意味で配っております。ただ、最近では、マンション住まい、市内はマンションがとても多いですから、そこでも育てられるようなものもチョイスできるようにはしているところでございます。
それから、緑の基本計画の中で、維持管理に関わる費用というところで──すみません、3番目の質問のほうで、大木2000ということで、これが2000年に向けて大木を2,000本指定していこうというようなことで始めた事業でございますが、現状でも2,000本ちょっと、指定樹木としてはございます。なかなかずっと維持していくというのはこれも大変かと思いますけれども、多少の増減はございますが、ある程度の水準で維持はできているかなというふうには思っております。
すみません、ちょっと戻りますけども、苗木の話で、その後なかなか追いかけられませんという話を先ほどしたところですが、緑の活動をされている方がいまして、その人が、配った苗木のその後を追いかけてもらって、全てではないですけれども、パンフレットとかを作成していただいているという状況はございます。
あともう一つ、維持管理についてというのは、保存樹木とかでは、(「そうそう」と呼ぶ者あり)保存樹木。保存樹木のほうは、今回の本会議のほうで上程させていただいたところですけれども、やはり大きな樹木の維持管理費というのは、個人負担はなかなか厳しいなというところで、市としても少しでもお手伝いできないかなというところで、増やしていく方向には考えているところでございます。今後も、周りの近隣区市の状況なども見ながら、その辺、どういうふうにしていこうかというのは考えていきたいなと思っているところでございます。
以上です。

川名ゆうじ
4296【川名委員】 趣旨としてはいいのですけど、効果的なのかというのが気になっていて、例えば今言った誕生記念樹は、令和4年度で487本配っています。新築記念樹が56本、一般配布は17。56と17ぐらいなら、まああれかなと思うけど、487配って、その先どうなってしまっているのですかというのがすごく気になるのです。地植えをしてもらうのはいいけど、487軒毎年家に1本といったら、武蔵野市はもっと大森林になっているような気がするのですけども、そうすると、この事業は本当に有効なのか。本当に育ててくれる方に配布するのはとてもいいことだと思うのだけども、何となく配っているからもらってきました、でもこれは、ごみと言っては失礼ですけども、結局意味がないといったら、これも生きているものですから、効果が本当にないし、逆に言ったら、その費用を、今大木になりかけている家の支援にするとか、今の大木を残していくというところに本当は資源集中したほうがいいくらいではないかなと。要は、施策を転換していかないと、ただ単に配布しているだけでは本来の目的を達成しないのではないですか。武蔵野市のまちの魅力というのは緑がたくさんあるということが一つのブランディングになっていますけども、そういう意味でこういうことをやっているのでしょうけど、数字を見ている限りでは全然効果がないので、具体的にどうしていくというのもあれですけども、早期に今の樹木を守っていくというところに方向転換していくこともそろそろ考えたほうがいいと思いますけども、この点について御見解を伺いたいと思います。
4297【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 そうですね、確かに、今配布している樹種につきましても、うんと大木になる種類ではないのかなというふうには思っております。あとは、これだけ配っておりまして、やはり小まめに手入れをしていただければ、それなりに育つのかなと思いますが、そうでない樹種もあると思いますので、そこは所有者さんのほうにお願いすることにはなりますが、大きく育てていただければ一番いいですけども、緑のまちということで、緑化に興味を持っていただいて、赤ちゃんと一緒に育てていっていただけるということだけでも、またそういう効果があるのかなというふうに思っておりますので、また、このタイトルですとか、今後の何らかの展開とかというのはよくよく考えていきたいなとは思います。

川名ゆうじ
4298【川名委員】 事業趣旨としてはいいと思いますので、施策効果がどこまであるかを考えていただきたいと思います。
シンボルツリー2000についても、これは2,000を維持していく方向、これは結構語呂合わせでつくってしまったような気もしないではないのですけども、もう2000年超えてはや何年ですから、大体2,000本、これ以上増えるというのはなかなか難しいと思うのですけれども、将来的にどうしていくかというのをこっちもそろそろ考えたほうがいいと思いますが、この点について御意見を伺いたいと思います。
あと、付属資料の30ページに用途地域の一斉点検というのが書いてあって、まだこれからいろいろ用途地域が変わるのかもしれないのですけど、これによって何か課題点とか、今後何か変わっていく方向性みたいなものがこの調査によって明らかになったのでしょうか。要は、用途地域を変えることで、いろいろな課題とか、また、まちづくりでいろいろ騒動になったりすることもありますので、方向性について、ここで、この調査の結果、何か出ているようでしたら説明をお願いいたします。
4299【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 大木2000計画、こちらのほうも少してこ入れが必要ではないかということだと思いますけれども、現状では、令和4年ベースでいくと、トータルで2,276本なのですけども、傾向を見ると、やはり民間の樹木が少し減少傾向で、その分、公共の施設、公園とかで補っているというような形になっております。本数にあまりこだわらずに、全体的に緑が豊かだなと思われるようなまちづくり、これが武蔵野市のブランドにつながっているというのは委員のおっしゃるとおりだと私も思っておりますので、今後も努力はしていきたいなと思っております。
以上です。
4300【高橋まちづくり推進課長】 用途地域の一斉点検についてでございます。こちらにつきましては、東京都のほうで、用途地域のさらに外側に区域区分というのがあるのですけれども、それと併せて、23区26市都内全ての自治体が、東京都が中心になって見直しているものでございます。今回の見直しにつきましては、定期的な見直しによるもので、正確な地図データというのですか、それを用いて、前回からかなり年数がたっていますので、地形地物の変化ですとか、そういったところのチェックになります。地図の精度も上がっていますので、多少面積のほうが変わるところもございますが、今委員がおっしゃっていました、地域に影響があるですとか、そういった政策的な変更というのは今回はございませんので、そういったことになります。

深田貴美子
4301【深田委員】 令和4年8月8日付で、吉祥寺本町2丁目道路陥没事象調査書というのを行政報告されていらっしゃいます。これについては、当該事業者である株式会社レーサム、それから建設事業者のほうにもお示しをされて、理解をされているということでよろしいですか。
4302【大久保道路管理課長】 そうですね、そちらの調査書を報告するという点では、両者とも御理解をいただいて報告をしているものでございます。

深田貴美子
4303【深田委員】 2022年2月24日付で株式会社レーサム代表取締役から、武蔵野市の見解書についてということで、ほとんど異議申立てに近いものが書面で通知されています。すなわち、この陥没事象の調査書の見解と違うという見解をお示しになっています。空洞があるということをおっしゃっています。しかも、頂きました調査書については、明らかな誤記載または誤認を誘発する内容であり、貴市役所にとっても、後から重大な問題となる可能性が高いため、修正をお願いしますとまで、かなり厳しいことを言っています。これについてはどのように調整を行ったのですか。
4304【大久保道路管理課長】 今、我々のほうで先方には、陥没にかかった費用の請求などをして、先方からも今のようなお話を受けて協議をしているところでございます。ただし、今は継続して協議が進んでおりますので、内容の詳細についてはちょっと申し上げられませんが、今は引き続き協議をしているところでございます。

深田貴美子
4305【深田委員】 ということは、お話は決着はついていないということですね。
そうしましたら、まず、2022年2月21日、それからその前に12月8日、2回株式会社レーサムと面談をしているようです。それに続きまして、今お話がありましたように、まだ協議が続いているということについては、これは開示請求をいたしますので、会議録等開示をお願いできますか。
4306【大久保道路管理課長】 そちらについては、開示請求を出していただければ、開示できる部分については開示はするものというふうに考えてございます。

深田貴美子
4307【深田委員】 すなわち、これはきちんと経過を追っていかないと、どうもこれに関わるコストが4,200万円ぐらいかかっているということが議事録から読み取れるのです。現在のところ、それは武蔵野市が費用負担しているという状況でよろしいですか。お話の経過によっては、当然ながら、見解の相違、または折半、どのような形になるのか、場合によっては訴訟になる可能性も出てきます。現在のところ、この4,200万円はペンディングの状態になっているという理解でよろしいですか。
4308【大久保道路管理課長】 今、委員おっしゃられたのは、市が支出している分が4,200万ということになってございます。当然、それを基に我々はお話をしておりまして、調査書のほうには、要は、我々としてはいろいろな角度から調査をしてまいりまして、市からすると、道路管理に瑕疵はなかったというふうに考えているところでございます。そういった前提を基にお話をしている最中ですが、そういったことで市に責任がないということと、だからといって相手に全責任があるのかということはまた別の話ということになりますので、その辺も含めてお話をしているということでございます。

深田貴美子
4309【深田委員】 分かりました。いずれにしましても、この問題はまだ決着はついていませんので、当然ながら、議会のほうでもウォッチングをしていかなければならないと思います。きちんと適切な行政報告を求めたいと思います。
さらには、この問題は、たまたまそのときどなたもけがをしなかったということで、ほっとしたのです。お子さんを乗せて保育園に送り迎えをしている方が通行していたかもしれないというようなことを考えると、本当にぞっとすることでございました。一般社団法人建築研究振興協会に意見書を求めていますよね。その中で最後に、建築部局との協力を得て事前の解体工事届出制度などを創設したほうがいいのではないですかという助言をもらっています。その後、こういった対応というのは行ったのですか。
4310【大久保道路管理課長】 その後、再発防止策にもあるのですけれども、解体を伴うものは建築指導課にリサイクル届みたいなものを出すことになっていますので、そういったものをきっかけとして、例えば地下の解体工事がある物件ですとか、我々の窓口に来た業者から、いろいろな業者さんがいらっしゃいますけれども、例えば足場を組む業者さんなんかにも、どういった内容の工事をするのかというのを詳細に聞き取りながら、地下を掘削するような工事を全て拾い上げて話をするようにしているところでございます。

深田貴美子
4311【深田委員】 いずれにしましても、市民の方、来街者の方の安全は100%担保しなければいけません。地下を掘る、掘らないにかかわらず、せんだっても、強風だったか、都心のほうでも大変大きな事故もありました。あのようなことが絶対に起こらないようにしていただきたい。そのためには、具体的な対応について、どのようなことを検討し、進めていくのかということを、ぜひとも議会に行政報告してください。吉祥寺はそこらじゅう工事です。これからもっと広がります。展開していきます。ぜひとも行政の責務としてお願いをします。
それから、吉祥寺大通りに面した株式会社レーサムの開発、こちらについて、新しくまちづくり条例の手続に沿って、吉祥寺本町プロジェクトというのが、住民に、私どものほうに説明会を開催しますという案内がありました。まずもって松下市長に伺います。銭湯については、令和4年の施政方針の中で、公衆衛生の観点的にも文化的にもまちに必要な施設として銭湯をどのように残していくか、これを考えていきたいということでしたが、何か具体的な働きかけはなさったのでしょうか。
4312【松下市長】 土木費の審査を今していると思いますので、銭湯に関しての働きかけというのは土木費との関連をお示しの上、御質問をいただきたいと思います。

深田貴美子
4313【深田委員】 吉祥寺本町プロジェクトは、銭湯を買収したがために広がったわけです。それが土木費とは違うという、その見識がおかしい。そういう言いがかりな、不誠実な答弁はやめていただきたい。あなたは施政方針の中で、これをどのように残していくかと。あの銭湯が買収されたことで、まちづくり条例のやり直しになり、新しい吉祥寺本町プロジェクトが立ち上がるのです。あなたは一体どういう働きかけをしたのか。
さらに、市民の方からの情報です。あなたはこの銭湯のさよならパーティに出席されたと聞いています。どういう了見だったのですか。そこはぜひとも説明をしていただきたい。地域にとっては大きな問題です。

木崎剛
4314【木崎委員長】 市長に申し上げます。今の件の中でいえば、売却等々というところについては、レーサムに対してのことでありますので、決算の中でお答えをいただければと思います。後段については、どこまでお答えをされるかはお任せをいたしますけれども、その辺りはよろしくお願いいたします。
4315【松下市長】 銭湯に関しては、これは決算のときだったかな、その前かな、市として様々、昨年度、そして今年など、武蔵野市で銭湯の事業を営んでいる方にどういった支援ができるかということを新たに考えて、提示等もしております。ただし、そうした提示をしている中で、御活用いただく銭湯もあれば、様々後継者等の問題で御判断をなされて閉じられているところもあるという認識でございます。

深田貴美子
4316【深田委員】 全く誠意のない答弁、そして施政方針に書かれたことについて、当該地区については、大変大きな変化が生まれるわけです。そこについて説明ができないということをここの議事録に残していただいたと思っています。
そして、今度の新しい吉祥寺本町プロジェクトについては、地下に221台の駐輪場ができます。これについても、市民の方から大きな御質問がたくさん寄せられています。これにつきまして、このアクションプランの中で、民営自転車駐車場設置費補助制度の見直しということを掲げていらっしゃいます。今回、このレーサムの新しい事業の地下にできる221台もの駐輪場、これについては、市としてはどのように対応していこうと考えておられるのでしょうか。
4317【栗林交通企画課長】 先ほどありました、まず補助金制度なのですが、これはあくまでも公に代わって民が設置するものに対して補助金制度をやるものでございます。ただ、それについては様々課題がありまして、実は、10年間継続してやっていただくというようなこともあって、民の方が土地を借りるのに10年というのはなかなか厳しいみたいなので、ほかのところを見ますと5年とかということがあるので、そういったところも含めて検討していきますという趣旨で書かれているもので、ただ、具体的にどうするというのは、今検討しているところでございます。
それからもう1点、221台という付置義務のことなのですが、まだ今後、協議についてはこれから入っていくということになりますので、そのほかにも必要な設置台数だとか、そこも含めてのものになっていくというふうに認識しているところでございます。
以上です。

深田貴美子
4318【深田委員】 何か私の認識に間違いがある、もしくは説明をいただけるのであれば、松下市長、ぜひとも御答弁いただきたいと思います。
4319【荻野都市整備部長】 先ほどの陥没の件に戻らせていただいて、陥没については、今年の3月に陳情が出ていまして、その陳情の中で、協議が済んだ段階で議会に報告するというような形で採択をされておりますので、この協議が調った段階で議会のほうには報告をしていきたいと思います。
それから、市が拠出した金額というのが、先ほど出た4,200万円ということでございますが、実際は、事業者さんのほうで埋め戻し等々を行っておりますので、そこについては、事業者さんが今お支払いをしたペンディング状態になっているというところでございますので、その4,200万円というのは市が拠出した金額のトータルということで御理解いただければと思います。

深田貴美子
4320【深田委員】 それでは、新しく、まちづくり条例の手続中ですから、まだまだこれから協議は続くのだと思いますが、駅から最寄りのところに、しかも地下で、屋根があるところに221台もの駐輪場があるということは、やはり利用者の方々にとっては大変魅力的な駐輪場です。今後の協議を見守りたいと思いますし、市のお考えというのも明らかにしていただきたいと思います。今後の協議に委ねます。

本間まさよ
4321【本間委員】 決算付属資料の28ページのところに公園等建設事業がございます。予算と決算を見ますと6億円の差がございますが、これは、内容が書いてある西久保の土地について購入をしたことによる差だというように理解していいのかどうか、この金額の違いについての御説明をいただきたいと思います。
4322【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 そうですね、野鳥の森公園の用地を、借地公園だったのですけども、そこを買戻しした分です。

本間まさよ
4323【本間委員】 確認されましたけれど、これは当初予算のときには全くそういうような話がなく、途中で話が出てきたということなのでしょうか。そういうことだというようには思いますけれど、もう一度確認をさせてください。
4324【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 当初予算時にはまだ相続等発生しておりませんでしたが、借地をしているところ、お亡くなりになりまして、相続が発生しまして、急遽、一部なのですけども、市が持っていた部分を買い戻してほしいということで、補正予算を組んで買い戻したという経緯です。

本間まさよ
4325【本間委員】 分かりました。今、借地公園もまだありますので、今後もこうしたことが出てくる可能性はあるのかなというようには思っております。
私は今回資料請求をさせていただきまして、それは遊具の更新のことです。このことで何点か聞きたいのですが、東京の23区では、この数年間で公園の遊具が減少しているという報道がありました。数年で1割遊具が減少しているという、これの安全性の問題だとか、そういうことが理由だというように報道されておりますが、武蔵野市としてはそういうことがないのかどうかということも含めて資料請求したのですが、それについて、資料の中にはそうした記述というものがないので、確認をさせていただきたいのですが、いかがでしょうか。
4326【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 市内の遊具につきましても、やはり今、安全領域が厳しくなっている関係で、大型の遊具が破損してしまったというときに、入れ替えるとなると、小さなものになっています。今、担当としての考え方としましては、そういった遊具を年に1回点検しているのですけども、それを補修、更新しながら使っていくような方向で、延命と呼んでいますけども、そういう形で、もう少し皆さんに遊んでいただこうかなというふうに思っています。ですので、遊具が全体的に減っていることはございません。新設の公園につきましても、希望があれば積極的につけているというところでございます。

本間まさよ
4327【本間委員】 御説明は分かりました。それで、安全性の問題として、今まであった遊具が壊れてしまったりして、それを改修することができないから、そうすると、小さなものにせざるを得ないという御答弁だったというように思うのですが、こういうものというのは、市内でどのぐらい、今後壊れた場合は小さくなるとか、そういうものがどのぐらいあるのか、そういうことも含めて把握されているのかどうか、確認したいというように思います。
4328【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 大型の遊具に関しましては、市内でも27公園に設置しております。これにつきましては、今委員おっしゃられたように、改修ということで取り替えてしまうと小さくなってしまいますので、大型遊具については、なるべくですけども、補修しながら使っていけるようには考えています。ただ、スペースに余裕がある場合は、同じ規模のものに付け替えられますので、それは、そういう方法も取れる場所についてはやっているというところです。

本間まさよ
4329【本間委員】 遊具についてちょっと時間を取って質問しているのですが、実は私、もう一般質問で、境の公園の遊具の改修というのが数年かかってしまったということを取り上げさせていただきました。これについての、かかってしまった理由というのが幾つかあるようですが、その中の1つに予算的な問題もあるというように伺いましたが、今、大型の公園の遊具というのが27というようなことだと、例えば年度途中で壊れて使えなくなってしまうと、予算で対応できないというようなことがあるのかどうか、壊れてしまったら何年もかかってしまうということになってしまうのかどうか、その辺の状況についてお伺いしたいと思います。
4330【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 以前にも質問いただいたときにお答えしたと思いますが、基本的には、年度末に全ての遊具の点検をしまして、破損しているものは集約して、新年度早々に直しています。ただ、委員言われています山中南公園の大型遊具につきましては、その補修の方法が非常に大がかりになるため、非常に予算も大きくなってしまうということで、ちょっと検討に時間を要したというところです。
それだと御納得いただけないと思うので、理由をもう一つ説明しますと、あそこの公園は、JRさんの提供公園なのです。JRさんのほうの、まだ分かりませんけど、開発計画等々あるという情報がありましたので、場合によっては、あの公園がなくなってしまうかもしれませんし、形態が変わってしまう可能性もあるというところで、その情報をもう少し進度が増す時期まで待っていたという状況にございます。
ほかの公園遊具に関しましては、確実に新年度の前半期で全て直しております。

本間まさよ
4331【本間委員】 そのお話も伺っているのですが、それにしても随分長くかかったなという、数年ですからね。子どもたちが楽しみにしている公園なので、やはりスピード感を持ってやっていただきたいなと思っております。
では、次に伺います。第4期の優先整備路線は、10年間ということで、あと数年後というようなことだと思いますが、今もう第5期の優先整備路線について、お隣の杉並区では市民参加でいろいろな意見を聞きながら、この問題について考えていくという動きがあるというように伺っています。武蔵野市でも、今後、第5期の計画づくりというのが進められていくというように思いますが、市のほうでは、市民参加、意見を聴くというようなことはどのようにお考えになっていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。
4332【福田まちづくり調整担当部長】 四次計画の後の次期事業化計画についての御質問ですけれども、現在のところ、次期事業化計画について策定するかどうかということに関しては、未定の状況になってございます。また、もし策定される場合の市民意見等の取扱いについては、また次期事業化計画が策定されるという形になるのであれば、東京都からそれなりのスケジュール等々も含めて示されると思いますので、その中で、近隣市の状況も踏まえて考えていきたいというふうに考えております。

本間まさよ
4333【本間委員】 第四次優先整備路線計画が発表されたときに、私は大変驚きました。近隣の人たちも驚いたと思います。全く近隣の方たちは要望していなかった、花の通学路の周辺が道路になっていくということでびっくりされて、私たち議員も驚いて、いろいろなアピールをさせていただきましたが、こういうことにならないようにしてほしいなというように思っているのです。あそこは市が要求したわけではなくて、東京都のほうでそういう計画が示されたというように聞いておりますが、今後計画を示すのであれば、市民参加の計画というのは大事ではないかなと思いますが、その辺についてはどのようにお考えになっていらっしゃるか、再度伺います。
4334【福田まちづくり調整担当部長】 すみません、四次事業化計画が策定されたとき、私は担当していなかったものですから、ちょっと詳細はあれなのですけれども、たしか、市役所の1階でオープンハウスを開いて、いろいろそこに来た市民の方々から、市のほうで、こういうふうなところが整備が必要ではないかというふうな案を提示して、意見集約を行ったのではないかなというふうに記憶しております。なので、今、本間委員おっしゃられるとおり、今の四次事業化計画の3・4・24号線のほうにつきましては、委員御紹介のとおり、いろいろ議会でも議論がありましたとおり、市も要望していなかった部分で、東京都の必要性の中で選ばれたという経緯がありますので、次期事業化計画が策定されるかどうか未定の状況ですけれども、一応市とすれば、やはり市民の意向も踏まえて、次期事業化計画が策定されるのであれば、そこで整備をしていかなければならない路線というのは考えていきたいというふうに考えております。

本間まさよ
4335【本間委員】 優先整備路線ですから、優先的に整備をするということだというように思うのです。それが市民の人たち、地元の方たち等も含めて、全く望まれている計画ではないと、私は御近所の方たちの御意見も伺って思っていますので、今後の市民参加の計画というのは、ぜひそうしたことで進めていただきたいということをお願いしたいと思います。

道場ひでのり
4336【道場委員】 4点確認をさせていただきます。自転車のマナーについて、そしてムーバス、それから景観事業として無電柱化の話、そして高架下公園の話をお聞きします。
まず、付属資料の32ページにあります17番の自転車のルール・マナー、武蔵野市の自転車のマナーが悪いと、私はそんな意識もしていなかったのですけども、ある方に言われたことがありまして、だからそういうことがあるからこういうルール・マナー向上ということをやっているのだろうなといいながらも、予算として2,500万円程度、どこまでの危機意識があるのかなという。ただ、学校でやっているとか、いろいろあるのですけど、これはどこでもやっていることなのだろうなと思ったりもするわけなのですが、現状、要するに、ここのマナーが悪いという意識があるのか、別段そうでもないと、標準程度なのだろうとか、そういう今の認識と、これからどうやっていくかというビジョンをお聞かせ願います。これがまず1点目。
そしてムーバスなのですが、コロナに入っていたので、そういうことでいうと観測的には難しいと思うのですが、先ほどの答弁の中で、春以降のマンスリーな、月別の分析もされているという心強い話があったので、そこの変化を、要は春から変わっているはずなのです。その辺の変化を端的に教えていただけますか。まずこの2点をお願いします。
4337【栗林交通企画課長】 武蔵野市のルール・マナーがどうなのかというところで、これはなかなか評価するのが難しくて、まず、事故の状況を言うと、やはり年々高くなっています。私は平成30年度から今の職にいるのですが、総事故数と自転車関与数というのは年々下がっていったのです。令和2年になって、総事故数は減っているのですけど、残念ながら自転車関与件数が1件増えてしまったと。では令和2年から令和3年、ここはすごかったのですけど、急に自転車事故が増えていまして、令和2年からたしか2.2倍ほど令和3年は増えていて、徐々に今増えているという状況で、関与数ですが、令和4年度までで65.5%、今までというのが大体40%くらいであったというところです。ただ、東京都の平均も見てみると今46%で、東京都はもともと40%なくて、これは全体的に事故が増えてきているという傾向にあります。
あと、なかなかほかと比較するのは難しいのですが、いわゆる関与事故が多いところで、うちは実は自転車等駐車対策協議会で学識の先生がいるのですが、そのほかのところでも、様々世田谷だったりとか、そういったようなところであるのですけれども、武蔵野市もそうかもしれないけれど、ほかの地区でもやはりその辺が、ルール・マナーというところでは課題があるというふうに聞いてございます。武蔵野市がどうなのかというのはなかなか評価するのは難しいのですが、ただ、そういったような御要望、ひやりとすることもあるし、そこについてはどうにかしてくださいというような市への問合せはあるということです。ちょっとこれはなかなか評価は難しいところではあります。
それから、ムーバスの春以降ということですが、先ほど言ったとおり、令和4年度末までは、令和元年度比乗車数15%減というところまで来ました。4月に入って15%になったり、月によっては10%を切るというところもあります。しかしながら、また増えていくというところもあるので、これはなかなか難しいかなという状況であって、そこについて、今後予想をどうしていくのかというのは難しいところですけども、今、路線バスの方々に聞いてみると、10%を切るところまで来たかなというところではありますが、そういったところをお聞きしながら、今後の状況というのは注視していきたい、このように考えているところでございます。

木崎剛
4338【木崎委員長】 今後の自転車のマナーのほうの今後のビジョンというところをお願いします。
4339【栗林交通企画課長】 すみません、失礼いたしました。今後のやり方なのですが、当然今までどおり、安全利用講習会であるだとか、あと出張講習会であるとか、そういったことは継続していきながら、また、今年度から、近隣との連携ということも大切だということで、今年度からですけど、例えば三鷹署、三鷹市と連携して自転車に関する啓発を始めてございます。それからまた、この10月から今予定しているのですが、これも、講習会といっても、子育て中の方々、小さいお子様をお持ちの方はなかなか参加できる機会もないので、土曜日とかにイベント、例えば、ただ単にやっても来ないので、ムーバスを展示したりとか、パトカーとかを展示したりとか、そういったようなことで、呼び寄せてという言葉がいいのか分かりませんが、そういったようなことを徐々にやっていきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。

道場ひでのり
4340【道場委員】 近接に関しては、特に私が住んでいるところは御殿山なのですけど、三鷹の方が随分自転車を使って来られたりしますから、その連携、あと警察、そういうところとの連携をしっかりなさっていただければと思います。
ムーバスに関しては、これからもしっかり研究をしていただいて、そのトレンドを見て対応をお願いいたします。
次に、無電柱化の話なのですが、これは付属資料の30ページにありますが、予算と決算の額の違い、要するに執行率が46%しかない、これに関して御説明をお願いいたします。
4341【井上道路整備計画担当課長】 無電柱化につきましては、様々な路線を事業中でございまして、いろいろなところをやっております。主に用地買収等を伴う路線が多くなっておりますので、用地買収等の進捗がないと、予定していた設計や工事がなかなかできないというのが現状であります。そういった中で、令和4年度につきましては、16号線が工事中でして、こちらにつきまして、東電さんとの協定工事による委託費が、舗装面積等が変わったというようなことから減少していたり、それから負担金で、三鷹補助幹線道路の道路空間を活用した歩道整備ということで協定を行いながら、負担金を出して整備をしてもらうというようなことが、相手側との協議が遅れたというようなことによって減少しましたり、様々な理由で、景観道路事業につきましては減少しているというような状況になっております。

道場ひでのり
4342【道場委員】 電柱に関しては、日本人は感覚がちょっとずれているのかなという感じだと思うのです。海外から見ると全然遅れているわけであって、大変だとは思うのですけど、これはしっかり進めていっていただきたいと思います。景観だけではないですよね、いろいろなものの解決にもなりますから、特に武蔵野市の場合は狭いところですから、電柱が交通の邪魔になったり、事故を誘発したりするということもありますから、そこはしっかりと進めていっていただきたいと思います。
そして、今ほかの委員からもありましたけれども、公園の話です。毎度、私の地元のこともあるので、高架下公園の話に関しては、開園が春だったので、実態の話というのは今検証されていると思います。検証をお願いしておりますけど、いろいろな補助金とか基金や、こういうものを利用して造っていただいた。本当に感謝しております。今月いっぱいで、この間も通ったのですけど、いわゆるユニバーサルの部分、もう遊具も入って、大変きれいな状態、きれいというか、見ても何か楽しそうな光景が柵から見えていました。これから本当にあそこが、全体がオープンすると、またこれからいろいろな諸問題が出てくるかもしれない。いつも言っている話ですけど、造っておしまいではないです。造って、問題を一つ一つ解決しながらいいものにしていかなければいけないということなので、これは一般質問でも言いましたけども、この点、どういうポイントを押さえて観測をして解決していく、幾つかもう既に、例えばカメラの話とか防犯上の問題とかも言っていますけれども、どの辺りを押さえてやっていくか。要は、観測してまた直していくかという、計画的なそういう一つのプランというか、それを具体的に教えていただければ。これは一般質問で聞いたのですけども、ちょっと内容がまだ浅かったので、お聞きしたいと思います。
4343【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 中央高架下公園ですけれども、委員おっしゃるように、今月で一番西のスパン、ユニバーサルデザインの遊具を入れたところの工事が完了します。オープンは10月の中旬を予定しているところです。またお知らせをしたいと思っております。今も開放してある東側のスパンにつきましては、この夏暑かったせいもあるかもしれないのですけど、開園当初よりは随分落ち着いた使われ方になっております。今度、ユニバーサルデザインの遊具が市内でも初めてということで、注目もあるでしょうし、みんな多様な世代の子も集まってくるというふうに予想しております。ですので、また改めて声や音の問題が再燃するかなというふうに考えているところでございます。
それと、先ほど委員もおっしゃられましたが、防犯面ということで、今は東側のほうに試験的に2基の防犯カメラを設置しておりまして、画角の確認等は済んでおります。今度は、どの範囲までカメラが必要かなということの検証に入っているような段階でございます。
それから、近隣、面した御自宅のほうは、公園工事前、工事中、それから工事後もヒアリングを全戸回っているところでございますが、今度新たな部分に対しても、工事が終わったら、またヒアリングをしなくてはならない。1つそこで気になるのは音の問題もございます。あとはやはり明るさです。現状開放しているスパンは、もうそろそろ電気が消える頃なのですけど、消しております。というのは、夜遊ばないようにということに御協力をいただいているところでございまして、音の問題、それから明るさ、そこに滞留する問題、あとは、そこに夜いらっしゃる方なんかもいるので、その対応につきましては、市役所の関連部署のほうと連携してやっているというような部分がございますので、あと、もしかしたら、今後、目線の関係とかで何か目隠しをというところも今までもありましたので、そういった部分、よくよく丁寧に御意見を伺いながら対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。

道場ひでのり
4344【道場委員】 近所なので、よく直接お話を聞くのです。途中で柵の話とか、向こうにあるのに何でうちはないのとか、そういう話でも対応いただいたのは聞いております。大変感謝しております。皆さんも納得しています。ですから、近接の人には必ず環境負担というのがあるわけですから、そこは丁寧に対応していただいていますし、これからもお願いいたします。
光、夜は消しているといいますけど、秋分も終わってこれからどんどん日が短くなるので、子どもたちも時間を──暗くなったら帰ろうということになるのだけども、そこら辺は丁寧にやってください。夏場と冬は日中の長さというのは全然違うので、その辺はしっかりと対応をお願いいたします。
それからカメラです。これももちろん試験的で、これもいつも市長と私といろいろ質疑、答弁いただいているのですけれども、やはりしっかりとそこは検証していただいて、有効性とか考えていただいて、やっていただきたいと思います。
それからユニバーサル遊具も、認識では、これは初めてですよね、あの規模で入ってくるというのは。これは、要は初めてなので、どういう検証をしていくのかなというのもちょっと気になっているのですけど、その辺りを御回答いただけますか。
4345【松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱】 ユニバーサルデザインの遊具は、初めての設置ですので、管理者としても初めてです。ですので、開園後に使い方の説明会を月末に開催する予定です。それで、これまでもお声がけしておりますけれども、近隣の保育園、幼稚園、それから障害者施設、あと、近くの小学校、井之頭小学校ですけど、こちらのほうにもお声かけをしまして、こういうふうに使ってくださいねと。今度、よくよく見ていただくと、いろいろな看板、案内板みたいなものがついていまして、要は、順番を守りましょうとか、並べるように足形がついていたりとか、一応そういうことはしてみたのですけども、それを見て、みんなで譲り合って遊んでいただければいいなというふうには思っているのですけど、やはり今度のところの遊具は、今開放しているところより、恐らく楽しそうなものがつくので、それなりに子どもたちも興奮してしまうかなと思って、ちょっとその辺は不安なのですけど、適宜見に行きながら、何か必要な対策はしていかないといけないかなと思っています。

道場ひでのり
4346【道場委員】 特に障害のあるお子さんたち、やはり気の毒ではないですか、外に出られない。足がなくて──足というのは、車とかそういう移動のものがなくて公園に行けないとかということも、今回は脇に駐車場があるということなので、そこら辺はしっかりと広報していただいて、障害のある子も一緒になって遊べるような、そういう環境をしっかりとつくっていっていただきたいと思います。これは私のお願いです。
以上です。

木崎剛
4347【木崎委員長】 以上で第8款土木費の質疑を終わります。
暫時休憩をいたします。
○午後 5時57分 休 憩
────────────────────────────────────
○午後 6時20分 再 開

木崎剛
4348【木崎委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、第9款消防費の審査に入ります。
直ちに質疑に入ります。

小林まさよし
4349【小林委員】 時間がないので、手早く進めていきたいと思います。消防費の支出額、21億円あります。この内訳を目別に、目の概要と金額をお知らせください。
4350【横瀬防災課長】 では、消防費の目の説明をそれぞれさせていただきます。
まず、1の常備消防費、これは、東京消防庁に消防事務を委託している金額でございます。
次に、2の非常備消防費に関しましては(発言する者あり)金額は、約18億円──もう1回全部金額も言うのですか──はい。17億5,000万でございます。
続きまして、2目非常備消防費でございますが、これは基本的に消防団に係る経費でございます。

木崎剛
4351【木崎委員長】 小林さん、今のように全部をお聞きするということですか。(「4つの目です」と呼ぶ者あり)それぞれの金額を聞く。(「4つの目の概要と金額」と呼ぶ者あり)金額自体は載っているかと思うのです。概要ということであれば、御説明をお願いしますが。(「では、概要でいいです」と呼ぶ者あり)すみません、ではもう1回確認をしたいので、手を挙げていただけますか。質問し直していただけますか。

小林まさよし
4352【小林委員】 4つの目の概要をお知らせください。
4353【横瀬防災課長】 では、今、2目まで説明しましたので、第3目消防施設費でございます。基本的には、こちらは消防水利等にかかった費用でございます。
そして続きまして、第4目災害対策費でございますが、基本的にはこちらは、その他災害対策、地震や自然災害等々の防災全般に関する費用でございます。
以上でございます。

小林まさよし
4354【小林委員】 ありがとうございました。全体で大体21億あるうちの18億強が消防関連の費用、それ以外の2億5,000万ぐらいが消防施設、災害対策の費用と、合計額が大体2億5,000万になります。これを平成30年から見てみました。平成30年、3億2,000万、令和元年、3億6,000万、令和2年、5億3,000万、令和3年、1億9,000万、令和4年、2億5,000万という水準です。合計額は16億、これが防災災害対策かと認識しています。ちなみに税収は、市税収入、平成30年、408億円から、令和4年度で431億円と、23億円増加しています。この期間はどういう期間かというと、松下市長が就任してからというような年度となっております。そういう中、松下市長は、施政方針で災害への備えを拡充していると言いますが、この数字、先ほど申し上げた3億、3億、5億、2億、2億5,000万、この金額で拡充されたということが言えるのでしょうか。御所見を伺いたいと思います。
4355【横瀬防災課長】 基本的には多くの部分が、先ほど申し上げました消防庁への委託が16億、17億ですので、その残りということでございますが、市の規模等と、あと、かかる対策費等々で、こちらのほうは適切な数字を毎年予算計上して、議会のほうに御審議いただいてお認めいただいているというふうに認識してございます。
以上です。

小林まさよし
4356【小林委員】 そういう中で、私は拡充というには十分ではないのではないかなと思うのですけども、一般的に、例えばほかの自治体でいうと、防災ラジオ、感震ブレーカーの設置事業など、積極的に災害への備えをするということもあるというように思うのですけども、今、市のほうで、そのような事業、どのようなものが全国的にあるのか、各自治体の状況なども知っていたら教えてください。
4357【横瀬防災課長】 こちらのほうから、今、予算ではないので、こういった事業をどういうふうにやるというのはないのですけど、私のほうで知っている先進事業ということで、そういったところで紹介させていただきますと、例えば群馬県さんとかがLINEを活用したデジタル避難訓練をやったりですとか、入間市さんが公用車に導入したEV車を一般に貸し出すEVシェアリングとか、新宿区さんが防災機能を付与した喫煙所を設置したりですとか、あと、佐賀県ですとか平塚市で、近年の気候変動に対応するために、暑い時期でも着用できる防災服を導入など、そういった情報は私のほうでは調べているところでございますが、まだ予算がどうとか、そういったレベルではございません。
以上です。

小林まさよし
4358【小林委員】 ありがとうございます。全国的にはいろいろな事業があるということを教えていただきました。災害・危機に強いまちづくりは、御存じのように、市でナンバーワンの、市民の方が最も進めていただきたい重要な施策となっています。しかし、残念ながら、これまでの5年間を見ると、それほどの施策が打たれていないのではないかというようにも思えます。ぜひこういった、先ほどいただいた事業を含めて、積極的、さらに災害・危機に強いまちづくりをしていただきたいと思うのですけども、御所見を伺いたいと思います。
4359【横瀬防災課長】 もちろん、市のほうでも、昨年度、地域防災計画を7年ぶりに修正しまして、市民の安全・安心、そして生命、身体、財産を守るという、そういった下に毎年事業をしっかりと考えてございます。一番いい例として、つい最近、補正予算として認めていただきました非常災害用の浄水器、こちらのほうもしっかりと課題を見据えて、なかなか困難な調査結果等も出ましたけども、そこに真っすぐ向かって、そういったところにすぐに取り組む、そういった姿勢を出せたのかなというふうに思ってございますので、こちらのほうもしっかりと、まず何が課題なのか、それをしっかりと行政がやるべきことであれば、必要に応じてやっていく、その姿勢でこれからもやっていきたいと思ってございます。
以上です。

小林まさよし
4360【小林委員】 ありがとうございました。マグニチュード7以上の直下型地震、30年以内に70%とされています。施政方針の災害への備えを拡充するためにも、どうか、積極的な対応をよろしくお願いします。
以上です。

本多夏帆
4361【本多委員】 お願いします。災害時の情報共有について伺いたいと思います。明細のほうを見ると、今回、防災・安全メールの設定変更に146万円というのがあるのですが、これは一体何が変わったのかということ。
それから、災害時の情報共有、災害時とか事件とか、今そういうものも全部メールのほうに来ていますけれども、災害時の情報共有ということについて、どういったことを課題だというふうに現在認識をされているか、お願いします。
4362【横瀬防災課長】 まず、2点目の質問からですけども、災害時の情報共有なのですが、市でもあらゆるチャンネルを使って市民に啓発しているのですが、一番大きいのは市報です。市報のほかにホームページ、SNS等々ありますが、その市報ですら見たことないよというような御意見もたまにお聞きいたします。ですので、年齢層もそうですけども、どういう方がどういう広報チャンネルを御覧になっているのかというところをしっかりと把握して、やはり、市長からも申し上げていましたけども、伝える広報、伝わる広報、こういったところを意識して進めていきたいというふうに思ってございます。
1点目の質問ですけども、こちらのほうは、今、例えば警報が鳴ると防災行政無線が鳴るのですけども、これは前、防災・安全メールとひもづいていなかったのです。それが改修しまして、今は警報が鳴ったら防災・安全メールも出ますし、それと連動してSNSも発信するということで、職員が仮にそこに参集しなくても自動的に伝わるというところで、いい改修ができたのではないかなというふうに思ってございます。
以上です。

本多夏帆
4363【本多委員】 ありがとうございます。本当に様々なチャンネルを使って、基本的にこういったときというのは、災害時なので、タイムリーにどれだけ即時性を持って正確な情報を広く伝えられるかということになってくるというふうに思っています。以前からそういったところについてはお願いを続けてきているつもりではいるのですけど、去年、総務委員会で、西宮の防災ポータルという、防災の全部のシステムを全部説明していただいて視察で拝見したのです。やはりそういうものを見て伺うと、ホームページのところからでも、非常に視覚でぱっと分かる。あとは、住人の方々の住んでいるエリアごとに違う情報、エリアごとに状況が違うとか、様々それは西宮の特徴もあると思うのですけど、それぞれにきちんと届けなければいけない情報をきちんと届けていくということがシステムでぱっとできる、一発で全部に広げてできるという、自動でうまくいくというのはすごく重要なことだと思っています。今やはり市のほうでも広報を工夫していただいていると思うのですけど、自動で飛ばしたら、全部クリックしていかないと全文が見えなくて内容がなかなか伝わってこないとか、そういう手間をなるべく省いて、ぱっと見てぱっとすぐ分かるという形をつくっていっていただきのですが、その見解を伺いたいと思います。
4364【横瀬防災課長】 一応市のほうでも様々努力を重ねて、防災安全センターWEBというものがあるのですけど、それもホームページのリニューアルに合わせて改修、リニューアルしました。前は、「いざというときに」というものがあったのですけど、なかなかこれがどこにあるか分からなくてたどり着けないと。しかも、前は、何か情報があったらツイッター情報ということで載っていたのだけども、それが3時間で消えてしまう。それが今は、防災・安全メールの情報として12時間残るとか、そういった改善は図ってございます。ただ、本多委員がおっしゃったように、地域ごとに分かるのかとか、本当にワンクリックで分かるのか、そういったレベルにはまだ行っていないのかもしれないので、それは引き続き広報とも連携しながら、よりよい情報発信の仕方については研究していきたいと思います。
以上です。

浜田けい子
4365【浜田委員】 では、よろしくお願いします。消火栓の計画的改修について伺いたいと思います。決算額が少し大きいように思います。昨年の改修の8か所から、今回24か所で、かなりの改修をされているのだなというふうに思っています。計画的に改修をしているということで、どういった計画かというのも伺います。
4366【横瀬防災課長】 こちらの消火栓の計画的改修、これは毎年載せさせていただきますが、一番のスタートは、平成29年度に調査をしました。これがボール式補修弁、消火栓接続ボルトの劣化状況調査というものでございまして、市内には、全部では1,000弱、970ぐらいの消火栓があるのですけども、そのうち約270か所の消火栓がステンレス製でないものがあって、早急な必要があるだろうという結果が出ました。そのときにカテゴリー分けしまして、早急な補修が必要、要追加調査が必要、あと軽微な問題あり、その他、良好というのがあったのです。早急な補修が必要というところから軽微な問題ありまでが130か所弱あったのですが、それを計画的にずっと改修してきたのです。ただ、やはりそれが終わったらいいというわけではなくて、その当時良好だったと言われている約130か所ぐらいのところがあるのですけども、それも、時の経過とともに劣化してくるというところで、そこの部分もやっていると。なので、今計画的に改修してきまして、軽微な問題ありのところは全部終わっています。良好と言われていたものに入っているというところなので、そこは毎年、前年に水道部と協議しまして、では来年度はどこを改修しようかと、そういったところで計画を立ててやっている、そういったものでございます。

浜田けい子
4367【浜田委員】 事務報告書の186ページに消火栓の詳細が、今1,000近くと言っていた合計976、各地域別にあるのですけれども、改修なので、その下のところに取替え、改修が24か所ということなのですけど、新設もありますよね。それとはまた別で、この976は毎回、今回も何か1か所ありましたよね、新設で増えているということで、前回974だったのかなというように思っていますけれど、その辺はいかがでしょうか。
4368【横瀬防災課長】 去年も、たしかほかの委員から同じような質問があって、新設するとどんどん増えていくのかみたいな御質問があったのですけど、基本的には、総トータルの中でステンレスではないものを改修していきますので、新設のものはステンレスということになりますので、基本的にはその中でやり取りしていると。なので、今回の修理等に関しましては、24件、前年度が13件やったといったことでございます。

浜田けい子
4369【浜田委員】 ありがとうございます。しっかり災害時といいますか、きちんと改修をして使えるようにしていただきたいと思います。だから、計画的にやっているのであれば、どこかぱっと見て分かるような資料というのですか、何か分かるような、この事務報告にも載っけられるのであればなのですけど、分かるような計画でお願いしたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
4370【横瀬防災課長】 そうですね、何々計画というものをつくってやっているわけではないので、そういったものを事務報告に載せられるのかどうなのかというのは、今の段階では約束できないのですけれども、実際、内部で水道部と調整しながら、先ほど言った29年度の調査に基づいた改修をやっておりますので、そういった意味で計画的にやっているのかなというふうに思ってございます。
以上です。

浜田けい子
4371【浜田委員】 例えばということで、事務報告とかを目にして、分かるようなものがあれば、今回これだけの取替え、改修をしてこれだけの金額がかかったのだなというのは分かりますし、もしあれだったら、この明細のほうに、消火栓の工事負担金という形で載せていただいていますので、そこに件数だとか、そういうものも表せるのであればいいかなとは思いましたけど、そこは一応要望とさせていただきます。
最後に、毎回会派要望しています液体ミルクについて、備蓄について伺います。関東大震災から100年という節目に、明治が調査をしたそうです。当初、2019年に液体ミルクができて、2020年に調査をした12.3%から今回72.0%まで備蓄をしているという結果が分かりました。毎回要望させていただいているのですけれども、本当に被災時に負担の大きい妊産婦だとか乳児の防災についてしっかり支援をしていくという部分では、その備蓄という部分ではいかがでしょうか。
4372【横瀬防災課長】 これもひょっとしたら私の前任からも同じような答弁があったのかもしれないのですけども、液体ミルクの課題があります。まず1つは、価格が粉ミルクの約2倍というところ、あと、一度封を切ると飲み切らなければならないので、保存が利かない。あと、保存期間が粉ミルクに比べて短いというところがございます。例えば、ローリングストックで保育園に保存するという場合でも、これが風の当たらない冷暗所で、常温で約25度で保存しなければならないというところもございます。あと、アレルギーの問題も叫ばれているというところ。あと、備蓄のスペース等々もありますので、そういったお声があるのは重々承知しておるのですが、そういった備蓄のことを総合的に判断して、今のところ、武蔵野市では液体ミルクの備蓄は想定してございません。
以上です。

浜田けい子
4373【浜田委員】 検討をお願いしたいと思います。要望です。

川名ゆうじ
4374【川名委員】 消防費なので、家庭用消火器の購入補助というのがずっとありまして、令和4年だと579件等々支給しているということがあるのですが、これはこれでいいのですけれども、昨今話題となっている、PFASのうちのPFOSが今、消火器の中にも含まれているということがあって、2010年からは使用禁止になっていますが、家庭用消火器の場合はちょっと基準が違っていて、一部含まれているものもあったりします。こういうことに関して周知をしていかないと、誤って使ってしまう人もいるし、古い消火器を持っていて、PFOSが含まれているところはきちんと定期的に検査をしなくてはいけないということが今示されているのですけれども、こういう情報を伝えていったほうがいいかと思うのですけれども、特に今そういうことをお考えになっていないのかどうか。突然大きな話で申し訳ないのですけども、その辺考えていらっしゃるかどうかということが1点。
もう一つは、ビル等々の消火剤も2010年から禁止になっていて、今使用ができなくなっています。ですが、充填するのにお金がかかっていて、多くのところではそのまま残っていると。沖縄の那覇市で、この前、消火栓が出てきたらPFOSが全部入っていて、大騒ぎになって、公共建築物の消火剤を全部取り替える工事を今始めているのです。これは昔から指摘されていて、要は、いつ起きるか分からないからそのまま放置されているのですけども、武蔵野市の場合は大丈夫ですよねと突然聞いても分からないとは思いますけども、こういう観点で、市内のビルですとか公共施設等々も点検したほうがいいかなと思っていますが、即答もなかなか難しいとは思うのですけども、もし御見解があれば伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
4375【横瀬防災課長】 具体的な検討はまだしておりませんので、消防署ですとか建築指導課等と連携しながら、どういった対策ができるのかというのは検討、研究していきたいと思います。
以上です。

木崎剛
4376【木崎委員長】 今のは、後ろのビルの話ですよね。前段の家庭用の消火器というのはどうですか。
4377【横瀬防災課長】 そうですね、家庭用消火器は同様で、なかなかPFOSのところまではまだ検討が及んでいないところですから、こちらのほうも今後検討していきたいと思ってございます。
以上です。

川名ゆうじ
4378【川名委員】 いきなりの質問で申し訳ないですが、一般的なABC消火器というのは、これは別に使っていて大丈夫なのですけども、一部には含まれているものもあるということ、あと、保管をどうしていくかというのが、今環境省とかからいろいろ出ていますので、要は、そういう課題のある消火器の補助を出してしまうというのもいかがなものかとなってきますし、その後の廃棄するときもやはりリサイクルの手順がありますよね。そういうPFOSが入っていると、それはまた違う手順になってきますので、そういう情報もきちんと調べていただいて、せっかく補助をされているので、その際にそういう情報提供もしていただきたいと思います。
あと、市内の施設については、かなりこれは急いでやったほうがいいと思いますので、これは副市長に聞いたほうがいいですか、御検討していただきたいと思いますが、いかがでしょう。
4379【恩田副市長】 市内の建物の消火設備というのは消防法に適用されてついているという現実がございます。ですので、実態としてのデータ等々については、確かに建築指導課のほうで建築設備として上がってきていますけども、基本的には、範疇としては消防になりますので、市単独では、なかなかその辺のデータ及びサウンディング調査というのは難しいとは思いますが、今現状として、社会問題として、これからどんどんより大きな問題になっていく可能性も十分ありますので、その辺については、今後よく連携しながらやっていくしかないと思いますので、考えていきたいというふうに思います。

深田貴美子
4380【深田委員】 8月21日の報道によりますと、東京都は木密地域に感震ブレーカーを約32万世帯へ無償で10月から配布するという報道が出ています。本市にも木密地域はございます。地域防災計画の中にも感震ブレーカーのことは触れています。この東京都の事業についての受け止めはどのようになっていますか。
4381【横瀬防災課長】 東京都が感震ブレーカーを配布するという情報はこちらにも入ってございます。武蔵野市は木密地域が八幡町と境南町の一部ということになっていますので、武蔵野市は全市的な町内会・自治会はありませんので、聞いているところでは、自主防災組織のほうに東京都さんがお声がけをして、配っていいかというところで説明されるというふうに聞いてございます。
以上です。

深田貴美子
4382【深田委員】 そうしますと、本市の木密地域の方々には情報が行っていて、手挙げできちんと受け取れるということでよろしいのですか。
それから、江戸川区は、都の配布対象外の地域に住む約30万世帯にも順次感震ブレーカーを配布するというようなことを報道で述べています。本市ではどう取り組まれますか。
4383【横瀬防災課長】 東京都がその対象の地域の方に御説明したかどうかというタイムリーな情報──東京都がこれから、11月に説明会をやるらしいので、これからポスティングをやるというような情報が入ってございます。また、感震ブレーカーにつきましては、また他の委員からの御質問などもいただいておりますが、市としては、当然、震災時の通電火災等を防ぐということで、耐震化ですとか、家庭用の火災警報器、あと感震ブレーカーが有効だというのはこちらのほうも情報は分かっていまして、地域防災計画の中にも書いてございます。ただ、これを直接的な、例えば物を配ったりとか金銭的な補助をするというよりは、広報啓発で皆さんにその重要性等を知っていただいて、これを自分たちの特徴に応じた対策、それぞれの御家庭で対策を取っていただきたいというところなので、私どもが今考えているのは、そういった啓発、こちらに力を入れていきたいというふうに思ってございます。
以上です。

深田貴美子
4384【深田委員】 本市の弱点は水道にあります。火災が一番恐ろしいです。ですから、とにかく燃やさない、そして倒さない、道を塞がない、この3つの「ない」を実現していただきたいと以前から申しています。そういう観点から、啓発だけではなくて、実質的に通電火災を防ぐということをぜひ御検討いただきたいと思います。
それから、内閣府は災害弱者に対して個別の避難計画を策定するよう求めていますが、本市ではどうでしょうか。
それから2つ目には、以前申しました受援計画についてなのですが、第六次武蔵野市行財政改革アクションプランの中には、受援計画については策定をするというふうに書いてあります。マニュアルは策定しましたとこの間御答弁がありましたけど、こちらについてはどうするのでしょうか。
そして3つ目は、消防団です。条例では260名を定員としていますが、現場からは消防団員が足りないという声が聞こえてきています。現場の団員さんのヒアリングはどうでしょうか。
4385【横瀬防災課長】 では、3点いただきましたので、私のほうからは2点お答えしたいと思います。
まず、個別避難計画でございますが、これは、災害対策基本法の改正がございまして、令和3年度に努力義務ということで定められたものでございます。ですので、武蔵野市も、5年以内にという努力義務ですので、令和8年度までに検討するというふうにありますので、福祉分野と今連携しながら、どうするか、努力義務ですので、策定するかどうかは分かりませんが、そういった検討を進めてまいりたいと思ってございます。
また、受援計画のことが行革アクションプランにということなのですが、結果として、その計画というものがマニュアルというふうに名前が変わりましたので、名前はマニュアルかもしれないのですけども、一応人事課のほうで作成して、計画と思っていただいてもよろしいのかなとは思うのですけども、作成しているところでございます。
以上です。
4386【稲葉防災安全部長】 消防団員の団員数についてお問合せをいただきました。今年度に入りまして、団長も替わりまして、松井団長の下、今、月1回の本部会議の中で、武蔵野市消防団在り方検討会を行っております。やはり40代、50代の方が中心となっている現在の消防団の在り方については、今後、やはり若手の方が入ってこられるような、様々な課題を丁寧に解決しなくてはいけないのかなと考えております。我々事務局としましても、消防団の防災力が低下しないように、団の幹部とも意見を交わしながら、引き続き検討していきたいと考えているところでございます。

深田貴美子
4387【深田委員】 消防団の皆さんとしては、実際に出場回数と、出場できるメンバーが固定化している可能性もあります。そういった御家庭の事情も様々あると思いますので、ぜひとも詳細なヒアリングをお願いします。
それから、受援マニュアルは人事課が作っているのですか。今そうおっしゃったですよね。
4388【横瀬防災課長】 この前の総務委員会でも言いましたけども、物的な物資供給マニュアルというものと、受援マニュアルという、ほかの自治体から援助してもらうという、そういったマニュアルですけども、中心となって作っているのは人事課でございます。

深田貴美子
4389【深田委員】 時間がないので今度一般質問しますので。非常に不思議です、それは。

本間まさよ
4390【本間委員】 昨年、地域防災計画の見直しが行われ、私たち議員にも配付されました。新型コロナウイルスだとか、気候危機だとか、新しい状況がいろいろと出てきた中での計画づくりだというように思いますが、今後は、この計画に基づいて具体化をしていくということなのだと思うのですが、担当課としては、この計画の中で早急に対応しなければいけないという課題については、どのように把握しているかということをお示しいただきたいと思います。
4391【横瀬防災課長】 非常に分厚い計画ですので、様々の課題があるのですけども、その中でも特に、今年度から大きなポイントとして、優先推進事業ということで優先的に進めていく事業を定めました。今まで、7年前に計画を定めていたのですけども、この7年後にもなかなか進んでいないような事業、例えば災害時地域支え合いステーション、これもコミセンの皆様が中心となって検討していただきましたけども、今の実態と合っているのかどうなのか、これも検討しなければいけないというところで、今、市民活動推進課、コミュニティ協議会も含めて、防災課も入って検討しているところでございます。
また、いつも議会などでも御質問いただきますが、災害時の要配慮者の方々、災害時要援護者も含めて避難行動要支援者等々、そういった方々の対応が定まってはいるのだけども、これが本当に実際に発災したときにきちんと行くのか、そういった実効性の部分というのは、やはりなかなか本当にどうなのだろうというところは、事務局のほうも課題として思ってございますので、本音ベースで話し合って、本当にいつ来るか分からない震災に対応できるように、そういったところも対応していきたいなというふうに思ってございます。
ただ、幾分、関係する部署や関係者も多いものですから、これは非常に難しかったので、7年間なかなか進まなかったのかなというところもありますので、ここは本腰を入れて丁寧に進めていきたいというふうに思ってございます。
以上です。

本間まさよ
4392【本間委員】 課題と思っていることについては、ぜひ早急にやっていただきたいなと思います。
それから、新たな、コロナとか気候危機についてはどのようにお考えでしょうか。
4393【横瀬防災課長】 コロナに関しましても、この中でなかなか訓練等もできなかったところもあったのですけども、例えば備蓄ですとか、避難所の運営とか、コロナ用のマニュアルも作りましたし、対応はしてまいりました。あと、災害危機も、皆さんも御存じのとおり、本当に9月になってもゲリラ豪雨というか、突然大雨が降ってということで、台風も本当に頻発化、激甚化しているというところで、地震だけではなくて、そういった自然災害が本当に頻発、激甚化している。本当に防災課も、かなり大変というのはあれですけど、そういったところで対応しなければいけないというところで、今頑張っているところでございます。ですので、こういった災害教訓を生かしながら、それで終わらせるのではなくて、その次の対応にいかに反映していけるのか、マニュアルづくりも含めて、人が替わっても、担当が替わっても、私が替わっても、違う人が来ても対応できるような、そういったマニュアルづくりとか、そういったところはしていかなければならないのかなというふうに切に思ってございます。
以上です。

道場ひでのり
4394【道場委員】 まず、大事なことから言っておきます、時間がないので。いつも所管課の方には、このまちの安全をお願いして、一生懸命頑張っておられる。感謝します。これからも頑張ってください。
そこで質問なのですが、武蔵野市の中には消防署があって、あと派出所が2件あります。16億という委託で、巨額なのであれなのですけども、消防車とか救急車とかの配置の変化というのは、この何年かの間で、火災とかも変わったりするので、何かあるのでしょうか。新しい機械とかも入ってくると思うので、そういうような変化というのはどういうものがあるのか、教えていただけますでしょうか。

木崎剛
4395【木崎委員長】 分かりますか。お答えできますか。
4396【横瀬防災課長】 大きなところでいうと、平成26年の12月に武蔵境の出張所が移転されたのですけども、今までは救急車が配備されていなかったのですが、そこで救急車が配備されるようになりました。私がよく聞く話で、コロナ関係もありましたので、非常用救急車の配置などもされたというふうに聞いてございます。あと、火事があったときでも、最近、消防車の配置ではないのですけども、非常に延焼火災が減っているというふうに聞いてございますので、それは、各建物の不燃化が進んでいるのかなというふうに思いますので、消防署とも常に連携を取っていますので、そういった情報を聞いているところでございます。

道場ひでのり
4397【道場委員】 連携を取られているということなのですけれども、救急車の使用がすごく多いのかなと思っているのですけれども、そういうものの情報交換とか、要望とか、要請とかというのは受けてもらえるのか、最後に確認をお願いします。
4398【横瀬防災課長】 あくまで東京消防庁の署の管轄ですので、うちが聞いて、そうですよというわけにはいかないのですけど、そういった話があったということをお伝えするということはできると思いますので、そういった課題の共有というのはできるのかなというふうに思います。

木崎剛
4399【木崎委員長】 以上で第9款消防費の質疑を終わります。
ここで委員長から申し上げます。本日の質疑の衛生費の中で、保健センターの件、付属診療所等はということで、人間ドックに対して、医療法なのか、健康増進法についてなのかということで深田委員から質問があったときに、なかなかすぐは答えられないということだったのですけども、後日でも構わないというお言葉はいただいておりますけども、あしたで委員会が終わってしまいますので、あした中にできればお答えをしていただけると大変ありがたいと思っていますが、その辺りのところは、あしたの朝でも結構ですので、どうできるというのをお答えいただけるように申し上げておきたいと思いますが、いかがでしょうか。
4400【伊藤副市長】 既に指示は出しておりますので、あした総括で聞かれるかなと思っておりましたが、朝のほうがよろしければ、それでお出しします。

木崎剛
4401【木崎委員長】 答弁ができるのであれば、答弁ができた時点でお答えをしていただけるのがいいかとは思いますので、それは朝でなくても結構だと思いますので、よろしくお願いをいたします。一応確認をさせていただきたかったので、すみません。ありがとうございます。
それでは、本日はこれにて閉会をいたします。
○午後 7時00分 閉 会